猫族の絶滅についての考察と推測

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03;経験は最高の知恵である

投稿 by ヘザーストーム on Sat Dec 03, 2016 2:12 pm

No.4;彼らは似ている

暫くの沈黙。

あまりにも衝撃の事実に、二匹とも体が動かなかった。

がちゃりと二柚子がドアを開け、入ってくる。群青色の仮面を外し、買い物袋を台所に置いて来る。ここまで、Androidとは思えない滑らかな動作で、魅力的だ。

二柚子はディテクティブをちらりと見、アウトゥンノへと視線を動かした。

アウトゥンノは、すくっと立ち上がり、自らの名前を決めた「名付け辞典」を開いた。

ページの最初に、でかでかと「柚子」の文字があった。その次に、「kogel(コーホル)」。あんな風にページをパラパラ捲っていたら、最初のページは開かない。

ディテクティブは、銀縁の眼鏡を光らせ、機械的な声で呟くように言った。

「…その、どっちも人間が関係している。だから、絶滅にも人間が絡んでいるのでは…と思う…よ、僕は。」

アウトゥンノは、静まり返った森に朝を知らせる鶏のような大声でディテクティブを竦ませた。

「なんで、そんなぎこちない態度を取るんですか!貴方は…貴方は、私と似ているし、人間の被害もあって来て………でも…でも、貴方は柚子さんの事、忘れられてないじゃないですか!
あの名付け辞典だって、「柚子」の名前があるじゃないですか!そんなに名付けたくないんならいれなくていいのに!
それに、二柚子さんを…柚子さんに似せた…名前だって、『二』匹めの『柚子』みたいな由来なんでしょ!?」

「…………『柚子二世』と迷ったんだけどね」ディテクティブがぽつりと言った。

「私は、こんなにも貴方の事を思っているのに」アウトゥンノの顔の毛が、濡れてぐしゃぐしゃになっている。「どうして、そんなに柚子さんをいつまでも思ってるんですか…?」

「君だって」ディテクティブは、緑の目にうっすらと涙が溜まっている。「お母さんの事…覚えていたじゃないか。そんなに柚子が嫌なら、僕に話させなければよかったじゃないか!」

「その時は知らないんです、柚子さんなんて!」アウトゥンノは絶叫し、涙をぐいっと拭いた。「だって…だって、お母さんの事は…覚えなきゃいけない事です。ああ、こんな事になるなら話さなければよかった!」

「二柚子」ディテクティブが二柚子に向かって言う。「すまない…アウトゥンノを、頼むよ。僕はもう、ここに居れない」

二柚子は小型カメラ搭載のレジンアイをきらりと光らせ、ディテクティブの声を早送りさせて甲高くした声でこう告げた。

「私には感情が無いのでよく分からないのですが…『後悔』はとても大変だと。もう少し考えていただきましょう。」

アウトゥンノは、ディテクティブの姿をまじまじ見つめた。

まるで雪のような毛皮。顔の周りの柔らかい毛が、ディテクティブがまだ若い事を語っている。
エメラルドの輝きを持つ瞳がアウトゥンノをじっと見ている。その目に吸い込まれそうになり、アウトゥンノは反省した。

「すいませんでした。」

「……こちらこそ」

ディテクティブがぷいと顔を背けた。まだ怒っているのかなと不安になり、ディテクティブの顔が向いている方へさっと移動した。

ディテクティブは、かなり身長が低い。年下のアウトゥンノの方が、数センチ身長が高く、アウトゥンノがディテクティブを見下げる形になる。
ディテクティブが驚いてアウトゥンノを見上げると、アウトゥンノはがしっとディテクティブの顎を掴み、離さなかった。

ディテクティブが抵抗するものの、力でも勝るアウトゥンノがしっかり顎を掴み、離さない。
ディテクティブの顔が真っ赤なので、怒っているかも…アウトゥンノはがっかりした。

ディテクティブがなんとかアウトゥンノを振りほどくと、ぜえぜえと肩で息をし、二柚子に「に、二柚子……左の本棚の上から13段め、右から3番めの赤い絹の表紙の本を取ってくれないか…」と言った。

