地平線上を君と歩く Put in an appearance

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地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Sun Jun 14, 2015 12:31 pm

地平線上と歩く Put in an appearance __顔を出す__










悩んだことなんて、もうどうでもいいんだ。


君を救えれば、それで。









まえがき

どうも、またお前かよという反応には頷けます、ヒースです。
懲りずにこうして新小説を始めてしまいました。すみません!(スライディング土下座
トゥモロー様のトピでキャラ募集してるので、ご協力ください((

ミステリーの中での友情ものを目指してます。閲覧よろしくお願いします!
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Sun Jun 14, 2015 1:02 pm

猫紹介

キャラ募集中


<サンダー族>
バーンフェザー【燃える羽】
真っ赤な毛皮の雄猫。目は赤っぽい琥珀色。線の細い体つきと、ハンサムな顔をしている。
フランクで飄々としてるが、口も達者で手が出るのも早い、食えないタイプ。
喧嘩は大好きだが、根は善良で彼なりの正義観を持ち、無闇に襲ったりしないので、一部を除き、嫌われてはいない。楽しいことが大好きで、とても頭の回転が早い。

ホワイトジャッジ【白い判断】
すらっとした、真っ白な毛の雄猫。やや長毛で小柄。青い瞳をしている。
大人しく、若干女々しい感じの優等生。真面目で、表情豊か。バーンフェザーの親友で、手のかかる彼の本質を見出す等、理解の良い猫。妹に溺愛されてる。

コルツフット【仔馬の足】
青灰色の毛皮に、縞模様の小柄な雌猫。目はハシバミ色。
明るく笑顔のよく似合う少女。活発で、頑丈な足腰を使う木登りをするのが好き。気弱な兄・ホワイトジャッジに対しては心配症で、なんだかんだ言いながら甘やかしてあげる。


ストークスター【コウノトリの星】
やや小柄な、黒い足を持つ白い雄猫。目は淡い赤っぽい色。
優しく厳しく一族第一の族長。穏やかで争いを好まないため、その判断に批判を投げる戦士も少なくない。
バーンフェザーが最も慕う猫。


スウィフトギャロップ【素早い舞踏】
赤みを帯びた黄金色の雄猫。目は臙脂色。とても素早く、俊敏な動きをする足はゴツゴツしている。
活発でフレンドリー。壮年戦士で、若い頃から副長候補と言われてきた。面倒見のいい、理想の戦士とされている。

バニークロー【仔兎の爪】
クリーム色の長い毛の虎柄の雌猫。瞳は薄青色。
いつも不機嫌そうな、短気な戦士猫。自分勝手で命令に従うことはせず、ストークスターを一部、激しく批判する猫の一匹。
極稀に温厚な時がある。その時は、薄青色の瞳が驚くほど静か。子猫や若猫に対して、母性のようなものを見せるときも。

カミーリアストーム【椿の嵐】
白と薄い赤の虎猫。目は赤と緑のオッドアイ。ほっそりとし、手足が長くスラッとした印象で、実際より体が大きく見えるがそこまで大柄ではない。
凛とした性格。プライドが高い一面あるが、仲間思い。ただ、不器用な性格なので、誤解されがち。


…更新中


最終編集者 ヒーステイル [ Wed Jun 17, 2015 5:40 pm ], 編集回数 1 回
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Sun Jun 14, 2015 8:11 pm

