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残酷な真実〜真実は常に絡み合っている〜

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投稿 by ナイトブルー Sun May 24, 2020 11:45 pm

ネタバレあります!3の6まで読んだ方にして下さい




登場猫
リヴァー族
レパードスター(ヒョウ星)
…リヴァー族族長。アザレアファーが嫌い

アザレアファー(ツツジ毛)
…主人公。シスルポーを愛していた。シスルポーがなんで死んだのか今でも探している

シスルポー(薊足)
…ミスティフットの息子で、ムーンシャインの弟。アザレアファーを愛していた。

ミスティフット(かすみ足)
…リヴァー族副長。シスルポーとムーンシャインの母

スノーストリーム(雪の小川)
…アザレアファーの母

アンバーウィング(琥珀羽)
…いつも1匹

ムーンシャイン(月の輝き)
…ミスティフットの娘で、シスルポーの兄

サンダー族
ファイヤスター(火の星)
…サンダー族族長

ライオンブレイス(ライオンの炎)
…星の力を持つ1匹。リーフプールの息子

ホリーリーフ(モチノキの葉)
…今は生きているのかよく分からない。リーフプールの娘

ジェイフェザー(シダ雲)
…リーフプールの息子。星の力が使える

ナイトテイル(夜しっぽ)
…リーフプールの娘で4兄弟の末っ子。星の力は使えない

リーフプール(葉の池)
…4匹の母猫。元看護猫

ブランブルクロー(イバラの鉤爪)
…サンダー族副長

シャドウ族
ロビンクロー(駒鳥爪)
…シャドウ族の戦士

ウィンド族
アプリコットハート(杏心)
…ウィンド族の戦士

ナイトブルー
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投稿 by シャイニングナイト Mon May 25, 2020 7:44 am

はじめまして!(。・ω・)ノ゙
シャイニングナイトと申します!m(_ _)m
3ー6まで読んでるので読ませてもらいます!
キャラクターの名前がいいですねっ!
タイトルがカッコイイです!(*´꒳`ノノ゙☆パチパチ
シャイニングナイト
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ライオン族
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投稿 by ナイトブルー Mon May 25, 2020 8:54 am

シャイニングナイトさん

ありがとうございます!名前は結構考えました!
素人ですが、よろしくお願いします

ナイトブルー
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投稿 by ナイトブルー Mon May 25, 2020 9:29 am

「僕は君の戦士猫だから」
(私もだよ)
「大好き」
(私も大好き)
「愛してるよ。どんな猫も目に入らないくらいに」
(私もあなたのことを愛してる)
「もしも、僕らが死んだらさスター族でも仲良くしよう」
(あなたと一緒ならどこでもいい)



「起きて起きて」
うるさいなぁもう
「起きなさい!」
「は、はい!」
ああ、今日も世界はモノクロだ。シスルポーが居なくなった日、世界から色は消えてしまったのだから
「なんでしょう?ミスティフット」
彼女はシスルポーの母だ。そして副長でもある

「レパードスターがお呼びよ」
ああ、またか。レパードスターはあの日以降何日も呼んでいる

「ありがとうございます。ミスティフット」


コンコン
「お呼びでしょうか?レパードスター」
「入りなさい」
「失礼します」
いつもと同じ光景だ。
「今日も元気そうね」
「はい」
「わかってるでしょうね?リヴァー族のために働きなさい」
「分かっています」

私はレパードスターと1つの契約をした。リヴァー族のためになんでもやる代わりにシスルポーの死因を調べられること。

レパードスターが破ってもただの戦士にはどうにも出来ないが、私が破ると母が殺される。

「今日は何をしてくればいいんでしょうか?」
「そうね…戦士の監視をしなさい。全て報告すること」
「了解しました。レパードスター」
「じゃあもう行きなさい。ミスティフットが割り振りをしているはずよ」
「それでは失礼します」

毎日のやり取り。やる内容は様々だ。例えば戦士の監視。他の部族の監視。狩りのノルマ。パトロール1日。

なんだってやらされる。苦痛だとも思わないけど

「大丈夫だった?」
ミスティフットが心配そうに聞いてくる。
「はい」
「族長のお気に入りだ」
「他部族の猫じゃねーか」
私には父がいない。そんなこともあるらしいが、私は他部族の猫との血が流れているらしい。あくまで疑惑だが。
そして、族長に毎日呼ばれてれば妬みも買うものだ

「他部族の猫がリヴァー族のスパイにでも来たのか?」
「近づかないようにしようぜ」
ああ、昔からこうだった。でも、シスルポーあなたがいたから耐えられた。

昔はアンバーウィングだってムーンシャインだって幼なじみだ。あの日以降私たちの間には亀裂が走りもう今では仲良くすることもないけど。

「じゃあみんな行きなさい」
あ、聞くの忘れてた




「はあ、もうクタクタだな」
「ね」
「疲れた」
「でも今日大きい魚取れてさ」
うるさいなぁ
あ、もう寝たのか。じゃあ行くか

「レパードスター、失礼します。今日は…」

「じゃあ失礼します」

あれ?あれはムーンシャインだよね?どうしてそっちに行くの?
そっちは外に出る道だよ?

アンバーウィングもいない…母さんもいない
どうしてだろ?
まあいいや。明日は久しぶりにサンダー族に行ける。
看護猫がサンダー族に行く時、着いていくというのも契約の1つだ。





ナイトブルー
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投稿 by ナイトブルー Mon May 25, 2020 10:43 am

「僕は君の戦士猫だから」
(私もだよ)
「大好き」
(私も大好き)
「愛してるよ。どんな猫も目に入らないくらいに」
(私もあなたのことを愛してる)
「もしも、僕らが死んだらさスター族でも仲良くしよう」
(あなたと一緒ならどこでもいい)



「起きて起きて」
うるさいなぁもう
「起きなさい!」
「は、はい!」
ああ、今日も世界はモノクロだ。シスルポーが居なくなった日、世界から色は消えてしまったのだから
「なんでしょう?ミスティフット」
彼女はシスルポーの母だ。そして副長でもある

「レパードスターがお呼びよ」
ああ、またか。レパードスターはあの日以降何日も呼んでいる

「ありがとうございます。ミスティフット」


コンコン
「お呼びでしょうか?レパードスター」
「入りなさい」
「失礼します」
いつもと同じ光景だ。
「今日も元気そうね」
「はい」
「わかってるでしょうね?リヴァー族のために働きなさい」
「分かっています」

私はレパードスターと1つの契約をした。リヴァー族のためになんでもやる代わりにシスルポーの死因を調べられること。

レパードスターが破ってもただの戦士にはどうにも出来ないが、私が破ると母が殺される。

「今日は何をしてくればいいんでしょうか?」
「そうね…戦士の監視をしなさい。全て報告すること」
「了解しました。レパードスター」
「じゃあもう行きなさい。ミスティフットが割り振りをしているはずよ」
「それでは失礼します」

毎日のやり取り。やる内容は様々だ。例えば戦士の監視。他の部族の監視。狩りのノルマ。パトロール1日。

なんだってやらされる。苦痛だとも思わないけど

「大丈夫だった?」
ミスティフットが心配そうに聞いてくる。
「はい」
「族長のお気に入りだ」
「他部族の猫じゃねーか」
私には父がいない。そんなこともあるらしいが、私は他部族の猫との血が流れているらしい。あくまで疑惑だが。
そして、族長に毎日呼ばれてれば妬みも買うものだ

「他部族の猫がリヴァー族のスパイにでも来たのか?」
「近づかないようにしようぜ」
ああ、昔からこうだった。でも、シスルポーあなたがいたから耐えられた。

昔はアンバーウィングだってムーンシャインだって幼なじみだ。あの日以降私たちの間には亀裂が走りもう今では仲良くすることもないけど。

「じゃあみんな行きなさい」
あ、聞くの忘れてた




「はあ、もうクタクタだな」
「ね」
「疲れた」
「でも今日大きい魚取れてさ」
うるさいなぁ
あ、もう寝たのか。じゃあ行くか

「レパードスター、失礼します。今日は…」

「じゃあ失礼します」

あれ?あれはムーンシャインだよね?どうしてそっちに行くの?
そっちは外に出る道だよ?

アンバーウィングもいない…母さんもいない
どうしてだろ?
まあいいや。明日は久しぶりにサンダー族に行ける。
看護猫がサンダー族に行く時、着いていくというのも契約の1つだ。










「起きてアザレアポー!」
起こさないでよ。昨日シスルポーと夜遊んでいて疲れてんだから
「シスルポーのこと!」
何?シスルポーが好きな猫でも出来たの?嘘!
「なにムーンポー?」
「シスルポーがいないの!」
いない?まさかシスルポーも疲れてるはずだ
「アザレアポー知らない?」
「知らない、私…私探してくる!!!!」
シスルポーどこ?そんなに私がリヴァー族が嫌になったの?私が嫌になったなら言ってくれれば…
リヴァー族なら一緒に抜け出したのに!

「キャー」
悲鳴だ!こっちから聞こえてくる!行こう

サンダー族?

「どうしたんですか?」
「おい、ここはサンダー族だぞ!」
「リヴァー族は下がってろ」
「悲鳴聞こえましたけど」
嫌な予感はこの時からしていた
「し、死んでる!」
「誰が?」
「リヴァー族の猫!」
「連れてって下さい」
「こっちよ」
「シスルポー!!!!」
冷たいシスルポーの亡骸がそこにあった。
「シスルポー!シスルポー!返事してよ!ねえシスルポー!私だよ?アザレアポーだよ!ねえ起きて起きてよ起きてってば!愛してるって一生かけて守るって言ってくれたじゃない。あれ嘘だったの?シスルポー!ねえ起きて…シスルポーそんなに私が嫌だった?重かった?ねぇ、答えてよねえ、リヴァー族で死ぬのもやだった?昨日も!愛してるって!君と僕の子は可愛いだろうねって!話し合ったよね」
シスルポー…
「どうしたんだ?」
「ファイヤスター…」
「リヴァー族の猫じゃないですか?」
「そっとしてやれブランブルクロー」
「分かりました」
「彼は…なんで死んだの?」
彼には傷がついていた。最初は森で出来たと思ったが、そうでは無いと気づいた
「彼は殺されたんですね。あなた達の誰かに!」
許せない…私から彼を奪った猫は許さない!
「ふざけんな!いきなり押しかけてその態度はなんだ?」
「よせ、ダストペルト」
「そうよ!」
「そうですよ!」
「さすがリヴァー族だな!」
「難癖つけんのも大概にして!」
「そんなやつ殺すわけないだろう!」
「静かにしろ!」
「しかし、ファイヤスター!」
「この猫はなんて名前なんだい?」
「この猫…は、シスルポー…です。彼と私は確かに愛し合って…いました」
「どうして君はサンダー族にすぐに駆けつけられたんだい?」
「誰かの…悲鳴が聞こえたから。朝彼が居なくて調べてた時、悲鳴が聞こえたから」
「俺たちがやったとどうしてそう思う?」
「彼に傷が着いてるし、逆に他に何で死ぬんですか?」
「リヴァー族がここに持ってきた?」
「そんな手間かける方が無駄です」
「いいだろう、戦士にも傷が付いてるか調べていい。もちろん戦士は傷がついてはいるが」
「ありがとうございます。ファイヤスター」
「ファイヤスター!でも」
「ダストペルト、君はファーンクラウドがリヴァー族で死んでいたら騒ぎ立てるだろう?」
「まあ、それは」


