紅と雷と竜 @始まりから2年。

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一番好きな猫は!?

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紅と雷と竜 @始まりから2年。

投稿 by Bravepow on Sat Oct 24, 2015 8:18 pm

どうも、ブレイブポーです。
何故まだあっちが終わって無いのに新しく始めるんだ、許せない!って方もいますが申し訳ない。

シナリオを考えに考えた進行上どうしても一度こっちで紅雷竜を進める必要があったんです!!

そしてNewGemeの中に紅雷竜を書く訳にも行かず、こうなりました。
ただこちらは話の殆どが出来ているので打ち切りは無いと思います!
という事でどうかよろしくお願いします!!


最終編集者 Bravepow [ Mon Nov 02, 2015 8:59 pm ], 編集回数 4 回

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キャラ紹介 その一

投稿 by Bravepow on Sat Oct 24, 2015 8:31 pm

今回の主人公達、紅の紹介です!

紅は五匹から成る、とんでも無く強過ぎるまぁ…チーム?ですね!!
成り立ち等もありますがそれはすべてが片付いてからと言う事で。

その一ではチャイ、ミルク、ペコーを紹介します!!
どうか好きになってやってくださいw


チャイ

紅眼。凄く仲間想い。
内心は色々考えているが、普段から冗談や軽口が止まらず、付き合わないとふてくされる。迷惑。
でもペコーと麦茶の迷惑稽古を止めたり麦茶のゲテモノクッキー勧誘を止めたりミルクの迷惑工作の後始末をしたり以外ながら紅茶の次にまともである。
一応リーダーだが、全員が全員自分がリーダーだと言って聞かないのであんまり意味が無い。
好物はチャイというお茶。ただ何も食わなくても生きていけるので殆ど飲んでいない。
絶対にゲテモノクッキーは食べない。麦茶も手を引いている。
キレる事は滅多に無いがキレた場合仲間も相手も絶対に止められない。静まるのを待つしかない。
トラ柄で眼は黄色。能力発動時、瞳孔が真紅の色に輝く。
足の先が白いくつした柄。



ペコー

神速。根は紅茶並みに優しい。だがS。
突っ込みとボケ兼任。まぁまぁノリも良い。
麦茶とは仲が良い。いつも互いに稽古をしている。(周りを巻き込むので非常に迷惑
食いしん坊だが肉しか食べたがらない。でも紅茶のクッキーは食べる。
麦茶に一番最初に酷い味のクッキーを渡した犯人。
その他にも他の猫をからかって遊んだりするので更に迷惑。
顔にも行動にも滅多に出さないが紅茶の事が好きだったりする。
好物はオレンジペコーというお茶。
漆のような滑らかな黒い毛で眼は月のような黄色。
足の先が白いくつした柄。



ミルク

重力と感察。好戦的ではない。
オドオドしているが、何かを作る事が大好き。
感情を内に溜め込むタイプで、爆発した時の勢いはチーム一。
単純な実力だけではチャイに次ぐ強さ。
紅茶は会う度にハイテンションで抱きついてくるので苦手。
日常的に何かに引きこもっている。酷いと石の置物を作って中に隠れたりするので迷惑。
好物はミルクティー。
雪が積もった様な白い体毛をしている。眼は透き通った薄い青紫色。

この三匹は比較的固まりやすいです。
五匹で居るか、この三匹と二匹か、と言った感じですw

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キャラ紹介その二

投稿 by Bravepow on Sat Oct 24, 2015 8:47 pm

長いなぁ…という事で二つに分けたキャラ紹介その二ですー!
この二匹は姉弟です。力関係が浮き彫り!!
この子達も好きになってくれるとありがたいです!!w



麦茶

時の流れを遅くする。姉に弱い。(と言うか逆らえない
仲間の中で一番個人技重視。
他の仲間がピンチでもあまり気にすることは無く、自分の戦いに専念する。
ペコーとは比較的友好的。安全ではないけど。好物は麦茶と意識が飛ぶ程酷い味のクッキー。
ゲテモノ好きには優しい。初対面の猫にはクッキーを食わせるので非常に迷惑。
焦げ茶色の毛で眼は蒼色。能力発動時は全身に金色の線が浮き出る。



紅茶

空気を操る。麦茶とは姉弟。
天然。そしてその天然の所為で言ってはいけない事を言う事が多々ある。迷惑。
仲間の中では一番優しい。気遣いが出来る子。
ミルクが大好き。と言うか可愛い物が大好き。
ただ可愛くない物にあんまり興味は無い。猫もまた然り。
能力使用時に体毛が三毛色から真紅に変わる。
好物は紅茶とおいしいクッキー。常にどちらか(もしくはどっちも)食べている。
麦茶のクッキーは非常時に食べる事があるが、表情が鬼の様になる。
あのクッキーは慣れると冷静になるらしい。でもやっぱり好んで食べるわけではない。
三毛猫で眼は煌紅。能力発動時は全身が眩い紅に変化する。


それぞれ個性的なので、面白い感じに描けると思います!!w

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Re: 紅と雷と竜 @始まりから2年。

投稿 by ラッキークロー@LC on Mon Oct 26, 2015 9:25 pm

 お、おおおおおおお!

 新BBSでもブレイブポーsのこの小説が読めるとは,,,感無量です!
 五匹の大冒険(...ブルースターは出てくるのでしょうか...笑)をお待ちしています!
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Re: 紅と雷と竜 @始まりから2年。

投稿 by Bravepow on Fri Oct 30, 2015 8:35 pm

コメありです!

