猫族の絶滅についての考察と推測

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猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Fri Sep 09, 2016 7:01 pm

猫族の絶滅についての考察と推測














「猫は、どうして絶滅したんだろうね?」
















なにか戦いがあったのか















それとも、他になにかあるのか?














その真相を明かしてみようじゃないか。


















空は澄み渡り、風は吹き荒れるこの時期。みなさまいかがお過ごしでしょうか。また、お元気でしょうか。へざすとことヘザーストームでございます。
…という改まった(?)挨拶は置いといて。
土下座します!!もう…とにかく、すいません!!まさかの掛け持ち第3段というね!!
しっかしなんなのでしょうね!この…題名が…!!猫は永遠に絶滅いたしませんよ多分!←
しかも考察と推測なんてね!言葉の響きにゃかっこいいんだけども!!意味同じだろ、多分!←
…こんなに!を連呼していたら、血管が切れちゃいます←
まあ、生生生温たたたたたたかい目で暇つぶし程度に見ていただきたいです。本当に…!w
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ちくわ猫 on Sat Sep 10, 2016 11:17 am

コメ失礼します!
猫族の絶滅!?気になります・・・
執筆がんばです!
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Sat Sep 10, 2016 12:45 pm

ちくわ猫 wrote:コメ失礼します!
猫族の絶滅!?気になります・・・
執筆がんばです!
コメありです…!
まあ絶滅は関係なくなる()回がちょこちょこありますがね…w←
応援に答えられるよう誠心誠意、体を削る覚悟で頑張ります!w←
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色々まとめ

投稿 by ヘザーストーム on Sat Sep 10, 2016 12:47 pm

メインキャスト紹介







Detektiv───ディテクティブ───   雄

メガネ、ベスト、シャツと、頭脳明晰でクールな印象があるが、ボサボサの毛の通りクールではない。"頭脳明晰"は否定しないが、そんな言葉は似合わない。変な特技がいっぱいある(下に記述アリ)。身長低い。アウトゥンノの方が身長が高い。
毛皮は白。瞳は緑。絶滅した猫族の生き残り。なぜ猫族が絶滅したかを日々研究している。通称ディテ。触れられたくない過去があり、そのことについて言うと3ヶ月は口をきいてくれない。

ディテ君の珍(?)特技

・すごく綺麗に(シワとかなく)ラップを貼れる。

・消しゴムで跡とか残さず綺麗に消せる。

・開かないジャムの瓶の蓋とか開けられる。

・シャンパン開けるとき「ポン」っていう音出さない溢さない。

・炭酸飲んでもげっぷが出ない。

・蚊柱が寄ってこない。


Autunno───アウトゥンノ───   雌

長い耳につり上がった栗色の瞳、こげ茶の耳先・足先、クリーム色の毛…まるでキツネのようだが、猫族の生き残り。ディテさんの家に住み込みで働くメイド兼助手。白いシャツに椛柄のエプロン、首に真っ赤なリボンというシンプル(?)な服装。また、優しく、のほほんとしている。とてつもない不器用で、ドジっ娘。たいしたことでは驚かず、"地球が滅びる"ということになっても「大変ですね、ロケットの準備お願いします」と、火星に住み着く性格をしている。


柚子───にゆず───   性別は不明だが、雄と設定されている。

Android。ロボットと呼ばれることに凄く抵抗があり、「Android」という事にこだわりをもつ(理由は、猫型ロボットと呼ばれたくないから。)ディテ君とアウちゃんの警備をしている。ダークレッドのスーツケースには武器等が入っている。名前はディテが付けた。柚子という過去の友人にそっくりなので、二柚子という名前に(柚子二世と迷ったようだ)。着ているスーツはディテがくれたもの。
見た目は猫と同じ容姿をしていて、毛は柚子色で、瞳は柚葉色。とにかく柚子。だが本人は柚子が嫌いな模様。ディテクティブが作った。どこから命令されて警備しているかはディテクティブが命令。とにかくディテクティブ。


Roar───ロア───  雄

猫男。猫男とは、狼男の猫バージョンで、新月に近付くにつれ人間に、満月に近付くにつれ猫になる。碧市立左側図書館の司書をしている。いつも分厚い本を読んでいる。着ている服は、いつも長袖のシャツで、真夏でも長袖。その上にオーバーオールを着ている。
毛皮は薄い茶色。人間の時の髪の毛は、焦茶色。瞳は青色。性格は…まあ普通で、干し芋が大好物。逆に嫌いなのがレーズンで、胡桃も嫌い。ちなみに、ロアは猫じゃないので、猫の生き残りではない。


用語説明


碧市───へきし───

獣だけの市。人口(獣口?)は40匹という、小さな市。しかし、獣民(じゅうみん)は、皆生きてる感じがしない。碧市には夢がない、とディテは言う。


碧市立左側図書館───へきしりつひだりがわとしょかん───

碧市の左側にある図書館。司書はロアで、働いているのはロアだけ。それだけ図書館を訪れる獣は少ない。


このお話の世界観



猫が謎の絶滅をした。


しかし、その絶滅の真相は分からない。


その後、ひょんな事から、猫の生き残りのディテクティブとアウトゥンノは出会い、共に猫の絶滅についての研究を始める。


警備役のAndroid、二柚子を従え、獣の街・碧市での生活。


そんな物を記録したノートを、貴方は見ている。


何故見ているか?


それは…ずばり、"ひょんな事から!"


目次※完結したのは太字になってます。


00;誰かの記録


No.1;prologue

No.2;!題名思いつかないわね。今後、大丈夫かしらー!


01;ディテクティブに関する考察と推測


No.1;ディテクティブとアウトゥンノ

No.2;天国とアウトゥンノとディテクティブ

No.3;ディテクティブとアウトゥンノと卵入りのカップラ

No.4;はじめての山と、アウトゥンノ



02;絶滅についての資料と意見



No.1;図書館での資料と意見

No.2;アウトゥンノの資料と意見

No.3;二柚子についての推測と考察

No.4;貴方はいつまで微笑んでいられるのでしょう


03;経験は最高の知恵である


No.1;瞳に焼き付いた光景

No.2;昔話 アウトゥンノ

No.3;昔話 ディテクティブ

No.4;彼らは似ている


04;一日は浪漫と恐怖が混じってどろどろになるのだよ!


No.1;朝───7;30

No.2;朝───8;23

No.3;昼───11;14

No.4;夜───時間なんて計る暇ない!


05;くらいまっくすはくりすますで でぃてくてぃぶ



No,1;ディテクティブ!

No,2;二柚子

No.3;ロア

No.4;ディテクティブ



※順次更新中!


最終編集者 ヘザーストーム [ Sun Apr 02, 2017 11:31 am ], 編集回数 20 回
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ティアーミスト on Mon Sep 12, 2016 10:49 am


こんにちは。コメ失礼します(*´ω`*)題名に惹かれて拝見させていただきました!

確か、ディテクティブは探偵や刑事という意味だった気がします……スマートな特技もいいですね笑

執筆ふぁいとです!

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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Mon Sep 12, 2016 4:31 pm

ティアーミスト@体育祭 wrote:
こんにちは。コメ失礼します(*´ω`*)題名に惹かれて拝見させていただきました!

確か、ディテクティブは探偵や刑事という意味だった気がします……スマートな特技もいいですね笑

執筆ふぁいとです!

コメありです!
ディテクティブは確かにドイツ語で探偵っていう意味ですね。なんか元々これってミステリーにしようって考えてたんですけど、色々ごちゃごちゃと考えていたら…今に至りますw
特技は…まあ特技なのかも不明なんですが、見つけ次第更新していくつもりです←
絵が完成したら一話投稿いたします…← 執筆頑張ります、ありがとうございます!


