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ウェイヴ族キャンプ(オリジナルなりきり)

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投稿 by サンウィング Sun Mar 08, 2020 9:15 pm

ウェイヴ族のなりきり投稿場所です。


最終編集者 サンウィング [ Fri May 27, 2022 9:35 am ], 編集回数 2 回
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投稿 by ペタルドロップ Tue Mar 10, 2020 8:40 pm

~メテオウィスカー~

今日もそっとキャンプを抜け出す。キャンプの周りを囲む茂みを抜けた途端、海とは逆の方角から来た風がメテオウィスカーのひげを優しくなでた。

俺がキャンプを抜け出す理由? 簡単だ。ましてや狩りをして一族のみんなに隠れてこそこそ獲物を食べるのでもなく、他の部族の猫に会いに行くのでもない。

長い年月踏み固められた道を逸れ、すらりとした長い足は川の方角へと向けられる。この時間帯、外を出歩くものは誰もいない。

川沿いを歩いていくと、表面のつるっとした大きな石が見える。その丸石は川の真ん中から顔を出し、いつものようにメテオウィスカーを待っていた。

メテオウィスカーはひらりとそのちょうど猫の大きさくらいの石の上に飛び乗ると、ゆっくり腰を下ろす。水は石の周りを悠々と流れ、海への道を辿る。いつも思うけど、ここで足滑らしたら終わりだな。メテオウィスカーは軽く苦笑し、空を見上げる。

空には無数の星が散らばり、暗い世界を照らしている────メテオウィスカーは素直にそれを綺麗だと思った。


まもなく白い点がひとつ、また一つと光を失っていった。そして空が白みはじめ、周りの景色が露わになってきた。地平線はこぼれたミルクのような白い光で縁取られ、それは新たな一日が始まったことを告げていた。

メテオウィスカーは息を呑んで地平線を見たままじっと待つ。すると風が止まり、真っ赤に燃える太陽が顔を出した。

この瞬間にメテオウィスカーはいつも感動させられていた。思わず目を潤ませ、オレンジ色と水色の狭間に浮かぶ眩しい太陽を見つめる。


眩しい! メテオウィスカーは光から目を逸らし、帰路に就くことにした。
今日は獲物でも捕まえて帰るかな。
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投稿 by うぉりあナリ Tue Mar 10, 2020 9:38 pm

これ削除で!


最終編集者 うぉりあナリ [ Wed Mar 11, 2020 10:16 am ], 編集回数 1 回
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投稿 by レングティームーン Tue Mar 10, 2020 10:02 pm

〜ヘザーハート〜
まばゆい朝日が寝床に差し込んだ瞬間にヘザーハートは目を開けた。瞳孔をぱっちりとあけ口をあけ匂いを嗅ぐ。異常はないみたい。
うーーんと伸びをして体を目覚めさせる。さぁ!今日も1日頑張らなくては!
あたりを見渡すとトーティシーが部屋から出てきていた。さっきレッドクローがうろついていたので何かあったのかしら?と首を傾げる。
まぁいっか!今日は狩りをしに行こう。ヘザーハートは見張りの猫に声をかけて縄張りへさっそうとかけていった。

水のみずみずしい匂い。ときおり聞こえる鳥の声。緑に肥えた木をヘザーハートは五感の全てで楽しんだ。


しばらく歩き、狩りをここら辺でしようと決めた時、とある匂いを嗅ぎ取った。
メテオウィスカーが狩りをしていた。
「おはよう。メテオウィスカー。あなたも狩りをしているなんて奇遇ね」
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投稿 by レインステップ Wed Mar 11, 2020 12:05 am

~ブライトハート~

「おい、寝坊助!新米は寝坊したら駄目なんだよ!」

「何だよ、朝っぱらから…、あっちへ行っててくれよ。」

けたたましい怒鳴り声に思わず眠りから覚める。ブロークンストライプの声だ。
嫌だと押してくる鼻面を押し退ける。それでも自分の背中を大きな前足でつつかれ、渋々目を開くと目の前には切れ長の青みがかった銀色の目が自分を見つめていた。

「頼むよ、放っておいてくれ。」

まだ朝日すら差していないじゃないか!怒って顔を背けると、ぐっすり寝込んでいるシャギーテイルの姿が見えた。この汚ならしい絡まった毛並みの猫が自分の母親だ。気難しい神経質な猫だが、大切な親だ。…父親、マッドクラウドはどこだろう?

