Sea’s story

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Sea’s story

投稿 by フォーニィラーク on Sun Nov 12, 2017 8:12 pm

♣️登場人物紹介♣️


○真夜中の海の一族     _Midnight’s    sea    Clan


族長  ラスタール  赤い目の雄猫  0級戦士
           右側が青く、左側が白い。
           顔には稲妻のような模様があり、胸元の毛はふさ
           ふさしている。体は傷がたくさんあり、経験を誇
           っている。  強く聡明な族長

副長  メビウス   灰色の毛にライトグリーンのつぎはぎ模様がある雌
           猫。右目は水色で、左目はサファイヤブルー
           首回りには黒くふさふさした毛がある
           1級戦士だが、もう少しで0級戦士に昇格するかも!?
           という噂も。

看護猫 メナトゥ   淡いエメラルド色の毛をした雌猫。
           顔から腹部にかけてライトグリーン  水色の目をし
           ている。両耳から吊り下げているダイヤは自称 幻の
           クリスタル。 とても神秘的な猫。


1級戦士
 
    アスガン   灰色に黒の縞がある雄猫
           緑色の目をしている

    ファレーナ  ダイヤ柄の三毛猫
           黄色い目をしている。

    バギーラ   黒に黄色い柄のある雄猫
           赤い目をしており、首回りの毛はふさふさしている
           右側の耳は裂け、目に赤い傷跡がある。
           気性は荒いが、一族に忠実な戦士。

    ディラン   銀色の雄猫
           淡い紫色の目をしている。 体全体に太い稲妻のよう
           な模様が入っている  クールな性格。

    グリフ    黄土色の虎柄の雄猫。朱色の目はたれ目。
           事故で尻尾が短い
           見た目とは裏腹に、頼りがいがある

    ステガ    黄金色の雄猫。 前髪があり、青い目をしている
           首回りがもふもふしており、尻尾の先が黒い。

    トト     茶色の雄猫。 前髪がある
           青い目をしている

    アースラー  紫色の毛に口元から腹部が黄色。
           手足が長く、尻尾は、軽くカールしている
           黄色い目をした雌猫。

2級戦士

    ジェレンカ  紅色の毛足の長い雌猫
           薄紫色の目をしている。双子のモグロスと仲が良く、
           いつも一緒にいる。
           0級戦士を目指している

    モグロス   薄紫色の毛をした雌猫。
           紅色の目をしている  双子の妹ジェレンカと仲が良
           く、いつも一緒にいる
           ジェレンカ同様、0級戦士を目指している。

    イギシア   白地に焦げ茶色のリングのような柄がある。
           青い目をした雌猫。右耳の柄と左耳の柄が微妙に違う
           
    リアトリス  白い雄猫。
           緑色の目をしている。

    プラーガ   濃い深緑色の雄猫。
           首回りと尻尾の先が白い   薄紫色の目をしている


3級戦士(見習い)

    セルフィ   薄い青色の毛をした雌猫。
           藍色の目をしており、耳が白い。

    アメリア   淡い紅色のぶち柄の雌猫。
           毛足が長く、琥珀色の目をしている。

    ディスカー  黒い雄猫
           琥珀色の目をしており、首回りの毛は白くふさふさし
           ている。

子猫

   フェレンツィオ クリーム色の雄猫。
           琥珀色の目をしており、頭部から尻尾にかけて太く
           濃い線が入っている。

    ラムサール  薄紫色の雄猫
           目は紅色で、顔にN文字の紫色の模様がある
           首回りと尻尾が黒い。

    ヴィアン   ピンク色の雌猫  耳が垂れており、全身に黒と紅色
           の花模様がある。腰部分にはハート柄も。

    リンシア   水色の雄猫。 姉ヴィアン同様、耳が垂れ下がってい
           る。 額と左目の回りに波の模様がある。

    テオ     黄土色の毛に黒い模様がある。
           緑色の目の雄猫で、あまり物怖じしない肝の座った子

    リアード   淡いショウガ色の雄猫。縞模様がある。

長老

    ラリオーナ  一族最年長の猫。
           毛足の長い、銀色の雄猫。深い青色の目をしている
           経験豊富で、物知りな猫。もと0級戦士

    メテオ    黒地に白い斑点のある雄猫
           琥珀色の目をしている。もとは1級戦士だった
  
    クーデラ   痩せた茶色の虎柄の雌猫
           もとは1級戦士だった。


最終編集者 ブリザードファー [ Mon Nov 13, 2017 10:54 pm ], 編集回数 1 回
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Re: Sea’s story

