【うぉりくらお題交換】ドキッ!水着すらない水遊び大会!

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【うぉりくらお題交換】ドキッ!水着すらない水遊び大会!

投稿 by 吉祥 on Mon Sep 24, 2018 1:40 pm

>お題:水遊び もう夏も終わりそうですがウォリクラ族の皆が水遊びしたらどうなるか楽しみにしてます!✨

吉祥
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Re: 【うぉりくらお題交換】ドキッ!水着すらない水遊び大会!

投稿 by 吉祥 on Mon Sep 24, 2018 1:41 pm

「水遊びしようよ!」
曇天のキャンプにて、フォームダックの無邪気な提案に、ウォリクラ族の猫たちは顔を見合わせた。

「なんで急に?さっさと執筆しないから夏もう終わっちゃったよ。」
戸惑う猫たちを代表して、吉祥が問いかける。
「いいから!私が水遊び誘わなきゃ誰も水遊びなんかしたがらないでしょ!」
「メタ発言。 …それに今、けっこう涼しいよ。」
「暑い!暑いよ!間もなく暑くなるよ!そうじゃなきゃ誰も水遊びなんかしたがらないでしょ!」
「またメタ発言。そんなこと言ったって気温は上がったり…」

突如、曇っていた空の雲が割れて、太陽の光がキャンプに差し込む。
若干湿気の多かったキャンプが、突然乾燥し始める。
あまりの太陽光の暑さに、猫たちは慌てて日陰へと駆け込む。

「気温が上がった…。…フォームダック。今すぐ、今すぐに、「日陰でゆっくり休みたいですね」って言うんだ。」
族長の黒塗りの毛皮は、太陽光にめっぽう弱い。すぐに体中が熱を帯びて、熱中症になりかける。
しかしフォームダックは譲らない。
「そういう時は水遊びですよ!ほら!許可出してください!」
「やだぁ 暑いのも濡れるのもやだぁめんどいよーー」
「うぅ… 族長…!!」
「まずいですよ族長!いまのフォームダックが怒ったり泣いたりしたら、天気がどうなるかわかったもんじゃないですよ!」
ホワイトクラウドが族長の横に駆け寄るも、すでに彼の黒い毛皮は太陽の熱気を取り込んでいて、思わず距離をおいた。
「…たしかに。なんだか知らんが、今回はフォームダックが世界を牛耳っているらしい。よし、みんなで水遊びをしにいこうじゃないか。」
「やったー!!!わーい!!うれしーー!」
羽をばさばさしながら、飛び跳ねて喜ぶフォームダック。
それに呼応して、日差しがさらに強くなる。
あまりの暑さにため息をついた吉祥は、隣のホワイトクラウドに愚痴をこぼす。
「…。泣いても笑っても厄介だなこいつ。もう眠らせておこうかな。」
「そしたらきっと、このSSが途中で終わりますよ。」
「そうだな。それがいい。お題交換がなんだ。俺は泳がないぞ。」
「え、ちょっと待って族長ほんとにやるん











ウォリクラ族たちは、川へと向かっていた。
先導するのはフォームダックだ。
「なんか突然眠くなって寝ちゃったような気がするんだけど、なんだったのかな~?」
なんだか首の後ろが痛む気がするが、彼女は特に気にしない。
「…今日は、フォームダックの言うことを聞くように…。」
彼女を手刀で気絶させた途端、太陽は消え、あたりは暗闇に包まれてしまった。
猫の目が暗闇に強いとはいえ、それは僅かにでも光源があるから見えるのであって、完全な暗闇になれば猫であっても何も見ることはできない。
慌てて手探りでフォームダックを揺さぶり起こすと、途端に光に満たされたのだった。

どんな理屈か分からないが、しばらくはフォームダックが世界を牛耳っているらしい。
吉祥は抵抗を諦め、彼女が満足するまで一族ともども水遊びに付き合うことにしたのだった。

川に着くや否や、フォームダックは1番に川へと飛び込んでいった。
「早くみんなも来てくださーい!!」
猫の姿で泳いだことがある猫など、滝に落ちたライトニングクローとシアクラウドや、不幸にも追突された吉祥、あとなんか勝手に川に落ちたホワイトハートくらいしかいない。
「まあ、僕なら水は平気でしょー」
そう言って前に出たのはパーシモンシードだ。
なるほどタコの触手なら、泳ぐことに事欠かないだろう。どんな触手の動きで泳ぐのか皆興味をそそられる。
それに、こいつを長い間暑い地上にいさせると、だんだん触手から香ばしい匂いが漂ってくる。醤油を持ってきて欲しくなる。
「私は塩がいいですね。」
フロストテイルが口を挟んでくる。
ツキノコと一緒に炒めるんだろうか。

ぬるりと川へ入ると、気持ちよさそうに泳ぎ始めた。しかし。
「パーシモンシードや、その触手尻尾は飾りか。」
「えっ?」
普通に4本の足を動かして泳ぎ、尻尾は水面に浸かることすらなく、まっすぐとうねうねしている。
尻尾でも水をかいてるつもりのようで、いささか滑稽である。
「おっかしいなぁ 前世はこれでいけたんだけど。」
「前世も触手が生えていたのか。」
それはそうと、水にさえ抵抗がなければ結構気持ちよさそうである。