「そんなわけにはいかないだろ、マッドクラウドが俺たちをパトロールに入れるって言うんだから!」

「…父さんが?どこを?」

年長の戦士で、その上父親の命令なら起きないわけにはいかない。のっそりと体を起こせば、大きく口を開けてあくび。

「もちろん、境界線さ!さ、起きた起きた!」

「わかったよ…」

ハッとする程鮮やかな緑の瞳を自分の母親へと投げたブライトリーフは、パトロールに参加する気満々のブロークンストライプについて部屋を出た。

「おはよう。ブロークンストライプ、起こしてきてくれたのだな。」

潰れていない方の濁った目を若い戦士二匹に向けた傷だらけの猫が振り向く。
言う通りに息子を連れてきたブロークンストライプにお礼を言うとパトロールの準備を終え、二匹の他、数匹を引き連れてキャンプを出た。


「お前の親父さん、パトロールを率いるなんてまだまだ現役だな。」

「聞こえているぞ!しっかりマーキングするんだ、ブロークンストライプ。」

パトロール中、こそっとブライトリーフに耳打ちしたブロークンストライプはマッドクラウドに叱られて体を縮こまらせる。

「頼むよ、放っておいてくれ。」

ブライトリーフはくすりと笑えば、寝起きと同じ言葉をブロークンストライプにかける。

「…あれ?もう狩りをしてるのか。」

嗅ぎとった仲間の臭いに鼻をひくつかせ、頭を上げると数匹の猫が狩りをしているのが見えた。こんな朝早くから、熱心なやつらだな。

「ほらな?お前だけだって、長老入り間近の母親と同じだけ寝ようとしてるやつはぁ。」

ブロークンストライプに笑い返される。ムッとして口を引き締めたのに、獲物の臭いも口に入ってきた。起こされてすぐパトロールへと駆り出されたので何も口にしていないのだ。

「はん、僕は帰ったらすぐ朝食にするよ。」

腹の音が鳴らないことを祈って、ブライトリーフは黄金の毛皮を震わせて自身を奮い立たせた。

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投稿 by へあている Wed Mar 11, 2020 7:22 am

ハニークラウド

部屋の壁の隙間から明るい朝日が差し込んでくる。ぽかぽかと気持ち良くて思わずあくびが出る。すぐそばで寝ていたヘザーハートが体を伸ばして部屋を出て行くのがわかった。
まだ若いというのに身内を失ってしまったヘザーハートは、兄弟のつもりだったのだろうか、ハニークラウドにくっついて寝るのがクセになっていた。
続くように二匹の騒がしい雄猫が部屋を出ていく。そのうち片方の猫がブライトリーフだと分かった瞬間、ハニークラウドは顔を背けた。
あの猫はどうも苦手なタイプだ。他の雌猫はブライトリーフを見てなにかと騒いでいるが、ハニークラウドには理解できなかった。

もう一度寝ようと目を閉じたが、眠れなかった。色々と考えすぎてしまったみたいだ。仕方なく部屋を出ると、ちょうど副長と鉢合わせした。

「あ、ハニークラウド。良いタイミングに来た」

何か仕事を与えられるのだと分かり、不機嫌な声になる。

「なんでしょう?」

「今さっき、マッドクラウドの率いるパトロール隊が出発したんだ。走って行けば追いつくと思う。合流して、帰りに狩りもしてきてくれと伝えてくれ」

パトロールと狩りの両方やらなくちゃいけないなんて!最悪な1日になりそう!