投稿 by フォーニィラーク on Sun Nov 12, 2017 8:14 pm

新しく投稿します!
↑は、長すぎるので とりあえず一つの部族の登場人物を描きました。
これからどんどん投稿しようと思います。
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Re: Sea’s story

投稿 by フォーニィラーク on Mon Nov 13, 2017 10:53 pm

○黄昏の海の一族 _Sea   of   the   twilight    Clan



族長  フェルメール  黄金色の大柄な雄猫
            首回りは黒くふさふさしている。
            右目が緑色で、左目がサファイヤブル
            ー  体に細かい模様がある。
            傷跡の多い、0級戦士

副長  イオシア    淡い黄緑色の雌猫
            鼻面から腹部まで青緑色をしている。
            金の腕輪をつけていて、琥珀色の目をし
            ている。1級戦士

看護猫 ベルニオ    濃いベージュ色の雄猫
            尻尾が短く、オレンジ色の目をしてい
            ている。 顎髭が長い
            弟子はメイス

    メイス     一流の看護猫を目指している
            青い目をした白い雌猫
            毛先は全体的に銀色っぽい

1級戦士

    フェルミオ   淡い琥珀色の毛をした雄猫。
            後ろ足と左側の顔から肩にかけて焦げ茶色
            琥珀色の目をしている

    グリフィス   焦げ茶色の斑点模様のある雄
            首回りから肩が白く、尻尾は黒っぽい
         
    
    ベルレーヌ   銀色の虎柄の雌猫
            金色のイヤリングをしている。
            青緑色の目をしており、上品な猫

    ジェット    漆黒の雄猫
            琥珀色の目をしており、後ろ足の片方が
            白い。聡明

    ブラキッシュ  漆黒の雄猫
            ジェットの双子の弟。気性が荒い

    ヴィーナ    淡い栗色の雌猫   片目に黄色い傷跡が
            ある。 耳が青磁色 

    イヴァンカ   紅色の雌猫。前髪で左側が隠れている
            赤い目をしている

    シグロス    青い腕輪をつけている
            白地に尻尾が白黒の模様がある。

2級戦士

    キーザ     モスグリーンの雄猫
            右目が黒い前髪で隠れている 緑色の
            目をしている

    アニス     メイスの姉  銀色っぽい白猫
            毛足が長く、青い目をした雌猫

    ハードン    灰色のぶちの雄猫
            額に4つのダイヤ柄の模様がある。
   
    ローシェンナ  ローシェンナ色の雌猫
            オレンジ色の垂れ目をしている。
            尻尾は白い

    グレイア    黒っぽい灰色の雌猫
            背中部分と手足に淡い斑点模様がある

3級戦士(見習い)

    ペブロス    白黒の雄猫
            黄色い目をしており、タキシードを着たよ
            うな柄。

    シエル     淡い青緑色の雌猫
            右側が黒い。精神年齢が高いお嬢様

    レイニア    ピンクの入った三毛柄の雌猫
            淡い紅色の目をしている

    ジェニファー  垂れ耳の、淡い茶色の雄猫
            体側に沿って焦げ茶色の模様が入ってい
            る。

子猫

    フラッフィ   ふわふわした雄猫
            毛足が長く、黄色い垂れ目。

    コロン     茶色い雄猫。 口元から腹部まで黄土
            色で、短い前髪や尻尾の先が焦げ茶色
            緑色の目をしており、大人たちから狸みた
            いと言われている

