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真実を探れ~裏切り者は誰だ~

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投稿 by シャイニングナイト Thu Sep 23, 2021 11:37 am

また完結してないくせにリメイクしようとすんじゃねーよと思った皆さん。
ごめんなさい。許してください。
いやでも、古すぎて自分でも意味わかんなくなってきて(おい)。なんでこんな展開にしたんだよ面白くねえなあって思ってしまってですね。
まあ…いいじゃないですか(?)
古いの見てない初見さんはあえて古い奴を見ずに推理してみてください。

注意
・ミステリー系のはずなのにそうなってない
・古い方とちょっと内容が違う
・更新スピードはごみ


最終編集者 シャイニングナイト [ Thu Sep 23, 2021 6:24 pm ], 編集回数 1 回
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投稿 by シャイニングナイト Thu Sep 23, 2021 12:33 pm

【character】

族長 ラニングスター(流れる星)♂
白と黄金色の縞柄の雄猫。目は黄色。どこか抜けている。

副長 ライオンファング(ライオンの牙)♂
明るい茶色の雄猫。目は青。心配性。

看護猫 リーフクラウド(葉の雲)♀
白い雌猫。目は緑。怖い。

戦士 コットンテイル(綿の尻尾)♀
白い雌猫。目は青。優しい。リーフクラウドの妹。ホープポーの指導者。

戦士 ブラッシュフラワー(バラ色の花)♀
赤茶色の雌猫。目は緑。昼寝が大好き。クローバーポーの指導者。

戦士 ミアーウォーター(湖の水)♂
淡い灰色の雄猫。目は青。真面目。コットンテイルが好き。ミズルポーの指導者。

戦士 シェイドウェイヴ(影の波)♂
黒と灰色の縞柄の雄猫。目は緑。冷静で影が薄い。アイスィクルポーの指導者。

戦士 アジャティアー(空色の涙)♀
銀色の雌猫。目は青。気弱。シェイドウェイヴが好き。リリーポーの指導者。

戦士 ドーンブリザード(夜明けの吹雪)♂
黒と灰色のぶちの雄猫。目は黄色。負けず嫌い。クリアポーの指導者。

戦士 クリスタルシャイン(結晶の輝き)♂
焦げ茶色の雄猫。目は青。目立ちたがり屋。ジュエリーポーの指導者。

戦士 クラウディファー(曇った毛)♀
濃いめの灰色の雌猫。目は黄色。いつも暗い。ホープポーの姉。

見習い ホープポー(希望の足)♂
主人公。輝くオレンジ色の雄猫。目は黄色。クローバーポーが好き。両親殺しの犯人捜し中。

見習い クローバーポー(クローバーの足)♀
クリーム色の雌猫。目は淡い緑。頑張り屋で慌てん坊。容疑者候補1。

見習い ミズルポー(霧雨の足)♂
淡い灰色の雄猫。目は緑。指導者との仲は険悪。リリーポーが好き。容疑者候補2。

見習い リリーポー(ユリの足)♀
小柄な白い雌猫。目は黄色。声が小さい。容疑者候補3。

見習い クリアポー(透明な足)♂
くすんだ茶色の雄猫。目は透き通った青。感情がなくミステリアス。容疑者候補4。

見習い アイスィクルポー(つららの足)♀
三毛の雌猫。目は冷たい青。意地悪でいつも一人でいる。容疑者候補5。

