壊れた宇宙と星の欠片
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Re: 壊れた宇宙と星の欠片
壊れた宇宙と星の欠片
美しく、透明な雫を葉が受け止めていた。朝のキャンプはとても清々しく、空気は澄んでいる。そして、空を見上げる。やはり宇宙には星が浮かんでいなかった 地上に視線を戻し、ため息を吐く。ため息は白い気体と化した。そのとき、姉が自分の横を通った。「姉さん、おはよう」そう言ったが無視された。そしてまた さっきより大きく、長いため息を吐いた。姉が横を通るとき掠れた自分の毛皮を見る。ただ毛が少し逆撫でされただけで他に何も変わりはなかった。私は嫌われているんだ…一族のみんなから…そして空へ行った昔の猫たちからも…
こんばんは、ヴァイオレットペタルです。
裏垢みたいなもんと言いましたが、まあそんな感じでいつもの自分ではありません。ちなみにBBSに来たのは結構久しぶりかもしれませんね^^
プロローグ
朝はまだ明けたばかりで、寝床から猫たちがぞろぞろと出てきている頃…美しく、透明な雫を葉が受け止めていた。朝のキャンプはとても清々しく、空気は澄んでいる。そして、空を見上げる。やはり宇宙には星が浮かんでいなかった 地上に視線を戻し、ため息を吐く。ため息は白い気体と化した。そのとき、姉が自分の横を通った。「姉さん、おはよう」そう言ったが無視された。そしてまた さっきより大きく、長いため息を吐いた。姉が横を通るとき掠れた自分の毛皮を見る。ただ毛が少し逆撫でされただけで他に何も変わりはなかった。私は嫌われているんだ…一族のみんなから…そして空へ行った昔の猫たちからも…
こんばんは、ヴァイオレットペタルです。
裏垢みたいなもんと言いましたが、まあそんな感じでいつもの自分ではありません。ちなみにBBSに来たのは結構久しぶりかもしれませんね^^
ヴァイオレットペタル- 未登録ユーザー
Re: 壊れた宇宙と星の欠片
1章
『ブロークンユニバース』それが私の名前である。しかし、私はこの名前が嫌いだ。聞くたびに、
“私がした最悪なこと”を思い出させる。
その最悪な事のせいでこうやって虐められている。誰も私のことを気にかけてなんかくれない。目があっただけで殴られるのも、当たり前。でもそれは「私がいけないことをしたから」で我慢している。だって本当に私は“最悪なこと”をしたのだから。いつ殺されてもおかしくないと思っている。命一つで償えるようなことじゃないから。捧げて元に戻るなら、ない2つ目の命も捧げてみせる
ヴァイオレットペタル- 未登録ユーザー
(あ、でも予想してもらったら嬉しいな〜ヴァイオレットペタルが誰の裏垢かわかったらコメントください!(図々しいな)ちなみに、登録ユーザーです
あの日からずっと
あの日からずっと、私は虐められている。虐められていると言ったらいけないかもしれない。だって私がやったことに対する仕打ちなのだから。やり返したり、それを悪く言う権利はない。
あの日のことは思い出したくない。でも、いやでも頭に中でぐるぐると彷徨い続ける。だって私の頭に出口はないからー。みんなに閉じ込められている。
あの日からずっと。
お願いだから、もう頭から出ていって もう、私に生きている価値はない。
あの日からずっと、私は虐められている。虐められていると言ったらいけないかもしれない。だって私がやったことに対する仕打ちなのだから。やり返したり、それを悪く言う権利はない。
あの日のことは思い出したくない。でも、いやでも頭に中でぐるぐると彷徨い続ける。だって私の頭に出口はないからー。みんなに閉じ込められている。
あの日からずっと。
お願いだから、もう頭から出ていって もう、私に生きている価値はない。
ヴァイオレットペタル@裏垢- 未登録ユーザー
Re: 壊れた宇宙と星の欠片
『暗黒の夜』
あの日…私が宇宙を壊したしまった日とは…
その日、私は夢を見た。猫が乗った雲みたいな7色のモヤモヤが大爆発する夢だった。そしてそれはパラパラと崩れ落ち、猫達まで日々が入って割れていった。
その日は正午の狩りに行った。夢のことなんか、とっくに忘れていた。正夢なわけないと思っていたから。
「「「「「ラークナイト」」」」」
みんながわたしのことをそう呼んでいた。まあ、当たり前のことだった。私はその日まで、ラークナイトだったのだから。
名前を呼んでくれる友達や家族がいて、とても幸せだった。でも、その幸せは夢に出た猫たちみたいにヒビが入り、粉々になって何処かへ飛んでいってしまった。
☆雑談☆
読んでくださった方、(いるのかな?)ありがとうございます!久しぶりの復活で、色々おかしいかもしれませぬ……
色々抜けてるとこあると思うので、何かあったら教えてください^^(あれ…?未登録ユーザーって編集できないんでしたっけ…?)