「どうだった?」
「だれからも見つかりませんでした。怪しい傷は」
「ファイヤスター!」
「ミスティフット!久しぶりだな」
「シスルポーが死んだってほんとう?」
「確か君の息子だったな…本当だ」
「案内してくれない?」
「いいだろう、着いてきて」
「シスルポー!」
ミスティフットはまた子を無くした悲しみで溢れていた
「そんな!シスルポー!どうして死んだの?」
「俺が気付いた時にはもう…」
「ファイヤスター!私を助けてくれたあなたの部族を疑いたくは無いのだけど… 」
「アザレアポーがもう調べた。何も見つからなかった」
「そんな!」
「ファイヤスター、ちょっと話があるわ」
「レパードスター!」
その後、シスルポーが忍び込んでいたことは問われなかったが、死因が追求されることもなかった


「やめなさい!」
「いや、彼が居なきゃ私はこの世界に生きられない」
「シスルポーが死んだからって死なないで。私と同じようにあなたの母まで苦しむのよ」
「それでも母さんは立ち直れるの!私には無理なのよ、話してミスティフット」
「無理よ、あなたが死のうとしてるのに離すわけないわ」
「じゃああなたまで巻き添えにする」
「やれるものならやってみなさい」
無理だよ、シスルポーの母を私が殺すことは出来ない

「お願いします、離してください。お願いですから!」
「嫌よ」
「あなたが…憎い」
「憎くて憎くて仕方ないです。あなたがシスルポーの元へ行くのを禁じる」
「聞きなさい!私は母も父も弟もそして息子もいなくなったのよ!それでも耐えてるの!」
「あなたは強い!私には無理なんです。母がいなくなっても他の誰が居なくなっても隣にシスルポーがいれば立ち直れた。でも!彼が居なきゃ無理です」
お母さんは好きだ。ミスティフットもムーンシャインも好きだ。でも、シスルポーは違う。愛してるんだ。

「お願い、死なせて」
「そこまでにしなさい」
「レパードスター!」
「族長が!シスルポーの死因を隠蔽したあなたが…何の用ですか?無様だって笑いに来ましたか?ざまあみろって!ふざけないでください!あなたに私の気持ちなんてわかんないんです」
「分からないわ。分かりたくもない。アザレアポーこっちに来なさい」
「嫌です」
「今から言うことに納得出来ないなら死んでもいいわ」
「分かりました」
「ミスティフット、部族を任せたわ」
「はい」
「シスルポーの死因を調べることを許可するわ。サンダー族に行く用があればサンダー族に行く部隊に混ぜてあげる。夜、抜け出してサンダー族に行ってもバレなければいいわ。その代わりバレたら許さないわよ。そして、シスルポーの死因が分かるまで私の目となり耳となり手となり足となりなさい。私に忠実になりなさい」
「分かりました」
シスルポーを殺したやつを許さない…













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投稿 by ナイトブルー Mon May 25, 2020 1:30 pm

すみません。ジェイフェザー(カケスの羽)でした。
ファーンクラウドと間違えてました

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投稿 by ナイトブルー Mon May 25, 2020 2:32 pm

「起きて、アザレアファー!」
「許…さな…い」
「起きなさい!!!」
「はい…なんで…しょう」
「サンダー族に行くのよ」
え?ああ、夢か…生々しかった
「ありがとうございます」
そういえば昨日いない猫多かったな
「モスウィング」
「アザレアファー!」
「この間は治療して下さりありがとうございました」
「それが仕事なのよ」
「今日は…?」
「サンダー族に薬草を交換しなきゃ行けなくて」
「では、護衛させていただきますね」
「ありがと、行きましょ」
「はい!」
サンダー族に着いたらまずやることがある。1つ目は戦士の夜の確認だ。夜、殺した猫が夢に出てくるって聞いたことがある。
2つ目は戦士部屋の確認だ。
最もただ耳を済ませるだけだが。
そして、3つ目強い猫を探す。
シスルポーは強かった。もちろん見習いだし、シスルポーより強い猫は多いがこの場合怪我ひとつおわないくらい強い猫を探すこと。
そしてその猫を見張ること
「終わったわよ」
「もうですか?」
まだ全然調べてない
「ええ」
「分かりました」
仕方ない…夜に忍び込むしかないか


トントン
「レパードスター」
「誰?アザレアファーね、入りなさい」
「失礼します。今日行ってきてもよろしいでしょうか?」
「気をつけて、くれぐれも」
「バレないようにですね、大丈夫です。バレたところであなたのことなんて言いませんし」
「あ、そうね。行ってらっしゃい。ちゃんと寝なさいね」
「了解しました」

ハア…今まで何回か行ったことはあるが、寝言で呟いている猫はいない。

サンダー族に入るにはまずシャドウ族に入る。

シャドウ族の林はどうも気味が悪い。

私は泥にまみれ、リヴァー族の匂いを消す。

バレたら終わりだ。レパードスターになんて言われるか
もう調査を禁じられるだろう。
私の生きがいを奪われたらどうしていいか分からない

でも、死ねないのだ。母がどうされるか分からないから。母が悲しむのは仕方ないが、(薄情だけど)母がこき使われるのをスター族で見る訳にはいかない

あれはロビンクロー!やばい隠れなきゃ

え?気づいてない。よかったけどあんなに慌ててどこに行くの?

まあいいや、先に進も。

ここからはサンダー族だ。

ああ、スター族よ、どうか見つかりませんように

戦士部屋に入るのは怖い。正直言って何をされても文句は言えない。レパードスターは私を探さないだろうし。覚悟を決めないと

戦士部屋に入り、少し見てみる。

分かってるよ。こんなタイミングよくシスルポーのことを言ってるわけないって。でも、これが生きがいだから仕方ない

帰るか。戦士部屋を静かに出る。あとはサンダー族を出れば…
「おい、お前何してる」
やばい、終わった
「えっと、その」
「また俺を狙いに来たのか、誰に命令されてるんだ!言え」
なんの事?あなたを狙いに?誰が?
「な、なんのことですか」
「兄さん、本当に知らないみたいだよ」
「そうか?じゃあ余計に何しに来たんだ」
「シスルポーの…死因を」
「探しに随分たったサンダー族まで来たのか」
「は、はい。すみません」
「お前何族だ?」
「り、リヴァー族です」
「名は?」
「アザレアファーです」
「今すぐファイヤスターにお前について言うから待っとけ 」
「待ってください!」
「なんだ?」
「前にあなたを狙った猫の名前は!」
ああ、シスルポーじゃなきゃいい。
「シスルポーだ」
「だから殺したんですか」
ああ、冷たい声だ。
「ああ」
「ふざけんな!」
地面を蹴り飛びかかろうとする。
「やめて」
「リーフプール!どいて」
「無理よ退けないわ」
「お願いします、あなたが彼を愛してると言うならば私はシスルポーを愛してた!シスルポーの仇を討たせてください」
「ライオンブレイスは私の大事な猫よ、ごめんなさい」
「お願い、私あなたのことすきなんです!私だったら部族よりも!恋愛をとるから。薄情ですけど、私はそれほどまでに彼を愛していたから。あなたの気持ち分かるんです。だから」
「ごめんなさい」
「お願い!」
「ごめんなさい!」
「リーフプール、そこを退いて下さい」
「ライオンブレイス、でも…分かったわ」
「もし、君が傷つけないというのならば知ってる限りを話すから」
「分かりました」
「今度の大集会に会おう」

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投稿 by シャイニングナイト Mon May 25, 2020 2:44 pm

え?まさか、つまり、もしかして、
間違ってたらごめんなさいですけど、
シスルポーを殺したのって
ライオンブレイズですか?Σ(゚ω゚ノ)ノ
ラ、ライオンブレイズッ?!۳( ̥O▵O ̥)!!
(勝手に驚いてます)
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投稿 by ナイトブルー Mon May 25, 2020 3:19 pm

いや、そこはまあお楽しみに(基本的に原作の猫を改悪はしないのでまあ…色々と)

読んでくれてありがとうございます!

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投稿 by ナイトブルー Mon May 25, 2020 5:21 pm

〜大集会〜
ああ、シスルポーあなたはライオンブレイスの命を狙っていたの?
それでも私はあなたのこと愛してるわ。
でも教えてよどうして狙ったか
「ねぇ、ライオンブレイスどういうこと?」
「あの日色々とあって俺とジェイフェザーとナイトウィングは外にいたんだ。ジェイフェザーは弟のことで、ナイトウィングは妹のことなんだけど」
「ナイトウィングってアンバーウィングと仲が良かった?」
昔ナイトポーとアンバーポーは仲良かった
「確か、で音がするから行ってみたらシスルポーがいたんだ。その瞬間俺を目掛けてやってきてでも無我夢中でやり合ってたら死んでた…悪いと思ってる。でもな!俺は爪を立てていないし、殺した覚えもないんだ。」
「私は今あなたが憎いです。あなたのこと恨んでます。」
「俺を殺したいか?」
「確かに殺したくないと言われれば嘘になります。
でも、殺しません。だって、スター族で彼が待ってるから」
「ねえ、君は確か」
「アザレアファーです。」
「てことはあの日の時点では」
「アザレアポーです」
「あのさ、俺とやり合ってる時彼が怯えながらアザレアポーが殺されるって言ってたんだ」
アザレアポーが殺される?
アザレアポーって私だよね?私が殺される?誰に?なんで
「ちょっとまってて、ジェイフェザー!こっちに来てナイトウィングも!」
「ジェイフェザーって看護猫だよね?」
「そうだ」
「ジェイフェザー、ナイトウィング『あの日』のこと覚えてないかい?」
「ああ」
「覚えてるわ兄さん」
「話してくれ」
「あの日は私と兄さんとジェイフェザーで夜歩いていたらシスルポーが来て兄さんと戦ってたの。それでシスルポーはその後ライオンブレイスが…わざとじゃないけど」
「そう、ありがと」
「なあ、もしかしたらシスルポーは脅されていたんじゃないか」
「え?どういうことジェイフェザー?」
「つまり君の命をとられたくなければ僕を狙えって」
「もしそうならなんであなたの命を?特別なの?」
「僕にもわからないよ」
「分かった」
「このことは秘密にして貰える?」
「ああ」
「分かったわ」
「できる限り協力するよ」
「よろしく」
こうして大集会は幕を閉じた