    ベトラ     濃い青色の雄猫。   
            灰色の縞がある。深緑色の目をしてお
            り、どの子猫たちよりも頭がいい

    グリシス    淡い紺色の雌猫
            額に波の模様がある。尻尾が黒く長い

長老

    オウディウス  白い雄猫
            ラリオーナの腹違いの兄弟。右目が金色で
            左目が銀色   もと0級戦士

    グレイシス   灰色の小柄な雌猫。折れ耳で、口元に琥珀
            色の模様がある  尻尾は黒で、緑色の
            目をしている。

    ラト      黒っぽい焦げ茶色の雄猫
            白いリングのような模様がある。右目に
            白い傷跡があり、片耳は裂けている。
            もと0級戦士

    アルーラ    淡い黄土色の雌猫。
            草のような模様がある。今でも泳ぎは得意
            黄色い目をしている
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Re: Sea’s story

投稿 by フォーニィラーク on Mon Nov 13, 2017 11:36 pm

プロローグ



 静かな波が海岸に打ち寄せる。
海岸には、2匹の雄猫がならんで座っており、小声で会話をしている。
 月には雲がかかっていて、2匹の姿は闇で見えない。


「ラスタール、それでは解決にならないじゃないか」

 片方の雄猫が言った。


「我々”黄昏の海の一族”には土地が必要だ」

「何を言う。今ある分で十分だとは思わないのか?フェルメール?
我が一族にも食わせなければならない仲間はいるのだ」



もう一方の雄猫が返した。


「しかし、”真夜中の海の一族”は、俺たちの一族ほど数はないだろう?」



真夜中の海の一族 族長は口ごもった。



「しかし…」

「ラスタール、いい加減頭を使えよ。力あるものが繁栄し、存続する,当然のことだ」
 

 ラスタールは反論した。

「それなら、両方の部族共に存続して行けばいいじゃないか」

 
 フェルメールは頭を振った。



「存続できるのは1つの部族だけだ。 なぜ、そんなことも分からんのだ」


ラスタールの毛が逆立ち、爪をむき出した。


「前に言ったろう?話し合いで解決したいと持ちかけたのはお前たち 真夜中の海の一族 の方だ」

 フェルメールが言った。


「そんなに戦いたいんだったら別だが」




ラスタールはしばらく敵の族長を睨み付けたあと、爪を引っ込めた。


「いいや、流血沙汰はごめんだ」

 急に、ラスタールとフェルメールの毛が銀色に輝いた。

月にかかっていた雲が流れていったのだ。
黄金色の雄猫は、月の眩しさに目を細めた。


「全く、戦いの嫌いな奴め」


ラスタールは返した。

 · · · · ·
「無駄な戦いは、だ」


フェルメールは軽蔑したように鼻を鳴らした。


「どっちでもいい。とにかく、少なくとも三日後には新しい境界線を引かせてもらうからな」

「それは認めん!」


ラスタールが再び爪を出した。


「何度言えば分かる!互いに今の土地で十分だと言ってるだろう!」


フェルメールが応戦するかのように爪を出した。

「やる気か?」



 どちらの族長も毛を逆立て、爪を出し睨みあっている。




 その時、誰かが2匹の族長の前に飛び出してきた。



 真夜中の海の一族の看護猫、メナトゥだった。


「お二人共  何をしていらっしゃるんです!?」


「メナトゥ!」



 看護猫は、鋭い目で2匹を見やった。

「族長ともあろうお二人が、こんなところで爪をだして争うのはよしてください!」


「メナトゥ、お前には関係のないことだ」
 フェルメールが言った。


「いいえ!」

 メナトゥは言った。

「私は看護猫です。ラスタール、今日はもうこの辺にしておいて、一族のもとへ戻ってください」


 フェルメールが言った。

「真夜中の海の一族 は逃げる気か」


 メナトゥがさっと振り向いて言った。


「そんな訳ないじゃないですか!あなたも自分の一族の縄張りへ帰ったらどうです? いいですか、この続きは今度にしてください」


 フェルメールはしばらくしてから答えた。


「よかろう。だが、三日後決まらなかったらこちらは戦いで決めることを選ぶ。いいな?」


 ラスタールは言った。


「あぁ、受けて立とうじゃないか」


フェルメールは背を向け、黄昏の海の一族 の縄張りへ戻って行った。


「行きましょう、族長」



 看護猫と族長も、自分達の縄張りのもとへ戻って行った。
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Re: Sea’s story

投稿 by スプリングドルフィン on Sat Dec 09, 2017 1:40 pm

ブリザードファーさん!
新小説おめです!!さっそく面白い(=゚ω゚)ノ
部族名かっこいいです!!頑張ってください!