そうですね…どうしましょうか?w(悩むフリ
今回もリメイクなので元から物凄い捻じ曲げてますw
色々繋げて行きたいですねw

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Re: 紅と雷と竜 @始まりから2年。

投稿 by Bravepow on Fri Oct 30, 2015 8:40 pm

第一話 サイカイ


三毛猫と焦げ茶色の猫は暇だった。
特別やることも無く、本当にやることが無かった。
「あぁ…アナグマでも来ねぇかなぁ…」
焦げ茶の猫は退屈で死にそうだ、と言った表情で洩らした。
「こんの愚弟め…そんな事ある訳無いじゃない…」
三毛猫も同じような雰囲気を放ちながら言葉を返す。
「愚弟て…」
「だって馬鹿じゃない!」キラキラとした目で言う。
「いや、言葉がなぁ…」
焦げ茶色の猫は諦めたように遠くを見つめながらため息をつく。
そんなこんなの会話をしている二匹。一見何の変哲も無い姉弟だが。

二匹はなんでもない様に空を超高速で飛んでいた。

「んー!。暇だけど空を飛ぶのはやっぱり気持ちいいわねっ♪」
「あぁ、まぁ、そうなんだけどさぁ…」
焦げ猫は思わせぶりに言う。
「…?何よ?」
三毛猫は聞き返す。
「何か手ごたえが変だ…」
「何言ってるの?」
三毛猫は不思議そうに、そして自然に弟をゴミを見るような目で見る。
「いやそんな目するなよ…じゃなくてとりあえずなんかこう、」

「落ちる。」

焦げ猫が焦り片頬が引きつった表情で三毛猫に告げる。

「いやぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁあああぁあぁぁぁあぁぁああ!!!!!」

三毛猫は必死で手を振り能力を発動させようとする。だが使えない。
「ま、誠に遺憾であります。」
空中で腕を組み焦りながら冷静になるという妙技を披露するが迫る地面をどうにか出来る訳ではない。
「うるしゃいこのぐてぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇえぇええ!!!」」
三毛猫は至って普通の逆ギレ。

―あぁ、終わった―

二匹が目尻に涙を浮かべる。頭の中で走馬灯が走る。



そして地面に衝突する…はずが。



「半ベソで空中フリーフォールとは変わった趣味だな茶々姉弟w本当、仲良いよな…」
二匹が見上げてみるとそこには呆れた笑みを浮かべた紅い眼の猫が居た。

「な、なんでてめぇが居んだよ…」
「しぬかとおもったぁ…ありがとう…」
「「チャイ。」」

二匹同時に名前を呼ばれたチャイは答える。
「どういたしまして、麦茶と紅茶よ。」
紅茶はありがとうと再度言う。麦茶は…
「チッ、んだお前。助けてとか頼んでねぇよ。」
睨みながら舌打ち、そして暴言。
「ど う い た し ま し て~ww」
それに対して一言ずつやたらはっきりとウザい笑みで応報。
ハハハハハハハハハハハハハハ!!と乾いた笑いを続ける二匹。一触即発。
だがそんな雰囲気を破壊する様なハイテンションで紅茶が割って入る。

「そう。あ、そう!!ねぇミルクちゃんは!?私の永ッッッ遠の彼女!!可愛い可愛い私だけのマァイリトルゥエンジェルゥ(巻舌)ミルクたんは!?チャイがいるって事は必然的に絶対的にペコーがいてそして何よりもミルクたんが、ミルクたんが居るはずよね!?いぃや居る!!居ないはずが無い!!必然的に絶対的にミルクたんがいる筈よね!?会うのが楽しみだわ!!34日と20時間12分34秒ぶりに会えるのね!!あぁ可愛い私の!私の!!ミルクたんんんんん!!!!!」

完全に発狂している。とりあえずココで現実を突きつける。
「なぁ、ミルク雄だz「殺すわよ?(爽やかな笑顔)性別なんて関係ないわ!可愛いもの!!」
完全に諦めたチャイは命を狙われない内に白状する。
「ご明察通り、ペコーと一緒にいるよ。今は…多分引きこもってr「ッシャァァァァァァア!!!待っててね私の愛しいミルクたぁぁぁぁぁあん…」
言い終わるや否や亜音速ぶっち切った走りで何処かへ飛んでいく。
それを呆然と見ていたチャイが呟く。
「なぁ、まだ場所言ってないんだけど。」
「…姉さんだ。どうせ10秒で見つかるよ。」
達観したように麦茶が答える。
「…本当、大変だな…そこだけは本気で同情する…」
「それだけは素直に受け取っておこう。本当に姉さんは、大変だ…」

雄二匹、どこからか悲鳴の聞こえる蒼穹を見つめ、認め合う…



第一話 大変と書いて大きく変と読む

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二話 襲撃?

投稿 by Bravepow on Sat Oct 31, 2015 8:33 pm

「あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙」

ペコーが竹の葉にじゃれ付きながら低く唸る様な声を出す。
こちらもこちらで暇をしていた。
チャイは散歩に行ってるしミルクは岩に擬態しながら寝てるし茶々コンビは家帰ったし。
そしてペコーただ一人やる事も無い。
趣味の訓練は迷惑だと禁止された。そして麦茶も居ない。
話し相手のミルクとチャイはそれぞれ違う事をしている。
「…暇すぎんだろ…。」
この世の終わりの様な顔をしながら辺りを見渡す。
風が舞い、草が鳴り、鳥が唄う。
そんな大自然を前にしても暇が潰れる訳ではない。
「あぁ…鳥美味そ……」
むしろ食欲ばかり膨らんでいた。
本格的にだらけて来て禁止されているが狩りに行こうとした刹那。

ゴウッッ!!!

