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 ~雷星とその炎が部族を救う~(バラの花子猫の一生の続編)

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投稿 by シャイニングナイト Sat Jun 27, 2020 4:48 pm

ブライトを疑ってしまっていたのは私だけか.......?
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投稿 by ライトニングサウンド Wed Jul 01, 2020 8:21 pm

辺りは戦場だった。ライトニングスターは雷をまとったかぎづめを振り回し敵を追い払っていく。だが・・・負けそうだ。いくら引っ掻かいてもいくら殴っても敵はあとからあとからやって来て勝てそうにない。不意に悲鳴が上がった。
 「やめて!!!コットンクラウドを返して!!!」
メロディーライトだ。見ると、コットンクラウドが灰色の雄猫に首筋を押さえ付けられてもがいている。クラウディデイは?息子が死にそうなのに何をしているの?見渡すとクラウディデイが脇腹から血を流し倒れている。メロディーライトは気づいていない。
 「コットンクラウドを返して!!!」
メロディーライトがまた叫んだ。ライトニングスターは雄猫に飛び掛かり、引っ掻かいた。横からムーンラビットが飛びだしてきてつかみ掛かった。
 「妹の部族を傷つけるのは許さない!」
そう言い、ムーンラビットは雄猫を押さえ付けた。雄猫はコットンクラウドを離し、大慌てで逃げていった。
 「臆病者!!!」
ムーンラビットが金切り声で叫び、また戦場に飛び込んで行った。
 「クラウディデイ?クラウディデイ!!!」
メロディーライトがぞっとした表情で連れ合いを見つめ、屈み込んだ。
 「まさか、私を置いて行かないでしょう?」
頬を擦り付けたメロディーライトの白い頬が真っ赤に染まる。
 「いいや・・・。ごめんな、メロディーライト。僕はスカイ族に行く。待ってるよ、必ずだ。子供をよろしくな・・・。愛してるよ・・・。」
 「いや!!!そんなの嘘よ!!」
クラウディデイは最後に微笑み逝った。そんな・・・。なんて残酷なの・・・。ライトニングスターは思った。すると、ニヤリと笑う雌猫、ブライトがいた。その足は血に染まっている。
 「ブライト!!!!あなた、よくも!!!一族を裏切ったわね!」
 「私が属す部族なんて、ない。私がやることはこの部族を滅ぼす。それだけよ。」
ライトニングスターが口を開こうとするとブライトは戦いの渦に消えた。戦いはよりいっそう激しくなり、力尽きている猫もいる。フリーアイが足を引きずって戦い、ライトニングファイヤも敵の下でもがいている。しばらくしてライトニングファイヤは起き上がり、ピンクのかった雌猫と敵を追い詰めていった。その雌猫はなんとなんとフラワーリーフだった。よく見ると亡くなったはずの猫がたくさんいる。バードアイにローズメモリー、ブルースターや、母親のスピリット。・・・・・・フライトポーもいた。ライトニングスターは覚悟を決め、戦場に飛び込んだ。戦いは長かった。だんだん疲れてくるのが分かり、ため息をつく。その時だった。
 「戦いをやめなさい!」
ブライトの声だ。不信に思いながらもライトニングスターは
 「やめなさい。」
と指示を出す。空地が静まり返った。さっきまで悲鳴であふれていたのに。
 「こっちを向きなさい。私達は捕虜を手に入れた。連れて来なさい!」
捕虜?まさか・・・。
 「ライトニング族は捕虜を殺されるか、部族を、この土地を引き渡し私を族長として迎えるかどちらかにしなさい!!!」
捕虜として連れて来られたのは、サファイアハートとハッピーウィングとレイクウォーターだった。

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投稿 by ライトニングサウンド Mon Jul 06, 2020 9:12 pm

