稲妻の勇気、一族の絆。
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WARRIORS BBS :: 小説投稿フォーラム :: オリジナル部族系小説
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サンウィングの小説どう?(正直に答えてね)(おかしいぞ投票)
サンウィング- ライオン族
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
楽しみです!
恋愛...
恋愛...
オーシャンフラワー- ライオン族
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
※サンウィングが登場するのはご了承ください。
登場猫紹介
ウェスト族(西)
族長 ウェストホープ[西の希望]雄
白い雄猫。目は琥珀色。まだそこそこ若いが頼りになり、公平な判断ができる族長。元クラウドファー[雲毛]。子猫に特に優しい。明るく友好的。
副長 デューンペルト[砂漠毛皮]雄
砂漠のような色をした雄猫。目は紺色っぽい。しっぽの先だけ白い。ウェストホープの親友。いつも冷静で知的系。フロリドノウズがつれあい。
看護猫 カメリアブルーム[咲く椿]雌
赤みがかったオレンジ色をした雌猫。目は琥珀色。おっちょこちょいなところもあるがしっかり者。弟子はまだいない。
戦士 フロリドノウズ[桜色の鼻]雌
濃い灰色に薄い灰色の縞がある雌猫。目は澄んだ空色で、鼻がとてもきれいな桜色。しっかりしていて優しく、いつも気が効くみんなの癒やしの天使。ホープサンとクラウディスカイの姉。デューンペルトのつれあい。
戦士 ソーンフット[刺の足]雌
銀色の毛皮をした雌猫。目は薄い水色。ふんわりとしていてめちゃくちゃマイペース。アイスハートの彼女。
戦士 アイスハート[氷の心]雄
黒と白のハチワレの雄猫。目は濃い青。冷たくそっけないが、彼女であるソーンフットだけには優しい。
戦士 オターリヴァー[カワウソの川]雄
茶色の毛だが薄茶色の胸と腹をしている雄猫。目は琥珀色。つれあいはリリーペタル。優しくマイペース。レインキットとトーティキットの父親。
戦士 ムーンフラワー[月の花]雌
闇夜に紛れるような黒色の毛をしている。胸に月色の花模様がある。目は空色。きびきびとしていて強気。サンウィングの親友。
戦士 サンウィング[太陽の翼]雌
琥珀色の目をしたオレンジ色の短毛のとら猫。口の周りが白い。小柄でにおいをかぎ分けるのが得意。泳ぐのが好きでよく泳いでいる。
性格は基本的におだやかだがキレると口が悪くなる。怒りはじめると耳が寝る。ムーンフラワーと親友。
見習い サニーポー[晴れた足]雄
青みがかった灰色の雄猫。目は水色。ライトニングポーの友達。ハニーポーの兄。父母が亡くなっている。戦いが得意。指導者はオターリヴァー。
見習い ハニーポー[ハチミツの足]雌
黄色っぽい毛皮をした雌猫。目は琥珀色。ライトニングポーの友達。サニーポーの妹。父母が亡くなっている。狩りが得意。指導者はフロリドノウズ。
主人公 見習い ライトニングポー[稲妻の足]雄
黄色がかった薄茶色の毛皮をした雄猫。目は空色。勇敢で優しい見習い。サニーポーとハニーポーと友達。この物語の主人公。父はデューンペルト、母はフロリドノウズ。指導者はサンウィング。
母猫 リリーペタル[ユリの花びら]雌
黒色の雌猫。目はレインキットのような水色。オターリヴァーのつれあいで、レインキットとトーティキットの母。はきはきした性格。ムーンフラワーと腹違いの姉妹。
子猫 レインキット[雨子猫]雄
水色のようなきれいな毛皮をした雄猫。目は銀色。冒険好きで戦いの才能がある。リリーペタルとオターリヴァーの子。トーティキットの兄。