あの日…私が宇宙を壊したしまった日とは…
その日、私は夢を見た。猫が乗った雲みたいな7色のモヤモヤが大爆発する夢だった。そしてそれはパラパラと崩れ落ち、猫達まで日々が入って割れていった。
その日は正午の狩りに行った。夢のことなんか、とっくに忘れていた。正夢なわけないと思っていたから。
「「「「「ラークナイト」」」」」
みんながわたしのことをそう呼んでいた。まあ、当たり前のことだった。私はその日まで、ラークナイトだったのだから。
名前を呼んでくれる友達や家族がいて、とても幸せだった。でも、その幸せは夢に出た猫たちみたいにヒビが入り、粉々になって何処かへ飛んでいってしまった。
☆雑談☆
読んでくださった方、(いるのかな?)ありがとうございます!久しぶりの復活で、色々おかしいかもしれませぬ……
色々抜けてるとこあると思うので、何かあったら教えてください^^(あれ…?未登録ユーザーって編集できないんでしたっけ…?)
ヴァイオレットペタル- 未登録ユーザー
Re: 壊れた宇宙と星の欠片
読んでます。
とても面白く、更新を楽しみにさせてもらってます|ω・)
未登録ユーザーだと編集出来ませんね.......。
とても面白く、更新を楽しみにさせてもらってます|ω・)
未登録ユーザーだと編集出来ませんね.......。
シャイニングナイト- ライオン族
- 投稿数 : 1286
Join date : 2020/04/14
所在地 : Twitter
Re: 壊れた宇宙と星の欠片
シャイニングナイトsこんばんは。
とってもも面白いだなんて…溶けて水にするつもりですか!?(ヴァイオレットペタルは褒められるとハイになったり溶けたりするんです)
とってもも面白いだなんて…溶けて水にするつもりですか!?(ヴァイオレットペタルは褒められるとハイになったり溶けたりするんです)
ヴァイオレットペタル- 未登録ユーザー
Re: 壊れた宇宙と星の欠片
『暗黒の夜2』
「ラークナイト!起きろ!!」耳元で同期のスウィフトピューピルが叫んだ。
「でもまだ太陽は上がってな 「敵襲だ!」スウィフトピューピルに遮られたのは嫌だったが敵襲という言葉にピンと耳を立て、乱れた毛を舐めた。
「ロックスターが命を2つも失ったそうだ」ラークナイトは驚いてスウィフトピューピルの方を見た。真剣な顔をしていたので嘘ではないだろう。
「敵はアビスアンダー[奈落の底]達だ。」ラークナイトは言葉を失った。
「ついに現れたのね、あの浮浪猫集団」ラークナイトは余裕で勝てるだろうと思ったが、それは違ったみたいだ。ロックスターが2つも命を失ってしまったのだ。ロックスターは昔、戦いの神様と呼ばれたらしい。そんな族長が…
隣でスウィフトピューピルがクイッとアゴをあげた。スウィフトピューピルの視線の先を見つめると、アビスアンダー達がキラキラと光る猫と戦っているのが見えた。あれはスター族?降りてきてくださったの…?