スプリングドルフィン
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Re: Sea’s story

投稿 by フォーニィラーク on Sat Dec 09, 2017 1:50 pm

スプリングドルフィン wrote:ブリザードファーさん!
新小説おめです!!さっそく面白い(=゚ω゚)ノ
部族名かっこいいです!!頑張ってください!
ありがとうございます!

ちょくちょく投稿 頑張りますw
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Re: Sea’s story

投稿 by フォーニィラーク on Sat Dec 09, 2017 1:57 pm

第1章




「ジェレンカ! ジェレンカ?」

 
 高く澄んだ声が岩と岩の間に反響する。


「ジェレンカ! ああ、やっと見つけたわ!」
 
 紅色のジェレンカを呼んでいたのは、双子の姉であるモグロスだった。

「モグロス? 何かあったの?」

 薄紫色の毛をした姉は言った。

「とぼけないで!! 今日は なんの日か忘れちゃったの?」



 ……思い出した。   そうよ! そうだわ!

  今日は あたしにとって特別な日。 
 いけない、 忘れてる場合じゃないわ!


「そうだった!!  …ねえモグロス、族長はお怒りかしら?」
 怒って毛が膨らむ 族長ラスタールの顔が浮かび、心配になったジェレンカは モグロスに聞いた。

「大丈夫よ。族長はこれくらい、大目にみて下さると思うわ」

「本当に?」

「ええ。さ、これ以上遅くならない内に 早く集会場に行きましょう」

 そう言って、モグロスは駆け出していった。
 慌ててジェレンカも後を追う。



 しばらく走っていき、2匹は集会場についた。

 集会場には 一族全員が集まっており、中央には 族長ラスタール、その隣に副長のメビウス、そして 若いラムサールとフェレンツィオがいた。

みんな そろって待っている。



「おい! ジェレンカがやっと来たぞ!!」


 灰色の縞猫 アスガンが言った。

 全員、アスガンの指した方向を見て、「やっとか!」「遅かったわ」などと、口々に言った。


 ジェレンカは、 恥ずかしくなってうつむいた。

 
 するとラスタールが、
「静かに!! ジェレンカはもう来たのだから良いだろう!儀式はもう始まっておる!!」 と言った。


 姉も 傍で、「遅刻したことのない猫なんていないわ。そんなに気にすることもないわよ」 と、言ってくれた。


「でも、こんな大事な儀式で……」

「もう!いいから、ほら、早く真ん中に行きましょ」


 モグロスを先に、ジェレンカも中央へ歩いて向かった。

 族長の傍で ラムサールとフェレンツィオが目を輝かせている。



 ……よし  寝坊したことなんて忘れよう!   

 何て言ったって、今日は 初めての指導者になる命名式なんだから!!




「それでは ラムサール、フェレンツィオ、 準備はよいな?」


 族長の問いかけに、2匹は頷く。


「お前たちも、よいな?」


 ジェレンカとモグロスにも 族長は問いかけ、2匹とも 頷いた。



「ラムサール、前へ」 

 薄紫色の毛をしたラムサールが前へ1歩出た。

 姉のモグロスと似たような毛の色だ。



 「今日から、お前は見習い、3級戦士だ。指導者はモグロス、お前の知識をこいつに全て伝授してくれ」

 姉も1歩前へ出て、ラムサールと鼻を触れ合わせた。


 一族からは、3級戦士になったばかりのラムサールと、新しく指導者になったモグロス祝福する声が、次々とあがった。


 ラスタールは、祝福の声が止むのを待ってから、フェレンツィオを呼び出した。



「フェレンツィオ、今日からお前の指導者はジェレンカだ。ジェレンカ、お前の知識をこいつに伝授してくれ」

「はい」


 ジェレンカは進み出て、モグロス同様、新しい弟子と鼻を触れ合わせた。

「よろしくね」


 フェレンツィオも、目を輝かせて「こちらこそ、よろしくお願いします」 と言った。


 再び 一族から祝福の声があがった。




  ああ、今日からあたしは、指導者になったんだ!
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Re: Sea’s story