最終編集者 ヘザーストーム [ Sat Nov 19, 2016 11:14 am ], 編集回数 1 回
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00;誰かの記録

投稿 by ヘザーストーム on Thu Sep 15, 2016 6:47 am

00;誰かの記録


No.1;prologue




なぜ猫族は絶滅したのだろうか。



その事実を知る者はいない。



また、それを語り継ぐ者もいない。



猫族は絶滅したんだから───


最終編集者 ヘザーストーム [ Sat Sep 24, 2016 9:31 am ], 編集回数 1 回
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00;誰かの記録

投稿 by ヘザーストーム on Thu Sep 15, 2016 6:49 am

No.2;!題名思い付かないわね。今後、大丈夫かしらー!


記録しておこう。


記録しないと、忘れちゃいそう。


まあ、あれを忘れるなんて、あり得ないんだけど。


まあ、やらないとね。


そうだ。


普通に書いちゃ、退屈よね。


物語みたいに書いたら、読み返すのも楽しいわよね。


挿絵はいるかしら?


…ううん。私、絵はへただから、1,2枚にしましょう。


───そもそも、私って作文が苦手だったわ!


じゃあ、読みにくいかなぁ…?まあ、多分私しか読まないし、いいよね。


念のため、このくだりも書いとこっ!


うーん、ここはなんて書くのかな?


物語のはじまりはじまり…でいいのかな?それとも洒落た英語…?


うーん、やっぱはじまりはじまり…よね!それではじまって、めでたしめでたしで終わるのが物語よ。


では、物語のはじまりはじまり。


最終編集者 ヘザーストーム [ Sat Sep 24, 2016 9:32 am ], 編集回数 1 回
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Sat Sep 17, 2016 10:41 am

01;ディテクティブに関する考察と推測



No,1;ディテクティブとアウトゥンノ


煉瓦造りの建物が多く立ち並ぶ街中。

煉瓦の道路の脇に、一匹の雌猫が横たわっている。

街にはちらちらと雪が姿を現し、やがて吹雪になった。

街行く人々はいそいそと歩き始め、雌猫の方を見向きもしない。たまにちらりと見る者もいるが、そのまま通り過ぎて行く。

どんよりとした空が、雌猫をもっと哀しくさせる。ため息が、寒さで真っ白に染まる。

肉球が、冷たい煉瓦で冷えている。雌猫は肉球にはーっと息を吹きかけ、温めようとした。だが、息もどんどん冷たくなってくる。

より一層吹雪が強くなる。雌猫の毛に雪がひっかかり、一目見ただけでは小さな雪だるまと間違えてしまうほど、雪に埋れてゆく。

雪を払いのける気力も無く、体力や体温がぐんぐんと奪われる。

───ここまでかな…

あの空き地はもう見れないけど、楽になるんならもう、いいわ。

すっと気持ちが楽になる。雌猫は、ここでじっと死を待つことにした。

どれくらい経っただろうか。ほんの一分かもしれないし、何時間もの長い時かもしれない。

目が半分閉じかけた時、ふっと雨が降ってきた。

雨と雪が混じり、ぴしゃりと雌猫の顔に降りかかる。視界が悪くなり、雌猫は唸ろうとした。だが、唸るほどの力も無かった。

雌猫は、昔母猫から聞いた話を思い出す。

───もう、ここまでか…男はそう思った。その時!「もう大丈夫だ!」ヒーロー薬剤師が現れ、悪の段々畑団をやっつけた!「ありがとう、ヒーロー薬剤師!」こうして、男は助けられた───だっけ。

…そんなこと、あったら夢物語ね。お約束っていうのかしら。

でも、現実はそうは行かない。じゃーね、おやすみなさい…

「───!?」

…?誰かいるの?…吹雪に雨だから、大変だね…

「嘘だろ!?」

…え?ああ、雨のことね…

「まさか───」

さっきからうるさいわ。死ねないじゃない。雌猫は目を開けようとしたが、目を開けれないほど衰弱していた。

足先に雪が降り積もっている。そこにぴしゃぴしゃ雨がかかるので、冷たくて鬱陶しい。

しかし、急にその雨が無くなった。頑張って、薄っすら目を開ける。そこには、雌猫に傘を差し伸べている真っ白な猫がいた。

「…大丈夫?」

その言葉の後、雌猫はついに限界がきた。





the・箸休め




…っはぁ~…にしても、こんなにむずいんだ。


ちょっとナメてた。ごめんなさい!


本当に題名書くのって難しいよねぇ!箸休めなんて、the・箸休めよ!theよ、the!


…もし、私以外にこの紙を読んでるひとがいるんなら、ちゃんと書いとこ。

                      █             █
私の名前は████
                         █

…ぎゃ、雨!ちょっと濡れちゃった…



本物の後書きですw
最初の方は、綺麗な文書を目指して頑張ってたんですが、"ヒーロー薬剤師"や"悪の段々畑団"やら出てきた時点でがらがら崩れました。すいません← (どうしてもギャグを入れたい性格なのです←)
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01;ディテクティブに関する考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Mon Sep 19, 2016 10:05 am

No,2;天国とアウトゥンノとディテクティブ


───あったかい。

こんなに温かいのは久しぶりだ。まだあの空き地で遊んでいた時のようだ。
ここは死の世界だろうか。ということは天国に来れたのかな?

それしかあり得ない。体力だって回復して、とても元気になった。

寝ていたベットから体を起こす。

周りを見回すと、辺り一面本棚。どの本棚もぎっしりと本が詰まっている。家具らしきものはテーブル、椅子、本棚、ベットしかない。
大きな窓から見える庭は、ちょっとしたジャングルのようだ。

神様は私にここで暮らせという事なの?私は本があまり好きではないのに…

「おはようございます。」

その言葉にビクッとして振り向く。もしかして、さっきの言葉に怒った神様?

真っ白な猫が、私に声をかけていた。顔は、逆光でよく見えない。でも、ベストやネクタイをしていて、賢そうな印象を持てた。

私は、服を着ていて二本足で立っている猫を見て怪しいという事を一瞬思ったが、熊だって二本足で立てるし、犬も服を着ているので、無理やり納得する。

それに、ここは天国。どんなことがあっても不思議じゃあない。

「街中に倒れていたなんて、本当にびっくりしました。いつも捜していましたから───」白猫はクッキーを頬張りながら言う。「僕の仲間を」

「…………なんで、仲間を…?」雌猫は尋ねる。

まさか…

「───君は知らないのですか?」

ここは…

「……………何を?」

天国じゃない…!?










「猫が絶滅したことですよ」










「…………………え?…………私たちが、いるんじゃ…いや、ここは天国ってことなのか…………」

雌猫は混乱しはじめた。

「ここは天国ではありません。僕の家です。」

白猫は静かに応える。

「実際には絶滅はしていませんが、僕ら以外は滅びました。つまり僕らは生き残りです。」

「……生き残り……」

いいのだろうか。私が、こんな重役になってしまって…

「貴女様を見つけるまで、僕しか生き残りはいませんでした。ですが、僕以外にも生き残りがいると思い、猫を捜していたのです。」

「それで、私が見つかったの?」

「はい。人が拾わないなんて、すごい幸運だと思いました。人の間では絶滅したと思われていますから。」

「私ははたから見れば雪だるまに見えると思うわ。」
自分で言うのも何だけど…

「そうですか…」

「あまりにも話が早過ぎて…よくわかんない」

白猫は、曖昧に微笑んだ。

「貴女様には、家がありますか?」

「…私は…棄てられた」

懐かしい過去が、入道雲のようにもくもくと湧き出す。

「空き地で…小さい子たちに…………飼われてた。でも、おっきい大人に……怒鳴られて。………大人たちに、棄てられた」

雌猫は、苦々しい顔をする。

「ちなみに、名前もない」

白猫は、ずずっと紅茶を啜った。

「そうですか…行き場は、ありますか?」

雌猫は、首を横に振る。

「お腹すいてますか?」

「………うん」

「じゃあ、来てください」

白猫は、キッチンらしき所に行った。
「すいませんが、このポットに水を入れていただけませんか?」

雌猫は、ポットを受け取って、錆びた蛇口を回す。キィーっとイヤな音がした。どぼどぼと水は入ってゆく。ポットがずっしりと重くなる。

これ位でいいだろう。雌猫は蛇口をきつく閉めた。

雌猫は白猫のように二本足で立てないので、どうやってポットを運ぶか迷った。さっきポットを受け取った時は、軽かったので口で運んでたが、重いポットはそうはいかないだろう。