そして1匹のスター族の猫が宇宙[そら]へ帰ろうとした。でも、アビスアンバー達はそれを見逃したりしなかった。そして入り口から宇宙へ………
そして悪夢が始まってしまった。
☆雑談☆
未登録ユーザーって編集できないんですね。教えてくれてありがとうございます^^
今回の小説はカメさんペースにならないように頑張ります
「ラークナイト!起きろ!!」耳元で同期のスウィフトピューピルが叫んだ。
「でもまだ太陽は上がってな 「敵襲だ!」スウィフトピューピルに遮られたのは嫌だったが敵襲という言葉にピンと耳を立て、乱れた毛を舐めた。
「ロックスターが命を2つも失ったそうだ」ラークナイトは驚いてスウィフトピューピルの方を見た。真剣な顔をしていたので嘘ではないだろう。
「敵はアビスアンダー[奈落の底]達だ。」ラークナイトは言葉を失った。
「ついに現れたのね、あの浮浪猫集団」ラークナイトは余裕で勝てるだろうと思ったが、それは違ったみたいだ。ロックスターが2つも命を失ってしまったのだ。ロックスターは昔、戦いの神様と呼ばれたらしい。そんな族長が…
隣でスウィフトピューピルがクイッとアゴをあげた。スウィフトピューピルの視線の先を見つめると、アビスアンダー達がキラキラと光る猫と戦っているのが見えた。あれはスター族?降りてきてくださったの…?
そして1匹のスター族の猫が宇宙[そら]へ帰ろうとした。でも、アビスアンバー達はそれを見逃したりしなかった。そして入り口から宇宙へ………
そして悪夢が始まってしまった。
☆雑談☆
未登録ユーザーって編集できないんですね。教えてくれてありがとうございます^^
今回の小説はカメさんペースにならないように頑張ります
ヴァイオレットペタル- 未登録ユーザー
Re: 壊れた宇宙と星の欠片
『暗黒の夜3』
アビスアンダーの一匹がスター族へ入り込んでしまったことによって、スター族はボロボロになっていった。
私は何もできなかった。目の前で先祖達がやられていくのをただ眺めているだけで、何もできなかった。
私が助けていれば、スター族がなくなってしまうなんてことは起こらなかったのかもしれない。
でも無理よ!私は足がすくんで動けなくなってしまった。助けなきゃ。そう思っていたのに行動できなかった。
そして姉が駆け寄ってきた。
「お姉ちゃん…!私 」そう言ったところで姉にビンタされた。
「「「「どうして…!スター族へいったお母さんやお父さんがやられているのに何もしなかったの!答えなさいよ!」」」」
でも、と言いかけると姉はまだ続けた。
「「「足がすくんだ?知らないわよ、そんなの!あんたが動かなかったせいでどれだけの猫が消えたかわかってるの!ねえ!!!!!!それにスター族もなくなった!私たちはどうなるの!!!!!!あそこに居合わせたのがあんたじゃなきゃよかった」」」」姉は吐き捨てるように言った。こんなに感情的な姉を見るのは初めてで言葉は何も出なかった。
それは姉の言う通りだからだったからなのかもしれないけど。
でも、責めないで欲しかった。友達とかなら…でも、唯一地上に残っている家族のお姉ちゃんにだけは、責められたくなかったのに。
しょうがないよね。私のせいだもん。
「お姉ちゃん…本当にお姉ちゃんの言う通りでー」姉は私をギロリと睨んで黙らせると
『もう、話しかけないで。あと私はもう貴方の姉じゃないから』その言葉はラークナイトの心に深く刺さった。
本当にごめんなさい 本当に、本当に。
ごめんなさい。
いまだにこの言葉は誰にも伝えられていない。
族長からも嫌われた今、スウィフトピューピルとのパトロールを命じられた。
アビスアンダーの一匹がスター族へ入り込んでしまったことによって、スター族はボロボロになっていった。
私は何もできなかった。目の前で先祖達がやられていくのをただ眺めているだけで、何もできなかった。
私が助けていれば、スター族がなくなってしまうなんてことは起こらなかったのかもしれない。