 「「サファイアハートとレイクウォーターを返せ!!!!」」
ライトニングファイヤとバードアイが同時に飛び出し、ブライトにつかみ掛かろうとした。が、ライトニングファイヤはルビーシャインに、バードアイはローズメモリーに押さえ付けられた。
 「離してくれ!レイクウォーターが!サファイアハートが!」
バードアイがまだもがいているのを見たローズメモリーは
 「馬鹿?!今行ったら殺されるわよ!あなたもサファイアハートも!」
それを聞いたバードアイはおさまったが、ライトニングファイヤはまだ暴れている。
 「母さんが!レイクウォーターが!」
すると、フラワーリーフが来てライトニングファイヤの毛に顔を埋めた。大丈夫よ、とフラワーリーフが囁く。ライトニングファイヤはフラワーリーフを抱き寄せる。フラワーリーフは真っ赤になった。ラブラブな二匹をムーンラビットが思い切り殴る。
 「イタイッ!ひどいなぁ・・・・・・。」
ライトニングスターは三匹を睨む。
 「ブライト。少し話し合わせてちょうだい。あなたの言った事を考えるから。」
ブライトはそれを頼む権利はあなた達にないといいたげだったが渋々許可した。
 「どうするんです?族長。まさか、あの三匹を見殺しになんてしませんよね?」
 「当たり前よ。でも、かといってライトニング族をブライトに引き渡す事も出来ない。」
 「私の娘と一族を裏切り者なんぞに奪われてたまりますか!!」
メロディーライトが叫ぶ。たちまち、賛成の声が響く。
 「ねえ、ライトニングスター。私、実はね・・・。オッドアイの力として姿を消す能力があるの。」
突然、ムーンラビットが言った。
 「お母さん、私もよ・・・。私は空を飛べるの。」
エンドレスローズも言う。
 「そうなの!?私、てっきり・・・。」
言いかけた事をムーンラビットが遮った。
 「で、私達は自分だけじゃなくて他の猫、といっても二匹までだけどこの力を分けられるの。つまり、私達が力を使って空から捕虜を助け出す。どう?」
 「いいじゃないか!!!あいつらビックリするぜ!!!」
ライトニングファイヤはそういったが、ライトニングスターはあまり気が乗らなかった。
 「でも・・・。失敗したら?」
 「ライトニングスター。考えて。もう時間がないのよ。」
ムーンラビットがブライトの方を向いた。
 「・・・・・・・・・仕方ない、許可するわ。」

 「ブライト!!!!決まったわ。私達ライトニング族はこの部族を引き渡さない。そう決まったわ。」
 「なるほどねえ・・・。ところでライトニングスター、私、考えたの。この捕虜達で、少し遊んじゃおうかなって。ただただ私が殺すだけじゃあつまらないでしょう?」
何をしたいの?ライトニングスターは思った。しかし、次の言葉に凍りついた。
 「捕虜達にチャンスを与えようと思うの。そこでね・・・。捕虜達の内一匹が別の一匹を殺すの。で、その殺された猫以外は、ライトニング族に返してあげる。ふふふ、面白いでしょう?あなた達は仲間が死ぬのを見てるだけ、ああ、最高だわ!!!!」
お願い、ムーンラビット、間に合って!!!
 「さっそく、やりなさい🎵
 「レイクウォーター・・・。母さんを殺しなさい。」
サファイアハートがレイクウォーターに囁いた。
 「だめだ、出来ないよ!!」
 「母さんはあなた達を守るとバードアイに約束したのよ!!!だから、私を殺しなさい!」
すぐ上にムーンラビットがいた。たが間に合わず、
 「母さん!!!ごめん!!!!」
そういって、レイクウォーターはサファイアハートの喉を切り裂いた。

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投稿 by シャイニングナイト Tue Jul 07, 2020 4:15 pm

サ、サファイアハートッ!
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投稿 by ライトニングサウンド Wed Jul 08, 2020 8:31 pm

シャイさんこんばんは(゚▽゚)/読んでくれていてありがとう(^人^)
 エーーッと。やっと!!!やっと!!!かぎかっこの付け方分かりました!!!。(遅すぎ~)少し読みやすくなった気が・・・。
 あと。サファイアハートはスカイ族とスター族を行き来してます・・・。(本家でいうフェザーテイル)殺してしまいすみません・・・。
 これからもよろしく(o^-')b

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投稿 by シャイニングナイト Thu Jul 09, 2020 7:32 pm

