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紅き龍に導かれ 【短編】・・・完結

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投稿 by フェグワンヴィレッジ Sun Oct 04, 2015 3:11 pm

龍の決闘

「ん・・・」

「あぁぁぁ!!!起きたぁぁぁ!!!」

セシリアが飛びついてきた。

「よかったぁ!!本当によかった!!」

騒ぎを聞きつけて集まる猫たち。

「ごめんね。心配かけて。」

「まだ寝とけ。熱が上がっても困るから。」

「パスカル、看病ありがとう。」

「あぁ・・・ってお前記憶・・・!」

パスカルが気づいた。

「戻ったの!!?」

「みたいね。」

「よかったよぉ・・・。」

セシリアは泣きじゃくってる。

「泣きすぎ・・・。」

「だってぇ、すっごい心配したんだよ?」

「知ってるよ。ノエルが教えてくれたから。」

ノエル。

いいえ、赤龍が教えてくれた。

私の居場所はここなんだって。

紅き龍は私をここへ導いた。

龍は今も生きている。

やがて私も龍になるときが来る。

白龍に・・・。

そうなれば赤龍とともに再び生きることができる。

その時を長く待っていよう。

「目が覚めたようだな。」

「リーダー。」

パーシヴァルが現れた。

「突然なんだがお前にノエルの跡を継いでほしい。」

それは副リーダーになれということだった。

「それが一番よ!」

セシリアも納得しているし誰もが認めてくれるだろう。

だが忘れてはいけない。

「私のせいでノエルは死んだんですよ?それなのに・・・私が・・・私なんかがなってもいいとは思えません。」

まだ癒えていない傷もある。

それは変えられない事実だ。

自分のせいでノエルは死んだ。

ノエルが許してもシェレット自身は赦すことはできない。

「だが、ノエルは自分の意思でお前を守った。酷い言い方をするがお前のことなんて見捨ててもよかった状況でだ。」

確かに利に適っている。

「ノエルは自分で死を選んだ。お前に責任は請じない。」

パスカルも言っている。

「本当に私が?」

「お前だからいいんだ。」

なってもいいの?

ねぇノエル。

私は強いのかな?

強くないのなら私はなってはいけないと思うの。


俺に聞くな。


「え・・・」


だが、俺から見る限りお前は強いんじゃないか?


「ノエル・・・。」

そっかノエルは見守ってくれてるんだ。

だったら・・・

「分かりました。副リーダーになります!」

水の月は炎の花の跡を継いだ
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投稿 by フェグワンヴィレッジ Sun Oct 04, 2015 3:13 pm

赤龍は黒流と睨み合っている。

やがて始まる。

戦いが・・・
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投稿 by フェグワンヴィレッジ Sun Oct 04, 2015 3:32 pm

この世には必ず4匹の龍が存在しなくてはいけない。

日照りの多い土地には青龍が雨を降らせ

洪水など水害の多い土地には赤龍が火を与え

長い時間日の沈まない土地には黒龍が影を与え

闇に支配された土地には白龍が光を与え


どの龍も欠けてはいけない。

だが現在青龍は死に、赤龍も死す寸前だ。

黒龍は赤龍の背に鉤爪を立てた。

闇の筋で強化された鉤爪で・・・

赤龍も炎で強化された尾を使い攻撃する。

鉤爪と尾を使う戦い方はかつで微風が教えたものだった。

微風は知っていたのだ。

ノエルとシェレットが龍であることを。

赤龍はそのまま投げ飛ばされた。








ドッシーン!!!


衝撃がキャンプへ響く。

「何!!?」

シェレットが心配そうに訴える。

すると1匹の隊員が

「大変です!!!龍が・・・赤い龍と黒い龍が争っています!!」

「え・・・。」

ノエルだ。

ノエルが戦っている。

そういえばノエル言っていたっけ。

黒龍に狙われていると・・・

助けなきゃ!!

私は白龍よ!!