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投稿 by シャイニングナイト Mon May 25, 2020 5:28 pm

良かった、わざとじゃなかった.......ε-(´∀`)
信じてたよ、ライオンブレイズ!
っていうかシスルポー、脅されてたなんて可哀想....。誰だ、脅したやつ(✧"✧)
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投稿 by ナイトブルー Mon May 25, 2020 5:49 pm

ありがと見ててくれて
まあライオンブレイスはまだまだ頑張ってもらいますよ!アザレアファーの協力者として

シスルポーとアザレアファーは甘々だからね。引き裂いたやつは許さない

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投稿 by ナイトブルー Mon May 25, 2020 7:07 pm

「あなたは彼に似てほしいの。強く優しく育ちなさい。泳ぎは苦手かしら?彼の子だものね。そして、正義感が強いの。好奇心旺盛ではダメよ。外に出ることは許さないからね」
アザレアキッドの母はいつもこう言い聞かせた。
「わかってるよまま」
「いい子ね、そのまま成長してね。彼に似なさい」
(かれってだれだろう?)
「うわっ、浮浪猫の子だ!」
「ちげーよ、こいつはなサンダー族の子なんだ」
「シャドウ族じゃなかったのかよ」
「みんな馬鹿だなウィンド族だよ」
(みんなうるさいな)
「まま、あのねこたち…」
(ねてるの?)
「ままってわたしのことすき?」
(そとにでてみればしんぱいしてくれるかな)
「じゃーね」
(せんしさんがいないとき!いまだ)
「うわっみずってきもちいい!」
(りゔぁーぞくに生まれてよかった)
「さかなだ!」
(とってみれるかな)
「うわぁ、だれかたすけて!だれか」
(くるしいよ、いきができないよ。たすけてまま)
「ちょっとまっててね」
「だれ?」
「ぼくはシスルキッド、いまからきみをたすけ…うわぁ!」
「しするきっど!」
「ごめんね、ぼくもおちちゃった」
「ねぇ、しするきっどわたし…ながされちゃう!」
結局、二匹は遠くへ流された。
「しする…きっど、いきて…る?」
「ぼくはだいじょうぶだよ、アザレアキッドは?」
「なんとか」
「だれかむかえにきてくれるかな」
「きてくれるよ、ぼくの母さんはふくちょうなんだ!」
「みすてぃふっと?」
「そうだよ!」
「ねぇ、しするきっどさむい」
「ぼくもさむいよ、ぼくたちでせなかあたためよう。おいで」
「しするきっどきもちいい」
「ねぇ、アザレアキッドおやすみ…」


「あら?あなた達大丈夫?」
「ふわぁ…だれですか?」
「リーフプールよ」
「りーふぷーる?」
「ええ、サンダー族の看護猫なの」
「そうなんですね」
「ちょっと色々あってここにいたのだけど1回サンダー族のキャンプに来なさい」
「わかりました」
「しするきっどありがとね、ひーろーさん」
「ちがうよ、ぼくはきみをつけていたんだ。きみがまたかげぐちいわれないかしんぱいで」
「しんぱい…?」
「そうだよ、きみがきづついてないか」
「ありがと!そんなこといってくれるねこはじめてあった!しするきっどだいすき」
「えっあえっとねあー」
「どうしたの?」
「可愛いわね、失礼します!ファイヤスター!リヴァー族の子猫を2匹拾ってきたのですが」
「だれかレパードスターに連絡してきてくれないか」
「私が行きます」
「よろしくなサンドストーム」
「君たちは?」
「シスルキッドとアザレアキッドです」
「シスルキッドはミスティフットの子かい?」
「はい、そうです」
「そうなのか!君の母親には随分と仲良くさせてもらったよ」
「シスルキッド、アザレアキッドこれを飲みなさい」
「これは?」
「なぁに?りーふぷーる」
「体が暖かくなるの」
「飲む!…まずい」
「うぇー」
「2人とも頑張ったな」
「ファイヤスター!」
「ミスティフットか!君の子達を預かっているよ!」
「すみません、ほんと。リーフプールもありがとう」
「私はそんなに」
「シスルキッド、帰ったら話しましょうね?アザレアキッドもよ」
「はい…」
「はぁい」
(こわいおーらがただよってる)
「抜け出すだけならまだしも他部族まで迷惑をかける猫はいません!見習いになれないわよ。レパードスターもお怒りなんだから」
「えぇ」
「やだ」
「こら」
「まあまあミスティフットいいじゃないか」
「ファイヤスター…ありがとうございます。帰るわよ」
「じゃあね、ファイヤスター、リーフプール」
「ばいばい!ふぁいやすたー?りーふぷーる」
「じゃあね」
「ああ」
「ねえ、あなた達なんでこんなことしたの?」
「それは…」
「わたしがわるいんです。わたしがぬけだしたから…わたしをしするきっどがたすけてくれたんです」
「なんで抜け出したの?」
「それは…」
(ままがしんぱいしてくれるかしりたかった)
「まあまあ母さんいいじゃん」
「良くないわよ!どれだけ心配したと思ってるのよ!1歩間違えたら死んでたのよ?生きてたのが奇跡なの。それをあなたは分かってるわけ?」
「ごめんなさい」
「2人とも心配したのよ本当に…生きてて良かった」
「ほんとうに?ほかのぶぞくとのはーふかもしれないのに?」
「当たり前じゃない、アザレアキッドあなたは私たちの大事な仲間なのよ。それに私だって半分サンダー族の血を継いでいるのよ」
「みすてぃふっと、ありがと」
「だからあなた達、後で話があります」
「はい」
「すみませんでした」
「レパードスター!」
「あなた達!見習いになるのは考えるわ。しばらく保育部屋にいなさい!許可がなければ出ることを禁じるわ」
「すみませんでした」
「ごめんなさい」
「アザレアキッド、心配したのよ!」
「まま…」
「なんてことをしてくれたのよあなたは!」
「ごめんなさい」
「もう私の元から離れないでね」
「わかった。シスルキッド、ありがとねだいすき」
「えあありがと」
「あら?シスルキッド、もしかして…」
「うるさい!母さんこ、これは違うんだよ熱いんだ」

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残酷な真実〜真実は常に絡み合っている〜 Empty 残酷な真実〜真実は常に絡み合っている〜

投稿 by ナイトブルー Tue May 26, 2020 11:06 am

懐かしい夢を見たな…
まさかあそこでリーフプールに命を救われていたとは思わなかった。しかも母さん?
シスルポー…あなたの仇を討つからスター族で見てて
「レパードスター、今日夜に外出許可を頂けませんか?」
ライオンブレイスと会うことになっている。
「何かあったの?」
「まあ…」
「何があったの?」
「えっと、それは」
「アザレアファー、契約したこと忘れたの?」
契約には分かったら真実を話すこととなっている。
「すみません…」
レパードスターが脅していた猫の確率は部族内でNO.1だ。
レパードスターは族長だから。
私を殺すと言って殺すことも出来る。
族長が見習いを殺せない理由なんて無いのだから。
それに契約をして真実がバレたら私を殺すのかもしれない
「くだらないことです。ただ、疑わしい猫が出てきただけです」
「誰なの?」
「分かりません」
「え?」
「名前が分かりません」
嘘だけど仕方ない
「そう…まあいいわ任務に支障が出ない限りなら」
「ありがとうございます」
まあ、レパードスターが真犯人なら証拠なんてあがってこないだろうし、どうすればいいか

「アザレアファー、少し話があるの。後でいい?」
「分かりました。ミスティフット」
もしかして何かバレた?
まあいいや、パトロール行こ

「おい!ここにリヴァー族の匂いがするんだけど」
ロビンクローあなたもリヴァー族来てたよね?
「はあ?知らないわよ!」
ムーンシャインそれ私です
「そこのやつじゃねーか」
「こちらこそシャドウ族の匂いがしますけどロビンクローあなたですか?」
「な、なんの事だ?」
「見たんですよ私、夜寝れなくて困ってる時」
「もしかして誰かに逢いに?」
「岸の近くを歩いてたぞ!ちゃんと」
「へぇー」
私もちゃんと岸歩いてましたよ。まあ最も夜歩いて攻撃されてもあまり文句は言えなそうだけど。
レパードスターは抗議しないだろうし
「でもあんなに急いでどちらへ?」
「お前には関係ない!」
いや、怪しさ100%じゃん
「そうでした。すみませんでした」
「では失礼します」





☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「お待たせライオンブレイス」
ここはサンダー族だ。正直バレたらライオンブレイスも私も終わるが、仕方ない
「いや、大丈夫。それより早く話そうか」
「兄妹は?」
「あいつら来るなって言ったら2匹ともどっか行っちゃった」
「そうなんだ」
「怪しい猫はいた?」
「レパードスター!」
「レパードスターって言ったら族長だろ?どうして僕を傷つけたがるのかわからないな」
「族長なのはむしろいいんじゃない?族長なら私を殺すこともできるし、シスルポー的にも従わなきゃ」
「一理あるな。あ、僕が考えたのが、共犯の可能性だ」
「どういうこと?」
「疑いたくはないけど僕を嫌いなら…」
「サンダー族かウィンド族だよね」
「そう」
「となるとクロウフェザーとかも…?」
「隠蔽か?もう意味なくないか」
「部族に忠実だよーって示すため?」
「それをレパードスターに依頼した 」
「報酬は今少なくなっている獲物で」
「全部辻褄があうな」
「いや、1つ何故シスルポーか?」
「確かに。むしろ確実に殺したいなら」
「強い兵士を送るか」
「シスルポーを恨んでいた猫っていた?」
「シスルポーを愛していた猫に聞くそれ?私の知る限り親がミスティフットだから妬んでいた猫はいた」
「そうか」
「でも、レパードスターは恨んでないしむしろミスティフットのこと色々と負い目に感じてるから」
「そうか」
「じゃあレパードスターが誰かに依頼してそれを誰かがシスルポーに?」
「それバレたらレパードスターが口封じでもするんじゃない?」
「それが出来ないのはミスティフット?」
「いや、親が子に依頼する?それにレパードスターとしてはサンダー族を殺すのに半サンダー族は使わないでしょ」
「だよな」
「あと、気になるのがロビンクローと、ムーンシャイン、母さん、アンバーウィング」
「なんでだ?」
「夜な夜な抜け出している」
「尾行は?」
「してないよ、殺されたくもない」
「君って信じてないんだね自分の部族」
「信じるのは一生涯で彼だけだから。寂しいよね」
「ああ、じゃあできる限り尾行をしてくれないか?」
「そうだ、もしあなたがトドメを刺してなかったら刺したのはジェイフェザーかナイトテイルかも」
「僕に兄弟を疑えと?」
「じゃあ自分を疑っててよ、ずっと!」
「ああ、兄弟を疑うよりはマシだよ!」
「盲目だねほんと」
「ああ、でも疑うことは出来ない」
「そう、でもね私にはあなた達3人がシスルポーを殺したことは間違えないの!」
「先に殺そうとしたのは彼だろう!」
「ライオンブレイス、うるさいな」
「やべ、すみませんダストペルト」
「じゃあもう帰るから」
「ああ」

