ありふれた日常の中で見えたもの

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ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ドーンフロスト on Fri May 22, 2015 9:04 pm

ありふれた日常の中で見えたもの
   友情の物語~


主な登場猫

ヴィガハート(元気な心)
 明るい生姜色の雄猫 瞳は緑色
 活発で何事も一生懸命しかしビビり
 ファイヤハートとグレーストライプとは見習いのときから仲が良い
 よく馬鹿にされるためムーンナイトとの仲は険悪

リードクラウド(葦雲)
 薄茶色の雄猫 瞳は黒色
 仲間思いで冷静沈着、クール
 先輩であるブラックハートのボケに的確にツッコミを入れたりする
 トールドリームの兄

トールドリーム(高い夢)
 こげ茶色の雄猫 瞳は黄緑色
 コミュニケーション能力に長け、社交性豊かな性格
 先に弟子をもらったフャイヤハート、グレーストライプに敵対心を抱いている
 仲の良い猫はあだ名で呼ぶ
 性格は真逆だがリードクラウドの弟

ムーンナイト(月夜)
 黄色っぽい茶色のトラ柄の雄猫 瞳は琥珀色
 毒舌家かつ皮肉屋
 他人(特にヴィガハート)をよく小馬鹿ににする
 ブラックハートに苦手意識を持っている

グリーンリーフ(緑の葉)
 灰色の雄猫 瞳は青色
 ムーンナイトとよく一緒におり、共に他人を小馬鹿にすることもある
 しかしムーンナイトとは逆で明るくよくしゃべる
 そのためヴィガハートとの仲は良好
 ウォーターリプルの兄

ブラックハート(黒い心)
 黒色の雄猫 瞳は緑色
 名前から悪いイメージが連想されがちだが、そんなことはなく
 面倒見がよく、世話好きな一面を持つ
 お気に入りの後輩はムーンナイト
 『胡散臭い』と言われるのが最近の悩み

ウォーターリプル(水の波紋)
 白色の雌猫 瞳は深い青色
 常に明るくはっきりした性格
 サンドストーム、スラッシュサウンドとは親友
  グリーンリーフの妹

スラッシュサウンド(雪解けの音)
 銀色がかった灰色の雌猫 瞳は水色
 『恋愛のエキスパート』と周りから呼ばれている
 しかし実は、恋愛の『れ』の字も経験したことがない

ファイヤハート(火の心)
 炎の色の毛をした雄猫 瞳は緑色
 元飼い猫で何匹からか毛嫌いされている
 ヴィガハート、グレーストライプとは親友
 タイガークローと敵対中

グレーストライプ(灰色の縞)
 毛足の長い灰色の雄猫 瞳は黄色
 リヴァー族のシルヴァーストリームと恋に落ちている
 弟子はブラクンポー

サンドストーム(砂嵐)
 淡い生姜色で茶色の縞柄がある雌猫 瞳は緑色
 ファイヤハートに恋心を抱いており、スラッシュサウンドに助言をもらっている
 ダストペルトとは同期のため仲が良い

ダストペルト(土の毛皮)
 こげ茶色のトラ柄の雄猫 瞳は黄色
 フャイヤハートのことを認めてはいるが仲は良くない
 ムーンナイトのことをあまり好んではいない

アローポー(矢の足)
 薄茶色の雄猫 瞳は黄色
 さっぱりとした、明るく自由な性格
   指導者はヴァミリオンハート
   フレッドポーの兄

フレッドポー(冷たい足)
 灰色の雄猫 瞳は冷めた黒色 
 いつも眠たげで見習いの仕事をサボることばかり考えている
 指導者はブラックハート
 アローポーの弟


皆様から頂いた猫

 Coming Soon


最終編集者 ロータスリーフ [ Wed May 27, 2015 6:43 pm ], 編集回数 5 回

ドーンフロスト
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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ドーンフロスト on Fri May 22, 2015 9:06 pm