子猫 トーティキット[亀の甲羅子猫]雌
複雑なサビ柄をした雌猫。目は黄緑色。ライトニングポーと仲が良い。リリーペタルとオターリヴァーの子で、レインキットの妹。いつも元気いっぱいな活発な猫。
長老 ロストアイ[失われた目]雄
くすんだ濃い灰色をした雄猫。目は琥珀色。気難しく文句ばかりいっている。そのせいで見習いたちには嫌われている。
イースト族(東)
族長 イーストホープ[東の希望]雌
黒っぽい灰色をした雌猫。目は黄色。クールでそっけないが根は優しく、頼りになる。ブラッドスカイのつれあい。元ナイトクロー[夜爪](俺の放置している小説より)。
副長 ブラッドスカイ[血に染まった空]雄
赤みがかった色をした雄猫。目は琥珀色。戦いが好きなつんつんした猫。つれあいはイーストホープ。
看護猫 カメリアエンジェル[優しい天使]雌
雪のように真っ白の毛皮をした雌猫。目は緑色。優しくかわいい猫。族長と副長の野心がとても強いことに恐怖を覚えている。
戦士 シャインスマイル[輝く笑顔]雄
笑うとすごいイケメンオーラが出る茶色と白のぶちの雄猫。目は澄んだ琥珀色。見習いのときカメリアエンジェルが好きだった。優しく勇敢。
戦士 パロットリーフ[オウムの葉]雌
緑がかったような色の雌猫。シャープアイのつれあいでドリームナイトの姉。狩りが得意でみんなのお姉ちゃん的存在。
戦士 ドリームナイト[夢を見る夜]雄
黒の毛にところどころ青みがかった薄い灰色のまだら模様がある雄猫。よく夢を見ていてお告げもたまに受けたりする。寝てばかり。
戦士 サンドイヤー[砂の耳]雌
全体的に白の毛皮をしているが、耳だけが砂の色をしている。ブルーアイが好き。内気で誰にでも敬語で話す。ウォーターストリームの妹。
戦士 ウォーターストリーム[水の流れ]雌
青みがかった薄い灰色の雌猫。妹と同じく内気だが、仲が良くなった猫相手だとおしゃべりになる。サンドイヤーの姉。
戦士 シャープアイ[鋭い目]雄
白っぽい色をした毛皮を持つ雄猫。鋭い目をしていてよく怖がられるが、本当は優しい。ツンデレ。つれあいはパロットリーフ。エッジトゥースの親友。
戦士 エッジトゥース[刃の歯]雄
見習い ダークポー[暗闇足]雄
長老 クレインフェザー[鶴の羽]雌 シャイニングムーンs提供
白の毛をしているが、前足だけは黒い雌猫。目は灰色。見習いに優しく、子猫が好きな猫。でも、リスが嫌いなためリスを持っていくとかなり怒る。
ノース族(北)
族長 ノースホープ[北の希望]雌
副長 エンドレスムーン[永遠の月]雌
看護猫 クレセントハート[三日月心]雄
戦士 テラークロー[恐怖の爪]雄
戦士 マリィ 雌
戦士 フリーズハート[凍った心]雄
戦士 ナルシスペタル[スイセンの花びら]雌
戦士 ブラウンヘア[茶色の野ウサギ]雄
見習い スカイポー[空に浮かぶ足]雌
見習い ライトポー[光る足]雌
見習い サンドポー[砂足]雄
長老 マーキュリーライト[水星の光]雄 シャイニングムーンs提供
黒い雄猫。目は明るい水色。気難しく、子猫たちには嫌われているが、年長の戦士たちには親しまれている。
サウス族(南)
族長 サウスホープ[南の希望]雌
副長 シルヴァーショルダー[銀色の肩]雄
看護猫 チェストナットファー[栗毛]雄
戦士 ゴールデンファー[金色の毛]雄
戦士 ローズソーン[バラのとげ]雌
戦士 ストームモーニング[嵐の朝]雌
戦士 ウィンドテイル[風のしっぽ]雄
戦士 ブラックナイト[黒い夜]雄
見習い ティスルポー[アザミの足]雌
見習い フィッシュポー[魚足]雌
長老
ディープパンド[深い池]雄 シャイニングムーンs提供
魚好きな濃い灰色をした雄猫。しっぽの先だけ真っ黒。目の色は藍色。性格は明るく面白い性格をしているが不機嫌なときは無口でなにもいわず、ただ睨んでくる。
登場猫紹介
ウェスト族(西)
族長 ウェストホープ[西の希望]雄
