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短編集 原作キャラの話です。【アイデア・リクエスト募集中!】

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短編集 原作キャラの話です。【アイデア・リクエスト募集中!】 Empty 短編集 原作キャラの話です。【アイデア・リクエスト募集中!】

投稿 by ドリームハート Sat Jun 16, 2018 11:03 am

こんにちは!ドリームハートです。
ここでは、原作キャラの登場する短編を書いていきたいと思っています。
このキャラのこんな話を読みたい!というのがあったらぜひ言ってください。
よろしくお願いします。

ドリームハート
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短編集 原作キャラの話です。【アイデア・リクエスト募集中!】 Empty こんにちは

投稿 by ミストリーフ Sat Jun 16, 2018 3:04 pm

ブルースターとか?出来たらお願いしたいです。ミスティスターでもリーフプールでも嬉しいです。

ミストリーフ
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投稿 by ドリームハート Sun Jun 17, 2018 6:29 pm

ミストリーフさん、早速ありがとうございます。
ブルースターですね。子猫時代、見習い時代、戦士時代、族長時代などの、どこ辺りがいいですか?

ドリームハート
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投稿 by ミスティリーフ Mon Jun 18, 2018 7:15 pm

戦士時代です。あっ想像でも事実でもなんでも良いです。勿論子猫時代等でも嬉しいです。よろしくお願いします。

ミスティリーフ
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投稿 by ミスティリーフ Mon Jun 18, 2018 7:16 pm

ミスティリーフとミストリーフは同一人物です。

ミスティリーフ
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投稿 by ペタルドロップ Mon Jun 18, 2018 7:40 pm

私もブルースターの話読みたいです。

具体的には、ブルースターとブルースターの姉妹のスノウファーの話がいいです!(子猫時代でも見習い時代でも戦士になってからのでも.....)

楽しみにしてます!
ペタルドロップ
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投稿 by ミスティリーフ Tue Jun 19, 2018 6:44 pm

ペタルドロップさん、すごくいい案ですね

ミスティリーフ
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投稿 by ドリームハート Sun Jun 24, 2018 6:47 pm

ミスティリーフさん、ペタルドロップさん 
リクエストありがとうございます!

ブルースターとスノウファーの子猫時代から書きますね。
(戦士時代まで続けようと思います)



 「ねぼすけさん、起きて!」

スノウキットの元気な声。ブルーキットは、もごもご言いながら、渋々目を開けた。

「スノウキット、あたしネズミを追いかけてたのよ!」夢の中で。
心の中でそう付け足しながら、怒ったふりをして妹をにらむ。

「まあまあ、そうかっかしない。」姉妹の母親、ムーンフラワーがおっとりした声でたしなめる。
「ネズミは捕まえた?」

「ううん。でも、見習いになったら山ほど捕まえてあげるわ。」

 スノウキットが張り合ってくる。「あたしは、サンダー族のみんなが捕れないようなものだって捕まえるわ。たとえば、魚とか!」

「魚なんてまずいに決まってる!」

「なら、分けてあげないわよ!」

「喧嘩はやめて、ブルーキット、スノウキット。ご飯を取りに行ってらっしゃい。」母猫のオレンジノウズが言う。
オレンジノウズはおとといライオンキットとウィロウキットを生んだばっかりだから、疲れているようだ。

 二匹が生まれたときのことはよく覚えている。。スノウキットと一緒に「ちっちゃい、ちっちゃい」と子猫を見て騒いでいたら、「お前たちもこんなだったんだぞ。」と言われた。看護猫のスカイぺルトに「あたしたちが生まれるところ、見てたの?」と聞いたら大笑いされた。何がおかしかったんだろう。

保育部屋から出ると、見習いたちが集まって騒いでいた。

ティスルポーがヘビを引きずっている!スノウキットが駆け寄っていった。「ティスルポー、そのヘビどうしたの?捕まえたの?」レッドポーが「一匹だけで捕まえたんだ!ティスルポーはやっぱりすごいや。」と言う。ティスルポーは得意そうに目を輝かせた。