第1章


グリーンリーフは戦士部屋を出て思わず目を見開いた
空から白く、冷たいものがチラチラと降り注いでいる

「ムーンナイト、雪だ!」

グリーンリーフは獲物置き場に屈みこんでいた親友に駆け寄り言った

声をかけられた本人はグリーンリーフをチラッと見、気だるげに頷いた
「外にいるんだから分かってるよ」

グリーンリーフはその行動にどうやら彼は不機嫌らしい、と悟った

「どうしたの?なんかあった??」

ムーンナイトは再びグリーンリーフを見、
「午後からのパトロールが嫌なだけ」とボソッと言った

「えっ、なんで!? ムーンちゃん俺とパトロール一緒に行きたくないわけ!!?」

ひどい!と嘆きながらやってきたのはトールドリームだ

「はあ、いい加減その呼び名やめてくんない? キモチワルイんだけど」

「呼び名変えるのは無理だよ~、だって子猫の時からこう呼んでるんだぜ? 今頃俺が『ムーンナイト』って呼ぶ方が気持ち悪くない?
 てか、さっきの質問無視しないでくれます? ムーンちゃんそんなに俺とパトロール行きたくないんすか? トールドリーム泣きますよ??」

相変わらずこの猫はよく喋る、とムーンナイトはつくづく思う

「別に君と2匹でパトロールに行くのだったら嫌じゃないよ。でも、飼い猫と3匹で行くように言われてるんだよね」

そうムーンナイトが言った途端、トールドリームが嫌そうに顔を歪めた

「マジかよ、ファイヤハートも一緒とか聞いてねー…」

トールドリームはコミュニケーション能力に長け、基本的に誰とでも仲良くやっている
しかし、フャイヤハートとグレーストライプは嫌っていた

自分より先に弟子をもらったことが気に食わないのである


「おい、トールドリーム! 狩りに行くぞ。お前も来るんだろ?」

「あ、タイガークロー先輩じゃないっスか! 勿論行くっスよ!」

先輩年取りました?準備に時間かかってましたよね?
うるせぇ、かかってねぇよ!お前生意気だな!

そんな会話をしながら入口へと向かっていくトールドリームとタイガークローを見送り、グリーンリーフは小さなネズミを自分用に捕った

「そういえばさ、今子猫多いよね?…9匹だっけ??」

グリーンリーフの言葉にムーンナイトがコクリ、とうなずく
「飼い猫が甥っ子連れてきたから9匹だね。 ホント飼い猫の考えてることって理解不能。
 枯れ葉の季節に普通子猫連れてくる? 獲物の消費量半端ないんだけど」

ムーンナイトは白いフワフワした子猫を想い浮かべ顔をしかめた

「1匹増えただけだろ! それにファイヤハートのこと悪く言うな!!」

「1匹増えただけでもいい迷惑なの分かんないの、チビちゃん?」

ムーンナイトは後ろを向き、バカにしたような目線をヴィガハートに投げつけた

「うっ、チビ言うな! 俺の方が先輩だぞ!」

「あ、ゴメンね~、小さ…小柄だから先輩って思えないんだよね~
 それに僕より君が2ヵ月先に生まれただけで、戦士になったのって同じ時期だったよね?
 あれ、これどういうことかなぁ??」

ムーンナイトは意地悪そうな笑みをヴィガハートに向けた

うっ、と声をつまらすヴィガハート

「お前ってほんといい性格してるよな」

「どうもw」

「誉めてねーよ! それより、お前らに聞きたいことがあるんだけどさ-」
「ムーンナイト、グリーンリーフ、ヴィガハート!!!聞いて聞いて聞いてぇ~!!!!」

ヴィガハートの言葉を掻き消したのはグリーンリーフの妹、ウォーターポーだ

その喧しさに眉間に皺をよせるムーンナイト

「あのね、私ついに戦士になるのよ!」

「うぉおおお!やったな、ウォーターポー!!」
ヴィガハートが自分のことであるかのように喜ぶ

「戦士になったらヘマもうしないようにね~」

こんな言い方をするのはムーンナイトだけである


でもきっと心の中ではウォーターポーが戦士になることを喜び、また気遣っているのであろうとグリーンリーフは思う

ちなみにムーンナイトが言った『ヘマ』というのは兎の巣穴に足をひっかけ痛めてしまった時のことを指している


「もうあんなことは起きませんよーだ」
ウォーターポーも『ヘマ』が何かちゃんと分かっているようだ
「あ、もしかして私が怪我したら困る?」

「はああ? 何言ってるの? なんで僕が困るのさ。
 あ、でも、君が怪我したらイェローファングが困るんじゃない?
 この時期、グリーンコフ流行るしドジった戦士の治療とかあったら可愛そうだよね」