白い雄猫。目は琥珀色。まだそこそこ若いが頼りになり、公平な判断ができる族長。元クラウドファー[雲毛]。子猫に特に優しい。明るく友好的。
副長 デューンペルト[砂漠毛皮]雄
砂漠のような色をした雄猫。目は紺色っぽい。しっぽの先だけ白い。ウェストホープの親友。いつも冷静で知的系。フロリドノウズがつれあい。
看護猫 カメリアブルーム[咲く椿]雌
赤みがかったオレンジ色をした雌猫。目は琥珀色。おっちょこちょいなところもあるがしっかり者。弟子はまだいない。
戦士 フロリドノウズ[桜色の鼻]雌
濃い灰色に薄い灰色の縞がある雌猫。目は澄んだ空色で、鼻がとてもきれいな桜色。しっかりしていて優しく、いつも気が効くみんなの癒やしの天使。ホープサンとクラウディスカイの姉。デューンペルトのつれあい。
戦士 ソーンフット[刺の足]雌
銀色の毛皮をした雌猫。目は薄い水色。ふんわりとしていてめちゃくちゃマイペース。アイスハートの彼女。
戦士 アイスハート[氷の心]雄
黒と白のハチワレの雄猫。目は濃い青。冷たくそっけないが、彼女であるソーンフットだけには優しい。
戦士 オターリヴァー[カワウソの川]雄
茶色の毛だが薄茶色の胸と腹をしている雄猫。目は琥珀色。つれあいはリリーペタル。優しくマイペース。レインキットとトーティキットの父親。
戦士 ムーンフラワー[月の花]雌
闇夜に紛れるような黒色の毛をしている。胸に月色の花模様がある。目は空色。きびきびとしていて強気。サンウィングの親友。
戦士 サンウィング[太陽の翼]雌
琥珀色の目をしたオレンジ色の短毛のとら猫。口の周りが白い。小柄でにおいをかぎ分けるのが得意。泳ぐのが好きでよく泳いでいる。
性格は基本的におだやかだがキレると口が悪くなる。怒りはじめると耳が寝る。ムーンフラワーと親友。
見習い サニーポー[晴れた足]雄
青みがかった灰色の雄猫。目は水色。ライトニングポーの友達。ハニーポーの兄。父母が亡くなっている。戦いが得意。指導者はオターリヴァー。
見習い ハニーポー[ハチミツの足]雌
黄色っぽい毛皮をした雌猫。目は琥珀色。ライトニングポーの友達。サニーポーの妹。父母が亡くなっている。狩りが得意。指導者はフロリドノウズ。
主人公 見習い ライトニングポー[稲妻の足]雄
黄色がかった薄茶色の毛皮をした雄猫。目は空色。勇敢で優しい見習い。サニーポーとハニーポーと友達。この物語の主人公。父はデューンペルト、母はフロリドノウズ。指導者はサンウィング。
母猫 リリーペタル[ユリの花びら]雌
黒色の雌猫。目はレインキットのような水色。オターリヴァーのつれあいで、レインキットとトーティキットの母。はきはきした性格。ムーンフラワーと腹違いの姉妹。
子猫 レインキット[雨子猫]雄
水色のようなきれいな毛皮をした雄猫。目は銀色。冒険好きで戦いの才能がある。リリーペタルとオターリヴァーの子。トーティキットの兄。
子猫 トーティキット[亀の甲羅子猫]雌
複雑なサビ柄をした雌猫。目は黄緑色。ライトニングポーと仲が良い。リリーペタルとオターリヴァーの子で、レインキットの妹。いつも元気いっぱいな活発な猫。
長老 ロストアイ[失われた目]雄
くすんだ濃い灰色をした雄猫。目は琥珀色。気難しく文句ばかりいっている。そのせいで見習いたちには嫌われている。
イースト族(東)
族長 イーストホープ[東の希望]雌
黒っぽい灰色をした雌猫。目は黄色。クールでそっけないが根は優しく、頼りになる。ブラッドスカイのつれあい。元ナイトクロー[夜爪](俺の放置している小説より)。
副長 ブラッドスカイ[血に染まった空]雄
赤みがかった色をした雄猫。目は琥珀色。戦いが好きなつんつんした猫。つれあいはイーストホープ。
看護猫 カメリアエンジェル[優しい天使]雌
雪のように真っ白の毛皮をした雌猫。目は緑色。優しくかわいい猫。族長と副長の野心がとても強いことに恐怖を覚えている。
