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天の川の中で (3期あたり)

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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Mon Oct 12, 2015 7:33 pm

☆天の川の中で★  (3期あたり)


 登場猫

・ダスクウィング(黄昏の翼)・・・日を浴びると炎のように輝くショウガ色の毛の雌猫。目は澄んだ青。
             スクワーレルフライトとブランブルクローの娘。
             スター族の新入り戦士。

・スノウポー(雪の足)・・・純白の毛と琥珀色の目を持つ雌猫。
          ダスクフェザーの妹。
          サンダー族の看護猫見習い。

・アースハート(土の心)・・・ダスクフェザーと同じ色の毛皮に琥珀色の目をした雄猫。
           スター族の新米戦士。

 この三匹は原作のジェイフェザー、ライオンブレイズ、ホリーリーフのポジションです。

・シナーディプレッション(罪猫の憂鬱)・・・暗い灰色の毛にくすんだ青い目の雌猫。
                 元リヴァー族の族長。
                 数人の長老以外にはスター族にも忘れ去られた存在。

・スピカ・・・真珠色の毛皮に青白い瞳の雌猫。スター族ではないようだが……?

その他3期1巻までの登場猫たち。(物語の展開によってはそれ以降の巻の猫が出てくる可能性も)


 オリジナルの用語・制度の説明


 用語

天空の川・・・いつも澄んだ水をたたえている。スター族がお告げをしたり、4つの部族の様子を知るのには欠かせない川。
     水は遠い山の向こうから流れ込んでいる。二本足でいう天の川。

 制度

子猫や見習いの時に死んだものはスター族に入る際に戦士になるか子猫または見習いのまま永遠に過ごすかを選ぶ。戦士になることを選んだものには指導者がつけられる。


*************************

 登場猫、設定は随時更新します。

 また、原作の3期あたりとなっていますがストーリー、登場猫などは大小の変更がありますのでご了承ください。



 こんにちは、こんばんは。初めましての方は初めまして。ウィングシャドウです。本日はこのトピックを見に来ていただきありがとうございます。
 あまり更新できないかもしれませんがよろしくお願いします。


最終編集者 ウィングシャドウ@ふっかーつ! [ Wed Mar 16, 2016 8:54 pm ], 編集回数 3 回

ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな
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投稿 by L ͛k ͛ Mon Oct 12, 2015 8:09 pm

新小説おめでとうございます!

スター族と地上の部族猫たちのストーリーが絡み合う物語、とかでしょうか……?

更新をここ街にしています。執筆、頑張ってください^^!
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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Mon Oct 12, 2015 8:33 pm

 LKさん>ありがとうございます!

      内容は大体そんな感じですね。うまくストーリーを絡めることができるか不安ですが、心待ちにしていただけるような作品にできるように頑張ります!

ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな
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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Sun Oct 18, 2015 7:58 pm


 序章の序章

 川の浅い底でうずくまっている猫に光り輝く猫が近づいていく。うずくまっている猫は気づいていないようだ。
 輝く猫は川のふちでうずくまっている猫が気づくのを待った。

 しばらくして、顔を上げたうずくまっていた雄猫は輝く猫がそこにいるのを見て首を傾げた。

 「おや、スピカ。なぜここに?」

 そして、ふっと顔を曇らせた。「何か悪いことが?」

 スピカと呼ばれた猫は頷いた。「ええ、残念なことに」

 スピカは続けた。

 「貴方達スター族と私たちの繋がりがもうすぐ切れてしまう。そして貴方達と地上の4部族との繋がりも長くは持たないわ」

 雄猫は黙っていた。スピカの言うことが理解できなかったのだ。

 しばらくしてようやく理解が追いつくと雄猫はわずかに震える声で問い返した。

 「なぜ……?いや、それよりもお告げはどうすれば?」

 スピカが答えかけたその時、一瞬スピカの体が薄くなった。スピカは顔をしかめ、もう一匹の猫はため息をついて尋ねた。

 「今のが?」

 「そう、これが繋がりが切れかけている証拠。もう前みたいにゆっくりと話すことはできない。時間がないわ、よく聞いて」

 「もうすぐ、天空の川が流れなくなる」

 もう一匹の猫が息を呑むのにも構わずスピカは続けた。
 スピカの体はまた透けてきている。

 「再び天空の川を流すのはスター族の新たな戦士。それと、忘れないで。闇は敵とは限らない」

 最後の一言を残してスピカはふっと掻き消え、残された猫は焦ったように何か呟くとどこかに走っていった。

 天空の川はいつもと変わらず流れているように見える。


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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Mon Mar 07, 2016 8:27 pm