二柚子がその本をとってくる。

アウトゥンノはディテクティブの隣に腰掛け、「ご自分でとってきてくださいよね…だから力がないんです」と言った。

「アウトゥンノ…紅茶、淹れてくれないですかね」

「だからもうご自分で───」

「アウトゥンノの入れる紅茶…久々に飲みたいのです」

アウトゥンノはその一言でデレて、「この前…作ったムースを持ってきます」と言った。

ちなみに、アウトゥンノはドジっ娘である。ムースを作るのは容易であったが、後々ディテクティブが悲鳴を上げたのはムースのせいである。

こぽこぽとポットにお湯を注ぐ。因みに、アウトゥンノの紅茶の淹れ方は独特である。

お湯が入ったポットに、牛乳を7:2の割合で注ぐ。もちろん、牛乳が「7」である。
紅茶の葉っぱをぶわさぁとドラム缶一杯ポットに入れる。もちろん、それほどの量が入るほど、ポットは大きい。
上から砂糖を大さじ6杯かけ、またお湯を注ぐ。
葉っぱをぎゅーっと押し込み、無理やりポットに入れると(それほどの大きさはあるが、入りにくいのだ。)、ディテクティブの元に持っていく───もちろん、ムースも。

ディテクティブは紅茶をポットごと飲み込み、器用に口からポットだけ取った。これがディテクティブの紅茶の飲み方である。

そしてムースをちまちまつまみ始めた。

悲鳴が、夕暮れの空を貫く。

「えっ…アウトゥンノ!ちょ…か、硬くない?このムース!」

「ですかね?」アウトゥンノも試しに一口。

「ぶわはっ!」アウトゥンノは謎の声を上げ、欠けた歯が二つ乗っているテーブルに突っ伏した。

二柚子は燃料となるオイルを大ジョッキで飲んでいる。

アウトゥンノ作・ムースによって滅んだとも同然の家に、ノッカーを叩く音が響いた。

ディテクティブがふらふらしながらドアを開けた。「にゅあーい?」

ロアだった。

「あれディテさん…仮面は?」

「えっ(どうしよ、やばば)あ、これ?眼鏡型仮面!家の中であの格好は流石に暑苦しいしね!」

「は、はぁ……似合ってますよ」

「あっ、うん…それで、何の用かな?」

「あ…いえ、その……………ほ…」

「ほ?」

「干し芋の匂いがしたので…」




アウトゥンノは、仮面ごしにロアの食べっぷりを見ている。

「アウトゥンノさん、貴女は最高れふ!」

アウトゥンノは、サツマイモのムースを作ったつもりだった。蒸した芋を、薄く切って───そこまでやった。あとはそれをぐちゃぐちゃにして生クリームに混ぜて───と続くはずだった。

だが、薄く切った後に、事件が起きた。ディテクティブが、絶滅にまつわる本を見つけたという。
急いで図書館に行ったものの、全く見つからず、1時間ほど探した上に、ようやく見つけたのだ───だが、内容は全く関係なかったのだ。

それに買い物や本屋めぐりなどで時間がつぶれ、客引きに見事に捕まり、ホテルで二泊───その間、北風と乾燥した空気によって芋は干し芋になっていた。

それで作ったムース。干し芋好きのロアが、当然食いついた。

量は大型の冷蔵庫に入り切らないほどだったので、アウトゥンノにはちょうど良かった。

二柚子が部屋に入ってきた。ロアを見て、怪訝な顔をする。

「あ、二柚子、この方はロア君さ。」

「ろあ………認識します……………発見しました。碧市立左側図書館、司書。猫男。フルネームは悠・ロア・涛勝ですね。ゆう・ろあ・とうま。」

「あら、素敵じゃあないですか涛勝。今度から涛勝って呼びたいです」アウトゥンノが言った。

ロアは顔をしかめ、「あんまり気に入ってないから、やめてほしいです…」と呟いた。

ロアは強い口調でごちそうさまでしたと言うと、目に冷たい光を帯びながらこう言った。

「あの、お二方って何の動物ですか?」

「えっ───っとぉ。」ディテクティブがまごついた。ディテクティブは案外アドリブに弱いのだ。

アウトゥンノは「いやああああ…あっ…のぉおおおぉおおおぉおぉおお…」と冷や汗をだらだら垂らしながら二柚子を見た。

「私は猫型Androidです。お二方は───」謎のバグが発生し、二柚子がフリーズする。

「猫でしょ」

アウトゥンノはロアを見た。前髪が少し生えている。今は、満月と半月の中間ほどだ。猫らしいロアは、アウトゥンノを魅了した。
しかしそんな事を考えている暇はない───アウトゥンノの心は、風ひとつない湖を思わせた。アウトゥンノはちょっとやそっとでは驚かない。

「ディテさん」

ディテクティブはため息をつき、ロアの瞳をまっすぐ見た。

「───ん…そうだよ。」

ロアは目に怪しい光を灯し、「ですよね」と言った。「そろそろお暇します。ムースごちそうさまでした。あっ、猫の事は他言はしませんから。では、よい研究ライフを…」

がちゃり。ドアが派手な音を立ててしまった。



干し芋ムース…くださいィィ↑
んーむ…行き詰まってます。このままお話を肉付けするか、それともクライマックスに突入か。
さっさと残ったのを消化
しなければいけないのでクライマックスですかね!はい!
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04;一日は浪漫と恐怖が混じってどろどろになるのだよ!

