魔女猫の学園生活
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Re: 魔女猫の学園生活
第十二章
寮に、戻ってきた。そ、あのうるっさい寮に。
菜の花にはまだフローラが帰ったことに気付いていない。よっしゃあ!……まあ、学校、というか通学路で会うんだけど…。
「あ」「あ?」フローラが通学路をのんびり歩いていると翔に遭遇した。翔はめんどくさそうに肩をすくめた。
「翔?どうしたの?」少しすると翔のところに美形の薄茶色に白がある雌猫が来た。
「は?なんもねぇけどなんだよ」翔はその雌猫をにらむと足早に学園に向かっていった。
「貴女、あの子の知り合い?」雌猫がふいにこちらを見た。フローラは「まぁ…一応」とうなずいた。
「そうなのね。わたしは翔の姉の蘭花よ(らんか)。三年生よ」その雌猫─蘭花がいった。
「フローラです。1-4」フローラは一応蘭花にそう短く自己紹介した。
学園につくと、まず「狩猟科」で「狩猟実技テスト」が最初だった。日曜日を挟んだら忘れていた。狩猟は担任の野川がやるそうだ。野川はどうにも戦闘だけはだめらしい。
「やるぞー。じゃ…」という感じで翔の順番が来た。
翔は目的のネズミのぬいぐるみに向かってさっとかがむと忍び足でぬいぐるみに近付き、飛びかかった。多分ネズミは死んだ。
「狩猟訓練一学期免除!はい次!」─「フローラ!」フローラの順番が来た。
フローラはさっと身をかがめ、忍び足で歩き、ネズミに飛びかかってしとめた。みんながしーんとなった。
「狩猟訓練一学期免除…」野川がぽかんとしながらいった。あれ?「忍び足した……?」
忍び足だったんですけどもねぇ……?
寮に、戻ってきた。そ、あのうるっさい寮に。
菜の花にはまだフローラが帰ったことに気付いていない。よっしゃあ!……まあ、学校、というか通学路で会うんだけど…。
「あ」「あ?」フローラが通学路をのんびり歩いていると翔に遭遇した。翔はめんどくさそうに肩をすくめた。
「翔?どうしたの?」少しすると翔のところに美形の薄茶色に白がある雌猫が来た。
「は?なんもねぇけどなんだよ」翔はその雌猫をにらむと足早に学園に向かっていった。
「貴女、あの子の知り合い?」雌猫がふいにこちらを見た。フローラは「まぁ…一応」とうなずいた。
「そうなのね。わたしは翔の姉の蘭花よ(らんか)。三年生よ」その雌猫─蘭花がいった。
「フローラです。1-4」フローラは一応蘭花にそう短く自己紹介した。
学園につくと、まず「狩猟科」で「狩猟実技テスト」が最初だった。日曜日を挟んだら忘れていた。狩猟は担任の野川がやるそうだ。野川はどうにも戦闘だけはだめらしい。
「やるぞー。じゃ…」という感じで翔の順番が来た。
翔は目的のネズミのぬいぐるみに向かってさっとかがむと忍び足でぬいぐるみに近付き、飛びかかった。多分ネズミは死んだ。
「狩猟訓練一学期免除!はい次!」─「フローラ!」フローラの順番が来た。
フローラはさっと身をかがめ、忍び足で歩き、ネズミに飛びかかってしとめた。みんながしーんとなった。
「狩猟訓練一学期免除…」野川がぽかんとしながらいった。あれ?「忍び足した……?」
忍び足だったんですけどもねぇ……?
サンウィング- ライオン族
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Re: 魔女猫の学園生活
第十三章
フローラは前に借りた「魔族物語」を開いた。
そろそろ読まないと催促カードに名前が載ってしまう。
本を開くとすぐに視線を感じた。顔をあげると翔がこちらを見つめていた。こちら…というより、本を。
「…なに?」フローラはいらっとしてきいた。
「魔族物語、ねぇ…」翔はそうつぶやくと自分の席へ戻っていった。なんなの?あいつ!