 
 序章

 シンダーポーが息を切らしてサンダー族のキャンプに駆け込んできたとき、スノウポーは指導者のリーフプールと薬草のたくわえを確認していた。

 「ダスクポーがオークの老木の近くでアナグマと戦っているんです!」

 伝えるべきことは伝えたとばかりに身を翻して駆けていくシンダーポーを彼女の指導者のクラウドテイルが追いかけていく。

 「俺も行く。バーチフォールとブライトハートも来てくれ」

 ファイヤスターが2匹の戦士を連れて出て行くとキャンプに沈黙が訪れた。

 「ダスクポーは大丈夫かしら……」

 リーフプールが思わずといった風に呟いた。

 「大丈夫ですよ。なんていったってダスクポーはファイヤスターが直々に指導している優秀な見習いです」

 自信たっぷりに見えるように答えようとしたけれど、声が少し震えてしまったことにリーフプールは気づいただろうか。


 傷の手当のための用意ができ、顔を上げたスノウポーは漂う血の匂いに毛を逆立てた。
 見習いとはいえ看護猫、血の匂いにはそこそこ慣れているつもりだったがその考えが間違いに思えるほどその匂いは濃かった。

 これは複数の猫の血の匂いだろう。

 「助けに行った戦士の中にも怪我をした猫がいるのかしら……」

 怪我猫を迎えにいこうとする指導者に続いてスノウポーも看護部屋の外に出た。とたんにさっきよりも濃くなった血の匂いにむせそうになる。

 「ダスクポー!」

 迎えにいったスクワーレルフライトの悲鳴が聞こえ、スノウポーはリーフプールが止めるのにもかまわず走っていった。



 ダスクポーの変わり果てた姿を見たとたん、スノウポーは倒れそうになって指導者に支えられた。      いつもなら怪我猫を見てそんな反応をするなんてと叱るリーフプールも今回は何も言わなかった。


 ……それほど、ダスクポーの怪我は酷かったのだ。わずかに動く胸がダスクポーがまだ生きていることを証明しているがそれがなかったら死体と変わらない。

 のどがアナグマの爪でだろう、大きく引き裂かれている。わき腹にも致命傷となってもおかしくない傷がある。

 クモの巣をとってこないと。ダスクポーを助けなくては。

 看護部屋に戻ろうとすると、リーフプールに止められた。

 「無理よ……もうダスクウィングはスター族に迎えられる運命だわ」

 そんなの、わからない。もしかしたら助かるかもしれない。スター族さまだって若い猫を迎えるのは嫌なはずだ。
 わたしは指導者を振り払って看護部屋に戻り、ありったけのクモの巣を持ってきてダスクポーの傷に当てた。リーフプールはもうなにも言わずに道をあけた。

 スノウポーの治療もむなしく、ダスクポーの呼吸は弱くなっていく。

 リーフプールの言うとおり、もうダスクポーは助からないのだろう。クモの巣を地面に置いてうなだれたわたしを見てスクワーレルフライトが泣き崩れる。

 治療はもう無理だけれど、何もしないで見ているなんてことはできない。わたしはダスクポーの毛をなめて整え始めた。ダスクポーの指導者のファイヤスター、友達のシンダーポーも反対側で同じことをし始める。

 「もうすぐ戦士だったのに……かわいそうにねえ……」

 マウスファーの呟きにブライトハートが反応した。

 「ファイヤスター、わたしがロストフェイスという名前になったときのように、ダスクポーに戦士名をもってスター族に行かせてやることはできないんですか?ダスクポーは立派にやっていたと思います」

 そんなこと、できるの?でも、できるのだとしたらダスクポーはものすごく喜ぶだろう。怪我さえしなければ今日戦士になるはずだったのだから。
 周りを囲んでいた一族の皆から賛同の声が上がる。その声を聞いてファイヤスターは話し始めた。

 「この見習いを見ていただきたく先祖の戦士の皆さんにお願いいたします。この見習いは戦士のおきてを学び、自分の命を犠牲にして一族につくしました。どうかこの猫を戦士としてスター族に受け入れてくださいますようお願いいたします」