最終編集者 へあている [ Wed Mar 11, 2020 11:44 pm ], 編集回数 1 回
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投稿 by サンウィング Wed Mar 11, 2020 8:50 am

~トーティシー〜
眠れない。最近、よくこういうことがある。理由は──シー族のお告げ。

「ウェイヴ族に試練がある。だが、おまえなら切り抜けられるはずだ。<二本足>に気をつけろ」前族長、ダークシーにいわれた。
トーティシーはそのときのことを思いだしながら、ようやく深い眠りについた─。

「トーティシー、失礼します」レッドクローが部屋に入ってきた。「池のほうに<二本足>のにおいが」えっ!?ダークシーのいってことがもう現実になるのかしら?
「新しめのにおいでしたが、近くには姿はありませんでした。一族のみんなに伝えたほうがいいかと。それでは」レッドクローが頭を下げて出て行った。
トーティシーは部屋を出て看護部屋に向かった。看護猫に助言してもらおう。「クラウドリーフ?」
「あら、トーティシー。クラウドリーフは留守よ」看護部屋にはスノウレッグがいた。
「そう。シー族さまからお告げがあってね、看護猫に助言してもらおうと思っとなだけど。仕方ないわ」トーティシーは仕方なく部屋を出た。しょうがない。狩りにでも行こうかな。うん、それがいいわ!
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投稿 by ペタルドロップ Wed Mar 11, 2020 9:36 am

~メテオウィスカー~

「おはよう、メテオウィスカー。あなたも狩りをしているなんて奇遇ね」

ネズミが来るのを待っていると、誰かにいきなり声をかけられメテオウィスカーはびっくりした。もうそんな時間か。
この雌猫は…声と匂いからしてヘザーハートか。メテオウィスカーは光を直視していたため、今も太陽の残像が視界に浮かび目の前の猫を隠してしまっている。

「そうだな」
挨拶もせずぶっきらぼうにそれだけ返すと、メテオウィスカーは中断させられた狩りを続けることにした。

ヘザーハートはメテオウィスカーの冷たい対応にびっくりしたようだ。彼女の傷付いているような表情が目の端に映り、メテオウィスカーの心は罪悪感で締め付けられた。もっといい返し方があったはずだが、もう遅かった。

いつもそうだ。傷付けないように、傷付けないように。そればかり考えすぎていて逆に傷付けてしまっている。でも、他の猫と深く関係を持つことによってお互いが傷付くよりかはましだ。

そんなメテオウィスカーの前にいきなりハタネズミが飛び出してきた。しかし獲物は、慌てて振り下ろされてきた鉤爪の間をすばやく掻い潜り茂みの中に消えてしまった。

やっちまった。あまりの恥ずかしさにメテオウィスカーは自分の体温が急激に上昇した気がした。こんな受け答えしておいて狩り失敗だなんて。
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投稿 by レインステップ Wed Mar 11, 2020 12:12 pm

~ブライトリーフ~

「ほら、気を引き締めろ!もう目も覚めたろう。」

日が出て暖かくなってきた何もない平和なパトロールに、パトロール隊の猫達は皆ただ歩くだけになっていた。身体中ずたずたの年老いた雄猫だけがやけに張り切り、若い戦士達を鼓舞しようとしている。

「お前の親父、随分張り切ってるんだな。」

「ああ、久しぶりにパトロールを率いるから興奮してるんだろう。」

あっちこっちに駆け回って臭い付けをする親友の父親の姿をおかしく思ったブロークンストライプがブライトリーフに話しかける。
今度はマッドクラウドも聞こえていなかったようなので、仕方なく受け答えに応じたブライトリーフもその戦士の言葉に頷く。
何だってこんな朝っぱらからはしゃげるんだ?年寄りになると体が痛むんじゃなかったのか?
いつもシャギーテイルが寝床で文句を垂れているのを聞いているのだ。年を取ると関節や腰が痛むし、肉球だってかっちかちになって歩くのさえ痛い。目が霞み、耳も遠くなり、食欲も無くなる。ついには毛皮でさえ艶を失って禿げていくそうだ。
だがそんなことはブライトリーフには信じられなかった。
だって彼の関節や腰は、走ればしなやかに中で筋肉が動くし、肉球は世界で一番ふっくらしている!瞳だって狐の穴の奥まで見渡せそうな程だし、ふさふさとした毛皮は黄金の輝きを放っている。両親でさえ、息子に見惚れる程なのだから。しかも、こんな音を立てるほどお腹も空く!