でも無理よ!私は足がすくんで動けなくなってしまった。助けなきゃ。そう思っていたのに行動できなかった。
そして姉が駆け寄ってきた。
「お姉ちゃん…!私 」そう言ったところで姉にビンタされた。
「「「「どうして…!スター族へいったお母さんやお父さんがやられているのに何もしなかったの!答えなさいよ!」」」」
でも、と言いかけると姉はまだ続けた。
「「「足がすくんだ?知らないわよ、そんなの!あんたが動かなかったせいでどれだけの猫が消えたかわかってるの!ねえ!!!!!!それにスター族もなくなった!私たちはどうなるの!!!!!!あそこに居合わせたのがあんたじゃなきゃよかった」」」」姉は吐き捨てるように言った。こんなに感情的な姉を見るのは初めてで言葉は何も出なかった。
それは姉の言う通りだからだったからなのかもしれないけど。
でも、責めないで欲しかった。友達とかなら…でも、唯一地上に残っている家族のお姉ちゃんにだけは、責められたくなかったのに。
しょうがないよね。私のせいだもん。
「お姉ちゃん…本当にお姉ちゃんの言う通りでー」姉は私をギロリと睨んで黙らせると
『もう、話しかけないで。あと私はもう貴方の姉じゃないから』その言葉はラークナイトの心に深く刺さった。
本当にごめんなさい 本当に、本当に。
ごめんなさい。
いまだにこの言葉は誰にも伝えられていない。
族長からも嫌われた今、スウィフトピューピルとのパトロールを命じられた。
ヴァイオレットペタル- 未登録ユーザー
Re: 壊れた宇宙と星の欠片
スウィフトピューピルはとっても嫌な顔で私を睨みつけると森へ入って行った。
ブロークンユニバースはついて行こうか迷ったがここで拒否したらもう、どうしようもない。
スウィフトピューピルの後ろをしばらくついて行くとスウィフトピューピルが地面を嗅いでから顔を上げた。
「「「ピュルルールルールーピュー」」」
鳥だ。捕まえられる大きさではない。逆に此方が捕まえられる側だ。2〜3メートルはあるだろう。
逃げなきゃ。頭の中でその言葉が響いた。そしてもう一度その鳥を見た。
何かを加えている。目を閉じてもう一回見る。
子猫だ。
まだ小さい。もしかしてブレイズポー?
部族猫だ。助けなければ。
でもどうやって近づけばいい?地上からジャンプすれば届く距離じゃない。
ハイツリーと同じくらいの高さ。
咄嗟に思いついたのがハイツリーに登って近づく。
でもハイツリーはとても高い。少しでも気を抜けば見えるのは・・・。
でも、私なんかが生きているより私が命を投げ捨ててブレイズポーを助けたほうがこの世界にとっていいことなのではないか。
ブレイズポーは部族のみんなに好かれていて、幸せ者だ。
私も空に行ったほうが幸せかもしれない。空に行くべきだ、私は。空を無くしてしまった私が。命を捧げて空へ行けば。
みんなは許してくれなくても。私は解放される。
そして決めた。
ブレイズポーを助けて命を捧げる。
そしてハイツリーに走る。どんどんハイツリーが近づいてくる。鼓動が外に漏れているのではないかというほど緊張する。
「「「「ブレイズポー!」」」」ブレイズポーはおどろいて此方を見る。
「飛び移って!私が支える!私を信じて!」ブロークンユニバースは必死に叫ぶ。
ブレイズポーは泣きそうな目になった。そして深く頷くとするりと鳥の足から逃れ此方へ本気で飛んできた。
ブレイズポーは必死に私にしがみつく。やった!そう思った瞬間、足元がぐらりと揺れた。乗っていた枝が私とブレイズポーの重みに耐えられなかったのだろう。
私とブレイズポーはハイツリーから落ちた。
この子を空へは行かせない。絶対に!この子は私を信じてくれた。
私が下敷きになる。そしたらブレイズポーは助かるはず。
空中でもがいてどうにか私が下になるように落ちた。
一瞬、電流が体に流れたような痛みを感じた。でもその痛みは一瞬で、すぐに痛くなくなった。
空に来れた・・・!