 「この猫はダスクウィングという名前になります。スター族のみなさまがこの猫の優しさと勇気をたたえ、スター族に温かく迎え入れてくださいますように」


 ファイヤスターが話し終わった後もしばらくキャンプは静まり返っていた。やがて、誰からか「ダスクウィング!ダスクウィング!」という歓声が湧き上がった。

 一族の皆の歓声に送られて、ダスクウィングはスター族へ旅立っていった。

***************************

 「ダスクウィング」

 振り向いた先にはたくさんの先祖の猫がいた。どの猫も毛皮がきらきらと輝いている。自分の毛皮も同じように輝いていて、スター族になったんだという寂しさが押し寄せた。

 「あなたのような若い猫が仲間入りすることになってわたしたちも悲しく思っているわ、でも、もうどうしようもないこと。ようこそ、スター族へ」

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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Wed Mar 16, 2016 8:58 pm

 第一章

 「ダスクウィング!一緒に狩りに行こうぜ」

 寝床から起き上がって毛繕いをしていたダスクウィングは目を上げた。ショウガ色の猫が跳ねるように駆けてきている。その雄猫はダスクウィングの横に立つともう待ちきれないとでも言うように足踏みをした。

 「ほら、早く早く!」

 「うん……」

 ダスクウィングは雄猫に急かされて仕方なく毛繕いを中断して立ち上がった。
 ダスクウィングが生まれてからサンダー族で死んだ猫はいないので、彼はダスクウィングが知らない猫のはずだ。
 はずなのだけれど、この馴れ馴れしさは何だろう。まるでスノウポーがダスクウィングに話しかけるときのようだ。

 「おはようございます。ダプルテイル」

 「おはよう、アースハートは今日も元気だねぇ」

 この雄猫はアースハートというのか。やっぱり、会ったことも聞いたこともないはず。
 ダスクウィングは首をかしげながらもアースハートについていった。

 それからもアースハートはすれ違う猫たちに挨拶をし、時にはダスクウィングを紹介した。

 アースハートはどの猫にも笑顔で挨拶していたが、白黒のぶちの雄猫を見つけるとさらに笑顔になり駆け寄った。

 「あ、スウィフトフット!おはようございます。彼女はダスクウィングっていいます。ダスクウィング、スウィフトフットは僕の指導者だったんだ」

 ダスクウィングがアースハートの後ろで頭を下げると、スウィフトフットは笑顔でよろしくと返した。

 「一番紹介したかったスウィフトフットには会えたし、残りの猫はまた今度紹介だな。行こう、スター族の狩場を案内してやるよ」

 聞くならいまだ。
 走り出そうとするアースハートをダスクウィングは呼び止めた。

 「あの、あなたは誰なんですか?」

 「アースハートだよ」

 「そういうことを聞いているのではなく……」

 「わかっているよ。まったく、ダスクウィングは冗談が通じないんだから」

 ぶつぶつ文句を言うアースハートをダスクウィングは冷たい目で見つめた。こっちは真剣に訊ねているのだ。
 ダスクウィングのそんな思いが通じたのか、アースハートはすぐに文句を言うのをやめ、背中をなめながらうっかり聞き逃してしまいそうな自然さで答えた。

 「僕は君のきょうだいだよ」



 アースハートの言うことを理解した瞬間、ダスクウィングの頭は真っ白になった。
 
 どういうことなの?あり得ない。信じられない。
 

 走ったらサンダー族のキャンプからウィンド族の縄張りまで行けてしまうのではないかというくらいたっぷり時間をかけてようやくダスクウィングは言葉を搾り出した。

 「……私のきょうだいはスノウポーだけよ」

 「僕のきょうだいはダスクウィングとスノウポーだ。まあ、父さんと母さんはなぜか話してないみたいだからダスクウィングが信じられないのも仕方ないのかもな」

 ダスクウィングの反論はあっさりと受け流された。冷めた目をしたアースハートは、しかしすぐに元気になって、いい狩場があるんだ、早く行こうと駆け出した。
 
 急にきょうだいだと言われて混乱しているのに狩りなんてしてもうまく獲物を捕まえられる気がしない。だけど、スター族に知り合いが誰もいない今、アースハートと別れてどうするというの?

 結局、ダスクウィングはアースハートについていくことにした。


 風に揺れる木の葉、地面に転がる小石、すべてがかすかにきらめいている。
 スター族の縄張りだけがそうなのだろうか。というよりそもそもスター族には縄張りがあるのだろうか。疑問はたくさんあったけれど、あの会話の後でアースハートに軽々しく声をかける気にはならず、ダスクウィングは黙って炎色の猫を追いかけて走った。



_____________________________________________
 いつの間にか閲覧が200を超えている……!ありがとうございます!

 亀更新には変わりないですが、もう少し更新速度を上げたいと思っています。これからもよろしくお願いします!


