「あなたはすべてを壊してしまった」

[シャイニングアイ]

こんばんはシャイニングアイです
初小説です
更新スピード遅いし文がおかしいかもですが
がんばります
もし感想やコメントをいただけると嬉しいです

[シャイニングアイ]

マジックキットは夢を見ていた
ネズミの夢だ
サンダー族の下生えをそっとはって進みながらネズミに狙いを定める…
ネズミはマジックキットに気付き逃げようとするが
マジックキットはそうさせなかった
バッっと飛び上がり、ネズミをひとかみでしとめると
獲物を食べようと口を開いた…

突然、マジックキットは誰かの声で目を覚ました
「起きて！マジックキット！今日は私達の命名式よ！」
トリックキットだ

[シャイニングアイ]

マジックキットはもにゃもにゃとボーッとしながら答えた
「なによ…トリックキット！私もう少しで自分で仕留めたネズミを食べれるとこだったのよ！邪魔しないでよね！もう…」
「ネズミなんて後でいくらでも仕留めたのを食べれるわよ」
とトリックキットがクスクス笑った
「だって…　　　　　今日は命名式よ！私達見習いになるのよ！」
そこでマジックキットは気づいた
今日は命名式だったんだ！
見習いになるなら狩りもできる！
命名式のことを考えるとすごく嬉しくて誇らしかった
いまからでもドキドキしてきた
隣をみるとトリックキットも同じ気持ちらしかったことがわかった
そういえば今日は仲良しのフラワーキットとフラッシュキットも見習いになるんだった
それに…もしかしたらスポッティードポーとシンダーポーも戦士になるかも！
スポッティードポーもシンダーポーも小さいときに狩りの技を見せてもらったことがあるんだ！
とにかく今日は良いことがたくさんあるわ！

[シャイニングアイ]

そんな感じにマジックキット達がいろいろ考えていると急にかさごそ音がして

「ねーねーマジックキット、トリックキット！今日は命名式ね。私待ちきれないわ！」

と突然フラワーキットが保育部屋の入り口から顔を出した

「そーだぞ、今日は命名式だから早くご飯食べなきゃな！ちなみにフラワーキットと俺はもうご飯すませたんだぞ」

とフラッシュキットが後ろから偉そうに叫んだ

それを見ていたｰｰｰマジックキットとトリックキットの母猫、ミステリーハートは四匹のやんちゃな子猫に向かって皮肉っぽくこういった

「命名式は逃げていかないわよ！」

それぐらいわかるわ！命名式は…儀式だもの！
マジックキットは母に心のなかで答えた

すると

「そういえば、フラワーキットは看護猫になりたいんでしょ」
とトリックキット

「そうよ！私はとっても優秀な看護猫になってみせるわ。みんなも看護部屋に私の手当てうけにきてよね」フラワーキットは誇らしそうだ

「僕はとっても強い戦士になるのさ！アナグマだって獲物のうちだもんね！」
とフラッシュキット

「ばかね、アナグマはとっても強いのよ、あんたでもかなわないくらいね」

「そんなことないんだもんね！僕は本当にアナグマだって獲物のうちだもんね」

フラワーキットとフラッシュキットは楽しそうに言い争ってる

「以外になかいいのよね。あの二人」

とトリックキットが小声で言ってきた

「そうね、兄弟らしくて良いわね」

いつから聞いていたのかいきなりミステリーハートが会話に入ってきた

「そうだ！お母さん、命名式はいつなの？いつなの？」
マジックキットは聞いてみた

[シャイニングアイ]

ミステリーハートは一瞬困ったような顔をし、それから続けた…

「命名式のことはフォールンスターが決めるのよ」

ふーんと二匹が興味深く考えてるのを見てミステリーハートは
「早くけつぐろいしなさいな、母さんは二匹がボサボサの毛で命名式をやるだなんて許しませんからね」と言った

きつい言い方だがミステリーハートの目には二匹への愛情が深く現れていた

しばらくすると

マジックキットもトリックキットもけつぐろいを終わらせ

フラッシュキット達と話し始めた

「指導者は誰かな？」

「やっぱりフォールンスターが一番よ！」

「普通族長は副長の子供しか見習いにとらないのよ」

「あっそっか！教えてくれてありがとマジックキットごめんごめん」

「私は看護猫だからシャイニングアイが指導者よ！」

「僕は強い戦士なら誰でも」

「シャイニングアイは優しいから…薬草についてもきっと詳しいの」

「どういう理屈だよ…」(ボソッ)