「すごいだろ!ブルーキットも触ってみろよ。すごい牙だぜ。」ティスルポーは自慢やでちょっと嫌な奴だけど、もうすぐ戦士になるだけあってすごく勇敢だ。

スノウキットが夢中になるのもわかるかも…………。

ブルーキットが近づこうとしたその時、後ろから声がした。

「さがしたぞ、ティスルポー。立派なヘビだな!」

『父さん!』ブルーキットとスノウキットは同時に叫んで、父親のストームテイルに飛びついた。

ストームテイルの声が鋭くなる。
「いつ捕まえに行ったんだ?一匹だけでスネークロックスに行くのは危ないと言っただろう?」

スノウキットがささやく。「ティスルポーは無事だったんだから、褒めてあげるだけでいいんじゃない?」

ブルーキットもささやき返した。「父さんはティスルポーを心配してるのよ。」

父さんはティスルポーの指導者だもの。

ティスルポーは、ストームテイルを反抗的ににらんで、「鼻が高いぞ、なんて言ってくれないんでしょうね!」と吐き捨てるように言った。

ストームテイルはため息をついた。そして二匹に向き直ると、

「お腹空いてるだろう。父さんたちが獲物を捕ってきたから、母さんとオレンジノウズにも持って言ってやれ。」と言った。

そして族長のサンスターの方へ去っていった。

父さんはいつも忙しそうで、母さんになかなか会いに来ない。母さん、寂しそうなのに…………。

「ブルーキット!何にする?」スノウキットは何も気にしていないみたいだ。ハタネズミとリスをくわえている。

「ハタネズミは、あたしが持っていく!」「だめ、あたし!」

二匹はきゃあきゃあ言いながら取っ組み合いを始めた。







――――――――こんな幸せな日々が、ずっと続くと思っていた。でも、次の日。

全てが変わってしまった。

ドリームハート
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投稿 by ミスティリーフ Sat Jun 30, 2018 5:34 pm

何ですか?続き気になります

ミスティリーフ
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短編集 原作キャラの話です。【アイデア・リクエスト募集中!】 Empty Re: 短編集 原作キャラの話です。【アイデア・リクエスト募集中!】

投稿 by ドリームハート Tue Jul 24, 2018 8:11 pm


第二章です。



針のような冷たい雨が、静かに降っている。いつも隣にいるスノウキットがいないので、寒くてしょうがない。

 スノウキットは昨日、キャンプを勝手に出てしまったせいで看護部屋に閉じ込められている。
 アザミを踏んで動けなくなっていたところをパトロール隊に見つかったというのだ。

 あたしなら、そんなばかな失敗しないのに…。外に出るにしても、スノウキットを置いて行ったりしないわ。
 心の中でつぶやく。なぜ妹が自分を置いていったのか分からなくて、ブルーキットはいらいらしていた。

 それでもやっぱり、スノウキットがいないと寂しい。何かが足りない。それは、寒いというだけじゃなくて_____気持ちが。
 ふたりいっしょじゃないと、何もできない気がする。


 空き地に、父さんの茶色の毛皮が見えた。ひとりだけで、ウサギをかじっている。

 とうさんはいつもひとりぼっち。

 母さんと食べればいいのに、一度もそうしているのを見たことがない。

 
 遠くからゴロゴロ…という音が聞こえてきた。なぜかわからないけど、嫌な予感がした。

 母さんの呼ぶ声がする。ブルーキットは保育部屋へ戻った。父さんはいなくなっていた。



 

  スノウキットが保育部屋から出てきたころには、雨は弱くなっていた。晴れるのが待ち遠しくて、スノウキットはうずうずしている。
 チラッとこっちを見た。ブルーキットはうなずいた。母さんはうとうとしている、空地へ行くのは今だ。