投稿 by フォーニィラーク on Mon Dec 11, 2017 10:30 am

第2章





「よーお ジェレンカ、君本当に弟子の指導なんかできるのか?」

「失礼ねっ そんなことできるに決まってるでしょ!」

ジェレンカと同じ2級戦士のプラーガが茶化してくる。

「言っとくけど、弟子を持ったことのないあなたに言われたくないわ!」
 ジェレンカは言った。

 「けど、君だってフェレンツィオが初弟子じゃないか」

 負けじとプラーガも言い返す。

「はいはい、そこまで!」

割り込んできたのはイギシアだった。
イギシアもまた、2級戦士だ。

 「もう、ジェレンカ。あなたにとって喜ばしいことなんだから、言い争ってないでフェレンツィオに早く色々教えてあげなさいよ」

「う、うん…まあ、そうなんだけど…」

 イギシアは、ジェレンカとモグロスよりも年上で、その分 経験も豊富だ。  同じ2級戦士だが、そろそろ1級戦士に昇格してもおかしくない時期だと思う。

「おい、ジェレンカ  フェレンツィオがお前を呼んでいるんじゃないか?」

プラーガが言った。
プラーガが指した方向に、弟子が立って何やら叫んでいる。

 あたしを呼んでいたんだわ!

慌てて 弟子の元へ走っていく。

 「なあに? フェレンツィオ」

 弟子は答えた。

「僕、新しく3級戦士になったので、戦いの技とか教えてもらえたらな…と 思って…」

 「それなら、空き地に行きましょう! あそこは、戦いの訓練にもってこいの場所だわ。 ラムサールたちも一緒に行く?」

 フェレンツィオは首を振った。


 「ラムサールは、モグロスと一緒に狩りに行きました。狩りのついでに、海も見るそうです」


 弟子が羨ましそうに言うので、ジェレンカは自分達も海へ狩りに行った方が良かったのかと思ったが、フェレンツィオは、戦いの訓練をするのに嫌気はなさそうだ。


「海は今度連れていってあげるわ。さ、空き地へ行きましょう」

ジェレンカとフェレンツィオは、空き地へ向かった。





「まずは守りの技から教えてあげるわ。基本中の基本よ。いい? こうやって…」


技を教えると、フェレンツィオはすぐに覚えた。

その後も、いくつかの技も弟子はすぐにマスターしていった。


 この子、とても覚えがいいわね!
 教えがいがあるわ!

 すっかりご機嫌になったジェレンカは、時が経つのを忘れ、フェレンツィオといつまでも戦いの訓練に没頭した。
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Re: Sea’s story