こんばんは!(*^▽^*)ノ
サファイアハートが死ぬなんてビックリしました!
私は作ったキャラに愛着が湧くので.......(ボソボソ)
これからも楽しみさせていただきます!
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投稿 by ライトニングサウンド Mon Jul 13, 2020 6:18 pm

目を開けるとそこは花畑だった。サファイアハートは立ち上がり、辺りを見渡した。そっかぁ・・・。私、死んだのね・・・。じゃあここはスター族?スカイ族?そこで、ハッと思い出す。ここは、ウィンド族の縄張りだわ!バードアイと初デートした所。不意に、声が聞こえた。
 「「ようこそ、サファイアハート。」」
 「スカイ族に。」
「スター族に。」
「「私達はあなたをウィンド族の戦士として、ライトニング族の戦士としてあなたを歓迎します。」」
 「あ、ありがとうございます・・・?」
何がなんだか分からないが、はっきりしているのは自分はレイクウォーターに殺されスター族とスカイ族にやって来た事だ。
 「サファイアハート!!サファイアハート!!」
自分を呼ぶ声がしてサファイアハートは振り向く。
 「ラ、ラベンダーライト!!どうして?」
 「どうしてって・・・。私、ついこの前にホワイトコフで死んだのよ。」
久しぶりに会う姉と喋りながら、サファイアハートはバードアイの姿が見えない事に気づいた。
 「ラベンダーライト?バードアイは?」
 「バードアイは・・・・・・。戦っているわ。あなたの息子の為に。」
「どこにいるの?会いたいわ。」
ラベンダーライトは歩き出し、やがて森のはずれに来た。そこは、とても美しい池で星と空を全て映し出していた。
 「綺麗・・・・・・!どこなの?ここ。」
 「ここはね・・・。現世とスター族を結ぶ池よ。覗いてみて。」
サファイアハートは池を覗く。するとだった。ライトニング族で今起こっている戦いが映し出された。バードアイが押さえ付けられている。ライトニングファイヤはフラワーリーフと黒い雄猫を追い出した。ルビーシャインは赤虎柄の雌猫と取っ組み合っている。レイクウォーターは・・・・・・。目が虚ろで宙を向いて、何か言っている。
 「母さん・・・。サファイアハート・・・。」
かろうじてこの言葉が聞こえた。レイクウォーターの足元を見ると亡くなった自分のなきがらがあり、サファイアハートはどきんとした。
 「いかなくちゃ。バードアイの為にも息子の為にも。」
そう言い、サファイアハートは池に飛び込もうとした。が、ラベンダーライトに突き飛ばされサファイアハートは吹っ飛んだ。
 「何するの!!」
「あなたこそ何してるの!!あなたはまだ魂が半分現世にいる不安定な状態なのよ!それで無理して戦ったら魂が永遠に消えるわよ!!」
 「でも、バードアイが!!!」
 「バードアイは立派な雄猫だから大丈夫よ。それよりもあなたが消える方が私には怖い。さ、そんな事気にしないで狩りにでも行きましょ、私、いい狩り場を知っているの!」
どうして心配せずにいられるの?そう思ったが声には出さなかった。ラベンダーライトはもう歩き出している。その瞬間、サファイアハートはラベンダーライトの止める声を無視して池に飛び込んだ。

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投稿 by ライトニングサウンド Mon Jul 20, 2020 6:43 pm