 でもその前に、言っておかなくちゃ。スノウキットの耳に口を寄せ、低い声で言う。
 「もう、一人だけで外に行かないで。」スノウキットは何か言いたそうだったけど、聞かずに外へ飛び出した。

 「ストームテイル、どういうつもりだ?」

 サンスターの唸り声が耳に飛び込んできて、ブルーキットはピタッと足を止めた。父さんがみんなに取り囲まれている。

 そろそろと近づいた。父さんが2匹に気づき、目を見開く。



 時が止まったような気がした。見ているものを信じたくなかった。

 父さんが独りぼっちだった理由は、これだ。

 二匹の子猫。ブルーキットと同じぐらいの年。


 そのうちの一匹が、言ったのだ。「ストームテイル?」

 父さん、どうしたの、と。


 スノウキットと目が合った。毛をふわっと逆立てて、何が何だかわからないという顔をしている。
 
 父さんを囲むみんなの顔。見たことがない猫のよう。恨み、憎しみに満ちている。

 母さんが出てきた。慌てて駆け寄る。何故こんなことになっているのか分からなくて、怖い。

 でも、母さんもいつもの母さんじゃなかった。

 「ストームテイル!その猫は、何なの?」

 その声は、星のない夜のように暗い。

 「あの飼い猫の子でしょう!私を裏切ったのね!」

 父さんが口を開く、でも母さんは何も言わせない。

 「ブルーキット、スノウキット、来なさい。」

 こんなに冷たい声は初めて聞いた。氷のような固い声。慌てて追いかける。

 父さんの悲しげな眼。


 皆、父さんが口を開くのを待っている。

 「この二匹は俺の子です…」

 「汚らわしい裏切り者の子だろう?」スノウキットが目を見開いた。
 それは、ティスルポーの声だったから。

 みんなが唸りだす。

 「出ていけ!出ていけ!出ていけ!」

 サンスターが低い声で言った。「まさか、面倒を見てくれと言っているんじゃないだろうな?お前には裏切り者の印をつける。いや、殺してしまってもいいんだぞ。」

 母さんが息をのむ音が、確かに聞こえた。

 その時、スカイぺルトが進み出た。

 「子猫は生かした方がいいと思います。何の罪もないのだから…」

 「生きていることが罪じゃないかね?」長老の声。
スカイぺルトは言葉を続けた。「訓練したら、良い戦士になるかもしれません。」

 オレンジノウズが、恐る恐る言った。「今は見習いも少ないんですよ。」

 戦士たちにじろっと睨まれて、オレンジノウズは口をつぐんだ。

 父さんは、不安そうに身を固くしている。

 そんなにあの子猫が心配なの?あたしたちよりも?
 ブルーキットはだんだん悲しくなってきた。

 「子猫を、キツネやアナグマを倒すときのおとりにしたらどうだ?」
 副長のト―二―スポッツが目を輝かせて言った。

どうしてそんなことが言えるの?

 誰かが、ほとんど聞こえない声で囁いた。「そんなことをしてはいけない」

  その時、サンスターが言った。鋼のように冷たい声。

 「もういい。」

 皆、ぎらつく目でサンスターを見ている。

 「子猫は、捕虜として扱おう。戦士になれそうなら、訓練する。役立たずなら、」

 殺す。

 その言葉がどういう意味を持つのか、分かった時、ブルーキットの周りの色が消えていった。

 この、自分と変わらない子猫たちの命を、みんな奪おうとしている。猫ではないかのように。

 この一族は、何?

戦士の掟は、どこ?

そして、父さんをみんなが痛めつけようとした。ブルーキットは何もできずに固まっていた。

父さんのうめき声と、血のにおいが届いたときも。





その時から、ブルーキットは一族というものを心から信用しなくなったのだ。

ドリームハート
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投稿 by ペタルドロップ Sun Jul 29, 2018 7:53 am

ストームテイル、どうなっちゃったのでしょうか...。
そして、その子猫たちもどうなるのやら...。
続き楽しみです!