ナイトブルー
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投稿 by ナイトブルー Tue May 26, 2020 2:07 pm

やっぱり喧嘩になってしまった。はあ…
というかさっきからなんか忘れてる気がするんだよな…誰かと…何かをしてたよーな
やばい忘れてた!ミスティフットとの約束!!どうしよ怒られるかな
まあ明日謝ればいいか
「散々待たせといて寝る気?」
「ミスティフット!すみません。これには訳が」
「訳?サンダー族の領地内にズカズカ入っていくこと?それともライオンブレイスと会ってただレパードスターのことを疑ってたこと?」
「いつから?」
「大集会の時あなた達が集まっていて不自然だった時」
「でも、あなたは副長では」
「そうね、でもその後夜隠れて出ていったら怪しいわよ?私との約束まで忘れてね」
「このことは秘密にしてくれませんか?」
「もうあの子のことは置いといて前に進みなさい」
「っ無理です」
「過去に縋ってないで今を見て」
「彼を殺した本当の猫を見つけるまでは無理です。いや、見つけても」
「いい加減にして!シスルポーがいなくなって傷ついているのはあなただけじゃないの!自分だけが傷ついたように言わないで!」
「ごめんなさい…でも!」
「あなたにはシスルポーしかいなかった訳じゃない。母親だって私だっているのよ。レパードスターだって」
「族長が信じられない」
「確かに族長はミスをしたことは何度もあるわ。私だって恨んでいた。彼女がいなければ弟を失わなかったって。でも、族長があなたのことを気遣っている気持ちそれは本物よ」
「じゃあ誰が!」
「私も認めたくはないわ。でも、リヴァー族の誰かが共犯なのは間違えないの」
「全部聞いてたんですか?」
「聴いてたわ。盗み聞きは良くないだろうけどあなたがリヴァー族の情報を漏らすかわからなかったもの。それに私の話も聞こえたし。もしあなたが絶対に犯人を見つけると言うのなら私も協力するわ」
「ありがとうございます」
「いいのよ、それに昔のようなやり取りは好きよ」
「あの頃は幸せでしたから」
「でも、手のかかる弟子だったわ」
「ハハ、すみませんね」
「ねえ、怪しい猫は何匹?」
「母さん、アンバーウィング、ムーンシャイン、レパードスターの4匹です。あと、ロビンクローが夜湖の近くを歩いていました。それにジェイフェザーと、ナイトテイルも。レパードスターを除いて全員夜いませんし」
「なんで夜歩く猫が怪しいの?」
「彼らがライオンブレイスを暗殺できず、そのままいいやってなると思いますか?彼らは集まって何かしてても不自然じゃない」
「そうね、じゃあ私はレパードスターとムーンシャインを見るわ」
「ありがとうございます」

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投稿 by ナイトブルー Wed May 27, 2020 10:47 pm

ねえシスルポー、あなた本当に殺そうとしたの?」
「まさかそんなわけないじゃないですか」
「じゃあどうして襲いかかったの?」
「だってあん時は半分やけくそで、彼に静かにしてもらってから話せる場所に連れていこうと、そして死んだフリをしてもらおうって思ったんです」
「さすが私の孫ね」
「それで?」
「彼らはまだ諦めてません。ブルースター、リヴァー族が危ないです!」
「娘も?」
「1番危ないかもしれない」
「レパードスターは何をしてるの!」
「まあまあ落ち着けブルースター、ミスティフットは強い。君の血を継いだ子が弱いと思うかい?心配するのは今はミスティフットじゃない」
「あの子のこと?」
「彼女が理性を保っていると思うかい?」
「分かりません。でも、彼女は」
「いや、真実を知ったらむしろ」
「そうですね」
「スター族で出来ることは?」
「正直敵が多いな…予言をするかどうする?」
「できることをしましょう」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ねぇ、私あなたの事が好きなの」
「俺も好きだよ」
「愛してる」
「部族の違いなんて関係ないからな」
現在、私アザレアファーはムーンシャインとロビンクローのイチャイチャぶりを見せつけられています。
(普段短気なロビンクローが)
「月が綺麗だね」
「君の方が綺麗だよムーンシャイン」
「月の輝きだもの!」
「2匹で逃げちゃおうか」
「いやよ、まだダメ。もう少し待って」
「ああ、いつでも待つよ」
シロだな…まあ本当はダメなのかもしれないけど正直私は恋愛の方を選ぶから黙ってよ
「おかえりアザレアファー、どうだった?」
「特に何もありませんでしたよ」
「そう、レパードスターも寝ているわ。まあ部屋に入っていないし分からないけど」
「ありがとうございます」
「いいえ、いいのよ。おやすみ」
「おやすみなさい」



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
あいつが憎い。私から全て奪っていくあいつが憎い。自分は全て奪われた。好きだった猫もあの子も、あいつだけじゃない。私から離れたやつに分からせてやろう。私を怒らせたらどうなるか。そしてあいつからも奪ってやろう。全てを。ああ、あいつの悲しみに暮れる顔を見てみたいものだ。あいつは私に詫びるだろうか?ああ、まずは仲間を探すところから始めよう。
全てはあいつを傷つけるために
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今日はゆっくり寝るか…
「ねえ、アザレアファー!」
「シスルポー?あなたなの?生きてたの?」
「夢だよ。ねえ、アザレアファー聞いて」
「何?」
「川がハンランする。」
「どういうこと?リヴァー族で川が氾濫するの?ねぇ」
「待っていかないでシスルポー!!愛してる!!!」
「あら?ありがと」
「え?・・・ミスティフット!」
「あなた今いつと思ってるの?もうすぐ太陽がてっぺんにのぼるわ」
「あの、それは」
「シスルポー?」
「はい…なんか予言を言ってたような…洪水とかなんとか」
「今はむしろ浅くなってきているわ」
「そうですよね…」
「でもスター族からのお告げならちゃんと聞かないと、レパードスターに一応報告しておくわ」
「ありがとうございます」
「ねえ、ムーンシャインが最近上の空なんだけど何か知らない?」
「母親のあなたに知らないこと知ってると思います?」
ごめんなさい知ってます。でも、ミスティフットは他部族と恋愛することの危険をしっているだろうし、
まあ本人にきいてみるか
「ねえ、ムーンシャイン」
「何?」
「うわっ、ムーンシャインそんな猫と仲良くするべきじゃないぞ」
「君まで変な目で見られる」
「死者に縋ってばかりのゴミが」
「ごめんなさい、後でね」
はぁ…めんどくさ。だいたいミスティフットだってサンダー族とリヴァー族の血をついでるのに!
みんなさりげなく副長に喧嘩売ってるよ?
それにあんまり記憶はないがホークフロストだって浮浪猫とタイガースターの子じゃん。
ホークフロストやミスティフット、モスウィングと私も変わらないじゃんって言えたらどんなにいいか
「ハイハイ、みんな。喋るのはそこまでにして」
「ミスティフットはあいつの味方なのか?」
「副長が味方か敵か判断してたら部族内で対立が起こるわ。この話はおしまい」
「今日は魚をとりたいな」
「俺は見習いの訓練をしたい」
ああそういえば私は誰かの指導者になったことはない。何故だろうか?嫌われてるから?確かに族長には嫌われてるが、なぜそんなことを?
というか嫌いならなぜ私にミスティフットを指導者につけたんだろう?
考えてみれば疑問ばかりだ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ある1匹の猫が、リヴァー族の運命を変える。」
「どういうことですか?クルキッドスター」
「1匹の猫の思いに取り憑かれリヴァー族を変えるだろう。」
「滅ぼすの…ですか?待ってください!クルキッドスター」





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投稿 by ナイトブルー Tue Jun 02, 2020 10:58 am

ライオンブレイス視点
ああ、僕は猫を殺してしまったのだろうか?
急に襲いかかってきた猫はまだ見習いで、それでも力は強かった。
僕の目の前にはぐったりとした猫がいる。
まさか…そんな本気でやってなんて!
「兄さん…なんてことを」
「ナイトテイル!違うんだよ!僕は」
「兄さんごめん!」
「そっちは!危険だ、待て。ジェイフェザー、任せた」
「いや、ちょっと」
「ごめん、今度1番いい獲物とってきてやるから」
「全く!僕にどうしろって言うんだよ?」
「ジェイフェザー!助けてください!」
「今は夜だろう。何かあったのか」
「色々あってとりあえず歩きながら説明します!」
「あ、ああわかった!リー…行こうか」
「はい!」
はあ…ナイトテイルを追わなくては
ファイヤスターになんて言うか…これからどうしよう。彼だって未来があったのに!
ライオンブレイス、忘れるな!自分が強いことを!
「あ、いた!ナイトテイル」
「兄さん!兄さんが彼を殺したって言ったら私死ぬから!」
「どういうことだ!ナイトテイル。話を!」
「ただでさえ変な目で見られているのに耐えられると思う?ほら見ろって言われるわ!兄さんが隠しておけないというのなら私の為に隠してよ!ホリーリーフのだって隠したじゃない」
「そ、それは!」
「その事も言ってやるわ!いったら末代まで呪ってやる!それに、彼は兄さんを襲いに来たのよ?殺しても仕方ないわ」
「ちょ、ちょっと!」
「約束して!じゃないと」
ナイトテイルは爪を喉に当てる
「馬鹿なマネはよせ!」
「じゃあ約束して!」
ナイトテイルを助けるためだ。とりあえずは仕方ない
「わかった」
「良かったわ、もし兄さんがYESと言わなかったら私自分を殺してたわ!」
「ナイト…テイル」
ああ、自分たち兄弟はどこで間違ってしまったのだろうか?生まれた時から?だいたい生まれるべきではなかったのではないか?
僕はこれからどうすればいいんだ?
ああ、スター族さまいるなら助けてください!



ああ、一睡も出来なかった。騒がしい!まさかナイトテイル!

「キャー」
言いたくて仕方ない。どうすればいいんだ?