投稿 by ヘザーストーム on Sat Dec 10, 2016 5:16 pm

04;一日は浪漫と恐怖が混じってどろどろになるのだよ!


No.1;朝───7;30

アウトゥンノは、目が覚めた。

奇妙な感覚に襲われる。枕元を見ると、置いてあるはずのエプロンがない。
寒い時期だが、アウトゥンノはタンクトップにジャージズボンで寝ている。朝起きると冷えて震えるが、今日はそれがない。

分かっている。分かっているはずなのに。でも、それは明るい時についた電気のようにはっきりしない。

目の前でディテクティブとロアがなにかをしている。だが、ぼやぼやした視界では、何をしているか分からない。

そして、ディテクティブが暗い、空を舞う───




「……っ…!」

汗ばむ毛を辺りに飛びちらし、アウトゥンノは目が覚めた───本当に。

さっきは夢。夢だ。アウトゥンノはどきどきしながら枕元をみる。エプロンはあるし、寒いのも感じる。髭を引っ張ってみたら、すごくいたい。

現実だ。これは現実。ディテさんは、空を飛んだりしない。夢なんだから。落ち着いて、そう。正夢なんて信じちゃだめ───

アウトゥンノはぼんやりしつつ着替え、エプロンを着た。汗だくのタンクトップは、洗濯に出す。

朝ごはんの用意をして、ラジヲを聞く。そう、ラジオじゃない、ラジヲだ。これが浪漫である。
じゃがいもの芽を取りつつ、アウトゥンノは絶滅の事を考えていた。これが日常茶飯事で、これといって不思議ではない。だが、今日のアウトゥンノは少し違った。

いつもなら、頭の中にいる「アウトゥンノⅠ」と「アウトゥンノⅡ」が自問自答を繰り返す。

だが、今日は。

アウトゥンノ(なぜ絶滅したのだろう?私やディテさんのように人間の被害を受けた者が多かったのだろうか…それとも、野生猫の増減と───)

珍しく、ちゃんと考えているアウトゥンノ。

アウトゥンノとディテクティブの出会いからはや1年、また冬が巡ろうとしている。
だが、絶滅の謎は解明されていなかった。

分かっているのは───2000~2010年に絶滅した、という事。

それだけだった。

けれど、二柚子はインターネットを駆使して新情報を掴んだという。朝ごはんの時に喋ってくれると約束してくれた。

アウトゥンノは、早く聞きたいがためにいそいでフレンチトーストを作った。



こんにちは、こんばんは。ヘザーストームです。
私事ですが、最近某モンスターゲームを買ってもらったんですが、クリスマスプレゼント、という形だったのでクリスマスまでやってはいけない決まりに…さみしいですorz
なので某動物ゲームで耐えてます。
もうすぐクリスマスですね。クリスマス短編とかいりますか←
サンタさんには語彙力を頼もうかな…
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04;一日は浪漫と恐怖が混じってどろどろになるのだよ!

投稿 by ヘザーストーム on Sat Dec 17, 2016 8:32 am

No.2;朝───8;23

「ディテクティブは」

その者はつぶやいた。

「精神的な痛みを」

辺りは朝なのに薄暗い。

「アウトゥンノは」

その者は、なにかを動かした。

「皮膚を引き裂く」

ぽろりと何かが落ちる。

「二柚子は」

それを拾う。

「主を失う痛みを」

その者の瞳が鈍く光った。

「ロアは」

これが本命というように、真っ赤な口が裂けんばかりに開く。

「───死を」


*・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:・*:.。. .。.:*・゜゚・*

フレンチトーストを食べるディテクティブ。その隣に、スポンジにオイルを含ませた物にがっつく二柚子。
正面はアウトゥンノ。蒸したじゃがいもを食べ、舌が痺れている。ソラニン、お前か。

二柚子は全く話さない。アウトゥンノは心待ちにするが、にこにこしながらスポンジを食べるだけ。
ディテクティブはというと、食欲がなさげだ。じゃがいもを除け、キャベツと人肉ばかり食べている。アウトゥンノは、ディテクティブからじゃがいもを取り上げ、じゃがいもに噛み付いた。舌が痺れる…ソラニン!