「うわっ。何だ、死にかけてるネズミ10匹がいっぺんに叫んでるみたいな音だ!」

ブロークンストライプがブライトリーフの腹の音に驚いて大袈裟に飛び上がってみせる。恥ずかしくなったブライトリーフは前足で自分をからかうその雄猫の肩を小突いた。

「言ったろ、食べてないんだ。」

マッドクラウドはまだあちこちを走り回っている。随分機嫌の良い日らしい。
自分のことを若い戦士だと思っているんだろうか。後で体が痛むとシャギーテイルと嘆き合う姿が簡単に想像できそうだ。

「ねえ、あなた達も朝を抜いてきたの?」

後ろからついてきていたスターリースカイが声をかけてくる。どうやら後ろまで聞こえていたらしい。彼女の後ろからデッドスカイまで顔を出しているのが見えた。

「俺は食った。寝坊して食べ損ねたのはこいつだけ。」

ブロークンストライプがお返しとばかりにブライトリーフの肩を小突き返した。不意をつかれて思わずよろめきかけたブライトリーフは慌てて体勢を立て直す。

「今の腹の音聞いただろ、パトロールだけだから運が良かったけど。」

「それにしてもマッドクラウドはいつもより飛び跳ねてるように見えるけど。」

デッドスカイが顎でまだ騒いでいるマッドクラウドを指す。

「はは、どうせ後からどこが痛むのかを詳しくクラウドリーフに話すんだろうさ。」

「ふん、看護猫相手に話すだけましだよ。父さんの嘆きを一日中聞くよりさ。」

しまった。ナイトストームを連想させちまった!デッドスカイは良いやつだが、ウェイヴ族一面倒な父親を抱えている。 デッドスカイもナイトストームのことになると嫌味っぽくなる。

「彼だって心の傷が癒えれば落ち着くはずよ。」

スターリースカイが宥めるように尻尾の先でデッドスカイを撫でる。母親のいないデッドスカイは、スターリースカイの母親の乳を分けあった兄弟のようなものだ。

「まあ、年寄りマッドクラウドがはしゃいでるんだし。」

「こら!」

ブロークンストライプのその言葉を運悪く聞いていたマッドクラウドが後ろに立っていた。更にずっと後ろからハニークラウドが駆けてくるのが見えた。
朝から騒がしいパトロールになりそうだ。

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投稿 by へあている Thu Mar 12, 2020 9:18 am

ハニークラウド

キャンプを出てしばらく野原を走っていると、前方から騒がしい声が聞こえてきた。

「マッドクラウド〜!」

背中を向けていたマッドクラウドが驚いて振り返り、その後ろから4匹の猫が顔を出す。ブライトリーフの姿を見つけた途端、ハニークラウドは顔をしかめた。

「ハニークラウド?どうしたんだい?」

ハニークラウドは砂ぼこりを立てて急停止し、深呼吸して息を整えた。そして、雄猫の緑色の目を睨みながら説明する。

「副長に合流しろと言われて」

マッドクラウドが納得したように頷いた。

「それと、帰りに狩りもしてきてくれって言ってました」

ブライトリーフが悲鳴のような声を上げ、他のみんながクスクス笑いだした。ハニークラウドは首を傾げた。あの猫、狩り苦手だったっけ?