ブロークンユニバースはついて行こうか迷ったがここで拒否したらもう、どうしようもない。
スウィフトピューピルの後ろをしばらくついて行くとスウィフトピューピルが地面を嗅いでから顔を上げた。
「「「ピュルルールルールーピュー」」」
鳥だ。捕まえられる大きさではない。逆に此方が捕まえられる側だ。2〜3メートルはあるだろう。
逃げなきゃ。頭の中でその言葉が響いた。そしてもう一度その鳥を見た。
何かを加えている。目を閉じてもう一回見る。
子猫だ。
まだ小さい。もしかしてブレイズポー?
部族猫だ。助けなければ。
でもどうやって近づけばいい?地上からジャンプすれば届く距離じゃない。
ハイツリーと同じくらいの高さ。
咄嗟に思いついたのがハイツリーに登って近づく。
でもハイツリーはとても高い。少しでも気を抜けば見えるのは・・・。
でも、私なんかが生きているより私が命を投げ捨ててブレイズポーを助けたほうがこの世界にとっていいことなのではないか。
ブレイズポーは部族のみんなに好かれていて、幸せ者だ。
私も空に行ったほうが幸せかもしれない。空に行くべきだ、私は。空を無くしてしまった私が。命を捧げて空へ行けば。
みんなは許してくれなくても。私は解放される。
そして決めた。
ブレイズポーを助けて命を捧げる。
そしてハイツリーに走る。どんどんハイツリーが近づいてくる。鼓動が外に漏れているのではないかというほど緊張する。
「「「「ブレイズポー!」」」」ブレイズポーはおどろいて此方を見る。
「飛び移って!私が支える!私を信じて!」ブロークンユニバースは必死に叫ぶ。
ブレイズポーは泣きそうな目になった。そして深く頷くとするりと鳥の足から逃れ此方へ本気で飛んできた。
ブレイズポーは必死に私にしがみつく。やった!そう思った瞬間、足元がぐらりと揺れた。乗っていた枝が私とブレイズポーの重みに耐えられなかったのだろう。
私とブレイズポーはハイツリーから落ちた。
この子を空へは行かせない。絶対に!この子は私を信じてくれた。
私が下敷きになる。そしたらブレイズポーは助かるはず。
空中でもがいてどうにか私が下になるように落ちた。
一瞬、電流が体に流れたような痛みを感じた。でもその痛みは一瞬で、すぐに痛くなくなった。
空に来れた・・・!
ヴァイオレットペタル- 未登録ユーザー
Re: 壊れた宇宙と星の欠片
スウィフトピューピルはとっても嫌な顔で私を睨みつけると森へ入って行った。
ブロークンユニバースはついて行こうか迷ったがここで拒否したらもう、どうしようもない。
スウィフトピューピルの後ろをしばらくついて行くとスウィフトピューピルが地面を嗅いでから顔を上げた。
「「「ピュルルールルールーピュー」」」
鳥だ。捕まえられる大きさではない。逆に此方が捕まえられる側だ。2〜3メートルはあるだろう。
逃げなきゃ。頭の中でその言葉が響いた。そしてもう一度その鳥を見た。
何かを加えている。目を閉じてもう一回見る。
子猫だ。
まだ小さい。もしかしてブレイズポー?
