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ストリーム族キャンプ(オリジナルなりきり)

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投稿 by レングティームーン Mon Mar 09, 2020 10:31 am

ストリーム族なりきりの場
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投稿 by レインステップ Wed Mar 11, 2020 12:37 am

~レインステップ~

「娘を大集会にだなんて行かせられない、考え直してください!」

ああ、何度目…?
娘の大集会行きを族長に詰めよってまで断固反対する父親の姿にレインステップはイライラした。
このままじゃ本当に縄張りから出られないで一生を終えることになっちゃう!

「レッドウィング、心配なのもわかるけれどそろそろあの子も出してやらなきゃ。」

リコードシーに文句を言う連れ合いに仕方なく付き添っていたムーンペルトが口を開いて宥める。

「いいや、君は間違っている!まだ戦士になりたてのあの子を連れ出すべきじゃない!」

両親が呆れ返っている族長の前で喧嘩をしだす様子を壁の影から顔を出して見ていると、後ろに兄のブラックフェザーがいつの間にかひっそりと佇んでいた。
驚いて後ろを振り返り、尻尾の先まで逆立った毛並みを寝かす。

「あんな風になったのはお前のせいだ。母さんがルナキットを死なせてから父さんは変わったんだ。僕まで被害を受けてる。」

刺さるような眼差し、刺のある言葉、冷たい声。ブラックフェザーはいつもこうだ。正確に言えば、妹のレインステップだけに。
もちろん、他の猫にも態度はあまり変わらない。だが憎しみのこもった表情で睨み付けるのはレインステップにだけだ。

「私の?私だって流されたわ!ルナキットと一緒にね。私は大きく健康だったけど、ルナキットは小さく弱かった。死んでしまったのは私のせいではないわ。」

子猫の時や見習いの時はブラックフェザーのきつい言葉に縮み上がって怯んだものだが、戦士となった今では違う。

「ルナキットを悪く言うな!お前にはそんな権利はない。」

ブラックフェザーが牙を剥いて唸り、爪を出したところで私の毛もまた逆立った。

「…まあ良いさ。せいぜい父さんや母さんが争うところを見て笑っているんだな。」

レッドウィングとムーンペルトが此方に向かってきたのが見えると、ブラックフェザーは大人しく爪を引っ込めた。ぎろりとレインステップに冷たい視線を送った兄は、そのままキャンプを出ていった。

「私、大集会に行けるの?」

「ああ、どうにか行かなくていいようにしてやる!」

レッドウィングは怒って胸を張りながらレインステップの横を通り過ぎた。母親のムーンペルトは申し訳なさそうにまばたきをするだけ。
このキャンプにはどこにも私の居場所がない。狩りにでも行こう。
レインステップは話を聞かない父親に腹を立てて、キャンプを飛び出していった。

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投稿 by レングティームーン Wed Mar 11, 2020 12:57 am

リコードシー

あぁ…またか。

そんな風に考えながら目の前にいるレッドウィングを見つめる。

これでなん回目だろうか。レッドウィングはレインステップを私が大集会にいかせようとするたびにこうやって詰め寄ってくる。

見習いの頃はまだ小さいから…と多目にみていたがさすがに戦士までいったらやりすぎではないのだろうか?
レインステップやブラックフェザー、ムーンペルトが気の毒になってくる。

だが…私にできることは特にない。族長だからといって他猫の意思を無視することは難しいのだから…。

はぁ…。ため息をついてキャンプ内を歩いていく。

「ブロークンフェザー!起きているの?」

戦士部屋をのぞくが誰もいない。ブロークンフェザーはおそらく狩りにでもいったのだろうか。

私のたった一人の親類の妹を思うとレッドウィングの気持ちがわからなくはない。

わかってはいけないとは思うが…。

彼ら一家の行く末を思えば不安しかないが私にできることはないのだ…。

リコードシーはいままでやったことや一族の今後の計画について考え出した。
そうだ…前にサーフ族を助けたんだよなぁ…。そろそろ借りを返してもらおうかしら。でも…彼らが納得するものはなんだろうか。縄張り…はさすがに怒るかしら。でも他に良いこともないのよね…。相手が忘れる前に良い案思い付くかしら…。

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投稿 by へあている Wed Mar 11, 2020 12:34 pm

フォールドリーフ

「娘を大集会にだなんて行かせられない!」

看護部屋のすぐ外で怒鳴り声がして、薬草のえりわけをしていたフォールドリーフは驚いて薬草の束をばらまいてしまった。あーあ、めんどくさいなぁ。心の中でぶつぶつ呟きながら薬草を集める。