最終編集者 ペタルドロップ [ Sat Dec 29, 2018 2:26 pm ], 編集回数 1 回
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投稿 by ピーチフェザー Fri Aug 24, 2018 3:44 pm

いやあああああああああ!
ストームテイルーーーーーー!
子猫たちーーーーー!
続き楽しみにしてます!

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投稿 by ドリームハート Fri Dec 28, 2018 4:33 pm

ペタルドロップさん、ピーチフェザーさん、ありがとうございます。

なかなか続きを書かなくてすいません…。
第三章です。



トンネルに、父さんのにおいが残っている。ブルーキットは父さんを探そうと、トンネルをくぐった。森のにおい、太陽と風のにおいを吸い込む。

_____血のにおいはしない。きっと夢だったんだ。父さんは怪我なんかしていなくて、二匹の子猫もいなくて、母さんはいつも通り優しくて…。

「ブルーキット!」父さんと母さんが呼んでる。


「ブルーキット!」耳元で急に声がして、ブルーキットは飛び起きた。
外は真っ暗だ。スノウキットが、必死な目をしてこっちを見ている。

「ブルーキット、父さんが、父さんが来たの。」「え?」ブルーキットは息をのんだ。
「外にいる。あたしたちを呼んでる。」

慌てて母さんの方を見る。ショックを抑えるために、看護猫にケシの実をもらったからか、気づいた様子はない。
スノウキットと目を合わせた。妹の戸惑いと不安が、はっきりと分かる。心臓が、痛いほど脈打っている。

「行こう。」父さんを一族のみんながなんと呼ぼうと、父さんは父さんだ。姉妹は、そう信じていた。


父さんの体に血がこびりついて、茶色の毛皮が黒く見える。
月明かりに浮かび上がった姿がとても恐ろしく見える。

こわごわ、ブルーキットは声をかけた。「父さん…?大丈夫なの?」

父さんは、優しい声で答えた。ここが自分を追放した、猫たちのキャンプではないかのように。
「大丈夫だ。」すべて話すよ、と。


父さんと母さんが付き合い始めた、枯葉の季節のころ。
サンダー族の縄張りに、病気の飼い猫が迷い込んできたんだ。自分で首輪を外して、二本足から逃げてきたらしい。

サンスターは飼い猫を追い出した。でも俺は、看護猫のスカイぺルトと一緒に、彼女をかくまってやった。
スネークロックスのはずれに、薬草と獲物を毎日運んでやったんだ。元気になった飼い猫に、俺は狩りの仕方を教えた。
楽しい日々だったよ。

でも、ティスルポーがそれに気づいて、母さんに教えた。
母さんは、お前たちを身ごもったばかりだったから、お前たちのために、父さんを許してくれた。
もう飼い猫の所にはいかないという約束で。

知らなかったんだ。彼女も、父さんの子を身ごもっていたなんて。
それを知って、どうすればよかった?母さんとの約束を破るわけにはいかない。
…でも、彼女を放っておくわけにもいかない。

父さんは彼女を助け続けた。ティスルポーの訓練もおろそかにして。

そして飼い猫の彼女が生んだのが、あの二匹だ。頼まれたんだ。二匹を…サニーとアップルを、戦士にしてくれと。
だから、連れてきた。

母さんにも謝りたかった。でも…。


「許してくれ。」父さんが、涙を流した。絞り出すような声。
「どうすればいいのか分からなかったんだ。父さんはあの飼い猫を愛してはいなかった。愛していたのは、ムーンフラワーだけだった。」
「でも、もう分かってもらえないだろう。」


「許すわよ。」スノウキットが言った。「父さんが誰よりも苦しんだんでしょう?」

「父さんにはもう会えない?」ブルーキットも聞いた。
「ああ。父さんのことは、忘れてくれ。でも、お前たちと母さんのことを、何よりも、愛している。」


そして、父さんは去っていった。

ドリームハート
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