プロローグ







「来るな!あんた、自分が何をしたかわかってるの!?」

 土煙を立て、雄猫が急停止した。血走った彼の目に映るのは、嫌らしく笑みを浮かべた顔で、雄猫は顔を歪める。

「こんなことやって、何が楽しいのさ。ずっと、ずっとこんなこと続けて」

 それでも尚答えない相手に、雄猫は体を震わせて叫んだ。血に滲んだ頬が引きつり、雄猫はぐんっと体を反らした。

 なんとか言えよ、と彼は唸った。かばうように広げた足の間で、一対の目が光る。その目も、恐怖と怒りで滲んでいた。

 くすり、と笑みのような吐息が漏れた。

 寒気で首の毛が逆立つ。逃げ出したい衝動をおさえ、雄猫は相手を睨んだ。

「楽しい。楽しいからやるんだ。分かるか、小僧?俺は、楽しいんだよ」

 がっしりした雄猫が薄ら笑った。楽しい。楽しい。俺を楽しませる為に、もっと足掻いてくれ。苦しむ顔を見せてくれ。

 雄猫は恐怖ですくんだ。腰が抜けそうになるのを、賢明に支える。

 ついに彼の足元から、猫が飛び出した__いや、耐えかねたように這い出した。その足も、やはり力が入りきって引きつってる。

「いい加減にしてよ。どっか言ってよ!」

 猫は雄猫の横に立ち、肩を震わせて叫んだ。咆哮を上げたつもりだったが、語尾は情けなくも震えていた。

 そんな、弱者の傷の舐め合いに、大変だなぁとがっしりした雄猫が口角を上げた。

「それは無理なお願いだな。俺は、仲間にとって重要なキーパーソンなんだよ。失うわけにはいかない、大切な、ね」

 奴はぺろりと舌を出し、一歩、2匹に近付いた。

 2匹の猫は、お互い寄り添い、尻尾を震わせ、声もあげずに奴を見上げていた。

 がっしりした雄猫は、爪を出して構えると、やはり楽しそうに笑う。

「そのうち、お前らも俺が養ってやるよ。ずっと一緒に暮らして、俺を愉しませてくれよ。俺だって辛いんだよ、お前らを見る度、爪がうずいてしょうがねえ。

一緒に暮らせば、俺をいつだって愉しませれるよな?

俺の手元におき、仲間に悟られないようにしてやるから。

特別扱いだってしてやる。可愛がってやるんだよ。

なぁ?楽しいよなぁ?俺、凄い楽しいよ。

これから、もっと、楽しくなるぜ」


 重く、鋭い音に、雄猫ははっと焦点を合わせる。

 暫く力を入れてたせいか、中々ピントが合わなかった。首をふり、そっと上を向く。

 がっしりした雄猫の下で、猫が弱々しくもがいている。奴は爪を猫の柔らかい腹に食い込ませ、虚ろな表情で、でも確かに微笑んでいた。

 繰り返される暴力行為。快感。俺はなんて幸せなんだ。

 雄猫は、気が付くと身を踊らせていた。

 鈍く光った奴の目が、くっきりと、焼き付いたのを、頭の奥底にしまい込む。

 救われた、という実感が、雄猫の体内に電撃となって流れた。
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Wed Jun 17, 2015 6:32 pm

1  地平線と燃える羽Ⅰ








 ちらちらと雪が舞い始める。戦士になって初めての初雪は、鼻先に触れたかと思えば、舐めるように消えてしまった。

 「ついに降ってきたね、雪」

 バーンフェザーは灰色の空を見上げた。どこか笑いを含んだ声で、そうホワイトジャッジに話しかけた。

 真っ白な雄猫は、はぁと自分の毛皮と同じ吐息を見ると、寒さに震えて笑う。

 「そうだね。また獲物がいなくなっちゃうよ」

 「大丈夫でしょ。ほら、あっちこっちで音がする」

 バーンフェザーは呑気な口調で言った。「ここは任せたよ、ホワイト。俺はあっちで適当に仕事しとくよ」

 それじゃ、と尻尾を振ってから、親友の苦笑を背中で受け止め、坂を下っていった。

 茶色い地面はふんわりした雪に覆われ始め、うっすらと白い。バーンフェザーはホワイトジャッジの白い毛を思い浮かべながら、その上に足跡を残していった。

 降りかかる雪が冷たい。はっくしょんと大きくくしゃみをして、木の下で体を丸める。自分の鼻が火照っていくのが分かった。

 バーンフェザーは真っ赤な毛をさっと舐め、顔を押し付けた。

 林檎のように赤い毛。普段の狩りでも不利なのに、白い背景で狩るとなったら、絶望的に難しいのだ。

 だから、やらない。進んで格好わるいことする奴なんて、いないじゃん?