投稿 by フォーニィラーク on Mon Dec 11, 2017 10:58 am

第3章




「起きて! ねぼすけさん!」

 「うぎゃあっ!?」

 耳をくすぐられて、ジェレンカは跳ね起きた。

 見ると、姉のモグロスがそばに立っていた。


「もう、あなたったら、寝坊することしかできないの?」

 そうだった。昨日は弟子との訓練で、一度昼食を食べにキャンプに戻ったあと、またすぐに空き地に訓練を再開しにいって、遅くまでいたのだ。

「ん~… まだ…眠い…」

大あくびが出た。

 訓練から戻ってきたジェレンカとフェレンツィオはくたくたで、苔のベッドにもぐると、すぐに眠りについたのだ。


 「もうみんなとっくに朝食を食べて、パトロールや狩りに出かけたわ。なにもしてないのはあたしたちだけじゃないかしら」

「ええっ! それを早くいってちょうだい!」


 お腹が空いていることに気づいたジェレンカは、獲物をとりにいくため、駆け出そうとした。
 しかし、モグロスに止められた。


「まって、ほら。あなたのために朝食を持って来たわ。お腹減ってるでしょ?」

そう言って姉は、ジェレンカの足元においしそうなカモメを置いた。

「さ、食べて」


「ありがとう! モグロス! 本当に気が利くわね!」

 お礼をいい、ジェレンカは差し出されたカモメをガツガツと食べ始めた。


 「ねえ、ラムサールとフェレンツィオ、今日は一緒に訓練しない?」

 ジェレンカがカモメを食べている間、そう姉が提案してきた。

 「ん~、 でもあたしたち、訓練は昨日 いやと言うほどやったわ」

 もごもごとジェレンカは答えた。

 「そうだったわね。…うーん… じゃあ、縄張り内を案内して回るのはどう?これはやってないでしょ?」

 ジェレンカは、最後の一口を飲み込み、聞いた。
 「えっ 姉さん、まだ案内してなかったの!? てっきり昨日 狩りのついでに案内したのかと…」

 「違うわ。海を見せただけよ。とてもきれいだったって興奮してたわ。…じゃあ 縄張りはまだ案内してないのね? だったら今日一緒に行きましょ」

ジェレンカはうなずいた。

 「ええ! それがいいわ!」

「じゃ、あたし 二匹を呼んでくるわね」

 そう言い残して、モグロスは部屋を出ていった。

 あとに続いてジェレンカも部屋を出る。
暖かい日差しが体をポカポカあせ、ジェレンカは思いっきり伸びをした。

 うーーん… 気持ちのいい朝だわ…


 弟子がいて、成長を見守っていくのって とても素敵なことだわ。




「大変! ジェレンカ!」
 
 焦った様子のモグロスが、ジェレンカのもとに走ってきた。

 「どうしたの?」

  
 「ラムサールとフェレンツィオが、いないの!」

 姉が口調を荒げるのは珍しい。


 「いないって… 見習い部屋にいないだけでしょ? ほら、看護部屋にいってるとか」

 「そうだったらいいんだけど… あなたが起きる前に、見習い部屋で待っていてと、念を押してきたのよ」



 ジェレンカは急いで言った。


「ラスタールに知らせて、探しに行きましょう」
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Re: Sea’s story

投稿 by ウィンターリーフ@冬葉 on Mon Jan 01, 2018 1:34 am

こんばんはです。
遅くなりましたが、小説拝見させてもらいました。個人的には登場猫の名前が綺麗だなあ、と思いました。個性を感じますね^^
ラムサールとフェレンツィオ、どこにいるのでしょう? 見習いは好奇心の塊ですから危険に首を突っ込んでいないか心配です…。そんな危なっかしいところが良いんですけども、ね!

何はともあれ、執筆お互い頑張りましょう!
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Re: Sea’s story

投稿 by ラッキークロー@LC on Tue Jan 23, 2018 9:41 pm

 初めまして。そして新小説おめでとうございます!(^^

 0級戦士や1級戦士といった階級は、どのように決められ、今後物語でどのような役割を果たしていくのか、不穏な空気の流れる部族間の関係はどうなるのか......。 

 そっと続きを楽しみにしています!
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Re: Sea’s story

投稿 by フォーニィラーク on Sat Feb 10, 2018 10:39 am

ウィンターリーフ@冬葉 wrote:こんばんはです。
遅くなりましたが、小説拝見させてもらいました。個人的には登場猫の名前が綺麗だなあ、と思いました。個性を感じますね^^
ラムサールとフェレンツィオ、どこにいるのでしょう? 見習いは好奇心の塊ですから危険に首を突っ込んでいないか心配です…。そんな危なっかしいところが良いんですけども、ね!

何はともあれ、執筆お互い頑張りましょう!
コメントありです!

返信遅くなりました( -д-)  私自身もこの系統の名前は気に入ってますw

2匹がどこにいるかは… 第4章で分かります
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Re: Sea’s story

投稿 by フォーニィラーク on Sat Feb 10, 2018 10:42 am

ラッキークロー@LC wrote: 初めまして。そして新小説おめでとうございます!(^^

 0級戦士や1級戦士といった階級は、どのように決められ、今後物語でどのような役割を果たしていくのか、不穏な空気の流れる部族間の関係はどうなるのか......。 

 そっと続きを楽しみにしています!
あああ…ラッキークローさん‼️ Twitterでお世話になってます
コメありです

無事 完結できるように頑張ります!
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Re: Sea’s story

投稿 by フォーニィラーク on Sat Feb 10, 2018 10:45 am

あと 名前をフォーニィラークと改名しました。
元ブリザードファー

ヨロシクです
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