よろよろと、ポットを白猫の方へ押してゆく。ずずずと石の床が嫌な音を立てる。なんだか、この家は嫌な音ばかりする。

白猫は何やらこちゃこちゃと作業している。雌猫はそこへ向かい、どすんとポットを差し出した。

「ありがとうございます。」
白猫はポットを軽々と持ち上げ、火にかけた。

白猫はタイマーをセットし、ぼしゅぼしゅと音のするポットをちらりと見た。
「明日、貴女様のお洋服を買いに行きましょうね」

「……服なんか、いらない。」雌猫はそっぽを向いた。「でも、名前なら欲しい」ぼそっと言う。

白猫はにっこりと笑う。「貴女様はつんd…失言でした、無視してください。」

つんd…?なにが続いたのだろう。

「じゃあ、貴女様に名前を授けましょう」
そう言うと、白猫は目を隠し、"名付け辞典"(よく見ると、作者;ディテクティブと書いてある。誰だろうか。)をぱらぱらとめくり始めた。

「ここだッ!」

そう叫び、指差した所には「Autunno」と書かれていた。

「アウトゥンノ、です。イタリア語で〈秋〉という意味です。───ぴったりですね。」

アウトゥンノ…

「アウトゥンノ…」

私は…

「アウトゥンノ。」

その瞬間、世界が違って見える。

群がる本は、魔法陣の書かれた魔法の本。

目の前の白猫は、魔法の杖で私に魔法をかける。

庭のジャングルは、美味しい果物、取っても取っても無くならないリンゴ、くるくるとカーブしたツタに溢れかえる。

白猫が、魔法で私───アウトゥンノ───を生まれ返させる。

アウトゥンノ…

「───ありがとう。」

旋律のように、ぽろぽろと口から声が出た。歌うように、よく響きを持って、滑らかに───

「お礼として、何かできることはありますか?」

ピィーッ…

アウトゥンノは、その音で現実に引き戻された。

何!?

ボシュゥゥウウウゥウ…

「ぎゃあああああああああ!!」


the・箸休め2!



…ふいいいいい…


疲れた。


長文になっちゃったー!読み返すの、めんどいわ、これ!


あっ、今雪が降って来たわ!冷たい!


今は夏なのに…って、今は冬か。


…あれ?私、今部屋でこれ書いてんのよね…?


じゃあ、なんで雪ふってくんの…って!


あ、あ、あ、穴がああああああ!!!



どうも、へざすとです。
しかし何なんでしょう。この…題名ですよ。意味は特に無いんですが。(語彙力
もうちょっとセンスのいい題名を思いつきたいものですね。


最終編集者 ヘザーストーム [ Sun Apr 02, 2017 11:25 am ], 編集回数 1 回
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01;ディテクティブに関する考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Sat Sep 24, 2016 9:29 am

No.3;ディテクティブとアウトゥンノと卵入りのカップラ ※猫は本当は食べてはいけない物食べてますが、ファンタジックな目で見てください←


「ぎゃあああああああああ!!」悲鳴をあげたのは、白猫だった。「おっ…お湯が…!溢れてッ…!!」

そして、ばたばたと台所へ走って行く。ポットから、だばだばと水が溢れていた。白猫は、肉球ほどあるボタンをカチッと押して、火を止めた。

「………ふう。こんなに早く沸くとは思いませんでしたね。すいません、ばたばたしちゃって」

「……あ、いいです…あの、私にできること…あの、名前くれたお礼として…あの、したいのですが…」

「…あ、ありがとうございます!…その、食べながら話しましょう」

白猫は、カップ状の物を取り出した。

「…なんですか、これ」

「"たった1分待つだけでできちゃう、魔法のシーフードヌードル!~牛肉炒めを添えて~"です。エビや貝、ホタテにアサリにハマグリ、サザエ、アカガイ、カキ、ウミウシ、マガキ、アワビ、ムラサキガイにカメノテが入っているカップラーメンです。あ、もちろん牛肉炒めも。しかも1分待つだけでできちゃうし。これでたったの250円!お安いですよね~!」

「……高い!」

アウトゥンノは、なんとなくそう言わなければいけないような気がした。(だがこんなに豪華なものを高い、というアウトゥンノもアウトゥンノだと思う。)

そして、白猫は中に卵を入れる。ついでに片方の"たった1分待つだけでできち(以下略。以下、シーフードヌードル。)[美味しすぎる調味料](怪しい)と書かれた瓶の中の漆黒の粉も(怪しい)。

蓋をぎゅっと閉める。その後、白猫は言った。

「箸の準備をしましょう。」

アウトゥンノは、拍子抜けしてしまった。…この白猫は、名前を教えてくれないのかな?

白猫は【愛する猫ちゃんにできること】という本を[美味しすぎる調味料]を入れた方のシーフードヌードルの上に置き、もう片方には【悪魔を召喚するためには、塩焼きそばが必要だ】と書かれた本を上に置いた。
(どちらもかなり分厚い。)

「次は、お茶!そのコップに、お茶を注いでください。───お茶は、そのやかんに入ってますから」
白猫が言った。

アウトゥンノは困った。どうやってお茶を淹れよう?くどいようだが、アウトゥンノは二本足で立てない。

と、思ったら白猫が「ああ、ごめんなさい。」とお茶を注いでくれた。

「今さらだけど、今何やってるの?」アウトゥンノは尋ねてみた。

白猫がくるりと振り向いた。あまり見えなかった顔がはっきり見える。かなりの美猫だが、癖っ毛が全て台無しにしている、±0という感じの顔だった。

「料理ですよ。」

「なんでこんな事してくれるの?」

この質問には、白猫は笑って答えない。アウトゥンノは、質問を替えた。

「名前、なんて言うの?」

「あれっ、言ってませんでしたっけ?」

白猫が、首をひねる。アウトゥンノは頷いた。

「ディテクティブです。2歳の雄猫です。」(2歳=人間だと23歳くらい。アウトゥンノは6ヶ月で、人間だと9歳ほど。)

なんだ、忘れてただけか…そう思った時。

ピピピピピピピピピ!