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投稿 by ライトハート Fri Mar 18, 2016 9:28 am

こんにちは!設定が素敵ですね(*´ω`)
続き楽しみにしています♪
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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Tue Mar 22, 2016 8:08 pm

 ライトハートさん>コメントありがとうございます。

         設定が素敵とは、嬉しいです……!
         その設定を生かした物語にできるように頑張りますので、これからも読んでいただけると飛び上がって喜びます。

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投稿 by jayheart Wed Mar 23, 2016 6:45 am

後れ馳せながら新小説おめでとうございます‼
ブルースターがブライトハートにしたことを話にしているんですね!
頑張ってください‼

jayheart
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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Wed Mar 23, 2016 7:55 pm

ジェイハートさん>読んでくださり、ありがとうございます!

        そうですね。ブルースターがブライトハートにしたときはスター族に恨みをこめた悲しい名前でしたが、この物語では前向きな意味で取り入れました。

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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Sat Jul 02, 2016 8:53 pm

第二章

 アースハートがおすすめだと言うこの狩場は確かに、ネズミもリスもたくさんいて思わず気がかりなことを忘れて狩りに熱中してしまうような良い場所だった。周りに生えている木はサンダー族の縄張りのものと同じで、まだサンダー族にいるような気分になる。
 
 違和感を感じるのはこんなにいい場所なのに2匹の他に猫がいないことくらいだ。アースハートに言わせれば、他の猫の来ない秘密の場所ってわくわくするだろ?ということらしいが、狩りをするときには指導者だったり、遠くのパトロール隊だったりなにかしら他の猫の気配を感じることが多かったダスクウィングからしてみれば少し落ち着かない静かさだ。

 「ダスクウィング、こんなに大きいネズミを捕まえられたんだ!……ダスクウィングもすごいな!」

 木々の間を縫って誇らしげにやって来たアースハートがダスクウィングの足元の丸々と太ったリスを見て目を丸くした。

 「スター族に来て初めて捕まえた獲物だよな?長老達に持って行ったらきっと喜ぶよ。今はこのリスを一緒に食べようぜ」



 「……もし本当にアースハートが私のきょうだいだったとして、なぜお母さんとお父さんはアースハートのことを私たちに教えてくれなかったのかしら」

 「わからないや。でも、自分には死んだきょうだいがいるんだぜって言われるとそのきょうだいのことをことあるごとに意識するかもしれないだろ?それがダスクウィングとスノウポーの負担になるんじゃないかって思ったんじゃないか」

 そうかもしれない。いつか機会があったら本当のことをスクワーレルフライトかブランブルクローに聞いてみたいと思う。


 「もう少し捕まえる?」

 「ううん。もうお腹いっぱい。他にもこんな狩場はあるの?」

 「いっぱいあるぜ!明日にでも案内してやるよ!」

 ダスクウィングとアースハートは並んで帰った。

 まだアースハートがきょうだいだってことは信じられないけれど、友達になったらとても楽しそう。ダスクウィングはアースハートのことが好きになり始めていた。


 「とても大きいリスね。ありがとう、ワンアイと大切に食べるわ」

 獲物をダプルテイルはとても喜んでくれた。もともと他の猫の世話をすることは嫌いじゃなかったから嬉しい。
 獲物を届け終わった後はアースハートに案内されてスター族の猫たちに挨拶した。スター族ではもう部族のしがらみなんてほとんどないみたい。アースハートは元はサンダー族ではなかった猫たちとも仲良く話している。お母さんがよく話していた部族大移動はこんな感じだったのかな?
 子猫のとき話に聞いていた偉大な戦士たちに会うのはなんだか不思議な気持ちだ。

 ホワイトストーム、ライオンハート、トールスター……ダスクウィングがもう誰に会ったかわからなくなったあたりで、アースハートが寝床へと案内してくれた。

 「今日からここで一緒に寝ないか?昨日の寝床は仮のだったからみんなから離れているし、俺たちはきょうだいなのに多分一度も近くで寝たことが無いだろ?」

 ダスクウィングはすぐに頷いた。本当にきょうだいかどうかというところ以外は、アースハートは信用できそうな猫だ。スター族のキャンプというまだよくわからないところで1匹で寝るより一緒に寝る方がずっといい。

 「じゃあ決まりだ!……なあ、今日は楽しかったか?」

 少し不安そうな目をするアースハートにダスクウィングは笑って答えた。

 「ええ、とっても!」

____________________________________________________________
 少し落ち着いてきたのでまた更新したいです……

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