 不意に、戦士猫と兎の匂いが漂ってきた。風向きが変わったので、届いたのだろう。

 西から吹く風に顔をしかめながら、バーンフェザーは茂みへ後ずさって身を隠した。

 がさり、と下生えを押し分け、戦士猫が忍び足でやってくる。戦士の鼻先では、白兎がぴょこんぴょこんと跳ねていた。

 戦士は真剣な顔をしていた。獲物のことしか見えていないようだ。

 よし、とバーンフェザーは舌を出す。前足を曲げ、腰を下ろして身構えた。

 白兎は動きを止め、長い足を持ち上げてよちよちと歩き始めた。脳が綿っていうのは、どうやら本当のことらしい。

 戦士は鋭く目を光らせると、高く飛び上がって歯を剥きだした。

 「チャンス」

 バーンフェザーは飛び出し、兎に突進するように首に噛み付くと、その場で咥えたまま転がって、戦士の牙を躱した。

 空を噛んだ戦士は、口を開けたままバーンフェザーを睨み上げた。

 砂埃を体をふって落とすと、ほんのり白色がかった頬毛を揺らして、バーンフェザーは笑った。

 「ちょっと、またなの!?いい加減にしてよ、バカ赤毛!」

 「いいじゃん、別にさぁ。何回もやられるコルツフットが悪いんだよ」

 バーンフェザーは頬を紅潮させている雌猫に、にやにやしたまま言った。「それに、今の飛躍距離じゃ、歯掠りもしなっかたよ」

 コルツフットはむっとした表情のまま押し黙ると、バーンフェザーが投げ渡した兎をキャッチし、尻尾をぱたんと振って唸る。

 「兄ちゃんは?さっき一緒に出てったでしょ?」

 反抗的な目の奥には、ちらりと悪戯っぽい光が伺える。

 バーンフェザーはふぁあと欠伸をした。

 「そっちの方で狩りしてるよ。俺は邪魔だと思って」

 「そうね、邪魔ね!」

 「まあさっき結果的に勝ったのは俺だけど」

 「・・・」

 コルツフットは悔しそうに口を曲げた。ちょっかいを出すのはバーンフェザーでも、喧嘩を吹っ掛けるのはいつも彼女だ。
そして、負かされるのも、彼女だ。

 「・・・次は勝つし」

 「はいはい。凄いジャンプ力だったよ」

 バーンフェザーが愉快そうに目を伏せると、コルツフットは綺麗なハシバミ色の瞳を誇らしげに輝かせ、笑った。

 「うん!」

 その時、足をもつれさせながら、ホワイトジャッジが2匹のもとへ駆け寄ってきた。

 「兄ちゃん」

 コルツフットがちょっと嬉しそうに呟き、困ってる兄を見てはっと助けにいった。

 「ここにいたんだ、バーンフェザー。見てよ、雉が居たんだ!」

 ほんとにもー、しっかりしてよね、などと世話を焼く妹に謝りながら、ホワイトジャッジがやってきた。嬉しそうに、誇らしげに顔を輝かす姿は、兄妹そっくりだ。

 「へえ!凄いじゃん」

 大きな雉を見たバーンフェザーは素直に褒め、親友の肩に積もった雪を尻尾で払う。

 バーンフェザーの態度の差に文句を言う青灰色の戦士に笑い、バーンフェザーは伸びをした。

 「帰ろっか。そろそろお腹空いたし」

 「私、兄ちゃんの捕ったの食べたい」

 「皆でわけよっか」

 「賛成!」と大声で言うコルツフットに、バーンフェザーは、無邪気な猫がいることへの、一種の安心感を覚えた。
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ノーススノウ on Wed Jun 17, 2015 8:56 pm

今更ながら初コメです

とっても面白いです!読みやすいですし、文才分けt(殴
執筆頑張って下さい
ホワイトジャッジィィィィ!←
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Wed Jun 17, 2015 9:00 pm

サクライップニィ@NS wrote:今更ながら初コメです

とっても面白いです!読みやすいですし、文才分けt(殴
執筆頑張って下さい
ホワイトジャッジィィィィ!←

コメありです!
そんな、私は何もないですよ・・・むしろわけてくだs((
ホワイトジャッジもっと活躍させますぜええええ(殴打
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Thu Jun 18, 2015 7:36 pm