部族猫だ。助けなければ。
でもどうやって近づけばいい?地上からジャンプすれば届く距離じゃない。
ハイツリーと同じくらいの高さ。
咄嗟に思いついたのがハイツリーに登って近づく。
でもハイツリーはとても高い。少しでも気を抜けば見えるのは・・・。
でも、私なんかが生きているより私が命を投げ捨ててブレイズポーを助けたほうがこの世界にとっていいことなのではないか。
ブレイズポーは部族のみんなに好かれていて、幸せ者だ。
私も空に行ったほうが幸せかもしれない。空に行くべきだ、私は。空を無くしてしまった私が。命を捧げて空へ行けば。
みんなは許してくれなくても。私は解放される。
そして決めた。
ブレイズポーを助けて命を捧げる。
そしてハイツリーに走る。どんどんハイツリーが近づいてくる。鼓動が外に漏れているのではないかというほど緊張する。
「「「「ブレイズポー!」」」」ブレイズポーはおどろいて此方を見る。
「飛び移って!私が支える!私を信じて!」ブロークンユニバースは必死に叫ぶ。
ブレイズポーは泣きそうな目になった。そして深く頷くとするりと鳥の足から逃れ此方へ本気で飛んできた。
ブレイズポーは必死に私にしがみつく。やった!そう思った瞬間、足元がぐらりと揺れた。乗っていた枝が私とブレイズポーの重みに耐えられなかったのだろう。
私とブレイズポーはハイツリーから落ちた。
この子を空へは行かせない。絶対に!この子は私を信じてくれた。
私が下敷きになる。そしたらブレイズポーは助かるはず。
空中でもがいてどうにか私が下になるように落ちた。
一瞬、電流が体に流れたような痛みを感じた。でもその痛みは一瞬で、すぐに痛くなくなった。
空に来れた・・・!
ブロークンユニバースはついて行こうか迷ったがここで拒否したらもう、どうしようもない。
スウィフトピューピルの後ろをしばらくついて行くとスウィフトピューピルが地面を嗅いでから顔を上げた。
「「「ピュルルールルールーピュー」」」
鳥だ。捕まえられる大きさではない。逆に此方が捕まえられる側だ。2〜3メートルはあるだろう。
逃げなきゃ。頭の中でその言葉が響いた。そしてもう一度その鳥を見た。
何かを加えている。目を閉じてもう一回見る。
子猫だ。
まだ小さい。もしかしてブレイズポー?
部族猫だ。助けなければ。
でもどうやって近づけばいい?地上からジャンプすれば届く距離じゃない。
ハイツリーと同じくらいの高さ。
咄嗟に思いついたのがハイツリーに登って近づく。
でもハイツリーはとても高い。少しでも気を抜けば見えるのは・・・。
でも、私なんかが生きているより私が命を投げ捨ててブレイズポーを助けたほうがこの世界にとっていいことなのではないか。
ブレイズポーは部族のみんなに好かれていて、幸せ者だ。
私も空に行ったほうが幸せかもしれない。空に行くべきだ、私は。空を無くしてしまった私が。命を捧げて空へ行けば。
みんなは許してくれなくても。私は解放される。
そして決めた。
ブレイズポーを助けて命を捧げる。
そしてハイツリーに走る。どんどんハイツリーが近づいてくる。鼓動が外に漏れているのではないかというほど緊張する。
「「「「ブレイズポー!」」」」ブレイズポーはおどろいて此方を見る。
「飛び移って!私が支える!私を信じて!」ブロークンユニバースは必死に叫ぶ。
ブレイズポーは泣きそうな目になった。そして深く頷くとするりと鳥の足から逃れ此方へ本気で飛んできた。
ブレイズポーは必死に私にしがみつく。やった!そう思った瞬間、足元がぐらりと揺れた。乗っていた枝が私とブレイズポーの重みに耐えられなかったのだろう。
私とブレイズポーはハイツリーから落ちた。
この子を空へは行かせない。絶対に!この子は私を信じてくれた。
私が下敷きになる。そしたらブレイズポーは助かるはず。
空中でもがいてどうにか私が下になるように落ちた。
一瞬、電流が体に流れたような痛みを感じた。でもその痛みは一瞬で、すぐに痛くなくなった。
空に来れた・・・!