『ある日、魔族が生まれた』─……あ、これつまんないやつだわ。返そ。
「ネエネエー?つぎなんだっけぇー?」明るすぎる雌猫グループの一匹が大きい声でいった。
「あーっとねー。たしかーまぞく…のれきし?」それ魔族科、なんだけど…。歴史もやるけどさ……。
「あーあれかー。キラーイ」あそうですか。ていうかわたしが授業したほうがよくない?その科目。わたし魔族だし。…ま、そんなこといえないけど。
「なんだっけ?その…はーつぶぃーぱー?」なにそれしらねえよ。
「はあ?ばっかーなのー?wwwwwwwwwwwww 」「こらぁ!おまえら!うるさい!静かにしろ!」隣の1-3のクラスの先生がしっぽをばしばし振り、怒り狂って叱りに来た。
「え~。それわたしたちじゃなあい!」は?
「じゃあ…おまえか?」そういって先生は菜の花を指す。
「違います!」「うそでしょ、あんただったじゃん!」菜の花があわてて否定するが、グループのやつらは口々に「ひっどーい!」といいはじめた。は??
「菜の花さん!静かにするのですよ!」先生がうなずいて菜の花を叱った。は???魔法ぶっ放していい?きもいひどいきらい。
「あのさあおまえらいい加減にしろ。騒いでたのおまえらだったじゃん。菜の花に罪なすりつけんなばか者」フローラはそういうと「騙されるあんたもばかだわ」と先制に向かって付け足して教室を出た。
あ、やば。
フローラは前に借りた「魔族物語」を開いた。
そろそろ読まないと催促カードに名前が載ってしまう。
本を開くとすぐに視線を感じた。顔をあげると翔がこちらを見つめていた。こちら…というより、本を。
「…なに?」フローラはいらっとしてきいた。
「魔族物語、ねぇ…」翔はそうつぶやくと自分の席へ戻っていった。なんなの?あいつ!
『ある日、魔族が生まれた』─……あ、これつまんないやつだわ。返そ。
「ネエネエー?つぎなんだっけぇー?」明るすぎる雌猫グループの一匹が大きい声でいった。
「あーっとねー。たしかーまぞく…のれきし?」それ魔族科、なんだけど…。歴史もやるけどさ……。
「あーあれかー。キラーイ」あそうですか。ていうかわたしが授業したほうがよくない?その科目。わたし魔族だし。…ま、そんなこといえないけど。
「なんだっけ?その…はーつぶぃーぱー?」なにそれしらねえよ。
「はあ?ばっかーなのー?wwwwwwwwwwwww 」「こらぁ!おまえら!うるさい!静かにしろ!」隣の1-3のクラスの先生がしっぽをばしばし振り、怒り狂って叱りに来た。
「え~。それわたしたちじゃなあい!」は?
「じゃあ…おまえか?」そういって先生は菜の花を指す。
「違います!」「うそでしょ、あんただったじゃん!」菜の花があわてて否定するが、グループのやつらは口々に「ひっどーい!」といいはじめた。は??
「菜の花さん!静かにするのですよ!」先生がうなずいて菜の花を叱った。は???魔法ぶっ放していい?きもいひどいきらい。
「あのさあおまえらいい加減にしろ。騒いでたのおまえらだったじゃん。菜の花に罪なすりつけんなばか者」フローラはそういうと「騙されるあんたもばかだわ」と先制に向かって付け足して教室を出た。
あ、やば。
サンウィング- ライオン族
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Re: 魔女猫の学園生活
たまに来る俺氏の雑談コーナー。
新小説書きたい。オリジナル部族系の。魔法とか一切無い。だが俺には3個も小説があるんですよ。1個やめたi(は?ばかやめろ)
新小説書きたい。オリジナル部族系の。魔法とか一切無い。だが俺には3個も小説があるんですよ。1個やめたi(は?ばかやめろ)
サンウィング- ライオン族
- 投稿数 : 2121
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Re: 魔女猫の学園生活
第十四章
「…きいてんのか!?」はいはい。きいてますよ。どうせあんたらは教師>生徒って感じで教師のほうが立場上だって思ってんでしょ?ただのばか。
「暴言を吐くな!」あー、うん。
「算数授業を倍増するぞ!!」うん。それが?