2  地平線と燃える羽Ⅱ









 ずるずると引きずった兎が、バーンフェザーの横に線を描いた。若干曲線になっているが、咥えてる当の本人は誇らしげだ。

 俺が捕まえたんだけどなー、とからかおうとして、バーンフェザーは意地悪な笑みを浮かべたまま、口を結んだ。

 わあっと、まるで、鼠の大群が自ら狩られにキャンプに流れこんできた時のように、キャンプがざわめいた。

 隣を歩くホワイトジャッジとコルツフットが、迷惑そうに顔をしかめる。

 太陽の光を浴びて、きらきらと輝く毛皮が、群がる雌猫の間から見えた。先っぽだけ付きだした形のいい耳が、嬉しそうに震えているのを、本人は気付いていないだろう。

 「迷惑」実際に言葉に出し、コルツフットが足を踏み鳴らして獲物置き場へ歩き出した。

 困ったように苦笑するホワイトジャッジのこめかみも、ぴくりと痙攣してるように見える。

 「モテモテだね、スウィフトギャロップ」彼はそっとバーンフェザーに身を寄せた。雉の羽が微かに鳴った。

 「次期副長候補だから、権力に群がる奴もいるんだろうけどね」バーンフェザーは返す。「馬鹿だよね。果実にたかる蟻みたい」

 馬鹿みたい。バーンフェザーは心の中で復唱する。権力に群がり、彼の表向きな笑顔に群がり、腹を満たしていく。

 スウィフトギャロップは、本当は果実なんかじゃない。蟻喰だ。蟻達を惹きつけ、逆に食い尽くしてしまう、一種の反逆者。

 あいつの本性に気付いてる奴は、そう多くはいないだろうな、とバーンフェザーは笑う。あんなやつに、あんなやつに群がる戦士に、一族は守られてるんだ。

 馬鹿みたいだ、と口に出した。ホワイトジャッジがぴくっと動いたが、何も言わなかった。

 俺はこんな奴らの下にはつきたくないな、なんて思う。ああ、本当に馬鹿らしいや。

 「そうなんだよな!」と不意に大きな笑い声が聞こえた。

 びっくりして思わず肩を跳ね上がらせてしまってから、コルツフットの視線を遠くから感じて ちょっと頬を赤らめる。

 ちらちらと覗く、輝く毛に覆われた顔が、愉快そうに曲がっているのが見えた。「馬鹿なんだよ、ストークスターは。愚かな判断しかできない。

でもだからって、俺は彼に忠誠を誓ったことは忘れないさ。皆もそうだろ?」

 黄色い声で雌が反応すると、戦士はまた豪快に笑った。

 「何が忠誠だよ」バーンフェザーはせせら笑った。「愚かだって決めつけて、意見を固定してさあ。忠誠なんて言葉使っちゃって、良い人ぶってるだけじゃん?どっちが馬鹿なんだろうね。
ねえホワイト?」

 わざと大きな声で言い、ホワイトジャッジに目を向ける。

 問われた白猫は「う、うん?」とドギマギしながらも、鋭いような、観察してるような、曖昧な視線をスウィフトギャロップに送った。

 案の定、スウィフトギャロップは不機嫌そうにこちらを見た。「なんだ、さっきから」

 「さっきから?」バーンフェザーは笑う。「別に、今ちょっとポロッと言っただけだよ」

 「敬語を使え」雌猫の手前、引き下がれないのか格好をつけたいのか、彼はむっとした顔を隠そうとしている。
「バーンフェザー、お前は根っからの族長派だよな。誠実なのはいいことだ。他にももっと誠実になれたらいいんだがな」