二柚子が電子音をだし、アウトゥンノをなだめ、口を開いた。

「いやはや、この情報を伝えます。」

「いやはやの使い方ちがう…」ディテクティブがため息をつく。

「おっと失礼…………とにかく、です。
情報はというのがですね、猫が絶滅したのは2008年!そして、その年には猫の殺処分が一番多いようなのです。
それに、ディテクティブさんからその時に柚子さんが亡くなった、と教えていただきました。
だから、2008年を徹底的に調べましょう!と思われる。」

「語尾!」ディテクティブは二柚子が言い終わると同時に言った。そして、目をきらきらさせる。

「よし、今から2008年の事を調べよう!」



こんにちは、ヘザーです。
今年もこの季節がやってきました…我が家に繁殖するダニの季節です。
もうクライマックス突入してます。クライマックスはクリスマスです。うん。実際の時間とは違うですです。
そういや、我が家で使っているフロッピー、知らない方が多いのですね…フロッピー無くては死ぬ家庭なので、絶滅(← したらこまりますん…
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04;一日は浪漫と恐怖が混じってどろどろになるのだよ!

投稿 by ヘザーストーム on Sat Dec 24, 2016 9:21 am

No.3;昼───11;14

「わかったぞ!!!」

ディテクティブの館に、館の主───ディテクティブ───の声が響き渡る。

「2008年!不思議な事があったんだってさ!

猫や犬などの獣が突然どこかに消えてしまったらしい。それに、柚子が2008年に『碧市がある』と教えてくれた。

つまり、碧市ができたと考えられるのは、2008年なんだよ!絶滅には、碧市が関わっているに違いない!

よし───今から左側図書館に行って、碧市の事を調べよう!ネットには、碧市は載っていないからね。」



ロアは、月の満ち欠けに伴って変わっていった容姿───今は猫に人間の髪の毛が生えた状態だが───を鏡に映していた。

薄い茶色の毛皮、焦げ茶の髪。海の底のような瞳に、白の長袖シャツの上にベージュのオーバーオール。いたって普通の格好だ。

鏡の中に、一匹の何かが現れる。それは、まるで悪魔のような姿で、小さく、はたから見れば「かわいい」と言いそうな物だった。

「こんにちはです、ロア。」

「ん…こんにちはです。」

今日だ。今日が、運命の日だ───

「さぁ、僕を早く───」



「ロアくーん!!!!!」

「うわぁ!!!」

ロアはびっくりして飛び上がった。カウンターから離れたこの閉架図書でも、ディテクティブの声はよく通る。
それに、獣が全く来ない左側図書館だからこそ、こんな大声が出せる。

ロアは閉架を飛び出し、カウンターに向かった。

「ディテさん、どうなさったんですか?」

「あ、いや、普通に貸し出し!ほら、これこれこれ!あとこれも、それも、あ、後ろのも!」

ディテクティブは、天井にひっつきそうな程の本の山を、ロアの目の前に置いた。

ロアは、本の一つを見て驚いた。

「これ碧市の資料じゃないですか。猫の絶滅には飽きたんです?」

「にゃわけなーい!!」

「ま、ひとまずは貸し出しですね。えーと…12/27までです」

「おっけぇい!」

───ハイテンション・ディテクティブの破壊力は凄まじい。

ロアはそう悟った。



ネーミングセンスくださいェ…
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04;一日は浪漫と恐怖が混じってどろどろになるのだよ!

投稿 by ヘザーストーム on Sat Dec 31, 2016 11:22 am

No.4;夜──時間なんて計る暇ない!

その前に、the;箸休め9!


こんにちは、お久しぶりです、アウトゥンノです。

今までロア君の謎の行動、ディテさんの心情、そして細かい昔話などで、私が語り部だという事を忘れていそうです。

そのへんはもう殆ど想像!だから、事細かで絶対合ってるなんか信じないでね。

まあ合ってるけどね。喋りの内容がちょい違うかも。

ロア君のなんか後々知ったし。とあることから日記を手に入れたのネ。(肉付けしたからね!)