轟音が走った。

「何だぁ?敵か!?」

立ち上がり神経を研ぎ澄ませて音の主を探そうとする。
だがソレは探すよりも早くこちらに向かってきた。

「ぅぅぅぅくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…」

「…!?」
ペコーは聞き覚えのある狂気の声に驚愕する。

「ミィィィィィィィルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥクゥゥゥゥ!!!!!」

正確にペコーの目の前に静止した紅茶。
衝撃波を放つ疾走をしていた紅茶が急に止まることで突風が起きる。
それは周りの竹の葉を舞い散らせるには十分に強力だった。
葉が散り差し始めた太陽の光を背にした紅茶がいつも以上に綺麗に見えた。

「久しぶり、ペコー。」

紅茶は柔らかな微笑みを湛えながら挨拶する。
「あ、あぁ。」
強張った表情で少しギクシャクしながら挨拶を返すペコー。
「…で。」
「ミルクは どこ?」
挨拶を交わした表情と打って変わってにぃっこりと狂気を湛えた笑みに変わった。
頭を抱えたいのを抑えてペコーが答える。
「はぁ…あそこの岩だよ。」

聞き終わるや否や残像が残るようなスピードで指した岩を容易く砕く。

そこにはいきなり砕けない筈の岩を砕かれ起されて怯えた顔の白猫。
「おはよう!34日と20時間13分ぶり!キリが良いなんて運命的ね!嫁になって!?」
白猫は呆れた様な顔を返し、もう一度静かに丸くなって寝ようとする。
が紅茶はそれを許さず抱きついて起こす。
「もぉう…♪駄目よ恥ずかしがったら…♪全ての反応が本当可愛いわねぇミルクぅ♪♪」
ニマニマともういつもの顔に戻らないんじゃないかって位だらけた笑いを浮かべながら凄い力で抱きつく。
「嫌ぁ…僕雄だし…恥ずかしがって無い…寝させて……助けてペコー…チャイ……」
ミルクは心底嫌そうな顔。寝起きで不機嫌なのだ。
それを眺めたペコーは空を仰ぐ。
「…いつも思うがあれは多分嫁とかって言ってるから多分雄として認識してねぇよなぁ…。もししてるなら手の打ちようが無いよなぁ…ったく。 …はぁ……。」
ぶつぶつと空に向かって不安を洩らすペコーにミルクの声は届いていない。
と、そこに祈りが届いたのか麦茶とチャイが帰ってくる。

「そろそろ離してやれよ、紅茶。眠いんだと。」

「嫌よ!可愛いのを離すなんてありえない!!」
ギャーギャー言い合う二匹。その間に気配を消してそろりそろり…と逃げていくミルク。

そしてこっちでは。

「久しぶりだなペコー。」
クッキーを咥えた麦茶が挨拶を掛ける。
「おう!腕磨いてきたかぁ麦茶!」
ペコーも上機嫌な文句で返す。

「ほぉう…随分上から物を言ってくれるモンだな…!!」
「あぁそりゃお前、負けた事無いからなぁ?」

「はっ、勝った事も無い癖によく言うな。こっちにはハンデもあるんだが。」
「はは、身体が耐えられなくて能力使えない事がハンデなのかぁ、そりゃ面白いな?」

「…やるか?」「やるかぁ?」

売り文句に買い文句。
そして、再会を祝う様に戦いが始まる。
ペコーが動く。
「リハビリから行くぜぇ!!」
ペコーの身体が揺らめく。瞬間、麦茶の首にペコーの爪が食い込む。
「フッ、そりゃ有難いな。」
麦茶は首を後ろに下げ寸での所で回避し、ペコーに眼目掛けて右の爪を振り下ろす。
だがまた揺らめき反対側に笑みを浮かべたペコーが現れる。が麦茶は振り下ろした右手を軸に回転して避ける。
ペコーは再度神速を使う。が…
「相変わらず読みやすいんだよッ!」麦茶はそう言って後ろ足で蹴る。
そして、後ろ足がペコーの顎を捉える。
「チッ!読みは健在ってかぁ!?」
「俺が戦えるのはそこだけなんでな!」
体制を立て直して距離を取るペコー。待ち構える麦茶。
―双方、笑みを湛えながら。
そして二匹が同時に足を踏み出しかけたその時。

「どいッつもこいッつもうるせぇぇぇぇ!!!!静かにしやがれぇぇぇぇええ!!!」

チャイがキレた。

光を奪われた四匹がチャイによって無理やり整列させられる。
「良い所だったのに何してくれてんだよ…はぁ…」
「ブチ殺すぞクソ猫。」
「ごめんね…チャイ…。」
「…これボクとばっちりだよね?寝かせてよ…」
それぞれがそれぞれ不満を吐く。
「はは、全員ちゃんと俺の顔を見据えて言おうか。」
極めて不機嫌なチャイが一喝する。
これには全員黙るしかない。
「まぁ、良いや。とりあえず静かになればそれで良い。」
そして全員光が戻る。
「とりあえず訊きたいんだが、茶々姉弟は何で戻ってきたんだ?」
「それは勿論!ミルクちゃんを「俺が説明する。」
紅茶を遮って麦茶が進み出る。チャイが紅茶を睨んで静かにする。
「最近妙なんだよ。」
麦茶は続ける。
「能力に不具合が出ている。時空鎧で練習してても能力が止まったり俺の能力が動かなくなったりする。」
「となると、あの時落ちてたのはそれが原因か?」
「ああ。」
これで合点が行った。よりによってこの二匹が能力調整を間違える、なんて事は無い筈だった。
「んで、その原因を作る位強い力っつたらお前等しか居ないだろ?」
麦茶が訊ねる。
だが、おかしい。そんな事はチャイにも他の二匹にも出来ない筈だ。
そして、現時点で三匹に影響しては居ない。
となると答えは限られてくる。
「…まず一つの可能性だ。俺等の知らない内にどうやったかは知らないが、能力を身に着けた奴が居る。」
「ただそれは限りなく低いと思う。その方法はもうどうやっても不可能だからな。」
「となると第二の可能性だ。」
そしてチャイは少し間を置いて、少しワクワクした様な顔で言う。