 皮肉めいた言葉を選び、スウィフトギャロップが唸った。ざわっと、一瞬だけ周囲が揺れた。

 バーンフェザーは一歩踏み出し、スウィフトギャロップと向かい合った。壮年戦士より頭1個分高いので、必然的に見下ろす形になる。

 バーンフェザーはそれを悪用するかのように、わざと視線も下へ向けた。

 「あんたみたいな傲慢で、馬鹿なことしか考えれない脳筋より、よっぽど賢いんだよ、ストークスターは。あんたにギャーギャー言われる生活はしないよ」

 途端、スウィフトギャロップが牙を向いて激しく唸った。雌猫たちが、怯えて後ずさる。

 これだから脳筋は、とでも言いたげにバーンフェザーは目を細めると、ちょっと笑ってホワイトジャッジの元へ戻った。

 雌猫がひそひそと声を上げる。今度は批難の意ではない。バーンフェザーに対する、好意的な声だ。

 「見つかると厄介だね」ホワイトジャッジが呟いた。「スウィフトギャロップが騒ぐだけでも目立つのに」

 「まあ、その時はその時だよ」と、バーンフェザーは呑気に言う。「あんな奴なんてほっといてさ、そろそろ飯食おうよ」

 ホワイトジャッジは待ちくたびれて先輩戦士に当たり散らしてる妹を見ると、慌てたように雉を咥えて駆け出した。

 「おっそい」コルツフットは呟き、声を大にして喚いた。「遅い遅い遅い!お腹空いたわ!」筋肉質な後ろ足をばたつかせ、雪を混じらせた埃を吸い込んでむせ返った。

 猛獣を諌めるように、ホワイトジャッジが背中をさする。

 「こいつに喚かれても厄介だな・・・」バーンフェザーは面白がって瞬きした。

 「はいはい」ホワイトジャッジが苦笑し、雉と兎を寝かせて噛み付いた。コルツフットがやはり猛獣のように食いつく。

 ちらりちらりと降っていた雪は、徐々に勢いをつけ、本降りとなって猫達を襲った。

 「うお」バーンフェザーは凍りかけたまつげを見上げ、足でぬぐった。「いよいよ吹雪だね。今日の午後は狩りは中止かな」

 「こんな中で働くなんて、どうかしてるわよ」コルツフットの右半身は、襲い来る雪で覆われてる、小柄な分、もうそろそろ埋もれてしまうだろう。

 んっと声を漏らして、長い体を伸ばして立ち上がり、震える親友を押して、バーンフェザーは戦士部屋に入った。

 自分の赤い毛が、白猫のように白く染まっている。これじゃあ風邪を引くぞ、と仲間に言われ、体を振って雪を落とした。

 ごうごうと唸るような吹雪が、茂みの向こうで踊っていた。
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by 明日輝 on Thu Jun 18, 2015 10:12 pm

初コメ失礼しまーす
新小説おめでとうございます。


いや~もうほとんど即興で作ったキャラを族長にしていただけるとは…光栄なのです。
今後の展開を楽しみにしています!
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Fri Jun 19, 2015 6:07 pm

明日輝 wrote:初コメ失礼しまーす
新小説おめでとうございます。


いや~もうほとんど即興で作ったキャラを族長にしていただけるとは…光栄なのです。
今後の展開を楽しみにしています!

コメありです!
今後も楽しみにしていただけるとは、嬉しいです^^
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by レパードクロー on Sat Jun 20, 2015 7:20 am

初コメ失礼します^^
バーンフェザーかっこいいですねー!
そしてその文才ほしーです'ω'

なんとスウィフトギャロップが悪いイケメンww
彼にはピッタリのキャラですw
頑張ってください!
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Sat Jun 20, 2015 12:34 pm

レパードクロー@進む妄想、最悪のテスト wrote:初コメ失礼します^^
バーンフェザーかっこいいですねー!
そしてその文才ほしーです'ω'

なんとスウィフトギャロップが悪いイケメンww
彼にはピッタリのキャラですw
頑張ってください!

コメありです!
勝手にスウィフトギャロップをあんな風にしてしまってすみません・・・後々、ほんっとうに申し訳ない展開になってしまいますが・・・それまでたくさん活躍させたいです!
お互い頑張りましょう^^
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Sat Jun 20, 2015 4:40 pm

