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投稿 by リトルジェイ Fri Jun 07, 2019 5:19 pm

ピアニーキット…浮浪猫とタイガスターの息子 ブランブルクローとトーニーペルト、モスウィングの義弟 部族の皆からペストポーやプラットポーなどと言われる
ヘアキット…ファイヤスターとサンドストームの娘 リーフプールとスクワーレルフライトの妹でスカイキットの姉
スカイキット…ファイヤスターとサンドストームの娘 リーフプールとスクワーレルフライトとヘアキットの妹

三日月の弱々しい光が森を照らす。一匹の薄茶色の猫が森の中にいた。その猫は自身の琥珀色の瞳でなにかを探しているようだ。
「シンダーペルト……シンダーペルトいらっしゃいますか?いたら返事をしてください!シンダーペルト!やっぱり私が…」
その時枝を踏む音が静かな森の中に響いた
「誰…?シンダーペルト!?」
その猫ーリーフプールが勢いよく振り向くと「バレちゃった」と舌を出す子猫がいた。
「ピアニーキット…どうして…?どうしてここにいるの?見習いは外に出てはいけないはずよ?」リーフプールはさっきシンダーペルトに呼び掛けていたことがバレていたらと思い強くいった。
「だってさ僕追い出されたんだもん。」ピアニーキットが下を向いているのを見てリーフプールは気持ちを落ち着けた。相手はまだ見習いにもなっていないわ、いくら夜に抜け出したからってそんな尋問のように聞いちゃだめじゃない!しかしピアニーキットが今言ったことは気になった。「どういうこと?誰に?」
サンダー族にそんな悪い猫がいるなんて…
「わかんないよ、でもね誰かに首を持たれて気づいたら森にいたんだ」
その時、族長であるファイヤスターの声がした
「どこだー?ピアニーキット…出てきてくれ」
「父さん?どうしたの?」
ファイヤスターはまさかというように振り返った。「ああ、ピアニーキットがいないんだそれより、お前こそどうしたんだ?」
「少し…それより捜索隊は?」心の傷が痛み、慌てて話題を変える
「そうか。言いたくないなら言わないでいいんだ。捜索隊は…皆寝てて起きないから仕方なく俺1人でさがしに来たんだ」
「そんなの寝たふりに決まってる!!」気づけばリーフプールは叫んでいた。ピアニーキットは木の影に隠れているがリーフプールにはピアニーキットが肩を小刻みにして震えているのがわかった。
「確かにピアニーキットはタイガスターと浮浪猫の息子かも知れない。でもそれがなんだって言うの?ブランブルクローは信頼しているじゃない。母親が浮浪猫だからって…そんなのおかしくない?ピアニーキットはいいこじゃない。よく看護部屋に来て私の手伝いをしてくれるわ。そんなにいいこなのに…」
「ああ、わかってる。」ファイヤスターが優しくリーフプールの肩に尻尾を乗せる。
「父さん…」
「お前は本当に母さんに似ているな。サンドストームは病気なのに何度も私が行くと言ったよ。」
「母さんは…?」
「大丈夫だ、スクワーレルフライトが見ている」
サンドストームは病気だった。グリーンコフではないがホワイトコフでもない。言わば原因不明の病気。そこに入るのは普段はファイヤスターとリーフプールしか許されていない。しかしスクワーレルフライトの激しい反対によりスクワーレルフライトもよくサンドストームの面倒を見ていた。
「あっ、ところでリーフプール、ピアニーキットを知らないか?全く帰ったらたっぷり説教しなくちゃな」

リトルジェイ
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