「俺等の知らない種族の能力持ちが暴れてらっしゃる。」

五匹全員が、ワクワクした顔になった。


「そう、俺等『』の出番だ…!!」


―そして可能性を追い求め、期待を寄せながら五匹は旅をする。
          その先にあるのは、予想通りの可能性か、はたまた、新たな可能性なのか。―


 
               その先で重なる物は一体何なのか。
  


二話 交錯の始まりは

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三話  ドヤ顔の行く先

投稿 by Bravepow on Sun Nov 01, 2015 8:44 pm

五匹は歩く。

ただただひたすらに歩く。

歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて…


「結局暇じゃねぇかよォ!!!ワクワクを返せェ!!!!」

ペコーが絶叫する。

「仕方ないだろぉ!?相手が猫かも分からないから場所特定出来ないんだよバァァカ!!」

チャイが逆ギレする。

結局、威勢良く旅に出たものの、原因は恐らく生きている何かだろうという事しか分かっていない事に気づいた。
しかも気づくのに2日かかった為戻るのも億劫だ。
空を飛ぼうにも謎の不具合が発生すると死ぬ危険性だってある。
そして辿り着いた結果はただひたすらに歩きまくる。
幸い全員好物だったりなんだったりは自分で保管しているので食料の心配は無いが、何せ森が無い。
なので夜の間だけこうして車道を駆け抜ける。
だがこの生活にも限度がある。(主にペコーのストレス)


「誰かが格好付けて『紅の出番だ!(キリッ』とか言った所為でどこにもゴールの無いであろう地獄!フルマラソン!!が始まったんだよスカポンタン!!!」
疾走するペコーがチャイに向かって露骨にキレる。

「知るかよ!!俺もこんな苦行になるなんて思わなかったんだよ!!馬鹿で悪かったなぁ!!あとマジでキリッとか言うな気にしてるんだよ恥ずかしい!!」
チャイは走るスピードを上げて逃げるように早く走るのを促す。


…その後ろをそれぞれ好物のクッキーを咥えた二匹が置いていかれないギリギリのスピードで走る。
「ペコーの気持ちは分かるがうるせぇな。近所迷惑だ。あとクソ猫は死ね。」
「うぅむ…どっちも疲れてるんでしょうね…。後で紅茶を入れてあげましょう♪」
そしてミルクは。
「zzz…」
重力で丸くなって寝ている自分を運びながらチャイの後ろを等間隔で付いていく。凄い技術である。
「そいつ、意外と図太いよな。」
麦茶が率直な感想。
「ミルクちゃん可愛い…♪」
さすがに紅茶も疲れを察しているのか寝顔を見ながらデヘデヘするだけで起そうとはしない。

そんな生活を続けている内に、妙な匂いを感じた。


「お前人間に少しは気を遣えよ、色々助けて貰ったろこの好戦的バk…ん?」
「あぁ!?…ってこりゃあ…」


少し嗅ぎ慣れない匂いに言い争う二匹が止まる。
それに続いて麦茶、紅茶も足を止める。
急に止まったのでミルクの体が壁に当たった様に止まり頭から地面に落ちて起きる。


「何だろうな、左からははこう…ちと野蛮っつーか…そう!俺好みの匂いがすんな!」
「…右と左で匂いが大幅に違うな。右はまだ温和的な雰囲気を感じるが。」


ペコーとチャイは広い道路の上で冷静に匂いからその特徴を嗅ぎ取る。

―紛れも無い猫の匂い。

「そうねぇ…。私は右の集団に行くのを強く勧めるわ♪左からは殺意にも似た何かを感じるから…。」
「…まぁあれだ。右のがマトモな生活は出来そうだ。」
「ボクはもうなんでもいいよ…起して欲しかったよ…ぶつぶつ」
紅茶と麦茶は右の集団を選ぶ。ミルクは拗ねている。


「うぅん…そうだな。右にしよう。俺の勘がそう言ってる。」
チャイが皆にそう言う。あっさりと全員賛成する。


「まぁ住むには不便そうだしな。滅ぼすには手頃ってだけだ!」
ペコーは元々左に行きたい訳ではない様だった。


「よし、決まりだな!!じゃあ左の森に向かって全速前進!」
おーとやる気の無い掛け声を続けて、右の森を見る。

が。

すっごい嫌なものを見るような目つきでこちらをジィッと睨んでいる虎猫が一匹。
ずっとこちらを睨んでいる。ちょっと怖い。
「タァイムッ!!」
チャイが叫び五匹を集めてひそひそと集まって話すフリをする。だが虎猫は睨むのをやめない。
それどころか完全に不審者を咎める様な目に変わる。

((まずい…これはまずい…!!))

心の底からそう思ったチャイは遂に虎猫に向き直る。

「えぇーっ、コホン。ワタシノ、コトバ、ワカリマスカ?」
「普通に喋れよそ者…!貴様等は一体何者だ…!!」
普通に怒られた?拒否された!?
「いや、あのですね~?その、ここに居るのは深い訳がありまして…」
「それはサンダー族に取っては関係無い…侵入者は殺す!」
あぁ、駄目だこれ。
完全に悟りの境地に入ったチャイ。虎猫とのやり取りを笑いを堪えながら眺める四匹。
「殺すとは物騒な…まぁ良いか。じゃあ、にはを、」
そしてチャイは紅眼を発動させ、残忍な笑みを浮かべる。


にはを…!」

この虎猫に死よりおぞましい恐怖を教えてやる。


感覚を消失させる。視覚を消失させる。嗅覚を消失させる。味覚を消失させる。聴覚を消失させる。
これを順番に0,5秒感覚で繰り返すのを固定。
氷柱に閉じ込め、周囲に炎柱を発生させその周りを帯電させる。
氷で固定された身体が冷えない様に炎で暖めつつ、死なない程度に殺す。

「があ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!!!」
虎猫は絶狂する。

チャイは未だ止めない。そして隣にミルクが寄ってきて手に入れた情報を伝えてくる。

「部族?がサンダー族。副長って事は割と偉いみたい。でもやってる事も考えてる事も族長を乗っ取ることしか考えてない。そして…飼い猫…ふぁいあはーと?誰だろう…とりあえずゲスいよ。名前は…たいがーくろー?まんまだね。」