「どうしたんですか?」
「おい、ここはサンダー族だぞ!」
誰だ?まさかもう…
「リヴァー族は下がってろ」
「悲鳴聞こえましたけど」
随分と食い下がるな
「し、死んでる!」
「誰が?」
「リヴァー族の猫!」
「連れてって下さい」
「こっちよ」
「シスルポー!!!!」
シスルポーというのか…僕が殺してしまった猫は。
本当に申し訳ありませんでした。僕は…僕は!
「シスルポー!シスルポー!返事してよ!ねえシスルポー!私だよ?アザレアポーだよ!ねえ起きて起きてよ起きてってば!愛してるって一生かけて守るって言ってくれたじゃない。あれ嘘だったの?シスルポー!ねえ起きて…シスルポーそんなに私が嫌だった?重かった?ねぇ、答えてよねえ、リヴァー族で死ぬのもやだった?昨日も!愛してるって!君と僕の子は可愛いだろうねって!話し合ったよね」
アザレアファーというのか…どうお詫びをすればいいんだ!僕はリーフプールやスクワーレルフライトを責めることなんて出来なかったんだ!こんな事をやったくせに!結局2匹からも軽蔑されるのだろう
「どうしたんだ?」
「ファイヤスター…」
怖い…どうすればいいかわからない
「リヴァー族の猫じゃないですか?」
「そっとしてやれブランブルクロー」
胸が痛い
「分かりました」
「彼は…なんで死んだの?」
俺がつけたんだ
「彼は殺されたんですね。あなた達の誰かに!」
あ、どうしよう。僕はバレるのを恐れているみたいだ
「ふざけんな!いきなり押しかけてその態度はなんだ?」
「よせ、ダストペルト」
「そうよ!」
「そうですよ!」
「さすがリヴァー族だな!」
「難癖つけんのも大概にして!」
「そんなやつ殺すわけないだろう!」
「静かにしろ!」
「しかし、ファイヤスター!」
「この猫はなんて名前なんだい?」
「この猫…は、シスルポー…です。彼と私は確かに愛し合って…いました」
・・・
「どうして君はサンダー族にすぐに駆けつけられたんだい?」
「誰かの…悲鳴が聞こえたから。朝彼が居なくて調べてた時、悲鳴が聞こえたから」
「俺たちがやったとどうしてそう思う?」
「彼に傷が着いてるし、逆に他に何で死ぬんですか?」
「リヴァー族がここに持ってきた?」
「そんな手間かける方が無駄です」
「いいだろう、戦士にも傷が付いてるか調べていい。もちろん戦士は傷がついてはいるが」
俺はついてない。『戦い』で着くわけない
「ありがとうございます。ファイヤスター」
「ファイヤスター!でも」
「ダストペルト、君はファーンクラウドがリヴァー族で死んでいたら騒ぎ立てるだろう?」
「まあ、それは」
「どうだった?」
「だれからも見つかりませんでした。怪しい傷は」
「ファイヤスター!」
「ミスティフット!久しぶりだな」
「シスルポーが死んだってほんとう?」
「確か君の息子だったな…本当だ」
「案内してくれない?」
「いいだろう、着いてきて」
「シスルポー!」
ミスティフットの子だったのか?心無しかさっきより震えている
「そんな!シスルポー!どうして死んだの?」
「俺が気付いた時にはもう…」
「ファイヤスター!私を助けてくれたあなたの部族を疑いたくは無いのだけど… 」
「アザレアポーがもう調べた。何も見つからなかった」
「そんな!」
「ファイヤスター、ちょっと話があるわ」
「レパードスター!」
ファイヤスターはこの死因を事故とした。実際に傷がなかったのと誰か分からなかったことだ。シスルポーも猫ではない何かに追われサンダー族に来たことになった。
「おい、お前何してる」
既視感があるな、この前と同じなのかもしれない。
しかし、結構な時間がたった気がする
「えっと、その」
「また俺を狙いに来たのか、誰に命令されてるんだ!言え」
ああ、こいつも間違えて殺してしまうのか?ならいっそ先に自白させ殺さないようにしよう
「な、なんのことですか」
とぼけているのか?ライオンブレイスはジェイフェザーをちらりと見る
「兄さん、本当に知らないみたいだよ」
「そうか?じゃあ余計に何しに来たんだ」
襲撃では無いだろうし、まさか…
「シスルポーの…死因を」
「探しに随分たったサンダー族まで来たのか」
心臓がバクバクしている
「は、はい。すみません」
「お前何族だ?」
「り、リヴァー族です」
「名は?」
「アザレアファーです」
「今すぐファイヤスターにお前について言うから待っとけ 」
早く立ち去りたい
「待ってください!」
「なんだ?」
「前にあなたを狙った猫の名前は!」
もう全てがどうでもいい気がした。
「シスルポーだ」
「だから殺したんですか」
「ああ」
もう認めてしまおう
「ふざけんな!」
遅い遅い、そんなんじゃ僕を殺すことはできない。
このレベルなら本気を出さないで勝てる。殺さないで済む
「やめて」
リーフプール…どうしてここに
「リーフプール!どいて」
「無理よ退けないわ」
「お願いします、あなたが彼を愛してると言うならば私はシスルポーを愛してた!シスルポーの仇を討たせてください」
「ライオンブレイスは私の大事な猫よ、ごめんなさい」
「お願い、私あなたのことすきなんです!私だったら部族よりも!恋愛をとるから。薄情ですけど、私はそれほどまでに彼を愛していたから。あなたの気持ち分かるんです。だから」
「ごめんなさい」
「お願い!」
「ごめんなさい!」
「リーフプール、そこを退いて下さい」
大丈夫、僕は傷付けないし傷つけられないから
「ライオンブレイス、でも…分かったわ」
「もし、君が傷つけないというのならば知ってる限りを話すから」
僕だって知りたいんだよ、シスルポーが狙ってきた本当の訳。そして、まだ狙ってくるのか…僕は何度も殺さないと行けないのか
「分かりました」
「今度の大集会に会おう」

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投稿 by ナイトブルー Tue Jun 02, 2020 6:32 pm

〜大集会〜
今日全てがわかるはずだ
「ねぇ、ライオンブレイスどういうこと?」
「あの日色々とあって俺とジェイフェザーとナイトウィングは外にいたんだ。ジェイフェザーは弟のことで、ナイトテイルは妹のことなんだけど」
予言とホリーリーフのことだ。予言の事はナイトテイルは多分違う。
「ナイトテイルってアンバーウィングと仲が良かった?」
昔ナイトポーとアンバーポーは仲良かった
「確か、で音がするから行ってみたらシスルポーがいたんだ。その瞬間俺を目掛けてやってきてでも無我夢中でやり合ってたら死んでた…悪いと思ってる。でもな!僕は爪を立てていないし、殺した覚えもないんだ。」
爪は出したが、深くは刺してない。殺したのは僕なのか考えてしまう
「私は今あなたが憎いです。あなたのこと恨んでます。」
「僕を殺したいか?」
殺したくないって言ってよ!僕の方こそ殺したくないんだから
「確かに殺したくないと言われれば嘘になります。
でも、殺しません。だって、スター族で彼が待ってるから」
「ねえ、君は確か」
何か頭に引っかかる
「アザレアファーです。」
アザレアファー…アザレア…ファー…アザレアポー!!
「てことはあの日の時点では」
「アザレアポーです」
「あのさ、僕とやり合ってる時彼が怯えながらアザレアポーが殺されるって言ってたんだ」
確かそれから力が強くなった
「ちょっとまってて、ジェイフェザー!こっちに来てナイトテイルも!」
きいたかも!
「ジェイフェザーって看護猫だよね?」
「そうだ」
「ジェイフェザー、ナイトテイル『あの日』のこと覚えてないかい?」
「ああ」
「覚えてるわ兄さん」
「話してくれ」
何か掴めるかもしれない
「あの日は私と兄さんとジェイフェザーで夜歩いていたらシスルポーが来て兄さんと戦ってたの。それでシスルポーはその後ライオンブレイスが…わざとじゃないけど」
「そう、ありがと」
「なあ、もしかしたらシスルポーは脅されていたんじゃないか」
「え?どういうことジェイフェザー?」
「つまり君の命をとられたくなければ僕を狙えって」
「もしそうならなんであなたの命を?特別なの?」
「僕にもわからないよ」
僕の予言のことか?まさかな…知っている猫は少ないじゃないか!
僕が強いから妬みに思っているんだよ!それかブリーズペルトか、ナイトテイル、クロウフェザーとか?
リーフプールがあんなことしなければ…!!
「分かった」
「このことは秘密にして貰える?」
「ああ」
「分かったわ」
「できる限り協力するよ」
もう二度と誰も傷付けない
「よろしく」

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投稿 by ナイトブルー Fri Jun 05, 2020 10:27 am

「アンバーウィング、どこにいくの?」
「え?いや、あどこにも行きませんよやだな。ミスティフット」
「そうなの?最近危険だから気をつけてね、近くの猫が襲われたらしいの」
「ありがとうございます。おやすみなさい」
「ええ、おやすみ」
アンバーウィング…どうしたのだろう?これでも昔は仲良かった仲だ、心配にはなる。そういえばあの日の少し前からアンバーウィングは夜いなかった…まさかね、なんで彼が?でも調べてみる価値はある。
「来てくれたのね!」
「君のためなら何処へだって行くよ」
「私もよ、愛しているわアンバーウィング」
「ナイトテイル…」
いや、前から仲良かったけど…まさか付き合ってるとは思わなかった。リヴァー族×サンダー族多くない?
一瞬疑ってごめんね
「アンバーウィング、あの事なんだけど」
「なんだい?」
邪魔しちゃ悪いから帰ろ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「はあ…」
「どうしたの?」
「アプリコットハート!!!」
昔はアプリコットハートもシスルポーが好きで仲良くなかったが、今は親友だ。
「シスルのこと?」
「そーなの。犯人探ししてるんだけどムーンシャインもアンバーウィングも抜け出してたから怪しいと思ったけどどっちもデートだったの」
「そういうこともあるよ、ところでアザレアファーのお母さんが、前にこっちの縄張りに入ってきたんだけど知ってる?」
「知らない、ごめんね」
「まあ今回はいいよ、ごめんもう行かなきゃ!じゃあね」
「うん」
お母さん…?どうして

「レパードスター、母がウィンド族にいたそうなんです」
告げ口してごめんね、でも、私にとってはあなたは彼を殺したかもしれない猫なの
「そう、言っておくわ」
「待って下さいませんか、あの何をしているのか探りを入れてからでも…?」
「はぁ…まさか母親を疑っているの?」
「思い込みは目を曇らせます」
「もし、私が殺したとしたら?」
「その真実を大集会でバラします。そして暗黒の森に行ってタイガースター達と仲良くやってもらいます。私が手を下してスター族に行けなくなることは彼と会えないということなので」
「そう…ミスティフットも疑ったことはあるの?」
「そりゃありますけど、彼女ならもっとその上手く」
少なくとも私を人質にすることはしなくてもいい。
「まあそうね」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「アザレアファー、つけてるでしょ?」
「母さん…」
「あなたの父親にあっていたのよ」
「私の父さん…?」
「そうよ」
「ウィンド族にいたのは?」
「彼がウィンド族の奥の丘から来たから」
「そう…でも、危ないよ!」
「彼を愛したあなたなら分かるでしょ?」
「まあ…」
「もうつけてこないで!」
「わかった、ごめんね」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「おい!」
「誰ですか?」
「お前の父親だ」
「私の父?名前は?」
「ホークフロストだ、知ってるだろ?」
「えいや知ってますけど」
「お前が知りたがってることを教えてやる」
「なんですか?」
「そういうのには対価が必要だと教わらなかったか?俺と会って練習に付き合ってくれ、俺も娘と仲良くしたい」
「いいですよ!」
情報が欲しい…!
「こっちに来い!見せてやる」

ここは大集会の島?