「優しい強いカッコいいみんなの憧れの戦士が指導者だったら良いと思うの！」

「そんな戦士っていったら誰だろ…」

「やっぱりフォールンスターが良い！」

ワイワイ話してるとミステリーハートが四匹に言った

「ほら、ちょっと静かに！命名式が始まるわ！」

[シャイニングアイ]

「獲物を自分で捕まえられる者は全員集まってくれ」

フォールンスターが叫ぶとあちこちから猫達が出てきた

空き地のざわめきがやんだところでフォールンスターは話し始めた

「今日、マジックキット、トリックキット、フラワーキット、フラッシュキットが生後６ヶ月に達した。もう見習いになっても良いだろう」

そうフォールンスターが言うと一族から賛成の声があがってきた
族長は満足そうにうなずく

「マジックキット、こっちへ」

マジックキットは興奮でうずうずした

(いまなら何でもできる気がするわ！だって私見習いになるのよ！)

「本日より戦士名を獲得するまでお前はマジックポーという名前になる」

スポッティードポーとシンダーポーがいち早く名前を呼んだ

「お前に戦士並みの力と賢さが身に付くまでスター族が見守り、導いてくださいますように」

フォールンスターは空を見上げた

「サンウィスカー！」

名前を呼ばれると若い雄猫はおそるおそる前へ出てきた

「サンウィスカー、お前に約束を果たすときが来たマジックポーの指導者になれ」

サンウィスカーは嬉しさにかぎづめを出したり引っ込めたりしてる

「はい！」

戦士は大きな声で返事をすると

「よろしくな、マジックポー」と言い

鼻づらをあわせた

そのまま二人は空き地のはじへ行き他の三匹の命名式を見守っている…

[シャイニングアイ]

命名式は無事に終わった

マジックポーはサンウィスカー

トリックポーはモスフロスト

フラワーポーはシャイニングアイ

フラッシュポーはストーンフット

それぞれ指導者をもらえた

もう命名式は終わったが

マジックポーは今でも興奮はおさまらなく落ち着かなくてそわそわしている

辺りを見回していると

フラワーポーがシャイニングアイにつられて看護部屋に入ってくのが見えた

するとサンウィスカーが言った「今からトリックポーとフラッシュポーとなわばりと境界線を見に行くぞ！」

やったぁ！キャンプの外に出れるわそれに敵のなわばりも見れる！
それにみんなと一緒よ！

キャンプを出てからしばらくするとモスフロストがしっぽを立てた、私達が黙ると

ゆっくりシダの茂みに入っていく

それからゆっくり忍び寄って…

バサッ

数秒後太ったツグミを持ったモスフロストが表れた

お見事！とストーンフットが喉を鳴らした

(すごいわ！ツグミよ、しかも太ったやつ。いいなぁ…私も早く狩りをしたいわ)

[シャイニングアイ]

フラワーポーはシャイニングアイにつられて看護部屋に入った

ドキドキしながら部屋に入ると

なぜか見慣れた部屋のはずなのにいつもより輝いて見えた

(私今日から見習い看護猫よ！)

フラワーポーは嬉しくて…はやく仕事を覚えたくなってきた

「シャイニングアイ仕事はなんですか？」

「そうね…あなたは子猫の時から薬草について知っているし…まぁとりあえず寝床のコケを取り替えてちょうだい、病気の猫がよく眠れるように」

「はい！」

初めての仕事がコケを取り替えてくることはちょっと残念だけど良いわ
これからが始まりだもの

看護猫としての！

そう思いながらフラワーポーは酸っぱいような匂いのするコケを捨てて

近くの丸太からコケをはがし始めた

[シャイニングアイ]