止め処無く伝えられる情報を脳内で全て処理する。
そしてもう絶狂する生気すら消えてしまったタイガークローへの終わらない拷問を眺める。

「突っかかった猫に遊ばれる気分はどうかなぁ、副長さん?」

勿論、答える気力など無い。眼球だけがかろうじて此方を向こうとする。
「まぁもう突っかかったりしないだろうから解いてあげようか。」

そうチャイが告げると、全ての力が解けて、地面に落ちる。
「どう?じゃべれるか?喋れない様なら回復してやろう。」
タイガークローの横で座ったチャイが問いかける。
「なん…なんだ…おまえ…ら…は…」
徐々に感覚を取り戻したタイガークローがどうにか問う。
チャイは、不敵に笑う。

「神殺しの為に集まった猫だよ。部隊名は『紅』。以後お見知り置きを。」

…意味が分からない…分からない…わから、ない…
タイガークローの意識はココで途切れた。


 ―辿り着いた一つの場所。遭遇せし紅と雷。
    繰り返し交わり飲み込む紅色の糸は何と絡まり、
            最後は何と交差するのか。
                彼等の物語が、もう一度変わる―


四話 線と線の先で絡まった運命

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おまけのコーナー。

投稿 by Bravepow on Sun Nov 01, 2015 9:00 pm

第一回

「はぁい!!需要不明で面白いかどうかさえ怪しいラジオはじまるわよっー!♪♪」
「おい紅茶、紅茶それもう落ちてる!」
「そう?じゃあ簡潔にまとめてダメラジオ始まりまーっす♪」
「だから出落ち!!駄目だろ!」
「うるさいなぁ…じゃあチャイはどういうのがいいのよ?」
「え、あ、う…チャ、チャイのわくわくレディオとか…?」
「え?」
「チャイのわくわく、レディオとか…。」
「え?」
「チャイの、わくわく…レディオ…とか…」
「え?」
「チャ、チャイの「地獄かぁ!!!」
「あらペコー♪さすが良い所に来たわね!チャイを止めて。」
「地獄かぁ!!言い続けるチャイもチャイだしずっとえ?の一辺倒で返す紅茶も鬼畜だよ!!!」
「え?」
「うっさい!ほら、弟とミルクを見てみろ!両方逃げられない拷問を受けてるような顔してんだろ!!」
「ミ、ミルク!!ミルクならチャイのわくわくレディオって良いと「却下。」
「愚弟!笑いなさい!!ほら!!!「内容が酷すぎる。」

「あ、あぁ…あははは…何で俺ツッコミやってんだ…でっ、では今回のラジオはここまでだ!次回のオレンジペコー、紅茶を啜りつつ。をお楽しみに!!」
「「勝手に一番ダサイタイトルを決めるなぁ!!!」」

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Re: 紅と雷と竜 @始まりから2年。

投稿 by Bravepow on Mon Nov 02, 2015 8:45 pm

「完全にのびたな、コレ。」
外傷は全く無いが意識を失っているタイガークローを臭い物を付く様に前足で遊ぶ。
紅の中でタイガークローは既に残念な立ち居地に居た。
「一応副長らしいよ…ソレが。」ミルクも汚物を見るような目でタイガークローを見る。
「じゃあ戦闘力は大した事無いのか…ツマンネ。」使い終わった使い捨て商品を見る様な目。
「なんでもいい。とりあえず寝場所を確保するぞ。起きてから考えれば良い。」
麦茶が提案する。どうやらかなり眠気がキツいらしい。
紅茶もいーんじゃないかしらー…と言いながらもうつらうつらと頭を揺らしている。
「そうだな…よし、じゃあこの木の麓で寝るか!」
チャイが元気良く宣言する。誰も答えはしない。否眠くて答えられない。
「じゃあ俺がアレの監視すっか。後ヘビとかその他諸々も全部引き受けらぁ。」
ペコーがかったるいが仕方が無い、と言う様に進み出る。


「…いつも、すまん。」
チャイがいつにも無く真剣に謝る。

「まぁ適材適所って奴だろ?むしろ俺は見張りで雑魚と遊ぶのは嫌いじゃないぜ。」
ペコーは森の方に顔を向け、欠伸をする。


「…そう言ってくれると助かる。」
チャイは、静かに三匹の元へ歩いていく。
小さく見張りはペコーが~と話しているのが聞こえる。寝るんだろう。

隣にゴミの様に置いてある虎猫を見る。

…そういや一番最近、真夜中に隣に猫が居てくれたのはアイツだったな。
鼻が紅茶の匂いを微かに感じながら、周囲の警戒を始める。このバカな猫の監視も。




―・・・真夜中。

(暇だ暇だ暇だ暇だ暇だァ!!)
心の中で叫び、むしゃくしゃしたペコーは夜空を見上げる。
すると、足元の虎猫の腕が微かに動いた。
…からかってみるか。
「起きたか?副長さんよ。」
少し間を空けてタイガークローが返事をする。
「何なんだ、お前等は…」
「同じ質問を二回もするとかバカなんだなぁ?w」ペコーがニヤリ。
それを聞いて怒りかけたタイガークローは思い出す。
…スター族の様な、圧倒的な力。
「…チッ。じゃあ質問を変えてやろう。貴様等は猫なのか。」
ペコーが一瞬止まる。
そして長い間が空いてようやく答える。
「わかんねぇなぁ。強いて言うなら神離れした神だろ。」
ますます意味が分からない。こいつ等頭がおかしいんじゃないか?
その後、質問するがペコーはまともに取り合わなくなった。