「ちょっとどこ行くの!?」

「みんなに言って!キャンプから出るなって!!」

シェレットは音のするほうへ向かう。

そしてそこには・・・

血だらけになり鱗も所々剥がれ、右翼を咥えられている赤龍の姿があった。

黒龍は赤龍の翼を引きちぎろうとしている。

「やめて・・・」

傷つけないで。

「やめて!!赤龍を傷つけないで!!」

2匹の龍は同時にシェレットのほうを向いた。

赤龍は大きく目を見開いた。

黒龍は赤龍を投げ飛ばした。

すると黒龍は姿を変えていく。

猫の姿に・・・

「フフフッ。やっと現れてくれたね白龍ちゃん。」

漆黒の龍の猫の姿だった・・・
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投稿 by フェグワンヴィレッジ Sun Oct 04, 2015 3:46 pm

「君は見ていなよ。赤龍が死ぬとこをさ!」

「嫌よ。赤龍は殺させない!」

「あんたもあいつと同じ。青龍も死ぬときに言ってたよ。あいつらは殺させないってね。」

青龍・・・。

「微風のこと!!?」

「微風?あぁそんな名前だったよ。」

やっぱり!

この猫は微風を殺した犯人だ!!

「フフッ、とにかく見ていなよ。」

「待って!黒龍!!やめなさい!!」

「サフィ。」

え・・・。

「青龍が名乗っていた前の名前。私が使ってるんだー。」

「んな!!」

「いいじゃん。どうせもう死んだんだからさ!」

サフィが黒龍へと再び姿を変えた。

「やめて!!お願いだからもうこんなことはしないでよぉ!!!」

黒龍は聞く耳を持たずぐったりとしている赤龍に攻撃をし始めた。

赤龍は鉤爪が一本折れ角も曲がっている。

黒龍がまた右翼を引っ張ってきた。

痛みでどうにかなりそうだった。

「やめてェェェェェェ!!」

シェレットは叫ぶ。

ビリリリリ・・・ブチッ・ ・ ・

赤龍は右翼を失った
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投稿 by フェグワンヴィレッジ Sun Oct 04, 2015 4:03 pm

赦せない。


赤龍はその場にバタンと倒れた。

怒りでワナワナと震えるシェレット。

黒龍は再び猫に戻った。

「あれ?助けなくていいの?白龍ちゃん!」

「・・・い・・・。」

「何?」

「赦せない!!うあぁぁぁぁぁぁ!!!」

シェレットの体に異変が起きた。

白い毛は鱗になり体も大きく鉤爪は太く鋭いものが4本、角までもが生えてきた。

シェレットは龍と化した。

「へぇ。もう遅いのにね。」

サフィも再び龍になる。

白龍vs黒龍

勝者は一体どちらになるのか・・・。

黒龍が殺意むき出しで飛び上がり白龍目がけて鉤爪を突き出した。

白龍それをサッとかわし尾で黒龍を地面に叩き付けた。

しなやかな身のこなしに黒龍は手も足もでない。

これが白龍の力。

全ての龍においてトップに立つものの力。

黒龍は赤龍の翼を投げつけてきた。

少しでも動揺するものと思って。

だが白龍はそれが顔に当たって血がついても黒龍から目を離さなかった。

黒龍は慌てた。

過信していた。

勝てるものと思い込んでいた。


_赦さない_


白龍は黒龍の首に鋭い鉤爪を振りかざした。

黒龍は悲鳴を上げ血を吐いた。

黒龍よ。

死を持って青龍・赤龍の死を償え。

改心するまでお前は不要だ。

白龍は鉤爪で黒龍の鱗を貫き皮膚まで達した所を力任せに引き裂いた。

黒龍は倒れた。

ドクドクと赤黒い血が溢れ出る。

黒龍は死んだ・・・
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投稿 by フェグワンヴィレッジ Sun Oct 04, 2015 4:10 pm

白龍は赤龍に近寄った。

赤龍の目は優しく白龍を見つめた。

そしてあるものを取り出した。

青い鱗・・・青龍のものだった。

白龍受け取ると赤龍は静かに笑って目の光を失った。

白龍は泣かなかった。

なぜなら・・・

知っていたから。

蘇らせる方法を

白龍は赤龍と黒龍の鱗を一枚ずつ拾った。

そして自らの鱗を剥がし4枚をそっと地面に置いた。

白龍はそれに顔を近づけそっと触れた。

すると・・・

鱗が光りだしたのだ。

白い鱗は自分の元へと戻り青い鱗はだんだんと龍の姿を取り戻していった。

赤い鱗と黒い鱗はそれぞれの体へ戻り命を吹き込んだ。

4匹は必ず存在しなくてはいけない

龍は蘇った。
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投稿 by フェグワンヴィレッジ Sun Oct 04, 2015 4:23 pm