 「よくも!!!よくもサファイアハートをっ!!!」
バードアイとライトニングファイヤ、ルビーシャインがブライトの所まで飛ぼうとした。が、ローズメモリーを中心とするグループに押さえ付けられた。
 「馬鹿?!今行ったら逆に殺されるわよ!あなた達!何回言ったら分かるの?」
 「「「何度言われても分からん!!!」」」
子猫並の言い訳でぎゃあぎゃあわめきながらもローズメモリーが邪魔でブライトの所まで行けない。
 「離せ!サファイアハートが!」
「うるさいわね!ライトニングスター!」
「何?ローズメモリー。」
「ムクドリが三匹いますがどうされますか?ぴーちくぱーちくうるさいんですよ!」
 「とりあえず、黙らせて。いざとなったら食べちゃっていいわ。」
 「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」
ローズメモリーは考える。今のは冗談?それとも・・・・・・。
 「ち、ちょっと待ってください!イマノッテ・・・。」
 「あなた達がいつまでもムクドリのままなら私が雷を落としてあげるI love youっていう意味よ。」
 「こ、こわぁい・・・。」
 「と、とにかく黙りなさい。」
I love youを言った後のライトニングスターの顔が赤かったのには誰も気づかなかったが。ライトニングスターは気を取り直しブライトに向かう。さて、そろそろムーンラビットがハッピーウィングとレイクウォーターを助け出すはず・・・。だが。
 「わ!わ!わ!わぁーーーー!!!キャーーー!!!」
鋭い悲鳴が上がりライトニングスターは辺りを見渡す。が、そんな猫はいない。すると、パッとすぐ上空でムーンラビットに首を絞められているエンドレスローズが力を失い空から落ちて来る。
 「エンドレスローズ!!!!」
ライトニングスターは飛び出し娘を抱える。
 「ムーンラビット!!!何するの!!」
ムーンラビットはその質問には答えずこう言った。
 「ブライト、どうも。ここからは私が代わるわ。この部族は、私が、やる。」
そう言い、ムーンラビットはブライトを突き落とした。

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投稿 by シャイニングナイト Mon Jul 20, 2020 9:22 pm

ブライトが裏切り者で
実はムーンラビットもその仲間で
ライトニング族の裏切り者で
その裏切り者が裏切り者を裏切って.......。
ムーンラビットちゃんは何かライトニングサウンドに恨みがあったのでしょうか?それとも誤解とか嫉妬?
展開が少しも読めなくてとても面白いです!
更新頑張ってください!(๑و•̀ω•́)و
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投稿 by ライトニングサウンド Tue Jul 21, 2020 6:02 pm

 姉は、裏切り者だった。

 姉はブライトを殺した。

 ブライトは、操られていた。姉によって。

 ブライトは死に際に言った。ごめんなさい、ウィンド、サウンド、と。

 ブライトは、裏切り者じゃなかった。

 姉が裏切り者だった。

 私が間違っていた。

 全て全て姉が悪い。

 姉が、憎い。

 もう、いやになった。

 姉だけは、信じていたのに。

 誰も、信じられない。

 ああ・・・・・・。

ライトニングスターは倒れこんだ。レインがあわてて駆け寄るも自分の意識が遠くなるのを感じる。少しでも・・・・・・。少しでも・・・・・・。一人になりたい・・・・・・。




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投稿 by ライトニングサウンド Thu Jul 23, 2020 8:53 am

 「「「「「ライトニングスター。」」」」」
囁き声が聞こえる。
 「「「「「ライトニングスター。」」」」」
また、聞こえた。
 「「「「「起きなさい。あなたにはやるべき事がある。」」」」」
ライトニングスターは起き上がり、叫んだ。
 「どうして私はこんな目にあわなくてはいけないのですか?!母は自殺し姉は逃げ裏切り者になった!私は猫を殺した!一族にも裏切られた!あなた達スカイ族は私がライトニング族を率いる事を望んだんじゃないんですか?!どうして!」
 「「「「「あなたは一族に裏切られてはいない。」」」」」
ライトニングスターが口答えしようとするとスカイ族は黙らせた。
 「「「「「あなたがこんな目に会っているのは運命だから。そして、オッドアイだから。あなたは特別な運命を持って生まれてきた。」」」」」
 「じゃあ、オッドアイなんて持たなけりゃよかったわ!!!そもそもフライトポーを殺した時私も一緒に死ねばよかったわ!!!」
 「聞け。話を。」
オッドアイの黒い雄猫がライトニングスターに迫った。
 「俺はサンダーサウンド。雷の音だ。お前の祖父の祖父の祖父の祖父。要するに、血が繋がっている。俺はオッドアイの猫に力を与えようと言った。その理由は部族を繁栄させる為。だが、今。その力を悪用している俺の子孫がいる。それを止めるのがお前の役だ。」
サンダーサウンドが言っているのはムーンラビットの事だ。ライトニングスターは黙る事しかできなかった。
 「話は終わっていない。ムーンラビットとお前の事はすでに予言として知られていた。"月に映る兎と瞬く雷がぶつかり合い部族の存続に影をもたらす"という物だ。長い間分からなかった予言の2ひきとはお前達の事。生まれてきた瞬間それが分かった。だから俺は、お前達2ひきに俺から力を与えた。ライトニングスター、ムーンラビットは時と力の支配者だ。」
一瞬、何の事だかさっぱり分からなかった。分かったのはー自分がライトニング族が存続するかを決めるという事だけだった。
 「スピリットとムーンラビットは知っているのですか?」
 「スピリットは、知らない。ムーンラビットは・・・・・・。かなり前から知っている。もうあいつは100年くらい生きているな・・・。」
 「え・・・・・・。」
 「だからだ。ムーンラビットに対抗出来るのは同じ力を持ったお前だけ、ということだ。」
ライトニングスターは自分のおった責任に驚く。
 「「「「「大丈夫。私達が見守るから。さあ、行きなさい。ライトニング族を救うのよ。」」」」」
もう、覚悟は決まっていた。ライトニングスターは現世に戻りムーンラビットを押さえ付ける事を誓った。