―そして、朝が来る。

「っしゃぁぁぁぁぁあぁ滾るぁぁぁぁあぁぁあ!!!!」
朝日に向かってチャイが叫ぶ。
「うるせぇよクソ猫…」麦茶が心底ウザそうに睨む。
ペコーは紅茶とミルクが隣同士で眠ってるのをじっと見てぶつぶつと呟いている。前途多難である。
そしてタイガークローは半泣きになりながら木に縛られている。
「ぁぁぁぁあぁぁあぁぁあああ…っと。ソイツの拘束解いてやれよペコー。」
「あぁ、そういやそうだな…。おい、逃げたらあれもう一回するぞ。」
そう言って笑顔のペコーが裂接を解く。結局質問攻めがうるさかったので木に固定していた。
その時、ペコー流おもてなしをしてやったのだ。
「…ぁ、あぁ。わ分かりました…」
タイガークローは震えながら従う。チャイのより長時間、容赦なく続いた為すっかり毒が抜けている。
「よし!じゃあお前の部族に行くぞ。」


「え、あぁいや、出来ればそれはやめていただければ幸いなのですが…」
タイガークローが懇願する。恐怖に歪みすぎて誰だよお前。


「嫌。お前の意見なんて聞く価値が無い。」チャイがバッサリ。
「あなた何で口付いてるのかしら?」紅茶がバッサリ。
「もういいよ。喋るな。殺すぞ。」麦茶がバッサリ。
「汚い。」ミルクがバッサリ。

「もう一回丁寧なおもてなしを希望?」ペコーがトドメ。

バア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙…と空を仰ぎ壊れるタイガークローをよそに五匹はキャンプへ向かう。



そして。



「あなた達は何?タイガークローに何をしたの?というかあれはタイガークロー?」
族長部屋に一応唯一まともな話が出来るチャイが呼び出される。
「だからですね。俺等は神殺しの部隊。タイガークローは…まぁ、うん。」
チャイは三度目の同じ質問にうんざりしながら返す。
「…理解できないわ。あなた達は何なの?」
「キレていいでしょうか。」
チャイの頬が引きつる。
「…これで最後ですよ。」

「まず、俺等がココに寄った理由。それはさっき言った神殺しってのが大きく関わります。
『神殺し』とは言っていますが対象は神に限らず世に影響を与える程強大な力を持つ物です。
そして昨日寝ながら確かめたのですがその強い何かがどうやらこの近くに居る様なんですよ。
ソイツを殺しに来た。そして殺すまでの拠点としてこの部族を選んだ、と言う訳です。」
チャイが出来るだけ丁寧に話す。

そして、ブルースターが頭を抑える。
「…そいつって何なの?」
「知らない。」
「知らないって何。そもそもあなた達を信用した訳ではないのよ。危害を加えるかも知れないもの…」
「それは無いですよ!!外を見てください!きっと誰も迷惑を掛けたりなんて…」
言いながら外を見る。絶句。


目の前に映った猫に手当たり次第ゲテモノクッキーを勧める麦茶。騙されて食べたホワイトストームやファイヤハート、グレーストライプは泡を吹いて倒れ、イエローファングが青ざめている。
ハイロックの前でわざと喧嘩を吹っかけたペコーが10匹抜きを果たて場を盛り上げている。
戦士小屋はミルクによって目にも留まらない速度で城塞化して行く。戦士が呆然と眺めている。
やぁ!と挨拶するタイガークローの好青年ぶりに着いて行けず、困惑するダークストライプ。
紅茶が保育部屋で紅茶を振舞って子猫達に冒険譚を語っている。


「本っ当に申し訳ない。」
チャイが高速で額を地面に擦り付ける。
紅茶以外全員狂ってた。
「あ、あぁ…もういや…」
ブルースター、遂に卒倒する。


なんだかんだでチャイ達は居座る事を許された。いやなんやかんやで許させた。
頭痛の止まないブルースター。精神崩壊しっぱなしタイガークロー。騙されたファイヤハート達。



迷惑な五匹(四匹)と常識を持ち合わせた猫達。
異文化交流は思う程上手く行かない様だ…。




四話 行進する大迷惑

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Re: 紅と雷と竜 @始まりから2年。

投稿 by Bravepow on Mon Nov 02, 2015 8:54 pm

第二回

「さぁ、始まったよ。(イケボ)オレンジペコー、紅茶をすしゅっ(紅茶による無言の腹パン)」

「…ったく。よし!ダメラジオ(仮)!始まるわよっ!♪」
「(これ絶対ダメだよ…)」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「いやぁ無事に始まって良かったですね、紅茶さん!」
「そうね!♪何でさん付けなの?」
「一匹欠けてる気がしなくも無いですが進めていきます!」
「ねぇなんでさん―」「始まったばかりなのに何故かあるコーナー!!苦情受付箱!!え?苦情!?これダメなや(ミルクによる無言の腹パン)」
「(とりあえず進めないと存続に関わっちゃう)…読み上げるよ?えと。…ホワイトストーム(匿名希望)さんからだね。」
― 得体の知れない何かを猛烈に勧められたので食べたら、死に掛けた。
「…あ、あーね。思い当たらなくも無い事も無くはないわね!(汗)」
「…麦茶さんどう思いますか。(ジト)」「知らん。そんな事は俺の管轄外だ。」
「…だ、だそうですー!!頑張って!騙されないでホワイトストーム(匿名希望)さん!!」
「(誰か助けて。)次のお便り、行くよ?」
― 頭痛が止みません。
「(目を押さえる)…名前が書いてないのに分かっちゃう不思議…」
「不安を取り除くのを最優先した方が、良いかも…?」
「不安の種が解決アドバイスっ☆(ヤケクソ」
「うっ…(助けて)つ、次、い、行こう、か…(ふるふる)」

(この先はぐちゃぐちゃに塗りつぶされている。


「あっ…」「(あっ)…」


「「もう耐えられないッ!!!!」」


一匹残された麦茶。マイクに向かって…
「次回、む、麦茶の…は、『ハードボイルド☆酒場』乞うご期待…(顔真っ赤)」

一番センスが狂っているのは麦茶だった。

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Re: 紅と雷と竜 @始まりから2年。

投稿 by Bravepow on Fri Apr 29, 2016 7:34 pm

「出て行って頂戴!!」
ブルースターの一喝は幾ら紅と言えど蔑ろには出来ない。なんたって長だ。その言葉を尊重しなくなったらその瞬間にもうただの狂猫集団へと成り果てる。
という事で最早慣れた物、野宿である。