モスフロストのツグミを埋めてからかなり歩いた

ウィンド族の匂い覚えたし湖も見た

特に湖はすごく驚いたあんなにたくさんの水は見たことないわ！

(なのにサンウィスカーはもっとたくさんの水を見たことがあるのよ！太陽が溺れる場所…だっけ私も見てみたいわ！)

しばらくして
足元がふかふかした落ち葉からちくちくする針葉樹の葉っぱに変わったかな…と思うと突然指導者達は立ち止まった

「ここが境界線よ」とモスフロスト

「いいか、この奥に嫌な匂いがするだろう？これがシャドウ族の匂いだ」とストーンフットが言った

(そうか…これがシャドウ族の匂いなのね！嫌な匂い…)

マジックポー達が顔をしかめていると

モスフロストが続けていった

「彼らはずる賢いから小さいうちはあまり近づかないのが懸命よ」

「騙されるからな」とサンウィスカー

「怖いのね…シャドウ族って」

トリックポーはちょっと怯えているようだ

慰めるようにモスフロストがトリックポーの肩にしっぽをかけて言った

「まぁ悪い猫だけがいるわけじゃないわよ」

「あぁ良い猫もたくさんいるんだよ」
とストーンフット

「ダサいなぁ…シャドウ族なんてたいしたことないもんね」

とフラッシュポーが口を開くと

すかさずストーンフットが弟子を怒るようにしっぽでぴしゃりと叩いた

「痛い！」

フラッシュポーは怒ってストーンフットに文句を言った

「なんてことするんですかぁ」

ストーンフットは足をピクピクさせながら答えた

「今のはシャドウ族のプライドを傷つけるような行いだもしかしたら今シャドウ族の戦士がいるのかも知れないんだぞ…戦いになったらどうするんだ…」

「ごめんなさい…そういうことがあるんだなんて…」

「まぁまぁ、ストーンフット、まだ見習いになったばっかりなのよ許してあげなさいな」モスフロストが口をはさんだ

「気を付けるんだぞ」とストーンフット

「はぁい」

マジックポーとトリックポーはひげをひっこぬかれたような気分であっけにとられた

[シャイニングアイ]

フラワーポーはコケを充分な量を看護部屋に運んだ

それから忙しそうなシャイニングアイを見て、看護部屋を飛び出した

(シャイニングアイは忙しそうね、私はキャンプの猫をみてまわろっと)

はじめにフラワーポーがなつかしい保育部屋をのぞきこんでいると

妊娠中のダークフェイスが挨拶をしてくれた

「あら、こんにちはフラワーポー早速お仕事なの？」

ダークフェイスはおっとりとしているそして健康的だ

「そうよ！みんなが健康か見てるのよ！」

フラワーポーが元気に答えると

「そうなのね、がんばってねフラワーポーそれとスワンプールとヘアキットとグレーキットは外に出掛けていったわよ！」

とさっきから気になっていたスワンプール達について教えてくれた

「教えてくれてありがとーダークフェイス」

フラワーポーは急いで保育部屋を出た

フラワーポーは次は見習い部屋ね！と決め、見習い部屋に顔を突っ込んだ

見習い部屋には誰もいなかった

丸くならんだコケがあるだけだった

(みんな訓練しに行ってるのね)

フラワーポーはちょっと寂しくなった

でも頑張らなきゃ！私は看護猫見習いなのよ！

フラワーポーが戦士部屋に入ろうとすると

突然シャイニングアイに呼ばれた

「フラワーポー、もしよかったらパープルテイルのかぎづめ…見てくれる？痛いとかいってたのよ」

(これは絶好のチャンスだわ！)

フラワーポーは任されたことが嬉しくて大声で叫びたかった

えーっとかぎづめが痛いなら…ヒナギクとケシのみとかだっけ

「シャイニングアイ！ヒナギクとケシのみとかどうでしょう？」

するとシャイニングアイは

「完璧よ！もしはれていたならルチリシャで熱を下げると良いわ、あとケシのみは一粒だけにしておいて！痛みが少しある方が良いわ」

と喉を鳴らしながらアドバイスしてくれた

[シャイニングアイ]