「なっ! もう、ムーンナイトってホント可愛くないわよね! 名前だけよね、可愛いの!!」

「はああ!!? 何言ってるの、頭大丈夫!?」

「おま…顔赤いぞ? 照れてんのか??」

「煩いよチビ!」

はああ、最悪、とムーンナイトは呟き腰をあげた

「どこ行くの、ムーンナイト?」
グリーンリーフは立ち上がったムーンナイトに言った

「狩り」

帰ってきた返事は実に素っ気ないものだった

ああ、すごく機嫌悪くしたみたい


「ムーンナイト、正午には戻ってきてよね! 私の命名式があるから!!」

ウォーターポーの言葉にムーンナイトは尻尾をさっと振り、入口の茂みへと消えた



「ねぇねぇ、今のムーンナイトだよね?」
新たな声の主はブラックハートである

「すごく機嫌が悪そうだったな」

「ええ…まあそうですね」
グリーンリーフは肩をすくめた

「名前が可愛いって言ったら照れたんです」

あああ、ウォーターポー! 言っちゃだめだよ!! ほらブラックハートがニヤニヤしてる!!!


「ブラックハート先輩、そのニヤニヤ顔やめた方がいいですよ。だから『胡散臭い』なんて言われるんです」

ブラックハートの後ろからニュッと顔を出したのはリードクラウドだ

「ひでーな、リードクラウド! ま、いいや。よし、ムーンナイトを可愛がりに行こーぜ」

「からかいに行く、の間違いじゃないですか?」
やれやれ、とリードクラウドは首を振りブラックハートの後を追って入口の方へと消えていった


「もしかして私、言わない方が良かった?」

気づくの遅いよ、ウォーターポー


「あーッ!!」

唐突にヴィガハートが耳元で叫んだ

もしここにムーンナイトが居れば「煩いよチビ」と罵声が飛んでいたであろう

「どうしたのよ?」
ウォーターポーがヴィガハートを見上げる

「ほら、グリーンリーフ、俺聞きたいことがあるって言ったじゃん」

「ああ、そういえば」

ウォーターポーが遮ったやつね、という言葉は胸にしまった


「なのさ、最近フャイヤハートとグレーストライプが一緒にいねーんだよ。なんかあったか知らねーか?」

そういえば確かに2匹が一緒にいるところを最近見ていない

現にフャイヤハートはサンドストームと、グレーストライプはスラッシュサウンドとブラクンポーと話しておりお互いを見向きもしない

2匹ととりわけ仲の良いヴィガハートが疑問に思うのはもっともだ


「そういえばこの間2匹大ゲンカしてたよね?」

「あ、ブルースターの雷が落ちたやつ?」

「確かにあれひどかったよなー、2匹とも傷だらけになってたし」
ヴィガハートがあの時のことを思い出したのか顔をしかめる

「雄の喧嘩…これはもしかして雌猫の取り合い!?」

「「はああ!!?」」

ウォーターポーの突然の爆弾発言にグリーンリーフとヴィガハートはなんとも言えない声を上げたのだった


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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ドーンフロスト on Fri May 22, 2015 9:10 pm

第2章



キャンプを出てすぐ、自分が探していた猫-ムーンナイトを見つけることができた


「誰…?ああ、あなたですか」
ムーンナイトは自分の存在に気がつき、眉間に皺を寄せた

「ムーンナイトちゃんそんな嫌そうな顔しないでよ。 ブラックハート泣いちゃう」

「あんたはトールドリームの分身なんですか? 先ほど彼も同じようなことを口にしてましたよ」

「トールドリームとブラックハート先輩は似てるところがあるよね」
リードクラウドは勝手に納得し、うんうんうなずいている

俺とトールドリームは似てるだろうか?
どこが似てるのか聞きたいものだ

「で、ブラックハートサン? 何か僕に用ですか?」

「ん、ああ、ムーンナイトちゃんさ~名前『可愛い』って言われたんだって??」
ブラックハートはニヤニヤしながらムーンナイトを見た

「情報をえるのがお早いことで」

「どーも」
ムーンナイトの皮肉を軽く受け流すブラックハート


「『可愛い』って言われるより、『かっこいい』って言われる方が嬉しくないですか?」

「んー、まあ確かに雄猫に対して使う言葉じゃないしね…『可愛い』って」

ムーンナイトの問いにリードクラウドが答える

「ムーンナイト、『月夜』ってさぁ、可愛いかっこいいより『ロマンチック』な名前だと俺は思うんだけどなぁ」

ブラックハートのつぶやきに目を見開くお気に入り後輩1号と2号
何?なんでそんな目で見るのかな??