「あーどうしよ…あっちの臭い方は多分これよりもっと手厚ーい歓迎だろうしな…あーあもうお前等の所為だからな!?」
グチグチグチグチとチャイが草を食みながらぼやく。

「うるせぇ。あいつ等が何かちょっと強そうだったのが悪い。」
ペコーは面倒臭そうに、バッサリとチャイの責めを回避する。

「クッキーは美味いぞ。」
最早悪びれる事もなく開き直り、紅茶に殴られる麦茶。

「あんな弱い家…放っておけない…もっと…警戒しないと…寝よ……」
ミルクは依然マイペース。紅茶がそれを見てほわほわしている。

「私はほら!神話って奴を教えてあげてたのよ!」
「あぁお前だけがまともだったな。」
「ふふ、何が凄いって主人公は私の自伝だからね!」
「いやそれはそれでどうなんだろうな紅茶!?神話って事は昔の所からだろ!?どうだろな…!?」
結局紅茶も四匹中で一番まともだっただけで駄目だった。ちくしょう…

「あーもうなんでこうどいつもこいつも!何でこう個が強すぎるんだよ!!やってらんねぇ!!!」
「俺が強いから」「姉さんが怖いから」「zzz…」「愚弟が馬鹿だから♪」

あぁぁぁぁあああぁああ!!!!チャイは絶叫し草むらに不貞寝。

それを呆れ顔で見送った三匹は各々眠りに着いたり、見張りをしたり。
実際追い出される事になったのは四匹の行動が主な原因。自覚はそれなりにあったからそれなりに気は遣っている。


寒空の下、神を宿す猫達は黄瞳の黒猫を残し眠りに付く。
ペコーは紅茶の近くに腰掛け、眠る代わりに夢を見た…とその時。


フゥゥウウウゥゥ!!という警戒が現われた叫び、それから間もなく哀れな悲鳴。


ペコーは四匹を起こす前にキャンプへと駆ける。
「おい、何の声…!?」
そこで、ペコーは絶句した。
目の前にあるのは影。月明かりをも拒む、ただただおぞましい漆黒を象る影そのものだ。
黒い宇宙が自分より少し大きい影竜を象り、戦士達を奔している様なその様。
絶大な力を持ってる事から生まれた”余裕”という名の刀を携えたペコーでさえ、危険を感じる。

そして、その影竜が今まさに目の前の戦士猫を殺さんと飛び上がった――瞬間。

「お前が何か知らねぇが、やらせねぇよ…!」
慄いていたペコーの体は動き出す。戦士猫の前、空間が爪により四つ開いて壁となった。
すると、影が嗤った。何も動いた箇所は無いが、確かに嗤った。

「ア、ナタハ…?ダレッレレレエッレッレエレレレエ死死死、死ぃ??死死死死ィ!?!?」
虚空から狂乱の声が漏れ出す。口すら無い。
そして嗤いが終わらんとした刹那に影が襲い来た。それをペコーは空へ浮かび回避。
しかし飛び上がった先、影竜から伸びた無数の影剣。竜の体すら留める事をやめた影がペコーに襲い来る。

だが。

ペコーはただただ楽しそうに、笑う。

「…下手な剣は数振っても当たらねぇよ、馬鹿が…!」

振り上げた右足は空間を裂き、溢れ出す引力を利用して空中にて前転…剣を数本飲み込む。
しかし残りの剣がカクっと曲がり横から追尾。それを、空いた後ろ足で空を裂き蹴る。
虚を蹴った足は空に浮かび――つま先から空間がよじれる。
踊るように避けたが追尾する影剣は、迫る。

「舐めんじゃ…ねぇぞォォォ!!!」
言葉とは裏腹に、この影剣との攻防を愉しむペコー。
すると足先のよじれた空間が”爆発”した。

爆発した空間は捻じ切れるが、ペコーは空を切り裂く漆黒の尾を引き、着地。
――奇しくもその様は漆の尾を引く流れ星にさえ思えた。

影は伸び続けたが広がり続ける虚空間がそれを貪り喰った。
「…イジョウ??フツウ??…カテル??」
影が、一歩二歩と後ずさる。

ペコーはその隙を見逃さず、前足を横に向け、神速で飛ぶ。
「おらァ!!さっさと…死ねよォォ!!」
影の周りを一回転、逃げ場無く空間を裂き、影を完全に殺害した…はずだった。

「イジョウ!!カテナイ!!テッタイ!!」
という甲高い声を残し、斬れた影ごと消え去った。

ペコーは突如訪れた静寂に舌打ちし、ヴォンっと言う音と共に全ての空間を閉じる。

冷静に見渡してみると目の前には、影竜が暴れた残痕。
…幸いにも死んだ奴ぁいなさそうだな。

そして今更になって。
「おい!?ペコー何が…あっ…た…!?」
チャイ、それからミルク紅茶麦茶の三匹がやってきた。

「ったく…もう事後だよ。殺したのに死んでない。いや…殺せてないのかもな。」
ペコーはうんざりしながら言う。あんなに斬った手応えの無い相手も初めてだ。
「何を言ってるのか全然分からねぇんだけど?」
チャイは寝起きで少しイライラしながら言う。

「…ペコー、後で聞かせて?」
紅茶は、静かにペコーに問いかける。
「あぁ、分かった。…まぁ、とりあえずありゃ探してた奴で間違い無いと思うぞ。」

チャイ達の目が光る。

「そうか、間違い無いか…良し、じゃあもう一回ここに居て良いか明日尋ねるぞ。」
「は?追い出されたのを忘れたかクソ猫。」
麦茶が臨戦態勢に入り、語気荒く突っ掛かる。
「お前が黙ってろよ雑魚。ペコーがここで戦ってくれたんだ。…これで多分、信用?して貰えるぞ。多分な。」
チャイが思案顔で言う。