マジックポー達がキャンプにつくとサンウィスカーは言った

「もう寝て良いぞ、明日は狩りの練習をしようなマジックポー」

(狩りの練習！いよいよ明日は今日の夢の続きが見れるわ)

「はい、サンウィスカー」

サンウィスカーとわかれたあと

マジックポーは早足で獲物置き場に向かうと獲物の山から美味しそうなウサギをとって

「トリックポー！一緒にこのウサギ食べましょ」

とトリックポーに言った

「もちろん。今私お腹ペコペコなの！キツネだって食べられるかもしれないの！」

無邪気に笑ったトリックポーとウサギをわけあって食べたマジックポーはとても幸せだった

「もうそろそろ寝なくちゃ」

しばらくしてトリックポーがあくびをして見習い部屋に入っていった

マジックポーも続いて入った

(もう私本当に見習いなのね)

見習い部屋にはシンダーポーがいて

「ここで寝ると良いわ」

といってコケを集めてくれた

「うわぁありがとーシンダーポー！」

マジックポーはそう言うとシンダーポーが集めてくれたコケをふみならして体を横にした

目を閉じるとマジックポーは夢の世界へ入っていった

[シャイニングアイ]

がさごそ…がさごそ

ネズミの音でもない見張りにいるホリーストライプの鳴き声でもない音が眠っているフラワーポーを起こした

(なにかしら…)

フラワーポーは起きてあたりを見回した

耳を傾けていると

音はどうやら看護部屋の奥から聞こえてくるようだ

フラワーポーが看護部屋の奧を見ると

そこには…


シャイニングアイがいた

シャイニングアイが奥でなにかをやっている

空き地は恐ろしいほど静かでシャイニングアイがたてる音が空き地にひびく

がさごそ…がさごそ

シャイニングアイの白とも銀ともいえる美しい毛が月の光にあたり光っている

それはまるで星の光をまとったスター族の者のように見えた

シャイニングアイはフラワーポーに気づきもせずにがさごそ…がさごそとやっている

フラワーポーは見てはいけないものを見た気がして怖くなってきた

半月はこうこうと光っている

フラワーポーは今見たものを忘れようと目をぎゅっとつぶった

[シャイニングアイ]

フォールンスターは見慣れない空き地にいた

あたりは森で囲まれていてサンダー族の匂いがするのだがあの石に囲まれたキャンプではなかった

すると突然フォールンスターの前で赤い炎と黒い炎が燃え上がった

そして赤い炎はオレンジ色の毛を持つ猫に黒い炎は黒い毛を持つ猫に変わった

フォールンスターはオレンジ色の毛を持つ猫に

「ファイヤスター！なにかを知らせに来たのですが？」

と聞いた

「いいやこの黒い猫がお前に話があるそうだ」

と言ってファイヤスターは赤い炎と共に消えた

あたりは静かだ

先に静寂を破ったのは黒い猫だった

「俺の名はテンペストクライズだ。つれあいを戻しにやって来たのだが…ちょっと言いたいことがあってな」




「過去の悲劇が再び起こる、呪われた運命の猫が現れた…　　　　　見つけろ見つけろ」

テンペストクライズが見つけろと言ったとたんに頭上にスター族が現れた

見つけろ見つけろ

スター族は連呼する

見つけろ見つけろ

フォールンスターはとまどった

(呪われた運命の猫？見つけろ？どうやって見つけるんだ…)

気づいたらテンペストクライズもスター族もいなくて

フォールンスターはいつもの寝床で目が覚めた

[シャイニングアイ]

マジックポーは目を開けた

小鳥の声や猫達の話し声がする

朝になったのだ

(今日はネズミを捕まえるのよ…)