「あいつ、朝飯食ってないんだよ」

ブロークンストライプがブライトリーフの肩をつつきながら説明してくれた。あーそゆことね。

「おい、もう無駄話はいいだろう?」

いつの間にか一団から少し離れてマーキングをしていたマッドクラウドが少し怒ったように言った。

「お前たちが話してる間にパトロールは終わっちまったよ」


ハニークラウドは素早く木に登り、対岸の枝にジャンプした。後ろからブライトリーフがついてくる。なぜだか狩りは2匹ペアで行うことになったのだ。もちろん、デッドスカイはスターリースカイと一緒じゃないと行かないと言い、マッドクラウドは引きずるようにブロークンストライプを連れていった。

「どうする?魚を捕る?それともネズミを狙う?」

ハニークラウドはそっけない口調で言った。ブライトリーフは即答だった。

「ネズミにしよう。今日は走りたい気分なんだ」

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投稿 by レインステップ Thu Mar 12, 2020 11:51 am

~ブライトリーフ~

「ハニークラウドだ、何か伝言でもあんのか?」

立ち止まったパトロール隊に早くもイライラし出したブロークンストライプがブライトリーフに顔を押し付ける。ブロークンストライプの方を向いて肩を竦めながらただ、「さぁ」と答える。何の用だろうか。
しばらくして強烈な視線を感じ、何事かと首を巡らせれば今合流したばかりの若い戦士からの視線だとわかった。
まずい、ブロークンストライプと無駄話してるのが気に食わなかったのか?真面目な猫なんだな…。
マッドクラウドと話してるのに自分を睨み付けるハニークラウドに居心地が悪くなって、永遠に話しかけてくるブロークンストライプを無視しようと努めた。

話がまとまり、狩りをさせられるというところまでわかった。だけど何でブロークンストライプとじゃなく、ハニークラウドとなんだ?

「お前らは一緒にしておくと遊んでネズミ一匹捕まえられないからだ。」

ブライトリーフの不満顔に察しがついたマッドクラウドは可笑しそうに説明した。
でも、よりによってあんなに自分を睨んできた猫と一緒だなんて!
まだ永遠にナイトストームの愚痴を聞かされたって良いからデッドスカイと組む方がましだ。

ハニークラウドに話しかけられた時にはなにも考えず食べたいものを言った。だって魚臭くなりたくない。

「おい、獲物を追いかけて他の縄張りに入り込まないよう気を付けろよ。」

ブロークンストライプが境界線を越えて特大のウサギを捕まえた時を思い出した。他の部族のパトロール隊が近くを通りかかった時には胆を冷やしたものだ。

「そんなヘマするのはブロークンストライプくらいでしょ。」

「…はっ、それもそうだね。」

すばりと自分の思っていた雄猫の名前を言い当てられて思わず尻尾が膨らみ、つい笑い出してしまった。

「じゃ僕は地面を探すから君は…、木の上で何か…鳥でも捕まえる気なの?」

小川の反対側までついた後も、木を降りないハニークラウドを見上げながら首をかしげる。何だか自分よりも、彼女の方が僕に居心地の悪さを感じているらしい。


最終編集者 レインステップ [ Sat Mar 14, 2020 3:03 pm ], 編集回数 1 回

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投稿 by サンウィング Fri Mar 13, 2020 9:17 pm

トーティシー

うーん・・・・・?あの<二本足>のこと、一族のみんなに言うべきなのか言わないべきなのか、わからない!クラウドリーフはすごく忙しそうだしね・・・・。
「トーティシー!スノウレッグから聞いたわ。シー族のお告げですって?」クラウドリーフが部屋をのぞいた。
「クラウドリーフ!びっくりするじゃない!」トーティシーは驚いて目を見開いた。
「それで?お告げの内容は?」

「試練。同時に<二本足>の登場。深刻のことじゃない。言うべきよ。気をつけるように言ったほうがいい」トーティシーがお告げの内容を言うとクラウドリーフは言うべきだといった。たしかにね。
「わかった。言うわ。みんながパトロールや狩りから帰って来たら」
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投稿 by レングティームーン Mon Mar 16, 2020 10:00 am

ヘザーハート
メテオウィスカーがハタネズミをとりのがした。その上ぶっきらぼうな言い方!モヤモヤしつつも深呼吸した。

「惜しかったわね。じゃあ私はあっち側を狩りするから…。スター族のご加護がありますように。」
するとメテオウィスカーはさっきとは違う感じで
「そっちにもな!」
と返してくれた。

しばらく行くと良い感じの小川に出た。魚でもとったら午後のパトロールにでも行かせてもらえないかしら?
キラキラ光る水面を見る。張り詰めた水の中に…魚を探す。
影を映さない…。サッとすくう…。コツを思い出しながら探す。