大きな音がして、アウトゥンノは耳をふさいだ。

「あっ、できましたね。頂きましょう」

ディテクティブは、ピピピピと鳴る物を触った。そうしたら、音は止まった。
そしてシーフードヌードルの上の本を取り、蓋をぺりぺりと剥がした。
アウトゥンノの前にシーフードヌードルを置いて、自分も席についた。([美味しすぎるの調味料]を入れたシーフードヌードルは、ディテクティブの前にある。)

一息つくと、ディテクティブは言った。「僕のメイド兼助手をしていただけませんか?」

「助手って…なんの?」アウトゥンノは言った。

「僕は、猫の絶滅についての研究をしているんです。猫は絶滅したといっても、不明な部分が多数あるのです。
例えば、何故猫は絶滅したか。

絶滅したとはいえ、全く方法が分からないのですよ。気付いたら、絶滅してた。───そんな感じです。
一説では、戦があったとか、食べ物がなくて飢え死にした、とかがありますけど、実際の所は全く分かっていないんです。

その事を知るために、僕は研究をしているんです。
でも、流石に一匹では手───肉球ですかね───が足りなくて。
でも、他の動物に助手を頼めば猫がまだいると話題になってしまうし。───僕は、目立つのが嫌いなんですよ。

僕は、猫がまだいると信じていましたからね。人間の町へ出てみたら猫がいるのではと思ったら、いました。
何故猫を探していたかと言うと、助手にしたかったのですよ…。」

ディテクティブは、慌てて口をふさいだ。

「喋り過ぎました。すいません…」

助手が欲しかったっていうのは本心じゃないだろう。世の中でひとりぼっちだったら、自分では耐えられない。アウトゥンノはそう思ったが、だまっていた。

「…………私に助手ができるのかな?───こんな、立てない普通の猫に。」
アウトゥンノは苦笑い。

「………シーフードヌードル、食べないんですか?」
ディテクティブは、話題を変えた。

アウトゥンノは、フォークをぎゅっと握った。そして、アワビにぶっ刺す。大きく口を開け、いざ、一口…

「あっ、ちょ、ちょっと待ってください!」ディテクティブが急に叫んだ。「アウトゥンノさんは、食べちゃいけないですね、アワビ。猫は貝食べちゃいけないですから。」

そう言って、具を全て取り出し、卵と麺だけにした。

アウトゥンノは器用にフォークへ麺を巻き付かせ、ぱかっと大きな口を開けた。そして、その中に麺をねじ込んだ。

「…………!」

それはもう、アウトゥンノにとって素晴らしい物だった。

麺に絡み付いたスープに、魚介類独特の臭みが付いている。食べちゃってよかったのかな…?アウトゥンノは、一瞬思ったが、美味しさに圧倒され、なにも考えられなくなった。

麺の周りに、卵がくるりと巻き付いている。それがまた美味しく、ほんのりと甘い卵が、少し辛い麺に合わさって、絶妙な味を作っている。
熱々の麺が、口の中で跳ねる。アウトゥンノは猫舌なのだが、これは心地良くさえ感じた。

スープを飲んでみる。前でディテクティブが「このカップラーメン、猫用だった…だったら貝食べてよかったんだ」とかなんとか言っていた。

スープは、とても濃厚だった。麺に絡み付いたものより魚介類の臭みが染み込んでいるが、とても美味しい。
シーフードヌードルのはずなのに、スープはとんこつだ。こってりしている。脂増し増しという感じだが、なぜか飲みやすい。

アウトゥンノは、何時の間にかシーフードヌードルを完食していた。

「美味しかったですか?」ディテクティブが聞いてきた。

「はい!!」アウトゥンノは、きらきらした目をディテクティブへ向けた。「ありがとう!」

ディテクティブは、にっこり笑った。


the・箸休め3



にしても、よく覚えてるわよね。


そだっ、この前、名前書いたとこ濡れちゃったんだ。


私の名前は、アウトゥンノ。


よし、がんばろっ…



食レポってむずいモンですねwこの話書いた後、テレビとか見てて、食レポしてたらすごいなーって思いましたw


最終編集者 ヘザーストーム [ Sun Oct 02, 2016 10:11 am ], 編集回数 1 回
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01;ディテクティブについての考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Sat Oct 01, 2016 5:21 pm

No;4はじめての山と、アウトゥンノ


ここは、碧市(へきし)。獣だけの街である。全ての獣が平等であるよう、獣の身長は全て同じになる。

そんな碧市で有名な店がある。「山乃屋」だ。雑貨や食品、服を売っている。その場所から、有名になっている。

山乃屋は、山にあるのだ。

なぜ山まで行って雑貨を買わなければいけないのかは永遠の謎だが、とにかく有名である。

ちなみに、有名なだけであって人気という訳ではない。

物でぎゅうぎゅうの店に、二匹の獣がいた。

一匹は、赤い仮面を被った、耳の長い獣だ。一番目を引くのは、背中についた白色の翼。ほとんどの獣は二本足で立っていて服を着ているというのに、その赤い仮面の獣は四つ足で立っている。おまけに、服も着ていない。

赤い仮面の獣の隣にいる獣も、黒い仮面を被っている。だが、シャツにベストをしている(あとズボンも)。

「何故こんな所にいるのですか」赤い仮面の獣がぼそりとつぶやく。

「ここの服は、センスがいいんですよ、さ、アウトゥンノ。探しましょう」黒い仮面の獣───ディテクティブ───は言った。

二匹は今、アウトゥンノのための服を探している。

しかし、猫の姿のまま歩いていてはディテクティブ曰く「目立つ」ので、仮面を付けているのだ。(アウトゥンノの翼は、ディテクティブ曰く「猫とばれないから」だそうだが、逆に目立っているのではないだろうか。)

「いらっしゃ~い」定員がぼそぼそと言う。

「今は、[皆様のおかげでSALE]を開催中です!全品半額になっております!」明るいBGMに合わせてアナウンスが聞こえる。

「これ、いっつもかかってる様な気がするんだけどね…」ディテクティブが、こそっと言った。

二匹は、店内を見て回った。2,3枚ほどアウトゥンノが「これ良い」と思ったが、中々決まらない。

「これなんか、どうです?」ディテクティブが、ド派手な服を取り出す。

アウトゥンノは首を横に振る。

「じゃあ、これはどうです?」ディテクティブが、少し地味な服を取り出す。

アウトゥンノは首を横に振る。

「うーん…じゃあ、どんなのがいいですか?」ディテクティブが聞く。

「…………あれ。エプロンです。あれください」アウトゥンノはエプロンコーナーを尻尾で差しながら言った。

「いいですね。どれがいいですか?」ディテクティブは頷いた。

アウトゥンノは、一つ一つ見て回った。ディテクティブが、「じゃあ、エプロンの下に着るシャツやスカートを見て来ます」と言っているが、アウトゥンノは気にしちゃいない。

花柄、草柄、縞模様、ベンガルトラ、無地、星模様etc.

今の所の候補はベンガルトラだ。でもベンガルトラを着用していたら目立つってディテクティブに怒られるかも知れない。でもベンガルトラは可愛いし、かといってベンガルトラ以外の物が悪いという訳ではない。

しかしベンガルトラは街にもいるだろう。ベンガルトラなんて基本いつも見られるだろうし、ベンガルトラのエプロンじゃなくてもいいかな。でも、家にはベンガルトラがいないし、ベンガルトラだって毎回街にいるわけないし、ベンガルトラが…

「まだ悩んでるんですか?」ディテクティブが近付いてきた。

「はい…ベンガルトラにしようかなって思うんですけど、デメリットが多くて…でも、毎日ベンガルトラを見れるというメリットはありますね!」

「……………」ディテクティブは、お化けでも見た様な顔でアウトゥンノを見つめる。「こ、これはどうです?」

ディテクティブは、ベンガルトラからアウトゥンノを引き離すため、とっさに一枚エプロンを引いた。

「あっ!いいですね、それ」そのエプロンは、椛柄の赤いエプロンだった。

「でも、ベンガルトラがいい…」「こっちにしましょう!!安いですしっ!」

会計に行く二匹は、なぜかほっぺたに傷があった。

「あい、1497円ね。消費税計算するの面倒臭いから消費税抜きでいいわ」店員はつまらなそうに言う。「んで、リボンの在庫が大量にあるから、おまけしてあげる。何色がいい?」

「……赤」なんとなく。

店員は長いリボンを引っ張り出し、アウトゥンノの首に縛った。可愛らしい蝶々結びも、オプションで付いている。

「まいどあり…」


「よかったですね。あとは二足歩行ができれば完璧にここの獣民になれますよ」

「……なんか、あの店員さん、生きてる感じしませんね。」

「ここの生物は皆そうだよ。」

真っ黒な仮面がこちらを向く。

「ここは色々な物が溢れている。だが、夢がないんだ。

映画もアニメもドラマもある。でも楽しくないんだ。面白くない。ご飯だって水だってある。なのに美味しくない。

僕は、夢が大事なんて正直言えないし、諦めなければ夢は叶うなんていうおとぎ話を信じない。
でも、ここはそれを通り越して、夢が存在しない物になるんだよ。」

アウトゥンノは、理解するのが難しかった。

夢は大事にしろなんて昔から言われているし、諦めるのはいけないと思う。

アウトゥンノがそう言うと、「若いから、そんな事言えるんだよ。」暗い声が帰ってきた。

それから、アウトゥンノは何もしゃべらなかった。

the;箸休め4


…なんでだろう。


なんでディテはこんな事言ってたのだろう…?