戦士 シャインスマイル[輝く笑顔]雄
笑うとすごいイケメンオーラが出る茶色と白のぶちの雄猫。目は澄んだ琥珀色。見習いのときカメリアエンジェルが好きだった。優しく勇敢。
戦士 パロットリーフ[オウムの葉]雌
緑がかったような色の雌猫。シャープアイのつれあいでドリームナイトの姉。狩りが得意でみんなのお姉ちゃん的存在。
戦士 ドリームナイト[夢を見る夜]雄
黒の毛にところどころ青みがかった薄い灰色のまだら模様がある雄猫。よく夢を見ていてお告げもたまに受けたりする。寝てばかり。
戦士 サンドイヤー[砂の耳]雌
全体的に白の毛皮をしているが、耳だけが砂の色をしている。ブルーアイが好き。内気で誰にでも敬語で話す。ウォーターストリームの妹。
戦士 ウォーターストリーム[水の流れ]雌
青みがかった薄い灰色の雌猫。妹と同じく内気だが、仲が良くなった猫相手だとおしゃべりになる。サンドイヤーの姉。
戦士 シャープアイ[鋭い目]雄
白っぽい色をした毛皮を持つ雄猫。鋭い目をしていてよく怖がられるが、本当は優しい。ツンデレ。つれあいはパロットリーフ。エッジトゥースの親友。
戦士 エッジトゥース[刃の歯]雄
見習い ダークポー[暗闇足]雄
長老 クレインフェザー[鶴の羽]雌 シャイニングムーンs提供
白の毛をしているが、前足だけは黒い雌猫。目は灰色。見習いに優しく、子猫が好きな猫。でも、リスが嫌いなためリスを持っていくとかなり怒る。
ノース族(北)
族長 ノースホープ[北の希望]雌
副長 エンドレスムーン[永遠の月]雌
看護猫 クレセントハート[三日月心]雄
戦士 テラークロー[恐怖の爪]雄
戦士 マリィ 雌
戦士 フリーズハート[凍った心]雄
戦士 ナルシスペタル[スイセンの花びら]雌
戦士 ブラウンヘア[茶色の野ウサギ]雄
見習い スカイポー[空に浮かぶ足]雌
見習い ライトポー[光る足]雌
見習い サンドポー[砂足]雄
長老 マーキュリーライト[水星の光]雄 シャイニングムーンs提供
黒い雄猫。目は明るい水色。気難しく、子猫たちには嫌われているが、年長の戦士たちには親しまれている。
サウス族(南)
族長 サウスホープ[南の希望]雌
副長 シルヴァーショルダー[銀色の肩]雄
看護猫 チェストナットファー[栗毛]雄
戦士 ゴールデンファー[金色の毛]雄
戦士 ローズソーン[バラのとげ]雌
戦士 ストームモーニング[嵐の朝]雌
戦士 ウィンドテイル[風のしっぽ]雄
戦士 ブラックナイト[黒い夜]雄
見習い ティスルポー[アザミの足]雌
見習い フィッシュポー[魚足]雌
長老
ディープパンド[深い池]雄 シャイニングムーンs提供
魚好きな濃い灰色をした雄猫。しっぽの先だけ真っ黒。目の色は藍色。性格は明るく面白い性格をしているが不機嫌なときは無口でなにもいわず、ただ睨んでくる。
最終編集者 サンウィング [ Tue Oct 19, 2021 5:43 pm ], 編集回数 6 回
サンウィング- ライオン族
- 投稿数 : 2121
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
第一章
「─はい、終わりましたよ、ロストアイ」ライトニングポーはロストアイから体を離した。
「もうちょっと手際をよくしておくれ」ロストアイはぶつぶつ文句をいった。ライトニングポーは肩をすくめた。ロストアイがじっとしてないからじゃないですか、と思ったが、口には出さないでおいた。そんなこといったらまたにらまれる。
「わかりましたよ。じゃあ、僕はこれで」ライトニングポーはイバラで囲まれた長老部屋を出た。
ライトニングポーは長老のマダニ取りを終えたので、川へ前足を洗いに行くことにした。うっかり舐めようとしてしまい、あわてて前足から顔を引っ込めた。ネズミの胆汁なんて二度と舐めたくない!