「ブラックハート先輩…『ロマンチック』なんていう言葉知ってたんですね」

「見直しました」


「…君たち、いくら温厚なブラックハートさんも切れるよ」

ったくこの後輩2匹はほんと可愛くない
しかも1匹はかつて自分の愛弟子だったのに…元指導者に対してこんな態度って…

「何落ち込んでるんですか?ブラックハートサン? 僕はこれから狩りに行ってくるので、それでは」

「あ、おいこら! 先輩を置いていくな!!」

ムーンナイトの後を慌てて追いかけるブラックハート

この2匹は何やかんやと仲がいいよな、とリードクラウドは改めて実感し後を追った


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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ドーンフロスト on Fri May 22, 2015 9:12 pm

第3章


視界が悪くなってきた、とスラッシュサウンドは思った

朝はチラチラと降っていた雪は吹雪に近いものとなっている


「命名式、行うのかしら?」
隣に座っていたサンドストームが呟いた

「行うでしょ、ウォーターポーとても楽しみにしてるし。それに-」
スラッシュサウンドは保育部屋をチラッと見、続けた
「アローキットとフレッドキットが悲しむわ」

「アローキット達、今日見習いになるの?」

「うん、そうらしいよ。ところで-」
スラッシュサウンドはキャンプを見渡し目的の猫を見つけニヤリとした

「どうしたのよ?」
サンドストームが怪訝な顔をする

「いや、あのね、今アンタが想いを寄せている猫、一匹でいるみたいだけど行かなくていいのかな~っと思って!」

サンドストームの顔がボッと赤くなるのが分かった
可愛いなこの野郎!

「べ、別に行く用事ないし…」
サンドストームが前足をそわそわと動かす

「雪がすごいね!とか言えばいいじゃん!! 兎に角会話は重要よ。フャイヤハートはまだアンタの好意に気づいてないんだからアピールしないと!」
あたしの勢いに押されてかサンドストームはそうね、とつぶやき
「流石『恋愛のエキスパート』、あなたの言ったとおりにしないとね」

サンドストームはフャイヤハートの元へ行き、楽しそうにしゃべりだすのが見えた



ふぅ…





ああああ、何が『恋愛のエキスパート』なのよ!!
サンドストーム、あたし『恋愛』なんて経験したことないよ!?



何時から『恋愛のエキスパート』って呼ばれるようになったんだっけ…?
ああ、自分の指導者であったウィロウペルトがホワイトストームに想い寄せていて、なんとなくでアドバイスしたのが始まりだっけ…


なにしてんのよ、昔のあたし!
今自分で自分の首絞めてるわよ!!?



兎に角、実は恋愛初心者なんです~ってバレないようにしないと!
今頃になってバレるのはかなりマズイ

特にムーンナイトにバレたら一生からかわれそう

「え、君、恋愛初心者だよね?w なのに『恋愛のエキスパート』って呼ばれてるww ププッww」
うん、あいつなら絶対こんな感じで言ってきそうだ

というか絶対言う!!