全てが元に戻った。

4匹は存在し

世界は再び平和を取り戻した。



白龍はもとに戻った。

シェレットに。

ほかの龍も次々と猫に姿を変えていった。

そして黒龍の悪事を知っているのは白龍であるシェレットだけとなり、黒龍本人のサフィでさえ忘れていた。

「ノエル!!」

「シェレット!!」

2匹は再会を果たした。

涙が次から次へと流れ出る。

それだけじゃない。

微風が生き返った。

それも喜ばしいことだった。

「ありがとう。俺はもうお前のこと残して死んだりしねぇ!!」

「うん、うん!」

また会えた!

今度はちゃんと現実で!





サフィを加え微風とノエルの復活に誰もが驚いた。

だが微風は元の地位には戻らないと言い、ノエルがそのまま副リーダーとなった。

やがて時は過ぎ軍の勢力が増していき、第一部隊から第三部隊までできた。

パーシヴァルが引退するとノエルが軍のリーダーとなりシェレットは副リーダーになった。

第二部隊は微風が率いて第三部隊はなんとサフィがなったのだ。





名前のなかった軍に新たな名前がつけられた。

四龍軍と・・・
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投稿 by フェグワンヴィレッジ Sun Oct 04, 2015 4:33 pm

エピローグ

「母ちゃん!!見ててよ俺こんなに強くなったんだぞ!!」

「本当ねシリル。母さんは鼻が高いわ!」

シェレットは今子育てに奮闘中。

「お母さん私も!!」

「はいはい、分かってるって!母さんと父さんの子だもの。」

シェレットはあやしつけるように言う。

「おいでお話してあげる。」

「ほんと!」

「お前は子供だなアン。」

「お兄ちゃんだって聞いてるくせに!!」

「喧嘩しないの。」

シェレットはシリルとアンをなだめた。

「今から話すのは龍のお話よ・・・」




















紅きに導かれ・・・





                                          
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紅き龍に導かれ 【短編】・・・完結 - Page 2 Empty Re: 紅き龍に導かれ 【短編】・・・完結

投稿 by フェグワンヴィレッジ Sun Oct 04, 2015 4:41 pm

短編と言ったのに長かったーw

はい。

一日でものすごい書き進めた理由ですね・・・w

新しい小説書きたかったので一気に更新しましたw

また読んでくださるだけでも結構ですのでよろしくお願いします!!

僕も掛け持ち3つはキツイので・・・w

少し寂しい気もしますが「紅き龍に導かれ」はこれで完結とさせて頂きますw
もしかしたら連載出すかもしれないです・・・w

応援してくださった方々!

ありがとうございました!!
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紅き龍に導かれ 【短編】・・・完結 - Page 2 Empty Re: 紅き龍に導かれ 【短編】・・・完結

投稿 by エーテルレイン@停止中 Wed Oct 07, 2015 3:20 am

完結おめでとうございます!!

プロローグがまた素敵で「忘れてもいい・・・」というノエルの言葉が切なく感じ、記憶を失い赤龍を見て思い出すシ-ンもすばらしかったです。
リズム感?と言うのでしょうか・・・とても読みやすくどんどん話に引き込まれていくようでした。
最後はノエルや微風が復活してあっと驚くようなハッピーエンドでした。
あと、シェレットを示す水の月と、ノエルを示す炎の花というのがまたかっこいいですね。
過去編では荒れていたノエルですが大人になるに連れてシェレットに献身的な愛を注いでいるところが最高でした。
龍の戦闘シーンもまた迫力がありおもしろかったです。



エピローグでシェレットとノエルの子供たちが出てきたことに続編を期待してもいいのかな?と思いました。

続編が出るのであれば応援したいと思います。
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紅き龍に導かれ 【短編】・・・完結 - Page 2 Empty Re: 紅き龍に導かれ 【短編】・・・完結

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