あっいた!特にこれというほど大きくもないが普通に美味しそうだ。



しばらくしてヘザーハートは約3匹の魚を狩った。
ゴロゴロと喉を鳴らして魚をくわえる。ちょっと多いがキャンプまで持てそうだ。
さて キャンプに帰るか
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投稿 by へあている Wed Mar 18, 2020 1:12 pm

ハニークラウド

「じゃ僕は地面でネズミでも探すから君は…、木の上で何か…鳥でも捕まえる気なの?」

雄猫の言葉にハニークラウドはいらっとして、怒鳴り返した。

「あんたがそこにいると下りられないのよ、ばか!」

ブライトリーフは思いがけない返答に驚いたのか、慌てた様子で茂みの方に避けた。

「ご、ごめん」

きまり悪そうに黄金色の毛を逆立て、緑色の目を地面に伏せる。ハニークラウドの心に罪悪感がうかんだ。この猫のことは苦手だが、嫌な態度をとってはいけない。ハニークラウドは雄猫の肩に尻尾をのせて、怒っていないことを示した。目に安堵の色が映る。

「さ、早く行こ」

とはいえ、温かく接するつもりもなかった。

「獲物を持って帰らないと、マッドクラウドに怒られちゃうわ」


2匹はサーフ族との境界線の川沿いを歩いていた。対岸には沼地が広がっており、数匹の猫が泥浴びをしていた。それを見て、思わず口の中が苦くなる。

「どうして泥浴びなんてするんだろう」

ブライトリーフが訳が分からないというふうに首をかしげた。

「毛づくろいのとき大変そうだな」

ハニークラウドは思わずクスッと笑った。

「趣味でやってるんじゃない?だってほら、サーフ族の猫って変わってるし」

「おい!それ聞かれたら耳を千切られちまうよ!」

ブライトリーフはそう言うと、いきなりぴんと耳を立て、何かを探すように鼻をひくひくさせた。何を狙っているのかはすぐに分かった。あの茂みの向こうからネズミの匂いが強く漂ってくる。ブライトリーフは腰を低くすると、静かに近寄っていった。そして、しばらく待ってから茂みを飛び越えて向こう側に消えた。ネズミのか細い悲鳴が響く。

「お見事」

戻ってきた雄猫にハニークラウドは声をかけた。捕まえたネズミはよく太っていて立派だった。


ハニークラウドはネズミ1匹と魚1匹、ブライトリーフはネズミ2匹とツグミ1羽を捕まえてキャンプに戻った。
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投稿 by ナルシスフェザー Tue Jun 09, 2020 4:52 pm

~クレインファー~

「・・・ァー」

「・・・イン・・・ァー」

「クレインファー!!!!!」

耳元で叫ばれ、クレインファーは毛を逆立てた。

「何だよ、スパロウペルト!うるさいぞ!」

「あ、やっと起きた〜」

スパロウペルトはへらへらと笑った。

「まったく・・・お前のせいでここら辺一帯の獲物が逃げたよ・・・」

ぶつぶつと愚痴をこぼしながら寝床から起き上がる。
部屋から出ると太陽がほぼ真上にあった。
しまった、寝過ごした・・・
そんな事を思いながら狩りでもしようかとキャンプを横切った。

「狩りしに行くの?私も行きたい」

スパロウペルトが横に並んで話しかけてきた。
二人でするのもまあ悪くないか、と考え、すぐに許可した。




「それにしても今日は暑いわね・・・溶けちゃいそう」

日陰をゆっくり歩きながらスパロウペルトが言った。

「そろそろ獲物が見つかってもいい頃なんだけどな。」

「獲物も暑さで巣穴に引っ込んでるのかも」




「何も見つからなかったわね・・・」

傾きはじめた太陽を見つめながらスパロウペルトが呟いた。

「きっとたまたまだよ。運が悪かっただけだ。」

「だといいけど・・・」

2匹は結局収穫なしのままとぼとぼとキャンプに帰っていった。
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