なんか腹立ってきた

「あ~っ!! むかつく~~~~っ!!!!!!」


自分の突然の叫び声にタイガークローがビクリと肩を揺らしたのが見えた

「タ、タイガークロー、い、今ビクリって肩www ヒー、腹いてーww」
トールドリームが見事にツボっている

あたしも大声を出してしまった恥より、タイガークローの行動がおかしくて(ひそかに)笑ってしまった

ブラックハートとダークストライプも腹を抱えていたが、タイガークローの一睨みで笑うのをピタリと止めた

元指導者の睨みは効くらしい

「ダークストライプ、お前の元弟子黙らせろ」

タイガークローの唸り声を聞きながらあたしは自分に雷が落ちる前にその場を後にするのだった


  ☆ ☆ ☆


空地の向こう側に灰色の毛がチラリと見えた ブルースターだ

族長はハイロックに飛び乗って一族に呼びかけた

ウォーターポーの命名式、そしてアローキットたちを見習いにするためだ

「こんな吹雪の中やるとか…」
ムーンナイトが舌打ちしながら言う

「ムーンナイト、そんなこと言わない」
リードクラウドが苦笑しながら言い、俺の横に座った

ムーンナイトはグリーンリーフの横に座ったようだ


皆がそろったことを確認したブルースターが口を開いた
「わたくし、サンダー族の族長であるブルースターは、この見習いを見ていただきたく先祖の戦士の皆様にお願いいたします。
 この見習いは一生懸命訓練をし、あなた方の定められたおきてを理解すべく努力してきました。
 そこでこのたび、わたくしはこの見習いを戦士として推薦します」

ブルースターはウォーターポーを見下ろした
「ウォーターポー、あなたは自分の命を犠牲にしてでも戦士のおきてを守り抜き、わが一族を弁護し保護していくことを誓いますか?」

「誓います」
ウォーターポーは目を輝かせていたが、その声はとても落ち着いていた

「それではスター族の権限を借りて、あなたに戦士名を与えましょう。 ウォーターポー、今この瞬間よりあなたはウォーターリプルという名になります。
 スター族はあなたの優しさと判断力をたたえ、サンダー族の正式な戦士として歓迎します」

ブルースターは一歩進み出て、頭を下げているウォーターリプルの頭の上に鼻先をのせた

ウォーターリプルは敬意を表してブルースターの肩を舐め、フロストファーのそばへ行き、その場の戦士たちに混じって座った

指導者であったフロストファーは誇らしげにウォーターリプルを見ている


一族は声をそろえて新しい戦士名を呼んだ
「ウォーターリプル! ウォーターリプル!」


「今晩は、ウォーターリプルに寝ずの番をしてもらいます」
ブルースターはウォーターリプルを優しい目で見つめうなずいた

「寒いだろうけど頑張れよ!」
戦士の集団のなかからそんな声援が聞こえた

声から察するにヴィガハートだろう
ヴィガちゃんらしい声援だな、と俺は思った


しばらくしてブルースターが尻尾を一振りし、皆を黙らせた

「それから、本日より見習いになる2匹がいます。前へいらっしゃい」
ブルースターの声に2匹の子猫が空地の中央へとやってきた

トールドリームと同じ薄茶色の毛をした子は興奮したようにあたりを見ている
一方で灰色の子は静かに座っている

この2匹、まるで-

「アローキットとフレッドキット、俺たちの小さいころを思い出すな」
リードクラウドが自分の心を読んだかのように呟いた

「やっぱ、リードちゃんもそう思った?w アローキットが俺、フレッドキットがリードちゃんだよなw」

そう、この2匹の子猫トールドリームとリードクラウドみたいに兄弟で性格が真逆なのだ


あーあ、これで俺たちが指導者だったら良かったのに
残念ながら、そんなうれしい話は無い


「本日より戦士名を獲得するまでの間、この見習いたちをアローポー、フレッドポーと命名します。
 ヴァミリオンハート、あなたは誠実で勇敢な戦士ですね。あなたの身に着けているものをアローポーに授けてくれるとうれしいわ」

ブルースターに呼ばれた赤毛の戦士は空地の中央で見習いと鼻を触れ合わした
そして共に仲間の輪へと戻っていく

「ブラックハート」
ブルースターは続けた

「ブラックハート、あなたをフレッドポーの指導者に任命します。あなたの勇気と賢さをフレッドポーに授けなさい。
 あなたは指導者の身になるのは二度目ですが、ちゃんと最初から指導するのは初めてです。困ったことがあったら周りを頼りなさい」