もうこの話はあまり書きたくないです。だから、カセットテープを置きました。それで聞いてね。

あとこれ以降グロテスクな表現があるので注意です。

これは、ディテさんに纏わるお話…





ぶぅ~ん





「いやいや、それは突然に。

ディテさん───後にディテクティブとします───が12/24に本の山を持ち帰ってき、こう言ったのです。

『なんとかわかりそうだよ!やったぜ!』とマイムマイムを踊り始めて。

あ、そしてクリスマスイブなのでパーティーをしました。

そして。

まあ…本の山が崩れて、ディテクティブに覆いかぶさって…

ディテクティブは、きちんと本を積んでいて、バランス良かったし、崩れることは無いと思うんですが、崩れて…

なんか、本がディテクティブを捕まえたみたい。

そして、明るい物がふをっと光り、ディテクティブの中に入った───ように見えて。

本の山でもがくディテクティブにすーっと~ね。

で…なんかすぐ起き上がったんです。で、もう恐ろしいほど笑顔で。

そ」





ぴゅしゅ~






ぶぅ~ん






「すいません、カセット切れました、早口で言うので頑張ります!

───それから、こう言いました。

『ふう、よかった』と。

私は本の山から出れてよかったのかと思いましたが、違ったんです。

そう言った途端、鉤爪を出し私の腕を切ったのです!

そしてツタでパンと私を締め上げ、動けなくしました。

そして足首を噛みちぎり、本の山に放りました。血が飛び散ります。

藍色のカーペットが赤紫に、本は修復できないほど血で汚れます。辺りは嫌な匂いが蔓延し、気持ち悪くなります。

気を失いそうな頭にガンガン響く声。それはこんな事を言っていました…


『美味しくなあれ、も…』途中までしか、分からなかったですが。」





ぷしゅ~





「▽ この カセットの データは 
自動的に 消滅します」





ピーッ







こんにちは!今回は大晦日に投稿です。
今年も色々ありましたねぇ。BBSに来たのも今年でしたかね?
あっと言う間とは言いませんが、「寿限無寿限無………の長助!」と唱える間に過ぎたとは思います。
中でもお世話になった方々には感謝しきれません!
ありがとうございました!そして、良いお年を!&あけましておめでとうございます!(明けてない
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05;くらいまっくすはくりすますで でぃてくてぃぶ

投稿 by ヘザーストーム on Sat Jan 07, 2017 8:34 pm

05;くらいまっくすはくりすますで でぃてくてぃぶ


No.1;ディテクティブ!

「いやぁ───────────────っ!!!」

クリスマス。

ホワイトクリスマスで、浪漫たっぷり。

でも

こんな日にも

悲劇は起こる。

アウトゥンノは、骨だけになったディテクティブを見つめた。

もこもこした眼鏡だけがアウトゥンノを見つめていた。




♪♭♯Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!♯♭♪Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle…




鼻先が乾いている。

つんとした匂い。眼鏡を探し当て───と。

昨日のクリスマスイブ、アウトゥンノがプレゼント交換でディテクティブの眼鏡に羊毛をデコレーションした『もこ眼鏡』をくれたのだ。

もこ眼鏡をかけ、庭を見る。予想通り、10メートル近くの雪が積もっている。

ディテクティブは屋根に登る。そこから一気に雪にダイブだ。
ディテクティブは、まだまだ子供なのである。大晦日に誕生日が来るがそれでもまだ若造である。

そういえば、アウトゥンノにおはようを言っていない。館に戻ろう…

しかし、急に目の色を変え、走り出した。左側図書館にあっと言う間につく。

ロアが雪かきをしている。図書館には入れそうにない。

ディテクティブは目の色を戻し、ロアを見てまばたきした。

「ほえ?な…んでいるの?記憶ないし……………」

「あっ、ディテさん。ちょっと雪かき手伝っていただけませんか?」

「あ、ああ…おっけ」

ざく  ざく  ざく

雪かきの音。それに紛れて足音がする。

ざく  ざっ  ざくざっ 

ディテクティブの後ろに───




ロアがいる。




ディテクティブの前と後ろにロア。

後ろのロアが、かぎ爪を振るう。ディテクティブの服の袖が少し破れる。

前ロアは何時の間にか消えている。ディテクティブは驚き、ロアを見た。「…ほあっ?」

ロアは、「閉架。こい」と呟いた。

ディテクティブは目の色を変え、何時の間にか閉架に着いていた。

「…………??ロア…君?」

ロアはいつもの本を持っていて、なにか呟いた。

するとディテクティブは動けなくなる。そしてすーっとロアの前に移動する。

「ごめん、ディテクティブ。」

ロアは包丁を取り出し、そして───




♪♭♯Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!♯♭♪Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle…