「魔族科も倍増するぞ!!!」うん。やだけど別に。歴史がなんか違うのが気に食わないけど。
「うんともすんともいわないなおまえ。きいてんのか?」「うん」「タメ口をやめろ」「なんで?」「はぁ……」
…まぁ、こうなるよね。戦闘狩猟免除を一ヶ月だけ外すって。まあこれですむならいいか。
ここは1-4組教室。魔族科の授業中。
「…では、魔族の大きな特徴は?」野川がきく。ちらほらと前足(としっぽ)が上がる。翔も挙げていた。一応フローラも前足を挙げる。
「では、フローラ」当たるのねー、今。
「額の三日月模様と」「正解!」もうちょっといおうとすると野川にさえぎられる。なーんだ。
「…きいてんのか!?」はいはい。きいてますよ。どうせあんたらは教師>生徒って感じで教師のほうが立場上だって思ってんでしょ?ただのばか。
「暴言を吐くな!」あー、うん。
「算数授業を倍増するぞ!!」うん。それが?
「魔族科も倍増するぞ!!!」うん。やだけど別に。歴史がなんか違うのが気に食わないけど。
「うんともすんともいわないなおまえ。きいてんのか?」「うん」「タメ口をやめろ」「なんで?」「はぁ……」
…まぁ、こうなるよね。戦闘狩猟免除を一ヶ月だけ外すって。まあこれですむならいいか。
ここは1-4組教室。魔族科の授業中。
「…では、魔族の大きな特徴は?」野川がきく。ちらほらと前足(としっぽ)が上がる。翔も挙げていた。一応フローラも前足を挙げる。
「では、フローラ」当たるのねー、今。
「額の三日月模様と」「正解!」もうちょっといおうとすると野川にさえぎられる。なーんだ。
サンウィング- ライオン族
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Re: 魔女猫の学園生活
やるか…めんどくs(無事死亡)
ちなみに菜の花は名前も性格もリア友です()
フローラの周りの人たちリア友にしますねー(翔はこういう性格の人いないんでオリジナルですけど)
「フローラがいってくれたとおり、魔族の額には黄色の三日月模様がある。そして、比較的小柄で瘦せているのも特徴だ」野川がいって黒板に書き始めた。黒板に猫の顔が描かれ、その額に三日月模様が足された。そして体が追加され、スリム体型な猫が完成した。
「みんなもノートに書けよー」「せんせーい、魔族はなんで産まれたんですかー?」菜の花がきいた。
「魔族はなんか…突然変異?」おい。
「魔族の一匹目は突然変異というか、火を自由自在に扱えるという能力を持った母親と、治癒の力を持つ父親から産まれたんですよ?そこから、同じ魔力を持った子供が産まれて…というような感じで魔族ができていきました」フローラは野川のあいまいな説明に腹を立てて口を挟んだ。なぜかみんなが驚いて一斉にフローラを見た。
「あいつってなんか魔族に詳しいよな…あやしくね…?」という声がきこえてきた。
ちなみに菜の花は名前も性格もリア友です()
フローラの周りの人たちリア友にしますねー(翔はこういう性格の人いないんでオリジナルですけど)
「フローラがいってくれたとおり、魔族の額には黄色の三日月模様がある。そして、比較的小柄で瘦せているのも特徴だ」野川がいって黒板に書き始めた。黒板に猫の顔が描かれ、その額に三日月模様が足された。そして体が追加され、スリム体型な猫が完成した。
「みんなもノートに書けよー」「せんせーい、魔族はなんで産まれたんですかー?」菜の花がきいた。
「魔族はなんか…突然変異?」おい。
「魔族の一匹目は突然変異というか、火を自由自在に扱えるという能力を持った母親と、治癒の力を持つ父親から産まれたんですよ?そこから、同じ魔力を持った子供が産まれて…というような感じで魔族ができていきました」フローラは野川のあいまいな説明に腹を立てて口を挟んだ。なぜかみんなが驚いて一斉にフローラを見た。
「あいつってなんか魔族に詳しいよな…あやしくね…?」という声がきこえてきた。
サンウィング- ライオン族
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Re: 魔女猫の学園生活
おっ!
久しぶりっすね!(おい、急にどうした!)
久しぶりっすね!(おい、急にどうした!)
オーシャンフラワー- ライオン族
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