するとペコーがある事を思い出す。

影竜から助けた猫が居た筈だ。とりあえずソイツに戦ってた、と言わせればいんじゃね?と。

振り返る。………もういっそ見殺しにしといた方が良かったかもな。

自分が割と頑張って助けた猫は、目の前でガタガタ震える猫―タイガークローだった…


五話 影と虚の交錯

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Re: 紅と雷と竜 @始まりから2年。

投稿 by Bravepow on Fri Apr 29, 2016 7:36 pm

第三回

「前回、前々回の失態を深くお詫びいたします。ほらっお前等も頭を下げろ!」
「俺はもう嫌だ…。」「黙ってろクソ猫。」「深く…お詫びいたします…(素直)」「嫌ね♪」

「……はっ、リーダーとか、統率とかもう良いや…じゃ、紅雷竜ネタラジオ!(正式名称)始めるぞぉ!!」

「さぁ始まりました!このラジオは何をするラジオかなぁ!?ペコー!」
「俺…!?じゃあ血で血を洗う殺戮ショ「はい倫理的に駄目、次!麦茶!!」
「俺のクッキーの独特な風味を何処まで進化させられるかの「進化するのは毒々な風味だよ!次!ミルク!!」
「…建築を学ぶ者へ…僕がアドバイス…まずは基礎作りから…」「それは意外と悪くないけど映えない!次!紅茶!!」
「えー…特に思い当たらないわね…苦情受付箱を淡々とこなす、とか?「何の事だ?そんな物は無い!(大嘘)……ネタに詰まったらやるから…(小声)」

「はい!ここまで皆さん不正解!正解は…(デデン!)色んな無茶振りされるネタに俺等が真剣に真面目に取り組む、らしい!!」
「…は?何言ってるか寸分も伝わって来なかった…!?」
「つまりだなー…この手紙を読むといい!」

《 再開するのに用意してたネタを忘れた。気付いたら半年位経ってる仕方ないね!!
 その間色んな小説書いてたんすよ…紅雷竜一話短いっすね…拙いっすね…申し訳無い。
 とりあえず今までのネタ盛り盛りなノリを崩さないようにやってみたいです!頑張ります。
 ま、それは良いんだ。つまりこの紅雷竜ネタラジオは皆さんの力を貸していただきたいのです。
 例えば、紅の五匹が性転換したら?とか。生まれから元々サンダー族だったら?とか。
 もうぶっちゃけ何でも良いです適当に噛み砕いて採用しますんで!!
 という事でこれを読んで下さっている心優しき方はくだらないネタをぽん、と置いてくだせぇ…
 ちなみに苦情受付箱はサンダー族だけじゃなく、貴方の苦情でも良いです。紅が答えるかもしれません。

 よし!紅の五匹よ。今回のお題は俺が出す。ズバリ!……えー…願いが一つ叶うなら、で。

                                    創造主ぶらべぽーより》

五匹、しばし沈黙。
「どういう流れで何をしろって…?願いが叶うなら?知るかよそんな事…つかこれ謝罪文だろ…」
「まぁ俺も読んだ直後は混乱したね!ただもう…吹っ切れた!!(ヤケクソ感)」
「はぁ…とりあえず……僕から、言うよ。」

「…僕は、願いが叶うなら…普通の猫になりたいなぁ…今更だけど。」
「私はアレね!人間!色々面白そうに見えるじゃない!?でも猫のままじゃないとミルクちゃんと…ブツブツ」
「俺は…紅茶何でもない。「なぁにペコー?」「何でもないっつってんだろ!?」
「…あのクッキーが理解され、高尚に崇められる世界へと旅立つ…」

「麦茶、それだけは無いからな!じゃあ俺だな…俺は…何だろう、もう叶えたからなぁ…」
「まぁ…お前は全部ぶっ壊してったからな。何か無ぇのかよ。」
「んー♪…いっそ思い付かないなら今が願いそのものって事じゃない?」
「それどういう事だ?紅茶。」
「あ…僕はその意味わかるかもしれない…つまり…チャイは、願いを叶えた。」
「ああ。」
「そう!今が願いその物なのよ!まぁミルク頭良い!!」

「ちょっとまだ分からん…「鈍い遅い馬鹿かクソ猫。」
「つまり、お前は願いを叶えた今を過ごしている。それが続く事がお前の願いって事だろ?」

「…そういう事か。つまり俺が今のまま俺でいる事!これが願いか!」
「まぁ良いんじゃねぇの?」「クソ猫らしいだろ。」「チャイっぽい…」「うん♪チャイっぽいわね!!」

「と、言う事で…五匹出揃いました!あれ…割とネタっぽく無いぞ?」
「まぁ至ってまともだな。出題が悪い。」
「クッキー食えば頭は冴える「「「黙れ」」」
「ネタ…ネタって…なんだろうね…(哲学)」
「私はこういうのも好きよ♪でもまぁ…笑いって感じじゃないわね。」
「…よし!その辺りの疑問苦情は放っておこう!じゃ、今回はここら辺で…!」

「紅!」「雷。」「竜」「ネタ…」「ラジオ♪」

「「「「「これにてお別れ!また次回に会いましょう!!!!」」」」」

挨拶する五匹、後ろではらりと地へ落ちる手紙。
一番下に小さく折られた部分に追記が記されていた。

《P.S.このように、放り投げるネタによってはちょっと真面目になります。
 ネタバレじゃなければ真面目にもアホにもやるので本当気軽に投げて下さいね。》

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Re: 紅と雷と竜 @始まりから2年。

投稿 by DCD on Fri Apr 29, 2016 8:09 pm

連載頑張ってくださいね^^

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Re: 紅と雷と竜 @始まりから2年。

投稿 by Bravepow on Fri Apr 29, 2016 8:29 pm

DCDさんコメントありがとうございまぁす!!
ものすごいローペースになりますが頑張ります!!DCDさんも頑張ってくださいね!w

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Re: 紅と雷と竜 @始まりから2年。

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