スノーレパードファーが、水温を確かめようと川べりに来た。フォナイフセイブルはその背後にぴったりとくっついた。
スノーレパードファーが驚いて振り向く。
「まさか押そうってんじゃないでしょうね!?押さないでくださいよ!絶対に押さないでくださいよ!!」
「なんで前フリしてるんですか。たしかに落とそうとしましたけど、そんなこと言われたら押せませんよ。」
「押してよ!」
開き直るのが早い。
仕方なくと言った感じでフォナイフセイブルがスノーレパードファーの大きな背中を押し始めるが、スノーレパードファーも抗う。
「あーやめてやめて落ちるー!ふささんに押されて落ちるー!」
やや棒読みで。

そしてそこで、フォナイフセイブルが自ら川に飛び込んだ。
スノーレパードファーが目を丸くする。
「押してよ!!なんで自分から!?」
「意外と気持ちいいですよ。」
「あ、うん...」
スノーレパードファーは、誰にも押されることなく素直に川へと入っていった。
すると滑りやすい石を踏んだらしく、川に頭から突っ込むように転んでしまう。
川に大きな波が起こり、フォームダックとフォナイフセイブル、パーシモンシードがその波に飲まれて下流へと流されてしまう。
「ぱぱさん!津波を起こさないでくださいよ!」
エルフが叫び、慌てて下流へとかけて行った。ほかの看護猫達も続く。
「今の僕が悪いの!?いくら僕でもそんな大波は起こらないでしょ!?」
「言い訳はスター族の元で聞こうか。スノーレパード... いや、誰だお前!?」
そこにいたのは猫と言うよりも、びしょ濡れで毛むくじゃらの怪物と言った方が違和感のない生き物だった。
吉祥は毛を逆立てて威嚇する。
「川で泳いでいた猫達を押し流したのはお前の仕業だな!?妖怪毛むくじゃら!」
「まって前が見えないのと展開が読めない。」
その毛むくじゃらは川の浅い所まで行き、ぶるぶると水を飛ばした。
するとその近くにいたシアクラウドは、その水滴をもろに喰らい、全身がびしょ濡れになった。
「貴様!シアクラウドにまで!生かしてはおけん!ライトニングクローが!」
「は?」
ライトニングクローはシアクラウドに駆け寄って、その毛皮を舐めている所だったが、吉祥のよく分からない振りに戸惑う。
「えっと、とりあえず、どちら様でしょうか。」
「もっとバラエティっぽく。」
「はあ、 ...なんだチミは!」
「なんだチミはってか。そうです、私がスノーレパードファーです。」
「ええっ!?」
今更感のあるネタを途中でぶった切るほど、一族の猫達は驚いてしまった。
「体格、吉祥さんと同じくらいしかないじゃん!」
「元々です。」
「雪豹なんじゃないの!?」
「メインクーンの方が近いです。」
「でぶじゃないじゃん!」
「元々です。」
「というか誰だよ!」
「スノーレパードファーです。」
「うわっ濡れたすのれぱの匂いがする。」
「濡れたすのれぱですから。」

ずぶ濡れのスノーぬレパードファーは、もはや猫ということすら難しいくらいだった。
ウォリクラたちの質問に丁寧に答えつつ、吉祥の目の前に来た。

「帰っていいですか。」
「フォームダックに聞いてよ。私はみんなが水遊びするまで帰れないと思うけど。」
「水遊び...。」
「そう。水遊び。 ...お、いいこと思いついた。」
吉祥は、両前足を打ち付ける。
「みんな聞きたまえ。これから鬼ごっこをするよ。すのれぱに捕まったら、この濡れた毛皮でもふもふされます。」
うわー!とか、捕まるもんか!とか、いろいろ聞こえてくるなか、スノーぬレパードファーが真剣に質問をする。
「なんでそんなことをするんだい?」
「お代は、水遊びって言ってるけど、これなら『“水”に濡れたすのれぱを使った“遊び”』になるでしょ。捕まらなければ濡れなくて済むし、スノーレパードファーも走り回れば毛皮も乾くでしょ。」
「許されるのかなそれ。」
「別にいいっしょ、フォームダックもどっか流されていったし。 よーし、じゃあ10秒数えたら

スノーぬレパードファーは、吉祥が背中を向けたところで迷わず吉祥に飛びついた。

「うわぁぁぁぁあ!!!濡れた毛皮が!!きもい!!!くっそ!卑怯だぞ!!」

吉祥が犠牲になったのをみて、ウォリクラ達は笑いながら散り散りに逃げていった。

「1番捕まえにくいのを狙うのは常識だろ?」
「ぐすん... 今回は濡れずに済むと思ったのに...」
びしょ濡れになった吉祥を放置して、スノーぬレパードファーは軽い足取りで猫達を追いかけ始めた。

そうしてしばらくの間、ウォリクラたちは、鬼ごっこ、もとい『水遊び』を楽しんだとさ。



おまけ

フォームダック「いまの波すっごい楽しかったね!」
パーシモンシード「出来ればまたやりたいねこれ」
フォナイフセイブル「ぱぱさんが本気で波を起こしたらもっと大きな波になるはず!」
エルフ「はぁ、君ら楽しそうだもんで、心配して損したわ。」
ヴァイオレットフォックス「まあまあ、駆けつけたエルフさんの判断は正しかったですから。」
ウォーターロア「さて、戻りましょうか。」
アスターハート「あれ?チリーレイン、戻らないんですか?」
チリーレイン「なんか、ずぶ濡れの毛玉に追いかけられる幻覚を見た。...マタタビ足りてねぇのかなぁ...」

吉祥
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