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投稿 by ライトニングサウンド Sun Aug 30, 2020 11:46 am

気がつくとムーンラビットは死にかけていて、それをやったのは、自分・・・。ライトニングスターだということを知った。姉だと思って大事にしてきた猫は裏切り者で、信頼していた副長ブライトとクラウディデイ、サファイアハートを殺した。あまりに多くのものを失い、そして今、姉も亡くなりかけている。誰でもよかった。誰でもいいから、どうしてこうなったのか教えてほしかった。だから、ライトニングスターは尋ねた。
 「ねえ・・・。どうしてこんなことをしたの?あなたは私の姉でしょう?」
すると、ムーンラビットは嘲り笑って言った。
 「あんたと私は姉妹じゃない。血も繋がっちゃいない。私に妹などいない。」
 「でも、あなたの母親はスピリットで、私の母親もスピリットよ!」
 「私の母親は、違う。」
ライトニングスターは愕然とした。
 「どういうこと?」
 「あんたの母親は、そう、スピリットよ。ただ、私は違う。私はライト族に拾われた、ただの浮浪猫よ。あんたの本当の姉はブライトさ。」
 「そんなはずはない!あなたも私もオッドアイじゃない!血が繋がっているからじゃないの?」
 「私はオッドアイではない。私の目の色がちがうのは、左目が見えないからよ。」
 「嘘・・・・・・。そんな・・・・・・。じゃあ、ブライトが私の姉という証拠は何よ!」
 「そのくらい・・・。自分で・・・。考えな・・・。お前は・・・。私が浮浪猫という事に苦しむ裏でぬくぬくと育った・・・。ライト族はお前以外私が浮浪猫なことを知っていたんだよ・・・。」
そう言い、ムーンラビットは死んだ。何故?どうして?分からない・・・。疑問の渦が激しかった。

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投稿 by ライトニングサウンド Sun Aug 30, 2020 6:35 pm

 「どういうことなの?!母さん!!!」
ライトニングスターはムーンラビットの死骸に背を向けスピリットに迫った。
 「知られてしまったわ・・・。あなたにはあなたがスカイ族に来るまでは話さないつもりだったのに・・・。」
 「そんなこと、どうでもいい!ねぇ、どうして?」
 「・・・・・・あなたとムーンラビットは、血が繋がっていない。あなたとブライトは私の子供だけど、ムーンラビットだけは私の子供ではない。」
 「・・・。」
 「ムーンラビットは、捨て猫で、私が彼女を拾った時に彼女は死にかけていた。もう、目は開いていて、確かにまだオッドアイではなかった。私は彼女を救う為に、ライト族の看護猫に頼んで薬草を使わせてもらった。そのせいで・・・。薬草が足りなくなってグリーンコフの患者が何匹か死んだ。だから、ムーンラビットは恨まれるようになった。
私はムーンラビットにあなたと血が繋がっているかに思わせ、真実は明かさないでおいた。けどね。ムーンラビットはあなたより早く自分の特別な力を見つけたわ。それで、過去をさかのぼってしまった。だから真実は予定より早く明かされた。そして、あなたがフライトポーを殺した。だから、ムーンラビットはあなたを恨んで一族を飛び出した。」
 「えッ・・・。」
 「ブライトはね、死んだと思われていた。生まれてすぐキツネにさらわれたから。でも・・・。生きていたのね。」