「はい、勿論です。 よろしくな、フレッドポー」
ブラックハートはそう言い、フレッドポーと鼻を触れ合わした

フレッドポーは無言で頷き、ブラックハートの後を追った

周りから新たに見習いとなった二匹の名が挙がった



「さーってと、リードちゃん午後からの予定は?」

「ん?ああ、ヴィガハートとクリーンファーの3匹でリヴァー族との境界線のパトロールだ。最近、サンダー族のなわばりでリヴァー族の猫のにおいがするらしい」

「まじかよ。ああだからヴィガちゃんとクリーンファーの師弟コンビなのね」

あの二匹はにおいに敏感だ

「ホントににおいがしたのか?」
グレーストライプが話に入ってきた

「俺は感じたことないがラニングウィンドがしたと言ってるんだ」
リードクラウドが言った

「そうか…」
グレーストライプは小声でそう言い、キャンプを出ていった
一瞬だったが、その目は不安そうな色をにおわせていた


  ☆ ☆ ☆


一族が解散しフャイヤハートはパトロールに行くため重い腰をあげた

はっきり言って行きたくない

ムーンナイトとトールドリームの3匹でのパトロールだ
絶対ろくなことがない

このメンバーはタイガークローのいやがらせだろうか

あの二匹は自分のことを嫌っている同期の猫だ
とくにムーンナイト

自分が一族に入ってからずっとフャイヤハートのことを『飼い猫』と呼び続けている

グレーストライプとも今仲たがいしてるしほんと災難続きである


「ちょっと、飼い猫。なに爪を立ててんのさ?」

どうやら苛立ちと怒りで無意識に爪を地に立てていたらしい

「あのさ、君が僕たちとパトロール行きたくない気持ちわかるよ。僕たちだって飼い猫とパトロールだなんて最悪としか思ってなし」

顔を上げると琥珀色の瞳と目が合った

ムーンナイトは意地悪気な笑みを浮かべた
「変なことしたらすぐタイガークローに知らせるから」

そしてその横ではトールドリームが冷めた目で自分を見ていた

「生憎変なことをする予定は無いよ」
この二匹の鼻ずらを思いっきし引っ掻いてやりたい

「そう、残念」

「ほら、さっさとパトロール行くぞ」

「うっわ、飼い猫が僕らに指図ぅ?」
ありえないよね、とムーンナイトがトールドリームに耳打ちするのが目の端にうつった

フャイヤハートはその言葉を無視し、先頭をきって歩き出した

後方からムーンナイトが舌打ちするのが聞こえた
彼としては、フャイヤハートが嫌味につっかかってくると予測していたのだろう




「あ、フャイヤハート!」

いざ、キャンプを出ようとしたときサンドストームに呼び止められた

フャイヤハートは振り返った
「なに?」

振り返って分かったがサンドストームの隣には泣きそうな顔をしたブリンドルフェイスがいた

「なんかあったんスか?」
トールドリームがブリンドルフェイスに尋ねる

「クラウドキットを見かけなかった?」

「いないんですか?」
ブリンドルフェイスの言葉にムーンナイトが険しい声で言った

「いないの! アッシュキットもファーンキットも3匹とも!!」
母猫が悲痛な声で言った


+++++++++++++++++++++++++++++++++++



ちょっと分かりにくいと思われる師弟関係を簡潔にまとめました(明らかになってるのだけ)↓

〇タイガークローの弟子 ダークストライプ、ブラックハート、(レイブンポー)
〇ダークストライプの弟子 ロングテイル、トールドリーム
〇フロストファーの弟子 ウォーターリプル
〇ウィロウペルトの弟子 スラッシュサウンド
〇クリーンファーの弟子 ヴィガハート
〇ブラックハートの弟子 リードクラウドorムーンナイト、フレッドポー
〇ヴァミリオンハートの弟子 アローポー

分からないことがあったらお気軽に質問ください。

NEWキャラ

☆ヴァミリオンハート(朱色の心)
 赤毛の雌猫 瞳は赤 アローポーの指導者

☆クリーンファー(清い毛)
 美しい灰色の毛並みを持つ雌猫 瞳は青色 ヴィガハートの元指導者



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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ドーンフロスト on Fri May 22, 2015 9:15 pm

キャラ募集中です!!
良かったら宜しくお願いします(ペコ)
所属する部族はできればサンダー族以外で。

・名前(意味)
・毛、目の色
・性格
・所属する部族
・その他(あれば)


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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ライトハート on Sat May 23, 2015 10:01 am

こんにちは!再開ですね!楽しみにしてました!相変わらずお話が面白いです^^*
キャラはぱっと思いついた時に出します、すいません!
お互い頑張りましょう!
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族長
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所在地 : 日本

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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ヒーステイル on Sat May 23, 2015 2:53 pm

再開とても嬉しいです!
ウォールツリーも応募したのに、すみません、またいいですか?