「フォールドリーフ!?」

後ろでオーキッドポーの慌てた声が響いた。
フォールドリーフは振り返り、見開いた目で見つめてくるオーキッドポーに向かって表情を緩めた。

「あはは…やっちゃった」

「もう、先輩!」

弟子は頬を膨らませてたが、目は笑っていた。

「私が束ねたのに!」

そう言って薬草を集め出す。

「ごめんごめん」

フォールドリーフは弟子を横目でちらっと見た。この子はまだ保育部屋を出たばかりだというのに、随分としっかりしている。きっと立派な看護猫になるだろう。
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投稿 by サンウィング Thu Mar 12, 2020 9:30 pm

ホワイトレッグ

「兄さん、どこ行くのよ?」ホワイトレッグは夜中に出ていった兄、レイニースカイを追っていた。
「ホワイトレッグ、危ない!」レイニースカイが振り返って叫んだ。下をみたとたんにつまずいた。石につまずいたのだ。「痛いわね!なんなの、この石!」怒っても石は聞かない。
「どこ行くのかは散歩だよ、ほんとだ」レイニースカイはいった。少し背中の毛を逆立てている。
「わかったわ。今日はいいけど、また見つけたらリコードシーにいうからね」兄を睨みつけるとレイニースカイは「わかったよ、ホワイトレッグ!帰ろう」といってキャンプに走り戻っていった。


最終編集者 サンウィング [ Sat Mar 14, 2020 10:20 am ], 編集回数 1 回
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投稿 by ナルシスフェザー Fri Mar 13, 2020 1:17 pm

~アクアフューチャー~

真夜中。
キャンプに響く足音で目を覚ました。響く数からして二匹のようだ。
そのまま無視して眠る気にはなれず、寝ている仲間を起こさないようにそっと部屋を出た。

部屋を出ると、ホワイトレッグとレイニースカイが見えた。何やら言い合っているようだが、遠くてよく聞こえなかった。

夜の空気は清々しく、空にはシー族の姿が輝いていた。
ちょっと散歩に出かけよう。そう思い、キャンプを出た。

夜の川岸は恐ろしいくらいに静まり返り、昼間とは違った風が頬を撫でていった。
だがそのまま帰るのはまずいと思い、狩りを始めた。

結局魚1匹しか取れなかったが、地平線が明るくなり始めてきたので急いでキャンプに戻った。
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投稿 by レインステップ Sat Mar 14, 2020 1:14 am

~レインステップ~

レインステップは、レッドウィングがイーグルポーの訓練に出掛けたのを見計らって戦士部屋を抜け出した。
まだ明け方を過ぎた頃だが、レッドウィングの監視がない時間はいつだって大歓迎だ。
キャンプを飛び出そうとした瞬間、獲物を口一杯に咥えたミッドナイトレインとドーンクラウドと鉢合わせした。

「レインステップ!一体どうしてこんな時間に一人でキャンプを出るの?」

いつもならレッドウィングが副長のブライトクローとレインステップをパトロール隊に入れるか否かで言い合いをしてようやくキャンプを出られるのに、とドーンクラウドに言われれば、レインステップは恥ずかしさと申し訳なさで縮こまった。

「そのうるさいレッドウィングが、弟子の訓練でいないからだろう。」

ミッドナイトレインが嫌味っぽく弟子という単語を強調すると、双子の妹は首を竦める。

「私達は夜明けの狩りに行ってきたんだ。小雨が降ってきて戻ってきたがな。」

「そう、通り雨だったけど濡れちゃった。」

その二匹の雌猫の黒々とした毛皮は雨の雫に濡れて、艶やかな濡れ羽色のように見えた。
ヒゲの先から水滴を垂らすその姿がレインステップは羨ましかった。
キャンプの外に誰の許可もなく、夜明けに出られるだなんて!