マジックポーがネズミを想像し

寝ぼけながら見習い部屋を出ようとするとトリックポーにぶつかった

「いてっ。なにするのよ！マジックポー　いくら昨日疲れていても私にぶつからないで
そうだ！ちょうど良いところに来たのね！ツグミ食べない？良い感じの大きさなの！」

トリックポーが言う

トリックポーは今にもツグミを食べようとするかの勢いで足を動かす

「…ふわぁ…良いわよ…ツグミ…食べ……ましょう…」

マジックポーが寝ぼけながら答えると

トリックポーは「しっかりして！お姉ちゃん」と言ってしっぽでぴしゃりと叩いた

「ぷわぁ！？」

二人が言い合っているとフラッシュポーは

「あー、それ食べないの？ぼくそれ食べたいんだ！」

とおもいっきりＫＹなことを言った

その瞬間




バチン



「なにゆうのよ！バカっ」

トリックポーがフラッシュポーをおもいっきり叩いた

フラッシュポーはあからさまに痛そうな顔をして

けげんそうな顔でトリックポーを見てその場を去っていった

「トリックポー！？あんなに叩いちゃかわいそうよ！」

マジックポーは言う

(トリックポー…大丈夫なのかな？)

「そうね…さすがにやり過ぎか」

トリックポーは言った

[サンドウェーブ]

応援してます！
この小説好きなんです
執筆がんばってください
ps,更新スピードすごいはやいですね

[シャイニングアイ]

サンドウェーブs
コメントありがとうございます！
これからも頑張っていきます

[シャイニングアイ]

「フラワーポー！起きて」

シャイニングアイの声でフラワーポーは目を開けた

いつもならシャイニングアイを見てやる気をだすだろう

だが、フラワーポーはシャイニングアイを見たとたん昨日のことを思い出してしまった

今フラワーポの頭のなかは

[がさごそ…がさごそ月の光　スター族の者のよう　がさごそ…がさごそ]

ということばかりがうずめいた

(昨日のあれは…なんだったの？シャイニングアイはスター族からお迎えが来てるの？
それともシャイニングアイは薬草を混ぜてたの？)

いろいろ考えて

フラワーポーは恐怖で少し意識がとんでた

「フラワーポー！」

はっ

「ごめんなさい、シャイニングアイ」

目の前のことは忘れつつフラワーポーは思った

(今ここで昨日のことを聞いたらどういう反応をするかしら)

フラワーポーは少しとまどったあげく聞いてみた

かなり遠回しに

「シャイニングアイ…昨日夜、なにか変な音がしませんだしたか？私なにか聞こえたんです」

シャイニングアイは少しも迷わずに言った

「聞いてないわ。それなら昨日の見張りに…ホリーストライプに聞いた方が良いわよ」

[シャイニングアイ]

マジックポーはツグミをトリックポーとわけあって食べたらもう目がぱっちり開いた

今日は狩りをするにも絶好の日だ

「そういえばマジックポーは今日なにするの？」

とトリックポー

「私は狩りの練習よ！私昨日の夢の続きを現実でできるの！」

そう言って低くかがんでゆっくり進むマジックポー

「まぁ！すごい上手ねマジックポー！でも私…今日は戦う訓練なの」

「そっか…」

お互いに離れるのは嫌だったが見習いになったのだ

お互い別のことをするのに慣れなくてはならない

現にフラワーポーは二匹とは違うスター族の神秘の道を歩んでいる

(でも…トリックポーは私とずっと一緒だったのに！)

悲しみにうちひがれながらみつめあう二匹

その横をフローズンポーが通りすぎる

「そうだ…！長老達に暖かな寝床作らないと！」

マジックポーは急いでサンウィスカーに聞いた

「長老達に暖かな寝床作らないといけないので狩りの練習は遅れさせても良いですか？」

「あぁもちろんそういうことはとても大事だ」

サンウィスカーは喉を鳴らして走ってフローズンポーにコケについて聞きに行くマジックポーを後ろから見守った

[シャイニングアイ]