僕はウェスト族のライトニングポー。見習いだ。
「ライトニングポー、どこに行くんだ?」キャンプを出ようとすると、副長でありライトニングポーの父、デューンペルトに声をかけられた。デューンペルトは頼られる立派な副長だ。僕もこんなふうな戦士になりたい。
「マダニ取りが終わったから、川!」ライトニングポーはにこっとして答えた。
「獲物の一個や二個は獲ってこいよ!」デューンペルトはライトニングポーにうなずきかけてそういった。
今は若葉の季節。獲物は動き出し、豊富ないい季節だ。ライトニングポーは頭を下げてキャンプを出た。まだ見習いになりたての僕にも、一匹で出させてくれる。
川がある途中の、森に入った。と、そこでライトニングポーは親友のにおいを感知した。親友の、サニーポー。おもしろくて明るくて……まあとにかく、すごく、いい奴。
「んお、ライトニングポー」サニーポーが茂みからごそごそと出てきた。サニーポーはライトニングポーより少し早く生まれ、少し早く見習いになっていた。
「悪いけど僕、狩りの任務中なんだ」サニーポーはにっと笑っていった。
ライトニングポーはうなずいた。「うん、わかった。僕も川に行くから」
「川?なんだ、川か。それなら僕も行くよ」サニーポーはライトニングポーの先に立って歩いていった。
ライトニングポーは狩猟部隊といっしょにキャンプに戻った。狩りの途中で狩猟部隊と合流していたからだ。 「おかえり!」サニーポーの妹、ハニーポーに迎えられた。ライトニングポーはただうなずくことしかできなかった。口に大きめなウサギをくわえていたからだ。
「自分で獲物を捕まえられる者は全員、このトールウッドの西に来い」と、そこでウェストホープの集会の招集がかかった。
「─はい、終わりましたよ、ロストアイ」ライトニングポーはロストアイから体を離した。
「もうちょっと手際をよくしておくれ」ロストアイはぶつぶつ文句をいった。ライトニングポーは肩をすくめた。ロストアイがじっとしてないからじゃないですか、と思ったが、口には出さないでおいた。そんなこといったらまたにらまれる。
「わかりましたよ。じゃあ、僕はこれで」ライトニングポーはイバラで囲まれた長老部屋を出た。
ライトニングポーは長老のマダニ取りを終えたので、川へ前足を洗いに行くことにした。うっかり舐めようとしてしまい、あわてて前足から顔を引っ込めた。ネズミの胆汁なんて二度と舐めたくない!
僕はウェスト族のライトニングポー。見習いだ。
「ライトニングポー、どこに行くんだ?」キャンプを出ようとすると、副長でありライトニングポーの父、デューンペルトに声をかけられた。デューンペルトは頼られる立派な副長だ。僕もこんなふうな戦士になりたい。
「マダニ取りが終わったから、川!」ライトニングポーはにこっとして答えた。
「獲物の一個や二個は獲ってこいよ!」デューンペルトはライトニングポーにうなずきかけてそういった。
今は若葉の季節。獲物は動き出し、豊富ないい季節だ。ライトニングポーは頭を下げてキャンプを出た。まだ見習いになりたての僕にも、一匹で出させてくれる。
川がある途中の、森に入った。と、そこでライトニングポーは親友のにおいを感知した。親友の、サニーポー。おもしろくて明るくて……まあとにかく、すごく、いい奴。
「んお、ライトニングポー」サニーポーが茂みからごそごそと出てきた。サニーポーはライトニングポーより少し早く生まれ、少し早く見習いになっていた。
「悪いけど僕、狩りの任務中なんだ」サニーポーはにっと笑っていった。
ライトニングポーはうなずいた。「うん、わかった。僕も川に行くから」
「川?なんだ、川か。それなら僕も行くよ」サニーポーはライトニングポーの先に立って歩いていった。
ライトニングポーは狩猟部隊といっしょにキャンプに戻った。狩りの途中で狩猟部隊と合流していたからだ。 「おかえり!」サニーポーの妹、ハニーポーに迎えられた。ライトニングポーはただうなずくことしかできなかった。口に大きめなウサギをくわえていたからだ。
「自分で獲物を捕まえられる者は全員、このトールウッドの西に来い」と、そこでウェストホープの集会の招集がかかった。
最終編集者 サンウィング [ Tue May 25, 2021 1:39 pm ], 編集回数 1 回
サンウィング- ライオン族
- 投稿数 : 2121
Join date : 2020/01/06
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
世界観とかそんなやつの説明
・ウェスト族なわばりは西にある。
・イースト族なわばりは東にある。
・ノース族なわばりは北にある。
・サウス族なわばりは南にある。