見習い ジュエリーポー(宝石の足)♂
赤とオレンジのぶち猫。目は緑。元気で騒がしい。容疑者候補6。



元副長 サンライズぺルト(日の出の毛皮)♀
明るいオレンジの雌猫。目は緑。ホープポーの母親。今はもうスター族。

元戦士 トワイライトフラッシュ(夕暮れの光)♂
赤の混じったオレンジの雄猫。目は青。ホープポーの父親。今はもうスター族。

元族長 スノウスター(雪の星)♂
真っ白な雄猫。目は水色。説教癖があり、重度のシスコン。今はスター族。

元副長 グレーバード(灰色の鳥)♀
灰色の雌猫。目は緑。可愛いが起ると怖い。スノウスターの妹。今はもうスター族。

元族長 ジャギッドスター(ギザギザの星)♂
茶色と灰色の縞柄の雄猫。目は黄色。歳だが、体格はがっしりしていて強い。今は浮浪猫。

元戦士 テラークロー(恐怖の鉤爪)♀
白に黒の縞柄の雌猫。目は緑と青のオッドアイ。生まれつき爪が赤い。今は浮浪猫。

元戦士 ブロークンハート(壊れた心)♂
尻尾の短い薄茶色の雄猫。目は濃い黄色。欲望は深いが根は臆病な女好き。今は浮浪猫。


最終編集者 シャイニングナイト [ Thu Sep 30, 2021 9:26 pm ], 編集回数 1 回
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投稿 by シャイニングナイト Wed Sep 29, 2021 8:26 pm

PROLOGUE


キャンプの空き地に、フクロウの不吉な鳴き声が響き渡った。

月明かりがオレンジ色の猫の遺体を銀色に染め上げる。

一匹の猫は遺体のそばで泣きじゃくっていた。

小さなその雄猫は遺体の雌猫にすごく生き写しだった。

雄猫はうずくまってグルーミングを始めた。

そして気づいてしまった。

おかしい。

母さんは事故で死んだんだ。

怪物に引かれて死んだんだ。

なら、どうして。

首元に。

傷跡があるんだ?

雄猫の心臓が激しく打ち始めた。

いったい誰がこんなことを?

どうして母さんの命を?

許せない。



その雌猫の死からそう経たないうちに、またキャンプには遺体が寝かされていた。

その猫もオレンジ色の毛皮をしていた。

雄猫がよろよろとそばへやってきた。

目はうつろで、悲しみと恐怖で満ちている。

そして、雄猫はまた知ってしまった。

今回は〈二本足〉にやられたと聞いていたのに。

そんなはずがない。

たしかに〈二本足〉の悪臭はぷんぷんする。

でも。

〈二本足〉にやられたなら。

見習い猫の歯形がついているはずがない。

どう見てもその大きさは大人の猫ではなかった。

どうして?

どうして犯人は僕の母さんと父さんを殺さなくちゃならなかったんだ?

殺す理由など、なかっただろうに。

雄猫は背筋がぞくっとした。

冷や汗が体をつたう。

もしかして、次やられるのは…

…姉さん?

絶対にそんなことさせない。

僕が母さんと父さんの敵を討ってやる。

そして姉さんと一族を守ってみせる。

覚悟しておけ。

僕の両親を殺した罪、償ってもらうからな…!
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投稿 by シャイニングナイト Mon Oct 11, 2021 9:31 pm