「そんなこと…そんなこと!出来ない」
「でも、このままじゃ私死んじゃうわ」
「君の所の族長に言えばいいだろう?」
雌猫は黙って首を振る
「じゃあリヴァー族に来るかい?」
「連れ戻されちゃう!いい、あいつがいれば私は幸せにはなれないの。どこへ逃げても追いかけてくる。あいつの秘密を知ってるのは私だけでもの」
「でも!」
「あなたがそんな猫だと思わなかった、失望したわ」
雌猫は雄猫に目もくれず駆け出した
「じゃあ何か考えてみる…」
「ありがと、愛してる」
くるっと振り向くと雄猫の方へ駆け出す
「僕も」
「そろそろ帰らなきゃ!」
「わかった…じゃあね」
雌猫が消え去ったあと雄猫の所にまた別の猫がやってきた
「その話聞いてたんだけど、何もあなたがやらなくてもいいでしょう?私がどの猫かにその役目任せるわ」
「それは出来ないよ!」
「なら族長に相談しなくては…ね?」
「分かりました…」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
…これが真実…嘘でしょ!
なんで!
「アンバーウィング!」
「な、何?慌てて」
「今すぐナイトテイルにあわせなさい!」
「そんな、僕がどうして」
「さっさとして」
「ふざけんなよ」
「そっちこそ!私は全て知ってるんだから!さあ早く」
「え、まさか…わかった」


「ライオンブレイス、ナイトテイル!!!!」
「なんだい?いきなり入ってきて!」
「すみませんファイヤスター!ライオンブレイスあのことで」
「ファイヤスター、申し訳ありませんが、少し抜けても?」
「ナイトテイル、僕と話がある」
「はぁ…ファイヤスター、失礼します」
「それで話ってなんだよ」
「ナイトテイル!あんたがライオンブレイスを殺すようにアンバーウィングに言ったんでしょ?」
「だからその話はなしだって言っただろ?」
「夢を見たのよ、スター族が見せてくださったんだと思う。そこでナイトテイルはアンバーウィングにその事を言って…ナイトテイルとアンバーウィングは愛し合ってたの。ナイトテイルはライオンブレイスにまるで暴力を振られてるかのように傷を作って」
「本当なのか…?いや、まさか」
「ええ嘘よ、私はアンバーウィングなんて愚図好きじゃない。それ以外は本当だけどね」
「愛してるって言っただろ」
「あんなの計画を進めるために言っただけよ、気持ち悪い」
「そんな…」
「で、アンバーウィング!!彼がシスルポーが行くって知ってたの?」
「知らなかったよ、まさか友達が暗殺者として送られるなんて」
「ちょっと待ってくれ!どういう事だ」
「いい、よーく聞いて。まずナイトテイルは何らかの理由であなたを殺したかった。でも、自分で殺すのは嫌だったので他部族の仲良かったアンバーウィングに頼んだ。アンバーウィングはそれを他の猫に聞かれた。その猫が、シスルポーに私をタネに脅した。この世でね私をタネに脅すのに1番ピッタリなのは1匹しかいないのよ!夢でもその猫だった!その猫の名前は」







「スノーストリーム、母さんだよ」

自分の母親が犯人かもとは思ってたし、アンバーウィングもそうかと疑ったよ!でもね、まさか2匹どっちもとは…



「スノーストリームをここに呼んできてくれないか?」
「わかった!呼んでくる」
「その間に僕達兄弟は話し合うことがあるから。」
「最後にトドメを刺したのはあなたじゃないわ、ナイトテイルよ」
「ああ、だからあんなに言うのを嫌がったのか!」
「そうよ!馬鹿な兄さん」
「君も行ってくれないかアンバーウィング」
「わかった…」
母は何故なぜウィンド族に行ったのだろうか?
父親だと思ったが、違うみたいだ。
シスルポーを死に追いやっておきながら父とあっているわけがない。
「ミスティフット!スノーストリームは」
もう母さんとは呼びたくもない
「昨日から居ないわ!起こさないでよ!」
「探してきます!」
「全く…気をつけなさい!最近危ないから 」
「ここか?」
なんの声だ?
「誰だ!」
アンバーウィングが鋭くうなる
「静かに」
「ここか?」
「はい!いいですか?リヴァー族を全滅させてくださいね!」
「分かってる!」
「浮浪猫だよ!レパードスターに伝えなきゃ!」
「2匹ともどうしたの?」
「ミスティフット!!!浮浪猫が!攻めてきます!」
「沢山います!」
「早くみんなを起こして!」
「分かったわ!」
「私はレパードスターを!」

「レパードスター!!!」
「何?まだ夜明けすぎよ!」
「浮浪猫が攻めてきます!!!!沢山います」
「まさか…最近起きているのは?」
「全て彼らの仕業です!」
「でも、いきなりキャンプを攻めてくるなんて!」
「内通者がいます!!!スノーストリームです!」
「わかった!」
「なんだよ」
「どこにいるんだよ?」
「いないじゃん、ふわぁ…寝よ」
みんな待って!!
「みなさん揃ってお目覚めで」
「誰?」
レパードスターが怒鳴る
「テラー(恐怖)ですよ、ブラッド族のスカージ(災い)の敵討ちです。それとここの方が狩場に適しているので。俺はスカージの様に優しくなくて、今すぐやってやる!かかれ」
「アザレアファー!援軍を呼んできて!」
「湖1周は無理です!」
「他に回せる猫はいないの!はやく」
「分かりました」
ねえ、今だけ今だけ私に味方してくれない?シスルポー

ナイトブルー
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残酷な真実〜真実は常に絡み合っている〜 Empty 残酷な真実〜真実は常に絡み合っている〜

投稿 by ナイトブルー Sat Jun 06, 2020 4:23 pm

「おい!ここをどこだと思ってる?シャドウ族だ!」
「お願いします!ブラックスターに会わせて下さい」
「キャンプに来て命令だと?リヴァー族もくさってるな」
「じゃあ私の処遇を決めかねてブラックスターに突き出すのでもいいですから!これは部族を滅ぼす危機なんです」
「いいだろう!ただし、変なことをしてみろ!入ったこと後悔させてやる」
お願い…間に合って!
あんなやつの思い通りなんてさせない!



「なんなんだ?」
「リヴァー族のやつです!話があるそうで」
「なんだ?」
「ブラッド族が、攻めてきてます!」
「なんだと?」
「スカージは倒したはずじゃ」
「ママ、ブラッド族ってなーに?」
「しっ」
「族長、信じるのですか?」
「リヴァー族の罠かもしれないだろ?」
「もしそうなら!私を引き裂いてキツネの罠にしていいですから!スター族に誓って真実しか言っていません!なんにだって誓います!レパードスター、部族の誇り、愛した猫、子猫、長老、獲物…お願いします!大勢なので全部族が力を合わせないと倒せません!」
お願いします、スター族様!そして、シスルポーお願い!!
「わかった…ただし違ったらお前の所の族長も許さないからな」
「分かっています」
アザレアファーは駆け引きが苦手だ。だから、とりあえずYESと言っておくしかない
「では、私は他の部族を説得するので向かってくれませんか?」
「ああ」
「ありがとうございます!我が部族はシャドウ族に感謝します」

急がなきゃ!
「おい!ここはサンダー族だ!」
「ファイヤスターに会わせてくれませんか?」
どうしよう!いそがないといけないのに
あっ…!
「ライオンブレイス!!!スノーストリームが、ブラッド族を連れてきたの!!!」
「ブラッド族だと!?」
「本当か?」
「お願いします!私はウィンド族にも援軍を求めないといけないから急いでください!」
「僕が説得しとくよ!」
「ライオンブレイス、ありがと!」
「あいつの…せめてもの償いだよ」
「じゃあ任せたから!ダストペルト、あなたもおねがいします!」
「ああ」
「では失礼します」
助かった…

ああ、どうしよう。足が動かない…
「誰か…助けて、シスルポー!」
『大丈夫、僕と一緒に行こう』
「シスルポー?」
『そうだよ、さあ行こう!』
「うん!」
夢…じゃないんだ!どうやったのか分からないけどシスルポーがあいに来てる!
アザレアファーは足が軽くなり元気を取り戻していた。
(ああ、やっぱりシスルポーが居ないと辛い)
「ここは私たちの縄張りよ」
アッシュフット!話がわかりそうで良かった!
「お願いします!助けてください。私たちのリヴァー族の縄張りにブラッド族が入り込んできてるんです!スカージの敵討ちと、この森を乗っ取るために」
「嘘でしょ!キャンプに来て事情を説明して」
「分かりました」
「アッシュフット、それにリヴァー族の猫じゃないか。どうしたんだ?」
「ブラッド族が攻め込んだらしくて」
「何だと!?それは本当か?」
「はい、本当です。スター族に誓います。それと、部族の誇りにも」
「わかった…援軍はどのくらい必要か?」
「子猫、長老猫以外全て」
「キャンプが手薄になる!」
「今誰が襲うんですか!」
アザレアファーはイライラした
『落ち着いて』
シスルポーがそっと宥めるとアザレアファーは1度息を吸い、
「もしここで負ければもう、私たちはここで生きられません」
「どういう事だ?」
「ここで負けるのはリヴァー族とサンダー族、シャドウ族を合わせても勝てなかったということです」
「はぁ…わかった。手を貸そう。アッシュフット、頼みがある」
「わかりました」
「では、失礼します!」
急がなきゃ

ナイトブルー
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残酷な真実〜真実は常に絡み合っている〜 Empty 残酷な真実〜真実は常に絡み合っている〜

投稿 by ナイトブルー Sun Jun 07, 2020 1:09 am

「はぁ…はぁ…」
「大丈夫? 」
「アプリコットハート?」
「そうだよ」
「ウィンド族はまだ来てないよね?」
「先に来たの」
「そう…ありがと」
「じゃあ戦いに行ってくるね」
私も戦わなきゃ!
でも、まだシャドウ族しかしてない…
レパードスターも怪我しながら必死に戦ってる!
どうしよう!早く…早く来て!!
「俺たちが相手だ!」
サンダー族!!来てくれたんだ!
「大丈夫か」
「うん、大丈夫ありがとライオンブレイス」
「じゃあな」
「うん」
この猫は、やばい強そう。
アザレアファーは体格差があり、すぐに上に乗られてしまった。
(こんな時は…降参したフリ。もちろん、きかないだろうが)
「ハッ、終わりだ!」
(かかった…!)
すぐに隙をついて抜け出し首に鉤爪を当てる。
「もう二度と来ないで!」
「ヒッ」
シスルポーがいればよかったな、シスルポーは戦いも狩りも一人前の戦士だった。だからこそアプリコットハートも好きになったのだろう
「アザレアファー、危ない!!!」
「え?ミスティフット、どうしたんですか」
いきなり頭を強く殴られる。後ろを向くと…


アプリコットハートがいた


「な、なんで?」
そういえばなんで母がウィンド族にいたのだろう?
なぜワンスターの話を聞いてからキャンプに行ったのに私を追い越さなかったのだろう…

答えは明白だ

スノーストリームの味方…

でもどうして?