・族長はかならず、ウェスト族なら「ウェストホープ」、イースト族なら「イーストホープ」、ノース族なら「ノースホープ」、サウス族なら「サウスホープ」となる。(でもだいたい元の名前で呼ばれる)
・スター族=ディレクション族[方角族]
とかそんなもの。更新中。
・ウェスト族なわばりは西にある。
・イースト族なわばりは東にある。
・ノース族なわばりは北にある。
・サウス族なわばりは南にある。
・族長はかならず、ウェスト族なら「ウェストホープ」、イースト族なら「イーストホープ」、ノース族なら「ノースホープ」、サウス族なら「サウスホープ」となる。(でもだいたい元の名前で呼ばれる)
・スター族=ディレクション族[方角族]
とかそんなもの。更新中。
最終編集者 サンウィング [ Sat Jun 12, 2021 7:31 pm ], 編集回数 1 回
サンウィング- ライオン族
- 投稿数 : 2121
Join date : 2020/01/06
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
私サンウィングの小説は一番に読んでる!(多分)
てか、すっ飛んでくる
てか、すっ飛んでくる
オーシャンフラワー- ライオン族
- 投稿数 : 1478
Join date : 2021/04/09
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
新小説おめでとうございます!
ストームウェーブ- 副長
- 投稿数 : 473
Join date : 2021/05/16
Age : 15
所在地 : あと52で族長と気づいたので11月14日をあと52で族長と気づいた記念日にします。
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
僕もスマホ解禁されたらはやく小説書きたいです!それまでサンウィングさんのをさんこうにしたいです!
ストームウェーブ- 副長
- 投稿数 : 473
Join date : 2021/05/16
Age : 15
所在地 : あと52で族長と気づいたので11月14日をあと52で族長と気づいた記念日にします。
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
オーシャンフラワー»おお!ありがとう!
じゃあわたくしもすっ飛んでいきますわ。貴女様の小説には。(おいおまえ口調どうした)
ストームクラウドさん»ありがとうございます!ありがとうございます!!!
読んでくれて嬉しいですε=ヾ(*~▽~)ノ
なんなんですか!?あなたたちはわたしを(嬉しさで)溶かすつもりですか!?(しりませんけどそんなの)
追記 参考!?こんなもの参考になりませんよ!でもありがとうございます!
お世辞でもみなさんありがとうございます!
じゃあわたくしもすっ飛んでいきますわ。貴女様の小説には。(おいおまえ口調どうした)
ストームクラウドさん»ありがとうございます!ありがとうございます!!!
読んでくれて嬉しいですε=ヾ(*~▽~)ノ
なんなんですか!?あなたたちはわたしを(嬉しさで)溶かすつもりですか!?(しりませんけどそんなの)
追記 参考!?こんなもの参考になりませんよ!でもありがとうございます!
お世辞でもみなさんありがとうございます!
最終編集者 サンウィング [ Sun Jun 13, 2021 3:51 pm ], 編集回数 1 回
サンウィング- ライオン族
- 投稿数 : 2121
Join date : 2020/01/06
Age : 13
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
僕小5のときこんな語彙力ありませんでしたよ?ほんとにすごいですね!
ストームウェーブ- 副長
- 投稿数 : 473
Join date : 2021/05/16
Age : 15
所在地 : あと52で族長と気づいたので11月14日をあと52で族長と気づいた記念日にします。
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
……そういえば文章は多少あっても現実だと
「今日ねゲームしてたらね犬(ゲーム内の)がかわいくてでもこれの、あの、あそこにこな…あれなにいってんだ俺」
って親に話してるときになるんですよね。(なにもわからんぞこれじゃ)
いえいえっ!!!語彙力なんて0.0001ぐらいしかないですよ!
「今日ねゲームしてたらね犬(ゲーム内の)がかわいくてでもこれの、あの、あそこにこな…あれなにいってんだ俺」
って親に話してるときになるんですよね。(なにもわからんぞこれじゃ)
いえいえっ!!!語彙力なんて0.0001ぐらいしかないですよ!