主な登場猫

サンダー族
族長　フォールンスター(落ちる星)　優しく寛大で物知り　青い目　焦げ茶色の毛に黒い縞模様のある雄猫
副長　ロングノウズ(長い鼻)ゆっくりとしているがしっかりもの　薄い茶色と白の毛を持つ雄猫　琥珀色の瞳
看護猫　シャイニングアイ(輝く目)謎多いが優しくある　白銀の毛に紺の目を持つ雌猫
　　　　フラワーポー(花足)真面目で看護猫の素質がある　赤茶の毛が少しと白い毛を持つ雌猫　緑の目
戦士
サンウィスカー(太陽ひげ)お調子者だが才能はあり　生姜色の毛を持つ雄猫　琥珀色の瞳　鼻面がうっすら白い
モスフロスト(凍った蛾)少し冷たいが心の中では優しくある(いわゆるツンデレ)　灰色の毛に白い毛が混じった　緑の目の雌猫
ストーンフット(石の脚)賢く経験も多い　濃い灰色の毛に青い目の雄猫
ミステリーハート(不思議な心)優しく守る　お茶目　青みのある灰色の毛に紫色の目の毛雌猫
ホリーストライプ(モミの縞)とても強いが頭はちょっと悪い　思い込みの激しい　灰色の毛に黒い縞模様の緑の目ある雄猫
見習い
スポーティードポー(まだら足)面白いムードメーカー　三毛猫　緑の目　雌猫
シンダーポー(消し灰色の足)優しい交渉上手　薄い灰色の目が青い雌猫
フローズンポー(凍る足)いつも眠そうだがやるときはやる派　灰色の毛に白い毛の混じった雄猫　琥珀色の瞳
マジックポー(魔法足)やんちゃで好奇心旺盛　紺に見える烏色の毛に紫色の目の雌猫　鼻面がうっすら白い
トリックポー(いたずら足)少し真面目だがやっぱりやんちゃ　毛の長い黄土色の毛に緑の目鼻面がうっすら白い
フラッシュポー(閃光足)お調子者だが愛される　赤茶とクリームと黒い毛を持つ珍しい猫　緑の目
母猫
スワンプール(白鳥の池)おっとりめでゆっくり　白い毛に薄い青い目を持つ雌猫
ダークフェイス(暗い顔)はきはきしてるが優しい一面も　シャム猫
子猫
ヘアキット(ウサギ子猫)好奇心旺盛ボケ役　薄い茶色と白い毛が少しの雌猫　琥珀色の瞳
グレーキット(灰色子猫)冷静沈着ツッコミ役　銀色の毛に濃い青い目　雄猫
長老
パープルテイル(紫しっぽ)気難しく物知り　濃い青みのある灰色の毛に緑の目雌猫
シープファー(羊毛)比較的優しい　クリーム色の毛にオレンジの目くるくるした毛雌猫

リヴァー族
族長　ハーフスター(半分の星)年老いた雄猫賢い銀色の毛に緑の目
副長　アーステイル(大地しっぽ)サポート上手な雌猫感情的　赤茶の毛に緑の目
看護猫　アイヴィーシェイド(つたの陰)気難しいが優しくしてくれる　深緑の目　薄い赤茶の毛に白い毛の混じった雌猫
戦士
ライトストーム(光の嵐)真面目で冗談上手　クリーム色の毛に緑の目　鼻面がうっすら白い
トードクロー(蛙爪)優しいが敵は絶対つぶそうとする　　茶色の毛に濃い茶色の縞模様に琥珀色の瞳の雌猫
ウェットペルト(濡れた毛皮)野心家　地獄耳　強さが尋常じゃない　青みのある灰色の毛に青い目雄猫

シャドウ族
族長　ウィングスター(翼星)優しいお茶目な雌猫　白い毛に琥珀色の瞳雌猫
副長　フレイムアイ(炎の目)しっかりものな雄猫　茶色の毛にオレンジ色の瞳雌猫
看護猫　フラッフィクラウド(ふわふわ雲)物知りで賢い雄猫　ふわふわした白毛に青い目の雄猫
　　　　モーニングプール(朝池)好奇心旺盛な面白い雌猫　明るい茶色に薄い赤茶の毛が混じった雌猫
戦士
スネークテイル(蛇しっぽ)とげとげしい雄猫意外と優しい　灰色の毛に蛇のような縞模様　オレンジ色の瞳
リーフポピー(葉っぱケシ)周りが見えないおっとり系雌猫　濃い赤茶の毛に緑の目