「レッドウィングがいない間に羽を伸ばすのは自由だが、その時間に何かあればますます彼からの拘束が強まる危険もあることを覚えておくと良い。」

ミッドナイトレインとドーンクラウドはレインステップを止めはしないが、警告に近い言葉を発した。

「気を付けます。」

それでも行くという意味かと理解した黒い雌猫の姉妹は、揃って肩を竦め合った。

「そう。なら、レッドウィングが帰ってきたら私達で誤魔化しておいてあげるわね。」

ドーンクラウドの発言に、勝手なことを言わないでくれとミッドナイトレインが尻尾で叩く。

「主にドーンクラウドが、誤魔化す。私は関わらないぞ。」

ミッドナイトレインのその言葉をドーンクラウドが笑う。
レインステップがお礼を言ってキャンプを出ていくのを見た二匹は、そのまま寝直そうと戦士部屋に帰った。

「レインステップはまた境界線に?」

戦士部屋に戻った二匹がようやく寝そべった後、ふと近くのムーンペルトに声をかけられた。

「境界線?」

ドーンクラウドは驚いてまた体を起こした。まさか境界線に行ったなんて。

「何故そんなとこに行くんです。」

ミッドナイトレインも顔をあげてムーンペルトを見る。

「あの子、他の部族猫を見たことがないから…」

多分それを見に行っているのではないかと母猫は首を傾げた。
何か変なことに巻き込まれなければ良いのだが、と心配しているようだった。

「ムーンペルト、レインステップを大集会に参加させるべきです。そうすれば満足してそんな危険なことはしなくなるはず。」

「私もそう思うわ。だけどレッドウィングが聞かないのよ。」

ムーンペルトはため息をついて前足を舐め始めた。
ブラックフェザーはあんなに大人しく物分かりの良い息子なのに、と遠くで丸まっている小さな黒い塊を見つめる。
段々と起き出した戦士達を横目に、今から眠りにつく姉妹は横たわった。

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投稿 by へあている Sat Mar 14, 2020 6:16 pm

フォールドリーフ

早朝の薄暗い草原を2匹の猫が歩いていた。

「ねぇ、フォールドリーフ?」

眠たげな足取りでついてくるオーキッドポーがあくびを堪えながら言った。

「こんな早起きしてどこに行くんです?」

フォールドリーフは立ち止まり、弟子の眠そうな顔を見て首をかしげた。

「眠いなら寝てればいいのに」

「看護猫の仕事なら、手伝わないわけには行きません!」

フォールドリーフは弟子の真面目さに感動した。

「ヒレハリソウのたくわえが尽きちゃってね、それを取りにいくの」

オーキッドポーがぽかんと口を開けたまま固まる。

「そんなの、昼間に取りにくればいいじゃないですか!!」

「クリアフラワーが体中が痒いって言ってるのよ。『お昼になったら取りに行くので、それまで我慢して下さい』って言ったんだけど、『今すぐ取ってきてくれ!』ってうるさくてね」

オーキッドポーは少し腹立たしげに鼻を鳴らしたが、長老猫のお願いなら…という気持ちが強いのか、黙ったついてきた。
しばらく歩いていると、雨が降ってきた。短時間だったがかなり激しい雨で、耳から尻尾までびっしょりだった。

「もう!」

オーキッドポーがイライラと尻尾を振る。普段はめったに怒らない大人しい子だが、相当眠かったに違いない、今日はやけに怒りっぽかった。

「まぁいいじゃない。おかげでみずみずしい薬草が採れるわ」

フォールドリーフは木の根元に生えているヒレハリソウを指した。
ちょうどその時、茂みからレインステップが飛び出してきた。私たち2匹の姿を見て、ぎょっとしたように立ち止まる。

「レインステップ?」

声をかけると、雌猫はほっとしたように息を吐いた。

「フォールドリーフでしたか。てっきり父かと」

あぁ。フォールドリーフはレインステップの状況に察しがついた。きっと内緒でキャンプを出てきたのだろう。
すると、レインステップがおずおずと言った。

「あのぉ…フォールドリーフにお願いがあるのですが…」

フォールドリーフは驚いたが、頷き、薬草をくわえて会話を聞いていた弟子に言った。

「先にキャンプに戻っててもらえる?クリアフラワーの処置の仕方はわかるわよね?」

弟子は目を輝かせて頷くと、一目散にキャンプに駆けていった。

「お願いです、父を説得して下さい!このままじゃ私、一生大集会に行けません!」

大体予想はしていたが、いきなりそんなことを言われても困る。

「残念だけど、私にできることは何もないわ」

「でも…!」

「ごめんなさいね、私にできるのはあなたのお父さんの気持ちを落ち着かせることだけ。心の傷は癒せないし、彼の考えを変えることもできない」

レインステップは足元を見つめた。その姿はあまりに悲しげでフォールドリーフは思わず言ってしまった。

「でも、説得はできるかもしれない」

途端にレインステップの表情が明るくなる。こんな面倒事を引き受けたくなかったのに…。もう後には引けなかった。



「レッドウィング、この子を大集会に行かせてあげて」

雄猫は思った通りだと首を振り、言った。

「無理だ。俺の大事な娘をそんな危険な場所につれていかせない」

「じゃあ、あなたみたいに何事もなく大集会から帰ってきてる猫たちは全部まぐれだと言うの?」

レッドウィングは少し困ったように目を逸らしたが、曖昧に答えた。

「まぐれなんじゃないか?他の部族の猫たちは危険だ」

フォールドリーフは面倒くさいほど過保護な雄猫に怒りを爆発させそうになった。

「いいかげんにして。この子の人生はあなたのものじゃないのよ。好きなように生きさせてあげなさい」

「そのせいで怪我をしたらどうするんだ?」

心配そうに見つめるレインステップを横目で見つめながら、喉の奥で唸った。

「この子の心配をする気持ちも分かるわ。でも、それじゃこの子は人生をまっとうできない。父親に縛られているだけの人生になるわよ!」

レッドウィングは驚いた表情をした。

「彼女は戦士よ。か弱い子猫じゃない」

レッドウィングは助けを求めるようにつれあいを見た。
ムーンペルトはゆっくり首を振る。

「フォールドリーフの言う通りよ、レッドウィング」
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投稿 by ペタルドロップ Sun Mar 15, 2020 9:04 pm