ヴァイオレットペタル- 未登録ユーザー
Re: 壊れた宇宙と星の欠片
ありがとう。スター族様。
ブロークンユニバースは幸せな気持ちで涙を流していた。やり切った気分でいた。
「あんたなんかスター族にこなくていい」母親のリーフクローのその言葉には、何か感じさせることがあった。
「スター族のお告げも読み取れないバカ」
「貴方に任せたから」
「貴方のせいで私たちは」
スター族にいるご先祖様に怒られ、嫌われ。いく場所もなく、ただ彷徨う。
暗闇のどん底で、知らない猫に出会った。
「「「こんにちは、私はハーフムーン」」」
ブロークンユニバースは幸せな気持ちで涙を流していた。やり切った気分でいた。
「あんたなんかスター族にこなくていい」母親のリーフクローのその言葉には、何か感じさせることがあった。
「スター族のお告げも読み取れないバカ」
「貴方に任せたから」
「貴方のせいで私たちは」
スター族にいるご先祖様に怒られ、嫌われ。いく場所もなく、ただ彷徨う。
暗闇のどん底で、知らない猫に出会った。
「「「こんにちは、私はハーフムーン」」」
ヴァイオレットペタル- 未登録ユーザー
Re: 壊れた宇宙と星の欠片
「やっぱりやりきれない?」
彼女の言葉に驚く。ハーフムーンの目は曇っていなかった。なぜ、この猫は私の思っていることがわかるの。
「ええ」ハーフムーンはブロークンユニバースに近づいてきて横に座った。
「辛かったわね、ラークナイト」ハーフムーンの哀れな目がこちらを向いた。尻尾は垂れ下がっている。
同情してくれる猫がいる。それは嬉しいはずなのに、
「あんたなんかにわかるわけない!私の気持ちは!!!!!!」と叫んだ。そしてその猫の横を通り抜けた時
「後悔するかもね」と小さな声で囁かれた。
ブロークンユニバースは固まった。
全身の毛が立ち、足がカクカクと震える。ここで謝るなんてカッコ悪い!
「後悔はしないわよ」というと止めていた足を動かした。
彼女の言葉に驚く。ハーフムーンの目は曇っていなかった。なぜ、この猫は私の思っていることがわかるの。
「ええ」ハーフムーンはブロークンユニバースに近づいてきて横に座った。
「辛かったわね、ラークナイト」ハーフムーンの哀れな目がこちらを向いた。尻尾は垂れ下がっている。
同情してくれる猫がいる。それは嬉しいはずなのに、
「あんたなんかにわかるわけない!私の気持ちは!!!!!!」と叫んだ。そしてその猫の横を通り抜けた時
「後悔するかもね」と小さな声で囁かれた。
ブロークンユニバースは固まった。
全身の毛が立ち、足がカクカクと震える。ここで謝るなんてカッコ悪い!
「後悔はしないわよ」というと止めていた足を動かした。
ヴァイオレットペタル- 未登録ユーザー
Re: 壊れた宇宙と星の欠片
あの時から誰もこの空間に来ることはなかった。つまらなさと老いで歩くことはそうそうなかった。
反省するしか無い。
しばらくしてあることに気づいた。
誰もここに来ないってことはスター族に行けたんだ。
最期のときを感じて目をつぶった。
「わたしは天命を果たせたのでしょうか…」
涙を流しながらそう呟いたのだった。
反省するしか無い。
しばらくしてあることに気づいた。
誰もここに来ないってことはスター族に行けたんだ。
最期のときを感じて目をつぶった。
「わたしは天命を果たせたのでしょうか…」
涙を流しながらそう呟いたのだった。
ヴァイオレットペタル- 未登録ユーザー
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