第一章


 日差しがポカポカと気持ちがいい。太陽の光がホープポーのオレンジ色の毛をまだらに輝かせた。ホープポーは薄目を開けて見習い仲間をじっと見た。不審感で体中の毛が逆立つ。そう、ホープポーの両親は何者かに殺されたのだ。そして、その歯形から見習い猫であることを特定した。それは誰にも言っていない。なぜなら、両親の敵を討つのは、この僕だからだ。そう思っていると、隣で誰かが身動きしたのが分かった。隣で丸くなっていたのは、同じく見習いのクローバーポーだった。容疑者候補1、クローバーポー。純粋で優しい、とても良い子だ。そして、僕の好きな人。クローバーポーじゃないと信じたいが、可能性は嫌でも捨てきれない。
「ホープポー!」
うるさい声がし、ばたばたした足音が近づいてくるのが分かった。
「ミズルポー?どうしたの?」
ホープポーは大あくびをして答えた。容疑者候補2、ミズルポー。陽気でちょっぴり自信家な雄猫。僕の親友だった猫だ。疑いが晴れたら、昔通り親友に戻れるのだ。
「狩りに行こうぜ!指導者は抜きでさ!」
ミズルポーはにっと笑って言った。
「指導者抜き?許可は?」
クローバーポーがいつの間にか起きてきていて、あくびを噛み殺しながら聞いた。
「指導者たちが集まって楽しそうにしてた時に聞いたら、ホープポーの指導者が『他の見習いも何匹か連れて行くなら指導者抜きで言ってもいいわよ』ってさ」
ミズルポーがじれったそうに言った。早く指導者抜きで友達と狩りに行きたくてたまらないようだ。
「私も行く!あと何匹ぐらい誘ったらいいかなあ」
クローバーポーが途端目を輝かせていった。眠気はもうどこかへ吹き飛んでしまったようだ。
「適当でいいんじゃないか?多すぎず少なすぎないように気を付けてれば。一緒に行きたい奴を言っていこうよ」
ホープポーはそう返事をした。
「リリーポー!」
ミズルポーがすかさず答えた。すると、呼ばれたのに気付いたのか、リリーポーがそばへやってきた。
「今、誰か私を呼んだ?」
リリーポーが鈴のような綺麗で小さな声で聞いた。容疑者候補3、リリーポー。声が小さく可愛いが、僕に対して少し意地悪だ。
「狩りに誘いたいメンバーの話。リリーポーも行こ!」
ミズルポーが嬉しそうにリリーポーに話しかけた。リリーポーはうなずいた。
「クリアポーも来るか?」
ミズルポーは近くで毛づくろいをしていたクリアポーについでに声をかけた。こちらを向いたクリアポーの目は恐ろしく無感情で、とても透き通っていた。
「指導者とパトロールに行かなくちゃならないんだ」
クリアポーは淡々とした声で言い、指導者の元へ歩いて行った。容疑者候補4、クリアポー。いつも無感情で正直よく分からない猫だ。
「アイスィクルポー!みんなで狩りに行かない?」
クローバーポーがそばを通り過ぎた三毛猫に声をかけた。ホープポーはげっと思った。アイスィクルポーは意地悪で皆からあまり好かれていない。どうしてわざわざそんな態度を取るのだろうか。
「私はみーんな仲良しこよしの友達ごっこなんかしてる暇ないの」
アイスィクルポーは意地悪く返した。容疑者候補5、アイスィクルポー。意地悪でとにかく性格が悪い。この猫なら両親を殺してしまうかもしれない。
「いいよ、誰もお前に来てほしいなんて思ってないから。一人ぼっちのお前を思ってクローバーポーは言ってくれたのにさ」
ミズルポーはふんと鼻を鳴らした。アイスィクルポーは不愉快そうに顔をゆがめたが、珍しく言い返さずにキャンプの出入り口へと消えた。狩りに行こうかと出入り口に向かった時、見習い部屋からジュエリーポーが飛び出して駆け寄ってきた。
「おいおい、どこへ行くんだよ。俺も混ぜてくれよ!」
ジュエリーポーはふざけてホープポーの脇腹をつついた。容疑者候補6、ジュエリーポー。いつも明るくてみんなのムードメーカーで人気者だ。
「みんなで狩りに行くんだ。誘おうと思ったけど、見当たらなかっただけだよ。」
ホープポーはそう返した。そして5匹は狩りをしにキャンプを出た。僕は、純粋に狩りをしに行くんじゃない。皆を観察して、怪しい行動をしていないか、探るんだ。どんなに小さな証拠も、見逃したりなんかしない。
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投稿 by シャイニングナイト Wed Feb 01, 2023 2:47 pm