分かった。


この事を言うと、ディテに3ヶ月口をきいてもらえなくなっちゃうから、辞めておこう。


どうも、へざすとことヘザーストームです。
最近、頭痛がひどくなってきました。それはそうと、もうパンプキンの季節ですね、お芋投げてほしいです←  干し芋ください、なんて贅沢な事は言いませんからっっ!←
よろしければ、コメントください…←
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ちくわ猫 on Sat Oct 01, 2016 8:44 pm

語り部はアウトゥンノだったんですね!Σ( ̄□ ̄|||)
干しイモ食べてがんばってください!!
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Sun Oct 02, 2016 10:10 am

コメありです!
はい、アウトゥンノです。てっきりバレてるかと思ったんですがねw
干し芋食べて頑張ります(もぐもぐ)
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02;絶滅についての資料と意見

投稿 by ヘザーストーム on Mon Oct 03, 2016 5:49 pm

02;絶滅についての資料と意見



No.1;図書館での資料と意見


碧市立碧市左側図書館───通称、左側図書館。

その名の通り、碧市の左側にある。

司書は猫男(狼男の猫バージョン)のロア。

猫男なら普段は人間なのかっていうと、そうでもない。月と密接に関わり合っていて、新月に近付くにつれ、人間になり、満月になると猫に近付いてゆく。

明日は満月なので、ほとんど猫の姿らしい。だが、人間の髪がまだ生えている。

話を戻す。

アウトゥンノとディテクティブは、左側図書館にいる。

猫や絶滅危惧種の資料を大量に集め、レポートにまとめる。そして、絶滅したと推測される時期がいつだったかを詳しく調べ、レポートにまとめる。それの繰り返しだ。

あと、色々な生物に話を聞き、情報収集をする。

(二足歩行と文字が書けるようになったアウトゥンノは、その退屈な仕事内容を聞き、顔をしかめていた。)

「猫の秘密!~100の質問~、戦士猫達、猫らとまーさん、絶滅危惧種ってなあに?2000完全版、猫の歴史、魔法の猫、猫の秘密 リターンズ、畑仕事はつらいよ───猫と共に───、猫は絶滅するのしないの?、Lion cat、Cats question、猫様、愛してるっっ♡…以上しか集められてないです。」アウトゥンノは、ぐったりとした。

「うわ、凄いなあ…僕はちょっとしか集められてないよ。」そう言いつつ、本の山にディテクティブはまた本を捻じ込んだ。

アウトゥンノは、仮面で前が見えづらかったのだが、ディテクティブは慣れているのだろう。ちゃっちゃかちゃっちゃか本を取る。(ちなみに、ディテクティブの仮面には度がついている。)

二匹は、本を借りるためカウンターまで行く。

「…あっ、ディテさん、お疲れ様です。」ロアが、読んでいた本から目を上げ、ディテクティブに言う。「お嬢さんは、どなたですか?」

「アウトゥンノと言います。よろしくお願いします。」アウトゥンノは一礼した。

「ごめんね、ロア君。こんなにいっぱい持ってっちゃって。」ディテクティブは本の事を言っているようだ。

「いえいえ。構わないです。」ロアは言葉少なに、本に目を落とす。

「あの、何の本を読んでいるんですか…?」気になったアウトゥンノは、ロアに尋ねた。

ロアは、明らかに動揺しはじめ、本をパタンと閉じた。「………えっと…」

怪しい。そう思ったアウトゥンノは、さらに畳み掛けた。

「かなり分厚い本ですね。図鑑ってわけでもなさそうですし。ページが黄ばんでいる所を見ると、古い本ですね。そして───」

「アウトゥンノ!」がらんとした図書館に、ロアの声が響く。

アウトゥンノは、はっとしてロアの方を向く。

「なんでそんなに興味を持つんだ?僕が本を読んでて悪いのか!?ああそうだよな!だって───」ロアはビクッとして口に手をやった。

「アウトゥンノ。会ってばかりのロア君に、ぶしつけな言い方だったよ。確かに、気になる気持ちは分かるけど、無理やり言わせちゃだめだ。───ロア君も、だよ。」ディテクティブが、静かに言う。

アウトゥンノは、ロアの方を向いて「申し訳ありませんでした。」と謝った。

ロアは、口から手を離して「いや、こっちこそ……あんな事、言う気はなくて」ともごもご言った。

「じゃあ、ロア君、ありがとう…」ディテクティブは、出入り口へと向かう。

アウトゥンノは、急いでロアの方へ踵を返し、メモとペンを取り出した。「…えっと…その、猫の絶滅について、どう思ってますか?」

「えっ?猫の絶滅?なんで?」ロアはびっくりした声を出した。

ディテクティブがにこにこしながらこちらへ向かってくる。「この前、言ったろ?猫の絶滅の研究をしてるって。」

「…ああ…その、生態系が崩れるかもな───とは思うけど………じゃあ、ネズミやリスとかの数を調べればいいかなーとは思ってるけど。」ロアはしどろもどろに言う。

「ありがとう」アウトゥンノは、にこっと笑った。

ロアも、曖昧に微笑んだ。


the・箸休め5



ふうっ!


やっとロアが出てきた。あとは二柚子よね。


次の話で出るかも。


碧市も懐かしいなぁ。戻ってみたい。


そう…あの時の碧市に。



余談ですが、皆さんフォックスクラフトっていう本ご存知ですか?
友人に進められて読んだのですが、面白くて面白くて…作者さんがなんと、エリン・ハンターさんの一人なんですよねー(白目)是非読んで見てくださいね!(ステマ
パンプキンの季節ですから、アイコンも秋使用になる…かもしれない!←
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02;絶滅についての資料と意見

投稿 by ヘザーストーム on Sun Oct 09, 2016 2:13 pm

No.2;アウトゥンノの資料と意見


ディテクティブは、カタカタパソコンを打っている。

アウトゥンノは、昨日の資料をまとめている。

「まず、この本から…{猫は絶滅するのしないの?}からかな。」

アウトゥンノは、ぺらりとページをめくった。

まず、題名が書いてあり、その後からは漫画になっている。

<猫は絶滅するのしないの?>

『博士  皆は、猫が好き?

ひろし  うん、好き。

はな  私は、猫より絶滅危惧種が好き。

ひろし  ぜつめつ?

博士  ふぉっふぉっふぉ。動物などが、滅びてしまう事じゃ。

はな  じゃあ、ひろしさんの好きな猫も、絶滅しちゃうの?

博士  するか!!!!!!!

~おしまい~』

───何ですかこれは?