ロアは食べ終わったディテクティブの、残りの骨を見た。

そして、魔法───いつもの本は、魔法書である───を使い、骨と眼鏡を外に放った。

「あと一匹。あと一匹で、猫になれる。」




───数分後、アウトゥンノがその骨と眼鏡を見つけ、悲鳴をあげる。


おまけ



アウトゥンノ「───っはい、という訳でですね、今回は新年初の小説投稿を記念し、おまけでーっす」

ディテクティブ「って何すんの?」

アウトゥンノ「てかディテさん、この話的に出てきちゃいけないですよね?ま、いいですが」

二柚子「して、お二方、今年の抱負は?」

ディテクティブ「この時期になるとすんごく聞かれるよね、この質問。───ん、抱負ねぇ…」

二柚子「せっかくなんで一文字で」

ディテクティブ「えーっ。じゃあ……暴かな」

アウトゥンノ「私は寝です」

二柚子「えっ」

ディテクティブ「昨年は穏やか(?)すぎてトピックが埋れていたからね。もっと暴れたいね。」

アウトゥンノ「私、資料集めにパソコン覚えるのに二本足で立ったりして忙しくて睡眠不足なんで」

二柚子「…あー。それな」

ディテクティブ「えっ…うん………(こんな言葉教えてないんだけど…)」

アウトゥンノ「え?逸れ菜?まずそうですね。」

二柚子「えっ」

皆「…………………」

ディテクティブ「…ん、まあ……こ、今年も何卒よろしくお願いします…うん。」



※これはアウトゥンノのノートに付いていたカセットの音声です




あけましておめでとうございます。───と、いうか前も言いましたね。
今年こそは、と気を引き締め勉強しようと思うのです。あと頻繁に図書館に行って運動&勉強を…とか考えていたのに!なぜか!実行できないんですね!!!(死
…まあ?今年もまだまだ有り余る程ありますし?まだ大丈夫じゃね?とか思う私はバカですね。こうやってゲームばっかしてるのがいかんのです。
それはそうと、1/10私の誕生日なんですよー!ばんざーい!!父に無料言ってバケツプリン作ってもらいます。そして寄木細工の貯金箱も…んっふっふっふ…
長くなりましたが、閲覧ありがとうございました!では!(落ち葉隠れの術
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05;くらいまっくすはくりすますで でぃてくてぃぶ

投稿 by ヘザーストーム on Sun Mar 05, 2017 7:37 pm

No.2;二柚子

ディテさんが死んだ!

ディテさんが死んだ!

ディテさんが…───







「目、覚めました?」

手先が不器用なディテクティブが作った、二柚子のレジンアイ。気泡が所々入っており………と、観察レポートを想像するアウトゥンノ。

「…その……………ディテさん………………………………亡くなり………………に…………………………は………い」

アウトゥンノはうつろな目をふせ、二柚子の電子声を聞いていた。
ディテクティブの声を早送りした物。しかしその声にディテクティブの面影はない。

「昨日のディテクティブが襲ってきた時といい、今日のディテクティブといい。変です。…………それは、そうですが…アウトゥンノ、大丈夫ですか?」

アウトゥンノは昨日の腕の傷と二柚子が縫い合わせてくれた足首の傷がまだ脈打っているのを感じ、頷いた。

「ディテさん」アウトゥンノは雪が頬を撫でるのを感じた。しかし、それが涙だというのに二匹とも知っていた。だが、二匹とも黙っていた。

「ディテさん」もう一度、声に出して言ってみる。

自然と涙が溢れてくる。アウトゥンノの熱い涙が雪に落ち、ぼしゅっと音をたてて雪が溶けた。

二柚子は、冷たい瞳を光らせ、艶のある毛並みが乱れるのにも関わらず、アウトゥンノに抱き付いた。アウトゥンノは二柚子にびっくりした目を向けた。

「………えっ?二柚子さん…?」

「ディテさんは、抱きつくのは悲しい時とかいろいろ書いてある」

日本語を喋れない二柚子。だが、アウトゥンノは【ディテクティブは、抱きつくのは悲しい時などの場合だと教えてくれた】などのような意味のような気がした。

「……ったし……………はぁ………………………かなしくなんかっ…………………ない…………でずっ………………ぐすっ」

ぼろぼろとなんかが滝のごとく流れ始め、止めることも我慢することもできずただただ流れていた。止めなきゃとか、そういう意識はあった。でもそれよりかなしかった。

ディテクティブ───ディテさんが亡くなったのだ。

一年も一緒にいた猫。唯一同じ種族の動物。そして、最愛のひと───

死は必ず来る。だがディテさんは早すぎた。フライングである。まだ研究も終わっていない。
なにより、もっと一緒に過ごしたかった。その思いがとても強かった。



こんばんはぁ。ヘザーどす。
久しぶりの投稿ですね!覚えてますか??
土曜日に投稿するつもりが、もういいや、それより更新せねばとなったので、曜日関係なく更新しますね。
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05;くらいまっくすはくりすますで でぃてくてぃぶ