「おめでたい性格してるわね、ほんと。私はシスルポーを本当に愛していたの!だから、彼を私から奪ったあんたを殺す」
「え?」
「バカね、なんで彼があんたを好きになったのかわかんないわ」
(そんなの…私が1番思ってるよ!家柄?もミスティフットの息子だから良いし、性格は完璧、ブルースター、オークハート、ミスティフットを継いで狩りも戦いも1人前。戦士タイプより族長タイプで、彼の考えた作戦は面白い。そして私のピンチに駆けつけてくれるすごい猫)
「でも、彼は私を好きになってくれた…いや、愛してくれた」
「ええそうよ!だから、あなたを殺すの」
「そんなこと彼は望まない」
「彼が望むか?あんたに彼の何が分かるの!」
「分かるわよ、こっちはね!子猫の頃から彼をずーっと見てるんだから!」
「私だって見てるわよ!」
「知ってる…あなたの思いを否定する気は無い…でも彼がこのまま生きてたらどうした?」
「あんたを殺したわよ、そして彼の心を奪った」
「そう…気軽に殺す殺す言ってくれるのね」
「だってあんたが憎いから!」
前足が思い切りふりかかる。
後ろは他の猫が居て動けない…というかさっきの頭の一撃が大きい…アザレアファーは何とか横にずれた。
後ろにいた浮浪猫に思い切り乗られ前には鉤爪が喉元に迫ってくる。
怖くなって目を瞑る…
いつまでも痛みが来ない
『はぁ…はぁ…まさか君から受ける…とはね、アプリコットハート』
「シスルポーなの!?ねえ、私の事好き?あんな雌猫忘れて私と付き合おう」
『ごめんね…僕君のこと…好きには…なれない』
「なんで?」
『僕の愛してる…アザレアファー…を殺そうとしたから』
「そんな!死なないでシスルポー!」
今度こそスター族からも死んでしまう…
『君が痛…みを感じ…るのは辛いから…』
「でも!一緒にスター族に行けたのに!」
『ごめんね…もう…無理…母さんと姉さん…を…任せた…よ…愛してるよ…いつまでも…どんな猫より…もね』
「シスルポー?シスルポー?いや!いや、私はこれからなんのために生きればいいの?ずーっとスター族に行くことだけを夢見てたのに!もう無駄なの?じゃあ…じゃあ!こいつ殺していいの?スノーストリームも、アンバーウィングも、ナイトテイルも、アプリコットハートも全員!!!!殺していいの?」
「やめなさい、そんなことしてもシスルポーは帰ってこない」
「分かってます!分かってるけど」
「今はシスルポーの愛したリヴァー族を守りなさい」
「分かりました…取り乱してすみませんでした」
ああ、こんな残酷な仕打ちがありますか?私が何をしたんですか?友達だったものに裏切られ母だったものに恋人を殺され友達だったものにもう1回殺される!

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投稿 by ナイトブルー Sun Jun 07, 2020 1:49 pm

1度確認
シスルポー…青みがかった灰色の猫。族長の器で狩りも戦いも得意。子猫の時、悪口を言われ耐えてきたアザレアキッドが一瞬見せた笑顔に惚れ、この子を自分の手で笑顔にすると誓う。指導者はレパードスター(副長の子どもだから)
モテる。ライオンブレイスを殺さないとアザレアファーを殺すと彼女の実の母に脅され、実の母なら暗殺はいくらでもできるからと、ライオンブレイスを1度死んだことにしようとしたが、失敗を悟ったナイトテイルに殺された。

アザレアファー…小さい頃川に落ちたあと自分も寒いのに心配してくれるシスルキッドに惚れた。父親はホークフロストだが、母と父の間に愛はない。スノーストリームはアザレアファーに『誰か』に似て欲しかった。
シスルポーの死因となった猫を許さない。
ある、『予言』の猫な為に、指導者がミスティフット
三毛猫

スノーストリーム…1番の黒幕。『誰か』を愛していたが、その彼が別の猫とくっついた為、その『別の猫』を恨み、その猫を逃さないためリヴァー族を皆殺しにするよう依頼する。(自分の元から離れたアザレアファーと『誰か』も殺させる)
シスルポーにライオンブレイスの暗殺をするようおどした。三毛猫

レパードスター…シスルポーの指導者。ある『予言』
を受けた。これでも、アザレアファーを心配はしている。

アンバーウィング…ナイトテイルと思いあっていると思っていたが、実はナイトテイルに利用されてただけ。灰色の猫

ムーンシャイン…ロビンクローが好き。黄金色の猫。ミスティフットの娘でシスルポーの姉

ミスティフット…リヴァー族副長で、ムーンシャインとシスルポーの母。アザレアファーの指導者

ミスティフットの連れ合い(イメージです)…黄金色の猫。ある猫から好かれていた


ナイトテイル…ライオンブレイスの予言の力を妬み、アンバーウィングを使い『暗殺』させようとしたが、来た猫が見習いで、負けそうだったため殺した

ライオンブレイス…星の力を持つ。最初は自分が殺したことへの罪悪感、次に妹の犯罪を止められなかった罪悪感、怒りからアザレアファーを手伝う。シンダーハートが好き

ロビンクロー…シャドウ族だが、ムーンシャインを愛している。黒い猫


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投稿 by ナイトブルー☆ Tue Jun 09, 2020 12:42 pm

視点
私は、ある地位になりたかった。しかし、私はなれなかった。他の猫が選ばれたからだ。

私は好きな猫がいた。しかし、私は結ばれなかった。
他の猫を選んだからだ。

私は自分の子を『一生懸命』育てた。彼の子では無いけれど彼のように。しかし、私の子は他の猫に懐いた。私が出来なかった大恋愛までした

だから、復讐してやる。自分から離れた私の子も好きだった猫も他の猫を選んだ族長も、そして全て私から奪ったあいつも




ユルサナイ



あいつが自分のせいで全てを失うところを見てやろう


きっと最高に面白い


まず、あいつの肉親だ。特に他の部族(主にサンダー族)には『ブルースターの再来』とも言われて私の子を誑かした見習いでいいだろう。

見習いのせいで計画が失敗した。私の子は彼にならなかった。


ナイトテイルとアンバーポーが話しているのが聞こえた。

ライオンブレイス?

サンダー族1の戦士とも呼ばれている彼なら

『ブルースターの再来』に勝てるだろう。


よし、これを使おう。

脅してライオンブレイスを暗殺するように命令する


脅す材料?


私の子だ。見習いの1番の弱点

見習いは賢かったから分かっただろう


私が子どもを殺すことを厭わないという覚悟が。


もし成功したら大集会で裁いてやろう、罪悪感をかんじて死ぬかキツネやアナグマの餌になるか暗殺されるか


まあ返り討ちだろう。あの弱虫に本当に殺せるとは思えない。


殺さずに帰ってきたら私の子を目の前で殺しその後で見習いも殺してやろう


うん。最高だ



次の日『見習い』は最悪の姿で死んでいた。

私は笑いを必死に堪えた

私の子もあいつも泣いていた。

最高な気分だ!!!


これで終わりだと思わないでね?

まだスタートだから


子どもの父親が夢に出てきた。



ホークフロストの言った通り、『彼ら』はそこにいた。

凶暴そうだな


私には怖くないけど


私はリヴァー族を皆殺しにするよう頼んだ。



でも、私の手であいつだけは殺してやる


私はリヴァー族に恨みを持つもの、又はリヴァー族のある特定の猫に恨みを持つものを集めた。

リヴァー族以外はどうでもいい。

いや、出来ればあの猫と仲いいサンダー族は嫌いだが、『彼ら』がどうにかしてくれるだろう

なのに


なぜみんな戦闘態勢なんだ?


なぜ全ての部族がいるの?


誰かが伝えたの?

テラー、自信満々だったのになぜお前達は負けているの?


仕方ない


あいつだけころそう




我が部族の副長サマ、ミスティフットだけは



殺してやる


後ろに回り込む。気づいていない。テラー達の軍と一生懸命戦っている。

お前も終わりだ!

本当は9回殺したかったが、1回でやってやる

いや、スター族でも殺してやる


鉤爪を振り上げる


貰った!


「ミスティフット、危ない!!!!!!!」

え?

ナイトブルー☆
子猫
子猫

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投稿 by ナイトブルー Fri Jun 12, 2020 9:00 am

どうして?
どうしてスノーストリームはこんな事をやったのか?
なんでシスルポーなの?
昔夢に出てきた彼って誰?
私の父親はホークフロストでしょう?
ホークフロストのようになって欲しくてシスルポーが邪魔だったの?

だったらこれも?
ホークフロストの作戦なの?

ホークフロストは死んだんじゃないの?

でも、夢に出てきた…

というか、ホークフロストが、こちらの世界に出てこれるようになっていたら?

タイガースターとかもいるかも!

族長達を探さなきゃ!

いや、待ってホークフロストはスノーストリームといるかも!

探せ急いで探せ


いた!

え?

これ以上失望させないでよ!!!!!!

まだ、誰かを殺そうとしていたの?

「ミスティフット、危ない!」

ミスティフットが後ろを向く。

スノーストリームが仲間を呼ぶ!

やばい、3対1だ!

急がなきゃ!!


ドン!

「俺様にぶつかってくるとはいい度胸だなぁ」

「誰?」

「ブラッド族のナイトメア(悪夢)だ」

やばい、やられる!

怖い!


やられる!
「君は逃げて」

え?死んでない?

「早くしろ!」
「アンバーウィング!あんたのこと許したわけじゃないけどでも!ありがと」

スノーストリーム!あんたを一生許さない!