ウィンド族
族長　シーダースター(ヒマラヤ杉の星)強いが容姿が怖い雄猫寂しがりや　焦げ茶色の毛に琥珀色の瞳縞模様
副長バザードウィング(猛禽の翼)意思の強さが尋常じゃない雄猫　薄い茶色の毛に青い目
看護猫　ティスルベリー(あざみのベリー)おっとりかわいいが頭の悪い雌猫才能はあり
青い目にクリーム色の毛
戦士
レパードスノウ(ひょう雪)ツンデレの極みのような雌猫　白い毛にうっすら灰色の縞模様　琥珀色の瞳
トールソング(高い歌)冷静沈着な雄猫ハンサム　灰色の毛に濃い琥珀色の瞳
ウェーブバード(波鳥)お調子者でムードメーカー　青みのある灰色に緑の目
レイヴンスロウト(烏喉)声のきれいなナルシスト系雄猫　白の毛に濃い青い目

スター族
フラッターレイン(震える雨)焦げ茶色の毛に薄い青い目雄猫シャイニングアイの指導者
テンペストクライズ(嵐の悲しみ)全身黒い琥珀色の目　左目に犬にひっかかれた傷がある雄猫
ストームエフェクト(嵐の影響)濃い灰色の毛に緑の目　サンダー族の戦士
シュルーポピー(トガリネズミのケシ)オッドアイに茶色の毛　シャドウ族の看護猫

随時更新

[シャイニングアイ]

フラワーポーは驚いた

(シャイニングアイはなにも夜のこと記憶にないの！？)

だがたとえシャイニングアイが嘘をついたとしてもあんなにすらすら言葉が出てくるわけない

すると

「まぁとにかく今日はマリーゴールドを取りにいきたいの…蓄えがあと少しだから
そうだ！あなたはもう知っていると思うけど…マリーゴールドは何にきくんだっけ？」

とシャイニングアイ

(それなら知ってる！)

「確か…出血に聞くんだっけ？あと化膿した傷！」

「正解！さすがねフラワーポー」

シャイニングアイは喉を鳴らした

それからしばらくして

「これでいつでも私がいなくなっても良いわね」

シャイニングアイが呟いた

(何てこと言うの！？)

フラワーポーが驚いた表情をすると

シャイニングアイは笑った

「冗談よ冗談！私はまだスター族に狩りをしにいく気はないわ」

(良かった…でも…シャイニングアイ本当に大丈夫かな？)

でもフラワーポーが考えている時

シャイニングアイが冷めた顔で空を見つめるのをフラワーポーは知るよしもなかった

[シャイニングアイ]

マジックポーはキャンプから出ようとするフローズンポーに声をかけた

「ねぇフローズンポー！長老達に持っていくんでしょ！コケ　もしよかったらいろいろ教えてくれない？」

フローズンポーはあくびをしながら答えた

「うん…いいよ！じゃあついておいで、良いコケのとれるとこ案内するから」

「ありがと！」

そう言ってフローズンポーとマジックポーはキャンプを出た

しばらくして…

「さぁここが良いコケとれるところだよ…ふわぁぁ…早く採ろう」

フローズンポーが大きな丸太の前で止まってから丸太のコケを剥がし始めた

「う、うん！」

マジックポーも急いでコケを剥がす

コケが充分すぎるほど集まるとフローズンポーは

「さぁそろそろキャンプに戻ってコケを敷かなきゃな…シープファーが待ってる…」

と言ってコケをくわえられるだけくわえてキャンプに戻っていく

「あっ…ちょっとま、まって！」

マジックポーは急いでコケをくわえるとフローズンポーを追って走り出した

キャンプにつくとさっそくフローズンポーは長老部屋に入っていった

マジックポーも入っていくと

「マジックポー！コケ敷き詰めるの頑張ってね！シープファーは寝床についてはすごく厳しいの！」

パープルテイルのマダニ取りをしていたスポッティードポーが挨拶がてらアドバイスしてくれた

するとパープルテイルが

「私たちは長老なんだから気持ちいい寝床を使いたいんだよ！」

とくちをはさんだ

マジックポーはコケを置くと古いコケを出してから今取ってきたコケをしきつめはじめた

[シャイニングアイ]