 もう、何も言えなかった。驚きとショックで意識が朦朧とした。ムーンラビットに同情すら覚えた。じゃあ・・・。無意味だったの?この戦いは。

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投稿 by ライトニングサウンド Wed Sep 02, 2020 7:06 pm

戦いからしばらくたち、一族は平穏に暮らしていた。声が聞こえる。
 「コットンクラウド!!狩りにいきやがれ!!」
 「もう少し口をつつしんでくださいません?先輩。」
ライトニングファイヤとその弟子でメロディーライトの子供であるコットンクラウドが言い争っていた。ライトニングファイヤはブライトをつぎ副長になったばかりで一族をしきるのがとても上手だが、口が悪い。あんなので大丈夫なんだか・・・。ライトニングスターは思った。あの子は将来ライトニングスカイなのに。
 私はスター族から9生を授かったけど、ライトニングファイヤはスカイ族から授かるからライトニングスカイなのよね。そういえばあの子、つれあいもたないのかしら。
 「コットンクラウド!!まだか?日が暮れるぞ!」
またライトニングファイヤの声が聞こえた。
 「ねぇ、コットンクラウド!狩りに行かない?」
するとそこにダークウッドゥのかわいい娘、ムーンシャインが現れた。コットンクラウドの目がたちまち💕になる。
 「行く、行く~!!」
2ひきはライトニングファイヤそっちのけでキャンプを出て行った。
 「おい!!コットンクラウド!・・・・・・チッ。ったく。」
機嫌の悪くなったライトニングファイヤを笑いをこらえながらライトニングスターは呼んだ。
 「今後の狩りの話よ。もうすぐ枯れ葉の季節だから・・・。」
                   ・
                   ・
                   ・
 「了解。分かりました。」
 「ねぇ、ライトニングファイヤ。あなた、つれあいとか、彼女を持ちたい?」
 「・・・お、俺はそういうの興味ありませんし、フラワーリーフが好きなんです。」
そういいつつライトニングファイヤが真っ赤になっているのを見逃さないライトニングスター。
 「あらあら。じゃあ私のかわいい娘をまじまじ見つめていたのは気のせいかしら。」
 「えっと・・・。それはですね・・・。エンドレスローズはだってかわいいし・・・。あっ。」
隠し事がとても下手なライトニングファイヤ。
 「いいんじゃないの、つれあいくらい持ってもね。フラワーリーフも喜ぶわ。」
 「そうかなぁ・・・。まぁ、とりあえず、失礼しまぁす・・・。」
 「あ、そうそう。ライトニングファイヤ、あなた口が悪いわよ。もしかしたらコットンクラウドの方が早くつれあいを持つかもよ。」
 「・・・・・・はい。」
そういってライトニングファイヤは出て行った。幸せだなぁ。不意に思った。これが永遠に続けばいいのに。そして、スピリットの言葉を思い出した。

 「ライトニングスター。一族の幸せはあなたがつくり守るのよ。幸せは脆くやわくて短いものだから。」
 そうよね、ライトニングスターはそう思った。ええ、頑張るわ、お母さん。
 ライトニングスターは一族を集め、集会を始めた。

 ーENDー
 

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投稿 by ライトニングサウンド Mon Sep 07, 2020 2:31 pm

 完結しました~。
なんか思ったけどルビーシャインにバードアイの魂いらなかったんじゃ・・・。
まあ、引き続きよろしく(o^-')b

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投稿 by シャイニングナイト Mon Sep 07, 2020 6:44 pm

完結おめでとーございます!
何だか想像の斜め上の悪役だったのでドキドキしてとても面白かったです!ヽ(*´∀`)ノ
これからも応援させていただきます!(*」゚∀゚)」
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投稿 by ライトニングサウンド Sat Sep 12, 2020 7:12 pm

 シャイさん読んでてくれていたんですか?感激です!!
    ありがとう(^人^)

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