3 地平線と燃える羽Ⅲ








 「吹雪いてさえくれなければ、雪も綺麗なのに」コルツフットはそう呟いた。

 ロマンチストだねぇ、と軽く笑い、バーンフェザーは長い体を折るようにして丸くなる。ぽつり、ぽつりと部屋に入ってくる彼らの雪が落ちる度、赤っぽい瞳で睨み上げた。

 「暇だね」と、ホワイトジャッジが言った。暇だ、でも話題がない、なら今の思いを率直に言おう。そんな感じだった。

 むくり、とバーンフェザーは頭を起こす。体を曲げ、顔だけぐるりと振り向き、座っている白猫を仰いだ。「いいね。なんか案あるの?」

 ホワイトジャッジは首を傾げ、ちょっと待っててと尻尾を上げた。

 「兄ちゃん・・・」コルツフットが意味ありげに目を細める。「ちゃんとしたヤツ、考えてくれるかな」

 「いやいや、さすがに普通に考えるでしょ」

 「突拍子もないことを言う、それがうちの兄貴だ」

 コルツフットが真顔で言い放つと同時に、ホワイトジャッジが顔を上げた。やった、すごい良い案見つけちゃった!目はそう語っている。

 「しりとりしよう!」

 「・・・うわ、やっぱまともじゃなかった」

 「ただ案を考えるだけなのに、何故」

 「絶対面白いって!やろうよ、バーンフェザー、コルツフット」

 「突拍子もないことでもないけど、まともでもない」

 「いつもそうだよね、兄ちゃん。昔っから」

 「楽だし、いいじゃん、しりとり」

 「理屈がなってないよ」

 「よくそんな楽しそうにしりとり提案できるね・・・」

 「ねえ、このしりとりいつ終わんの?」

 「喉が乾くまで」

 「・・・それはちょっと苦しいよ、ホワイト」

 ホワイトジャッジは口を尖らせ、不満そうに地団駄を踏んだ。やめなさい、ほら、とコルツフットが苦笑しながら爪を構える。

 「結構楽しかったけどな」コルツフットの言葉に、バーンフェザーは無言で頷いた。目だけ笑ってる。

 そろそろ戦士部屋も息苦しくなってきた。苛つくくらい、猫との幅は密着してるのに、寒さは和らがない。バーンフェザーはぶるっと赤毛を揺らした。

 ふんっと青灰色の雌猫が鼻息を荒くする。「ふざけないでよ、やめよ、雪」

 「ロマンチストの欠片もない」

 バーンフェザーは愉快そうに腹を抱えて笑う。やや大袈裟に振る舞ったが、やりだすと本当に可笑しくなってしまった。

 ホワイトジャッジがむくりと土下座の姿勢から起き上がり、スローな動きでバーンフェザーにじゃれつく。

 2匹とも、眠いのだ。いつもなら遠くで苦笑するだけの白猫と、馬鹿げたことを嫌う赤猫。

 一族は、疲れてるのだ。ころんころんと遊ぶ新米戦士を、誰も叱咤しようとはしない。

 コルツフットは一瞬呆れた表情を見せると、ちょっと笑った。

 バーンフェザーは腹に乗ってきたホワイトジャッジを叩く。横になると、ごとっと音を立ててホワイトジャッジは落ちた。

 ふと、無言で戦士部屋の天井を仰ぐ。これが、平和ってやつなの?ストークスター。
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ホワイトクラウド@しろくも on Thu Jun 25, 2015 6:32 pm

新小説おめでとうございます(遅
文章ひとつひとつがとっても素敵です!
キャラの行動などがとてもわかりやすいです。
頑張ってください!

ホワイトクラウド@しろくも
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Fri Jun 26, 2015 10:11 pm

ホワイトクラウド@しろくも wrote:新小説おめでとうございます(遅
文章ひとつひとつがとっても素敵です!
キャラの行動などがとてもわかりやすいです。
頑張ってください!

コメありです!
褒めてくださって嬉しいです!キャラの感情描写には気をつけていたので・・・!
お互い頑張りましょう^^
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Thu Jul 02, 2015 7:35 pm

4 地平線と燃える羽の行路











ある日、淡光の太陽が空き地をかんかんと照らす若葉の季節、彼が生まれた。

 彼は目を瞠るほど真っ赤な毛をしていた。温かみのある炎ではない、鮮血のような__林檎のような、輝かしい赤だ。子猫は濡れた毛を母親に舐めてもらいながら、ニーニーと乳を求めて甲高く鳴いた。

 母親はそんな子猫の為、ごてんと腹を横にし、尻尾で小さなその体を引き寄せてやった。さあ、お飲み。すくすく育つのよ、と。

 子猫は小枝のような足を震わせながら這い寄り、乳を飲んで腹を満たそうと、少しずつ吸い始めた。母親は、息子を愛おしく見つめていた。やわらかな、幸せな時間だった。

 だが、その幸せも長くは続かなかった。

 母猫は大集会の帰り道、急に産気づき、生まれると訴えたのだった。看護猫はおらず、皆慌てはじめた。

 そんな仲間に痺れを切らし、母猫は近くにあったアナグマの巣穴に入った。穴の主は、もういない。そこで彼女は子猫を産んだ。

 夫の淡い茶色の雄猫は、出産時の時こそ妻の側に寄り添っていた。ハンサムな顔を優しく緩ませて。だが、子猫がポロリと生まれた瞬間、彼は喜びに踊ることもなく、血相を変えてどこかへ走っていってしまった。