第2章


昨日の狩りでは、特に何の情報も得ることが出来なかった。やはり複数人同時に監視して探るのは難しい。それにそんな簡単に証拠や隙を見せるはずがない。
今日はどうやって誰の行動を探ろうか。キャンプの端にだらりと寝そべりながら考える。そうしていると、ゆっくりと小さな足音が近づいてきたので、ホープポーは片目を開けて見上げた。
「狩り。行けって指導者に言われた」
足音の正体はクリアポーだった。透き通っていて吸い込まれそうな深さがある無感情な瞳でこちらを見下ろしてくるので、なかなか落ち着かない。
「分かった。昨日とは違う所へ行かないか?」
僕はそう言って立ち上がり、オレンジ色の毛を震わせた。昨日はもしかしたら場所が悪かったのかも。違う場所なら何か手がかりが得られる可能性もゼロじゃない。
「林?」
クリアポーは小首を傾げて聞いた。可愛らしい仕草だが、淡々と見つめてくる目のせいで他の何も頭に入ってこない。
「そ、林」
ホープポーはしれっと目を逸らして答えた。その目を逸らした先にアイスィクルポーがいた。相変わらず1人で、こちらを見ている。
「林はアナグマが出るから行かない方がいいんじゃなかったかしら」
アイスィクルポーが冷たい言い方で咎めた。ホープポーはむっとして毛を逆立てた。見習いになったばかりの子猫のような扱いをされる筋合いはない!
「僕、別に弱くはないよ」
クリアポーもあまり良くは思わなかったようで、全く変わらない表情と声色で答えた。
「でも、強くはないでしょう?」
アイスィクルポーは即座に意地悪く答えた。ホープポーは軽く唸った。そうするとアイスィクルポーは呆れたような顔をした後、去っていった。実際、文句が言えないのが悔しい。見習いの誰も戦いではアイスィクルポーに適わないのだ。
そして狩りならクリアポーが1番だ。クリアポーは気配を消すのが凄く得意で、獲物に気づかれず近づいて素早く仕留める事が出来る。
「行こう、クリアポー」
ホープポーは尻尾を振って合図した。クリアポーは返事も了解の意味を込めた仕草も何もしてくれなかったが、黙って後ろを着いてきていた。

しばらく歩いて林につき、2匹は狩りを始めた。とは言っても、ホープポーは狩りもそこそこにクリアポーの監視をメインにおいていた。クリアポーが鼻をひくつかせて獲物の匂いを嗅ぎ分けようとしている。そこでふと風向きが変わった。と同時にクリアポーの耳がピンと立ち、ゆっくりと後ろに下がってきた。
「どうしたんだ?クリアポー」
ホープポーはクリアポーに近づいた。だが、質問の答えは返事を聞く前にわかった。恐怖でぞっとする。
「アナグマ」
クリアポーは一言で答えた。不安げに尻尾が揺れている。そっと顔を見上げたが、やはり表情は動いていなかった。ホープポーは不安で怯えていたが、決して態度に出すまいとした。ここでびびってたら、後で帰った時に必ずアイスィクルポーに馬鹿にされる!それだけは嫌だ!僕は弱くなんてない!
鈍い足音が聞こえて、段々匂いが強くなってきた。怖くて足が凍りつき、上手く逃げ出せない。というか、逃げてもきっと追いつかれてしまうだろう。それでキャンプ近くにアナグマを運ぶぐらいなら、ここで戦った方がマシなのかもしれない。
「来る」
クリアポーが言うと同時に、アナグマは姿を現した。普通よりは小柄だったが、それでも小さな見習い猫2匹にとってはとても巨大な相手に見えた。そのアナグマは僕らを見ると、たくましい前足を振り下ろしてきた。
「危ない!」
ホープポーは持ち前の反射神経でなんとか避けたが、クリアポーは脇腹に傷を負った。でも、きっとこれぐらいならなんとかなるはずだ。黙ってやられてなんかいられない。僕だって、やれるんだ!

だが、結果は目に見えていた。決して戦いが得意とは言えない小柄な見習い猫2匹と野生をたった1匹で生き抜いてきた凶暴な生き物アナグマ。見習い2匹に勝ち目はない。
クリアポーはぐったりしていて、相変わらず無感情な瞳を空に向けている。ホープポーは必死に威嚇を続けていた。絶対に、絶対に弱音なんか吐かない!でも、もうだめそうだ。そうホープポーが思った時、驚いた声が耳に飛び込んできた。
「あんた達、一体何してるの?」
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