ヴィクスンファー【狐毛】/vixenfur

性別*雄

容姿*淡いクリーム色の毛皮に、金色(琥珀色でも)の瞳。

性格*悪戯好きでよくふざけたりからかったり、誰かが馬鹿やってるのを見て笑っているが、冷静で優しく、常識がある。
なんとなくプレイボーイ感が漂う愉快犯。

口調*
「何やってんだお前w馬鹿じゃねぇの?ww」
「ばーか。俺は死なねえよ。・・・安心してよ」


スワンライト【白鳥の光】

性別*雄

容姿*白に近い銀色の毛皮に、色素の薄い目。

性格*優しく穏やかで誰にでも好かれる。笑顔が爽やか。褒めて伸ばすタイプの優れた壮年戦士。
弟子に好かれるが、スワンライトも弟子を溺愛する習性がある。周りが引くくらい、変態レベルに後輩大好き。同年代にはちょっと当たりが強い。

口調*
「ああああ可愛い!!こっちおいで!一緒に狩りの練習しよう!」
「またやってんの?いい加減にしないと族長に蹴られるぞー」

すみません!
応募しすぎました(;^ω^)ポイでも大丈夫です!

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ヒーステイル
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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ドーンフロスト on Wed May 27, 2015 6:45 pm

光鈴 wrote:こんにちは!再開ですね!楽しみにしてました!相変わらずお話が面白いです^^*
キャラはぱっと思いついた時に出します、すいません!
お互い頑張りましょう!


ライトs、楽しみとか面白いとか…ほんとありがとうございます!!
キャラはいつでもお待ちしておりますのでww
はい、お互いがんばりましょう!

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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ドーンフロスト on Wed May 27, 2015 6:47 pm

ヒース@合作したい wrote:再開とても嬉しいです!
ウォールツリーも応募したのに、すみません、またいいですか?



ヴィクスンファー【狐毛】/vixenfur

性別*雄

容姿*淡いクリーム色の毛皮に、金色(琥珀色でも)の瞳。

性格*悪戯好きでよくふざけたりからかったり、誰かが馬鹿やってるのを見て笑っているが、冷静で優しく、常識がある。
なんとなくプレイボーイ感が漂う愉快犯。

口調*
「何やってんだお前w馬鹿じゃねぇの?ww」
「ばーか。俺は死なねえよ。・・・安心してよ」


スワンライト【白鳥の光】

性別*雄

容姿*白に近い銀色の毛皮に、色素の薄い目。

性格*優しく穏やかで誰にでも好かれる。笑顔が爽やか。褒めて伸ばすタイプの優れた壮年戦士。
弟子に好かれるが、スワンライトも弟子を溺愛する習性がある。周りが引くくらい、変態レベルに後輩大好き。同年代にはちょっと当たりが強い。

口調*
「ああああ可愛い!!こっちおいで!一緒に狩りの練習しよう!」
「またやってんの?いい加減にしないと族長に蹴られるぞー」

すみません!
応募しすぎました(;^ω^)ポイでも大丈夫です!



ふぉおおお、また新たに2匹もありがとうございます!
部族はまだ決めてませんのでしばしお待ちを。

素敵なキャラありがとうございました!!

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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by フラワリングハート@ふらわり on Wed May 27, 2015 10:44 pm

キャラ…オウボ…シタイ…

オビディエントちゃんの他にもう一匹だけでいいのでいいですかね?w


ロボハウリング【狼の遠吠え】

性別:雄

容姿:明るめのセルリアンブルーの鋭い瞳をもつ灰色の大柄な雄猫
   ひどい癖っ毛でくしゃくしゃしている 頬に長い傷跡がある

性格:見た目とは裏腹に普段おっとりとしている天然 見た目のせいで誤解されるのが嫌いなためせめて癖っ毛だけでも直そうとする(直すとこ違う
   マイペースだがやる時はやるやれば出来る子 本気になると怖い(見た目も相まって) 食べるのだいすき

口調:「うーん…やっぱりこの毛が問題なのかも……まあいいか」「わあ大猟だね!い、一匹…三匹くらい僕にくれな、無理だよねごめん」
   「君相手なら本気を出しても怒られはしないよね」(怒ってる時)


似ても焼いても捨てちゃってもいいです!すみませんおねがいします!頑張ってください!
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フラワリングハート@ふらわり
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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ムーンドロップ on Wed Jun 03, 2015 6:12 am

キャラ募を・・・!