ああ、そうか

私昔からスノーストリームよりミスティフットの方が何倍も好きだったんだ

シスルポーがいたから忘れていた

私の事をみてくれず『いい子』でいることを望むスノーストリーム(母親)より、私を見てくれるミスティフット(指導者)の方が何倍も大切だった。

でもそれよりもっともっと好きだった、愛していたシスルポーの命を奪ったことは絶対に許さない


もう今では恨み、怒り以外何も感じない


「スノーストリーム!こっちを向け 」
自分でも驚くほどの低い声が出る

「アザレアファー!」

「殺してやる!」
もう、スター族に行けるかなんでどうでもいい
かれがいないスター族なんてなんの価値もない

「あんたが1番許せない」
実際に手を下したのはナイトテイルとアプリコットハートだ


だけど


「私の気持ち知ってたクセに!族長に素直にいえばよかったでしょ!それにブラッド族だって呼んだのはあんただし、シスルポーが2回死んだのはどっちもあんたのせいなんだよ!」

「うるさい、私はこいつを殺したいの!」


「なんでミスティフットを恨むの!」

「副長になれなかったのもラーチクラウドと連れ合いになれなかったのも娘をラーチクラウドのようにできなかったも全部こいつが居なきゃ!成功した
だから、殺すのよ」

ああ、狂ってる

「だから、シスルポーを殺したのね?」

「そうよ、あんなクズ」

「今なんて言った?」

お前が言うな

「身の丈に合っていない夢を持ち、こんな奴の息子で頭がおかしい見習い…一生見習い」

「そうさせたのはあんただろ!それに彼は身の丈にあってない夢なんか見てない!!彼ならなることが出来た」

「くずたちの真似をして?」

「くず?レパードスターも、ファイヤースターもブルースターも、ミスティフットも、ストーンファーも、オークハートもくずじゃない」

彼はレパードスターのように賢くファイヤースターのように信じる心を持ち、会ったことは無いが、ブルースターのように柔軟に考え、ミスティフットのように友好的で、ストーンファーのように勇敢で、オークハートのように強い族長になりたいと言っていた


彼ならなれたはずだ…

「彼は最高の族長になったわ」

「まあどうでもいいわ、もう。」

スノーストリームが近くにいた猫に合図をする

その猫は迷わず私に向かってくる。

鉤爪を出して殺す気満々だ

その間にスノーストリームはミスティフットを殺す気らしい。

近くの木に登る。

私も4分の1サンダー族(タイガースターだけど)の血を継いでいるからか木に登るのは得意だ

真下に来たところで木から急いで飛び降り、そのままスノーストリームとミスティフットの間に飛んだ

鋭い痛みがしてそこでアザレアファーの意識は途絶えた



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投稿 by ナイトブルー Mon Jun 15, 2020 10:32 pm

「シスルポー、ここにいたの?」
アザレアポーは木の下でウトウトしているシスルポーを見つけた
「ここは風が気持ちよくって」
「シスルポー、長老達の話聞きに行かない?」
「どんな話?」
「うーんとね、確かクルキッドスターの話とトラ族の話」
「僕はいいや、ねえ、アザレアポー夢ある?」
「夢…?シスルポーとずーっと一緒にいること」
「僕もだよ」
シスルポーが優しく言うとアザレアポーは照れて下を向いてしまった
「それとね、笑わないでね?僕は族長になりたいんだよ」
「族長になりたいの?」
「そうさ、レパードスターのように賢くて、僕の母や兄を助けてくれたファイヤスターのように信じる心を持ち、僕の祖母だって言うブルースターのように柔軟に考えられ、ミスティフットのように友好的で、見習いを守ったストーンファーのように勇敢で、僕の祖父のオークハートのように強い族長になりたいんだよ。5つの部族が平和でいられるようにしたいんだよ。もちろん君と一緒に…ね?」
「…!!!…シスルポーならできるよ」
アザレアポーはまたも恥ずかしそうに俯く。
シスルポーはその様子をしばらく見ていたがやがて言った。
「僕は君だけを愛すよ、何があってもね」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「ねえ、アザレアポー起きて」
「何?」
アザレアポーは不機嫌そうな声を出したが、シスルポーを見ると途端に元気になった。
「アザレアポー、ごめんね僕は族長になることは出来ない」
「なんで?」
「死んじゃったんだよ…僕」
「なんで?嘘でしょ?」
「最後に夢に出てきたんだよ。ねえ、僕のこと君は信じられなくなるかもしれないから聞いてくれる?」
「シスルポーを信じられなくなることはないよ」
「僕はライオンブレイスを殺そうとなんてしていないんだ」
「なんの話?」
「覚えておいて、僕はライオンブレイスを外へ連れ出して1回避難させようとしたんだよ。でも、僕ちょっと…いやかなり焦っちゃって計画を台無しにしてそれで無謀にも飛びかかって、ジェイフェザーとナイトテイルから離そうとしたんだ。2匹が暗殺を依頼した場合もあるから」
「ねえ?ジェイフェザー?ライオンブレイス?ナイトテイル?何の話なの?」

「いつかわかる。それまで覚えといて僕は誰も殺そうとしていない。そして僕は先に逝っちゃうけどスター族できみのことを待ってるし何か君にあったらとんでいくよ。だって僕は君を愛しているから」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「アザレアファー!アザレアファー!!起きて」
「シスルポー…?」
「違うわよ!モスウィングよ」
「私死んだんじゃ?いてっ」
体を起こそうとするがズキズキと痛む
「まだ起こさないで。今は何とか生きているわ。ねえ、起きたって伝えてきてくれない?」
モスウィングは弟子の方を見て頷く
「何とかですか?」
「ええ、傷が深くてね。もしかしたらこのまま…」
モスウィングが目を曇らせる


「起きたのか?」
「ライオンブレイス?戦いは?」
「終わったよ全て。君が全部族に伝えてくれたおかげで」
「それじゃあ勝ったのね?」
「もう、大丈夫だ」
「ねえ、ライオンブレイス…ナイトテイルは?」
「あいつは、まだ追放されてない。でも、戦いの最中僕を殺そうとしたから…」
「ライオンブレイス、シスルポーはあなたのこと殺そうとしてなかったわ」

「ああ。彼は爪を出していなかった。彼の死は惜しいよ、僕も彼と友達になりたかった」

「彼はきっとあなたと仲良くなれたわ。族長にも…」

「でも、彼は最後まで君の事だった」

「私も、常に彼のことよ」


「…なあアザレアファー、あの日の真実を明らかにしよう」

「ええ、ナイトテイルもスノーストリームもアンバーウィングも罪を償ってもらいたいわ…アンバーウィングは追放されて欲しくないけど」
「じゃあ僕ファイヤスターに伝えてくる」


ああ、彼は本当に死んじゃったんだ

彼のことを誰も思い出せなくなるまで死なないと思ってた


「バカだなぁ、私もシスルポーも」

シスルポー…私死んでも良かったよ?
だってもう真相は知れたもの。


「ねえ、シスルポー…私もう生きている意味がなくなっちゃった…あなたがいないスター族など私には価値がないの。なのに…なのに!なんで死んじゃったの!ばかばかばか!!!死なないでよ!一緒にスター族行きたかったよ。ねえ、応えてよ。常に私の事守ってくれるんじゃなかったの?ねえ、守ってくれるなら隣にいてよ!ねえ…!!!シスルポー…」

「このままいっそ死にたい…」

「死なないで」

「族長…あの時みたいですね、でも違う。私はスノーストリームがどうなってもいい」

「あの時だって私はあなたに死んでほしくなかったわ」

「族長は私の事嫌っているかと」

「そんなことない、でもあなたのこと恐れてはいた」

「?」

「ある1匹の猫が、リヴァー族の運命を変える。1匹の猫の思いに取り憑かれリヴァー族を変えるだろう。」

「予言ですか?」

「そう。あなたがもし、シスルポーを愛していなかったらきっと私たちはブラッド族にやられていたわ。そしたら3部族ではもっと死傷者が出たでしょうね」

「私が愛していたからシスルポーは殺されたんですよ」

「それは違うわ、スノーストリームが愚かにも間違ったものを恨んだからよ。」

「族長…族長には誰かを愛したことはありますか?」

「…」

「すみません、忘れてください」

「…そうね、そう。予言のことだけど私あなたに謝らなくてはいけないの」

「どうしてですか?」

「あの頃リヴァー族は幸せだった。だから、運命を変えるのはむしろ不幸にすることなんだと思っていたの。それを一族に伝えたの。」

「だから、嫌われていたんですね」

「ええ、ごめんなさい。」

「だから、ミスティフットが指導者なのですか?」

「そうよ、彼女が指導者なのは間違った道に進まないため。」

「そういう事だったんですね!だから、弟子がいなかった」

「そうよ」

「いいんです、私には常に彼がいたから」
きっかけは彼が私の悪口を心配したこと。

「そう、じゃあ帰るわ…なんでここにいるの?」

「あ、危ない!」


スノーストリームが監視を倒し、レパードスターの横を通り抜けアザレアファーの方へ向かってきた。

アザレアファーは怪我をして動ける状態ではない。

「痛い…やめてスノーストリーム!」

「邪魔したやつは全員殺してやる!」

「やめて!」

「副長が何の用ですか?」

「やめなさい」

「あんたに何がわかる?」

「私に何がわかる…?むしろかわれるものなら喜んで代わってあげるわよ!母も父も弟も息子もいないけどね」

「私の娘だって私の元を離れた!」

「アザレアファーは物じゃないの!あなたの欲望を叶える道具じゃないの!そりゃあ洗脳しようとしたら離れても行くわ」

「うるさいうるさい!まずはアザレアファー殺してやる」

「話してる間にこっちだって反撃できるんだよ!」

アザレアファーの爪がスノーストリームの喉を切り裂いた

と、同時にスノーストリームの爪がアザレアファーの腹を切り裂いた。


「一生…あんた達を呪って…やる…暗黒…の森…でね」

スノーストリームは死んだ。

彼女は彼女の娘によって死んだ。

最後まで呪いの言葉を言った。

「ああ、アザレアファー!!!」

「ミス…ティフッ…ト…今…まで…ありがと…ご…ざいました…みんなも…」

彼女の前には三毛猫がいた。

「誰ですか?」

「あんたの祖母だよ、スノーストリームの母さ。今回は済まなかった。あんたもシスルポーも」

1匹は呪いの言葉を。1匹は感謝の言葉を。

2匹とも盲目的に猫を愛しただけだ。

だが、2匹は対照的だ。

「ああ、アザレアファー!」

どの部族も自分たちのキャンプに帰っていった。

リヴァー族はただ黙ることしか出来なかった。

今までバカにし嫌ってきた猫こそが自分たちを救ったことがなんとも言えなかった。


スノーストリームはキャンプの中に葬られなかった。

ナイトテイルは追放された。

アンバーウィングはやり直しのチャンスが与えられた。

アプリコットハートは追放された。


これが良かった結末かは分からない。もしかしたらアンバーウィングも追放するべきだったのかもしれない。

でも、彼女が最後に望んだことだ。

だから、全ての部族がその通りにした。

ロビンクローとムーンシャインはムーンシャインが身ごもったことで別れた。

ライオンブレイス達はまた星の猫として活躍するだろう。

でも、全部族もこれは覚えていた。


何があろうと愛を貫いた2匹のことは。


ナイトブルー
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