 母猫は子猫を抱きかかえようと、前足を伸ばした。

 巣穴の向こうから、しなやかな影が飛び上がった。一瞬のうちに母猫の悲鳴が響き、跳ね飛ばされた子猫は、穴の壁に体を叩きつけ、へたりと座り込んだ。そして、匂いや音をきこうと顔を上げた。

 きこえてきたのは、雄猫の怒鳴り声だった。最初は何を言っているのか分からなかった。言葉が理解できなかった。だが、形だけは胸に刻んである。

 「この裏切り者!なぜこんな子供を産んだ!こいつは、俺の子供じゃあない、ヤツの子供だろう、そうだろう?」

 その言葉に、母が言い返す。その声は、涙で枯れ、そして不自然なほど掠れていた。血の匂いと共に。

 「ヤツって、グラニットハートのこと?ええ、そうよ、彼の子よ!」

 ひゅーひゅーと喉が鳴っている。

 子猫はたまらなく恐ろしくなり、きゅっと体を固めた。乳の匂いが血と混ざり、何かが喉にこみ上げてくる。

 「やっぱり裏切り者だろう!他部族の戦士と浮気なんて、不誠実極まりない!バレたらどうなると思ってる、ええ?俺がいるというのに、無視しやがって__俺はお前を許さないぞ。絶対に バラしてやるからな。俺を裏切ったことを後悔するがいい」

 「何よ、あんたなんか、私をちっとも相手にしてくれなかったくせに・・・!それどころか、私を殴り飛ばしたじゃないの!お腹を蹴ったじゃないの!お腹には、この子がいたというのに__ 」

 刹那、母親から優しい視線が送られてきた。暖かい、太陽みたいな、母から子への愛おしさだった。

 彼女はどうにか立ち上がろうとしたらしい。地面を引っ掻く音がした。だがそれも、すぐドンという鈍い音に遮られた。

 「何するの、放して!」

 「いいや、放すもんか。お前は俺の子じゃない子猫を産んだんだ___真っ赤な毛の、悪鬼のような子猫をな!スター族があれほど恐れ、憎んだ悪鬼だぞ。裏切り者に違いない!奴の、グラニットハートも赤毛だった。優秀な戦士とちやほやされてきた奴も、やはり悪鬼の化身だったのだ!」

 「あんたは、グラニットハートが憎いだけでしょう?あんたは、それを妬んでるだけ。醜いのはそっちの方よ!子供は何も悪くない。だから、やめて・・・私の子に手を出さないで!」

 母の悲痛な叫び。それは、子猫を震え上がらすような、ぎざぎざと交差した鋭い叫び声に変わった。そう__断末魔だ。

 子猫は目を開いた。見えるはずもない、薄暗い視界に、フラッシュバックのように、なぜか 鳥がⅠ回2回翼を羽ばたく時間、場面が見えてしまった。

 母猫の体を押さえつけ、柔い喉をその太い脚で八つ裂きにする雄猫。たくましい肩をしたその雄猫は、にたりと笑い、生気を失った己の妻をズタズタに引き裂いたのだ。かろうじて繋がっている母の首がもつれ、ころりと顔がこちらを向いた。美しい顔だった。

 雄猫は向きを変え、血に染まった顔を見せると、子猫の方へ跳んだ。すん、と、視界がまた灰に覆われた。

 「悪鬼の子め!」

 鋭い痛みが脇下を貫く。耐え難い恐怖に、子猫は悲鳴を上げた。

 力をふりしぼり、そのまま駆け出した。雄猫はぎゃっと声を上げる。驚き、足がもつれ、そして坂を転がったのだ。

 子猫は無我夢中に暴れた。しかし、そこに母の夫の姿はない。彼は、坂の下で目を剥いて絶命していた。

 子猫は鳴いた。泣いた。乳を求め頭を振り、ずるずると這う。なぜあの時立ち上がれたのか・・・今はもう、力も残っていない。

 その時、外で物音がした。そして、彼が姿を表したのだった。


最終編集者 ヒース@一人称「僕」 [ Fri Jul 03, 2015 5:20 pm ], 編集回数 1 回
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Re: 地平線上を君と歩く Put in an appearance

投稿 by ヒーステイル on Fri Jul 03, 2015 5:15 pm

5 地平線と燃える羽の行路









 子猫はゆっくり、ゆっくりと顔を穴の出口へと向けた。這うような、体をぺたりと寝かせたまま、顔だけを向ける。その顔は火照り、だがまだ涙は出ていなかった。

 現れた彼は、鋭く息を飲んだ。それから何か言いたげにぐっと喉を鳴らしたが、彼は押し黙ってしまった。

 子猫は一度、鈍い音をあげて頭を地面へ下ろし、そのままか細く鳴いた。舌っ足らずの、聞き取りにくい声だった。

 「おなかすいた・・・たすけて、ねえだれか・・・」

 空腹と恐怖で引きつった腹。ぴくりと動く度、脇下の傷が痛む。子猫はとうとう力なく横たわり、小さく鳴いた。

 猫はそんな子猫の傍に行った。

 子猫の傷から止め処なく溢れる血が、猫の足を真っ赤に染める。艶やかな血だ。

 __鮮血は、巣穴の至る所に飛び散っていた。

 猫は激しく咳き込み、吐き気をぐっと堪えた。彼はもう、壮年戦士だが、こんなに酷い猫の・・・仲間の姿を見たのは初めてだった。こんなこと、仲間がやるはずがない。やられるはずがない。夫婦は、いつまでも幸せだった筈なんだ。

 だが、彼は臆病者ではなかった。聡明で理解力に長ける、偉大なるサンダー族の戦士だ。

 生まれたばかりの、今にも死にそうな子猫を見捨てるなど、するはずがなかった。

 彼は急いで、だが揺らさないよう、子猫をそっと咥えた。子猫の赤毛はもはや血に染まり、息は早く浅く、とても小さかった。

 ああ、スター族様___この世に生まれ落ちたばかりのこの子の命を、どうかまだ奪わないでください!

 猫はぐっと目を細めると、焦る心を必死に落ち着かせながら、巣穴を後にした。


****


 「フェアフラワー、フェアフラワー!!まだいるか?早くきてくれ!!」

 フェアフラワーはびくっと肩を跳ね上がらせた。勢い良く振り向いたせいで、口から蜘蛛の巣がダラリと垂れ下がった。

 今の声はストークデューだ。いつも穏やかな彼の、ここまで切羽詰まった声を聞いたことのなかった若い看護猫は、跳ぶように坂を駆けた。

 砂埃を立てながら停止すると、やはりそこには白猫がいた。ただ、彼の胸元は血で汚れ、足元には、真っ赤な子猫が苔の上に横たわっている。

 フェアフラワーは刹那、呼ばれた理由を考えることを放棄し、”悪鬼”のことを思い出していた。

 スター族が心の底から嫌い、恐れるケモノ。

 悪鬼__それは、グリーンコフや<大地の唸り>を引き起こすと言われている、災いのケモノだ。猫の姿をし、真っ赤な、ゴワゴワした分厚い毛皮に覆われ、鋭い牙と爪を持ち、暗闇で冷たく光る、月のような銀色の丸い目をしているらしい。その腹は浅黒く、声は刺でも刺さっているかのように荒い。

 いつから伝えられていたのかは分からない。ただ、空の上にいる彼らは、悪鬼を恐れていた。病気は悪鬼がおこすものだ、ああ恐ろしい__!

 「フェアフラワー!」

 ストークデューが鋭く叫んだ。「モタモタしてると、この子が死んでしまうよ!」

 その言葉を聞いたと同時に、フェアフラワーは動いていた。

 口から蜘蛛の巣を出し、屈んで子猫の傷に素早く当てた。じわじわと蜘蛛の巣は真っ赤に染まる。フェアフラワーはまた蜘蛛の巣を当てた。

 子猫は処置の間、ぴくりとも動かなかった。浅く、わずかに上下する胸だけが、生死を表している。

 フェアフラワーは、優秀な看護猫だった。まだ若いが、先代の師匠のわざを盗み、実践に生かした。子猫の血が止まると、彼女は息を吐いて顔を上げた。

 「その子は、大丈夫か?」ストークデューが子猫そばに座ったまま、心配そうにきいた。

 フェアフラワーはかぶりを振った。「まだ分かりません。血は止まりましたが、何しろ出血量が酷くって・・・」

 よくここまでもったものですよ、と言うと、戦士はちらっと目に希望の光を灯した。

 「きっと、この子は逞しいんだ。だから大丈夫、生きるよ。この子はまだ、生きる歓びも知ってないんだから・・・大丈夫」

 ストークデューの大丈夫は、まるで魔法の言葉だとフェアフラワーは思った。
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