バブルウォール(泡の壁)

容姿 茶色で胸と足と尻尾の先だけ白い雌猫。目は琥珀色。

性格 ドsでツンデレ。(ほとんどの場合ツンツンしている)
「先輩ウザッ」「へえ〜?また失敗しちゃったの〜?カッワイソ〜笑」

ポイでも何しても大歓迎です。
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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ドーンフロスト on Fri Jun 05, 2015 10:00 pm

フラワリングハート wrote:キャラ…オウボ…シタイ…

オビディエントちゃんの他にもう一匹だけでいいのでいいですかね?w


ロボハウリング【狼の遠吠え】

性別:雄

容姿:明るめのセルリアンブルーの鋭い瞳をもつ灰色の大柄な雄猫
   ひどい癖っ毛でくしゃくしゃしている 頬に長い傷跡がある

性格:見た目とは裏腹に普段おっとりとしている天然 見た目のせいで誤解されるのが嫌いなためせめて癖っ毛だけでも直そうとする(直すとこ違う
   マイペースだがやる時はやるやれば出来る子 本気になると怖い(見た目も相まって) 食べるのだいすき

口調:「うーん…やっぱりこの毛が問題なのかも……まあいいか」「わあ大猟だね!い、一匹…三匹くらい僕にくれな、無理だよねごめん」
   「君相手なら本気を出しても怒られはしないよね」(怒ってる時)


似ても焼いても捨てちゃってもいいです!すみませんおねがいします!頑張ってください!


新しいにゃんこくんをありがとうございます!
部族はまだ決めてませんのでしばしお待ちを。

お互い頑張っていきましょー!

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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ドーンフロスト on Fri Jun 05, 2015 10:02 pm

ムーンドロップ〈元ムーンライト〉 wrote:キャラ募を・・・!

バブルウォール(泡の壁)

容姿 茶色で胸と足と尻尾の先だけ白い雌猫。目は琥珀色。

性格 ドsでツンデレ。(ほとんどの場合ツンツンしている)
「先輩ウザッ」「へえ〜?また失敗しちゃったの〜?カッワイソ〜笑」

ポイでも何しても大歓迎です。


素敵なキャラをありがとうございます!
バブルちゃんはリヴァー族にしようと思います。

ドーンフロスト
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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ラッキークロー@LC on Mon Jun 08, 2015 7:31 pm

今更ながら初コメです。
とても面白いです!ムーンナイトとヴィガハートがお気に入りです!けど、ファイヤハートが強いたげられ手いるのがかわいそうです......。ガンバレファイヤハート!

キャラ募集参加します!!!

フォレストラット【森のネズミ】

 真っ黒に所々灰色の混じった毛の雄猫。目は薄い紫。
 細身だが、筋肉はしっかりついている。
 狩りが得意で、茂みのなか、獲物に忍び寄るのが得意。無口だが心のなかでは色々と考えてるしっかりもの。
 「......なにか用か」
 「いた。ネズミだ。仕留めるより他はない......!」
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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

投稿 by ドーンフロスト on Sun Jul 12, 2015 9:50 pm

ラッキークロー@LC wrote:今更ながら初コメです。
とても面白いです!ムーンナイトとヴィガハートがお気に入りです!けど、ファイヤハートが強いたげられ手いるのがかわいそうです......。ガンバレファイヤハート!

キャラ募集参加します!!!

フォレストラット【森のネズミ】

 真っ黒に所々灰色の混じった毛の雄猫。目は薄い紫。
 細身だが、筋肉はしっかりついている。
 狩りが得意で、茂みのなか、獲物に忍び寄るのが得意。無口だが心のなかでは色々と考えてるしっかりもの。
 「......なにか用か」
 「いた。ネズミだ。仕留めるより他はない......!」


コメ&キャラありがとうございます~!
どの部族に入れるかはまだ未定なので暫しお待ちを…

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Re: ありふれた日常の中で見えたもの

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