アウトゥンノは、他の本───猫様、愛してるっっ♡───を出す。

<猫様、愛してるっっ♡>

『今日は、ラブリィな猫様をご紹介っ♡

最近話題の「袖猫」!ラブリィだにゃんっ♡』

アウトゥンノは、レポートに「袖猫などのストレスの可能性」と書き込む。

『そしてっっサイッコーに♡ラブリィな猫様♡

それが…

この、オッドアイ猫様♡

この、エメラルドグリーンと金ぴかの目がラブリー♡♡』

アウトゥンノは、写真を見て愕然とした。この写真…フラッシュを使っている。しかも、暗い所で撮っている。
しかも目をメインにした写真なので、目に直接フラッシュの光が当たったのだろう。

猫には、フラッシュの光は眩しすぎるのだ。暗い所で撮ったら、失明の可能性がある。

アウトゥンノは、レポートに「フラッシュをたくなどの虐待の可能性」と書き込む。

「ディテさん!」アウトゥンノは、ディテクティブを呼ぶ。ディテ、という呼び方は、アウトゥンノの中でブームになっている。

「はい?」後ろのドアをガチャガチャと回す音がした。

「お腹空いていませんか?」息抜きのために。

「あ、空いてます空いてます。ご飯お願いしていいですか?」

「はい。」アウトゥンノは庭へ向かう。

アウトゥンノは庭でタマネギやニンジンを掘り、人間の肉の缶詰を取り出す。ちなみに、人間の肉は美味しく、結構料理で使う。

キッチンへそれらを持って行き、細かく切って火にかけて炒める。香ばしい香りが、キッチンを包み込む。タマネギが美味しそうになったらぱくりと味見。オッケーだったらカレールーを投下。

水は入れずに、ルーを無理やりとかし、鍋に直接ご飯をぶち込む。そしてご飯がパラパラになるまで炒め、グリンピースを投げ込む。そして、最後にワインをどばどばと流し込む。

その後、鍋にフタをして蒸したら完成。アウトゥンノの特製カレー…(ワインは蒸発しちゃったけど。)

「ディテさん、できましたよ!」

「はい…」ぐったりした返事が帰ってきた。



二匹は、静かに食事を始めた。時折聞こえるのが、ディテクティブの咳き込む音や顔が青くなったディテクティブが「トイレ行って来ます…」と言う声だけだ。

ディテクティブは長くかかってやっと食べ終わった。「ごちそうさま…」げっそりした青い顔が、ディテクティブを不健康そうに見させる。

「あ、そうだ、アウトゥンノ。一緒に来て頂けませんか?」

「え…どこへ?」

「作業室ですよ。」ディテクティブは作業室へのドアを開ける。

作業室は…作業をする場所である。例えば、物を作ったり。

話を戻す。

作業室は、ドアが錆び付いていて開けづらい。ディテクティブが思いっきりドアを蹴り、無理やり開ける。

ドアを開けた先にあったのは、ロボットだった。

the;箸休め6


あ~…猫様愛してるっっ♡の内容、書くの気持ち悪かった…二度とこんな文書きたくない。

ん~…

眠い。

というわけで寝てこよ…



☝は私の本音です。まじで嫌でした←
そーいや、もうすぐ修学旅行です!いえい!←
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02;絶滅についての資料と意見

投稿 by ヘザーストーム on Sat Oct 15, 2016 3:12 pm

No.3二柚子についての推測と考察

アウトゥンノは、ロボットをじっくり観察した。

柚子色の毛───おそらくフェイクファーだろう───に、黒いスーツを着ている。赤いネクタイがきっちり締まっていて、似合う。瞳は固く閉じられていて、何色かは分からない。

「どうですか?これ、僕が作ったんです」ディテクティブが目をきらきらさせながら聞いてきた。

アウトゥンノは、大抵の事では驚かない。子供の時はすごく驚いたりしていたのだが…

 なので、今回も驚かなかった。

「へえ、ロボットですか?資料にも載ってました。あの、猫型ロボットという───」

「I'm not a robot!」ロボットが、目を見開き、急に叫んだ。

ロボットはくいっと目を釣り上げ、柚子葉色の目でアウトゥンノをにらんだ。

「『I'm not a robot!』とは、英語で『私はロボットではありません!』っていう意味なんだよ。言語設定をしてなかったなぁ…」ディテクティブはiPadを取り出し、ぽちぽちボタンを押した。

すると、ロボットが「…私はロボットではありません。Androidです。」と静かに言った。

「へぇ、Android。…あの、ディテさん、ロボットとAndroidの違いってなんですか?」アウトゥンノは、ディテクティブにこっそり聞いた。

「えーっとねぇ………こ、こんな時のために…」ディテクティブは、汗を垂らしながらAndroidに、「ロボットとAndroidの違い!」と言った。

「承りました。検索中…」Androidは目をつむり、何かをぶつぶつと呟き始めた。すぐにそれは終わり、Androidは目をぱちりと開けた。

「Androidというのは、人間型のロボットらしいです。ヒューマノイドとも言うそうな。だったら、私はロボットなのでしょうか?」

「どう?すごいでしょ!」ディテクティブは胸を張る。「こんな風に、音声認識システムで質問にすぐ答えてくれるし、会話の機能も充実しており───まあぶっちゃけ立体版Siri的な物だよ。研究に使えると思ってね。」

「だいぶぶっちゃけましたねぇ…」アウトゥンノはため息をつく。「ところで、これはAndroidなんですかロボッ…」「Androidです!」Androidが言う。

人間型ではないので、Androidは自称Android、とアウトゥンノは思った。

「名前はあるんですか?」ふと気になったアウトゥンノがディテクティブに言う。

「ああ、どうしようかなぁ…」ディテクティブはかなり悩み、しまいにはAndroidに「二柚子と柚子二世、どっちがいい?」と聞きはじめた。

Androidは「二柚子」と即答した。

「なんですか、そのダサい名前…」アウトゥンノは脱力した。

「ああ、それは───」ディテクティブは、口を閉ざす。

「……ディテさん…?」アウトゥンノはディテクティブに話しかける。

「それ以上追求するんなら、君とは3ヶ月口をきけなくなってしまうから、言わない方が身のためさ。」

ディテクティブは、作業室を出て行った。

あとには、二柚子とぽかんとしたアウトゥンノが残った。

the;箸休め7

うーん。何書こう?

…秘技、顔文字模写!

あ、私の顔でやっても見えないわよね。

…秘技、木の葉隠れっ!

…いや、見えないわよね。

…秘技、3秒早読み!

…見えないわよね。



どんどん箸休めが適当になってくる…wなんだか申し訳ないですw
そういえば、キャラ紹介や用語説明なども更新してっております。よろしければ見てくださいね!←
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by スプリングファー on Mon Oct 17, 2016 6:06 pm

二柚子、すごい・・・                                                                             アントゥンノも2本足歩行ができるようになったなんて、ちょっと不思議ですねww                                            これからも楽しみにしています!