投稿 by ヘザーストーム on Sat Apr 01, 2017 10:15 am

No.3;ロア

僕は猫になりたかった。

そう思ったのは、まだ人間だったころの4歳の時。

近所の野良猫が気持ち良さげにくつろいで居るのを見て、僕もほんわかしたいなあと思っていた。

その時はほんの出来心だったが、年を重ねるに連れてその気持ちはエスカレートしていった。

大学の頃、親友にその事を打ち明けたが、ひどく驚かれた。そして笑われた。相手は冗談だと思ったのだろう。他の人にバラされるのはイヤなので、冗談に乗っておいた。

ある日、古本屋で気になる本を見つけた。

なにやら心動かされ、衝動買いした。そして大学の寮で読んでみた。

そこには驚くべき事が書いてあった。

『猫以外の生物が猫になる方法』

その内容は猫を大量に喰らい、ここに書かれた呪文を唱えて、現れた悪魔に猫にしてもらう、という物だ。

試しに寮の残飯喰らいの猫を食べてみた。なかなか美味かった。

そして、大学理事長の「夢のためならなんでもしろ」という言葉を助言にして、大学を中退した。

そこから、街中の猫を誘拐し、廃屋で食べ始めた。喜しくも、そこには大量の檻があったので猫を取り溜めできた。周りの人に何をしているのかと聞かれると、研究をしていると答えた。

いつしかそこは研究所とよばれ、付近には誰も来なかった。

最近猫への虐待が多いらしく、街中の猫の数も減ってきた。飼い猫も食べたが、それでも数が足りない。なので、他の地方へ行き、猫を数百匹取ってきた。猫カフェがある所はよかった。

しだいに僕は、猫の遺伝子が体に入り込み、猫男になっていた。猫になるには、あともう少しだ。満月の頃には猫になったが、僕は完璧な猫になりたかった。

しかし、いつしか猫が居なくなっていた。

虐待と環境悪化と僕の猫喰らいにより、猫が絶滅したのだと思われる。

しかし、まだ呪文を唱えても悪魔は出て来なかった。

しだいに、研究であと猫を3匹食べればよい事が分かった。

風の噂で猫の目撃情報を耳にして、前々から思っていた物を作った。

それは碧市。

一度猫に尋ねられてうっかり口が滑り、少々噂は広まったが、それで猫が関心を持ったらしく、藁にもすがる思いで碧市を作った。

例の本に、『仮想の土地、または生命体等を作る方法』という物があったので、それを利用した。

嬉しい事に、一匹猫が引っかかった。そして二匹目も入ってきた。

仮想の住民との交流や、仮想の買い物など全て観察していた。

しかし、本とインターネットは全て現実の物だったので、少し猫の絶滅について把握された。

そして、ある日呪文を唱えると悪魔が現れた。

まだ食べた猫の数が足りないらしく、猫にはまだなれなかったが、一匹の猫に取り付いて、食べる事に協力してもらった。───その事には感謝してるよ。

あと二匹で猫になれるようだ。

一匹は検討がついているが、あともう一匹は?そこが分からない。

───ほら、生い立ちを説明すればあと一匹の事を教えるって約束だったろ、早く教えろ、ビーク!



こんにちゃわ、ヘザーです。
更新さぼってごめんなさい汗

そういや、私、やっと念願の干し芋プールを買ってもらえたんですよ…!!;_;
嬉しくって毎日入ってます!…え?4/1って何の日でしょうかね?
では、閲覧ありがとうございました~!
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Sun Apr 02, 2017 11:09 am



らくがきロアくん。
満月のころです。上に飛ぶのは一体…?

すっっっっっっっっごくちっちゃくてわかりづらいですがお許しを…
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ちくわ猫 on Sun Apr 02, 2017 8:20 pm

こんちくわ!!
ちょっと見ないうちにいっぱい更新されてて一気読みしました(*^-^*)
ロアくんが怖い!!
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

投稿 by ヘザーストーム on Sun Apr 02, 2017 9:29 pm

ちくわさんコメありです!