フラワーポーが考えていると

あわててシャイニングアイが言った

「そういえば今日は半月よ！月の池にいかなくちゃ」

そうだった、フラワーポーは思った

(キャンプでフォールンスターが命名式やってくれたけど…私はまだスター族に紹介されてなかったんだった！)

とたんに嬉しくなって

「急いで長旅用の薬草準備しないとですね」

フラワーポーが言うと

「そうね…フラワーポー？やってくれる？」

シャイニングアイはなにか考えながら言う

(長旅用の薬草！?習ってないわ！)

「あの…シャイニングアイ？私長旅用の薬草まだ習ってないです…」

フラワーポーが緊張しながらー震えながら言うと

「あぁ！そうだったわね…じゃあ今教えるわ
長旅用の薬草はね…えーと…サワギクとネズの実だっけ…？まぁ二つとも体力をつけれるから食べとくと良いわ」

と教えてくれた

シャイニングアイに教えてもらった薬草を食べながらフラワーポーは

(体力をつけれるのはサワギクとネズの実…)

と覚えようとしていた

食べ終わるとシャイニングアイがキャンプの入り口で

見習い全員と待っていた

「おめでとう！フラワーポー！」

みんなが祝ってくれた

フラワーポーは嬉しさに震えながらひとりひとりと鼻をふれあわせた

そして月の池へあるきだした

日没の光が私を包む

フラワーポーは一歩足を踏み出した

これが私の看護猫への一歩

私の猫生への一歩

[ラークウィング☆]

この小説すごく面白いです！
マジックポーとトリックポーの名前がすごくいいなと
思いました笑
シャイニングアイがちょっと気になりますねぇ
（あ、小説のほうですよ？！）

[シャイニングアイ]

ラークウィングs
コメントありがとうございます！
もう話の骨はついているけど
肉付けが難しいですw
これからテスト期間なので更新スピード遅くなると思いますが
これからもよろしくお願いします！

[シャイニングアイ]

マジックポーがコケをしきつめてから長老達のマダニ取りをしていると

スポッティードポーが話しかけてきた

「ねぇ！マジックポーあのね…私今日テストを受けるの！もちろんシンダーポーも一緒よ」

スポッティードポーの口調からスポッティードポーがどんなにわくわくしているか伝わってきた

マジックポーも嬉しい

(サンダー族に新しい戦士が増えるかもしれないし、私の友達が昇進するのよ！)

「ふぁー…戦士名何が良い？」

フローズンポーだ

いつもは黙っていることが多いフローズンポーが自分から何か聞くのはなかなかない

(きっとフローズンポーもとてもわくわくしているに違いないわ！)

スポッティードポーは少しの間考えて、その後こういった

「うーん…フォールンスターが決めてくださるのなら何でも良いけど…強いていうなら
スポッティードハートとかかわいらしいのも良いわ！スポッティードクローとかカッコいいのでも大歓迎だけどね！」

スポッティードポーはとても嬉しそうだ

「じゃあテスト頑張ってね！スポッティードポー」

長老部屋を出ていくスポッティードポーにマジックポーが声をかけると

「テスト…頑張れ…ふわぁ…」「テスト落ちんなよ！」

長老達やフローズンポーまで声をかけた

「ありがとう！」

スポッティードポーは緑の目を嬉しそうに輝かせると部屋を去っていった

私も早く戦士になりたい！狩りも戦いもまだ習ってないけどね

マジックポーはそう思ってから

目の前のマダニに集中した

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