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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Mon Oct 17, 2016 6:25 pm

スプリングファー wrote:二柚子、すごい・・・                                                                             アントゥンノも2本足歩行ができるようになったなんて、ちょっと不思議ですねww                                            これからも楽しみにしています!
コメありです!
二柚子が凄いというより、作ったディテクティブが凄いと私は思いますねw
アウトゥンノの二本足歩行は、ちょっと省きました← いつできる様になったか、私は覚えていません。(真顔)
励みになるコメント、ありがとうございましたー(*´∀`*)
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Sat Oct 22, 2016 4:45 pm

No.4貴方はいつまで微笑んでいられるのでしょう

ロアは、左側図書館の中庭に突っ立っていた。

何をするわけでもなく、ただただ立つだけで、誰が来るわけでもなく、なにかやるのでもなく、ロアはそこにいた。

時間を忘れるほどロアはそこにいた。まるで、屍になってしまったように───

閉館をしらせる図書館の鐘が鳴り響く。

ゴーンという音と共に、「夕焼け小焼け」のメロディーが辺りに流れる。ロアを目覚めさせるように───

ロアはゆらりと動き出し、図書館へ戻った。



「貴方はいつまで微笑んでいられるのでしょう」



ロアは、無意識にその言葉を口にしていた。


*・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・*

「柚子ー?」

「なに?」

「                            」

「もちろんだよ。」

「ありがとう。」


*・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・*

夢を見ていたディテクティブは、左側図書館の鐘の音で目が覚めた。

あれからディテクティブは、自室にこもって布団に潜りこみ、いつの間にか眠ってしまっていたのだ。

ディテクティブは、いつもと違った感情で、「夕焼け小焼け」を聞いていた。


*・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・*

光のない所に影はない。

そんな言葉があるけれど、

僕には影しか存在しない。


*・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・*

アウトゥンノは、二柚子と一緒におしゃべりをしていた。

たまに頓珍漢な答えを返す二柚子を、アウトゥンノは気に入ったのだ。

「今、何時何分何秒?」

「ただ今、17時00分3秒です」

ディテクティブの館に、左側図書館の鐘の音が響く。

そして、「夕焼け小焼け」のメロディーも───

















あの悲劇まで、あといくつでしょう。











いいえ、もう、始まっていたのかも知れませんね。



the;箸休め8


…えっと、ちょっとずつ私の妄…想像が混じっています。

あと、これから場違いかも知れないので、箸休めはお休みします!w



ていう訳で箸休めはお休みします。感想等々気になるので、コメント頂けたら嬉しいです!
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by スプリングファー on Sun Oct 23, 2016 11:18 am

ロア君の不思議な感じ、結構好きです!気になりますww (そしてアントゥンノ可愛い・・・)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 みんなが聴いている同じ「夕焼け小焼け」でも、感じていることの不思議な違いが、文章によく表れていて感激です!執筆がんばです!応援してます!

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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Sun Oct 23, 2016 6:52 pm

スプリングファー wrote:ロア君の不思議な感じ、結構好きです!気になりますww (そしてアントゥンノ可愛い・・・)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 みんなが聴いている同じ「夕焼け小焼け」でも、感じていることの不思議な違いが、文章によく表れていて感激です!執筆がんばです!応援してます!
コメありです!
ロアは不思議な感じで、なんかもやもや~ってさせてます。まあ恐らく()今後の展開で明らかになる…はずです。
アウトゥンノ可愛いって言ってもらえて嬉しいです~!私もこの小説での一番のお気に入りキャラです。(まあただ単にアウトゥンノの容姿が好きなんですけどね…w)
ひいい感激なんて…!こんな語彙力の無い文章で感激しちゃダメですよ!汗
普段何気なく聞いてる音楽でも、聞き方や思っている事は違いますから…それを表せていたら嬉しいなーと思ってたのでスプリングファーさんのコメ見てほっとしてます。
応援ありがとうございます!頑張ります!
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03;経験は最高の知恵である

投稿 by ヘザーストーム on Sat Oct 29, 2016 10:34 am

03;経験は最高の知恵である


No.1;瞳に焼き付いた光景

「資料になるんだ。」

何度も繰り返し聞かされた言葉。最初は数えていたが、もう飽きた。

「お願いだから、ね、この通りだ…」

ディテクティブがシーフードヌードルを3つ差し出すのも、もう何度目か分からない。

「嫌ですっ!」

この言葉も、

「そこを何とかっ!」

その言葉も、

「私からも、頼みます、Androidとして!」

あの言葉も───

全て、同じ言葉だ。

そう、事の発端は───






[昔話?]

[ええ。資料になると思って。]

[何の話ですか?]

[過去の話───あなたが、子猫だった時の話です。]


この一言から始まった。





「…はぁ…貴方も話してくださるのなら…」アウトゥンノはちらりとディテクティブを見た。

「……………えっ?」ディテクティブが驚きの表情をみせる。

「はい、じゃんけんぽん!」

「えっ、えと」

アウトゥンノがパーでディテクティブがチョキ。

アウトゥンノはむすっとしながら、「じゃあ私からですね…」と言った。

ディテクティブは、顔を真っ青にしながらがくがく首を縦に振った。
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03;経験は最高の知恵である

投稿 by ヘザーストーム on Sun Nov 13, 2016 11:34 am

No.2;昔話 アウトゥンノ

むかし、私にもお母さんがいた。お母さんは、名前なんて持ってなかった。

お父さんはどこかに旅してるらしくて、会ったことなんて無い。

そんな家庭に生まれた私は、当然名前がなかった。

私達が住んでいたのは、田舎で、人間がごろごろいた。食べ物は、主に虫。

飲み水には困らなく、食べ物は充実してた。猫も結構いて、平和だったと思う。

んで、ある日、お母さんが泣いてた。

どうしたのって聞いたら、人間が皆を盗んでいったって。

お母さんの言う通り、猫が全然いなかった。辺り一面田んぼや畑で、米をつつく猫も池の水を飲む猫もいなかった。

私達は、ゲイルおじさん───近所の、優しいボス猫───の納屋にいて、無事だったの。

で、私とお母さんとゲイルおじさんは、そのうち私達も狙われるんじゃってなったの。

そして、ゲイルおじさんが調べてくれたんだけど、あれはノラネコを人間が攫っているって教えてくれた。

攫った猫たちは、二度と戻ってこないんだって。

お母さんと私は縮み上がって、納屋から出れなくなったの。

納屋の見張りにゲイルおじさんが立っててくれたんだけど───

満月のある日。

ゲイルおじさんの悲鳴で、私達は目が覚めた。

慌ててゲイルおじさんの所へすっ飛んで行くと、ゲイルおじさんが血まみれで死んじゃってた。

で、その後ろには、おっきな人間がいたの。

な、なんだか、呪文みたいなのを呟きながら、ゲイルおじさんを…食べたの!

私達は慌てて逃げて、でも、人間はとっても足が速かった。

逃げている途中、木に登っていったの。でも、人間は木に登ってきて…

お母さんが逃げてって言って、人間を押して、地面に落としていったの!───でも、人間に足を掴まれて、道連れにされたの。

お母さん、必死に言ってた───逃げてって。

私、逃げた…で、一晩経ってから、戻ってきたの。

そしたら───お母さん、そこにいなくて。

あったのは、血溜まりだけ───

そして、私は空き地に駆けて、小さい人間に世話されてた。でも大きな人間が私を追い出して、街をぶらぶらしてたけど、限界にきて…倒れてたら、ディテさんと会ったんです。




───以上です。



ゲイルおじさんの"ゲイル"は強風という意味らしいです。ディテクティブ編はまた来週。そういえば、気がついている人だれも居ないと思いますが、この小説毎週土曜日に投稿してるんですよね。(今回は日曜日ですがね!)それだけです。ハイ。
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03;経験は最高の知恵である

