黐の木はボクのマリオネット

新しいトピックを投稿   トピックに返信

Go down

黐の木はボクのマリオネット

投稿 by エーテルレイン@停止中 on Wed Oct 14, 2015 1:49 pm

「あたしはまちがいなく正しいことをしたのに、だれも永久にわかってくれないんだわ」



ホリーリーフが向きを変え、トンネルの奥へ走っていく足音がした。

ジェイフェザーは姉を追って駆けだした。

地下を流れる川の音が聞こえる。

岩に激しくぶつかりながら、うなりをあげて流れている。

「ホリーリーフ、よせ!」

ジェイフェザーは叫んだ。

「いっしょに考えよう____」














ホリーリーフは地下で大怪我を負った。

死ぬのは時間の問題だった。

浅い息をしながら死を待った。

するとそこへ青白い光が現れた。

その光は形を何度も変えながらホリーリーフに近寄った。

そして光は透き通ったような濁ったような声を発してこう言った。

「君、死ぬのかい?」

ホリーリーフは息も絶え絶え答えた。

「えぇ・・そ・・・うよ・・・。」

「じゃあさ、その体ボクに頂戴?」

光がわけも分からないことを言い出した。

でもホリーリーフは・・・

「こ・・んな・から・・・だで・いい・・・のなら・・・・・ね・・」

「ホント?これでやっと復讐ができるよ。」

「あ・・・なた・・・いった・・・い・何・・者?」

光はホリーリーフの頭上へ上った。
          悪魔の妖精
「ボク?ボクの名はシャルルビアのエルヴァさ。」

「シャ・・ルル・・・ビア・・・・・」

ホリーリーフは構わなかった。

この体で何をしようがもうどうでもよかった。

「体・・・あげ・・るね・・・・・」

光はその言葉を合図にホリーリーフの体の中へ吸い込まれていった・・・
avatar
エーテルレイン@停止中
副長
副長

投稿数 : 213
Join date : 2015/09/05
Age : 19
所在地 : もふむぎゅまゆげ連盟国にエーテルレインあり!

ユーザーのプロフィールを表示

トップに戻る Go down

Re: 黐の木はボクのマリオネット

投稿 by エーテルレイン@停止中 on Wed Oct 14, 2015 6:11 pm

第一話~生存


ホリーリーフが亡くなってから丸3日。

サンダー族は受け入れ始めていた。

中にはホリーリーフを恨む者もいたが・・・

サンダー族は存続する!

その一言でサンダー族は活気を取り戻したのだった。

「なぁ、ライオンブレイズ。」

話しかけたのはベリーノウズ。

「なんだよ。」

「いや、別にお前を嫌ったりはしないがお前は裏切りはしないだろう?」

「しないよ。俺はホリーリーフのように血迷ったりしない。」

なんだよ。

どいつもこいつも俺らを軽蔑視しやがって。

「悪かった。」

よそよそしい。

「ジェイフェザーのところには行くなよ!あいつは忙しいんだ!!」

あれからジェイフェザーはずっと看護部屋に引きこもっている。

「あぁ!分かってるよ!!」

いい加減に分かってくれよ!

俺らは悪くない!

悪いのは全部俺らを騙してたスクワーレルフライトとリーフプールが悪いんだ!!





















そのころ。

地下トンネルにて・・・。

「やっと体をミツケタ。」

ホリーリーフの体に入ったエルヴァがいた。

傷は全て癒え、体力も残っていた。

「ボクを殺したこと後悔させてやる。」

殺意を目に口の周りを舐めた。

「さぁ、ボクの復讐劇の始まりだよ・・・
avatar
エーテルレイン@停止中
副長
副長

投稿数 : 213
Join date : 2015/09/05
Age : 19
所在地 : もふむぎゅまゆげ連盟国にエーテルレインあり!

ユーザーのプロフィールを表示

トップに戻る Go down

Re: 黐の木はボクのマリオネット

投稿 by エーテルレイン@停止中 on Wed Oct 14, 2015 9:10 pm

もしもホリーリーフの体の中に少しでもホリーリーフ本人の意思があれば、あんなことにはならなかったと思う・・・。



エルヴァはどうやってこの地下トンネルから抜け出そうか考えていた。

「しかないか。あれ、使っちゃおっと。」

今はエルヴァのものとなった緑色の目で閉ざされた出口を睨みつけた。

するとどうだろう・・・

ガラ・・・

小さな隙間が開いた。

それは猫一匹通れる大きさだった。

「ボクの力はまだ衰えてなかったみたいだね。」

エルヴァは外へ出た。

「さぁ、100年越しの復讐が始まるよ・・・。」

誰もが恐怖した。

このときに、気づいていればよかった。

まさかこのホリーリーフに乗り移った魂があんな最悪の事態を引き起こすなんて誰も思いはしなかった。




























100年前・・・。

それはちょうど部族が栄え始めていたとき。

ある事件が起きた・・・
avatar
エーテルレイン@停止中
副長
副長

投稿数 : 213
Join date : 2015/09/05
Age : 19
所在地 : もふむぎゅまゆげ連盟国にエーテルレインあり!

