彼女は本当の罪を知らない 序編
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本当の「罪猫」は誰か… 序
Re: 彼女は本当の罪を知らない 序編
「なぁ、二人とも」
気付くと、背後にはボーダーポーが座っていた。
珍しく顔を顰めている。
「ん、どうした?」
「え、いや、最近編だと思わない、サンセットレイン。」
「サンセットレイン? そうかな」
「…そう言われてみれば、僕も看護部屋でよく見かける気がする」
ドレインポーは歩みを止め、こちらにUターンしてきた。
「これから行くし、もし会ったら聞いてみるよ」
「よろしくね」
立ち去るドレインポーを眺めながら、ボーダーポーは耳打ちしてきた。
「ドレインポーのこと、どう思う?」
「…ボーダーポーも、戦士達みたいにあいつを疑ってるのか?」
「疑ってる、というか…心配なんだ」
「あぁ、それなら俺も心配だよ」
「クローズポーを、かい?」
一瞬驚いたが、それもそうか、と納得してしまった。
「…そうかもな」
視線の端にクローズポーがうつる。カミカルポーと、あと一匹誰か…アックスポーだろうか…と会話している。
これから、何かおこるのだろうか。キャンプの中には、どこか不穏な空気が渦巻いていた。
自分はどうなったっていいから、クローズポーは無事でいてほしい。
クローズポーは話をやめ、エンドポーとどこかへ歩いて行った。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
更新は、もうほぼ0ペースだと思ってください。ですが、頑張って更新していこうと思います!w
気付くと、背後にはボーダーポーが座っていた。
珍しく顔を顰めている。
「ん、どうした?」
「え、いや、最近編だと思わない、サンセットレイン。」
「サンセットレイン? そうかな」
「…そう言われてみれば、僕も看護部屋でよく見かける気がする」
ドレインポーは歩みを止め、こちらにUターンしてきた。
「これから行くし、もし会ったら聞いてみるよ」
「よろしくね」
立ち去るドレインポーを眺めながら、ボーダーポーは耳打ちしてきた。
「ドレインポーのこと、どう思う?」
「…ボーダーポーも、戦士達みたいにあいつを疑ってるのか?」
「疑ってる、というか…心配なんだ」
「あぁ、それなら俺も心配だよ」
「クローズポーを、かい?」
一瞬驚いたが、それもそうか、と納得してしまった。
「…そうかもな」
視線の端にクローズポーがうつる。カミカルポーと、あと一匹誰か…アックスポーだろうか…と会話している。
これから、何かおこるのだろうか。キャンプの中には、どこか不穏な空気が渦巻いていた。
自分はどうなったっていいから、クローズポーは無事でいてほしい。
クローズポーは話をやめ、エンドポーとどこかへ歩いて行った。
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更新は、もうほぼ0ペースだと思ってください。ですが、頑張って更新していこうと思います!w
トワイライトアウル- 新入り戦士
- 投稿数 : 72
Join date : 2015/05/16
所在地 : と、都会だし? (震え)
Re: 彼女は本当の罪を知らない 序編
ドレインポーは、逃れられない罪悪感を身に染みて感じながらも、その行為をやめようという気はしなかった。
自分のしてることは正しいと思う。戦士のおきてで、禁じられているかもしれないが。
そう、今自分がしているのは禁じられた行為なんだ・・・・
わかってはいても、自分の前足は止まる気配を見せない。
また、いつもの場所へ。
季節は移ろおうとしている。少しずつ気温は緩み…木々は紅葉の準備を始めている。
といっても、まだ暑いんだけど。
目的地に向かうのにも、もう随分と神経を使うようになった。
時々、ブレイジングリーフから、強い視線を感じるようになったのだ。
やはり、何かを探られている…。そんな気がする。
戦士たちの視線も、いつになく冷ややかだった。
そんななかでも、クローズポーはまだ僕を好いてくれているのかな。
罪悪感
再びこの感情が僕の心を蝕んでいく。
彼女を幸せにしたい…でも。
そう、でも。
彼女より幸せにしてあげたい猫ができてしまった。
もう、後戻りはできない。
深夜の森は、僕の足取りを重くしながらも、彼女に会うための道のりを、月明かりと共に照らし出していた。
自分のしてることは正しいと思う。戦士のおきてで、禁じられているかもしれないが。
そう、今自分がしているのは禁じられた行為なんだ・・・・
わかってはいても、自分の前足は止まる気配を見せない。
また、いつもの場所へ。
季節は移ろおうとしている。少しずつ気温は緩み…木々は紅葉の準備を始めている。
といっても、まだ暑いんだけど。
目的地に向かうのにも、もう随分と神経を使うようになった。
時々、ブレイジングリーフから、強い視線を感じるようになったのだ。
やはり、何かを探られている…。そんな気がする。
戦士たちの視線も、いつになく冷ややかだった。
そんななかでも、クローズポーはまだ僕を好いてくれているのかな。
罪悪感
再びこの感情が僕の心を蝕んでいく。
彼女を幸せにしたい…でも。
そう、でも。
彼女より幸せにしてあげたい猫ができてしまった。
もう、後戻りはできない。
深夜の森は、僕の足取りを重くしながらも、彼女に会うための道のりを、月明かりと共に照らし出していた。
トワイライトアウル- 新入り戦士
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