投稿 by ヘザーストーム on Sat Nov 19, 2016 11:10 am

No.3;昔話 ディテクティブ

…僕には柚子っていう男友達がいたんだ。

友達っていうか親友だった。何をするのにも一緒で…とっても楽しかった。

その時は、まだ人間界にいた野良猫だったんだ。

で、いつもみたいに散歩しながら喋ってたんだ。まだ、そのちょっと訛った言葉を覚えてる。

「柚子っ、今日も疲れたわー!」

「そうだな、腹も減りまろ」

「じゃじゃ、後であのオバサン家寄ってこうか」

「いいねぇ、マタタビあるかね?」

「最高」

「そっだ、知っとるディテクティブ?」

「何かと?」

「遠い遠い所に、碧市、とかいう獣だけの街があるらしいんだよぉ。そこには食べ物沢山あるかと!喧嘩なくって、すぅごく平和らしぐって!」

「それ、本当かっ!?誰が言っとた!」

「落ち着きっ、ディテクティブぅ!それがな、雪亜が言っとた。研究所の輩が教えてくれとうらしい!」

「人間からの情報かいっ!…でも、不思議なとこがぎょーさんあるわ。なんで人間なのに獣のことを知っちゃるのけぃ?」

「んー。まあ研究所かて何研究しとるかわ知らんげっちょも、それ関係の研究しとったちゃうん?」

「かもなぁ。…でも本当にあるんなら行きたいなあ!」

「そだぁ、ディテクティブ。」

「何、柚子?」

「将来、ソコに二匹で住まんか。俺の夢、歴史の研究も恐らくできるだろ」

「もちろん、ええかと!僕も、歴史の研究したいから、そこで、二匹で研究しねまっ!」

「約束だべ!」

「勿論!守る!」

その時だった。後ろから人間がぬぅっと現れて。

何やらぶつぶつ呟きながら、こっちへ歩いてきた。

僕らは足がすくんで、動けなかった。普通の人間なら、逃げるだけでいい。だけれども、その人間は大きな虫取り網のような物を持っていた。

人間がぶわぁと網を僕らにかけ、研究所の方へ引きずって行った。

「柚子…どうしよ。なに、コレ?こいつ僕らに何すんの!?これ出れる?!」

「ディテクティブ……こんな、噂を知ってるかい」
柚子は虚ろな瞳を僕に向けた。

「猫取りが街にやって来た」

僕は雷を打たれたようにショックを受けた。猫取りが…来た?

猫取りっていうのは、街にふらりと気まぐれに来て、何かしらの理由で猫を攫う、最低な人間の事。

僕は、真夜中の曇り空みたいな瞳をしてたと思う。───猫取りから逃げられた猫はいないらしいからね。

網がどんどんきつくなってきて、そのうち息ができないほどになってきた。隣の柚子と毛がごちゃっと混ざって、その色が見慣れて来、どっちがどっちの尻尾か、腕か、足か───全く、分からなかった。

やがて、研究所についた。雨のせいで屋根の汚れが壁にだらりとつき、まるでカーテンのような気味の悪い模様を作ってた。

そのカーテンにはにょろにょろと黄色っぽい葉がみしみしと生え、ドアは錆び付いてた。人間がドアを無造作に蹴って開け、道の奥へ進んでった。

僕らはずーっと喋らず、ただただ目の前のおぞましい光景を見ていた。でも、柚子が口を開いた。

「変なにおいがする。」

「…だね…なんかが腐った奴みたい」僕は、何週間も喋っていなかったような───化石になったような───口を無理矢理動かした。

人間は、ドアノブに、カギ───その時はドアノブやカギなんて知らなかったけど───を刺した。軽い音を立てて、ドアが開いた。

コツコツと真っ暗な廊下に人間の足音が響く。あと、僕らの網が引き摺られる音も。

人間が、ごついカギをがさがさ開け、上についたカギと、下についたカギも開けた。

ぼむっと派手な音を立て、ドアが壁に当たる。どうやら開いたみたいなんだ。僕らは、驚いた。

檻に何匹もの猫が入れられ、人間に向け威嚇をしている。僕らも檻に入れられ、ミーミーと子猫の様に怯えて泣いた。

…その瞬間、僕は見ちゃったんだ…



僕らを捕まえた人間が猫を食べている!!!



僕らはあっけにとられ、そのグロテスクな光景に身震いした。

柚子は檻の網から、隣の僕に体を押し付けてきた。その柚子葉色の瞳が、こう言ってた。

「俺達もああなるのか」と。

僕らは、冷え冷えする狭い部屋で、網ごしにグルーミングをして心を落ち着かせた。

「あの匂いはこれだったのか…」柚子が唸る。訛りはどこかに飛んで行っていた。「腐ってる…あの檻の中の猫、死んでる。」

確かに。ちょっと赤っぽい檻には、喉が真っ赤に染まった猫が歯をむきながら死んでいた。喉の付近の腕は、血に染まったかぎ爪が出たまま。これをみると、自殺なようだ。

その周りにはハエがたかり、ぞくっとするような羽音を響かせている。檻の網には、どす黒い血がこびりついている。

「…………はぁ…………………………さっき、からうるせぇな……………………ちぃとだまれ…。」左横から声がした。

狭い檻に無理矢理横になって、頭を尻尾に埋めているハチワレ猫が琥珀色の瞳をぎらぎらと光らせてこっちを睨んできた。

「ごめん」柚子はもうショックで眠ってしまいそうなので、僕は話相手ができたと喜んだ。

「名前は?」

「コーホル」ハチワレ猫───コーホルが眠そうに答えた。

「僕、ディテクティブ」

「名前が似合わない」

「なんで」

「そんなか弱そうな猫にディテクティブ(探偵)なんて似合うか」

「そっちだって、可愛らしいあんたにコーホル(弾丸)なんてね…」

「うるさい!どこが可愛らしいんだ!」

「うるさいなぁ」

「そっちもな!」

「…ちっ……じゃあさ、ここって何か教えてくれない?」

「……しかたねぇ。あのな、ここは猫を食うための施設だ。一人の人間が、このへんの猫を全て食らいつくすための、な。」

「猫って…美味しいのか?」

「それは知らん。目的なんて誰にも理解できん。」

「どこで知ったの?」

「トップ・シークレットだ。」

「はぁ!?」

「しかたないだろ!!!!」

「「フン!」」

長い言い争いで疲れた僕が、ふっと前をみたら、ぎょっとした。

人間の手が檻に入ってくる───!!!

よく見たら柚子はもう緑タイルの床に降ろされ、おろおろとしている。

僕は自ら床に飛び降り、柚子に駆け寄った。

「ああ、柚子、柚子!食われちまう!どうしよう!」

「そんな事俺に言うなよ!」

コーホルがふぅっとため息を吐いて、自分の檻の鍵を開けて出てきた。

「仕方ないな…。ホレ、さっさと出れ」

「誰だよ、ディテクティブ?」

「そんなんはどうでもいいだろ逃げろ」

僕らは疑問いっぱいの頭で、逃げた。人間は、コーホルを食べようとしている。

「コーホル!」

僕が後戻りしようとすると、柚子に止められた。

「……だめだ、ディテクティブ!危険!」

「でもっ、コーホルが!」

「全く、ちょっと喋っただけなのに…お人好し、いやお猫好しだな!」

「そ、そんなぁ…」

「……でも、後悔するんだろ、俺が助けに行くよ!」

「えっ…?ゆ、柚子!」

柚子はもうコーホルに向かって駆け出していた。柚子はコーホルを引きずり、なんとか人間から離した。

「おい…何すんだ。やめろ」

「ディテクティブが黙らないんだ!」

そんな二匹の背後に、人間が立つ。そして、柚子をがしっと掴み、ばくりと…その、噛み付いた。

なんか、そっからは覚えてないんだ。多分……コーホルに勧められて逃げたんだ……

え…?柚子……は、………………人間に、食われたよ。コーホルは、わかんないけど。



どうも。へざすとです。この前干し芋食べれて嬉しくて死にそうです。
アウトゥンノの時は短かったんですがね…コーホル君出したいなーとか思ってたらこんな長さに。はっはっはw(ヤケクソ
コーホル君について、少し。
コーホル君は、元々このお話に出そうと思っていたキャラです。一番始めに思い付いてたんですが、話の構成上ボツに。他の創作にて大活躍してます。え…使い回し?…失敬な、リサイクルですよ!←
閲覧ありがとうございましたー!
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

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