しばらく放置してたんでw一気読みしないと間に合いませんよねw
ロアくん可愛いじゃないですか!!w(親ばか まあ怖いんですけどw
ロアくんミステリアスで怖いキャラ目指してるんで、ありがとうございます!w
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05;くらいまっくすはくりすますで でぃてくてぃぶ

投稿 by ヘザーストーム on Mon Apr 03, 2017 6:54 pm

No.4;ディテクティブ

ぽたっ。

薄暗い洞窟を僕は歩いている。時折落ちて来る水滴が、地に落ちて、音が反響している。

洞窟の先は、なにやら賑わっている。

僕は薄気味悪い洞窟から抜け出したくて、夢中で走った。

「だから」

「───だよねー」

「…さか…」

「檻が───あは…」

「あはははっ。それすごく面白い───」

「そうだ───」

「…都に行こう」

楽しげな会話が聞こえる。僕も仲間に入れてほしい。

「ねえ、僕も仲間にいれて!」気付けばしゃべっていた。

「───ディテクティブだ。」

「ダメだ。」

「君は仲間に入れないよ。」

「だって、まだ用意してないよ」

「なんでここに来たのかすらも知らないし。」

「まだ間に合う」

「そうだ…」

「押し上げよう」

次の瞬間、洞窟に暴風が吹き荒れて、ディテクティブは洞窟の入口近くまで飛ばされた。

この洞窟で一匹は怖くて、また洞窟の出口まで走る。また入口まで飛ばされる、出口まで走る、飛ばされる───繰り返しだった。

出口の輩は、ささやきあった。

「ディテクティブだ…」

「ダメだ。」

「仲間に入れば、ロアの細胞になってしまう。」

「そもそもディテクティブの居場所を用意していない。」

「ロアに食われた事すら知らない。」

「まだ、生き返れる。」

「そう!そうさ!」

「吐き出させよう!」

細胞たちは、猫の生き残りを懸命に生きさせようと、いつも以上に全力で息を吹きかけた。
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06;戦〜またの名を霊魂帰り

投稿 by ヘザーストーム on Thu May 04, 2017 2:56 pm

06;戦〜またの名を霊魂帰り

No.1;二柚子?

二柚子は、フリーズしていた。

最近はフリーズが多い。毎日2時間ほどはフリーズしてしまう。

感情も少しずつ出てきた。機械の身体なのに、頭に新しい知識が入ると興奮したり、変な物を見つけるとどきりとしたり。

アウトゥンノは、その事に気がついていたが、二柚子は気がつかなかった。

アウトゥンノは眠さまじりに二柚子にこう言った。

「二柚子さん、変わりましたね…」

「私には分かりません」

「ほぅら。その分かりませんっていうのも感情なのよね。だんだん二柚子さん、感情がついてきましたね」

「そうですか………………がほっっっっっっ!!!!!!!」

激しい音。ピーという電子音が辺りをつんざき、アウトゥンノは目と耳を塞いだ。

その電子音を合図にして、煙がブワッと広がる。アウトゥンノは激しく咳き込んだ。

二柚子からの煙がおさまり、二柚子は立ち上がった。その目はらんらんと輝いて───いや、すこし潤んでいる?

なぜだろうか。二柚子は嗚咽を漏らし、アウトゥンノに直行してきた。

「わおっ!?二柚子さん?」

「アウトゥンノっ…」

二柚子は泣きじゃくりながら、アウトゥンノに抱きついた。

アウトゥンノはまさかと思って、二柚子を引き剥がした。

泣きじゃくる姿は、まさにディテクティブだった。




ひどいな。

ボクはにやつく。

止めねばと思うがニヤニヤが止まらない。

包帯を巻いた目でその事が見れないのがくやしい。まあ、どんな事が起きているかは分かるが…

ふわりと一回転。裂けんばかりの大きさで口を開く。これでにやつきを抑える。

「でっさ、どーすんの?」

「僕に聞くな」

「でぇもさ、分かったっしょ。後一匹の事。」

「ああ。喜んでいいのか悪いのか分からないな。」

「そーだね。ほら、今から行こうよ。」

「今からぁ!?」

「そうさ。思い立ったらすぐ行動しなくちゃね。」



おひさです。
最近忙しくて更新できてませんごめんなさい pale これからテスト週間になりますのでさらに更新回数が減ります汗
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Re: 猫族の絶滅についての考察と推測

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