~オーキッドポー~

「先にキャンプに戻っててもらえる? クリアフラワーの処置の仕方はわかるわよね?」

フォールドリーフ、指導者に仕事を任せてもらえた…! 先程までは眠くてイライラしていたオーキッドポーだったが、それだけで眠気は吹き飛んだ。オーキッドポーは了解の印に頷くと、摘み取ったばかりのヒレハリソウをくわえ、キャンプへの道を突っ走った。


キャンプに帰る道すがら、オーキッドポーはイーグルポーとレッドウィングの匂いを感知した。匂いは比較的新しいようで、オーキッドポーは鉢合わせしなかったことに安堵した。顔を合わせるだけでイーグルポーは私が看護猫になったことに対して文句を言ってくるのだ。自分が看護猫の仕事をしているところを見られて嫌味を言われるのはうんざりだ。

キャンプへ戻ると、空き地では副長であるブライトクローが一匹伸びをし、戦士たちが数匹彼の周りに集まっていた。これから今夜大集会に行く猫たちを指名するのだろうか。それとも戦士たちを今日狩りへ行く猫とパトロールへ行く猫とで振り分けるのだろうか。

どっちにしろオーキッドポーにとっては関係のないことだった。昨晩のうちにフォールドリーフから自分は大集会へ行けることを聞いていたのだ。看護猫は誰か一匹以上は大集会に行くようなものらしい。

今日はオーキッドポーにとっての初めての大集会の日だ。今夜の空には綺麗な真ん丸の月が輝いていることだろう。それを想像するだけで、オーキッドポーを看護猫の仕事へと向かわせた。

薄茶色のぶちの長老猫は看護部屋の前でウロウロしており、すぐに見つかった。相当体が痒いようだ。早く処方させなければ。
大丈夫、自分一匹で処置できる、と自分を自信付け、オーキッドポーは長老猫へ向けて駆けていった。
「クリアフラワー! 薬草をお持ちしましたよ!」
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投稿 by レインステップ Sat Mar 21, 2020 10:27 pm

~レインステップ~

「シー族のお告げがあったとしても、俺は娘をキャンプの外に出したりはしない!」

助け船さえ出してくれず、看護猫に賛同の意志を見せる連れ合いのムーンペルトにレッドウィングは怒りで背中を毛を逆立てて怒鳴り散らした。

「なら何故ブラックフェザーは行っても良いの?」

「僕を巻き込むな!」

怒ったレインステップが躍り出てくると、その言葉を聞きつけたブラックフェザーが爪を出して首を突っ込んできた。

「ブラックフェザーはもう立派な戦士だからだ!レインステップはなりたてだろう。」

「レッドウィング…」

またこの一家の喧嘩が始まったと呆れ顔でフォールドリーフが怒り狂う雄猫の名前を呼ぶ。
ムーンペルトはまたかと肩を落として喧騒の輪に関わるまいとしていた。

「…レインステップを行かせてやったら良いじゃないか。」

驚いたことにブラックフェザーがうんざりした口調で父親を宥めた。それにはレインステップもムーンペルトも、飽き飽きしていたフォールドリーフまでも目を丸くさせた。

「何?こいつのせいで僕まで大集会禁止になったら困るからなんだけど。」

「はぁ…仕方ない。」

これにはレッドウィングも仰天したようで、唸るように考えた後ため息をついた。

「何も問題を起こさず、俺かムーンペルトから狐の尻尾三つ分以内の距離にいると約束できるなら、次の大集会に行って構わん。」

そう言いきったレッドウィングは、イライラと尻尾を振りながら立ち去った。
残された猫達は唖然とその後ろ姿を見つめた。

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投稿 by レングティームーン Tue Mar 31, 2020 4:08 am

リコードシー

大集会は無事に終った。サーフ族への闘志がたぎり、族は緊迫したような雰囲気である。部族仲間の無事を安心しながらも今回はいつも少し違った。レインステップが落ち込んでいない。彼女はよほど大集会が楽しかったのかいつもより明るい表情であった。
リコードシーは眠気に襲われて大きなあくびをした。集会を開いて、今後について話し合いたかったのだが…あまりにも疲れた。起きたら、集会を開いて、キャンプの補修とパトロールについて決める…そう決めて彼女は部屋にはいり、深い眠りについた
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