ユーザーのプロフィールを表示

トップに戻る Go down

Re: 黐の木はボクのマリオネット

投稿 by エーテルレイン@停止中 on Sun Oct 18, 2015 8:58 pm

これは部族移動のずっとずっと前の話・・・

サンダー族とウィンド族との間に隠されて生まれた子。

カームハート(おだやかな心)と、

リヴァー族とシャドウ族との間に隠されて生まれた子。

エッジクロー(刃の鉤爪)は愛し合ってしまった。

自分たちは混血であることを知りながら子供を産んでしまった。

その子につけられた名はフォースフロウ(四つの流れ)だった。

フォースフロウはリヴァー族で暮らした。

だが、全ての部族の血を引くフォースフロウは強くなりすぎた。

全部族の戦闘を身に着けたのだった。

そして正体を知られてしまった・・・














父母は勿論。

祖父祖母までもが殺された。

裏切り者のレッテルを貼られ・・・

そしてフォースフロウは名を奪われた。

悪魔の妖精を意味するシャルルビアとされ、醜き者意味するエルヴァという名を与えられた。

エルヴァに罪はない。

罪を犯したのは父母祖父祖母だというのに・・・

エルヴァは嫌われた。

裏切り者とされた。

エルヴァは耐え切れずに自殺した・・・。

全部族に心を殺されて自決した。

エルヴァは殺されたも同然だった。

エルヴァの恨みは消えずにスター族に受け入れられず死んだ後も地に留まった。

強い恨みのせいで消えられない。

やがて時が経つにつれエルヴァは忘れられた。







そして部族大移動。

エルヴァの魂は後をつけた。

復讐を100年も待った。

そして地下トンネルで丁度いいカラダが手に入った。

エルヴァは復讐に燃えていた。


「さぁ、どうやって復讐しようか・・・」
avatar
エーテルレイン@停止中
副長
副長

投稿数 : 213
Join date : 2015/09/05
Age : 19
所在地 : もふむぎゅまゆげ連盟国にエーテルレインあり!

ユーザーのプロフィールを表示

トップに戻る Go down

Re: 黐の木はボクのマリオネット

投稿 by エーテルレイン@停止中 on Tue Oct 20, 2015 6:29 pm

エルヴァは何かを空に放った。

それは青白い光だった。

それはシャドウ族のアイヴィーテイル、リヴァー族のレインストーム、ウィンド族のサンポー、サンダー族のスパイダーレッグの元へと飛んでいった。

その光はその猫の前で弾けた。

『今日の夜地下トンネルのところまで来てよ』

不思議な声に耳を傾げる4匹。

エルヴァの復讐がどんなものか・・・。














そして夜。

「あなたも呼ばれたの?スパイダーレッグ。」

アイヴィーテイルは先に来ていたスパイダーレッグに話しかけた。

「あぁ・・・」

ガサガサッ

「地下トンネルってここ・・・って・・・!」

サンポーだ。

続いてレインストームもやってきた。

「何だってんだよ・・・。」

そのとき・・・

「やぁ!」

4匹は現れた猫を見て驚いた。

『ホリーリーフ!!!』

死んだはずのホリーリーフがどうして・・・

「ホリーリーフ?違うよ。確かにこの体はそうさ、でもボクはエルヴァ復讐のためにこの体を乗っ取ったのさ!」

「そんなことがあるわけないわ!ホリーリーフ!!」

「信じらんない?」

エルヴァが面白そうにいった。

「ボクはね君たちを恨んでいるんだ。だから死んでよね。」

エルヴァが前足で地面を蹴ると4匹の左胸に青白い光が現れた。

「??」

そしてエルヴァの足元にも・・・

エルヴァはそれを踏みつけた。

「あ”ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

悶え苦しむ部族猫達。

「その光は心臓のウツシ。だからこれを潰せば君たちの心臓だって潰れるのさ!」

「や”ぁぁぁぁぁぁぁ!!」

エルヴァは潰してしまった・・・。

「4匹排除。残りはどれだけかな~。」

エルヴァの復讐は恐ろしいものだった。

毎日それぞれの部族から一匹ずつ殺していくというあまりに残酷なものだった・・・。
avatar
エーテルレイン@停止中
副長
副長

投稿数 : 213
Join date : 2015/09/05
Age : 19
所在地 : もふむぎゅまゆげ連盟国にエーテルレインあり!

ユーザーのプロフィールを表示

トップに戻る Go down

Re: 黐の木はボクのマリオネット

投稿 by Sponsored content


Sponsored content


トップに戻る Go down

トップに戻る


 
Permissions in this forum:
返信投稿: