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☠海賊猫たちの冒険☠

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投稿 by ティアーミスト Mon Jul 27, 2015 4:07 pm

☠海賊猫たちの冒険☠



                 これは、パイレーツ・オブ・カリビアンの世界観を元としたなりきりトピです

               参加される皆様は、財宝を目指して七つの海を旅していただきます……ただし

            世にも恐ろしい敵軍や表情を変える海───臆病ものはすぐに海底へ沈んでいくことであろう…



              ふざけましたすみません! 戦闘は若干多めとなりますが、主となるのはもちろん交流!

   

                      未知と魔法に包まれた冒険に、乾杯‼((またふざけてる







a world view

舞台はカリブ海───海賊猫にとっては素晴らしい宝物も、一つ間違えれば命取りとなる危険も、全てがつまった海。

 その世界でもっとも有名な海賊猫のうちの一匹、キャプテン・ファイヤ・スターは【デストラクション号】(破滅の船)

と仲間たちと共に旅をしていた。

 狙うは幻の財宝、【イプシロンズ・アーム】(使者の腕)。もし手に入れることができたのなら、その猫は望みを何でもかなえることのできる力も手に入れることができるという。

 しかし、その素晴らしい宝物を目指していたのは、【デストラクション号】の一団だけではなかったのだ…!




Kyarakutā


ファイヤスター──────  【デストラクション号】のキャプテン。なぜ海賊になったかは謎。彼の身の上を知る猫も、もうほとんど

いない。炎の色の毛皮にエメラルドの瞳。勇敢で、圧倒的なその戦闘能力はほかの海賊猫にも恐れられている。


ブランブルクロー─────  副キャプテン。素晴らしい舵の腕前を持つ、虎の雄猫。海賊になったわけは子どものころか

らのあこがれと、財宝への欲望である。普段は穏やかだが、一度糸が切れてしまうと、ひとが変わったかのように怒り狂う。


ブルースター   ─────船員のひとり。一番年上であり、海賊猫としてはごくまれな雌猫。女だからといってなめてはならない。

しなやかな身のこなしと、右前脚の強烈なパンチで敵を圧倒するその姿は、「青いハリケーン」とも呼ばれているのだ。


ジェイフェザー   ─────一行を光の方向へと導く船員のひとり。若いうちに視力を失ったが、それ以来神からのお告げを受け

とる事が出来るようになったという。灰色の縞の雄猫で、少し気難しいが船員一人一人を気遣う青年である。



ロングテイル    ─────船員のひとり。ずるがしこいが、それは海賊なので仕方がない。言葉遣いが汚い。

裂けた肩耳と長い尻尾が特徴的。年をとるにつれて心も(体も)丸くなってきた、と乗組員は言う。 



ライオンハート   ─────緑色の目をした、全身金色のとら柄の雄猫。首周りに厚い毛皮がある。キャプテンではないものの、

全員から厚い信頼を受けている。戦闘能力も並大抵ではない。また、非常に目が高くて優秀な海賊猫を見極めると自分そばに

置いておき、海の事や冒険話を聞かせてやる。
 



ダストペルト    ─────船員のひとりである、こげ茶色の縞柄のとら柄の雄猫。くせのある性格で、彼が心を開くのはよっぽど

頭脳の優れた奴、もしくは一目ぼれした時だとか。相手のこともきちんと認めるが褒めるのが下手。不器用に尻尾で頭をたたく

だけ。



クラウドテイル   ─────わがままな年下の船員。かなりのくせもの。キャプテンと血縁関係があり、彼のことを一方的に

ライバル視している。真白な毛皮に青の瞳、戦うときには大砲を乱射する、恐るべき青年。         








タイガークロー  ─────ファイヤスター達の敵で、かつては船員のひとりであった。月の光のしたで、その忌まわしい本当の姿

をさらすという。金貨の呪にかかった彼と彼の手下たちは、消息不明であるが、この広い海のどこかで、ファイヤスターを殺す日

を今か今かと待ち続けていると言うのは確かである。


スカージ      ─────海の王とも呼び声高い、ファイヤスター達の敵。彼と血の契約を交わしたスカージは、3年を過ぎれ

ば【デストラクション号】を自分に手渡し、一行を手下にしようとしている。その契約は今、切れかかっていた。黒い毛皮ににごった

色の瞳、船員たちも犬の牙を身に付けた、おぞましい姿をしていると言う。






                                                         




stage

ケイン港─────【殺し屋の港】海軍が押し寄せる前までは、この港には数知れないほどの殺し屋が集っていたという。

その証拠に、あちらこちらにある柱にはナイフが刺さっており、床には今でもベトリとした液体がこびりついている。


・「片目のフールのレストラン」……ケイン港の中にあるレストラン。元殺し屋だが今は善良な猫、片目のフールが店長を務めて

いる。彼の右目には包帯がぐるぐると巻かれている。肉料理中心で、一年中ジャズと海賊の歌の響く素敵な場所だ。


コウズィ港─────【居心地の良い港】世界各国から様々なフルーツが渡ってくる、平和な港。オペラの好きなマダムや走り回って

うたう子どもたちにあふれているため、海賊はこの港が大嫌い。大嵐のときにしか停留しようとはしない。


ドゥードーズ港─────【野郎共の港】海賊たちの、愛すべき港。地面は何時も汚れているし、ちょっとしたことで大げんか

がスタートする。ほとんどの乗組員がここを「第二の故郷」とよんでいる。

・ガルシングコーヒー店……コーヒー店とは名乗っているものの、そんなしゃれた店ではない。古びた丸いテーブルに

ソーセージやホットチョコレートを載せて、一晩中語り合ったりカードゲームをしたり賭けをしたり…とにかく、天国。




虹のふもと─────虹色の魚のうごめく入江。神話によれば、あたりには妖精が飛び交い、ペガサスと遭遇することも出来るとか。

不思議なことに、この楽園から生きて帰った者はだれ一人いない。


こだま洞窟─────虹のふもとを進んだところにある、細長い洞窟。天井からは草がぶら下がり、夜空の色の水が流れている。

亡くなった猫の亡霊が生きている猫を誘惑して自分の世界に連れて行こうとするらしい。



緑の呪島─────多種多様な動植物の生息地。この島にある植物を、一本でも傷付けてしまうと【緑の呪】がかけられる。

かかったものはその場で木になってしまうという。その証拠に、島には猫の形をした不気味な苗木があちらこちらに生えている。

緑の呪島で一番背の高い【フェイト・ウッド(運命の木)】になる金の果実の中には宝箱の鍵が隠されている。



           更新中……



Participation method



名前:

性別:

容姿:

性格:

海賊猫になったいきさつ:

両親:









まだまだ更新中ではありますが、みなさんのご参加、お待ちしております…(("(人ω・)"))



最終編集者 ティアーミスト [ Wed Aug 05, 2015 5:49 pm ], 編集回数 8 回
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投稿 by ヒーステイル Mon Jul 27, 2015 5:27 pm

とても面白そうなトピですね!参加させていただきます!


名前:ハウル・ラスター・ドーン【夜明けに輝く遠吠え】

性別:雄

容姿:ローズグレイの毛皮に、白・銀・黒の縞柄。目は丸くて琥珀色。ガタイがよく、背が高い。よく見ればハンサム。

性格:よく笑いよく拗ねる、感情豊かな好青年。明るくフレンドリー。面倒見もよく、仲間のことをよく気にかけている。
非常に子供っぽくバk(頭が弱い。ノセられやすく単純。感情の上げ下げが激しく、ムラが多い。声もデカイしはしゃぐのでうるさい。うるさい。
でも勇敢で味方を無意識に鼓舞し、率いることに適した性格。戦闘時は通常より賢くなる。戦闘パワーも並大抵のものではない。
まあつまり単細胞。

海賊猫になったいきさつ:単純にかっけーなーと思ってたから。

両親:スカージの船員。消息は不明である。

能力:パワー*上の上  賢さ*中(か、中の下) 体力*上の上  速さ*上の中 カリスマ性*上の上  一般常識*中の下 航海術*中の下(嵐の中に跳び込んで飛んでみようぜとか言い出す)  戦闘センス*特上(しかし直感でいくタイプ) 
          勘の良さ*上の中(直感でいきてるタイプ) コミュ力*特上(猛猪突進ストレートコミュニケーション)  色恋沙汰*下の下(鈍感な上皆好きって天使レベルで笑って友人の好きな人大声で言っちゃうタイプ) 

         戦闘総合力*特上 生活総合力*上の中 

口調:「いえーい、俺最強!!!」
    「まあ、あんま心配すんな!いつでも言えよな!」
    「ええーやだよつまんねーもん!!なあ一緒に行こうぜー」
    「行くぜ、呑まれるんじゃねーぞお前ら!」

    キャプテンには苦笑いされつつ手につけまいと傍観され、副キャプテンには怒られながらも可愛がってもらう。青いハリケーンにも怒られるが、センスを見込まれてることを知らない。ジェイフェザーには厄介者扱いされるが、特殊な力を持つ彼にハウルはなついてる。
    まあなんだかんだいって憎まれるってことを知らない 憎めない奴。

お願いします!w


最終編集者 ヒーステイル [ Tue Jul 28, 2015 1:12 pm ], 編集回数 2 回
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投稿 by ムーンドロップ Mon Jul 27, 2015 6:41 pm

いきなりですが参加させていただきます!

名前 コースト・ハイドランジア(海岸の紫陽花)

性別 雌

容姿 青灰色で胸が白い猫。右脚に白い傷がある。目は青。ほっそりとした体つきをしている。

性格  非常に気が強い。まず頭っから疑ってかかり、またそれを隠そうともしないので周りとよく衝撃を起こ              す。ただし、相手が優しいふんわりした感じの子だと態度が柔らかい。一回これと決めたことは突き通すやや頑固な面もある。戦闘では、すばしっこい動きが武器で大切な場面ではリーダーにしっかりと従う賢さはある。体力はあまりない。
普段から少し不機嫌そうだが、本当に怒っているわけではない。本当に怒るとニッコリと笑い普段よりずっと恐ろしくなる。たまーに、誰にも予測できない行動に出る時があるが、(特に怒っている時。)止めることはおよそ不可能。しかし、一見奇抜なアイディアだったりして結構うまくいくことが多かったりする。(ただしたまーにだが)

海賊になったいきさつ  港で喧嘩をしていたところ、見込まれて乗船。そのまま海賊になった。

親  ブルースターだがブルースターは娘に海賊になって欲しくないと思い知人に託し置いて行った。
      しかし、それが生まれてすぐだったのでその後乗船して来た時にはわからなかったが、白い傷があることで、自分の娘だと気づいた。誰にも言っておらず、本人も知らない。現在はコーストに厳しく接している。

能力 賢さ・上の中 体力・下の中  航海技術・上の中 パワー・中  俊敏さ・上の上 コミュ力・おそらく下        の・・・。   パンチ力・上の上

口調「うるさいわね!黙って作業できないの?!」
     「ニッコリ)へえーそうそっちがやる気なら相手にしてやってもいいわよ?」

勝手にこう言う設定にしました。ダメだったらすぐ変えますので言ってください!


最終編集者 ムーンドロップ [ Sat Aug 01, 2015 8:30 pm ], 編集回数 2 回
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投稿 by L ͛k ͛ Mon Jul 27, 2015 7:24 pm

|ω・`)チラ < 参加してもよろしいでしょうか………?

 名前:エレジー・ドラド【鮙の哀歌】 性別:雌  年齢:濃い生涯に似合わない若干生後9ヶ月。小娘の呼び名がよく似合う。

 容姿:金色の毛皮にエメラルドの瞳、以下略。ごめんなさいテンプレートです。
    容姿は可愛らしい(と自負するナルシストである)が、何せ海の男たちが君臨している海の上、男の子っぽく振る舞うことで
    身を護ろうと四苦八苦(ズレている自覚も逆効果を生む自覚も無い)。小柄で身のこなしが素早いが海風に飛ばされることも。

 性格:上記の見当違いな理由からボーイッシュを装う、勝気で陽気な少女。アホさや傲慢さや無鉄砲さもきっと海では武器なんだ。
    悪夢のような天性のトラブルメーカーで、人質になれば文字を教えて船員と打ち解け、涙ながらに身の上話を語る敵船長を慰め
    船長の誕生日パーティーを主催、しかし誤操作により火薬庫を爆発させて、結局怒り狂う敵海賊から命からがら逃げてくる。
    幸い高い戦闘センスや豊富な海の知識があるので、甚大なトラブル被害をどうにか埋め合わせるくらいには有能であるようだ。
    ただ、政治的な機転も利くので、トラブルを好転させてクルーに意外な利益をもたらすことも。
    普段は突っ込み役が必要なほどの猫だが、裏を返せば返したはずの裏も表もなく、情に厚い。仲間の為なら真剣にもなれる。
    歩くトラブルたる彼女は船長に苦笑され、副船長には頭を抱えられ、美しく青きハリケーンからは雷を落とされている。
    また盲目の青年にはかなりイライラされているが、喧嘩するほどなんとやら、彼も若いせいかはた目から見れば親しい様子。

    ………以上のことから、リーダーや参謀などは絶対不適格ですが、地味に知識的に器用なので航海士的地位が妥当でしょうか。
    戦闘時は特攻隊長が最良の使い道です。さらわれればそれこそ本領発揮。いろいろと冗談みたいにコミカルなキャラクターです。
    きっと同じ女性クルーには妹みたいに甘えん坊だと思います。天然馬鹿とトラブルはいくらでもさせてやって下さいね。

 海賊猫になった経緯:ミイラ取りが以下略理論。海賊を嫌う環境で育ち、海賊のことを調べてみてその魅力にひと目ぼれ。
           海に出たのはディストラクション号に乗り込む為らしいが、海賊世界のことだ、きっと不審ではないだろう。
           なお、憧れのディストラクション号のクルーたちとギャグタッチで出会えたらなと目下懸命に妄想中。

 一族:(在るなら)海軍関係者。つまり海賊船とはロミオ、障害など自分の前では恋の火に注ぐ油に過ぎぬ!(との本人談)

 能力:落ち着き;下の下  /  コミュ力;上の上(しかし相思相愛とは限らない) /  サバイバル力;無駄に磨かれて上の上
    戦闘センス;上の上  /  戦闘体力;中の上  /  航海術;上の下。力仕事より多分気候の予測とかに向いてるよ(との本人談)
    魅惑のハスキーボイス;天使レベル  /  トラブルメーカー気質;災害レベル  / クルーへの忠誠心;特上に決まってる!(略)

 台詞:「カモメは友だち、餌じゃない!」いき
    「僕に? 黙れと? 君、マグロは呼吸をするために泳がなきゃならないんだぜ!」
     コーストちゃんの台詞に勝手に続けさせていただきました、ごめんなさい!
     またボーイッシュを突き進む僕っ娘ですが、本来は女の子として育っていたため、普段よりさらにデレるときなら「私」も出ます。

これはクルーになるところから始まるのでしょうか、それともなってから始まるのでしょうか………?
プロフィールの時点から内容的にも量的にも暴走してすみません。
この内容をゆっくり紐解いていけることを予定して、更新内容の彼女はいくらかまともになるだろうと思います………
開始を楽しみにしています!
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http://nekoryou-seikatsu.jimdo.com/

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投稿 by ラッキークロー Mon Jul 27, 2015 9:27 pm

パ、パイレーツオブカリビアンだと!!??
 参加させて頂きます ^^) _旦~~


 名前;アレン・クロー【剣のかぎ爪】

 性別;雄

 容姿;燃えるような炎色の毛に、目立つ金色の瞳。
    逆三角形の耳、すっと通った鼻、アーモンド形の目と、見た目は綺麗。雌猫に間違えられることもしばしば。
    体の大きさは普通。

 性格;生ぬるいなれ合いや不忠実な上下関係が大嫌いな頑固な性格。鈍感で甘ったるい奴が何より嫌いで、傍に来ただけで引っかきに行く。
    が、恋愛のこととなると途端に自身が鈍感少年に早変わりし、相手の猛アプローチにも気づかない、残念イケメンになる。
    真剣で純粋(騙されやすいともいえる)な雌猫はなぜかほうっておけない気質。子猫や年下には優しく面倒見がいい。
    頼れるお兄ちゃん。本人にそのことを言うと怒る。短気、乱暴、ツンデレ、鈍感、男気。
    なぜか周りの人に絡まれたりする。秘められたツンデレ気質持ち。やっぱり残念イケメン。

    .......が、鈍感なのは恋愛だけで、他は随一の戦略センスを見せる。自然学に興味はないが、戦術には興味が大アリ。
    部下をうまく使い、作戦を実行するのが得意。航海士とかには向いていない。

 海賊猫になったいきさつ;海賊嫌いの姉貴に反発して海賊になった。(戦いを嫌う姉の考えに納得できず、こっそりと家出)
             姉貴とはいま音信不通。弟のことを心配しているのは確か。

 家族;貧困層の生まれ。父親は金を稼ぐためスカージの船員になり、なれないことをしてすぐに戦死。
    母親は顔も知らない。姉を生んですぐにいなくなってしまったらしい。
    後はアレンにそっくりなお姉さんがいるが、アレンとは違い平和主義者で、海賊を毛嫌いしていた。

 能力;頭脳/上の上 戦闘能力/上の中 基本体力/上の中 落ち着き/中の下 カリスマ性/上の上
    面倒見/上の上 恋愛上手/下の下 自然学/下の中 実は姉貴大好き/上の上 コミュ力/中の中 なぜか絡まれる/上の上

 口調;「......あ?なんか俺の顔についてる?(じっと見つめられての一言)」
    「おい、じっとしてろ。ノミとか虫とかついてるぞ、チビ(エレジーcへの一言)」
    「てめえらうるせえんだよ!!!!!(ハウル君・エレジーcへ一言)そこの青猫はにっこりわらってるんじゃねえ......ゴフウ!?(コーストcからの猫パンチを食らう)」
 
 交友関係;ファイヤスター→尊敬している。破天荒、個性的すぎるメンバーをまとめるその姿に憧れを抱いている。
    ジェイフェザー→面倒くさい奴......だが一緒にハウル君に悪戯を仕掛ける相棒として重宝している。

 
 なんだかよくわからないキャラに......汗
 皆様、よろしくお願いします!


最終編集者 ラッキークロー [ Wed Jul 29, 2015 4:12 pm ], 編集回数 1 回
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投稿 by ティアーミスト Mon Jul 27, 2015 9:47 pm

皆様ご参加ありがとうございます‼
な、なんと初日からこんなにも……!嬉しい限りです(´・ω・`)

 LKさんのご質問にお答えします!
 このトピックはクルーになる前───【イプシロンズ・アーム】を手に入れる為に集められた、新たな船員を迎えるところからスタートいたします。
(ということはつまり、元から何匹かの乗組員は乗っております。また次回、キャラクターの所に記載しておきます)

 ディストラクション号に乗り込んだらまずキャプテンと短い顔合わせ、そこから交流がスタートします。

あとそれから、プロフィールの所は付けたしおKですw情報が少ないと交流もしずらいですものねw重要なことなので太字にしてみましたw←←

ヒースs、ムーンs、LKs、ラッキーs、どうぞ宜しくお願い致しますーw



……わたしも大急ぎでキャラクターを考えておかなければ…っ!
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投稿 by リンクステイル Tue Jul 28, 2015 12:08 am

参加しても良いでしょうか……?


名前:スノウ・ブラッド【血濡れた雪】

性別:雄

容姿:白銀色の毛皮の猫。血のような赤い左眼を持つ。右眼には傷があり、固く閉じられている。(決してロロノアではな((
とても眼光が鋭く、第一印象は必ず“顔が怖い”。長く鋭い鉤爪を持っている。

性格:怖い見た目とは裏腹に、とても優しい。ただ、とてもぶっきらぼう。
口も悪く、笑ったときに見える牙が鋭くて怖いのに、何故か皆に絡まれる。
面倒くさそうに相手をしているものの、本人はかなり楽しんでいる様子。
馬鹿だけど身体は動くタイプ。つまり戦闘要員。
ただし航海術のみ長けている模様。

海賊猫になった経緯:元々スカージの船員であったが、とある戦いの最中ちゃっかり逃げ出した(スカージのやり方が気に食わなかった)。それ以来一人旅を続けていた。

家族:不明

能力:頭脳/下の下・器用さ/下の下・戦闘能力/上の上・航海術/上の上・自由さ/上の中・怖さ/上の上

口調:「ああん?俺になんか用かよ?」
「いや、その、てめえにこれをだな……ああもう黙れ!!」
「俺に本気で勝てると思ってんのか?(ニヤリ」


よろしくお願いします!
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投稿 by フラワリングハート@ふらわり Tue Jul 28, 2015 6:07 am

ぬおお海だ!船だ!冒険だ!()
とても面白そうなトピに私の脳がビンビンなので参加してもよろしいでしょうか!

名前:ケイパー・グロウ・ラプソディ【いたずらに輝く狂詩曲】 あだ名はケープ

性別:雌

容姿:手入れの行き届いた穏やかな茶色の毛皮。朝焼けのように紫色に輝く瞳は光の加減で空のようにころころ色が変わる。
   すらりと引き締まった体は美しい。雰囲気は優しいがふとした時の目つきは鋭い方。

性格:皆のお姉さん的存在。器用貧乏なので秀でた才能はないが何でもできる。隙がなさそう。
   一歩引いて眺めるような安定した防衛役だが意外と沸点が低い。そして周りが見れるがマイペース。
   博識な雰囲気で実際頼りになるが絶望的な天然を時たまこじらせる。残念な美人。
   基本防衛に徹するがテンションが上がるとぐいぐい行っちゃう。
   普段は周りの牽制役だが突っ込む点が明らかに違う。
   周りに関心がいくあまり自分のことを話すことを忘れる。+変なところで秘密主義者
   怒ると無自覚に毒を吐く。焦るとヤケクソになる。悲しい時は一人で泣く。実は完璧主義者な努力家
   器用に見えて、案外不器用な皆のケープお姉さん。素で笑うとかわいい。

海賊猫になった経緯:実は捨て子で、浜辺に住むおじさん猫に育てられた。その猫の影響で海が好きになる。
          海賊になりたかったおじさんの代わりに、というのももちろんだが、
          宝物の分け前を貰って孝行がしたい、という本音は誰にも言っていない。

家族:実の家族はよく知らないが、貧困層な為育てるだけの余裕がなかったんだよとおじさんは慰めた。
   おじさんは子供の頃から海賊に憧れていたが、生まれつき左の後ろ足が悪いのでとうとうなれなかった。
   元々はおじさんがつけたグロウ・ラプソディが名前だったらしい。

能力:頭脳/上の下(しかし天然がつく) 戦闘能力/中の上(すばしこい) 落ち着き/上の中(その実全然落ち着いてなんかいないのかも)
   面倒見/上の中(時々裏切る) 航海術/上の上(父がおじさんなら、母は海だから、ね) 恋愛知識/下の下(結婚と恋愛て違うの?)
   声/癒しのアルトボイス(心なしかのんびり) 忠誠心/寧ろ依存するタイプなので… 愛/溢れ出て止まらない

口調:「へえ、そうなんだ。え、私?…そうね、ケープって呼んで」
   「ねえ君、今何がしたいか自分で分かってる?」
   「ん、あれ……はっ!ち、地図忘れたあ」

今回は方向性を変えてしっかり系()雌猫にチャレンジです、逆に物語が進むほどギャグ要員になるのかな、と?
よろしくお願いします!
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投稿 by ティアーミスト Tue Jul 28, 2015 7:46 am

名前:レフティ・スィーフ・J lefty・thief・J  【左利きの泥棒】 (Jはジュニアの略。)

性別:雄

容姿:きらめく黄金の毛皮と、灰色にも緑色にも見えるくすんだ瞳をもつ。
見かけとしてはかなり美形(と彼の父は言った)。ひと殴りしただけで、相手を10mほどふっとばす左前脚が特徴。

性格:相手の裏の裏を読む、ミステリアスな少年。手に入れたいものは確実に手に入れる。
    実はツッコミ役だが、自分でもそれは気が付いていない。
    口数はやや少なめ。かといって聞き役でもないが、相手が語りたい時には一晩中親身になって頷いてあげる。
    おおまじめですごい事件を起こすことがある。結果、自分で自分を管理しきれないという状態に陥る。
    「あんたが宝物を渡さない限り、俺はずっとここに座っているからな!」とか言い出す。むろん、放置される。
    そう見えないけど結構純粋。妖精とか幽霊とか実は信じている。
    どんなにつらくても涙は見せない。怒らせると耳元で恐ろしいことを言われる。
    大人っぽい顔立ちだが、笑うと無邪気な表情を見せる。でも、あんまり笑わない。

海賊猫になったいきさつ:元は泥棒猫。街から追放され、もう故郷の土は踏むことができない。
                じきに自分の生き方がいやになり、思いきって海賊になろうと決心した。
                幼いころからの憧れだったのである。

家族:優しいが病気がちな母。生粋の泥棒猫の祖父と父。レフティはまだ知らないことだが、彼の先祖には【三本脚のカウント】と呼ばれた偉大な海賊が存在している。

能力:頭脳/上の上↑↑  戦闘能力/中の上(人並くらい  真面目さ/上の上   クレイジーさ/上の下(たまに、ね
    恋愛知識/???(とにかく、女の子は海に出たら危険だと思っている   航海術/中の上(独学で。風を読めるとのこと。
    

口調:「ここから先は危険だ、君は来ない方がいい」(雌猫に対して
    「俺の前から、6秒以内に、消えろ」(怒った時
    「そうしたらほんとうにたどりつけるんだな?…よし、いいだろう」(敵には真面目さを利用されることも


キャプテンとは付かず離れつだが副キャプテンには可愛がられている。青いハリケーンには問題の種として見られることも。
ジェイフェザーとはかなり親しい様子。




新しいタイプのキャラに挑戦ですw皆様どうぞ宜しくお願いします‼
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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Tue Jul 28, 2015 3:16 pm

少し出遅れた感が……パイレーツ・オブ・カリビアンの世界、おもしろそうですね。参加させてください!

名前:アーケイン・フィールド 【秘密の領域】

性別:雌

容姿:1本の例外もない黒い毛並み。瞳は白っぽい緑と鮮やかな青のオッドアイ。
   ごつくはないがしっかりと筋肉のついた引き締まった体をしている。

性格:穏やかで落ち着いている。怒った事はまだないものの、以前少し不機嫌になったときは発せられる殺気に百戦錬磨の船長ですらたじろいだという。本気で怒ったらどうなるのかは誰も知らないし、知ったとしてそれを他の猫に伝えられるかは分からない。口調も顔も普段と変わらないようだが……?
   真面目で、与えられた仕事はきちんと終わらせ、他に自分が出来ることを見つけて仕事をする事もある。とはいえ周りがさぼっていても注意するわけではなく、あくまで自分はきちんとやろう、程度。
   船員の中では控えめな方のためたいていパワフルなみんなに押され気味。でも必要なときには意見が言えるので特に不満はないようだ。
   馬が合うのかジェイフェザーといる事が多く、薬草や天気について話していたりする。

海賊になったいきさつ:海岸に行ったらデストラクション号が数キロ先の島に止まっているのを見つけ、それを見ているうちに海に出たくなったらしい。夜のうちに泳いでデストラクション号に侵入した。
             次の日の朝、見知らぬ猫が船にいてデストラクション号内は大騒ぎになったらしい。

家族:両親は仕事で海を渡る最中に船が難破して行方不明。その前は平凡ながら幸せな生活を送っていたらしいが殺気はどこで身に付けたのだろうか。
   ちなみに苗字はなく、アーケインもフィールドも名前である。

能力:頭脳/中の上(馬鹿ではないが作戦を立てるタイプでもない) 落ち着き・我慢強さ/上の上(もう少し元気があってもいいのでは?待つのは苦痛ではない) 体力/特上(数キロ泳ぐぐらい朝飯前。もしかしたら船員の中で一番?) 素早さ/中の中(遅いわけではないけれど、みんなと比べると……) 力/上の中(雌の中では力持ち) 戦闘能力/上の下(持久戦が得意) リーダーシップ/下の下(素質は0ではないはずなのに) 勘/特上(抜群。何かあってもほとんどこれで対処しているしできる) コミュ力/中の中(別に他の猫と話すのは嫌いではない) 恋愛知識/論外(恋愛?なんだそれ?)

その他:青い目の方である右耳が生まれつき聞こえない。右から話しかけられると聞き取りにくいため相手に体の左側を向ける癖がある。左耳は正常なので会話にはあまり困らない。
    視力と勘は良く、見張り番をしたり明日の天気を読んだりするのは得意。

口調:言葉遣いは乱暴で男らしい。二人称は「君」か名前、あまり使わないが一人称は「私」

「……!おう、なんだ?」  「それは大変だな」  「なんとかなるだろ、このぐらい」


長々とすみません。よろしくお願いします。


最終編集者 ウィングシャドウ [ Thu Jul 30, 2015 9:00 am ], 編集回数 1 回

ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな
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☠海賊猫たちの冒険☠ Empty Re: ☠海賊猫たちの冒険☠

投稿 by ティアーミスト Tue Jul 28, 2015 6:15 pm

ではではでは‼さっそく始めさせていただきます☆ 

リンクスs、ふらわりs、ウィングs、これからよろしくおねがいいたします( ・`ω・)-○))                        
・・・・・…・…・・…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                           ☠レフティ・スィーフ・Jr☠
                       ───黄金毛皮の左利きの泥棒───




 甲板につるされた、金の鐘がカンカンと響く。港には、馬鹿でかい一隻の船がこれまた巨大ないかりをざぶんと海へ落とした。

「帆をたため―!」

誰かの合図で、風にたなびく美しい布がロープによって締められる。───ディストラクション号は今、新たなる乗組員を船に

乗せるため、この港に停留しているのであった。


船の地下室から、立派な炎の色の毛皮をたなびかせて雄猫が登場した。今はやや寝起きの顔つきであるが、この船のキャプテン、ファイヤスターだ。

偉大なる船長は縄ばしごの前までさっそうと歩き、眼下で瞳をきらめかせる若き海賊たちをまじまじと見つめた。

───レフティ・スゥーフ・ジュニアもそのうちのひとりだった。

くすんだ色の瞳は今、燃え上がらんばかりにめらめらと光っている。これから先の航海に、ひっそりと胸を膨らませているのだ。


「ようこそ、ディストラクション号へ‼」

一通り見終わると、ファイヤスターは口角をあげて叫んだ。

「これからの君たちの大いなる活躍に俺も十分期待している。さあ、乗りたまえ───ただし、乗ったらもうこの地へ帰ることはできないぞ?」

いったんここで言葉を切ると、キャプテンは新たな仲間たちに海賊らしい、ずるい笑みを浮かべた。

彼の思惑通り、一番後ろの方にいた臆病そうなやせっぽっちの雄猫が母猫の方へかけていった。この言葉は、海賊の勇気を

試す、最初の誘惑なのである。



「海賊猫たちの冒険の、始まりだ‼」

ファイヤスターはさいごにそう言い残すと、ひらりとさっていった。あとに残ったのは海水のしみ込んだ縄ばしごと猫たちだけだ。


レフティは少しの間、その場を動くことができなくなった。しかしそれは船へ乗りこむかどうかという悩みではない。

これから始まる素晴らしい冒険を想像し、震えが止まらなかったのだ。



気づいた時には、仲間たちが我先にとディストラクション号へ乗り込んでいた。

レフティも、多焦りで海藻の絡みついたはしごへと爪をたてた。




・・・・・・




階段を下りるたびに足元がぎいと歪む。船長室は、船の地下にあった。


 年季の入った板の使用されたドアを握りこぶしでノックした。おそらくファイヤスターの声であろう適当な鳴き声を聞くと、

室内に滑り込む。


 レフティは思わず息をのんだ。

 船長室は、見事なものであった。天井からは金の皿が4枚ほどつるされていて、その中にはネックレスやら首輪やら宝石やら

が溢れている。

 あちらこちらには分厚い本が高く積まれている。レフティの知らない国の言葉の本もあった。

 デスクの上もまた、金貨や宝石がじゃらついていた。ここを見ただけでも、ディストラクション号の乗組員たちがいかに優秀な

海賊であるかがよく分かった。レフティはその財宝の一つ一つを、目に焼き付けるように見てとった。

 




「・・・やあ、海賊君」

待ちくたびれたのか、船長が声をかける。


「こんにちは、ファイヤスター」

レフティはリラックスした姿勢で応えた。ここの宝石をどうにかかすめることはできないものか……など考えてしまう。

泥棒の悪い癖だ。


「俺はレフティ・スィーフ・Jr。海の知識も豊富だし、何よりこの左前脚のパンチが凄いんだ」

見えない敵をやっつけるかのように、パンチをするふりをする。

 力んで話す少年に、ファイヤスターは微笑んだ(苦笑いした)。そして、ふいに立ちあがってレフティに近づき、彼の瞳をのぞきこんだ。

それはまるで、彼がこの船に本当に必要なのかを見極めているようだった。

「左利きの泥棒…」船長は座りなおして「泥棒」というところを強調して言った。


「良い名前だ、よろしく」


若き海賊はこくりと頷くと大股で部屋を後にした。



…のこったファイヤスターはなぜだか考え込むような表情をしたのち───人知れず笑みをにやりと浮かべた。





……




甲板に出ると、レフティは息を吐いた。いつの間にか、周りはもう青い水で満たされている。

空も透き通った色をしていて、嵐も当分こなさそうだ。レフティの瞳が地平線にそって鋭く光る。


とりあえず、船長ともコミュニケーションはとれたし、もう旅は始まっている……今彼は、この船の帆のように、まさに順風満帆のように思えた。



 ただ、まだディストラクション号の中にはだれ一人友達がいない。

 陸地に立っている時なら、レフティは誰かから声をかけてもらうのをじっと待っていただろう。しかし、このだだっ広い海の上に立

ったとき、なにより必要なのは友人のように感じられる。


 黄金いろの毛を滑らかに風にたなびかせて、彼は一番近くにいた猫に声をかけた。

相変わらずいつものクールな無表情だが、出来るだけ明るい声を出す。

「やあ、初めての船旅はどう?」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どなたか交流宜しくお願い致します‼

(´・_・)

(´っ_c)

(´◎ω◎)


最終編集者 ティアーミスト [ Tue Jul 28, 2015 10:03 pm ], 編集回数 2 回
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投稿 by 明日輝 Tue Jul 28, 2015 8:31 pm

…!お邪魔させていただきます…




名前:フォレストグリーン〈深緑〉 呼び方はフォレストで!

性別:雌

容姿:小柄な黒猫。ただし、真っ黒ではない黒で光の当たり方や、方向によっては深緑に見える。瞳は黄色。
   何故か実際より小さく見える。尻尾が生まれつき短めで、あまり気にならないが本人は相当気にしている。

性格:これでも海賊かというぐらい弱気で内気で臆病。普段は優しく、ふんわりとした笑顔をみせるも、戦いのときは隠れてる。
   しかし、責任感はあるので、いざとなれば戦う。それが逆に迷惑になることはまた置いといて。独断で尊敬に値するひとには敬語。
   怒ると怖い娘。特に尻尾の事は禁句。起こった時は黒く赤いオーラを出しながらただ睨みつける。

海賊になったいきさつ:物語にでてきた海賊に憧れ「なってみたいかな」とか呟いてみたところ、通りすがりの海賊さんが察知。
           そのままノリでなった。なったことを後悔してるとかしてないとか。

両親:母…ある女の子の家に住む飼い猫。フォレストはそこで生まれ、その女の子が気になる男の子とのお近づきにしるしに送られた。
     寂しがり屋のフォレストがこっそり遊びに来るたびにあえて心を鬼にして追い返していた。もっとも本人は真面目に受け止めショックを受けたご様子。

   父…そこらへんをうろつく浮浪猫。虚言癖がある。昔は冒険をしていたらしい。フォレストにその体験談を色々聞かしているがどれもありえないような話ばかり。
     海賊に友達がいるとかいないとかいるとかだが、不明。

口調:「え、あ、は、はい、そうです。え、えっとふぉ、フォレスト、グリーンっていい、ます」
   「だ、大丈夫ですか?あ、今くすり持ってきますね」
   「わ、わたしもやります!」(「あー、フォレストはみてて。色々面倒だから」)
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投稿 by リンクステイル Tue Jul 28, 2015 11:34 pm

私も始めさせて頂きます!!


スノウ・ブラッド


カンカンと鐘の音が辺りに鳴り響いた。

息を切らして走っていた白銀色の雄猫が、その音にハッとしたように顔を上げた。

「くそっ……間に合わなかったか」

チッと軽く舌打ちをすると、足の回転をさらに速める。

次第に、馬鹿でかい一隻の船が雄猫の前にその全貌を現し始めた。

その船の前に、沢山の若い猫達が期待に毛を逆立てながら集まっている。

「ふぅ……危ねえ危ねえ」

そう言ってニヤリと笑い、走る速度を落とし始めた彼の名は、スノウ・ブラッド【血濡れた雪】。

船の前に集まった猫達と同様、ディストラクション号の乗組員となり、かの偉大なる船長、ファイアスターに仕えるため、ここにやって来たのだ。

「ようこそ、ディストラクション号へ!!」

炎色の毛をたなびかせ、船長は声を張り上げた。

「これからの君たちの大いなる活躍に俺も十分期待している。さあ、乗りたまえ────ただし、乗ったらもうこの地へ帰ることはできないぞ?」

ファイアスターは一旦そこで言葉を切ると、海賊らしいずるい笑みを浮かべる。

「上等だ」

ようやく集団の後ろの方へ辿り着いたスノウは、ふっと笑って呟いた。

と、突然、誰かがスノウの身体にぶつかってきた。

見下ろすと、痩せっぽちの臆病そうな雄猫が涙目で蹲っていた。

「す、すみません………」

「ああ、悪ぃなチビ」

スノウはそう答えると、雄猫が立ち上がるのに手を貸した。

雄猫は慌てて立ち上がると、怯えたように母猫の方へ走って行ってしまった。

スノウは困ったように首をすくめると、ファイアスターの方へ向き直った。

「海賊猫たちの冒険の、始まりだ!!」

威勢の良い声で船長は叫び、どこかへ去って行ってしまった。

集団のどこかで興奮した叫び声が上がり、それに続くように猫たちが歓声を上げながら一斉に縄ばしごを登っていく。

スノウもその群れの中に紛れると、ニヤリと笑い、ひょいひょいと縄ばしごを登って行った。



「まずは船長に挨拶、か」

スノウは呟くと、目の前にそびえる年季の入ったドアを力強く一回叩く。

直ぐにファイアスターの返事が聞こえ、スノウはドアを開けた。


「……ほう」

入った瞬間、思わずため息が漏れた。あちこちで金銀財宝が溢れ、よくわからない言語の本が山積みになっている。

自分がスカージの元にいたときだって、こんなに宝を見ることはなかった。

「どうだ?凄いだろう」

急に声がかかり、スノウは慌ててそちらを向いた。

ファイアスターが、自慢げに瞳を輝かせてこちらを見ていた。まるで、無邪気な子供のようだ。

「ああ、凄え」

スノウは口角を上げて答えた。心からの言葉だった。

「ところで」

ファイアスターは急に真剣な顔つきになった。さっきまで輝いていた瞳が、探るようにスノウを見る。

「お前はどこから来たんだ?」

「隠すつもりはねえ。俺は元スカージの一味だ」

スノウは船長を真っ直ぐ見て答えた。ファイアスターの目が警戒するように光る。

「なんでここに来た?」

スノウは息を吸った。最初から話す必要がありそうだ。

「俺は物心ついたときから、スカージの船の中にいた。
だから、スカージとあんた達の船員が戦うところは嫌という程見てきた。
俺はあんた達の船を見る度思ったんだ。羨ましいって。
チビの頃からスカージのやり方が気に食わなかったんだ。
だから俺はある戦いの時、スカージの船から逃げ出した。あんたの船の乗組員になりてえと、本気で思ったからな。
そんで今まで一人旅をしてたら、あんたが新しい船員を募集しているって聞いたんで、ここに来たんだ」

ファイアスターは考えるような目つきになり、黙り込んだ。

ようやくファイアスターが放った言葉は、一言一言慎重に選んでいるようだった。

「お前は、俺たちの情報を向こうに回さないと誓えるか?」

「ああ、勿論だ。そんなことはしねえ。それに、俺ならあんたにスカージの情報を教えることができる」

ふむ、とファイアスターは目を閉じて頷いた。次に目を開けた時には、そこには全く違う感情が映っていた。

「ところで……お前、名前はなんていった?」

「俺か?俺はスノウ────スノウ・ブラッドだ」

「血濡れた雪、か。……まあいい。これからよろしく頼むぞ」

ファイアスターはスノウに向かって頷いた。スノウは敬意を込めて頭を下げると、顔を上げてニヤリと笑った。

「こちらこそ、よろしく頼むぜ」

ファイアスターがニヤリと笑い返すのを見ると、スノウは船長室を後にした。



甲板の上に立ったスノウは、潮の匂いを感知した。

辺りを見渡してみれば、すでにディストラクション号は海の上を突き進んでいた。

ようやく念願のファイアスターの船の乗組員になった。

スノウの胸に喜びが溢れてくる。が、それも直ぐに引っ込んだ。

友達がいないと、きっとこれからの旅は辛いものになるだろう。誰か友達を作らなくては。

「やあ、初めての船旅はどう?」

まさにナイスタイミングで誰かが話しかけてきた。

さっとそちらを向くと、黄金色の毛を輝かせて雄猫が立っていた。

スノウの顔を見ると一瞬怯んだように目を見開いたが、直ぐに普通の顔に戻っていた。

「残念だな。俺は船旅は初めてじゃないんだ」

スノウは雄猫に向かってそう答えたが、相手の名前を知らないことに気づき、聞き返した。

「ところで……お前誰だ?」

「俺はレフティ・スィーフ・Jr。あんたは?」

「俺はスノウ・ブラッド。よろしくな、レフティ」

スノウは自己紹介し、ニヤリと笑ってみせる。これからの旅は、辛いものにならなくて済みそうだ。

「お前、きっと今日初めて海賊の世界に足を踏み入れたんだろ?どうだ、海賊になった感想は?」


…………………
ティアーさん、勝手ながら交流させて頂きました!すみません。
続きよろしくお願いします。
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投稿 by ティアーミスト Wed Jul 29, 2015 4:45 pm

トゥモローsいらっしゃいませwこれから宜しくお願い致します^^
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                                               




                            ☠レフティ・スィーフ・Jr☠
                           ───黄金毛皮の左利きの泥棒───




「残念だな。俺は船旅は初めてじゃないんだ」

口元に自慢げな微笑みを宿し、白銀の雄猫は言う。珍しい、赤い瞳がレフティをしかととらえた。

「ところで……お前誰だ?」

「俺はレフティ・スィーフ・Jr。あんたは?」

「俺はスノウ・ブラッド。よろしくな、レフティ」

自己紹介は簡単なものであった。にも関わらず、レフティはこの勘の鋭そうな雄猫と気が合うと感じた。

太ったネズミを目にしたときに旨そうだと思うような、確実な予感がしたのだ。


さわやかな潮風を全身で受け止めながら、スノウは口を開いた。

「お前、きっと今日初めて海賊の世界に足を踏み入れたんだろ?どうだ、海賊になった感想は?」

レフティは返事をしようと口を開きかけたが、言葉が見つからなくて口ごもった。どう表せばいいのだろうか。喜びと不安が胸の中

でぐるぐると渦巻くこの感情はまさに言葉にしずらいものなのに。




しばらくして、レフティは再び口を開いた。想いを爆発させるかのように、間髪をいれずに語る。

「まず、凄くうれしい。この短い人生の中で起こったどんなことよりも、嬉しいんだ。

 それからこれはちょっと変だけど、もうどんな敵にも勝てる気がしてる……もちろんあの、スカージにもさ!」


いつのまにか興奮で全身の毛が逆立っていた。スノウの方へ向き直ると、彼はおかしそうな顔をしていた。

「たいした奴だ」

鋭利な牙をあらわにして、白銀の猫は笑った。馬鹿にした、でも愛情のこもった笑みだった。

レフティははにかんだ。




2匹の雄猫は、船の手すりに寄りかかって、海と同じ色の空を見上げた。雲が悠々と浮かんでいる。

黄金いろの毛並みが太陽の光に艶めいている。レフティは船を揺さぶる波の動きに身を任せ、目を閉じた。

「じゃあスノウは俺より経験豊富ってわけだな。教わることが多そうだ」


独り言のようにそう言うと、隣で水平線を眺めていたスノウがはっとしたように身を起こした。

「馬鹿だな全く。自分で学べ自分で」

そう言い残すとスノウがすたすたと歩いていく音が聞こえた。

レフティは、片目だけ開けて友人を見た。素直じゃないんだな、とからかうように鼻を鳴らす。




フリーになってしまったので、船内を散策することにした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

交流ありがとうございました!散策は、同行しても、ほったらかしでも大丈夫ですw
スノウさんとレフティさん、気が合う予感が…♪←
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投稿 by ラッキークロー Wed Jul 29, 2015 5:12 pm

アレン・クロー



 海からの強い風が豊かなアレンの毛並みを逆立てていく。まっすぐに降り注ぐ黄金色の日差しにしょうが色の毛を燃え上がらせて、
アレンは一隻の船を見上げた。

 オークの大木より大きいのではと思うぐらい巨大な船だ。風にはためく帆がバサバサとうるさい音を立てている。
 アレン・クローがこれから足を踏み入れようとしている、ディストラクション号の全貌だ。
 その姿は猛々しい猛獣のように強い威圧感を放ちながらも、海面に漂う霞のような神秘的な雰囲気を醸し出していた。

 アレンは金色の目を細め、鋭い眼光を船へと向けた。船は変わることなくそこにある。まるでアレンが船に乗り込むのを
待っているかのようだ。

 言われなくとも......アレンはアーモンド形の瞳を光らせた。心の中にあるのは、一つのゆるぎない思い。
 あの平和ボケした姉への反抗心、そしてまだ見ぬ世界への恐れと希望だ。


 「......ねえ、君も海賊志願者?」

 と、突然聞こえた言葉に驚いて耳を立てる。くすくすという笑い声がして、かわいらしい声音がすぐそばで発せられた。

 「だとしたら、もう早く行かないとまずいんじゃないかな?
  ふふっ、ファイヤスターと他の海賊志願者はもうみんな船内に入って行っちゃったよ?」
 「......あ?」

 余計なお世話だ、と言葉が口を出る前に、再びかわいらしい声が続く。

 「急げ急げ~......海賊船は時間厳守だからね、お姉ちゃん?」
 「おねえちゃっ.......!?」

 正真正銘の男、しかも今月で生後十一か月になるアレンはすっとんきょうな声を上げた。女に見間違えられたのは初めてではないが、
お姉ちゃんと言われたのは人生初だ。
 華々しい海賊となる門出に見当違いもいいことを言われ、アレンは唸って声のする方を向いた。

 「てめえ......俺は男だ!」

 どすを聞かせたつもりで叫ぶと、声の持ち主__真っ白い小柄な雌猫はきょとんと首をかしげた。作り物のように透き通った双眸は、
きれいな蜂蜜色をしている。

 「ああっ、そうだったのお兄ちゃん、ごめんごめん~」

 あっけらかんとそういう幼子に、アレンもそうどつき返す気にはなれなかった。はあ、と深いため息だけついて、再び視線を船に戻す。


 「......お前もこの船の志願者か?」
 
 そう尋ねると、白猫は目をくりくりと動かし、首を振る。
         .  .  .
 「違うよ。僕はこの船の志願者じゃないよ。別の海賊船に乗りたいんだ......まあ、まだ小さすぎて海賊にはなれないんだけどね」

 確かにそうだ。白猫はまだ生後六か月にも満たないような外見をしていた。こんな年端も行かないような猫が海賊の一員だったら逆に
心配になってしまう。

 「お兄ちゃんはディストラクション号に乗りたいんでしょう?腕がいい猫がいっぱいいるよ」

 無邪気な微笑みを浮かべて言う白猫に、アレンはふと疑いのまなざしを向けた。
 まだ子猫というべき幼い猫が、どうしてこんなに海賊船のことに詳しいのだろう?両親のどちらかが海軍のメンバーなのか......。
 このご時世、子猫が一匹で港をうろついているというのもおかしな話だ。

 が、アレンの思考はそこで中断した。船の看板から、大きな声で誰かに呼びかけられたのだ。

 ぱっと振り向くと、太陽の日差しを見にうけた、こげ茶色の雄猫が看板に立っていた。
 宝石をそのまま瞳にはめ込んだような、煌めく琥珀色の瞳に、色の濃いとら柄の毛並み。巨大な頭を支えるたくましい肩と首、
そして筋肉のうねる両前足。が、そんな豪快な外見にそぐわず、雄猫は温かみのある声で叫んだ。

 「おい、そこの二匹!さっさと入らないと海賊になれないまま住処に帰ることになっちまうぞ!」

 「ブランブルクローだよ」
 白猫がボソッとつぶやいた。アレンが白猫を見遣ると、雌猫は目を合わせずに「あの猫の名前。ここの副キャプテンさ」と言った。

 なぜそんなことを知っているのか聞く暇もなく、再びブランブルクローが叫ぶ。

 「今から十秒数える間に来い!一!二!」
 「じゃあね、お兄ちゃん」

 白猫が踵を返した。アレンは呼び止めようとしたが、ブランブルクローのカウントがもう四になっていることに気づき、慌てて船の入り口に
入る。

 足を止め、振り向くと、こちらを見ている白猫と目があった。
 ゆらゆらと光が踊る蜂蜜色の双眸がおかしそうに細くなり、あのクスクスという笑い声が漏れる。
 アレンはなぜか襲い掛かった胸騒ぎに焦りながら白猫に話しかけた。

 「おい__チビ!」
 そこで、白猫の名前を聞いていなかったことに気が付く。が、白猫は答えることなく、朝靄の張りこめる町の中へと消えた。

 
 耳の中には、まだあの猫の笑い声が残っている。


____________________________
 一人だけ全く話が進展してい無くてすみません!次回ファイヤスターに会えるよう頑張ります。
 白猫は謎のキャラ的な存在がほしいな......と思い登場させました。ティアーミストs、何かご不満ありましたら是非教えてください。
 アレン君......性別を間違えられるところ、私にそっくり......(過去三回男物の服を進められたことがある人)
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投稿 by 明日輝 Wed Jul 29, 2015 8:51 pm




                      フォレストグリーン



「うわぁ…」

フォレストは大きな船を前になんとも間抜けな声をあげた。

母さんがしてくれた物語によく出てきた船だ。とはいっても、予想以上に大きいが。それより前に、まず本当に海賊船が実在するとは…



いいな、かっこいいだろうな…

ここには興味本位で来ただけだ。海賊になるつもりはないしなれるような猫でもない。

かっこいいだろうな…

もう一度繰り返し、静かに目を閉じ、お得意の妄想を始めた。

この中なら私はヒーローだ。どこかで聞いたことのあるような言葉を妄想のなかで叫んだ。

荒れた海を危なっかしく航海し、敵と戦う。時に宝を見つけ、大きな肉にかぶりつく…

「なってみたい…かな」

なんて呟いて、自分で苦笑いをする。何を言う、出来るはずがない。第一船長さん?も言っているではないか。中途半端な者が端を踏み入れることはできないのだ。



「ねえ、君、なりたいの?海賊」

「ひゃえ?」

反射的に出してしまった声は笑いものだ。

「だってさっき言ってたでしょ?」

同い年ぐらいの雄猫だった。

「はは…聞かれちゃいましたか…。恥ずかしいです…。」

雄猫はにーっと笑った。

「でも、無理ですよ。そんな勇気も力ももってませんし。」

「ふーん。それはどうでもいいと思うけどな」

「え?」

フォレストは少し高い位置にある雄猫の顔をまじまじと見つめた。



「だからさ、案外勇気なんてその時の勢いででちゃうもんだよ?迷ってんなら飛び込んでみれば?人生棒に振って、さ」

俺はできないけどねー、あったかい飯と寝床ほしいしーと雄猫は笑った。

「人生棒に振る…」

なんだかすごく魅力的な言葉だ。

「んじゃ、頑張ってね!ちなみに俺、元海賊~」

雄猫は去って行った。



「なんだったんだろ…」

フォレストはくすっと笑った。

「勢いで、か」

フォレストは船を見つめた。

「私、人生棒に振ってみます!」

フォレストは大声で叫んだ。周りの人たちがぎょっと振り返るがそんなきにしない。

どこからか、先ほどの雄猫の、おう、という声が聞こえてきた気がした。




                      *




本当に来てしまった。

少し不気味な船内はいかにも怪しそうな雰囲気を漂わせる。おっといけない。きてそうそう決意が揺らいでしまう。

「私は海賊私は海賊、海賊、海賊…」

いつの間にか逆立てていた毛をさらに逆立てた。




「どうしたんだい、お嬢ちゃん」

すこし馬鹿にしたような声が聞こえた。瞬時に振り返ったフォレストは驚いた。

「せ、船長さん!?」

「船長さん…はは、まあそうだけどな。それで?どうした、迷ったのかい」

しょうが色の雄猫は緑の瞳に柔らかな色を映した。

「えっと、私、その…」

「間違えたのかい?それなら今すぐ戻った方がいい。この世界はそんなに楽じゃないぞ」

そういったファイヤスターの瞳は真剣だった。

フォレストは思わず回れ右をした帰りたくなった。動きそうな足を必死で抑える。




「勢いで…なんとかなる…」

急に思い出した。ファイヤスターは不思議そうに首を傾げた。

「私!」

突然叫んだフォレストに驚いたようだが、ファイヤスターはなんだい、と先を促した。

「弱いし、はっきり言って馬鹿だし、この船にはお荷物にしかならないかもしれません。というか、きっとそうです。」

ゆっくり、言葉を選びながら言った。

「今私は自分から何かすることが出来ないから、出来ないから、この船に乗りたいんです。つまり…」

フォレストは一度言葉をきった。

「つまり?」

「つまり、受け売りなんかじゃなくて、自分でかっこいいことを言えるようになりたいんです!」

「どういうことだ?」

ファイヤスターはおもしろそうだ、という顔をした。

「この船に乗れば、私も少しは強くなれると思うんです。たとえ方向が少し違っても。だから、自分のかっこいいをみつけたいんです!」

頭が重い。下を向きそうになる顔を必死に支える。

ファイヤスターは難しい顔で悩んでいたかと思うと、ふっと表情を和らげた。

「いい目だ。いいだろう。ようこそ、ディストラクション号へ!」

下から風が吹き抜けた気がした。

ホントになっちゃいましたよ…あの雄猫へ放った言葉は虚しく消えた。





長文すいません!!気が付いたらこのながさに…(泣
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投稿 by L ͛k ͛ Wed Jul 29, 2015 9:21 pm

【 エレジー・ドラドの遭難日誌 ≫ 航海日誌 】 Page0




 エレジー・ドラドはれっきとした海猫だ。

 といっても、空飛ぶカモメの類いではない。

 確かにミャアミャア鳴くという点では同じかもしれないし、少々直情的過ぎて馬鹿みたいなところも実に似ているとよく笑われた。
本音を言えば心外である。それに幼心ながら少々、いやかなり腹が立つ。

 だから、相手がだれであろうとそれを言う者に対しては、私物の水差しや食事の飲み物の中身をそっくり海水に換えておくという、
手酷い悪戯を仕掛けてきた。高濃度の塩水をそれと知らずにがぶりと飲み、苦しみ悶える歳上を見るのはなかなか面白いものだ。若い
水兵には本気で怨まれたりもするが、子どもにとって所詮は遊び。悪質とはいえ、この万能感、大人を子どもがやり込めるこの喜びは
たまらない。

 今では悪戯のために口実を見つけるのだと言ってもいいくらいで、防衛策をとらせないため、手段も多種多様になった。子猫であり
ながら海軍基地に猛威を振るうことから『小悪魔』との呼び声高いエレジーは、すでにかなりのずる賢さを秘めていたのだ。

 かといって、元々エレジーもカモメを馬鹿にしているのかといえば、そうではない。むしろエレジーは彼らが好きだし、彼らが特に
海の知識に明るいことを知っている。だからこそ、彼らと一緒に馬鹿にされるのがいやで、彼らの分も仕返ししてやりたくなるのだ。

 猫の常識では馬鹿の代名詞とされがちなカモメ族だが、よく知り合ってみれば、実に博識で感情豊かで、とても友好的だとわかる。
また冒険心旺盛だ。幼いころのエレジーは、彼らのように潮風に翼を任せ、自由に海を渡れたら、そう心から思っていた。その憧れを
伝えたい一心で、彼女は彼らの言葉を学び、今では語り合う仲にもなった。カモメ言葉の習得は猫にこそ簡単だ。基本の文法と猫語に
近いミャアミャアというカモメ訛りさえマスターすれば、容易く話せるようになる。


 ………何故だろう、話が初っ端から悪戯やカモメの方へと逸れてしまった。いきなりの脱線である。

 最初の話に立ち戻ろう。

 この航海日誌の語り手、エレジー・ドラドは海猫だ。しかし鳥ではなく、字面通りの本物の猫である。海に暮らし、海を愛し、海に
己の全てを捧げる、正真正銘の『海猫』なのだ。

 エレジーは海軍一族の娘として育ち、将来は入軍するべく早期から教育された。自分たちの血管に通っているのはカリブ海の潮だ、
そう教えてくれたのは海軍大将なのである。

 カモメ言葉の習得しかり、幼いころからすでに好奇心の強かった彼女は、仲間の中将や二等水兵たちから、水の色で海の深さを知る
方法、大西洋の真ん中で真水を精製する方法など、先人の編んだ豊富な海の知識、そして伝説の類いなどをことごとく聞き出しては、
存分に吸収してきた。

 もちろん実践にも挑む。無理を頼んで初めて海に連れ出してもらったのは、生後3ヶ月の頃だったか。素晴らしい思い出となるはず
だった初乗船は、しかし船酔いと嵐怖さで、ゲロまみれ絶叫まみれの恐ろしい記憶となった。だがその段階を経て成長したため、まだ
子どもだが、今は一人前の航海士として使えるだけの有能さが自分にはしっかりあると、少なからず自負している。


 そんな彼女に初めて夢を抱かせたのは、しかし海軍ではなかった。───悪名高きかの大海賊、冷酷無慈悲な『黒ひげ』や、波間に
咲く二輪の薔薇、『メアリー・リード』と『アン・ボニー』。更には、さ迷える幽霊船フライング・ダッチマン号の船長だった、極悪
非道の『ヴァン・デル・ヴェッケン』。

 ………憧れの姿として夢見たのは、いったいどういう経緯があってか、むしろ一族の仲間たちの、憎き宿敵だったのだ。

 つまるところ、エレジーは海軍一族の中でただひとりだけ、「海好き」のベクトルが違った。同じ海猫でも、なぜか一族の仲間とは
別の種類の海猫だった。彼らを水平線の果てまで追う海軍一族の娘にして、さながら恋する乙女のように、いつしか海の無法者たちに
焦がれるようになっていた。

 その理由の本当のところは、彼女にしかわからない。

 だが、この海賊への激しい憧れだけを胸に、生後6ヶ月を迎えた朝、エレジー・ドラドは己も海賊になるべく独り大海へ漕ぎ出した
のだ。







 ………と、ここまではかなり雄大な滑り出しだが、しかしその後の現実は、なかなかうまくいかなかった。


 小舟に乗って目的の海賊船を目指していたエレジーは、沖に出てすぐさま海軍の巡航船に見つかり、抵抗するも、引き揚げられる。
真夜中に家出しようとして、まだ町を出ないうちに学校の担任教師に取っ捕まったようなものだ。

 捕らえてみれば身内なりということで、巡航船は大騒ぎ。世間知らずの家出娘如きが海をナメてかかるとは、とこっ酷く叱られる。
もちろん船長は愛情ゆえにそうしたのだが、エレジーの悪戯心が太刀打ちしないはずがない。しゅんと萎れて嘘泣きすれば、とたんに
うろたえてあたふたと謝りだすから可愛いものだ。

 だが水兵は騙されなかった。海軍基地で暴れまわった彼女の本性を知っていて、容赦なく縛り上げたのである。全く以て酷い話だ。

 しかしそれで大人しくなるようなタマなら、エレジーは単身で海に出ていない。捕まった1時間後に縄目を解いて脱走し、巡航船で
海軍仲間と鬼ごっこに興じたのだ。そうこうするうちに夜が来て、海の警察たる本船に海賊船が襲いかかる。エレジーは騒ぎに乗じて
海賊船に乗り移った。身内への恩義から両船を繋ぐ縄を断ち、海軍船を奇襲した海賊らが戻れず、応援も呼べないようにしたのだが、
とりあえずは身内の目から逃れたというわけだ。


 だが、エレジーが乗り込んだそれはただの海賊船ではなく、はるか東方から来た奴隷を乗せた船だった。話には聞いていたものの、
そこで目の当たりにする暴力や疫病の酷さは、エレジーの想像を遥かに絶するものだった。

 夢は海賊。だがそれは、宝を求めて冒険する海賊であり、命を奪う海賊ではない。

 これはどうにかしなければと幼いながらに血が騒ぎ、乗船がバレていないエレジーは、奴隷たちの下剋上に一役買うことを決める。
自由奔放で悪魔のような悪戯好きのエレジーは、普通の状況下では全くリーダーに向いていない。むしろリーダーに牽制される側だ。
しかしこのように、一瞬の状況で、何かの作戦の即戦的な首謀者となるだけなら、むしろそれに必要なだけの勢いを発揮する。

 海賊に憧れていながら、しかし最初の海賊船でやったのは、彼らを叩き伏すことだった。エレジーは奴隷たちと共闘したが、しかし
それもつかの間のこと。エレジーの出身が、海賊同様、少なからず奴隷制度を奨励している海軍の猫であるとバレるや否や奴隷たちの
怒りを買い、縛り上げられた海賊共々、無人島へ置き去りにされたのだ。まさかまさかの、愕然とする事態への急転である。


 それからの、無人島での最初の2週間は、当然の如く地獄だった。遭難仲間の海賊からすれば、エレジーは「虐げていたはずの奴隷
どもに船を奪うよう吹き込んだ小娘」なのだ。海賊たちは激しい憎しみをぶつけるべく、エレジーの首を取ろうと死に物狂いになり、
もちろん命が惜しいエレジーも逃げる。かくして、ここでも再びリアル鬼ごっこが繰り広げられたのだ。

 しかし苦楽を共にすれば、自然と仲間意識が芽生えてしまうものらしい。無人島生活最後の1週間は、壊血病に苦しんだ海賊たちを
看病したのが始まりで、穏やかなものとなった。最後には和解するどころか意気投合し、宴の席で毎夜盛り上がる仲となったのだ。

 ところがここに、奴隷たちが匿名通報したのだろう、海軍の船が訪れる。太刀打ちできるだけの頭数も武器もない。エレジーと海賊
たちは島の裏に隠れ、海軍が諦めてどこかへ去ると、ここにはもう居られないということで島を出る決意をする。

 船を造る最後の共同作業は、本当に楽しかった。海賊たちからはずいぶんたくさんのことを教わったものだ。海軍の娘でありながら
海賊になるのが夢だと語るや、海賊たちは大喜び。これからは海軍にも話のわかる奴が出てくるかもしれないとまで言い出す始末だ。

 つくづく平均的な海賊とは馬鹿である。しかし獰猛で成長値の計り知れない馬鹿たちだ。杯を交わした海賊たちとエレジーは、再び
海へと乗り出した。


 やがてある程度沖まで出ると、エレジーは別の海賊船に拾われ、最初の海賊仲間たちに別れを告げた。そうしていくつかの海賊船を
1週間おきに点々としていくこと数週間。気づけば、たった独りの船出から3ヶ月が経っていた。

 今いるのは、故郷から1万キロ離れた見知らぬ港。そしてエレジーが乗り込んだのは、7つめの新しい海賊船。


 その海賊旗を一目見た瞬間、エレジーは確信した。

 ───海賊船を乗り継ぐ旅はこれで終わりだ。これが自分たちの船になる、と。







 金色の猫と白い猫が、甲板の手すりにもたれて談笑している。副船長のブランブルクローはクルー募集を締め切ろうとしている。

 ファイヤスター船長率いるこのディストラクション号は、財宝を本格的に探求するにあたり、新クルーを募集していた。エレジーも
その応募者の中に潜り込んだというわけだ。

 他の応募者たちがひとりひとり船長に挨拶しにいくなか、自分の番を待ちながら、エレジーは甲板をふらふらと散策する。

 今まで見たなかでも指折りのガリオン船。そしてディストラクション号の海賊も、武骨なたくましい者たちばかり。

 一度陸を離れたら、クルーたちはこの狭い船のなかで全てを共にするようになる。殴りあいの喧嘩や、女性クルーも多いようだから
恋の争いも起きるだろう。だがそれでさえ、幼いエレジーには楽しみで仕方ない。


 狭い船のなかだからこそ、そこで生まれる絆も濃密になるだろう。


 「おい───チビ!」


 そのとき、エレジーを愛情込めて『チビ』と呼んでいた最初の海賊仲間たちを彷彿とさせる声がした。

 やや乱暴な声に、エレジーは思わず反射的に振り返………ろうとした瞬間。

 「ふおうっ!?」

 甲板の潮溜まりに思い切り足を滑らせ、その声の主の胸元に思い切り飛び込んだ。



 ⚓ ⚓ ⚓ ⚓ ⚓



【 更新ログ00 】(8 / 3追記)

  判明ログ ▽海軍育ち
       ▽でも夢は女海賊
       ▽海軍基地の水兵たちにはいろいろ恐れられているようだ
       ▽海軍大将と面識が有るらしい
       ▽好んでよくやる復讐は蜜ならぬ海の味
       ▽標準装備:大志 / 度胸 / 航海術 / トラブルメーカー気質 / コミュ力 / 演技力 / 語学力(カモメ語)

  物語ログ ▼エレジー・ゲーム ≫  STAGE0 : 海に出よう
                   STAGE1 : 身内の海軍船から脱出しよう
                   STAGE2 : 奴隷船の謀反を成功させよう
                   STAGE3 : 無人島でサバイバル生活を乗りきろう
                   STAGE4 : 複数の海賊船で死線をくぐろう
                   NEW STAGE : ディストラクション号に到達! 新たな仲間をつくろう



長くなってしまって済みません。
ちょっと無理やりですけれど、ラッキークローさんと交流させていただきました!
現在、エレジーは甲板にて自分が船長に挨拶する番を待機中です。


最終編集者 ĻK [ Mon Aug 03, 2015 6:31 pm ], 編集回数 4 回
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投稿 by ムーンドロップ Thu Jul 30, 2015 6:36 am

コースト・ハイドランジア

唸り声をあげて相手の猫が突っ込んで来た。

バカな雄猫で、かなりデブだ。まあ、大柄とも言えなくはない。

コーストはひょいとその雄猫をよけると相手に噛みつき切り傷をつけた。

別にこの猫と知り合いと言うわけではないのだが、なぜか喧嘩になった。

なんでだったっけ?

もう一度噛み付くと相手は懲りたのか、逃げ出して行った。

「弱っ。」

そうつぶやくと歩き出そうと向きを変えた。

すると、こげ茶の猫がすぐ近くに立っていてよろめきそうになった。

「何?ちょっとそこどいて!」

こげ茶の猫はジッと考えるような目でコーストを見てから口を開いた。

「お前海賊になる気は無いか?」

お思いも掛けない言葉だった。

「今の喧嘩、拝見させてもらった。なかなか素早かったし、その気の強さは海賊に向いているんじゃないか?」

「そんなに偉そうに言っているあなたは海賊ってわけ?」

相手のこげ茶の猫はちょっと笑った。

「ああ、この船のな。」

さした船は意外にも大きく立派だった。

「もうすぐ、締め切り終了だ。決めるなら今だけだ。」

コーストはちょっと迷ったが、うじうじ考えるのは好きじゃない。

今のままの人生じゃつまらないだけだ。

コーストが何も言わずに乗るのを見て、こげ茶の猫はニッと笑った。

「まず、船長に会いに行け。それから、俺はブランブルクローだ。」

コーストはちょっと頷くと船の中に入って行った。
  ーーーーーーーーーーーーーー

入ったはいいが、船長室がわからなかった。

思いっきり機嫌が悪くなる。

なので見つけた時ノックした音が乱暴なものになった。

ガチャリと開けると、オレンジ色の猫がいた。

「俺はファイアスターだ。海賊希望か?」

ニヤリと笑った。

「海賊希望者以外がここに来ることあるんですか?」

機嫌が悪かったコーストはちょっとイラついた声で行った。

「本当に希望してるのかってことだよ。後戻りはできないからな。」

緑の目をジッと見つめた。

「わかってます。」

でも、と間を開ける。

「今のままじゃつまらない。」

その言葉を聞いて、ファイアスターは楽しそうにもう一度ニヤリと笑った。

船長室から出ると、気弱そうな小柄な黒猫がいた。
おどおどした印象を受ける。

思わず言葉が出ていた。

「あなたも海賊になったの?」
ーーーーーーーーーーーーーー
時間がなく雑になってしまいました。
すいません。トゥモローさん交流お願いします。
ムーンドロップ
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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Thu Jul 30, 2015 10:12 am

アーケイン・フィールド


 年季の入ったドアを3回ノックすると中からファイヤスターの返事が聞こえた。

 「入るぜ」

 船長室はいつ見ても金銀財宝であふれかえっている。それらには目もくれず、アーケインは船長に歩み寄った。

 「船長が呼び出しなんて珍しいな。何にも問題を起こした覚えなんてないぞ」

 大真面目にそう言ったアーケインにファイヤスターは苦笑した。

 「問題があっての事じゃないさ……今日は君が俺らの船に『侵入』してから一週間、初めて大きな港に泊まることになる。改めて君の意思を確認しておこうと思ってな」

 「海賊を辞める気は無いかって?断る」

 アーケインは即答した。

 「いまさら元の場所に戻ってもどうしようもないんだ。海賊の方が将来への道がある。それに……仲間と海に出るのはなかなか楽しい」

 その答えにファイヤスターはにやりと笑った。

 「そういうことなら仕事に戻れ。港に着いたら仲間が増えるぞ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「帆をたためー!」

 ブランブルクローの指示でディストラクション号は着々と停留の用意を進めていた。
 船が完全に止まるとアーケインは見張りをしていたマストから降りて、見えない目で港の猫たちを見つめているジェイフェザーの右隣に行った。

 集まった猫が全員海賊希望の者ではないだろうがそれにしてもものすごい数だ。

 「ようこそ、ディストラクション号へ!!」

 ファイヤスターが歓迎の言葉を述べている。

 「海賊になるチャンスは普通こういう時にしかないものだ」

 「海賊が寄る港にいけない猫もいるのさ」

 ジェイフェザーの嫌味を含んだ言葉にアーケインは首をすくめて返し、ごまかすように集まった猫たちを見た。

 乗ったらもうこの地に帰ってくることはできないという言葉にやせっぽちの雄猫が母親らしき猫の方にかけていった。
 他にも数匹、集団から離れていく猫がいる。

 「海賊猫たちの冒険の、始まりだ!!」

 何匹もの猫たちが我先にと縄梯子に駆け寄る。

 その様子をぼんやり見ていると、何か言っているブランブルクローの声が聞こえた。慌てて振り向くと帆が揚げられている。

 「出発するぞ!優柔不断なやつは置いていけ!」

 ブランブルクローは叫ぶと、港の猫たちに向かって十秒数え始めた。白い猫と話していた炎色の猫が慌てて乗ってくる。
 
 「九……十!」

 同時に、ディストラクション号は音も無く海の上を滑り出した。
 新しく海賊になる猫たちの大半は話に夢中で気がついていない。暇な船員たちがその猫たちに話しかけている。

 「お前も新しい仲間に挨拶してきたらどうだ?」

 「……残念だけど、見張り番なんだ」

 アーケインはマストに登り、あたりを見回した。

 新しい仲間との船出を祝うような雲ひとつ無いいい天気だ。
 アーケインは思わずほほえんだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「……!おーい!」

 急に声がして、アーケインは振り向いて下を見た。


______________________________

 中途半端ですがどなたか交流してくださると嬉しいです!

ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな
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投稿 by ティアーミスト Thu Jul 30, 2015 9:00 pm

☠レフティ・スィーフ・Jr☠
                       ───黄金毛皮の左利きの泥棒───



スノウ・ブラッドと別れ、船の地下室へ散策を始める。予想以上に大きなものであったが、その分掃除も行き届いていないようす

で、細長い廊下のあちらこちらにむかでやら毛虫やらいつ乗り込んだのかネズミやらが壁の割れ目に出たり入ったりしていた。


天井には、切れかかった小さな電球が薄ぼんやりと照らされて、いつの間にか出港した船の揺れで大きく振れている。

レフティは全ての扉のドアノブをひねり、開けられるものはよく中を観察した。クモの住みかと化した空き部屋、誰も使わないで

あろう書斎、そしてやはり、いちばん奥の部屋にはろうやがあった。

むっとする悪臭に、金色の雄猫は鼻にしわを寄せた。

頑丈そうな鉄格子が3つほど並んでおり、ドア側の壁には何種類ものかぎが掛けられていた。

幸い、レフティが覗き込んだ時にはだれもいなかったのだが、もしいたとすればトラウマになるほど恐ろしい体験をすることに

なっただろう。

音をたてないように慎重に扉を閉める。まるで耳の先にアンテナが張っているかのように、レフティは神経質になっていた。

心のどこかでは、知ってはいけないことを知りそうで、怖かったのかもしれない。

しかしこの若い海賊をつき動かすものは大抵、好奇心なのだ。

もしも謎ができたのなら、自分が納得するまで調べ上げる。不満があったのなら相手を降参させるまで挑み続ける。

これがレフティの生き方だった。



牢屋を見た後、レフティは回れ右をしてすたすたと退散した。まだ全ての部屋は見ていなかったが、彼はもうお腹いっぱいだった。

文章だけでは分からなかった、ディストラクション号の細部を垣間見ることができたのだ……満足感に満たされる。


さっき興奮できらめいていた瞳が、今度は探求心で輝いた。




……



誰にも気づかれずに探れたのが運が良かった、と甲板に上がってレフティは思う。

さざ波の流れに逆らって、ディストラクション号は進んでいた。故郷で眺めた景色とは違う、なんとも自由で雄大な眺めであった。


この海を、もっともっと遠くまで見渡したい───黄金の雄猫は、ハングリー精神旺盛なようだ。

船内をじっくり見て回ったとおもうと、今度は外の世界だ。レフティは頭上にある見張り台を目を細めて見上げた。

太陽の光でシルエットしか見えないが、そこには一匹の猫がのっているのが灰色の眼にしっかりと映った。


「おーい!」

その猫に、レフティは呼びかける。そいつはすぐにこちらを向いた。そいつの柔らかい緑色の片目だけが、宝石のようにきらりと光る。

「ちょっと見張り台にお邪魔してもいいかい?」

「そんなこと聞くやつはいないよ」

以外にも、温かみのある声色だった。レフティは駆け足でそちらへ向かった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちょっと無理やり気味ですが、アーケイン・フィールドさんと交流させていただきましたー!
続き宜しくお願い致します(´・ω・`)

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投稿 by 明日輝 Thu Jul 30, 2015 9:52 pm




           フォレストグリーン




「あなたも海賊になったの?」

この声に驚かないはずがない。フォレストは飛び上がった。

「な…んでしょうか。」

「だから、あなたも海賊になったのって聞いたの!」

その雌猫は少しいらだったようにいった。

「え、はい、なりました。」

毛の先まで凍ったようだ。フォレストの頭から不敵に笑う”海賊像”が離れない。

「うーん、調子狂う。ね、そんな固くならないで!」

「と、言われましても…」

どうやら”海賊像”は見当はずれのようだった。

「まず敬語を外してよ。別に同い年ぐらいでしょ」

「無理です…かね」

は?と不機嫌そうな顔になった雌猫は理由を促した。

「癖だからです!母親にも敬語だったんですよー」

フォレストはふにゃりと笑った。不覚にもこの子可愛い、と思ってしまう。

不器用、というのかな、その子は何か言いたそうな顔をしていた。



「ま、いいや。なんて言うの、名前。」

ケロッといった彼女は少し照れ臭そうだった。

「フォレストグリーンです!フォレスト、とおよび下さい!!」

きっといまのフォレストの顔にはぱあという効果音がついていただろう。

「あなたは?」

「コースト・ハイドランジア。コーストで」

「はい!お友達第一号ですね!」

「と、友達って…。海賊だよ?なまぬるいでしょ。」

「あ、それもそうですね!」

はあと軽くため息をついた彼女は嬉しそうだった。

気のせい…か。





ムーンドロップs、交流ありです!
コーストちゃんのキャラが迷子になってしまいました…すいません…
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投稿 by ラッキークロー Thu Jul 30, 2015 10:30 pm

アレン・クロー



 目の前に星が散っている。いきなりのクラッシュだ。

 鼻孔を突き抜けるのはかぎなれた潮の香り、肉球の下にあるのはかたい木の甲板の感触、そして聞こえてくるのはやかましい海賊たちの話声と喧騒。何一つ不思議なことはない。夢見ていた、海賊船の一ページだ。
 だが、今この状態でただ一つイレギュラーなことを上げるとしたら__

 「......おう...なあ、カモメは友だぜべイベー......」

 
 __瞳の中で火花を散らしている、このちっこい雌猫である。

 なぜだかわからないが記念すべき海賊船への一歩を踏み出したところで珍妙な掛け声とともにアレンに突っ込んできて、そのまま見事な頭突きをくらわしてきたのだ。数々の喧嘩をしてきたアレンだが、このいきなりの不意打ち攻撃にはド肝を抜かれた。かなり手ひどいダメージを負ってしまったようである。

 「こっ......この野郎......」

 めまいしながら唸ると、雌猫はぱっと跳ね上がり、アレンのもとから飛びのこうとして思い切り自分の尻尾を踏みつけ、再び転倒した。その際雌猫の後ろ足が見事にアレンの顎にハイキックを決め、再度「ふごおっ!」という悲鳴が聞こえる。

 ......いや悲鳴を上げたいのはこっちだよ!!!

 心の中で絶叫するが、もちろん雌猫のもとには届かない。アレンは顎をさすり、ぶんぶんと頭を振って意識をはっきりさせると、地面に伸びている雌猫の顔を覗き込んだ。
 つややかな金色の毛に、明るく光るエメラルドグリーンの瞳の奥に勝気そうな輝きを秘めた雌猫だ。小柄で、さっきまで話していた白猫より二回り程度大きいくらいの体躯をしている。そう言えば、もう白猫の声は頭から消えていた。

 アレンがじとっと雌猫を睨むと、雌猫はやがてそれに気づき、「やあお姉......ん?お兄さん?ん?お姉さん?」と唸り始めた。なのでアレンもにこやかに笑って返す。

 「よしチビ、今なら優しく海の底に落としてやる」
 「えっ!?そ、それは困るよ君!猫の体にはえらが付いてないんだから!」
 「ンなこた知ってるわ!!!」

 逆に猫の首根っこからパクパク動くえらが突き出ていたら怪異現象である。もう目の前にそんな生物が現れたら即刻戦闘体制をとって相手と距離を置き始めるレベルだ。

 「ああそうなの、よかった~。海の藻屑と消えてしまうところだったよ。じゃあここで自己紹介。僕はエレジー・ドラド!名もなき小市民さ!」

 「いや......お前今名前名のっただろ」

 個性的な口調と危険な行動のこの雌猫はエレジーと言うらしかった。行動とは裏腹に高貴な名前だ。

 「おね......お兄さんは名前なんて言うの?」
 「......アレン・クローだ」
 「男か!!!」
 「当たり前だああああああああ!!!」

 両前足を甲板に打ち付ける。一日で二度も性別を間違えられたのは稀である。......いや、前にもこんな経験があった気がする。姉と一緒に行った市場で女もののネックレスをおまけのピアスと合わせて進められた時はさすがに自分の人生の闇を早くも感じたが、その後豪快な魚屋のの親父におい坊主!と呼びかけられた時はとても嬉しかった。あの時海への憧れを感じ始めたのだ。

 「......で、チビ。まさかお前......この船のクルー希望者か?」
 「え?なにいっているんだおねっ......アレン!!僕の夢はあまたの海をかける海賊船の仲間入りを果たすことだぜ!!もちろん、この船の一員になるつもりだよ!!」
 
 純粋な輝くひとみで意気込んで叫ぶ。この上なく不思議だが、どうやらエレジーはディストラクション号のクルー希望者の一人らしかった。第一印象が『自分に突撃して頭突きをくらわしてきた迷子のチビ』という印象だった分、驚きも大きい。

 「__他にファイヤスターへのあいさつを済ませていない奴はいるか!?」

 ブランブルクローの声に、アレンとエレジーは顔を見あった。もちろん、二匹とも船長はおろか他のクルーへの挨拶もしていない。何だか出だしから思い切り気躓いているような気もする。

 「じゃあアレン、僕とじゃんけんをして......勝った猫が先に挨拶にいこう!!」
 「は?」
 「ほらいくよ、脚をクロスさせるのがチョキでバンバン地面をたたくのがグーで爪をむき出すのがパーね!!」

 ジャーンケーーン、と前脚をぶんぶんさせるエレジーに思わずアレンもじゃんけんの準備をする。別にじゃんけんをしたいわけでもなかったが、この猫を無視してファイヤスターのもとに言ったら後ろからかぎ爪をむき出してクロスさせた前脚でたたかれそうな気がしたのだ。命の安全を優先させたのである。

 
 「ジャーンケーン.......
            ポイ!!!」


____________________________
 ライトニングキットs、バトンタッチです!

 本当なら今回ファイヤスターと面会したかったのですが、時間が押しているので次回へと伸ばします。エレジーcの口調はこんな感じでしたでしょうか......???もし違いましたら言ってください!^^
 エレジーCとアレンの間でドタバタな毎日が遅れそうでわくわくしています(*´ω`*)皆様、よろしくお願いします!
ラッキークロー
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副長
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投稿 by リンクステイル Thu Jul 30, 2015 10:55 pm

スノウ・ブラッド



海賊になった感想を聞くと、レフティは困ったように口を開きかけた。

ただ、そのくすんだ瞳の中で不安と喜びが渦巻いているのを見ると、悪くは思ってないようだ。

スノウは思わず、レフティが羨ましくなった。

自分は物心ついたときから海賊だったから、そんな気持ちになったことがないのだ。

でも、もしかすると、このディストラクション号の乗組員になれたときのあの喜び、それこそが、今レフティの中で渦巻いているものと同じかもしれない。

しばらくして、レフティは口を開いた。

「まず、凄くうれしい。この短い人生の中で起こったどんなことよりも、嬉しいんだ。
それからこれはちょっと変だけど、もうどんな敵にも勝てる気がしてる……もちろんあの、スカージにもさ!」

話しているうちにだんだんとレフティの声は高く早くなり、目を興奮で輝かせていく。

スノウは、友人の口からでた、“スカージさえ倒せそうな気がする”という言葉に、半分驚き、半分感心していた。

小さな頃からスカージの恐ろしさを知っているスノウにとって、スカージは越えられない存在であり、倒すという考えすら思いつかなかった。

でも────。スノウは思わず口角を上げた。

でも、もしかしたら、こいつなら……こいつやこの船の仲間と一緒なら、倒せるかもしれない。

こいつとは気が合いそうだ。ふと、そんなことを思った。

今の言葉のことだけではない。こいつの中の何かと、自分の中の何かで、通じるものがあるような気がするのだ。

ふっとこちらに意識を戻すと、興奮に全身の毛を逆立てたレフティと目が合った。

スノウはニヤリと牙を見せて笑うと、「たいした奴だ」とレフティに向かって言う。

レフティは恥ずかしそうに笑った。


船の手すりに寄っ掛かり、2匹の雄猫は空を見上げていた。

空に浮かぶ雲から横へと視線を移すと、レフティの黄金色の毛並みが、太陽の光に当たって輝いていた。

改めて見ると、本当に綺麗な毛だと思う。スノウはその毛並みに思わず見惚れた。

自分とは正反対とも言える、明るく美しい色。

「じゃあスノウは俺より経験豊富ってわけだな。教わることが多そうだ」

独り言のようなレフティの声が聞こえ、スノウは慌てて身体を起こす。

「馬鹿だな全く。自分で学べ自分で」

その言葉は本心では無かったが、あながち嘘でも無かった。

教えたいのは山々だが、自分で学ぶことにも意味がある。

スノウはふらりとその場を離れた。レフティのからかうように鼻を鳴らす音が聞こえたが、気にせず歩く。

きっとその内また話すことになるだろう。スノウはそんな事を予感した。

第一、まだレフティと話したい事は沢山あるのだ。


さて、これからどうしたものかとスノウは唸った。

レフティとは別れたものの、これからすることは決まって無かったのだ。

ふと辺りを見回してみると、炎の色の毛をした猫が船の入り口に立っていた。

そちらへ行ってみようとスノウは足を踏み出したが、その場で踏み止まった。

金色の毛並みの小さな雌猫が、足を滑らせたのかその猫に突っ込んでいったのだ。

スノウはふっと顔を逸らし、後ろで聞こえる悲鳴を聞き流して歩き出した。

悲惨な結果を目にするだろうと思ったのだ。あの猫たちとは、落ち着いたら知り合えばいい。

「さてと……」

スノウは呟いた。これから、何をしようか。


……………………
ティアーさん>確かに、スノウとレフティ君は気が合いそうですねw
これからも是非是非絡んで下さいw←

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投稿 by ヒーステイル Fri Jul 31, 2015 2:49 pm

なんだろう・・・とても出遅れた巻がwww


【ハウル・R・D】


 これ船?ってくらいに貫禄のあるデストラクション号を前に、ハウルはギラギラと目を輝かせていた。

 夜明けとも、朝焼けともとれる不思議な色合いの毛皮に、丸い琥珀の瞳。その容姿はどことなくミステリアスで、森を駆けまわる野生な雰囲気だ。

 しかし、ハウルは”知的”なんて言葉はお世辞にも似合わない質だった。

 すっげー、海賊かっけえな!そんな考えだけで、この船に乗ると決めたのだ。

 「なあ、おい、乗ったらどーすればいいの?」

 近くにいた雄猫を捕まえ、子供のような人懐っこい笑みを浮かべてきいた。彼はいきなりのことにタジタジになりつつ、「船長に挨拶しに行くんだ」と教えてくれた。

 「そっか、ありがと!」ハウルは礼を言うと、近くの部屋に突っ込んだ。ここが船長室なんて確信はないけど。

 殆ど滑るようにして「失礼します!」と入ってきた若猫を前に、ショウガ色の猫がびっくりして固まっていた。

 「や、やあ・・・海賊君」彼はちょっと笑って挨拶をした。「面白い登場の仕方だね。名前は?」

 「俺はハウル・ラスター・ドーン!」ハウルは輝かんばかりの笑顔で答えた。「この船、すっげえかっこいいっすね!」

 ふふ、とショウガ色の猫は微笑する。「そうだろう?俺はファイヤスター。この船のキャプテンだ」

 やっぱりここは船長室だったんだ!ハウルは誇らしげに目を見開いた。俺最強!

 「ここは戦闘もするってきいた・・・ました。俺、絶対役に立って見せます!」ハウルは意気揚々と宣言すると、大声で挨拶をしてその場から立ち去った。

 嵐のような若猫に、船長は苦笑すると、瞳をきらんと輝かせた。


 ハウルが部屋から飛び出すと、海風がふわりと頬をくすぐった。本当に海賊船にのってるんだ!たちまちのうちに実感が胸を熱くする。

 「よう、俺はハウル」ハウルはさっそく近くにいた猫に話しかけた。「お前は?」

 彼は美しい毛並みの猫だった。「ああ?・・・スノウ・ブラッド」

 やや凄んだ声。しかし馬鹿なハウルは、仲間相手に恐れることはなかった。「そっか、よろしくな!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
交流よろしくお願いします!
全然流れがつかめてないんで、上手く波に放り込んでくれるとありがたいですw
間違ってたらお好きな様に変更してください!

 
 
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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Fri Jul 31, 2015 8:51 pm

アーケイン・フィールド


 「ちょっと見張り台にお邪魔してもいいかい?」

 声をかけてきたのは光を浴びて黄金色に輝く雄猫だった。灰色にも緑色にも見えるくすんだ瞳がまぶしさに細められている。
 
 「そんなこと聞くやつはいないよ」

 アーケインは許可の意味をこめてそう答えた。

 今見張り台にいるのはアーケインだけ。もう一匹二匹増えたところでたいしたことない。
 それにしてもわざわざこちらに許可を求めてくるなんて律儀だ。見張り台はあんまり広くないからありがたいけれど。

 駆けてきた雄猫は急いで見張り台まで上り始めた。
 身のこなしは軽々としていて見てて不安は無い。……だけど少し急ぎすぎではないだろうか?

 「そんなに慌てなくても見張り台は逃げないぜ」

 「早く高いところから海を見てみたくてさ」

 アーケインは苦笑して上ってきた雄猫のために場所を空けた。


 「……雌猫!?」

 上がってきた雄猫の第一声はそれだった。クールな無表情、とみえて目は驚きで丸くなっている。

 「こんな口調だけどれっきとした雌さ」

 「いや……雄猫にしてはちょっと声が高いなとは思ったけど……」

 まぶしくて見えなかった、と雄猫はもごもごといった。

 「でも、雌猫が海に出るのは危険じゃないかい?」

 「雄猫でも危ないときは危ないし、関係ないさ。それより見張り台からの眺めだろ?」

 アーケインは尻尾で右を指した。尻尾の先を追って海に目を向けた雄猫が息を呑んで手すりぎりぎりまで身を乗り出した。
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「自己紹介がまだだったね。俺はレフティ・スィーフ・J。君は?」

 「アーケイン・フィールド。みんなにはアーケインって呼ばれているけど長かったらアークでもいい。よろしく」

 落ち着いたのかこちらに向き直った雄猫が自己紹介をしたのでアーケインも同じように返す。

 「君のことはなんて呼べばいい?」


____________________________

ティアーミストs交流ありがとうございます!レフティ君のキャラが違ったら教えてください。
良ければ続きお願いします!

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