サンウィング- ライオン族
- 投稿数 : 2121
Join date : 2020/01/06
Age : 13
Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
でも小説でこれだけごいりょくあるのはすごいですよ!(さっきからすごいしかいってない)
ストームウェーブ- 副長
- 投稿数 : 473
Join date : 2021/05/16
Age : 15
所在地 : あと52で族長と気づいたので11月14日をあと52で族長と気づいた記念日にします。
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
いやすごくないですよ!視力もないですし!(それは関係ない)
(いやこれ長引く)
(いやこれ長引く)
サンウィング- ライオン族
- 投稿数 : 2121
Join date : 2020/01/06
Age : 13
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
んっ!!!???見ないうちに「好き」に3!?(投票の話)
やったぁ......じゃなくてありがとうございます!
頑張りますっ!
やったぁ......じゃなくてありがとうございます!
頑張りますっ!
サンウィング- ライオン族
- 投稿数 : 2121
Join date : 2020/01/06
Age : 13
Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
嫌い
に入れた人は私が許さん!
(人それぞれだろ、おい)
に入れた人は私が許さん!
(人それぞれだろ、おい)
オーシャンフラワー- ライオン族
- 投稿数 : 1478
Join date : 2021/04/09
Age : 14
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
第二章
「自分で獲物を捕まえられる者は全員、このトールウッドの西に来い」ウェストホープの招集がかかった。
ウェストホープはウェスト族の族長。まだ若いが立派に族長を務めている。
その招集で、みんながほぼ一斉に集まった。ライトニングポーも獲物置き場にウサギを置き、見習い仲間のところへ行き、座った。見習い仲間といっても、サニーポーとその妹のハニーポーしかいないが。
「さっき午前のパトロールが報告に来た。そこで、フロリドノウズが気になるものを見つけたらしいのだ」ウェストホープが話しだし、フロリドノウズに向かってしっぽを一振りした。フロリドノウズはうなずき、族長のいる、背が高いトールウッドの枝に登った。
「今朝パトロールをしているとアナグマのにおいを完治したの。古っぽいからあまり気にしなくてもいいかもしれないけれど、多分雌。乳のようなにおいがしたから子供がいるかもしれない」フロリドノウズが堂々と、みんなにそう伝えた。アナグマかぁ…。アナグマとの戦い方はまだ教わっていないから討伐に行くとき連れていってくれないかもしれない。だったらまだキツネのほうがよかったなー。
「ライトニングポー。残念だったな。おまえは討伐に行けなそうだ」サニーポーがライトニングポーの考えを読んだようにいった。
「「おまえは」?おまえは、ならきみは行けるの?」ライトニングポーは気になってきいてみた。
その問いにサニーポーはははっと笑い、こう答えた。「僕?僕は行けないよ」
「なんだ、きみも行けないんじゃないか」ライトニングポーはいった。サニーポーはむっとしたようだがなにもいわずにウェストホープに向き直った。今はまたウェストホープが話しだしたところだった。
「念のため、パトロール隊はいつもアナグマのにおいに警戒するように!では仕事に戻ってくれ」ウェストホープはそういうとフロリドノウズと共に枝から飛び降りた。
「ライトニングポー!」と、そのとき指導者のサンウィングがライトニングポーを呼んだ。「狩りはしたようだから、戦闘訓練に行くわよ」
「はい!」ライトニングポーは元気よく返事をし、サンウィングと共にキャンプを出た。
「自分で獲物を捕まえられる者は全員、このトールウッドの西に来い」ウェストホープの招集がかかった。
ウェストホープはウェスト族の族長。まだ若いが立派に族長を務めている。
その招集で、みんながほぼ一斉に集まった。ライトニングポーも獲物置き場にウサギを置き、見習い仲間のところへ行き、座った。見習い仲間といっても、サニーポーとその妹のハニーポーしかいないが。
「さっき午前のパトロールが報告に来た。そこで、フロリドノウズが気になるものを見つけたらしいのだ」ウェストホープが話しだし、フロリドノウズに向かってしっぽを一振りした。フロリドノウズはうなずき、族長のいる、背が高いトールウッドの枝に登った。
「今朝パトロールをしているとアナグマのにおいを完治したの。古っぽいからあまり気にしなくてもいいかもしれないけれど、多分雌。乳のようなにおいがしたから子供がいるかもしれない」フロリドノウズが堂々と、みんなにそう伝えた。アナグマかぁ…。アナグマとの戦い方はまだ教わっていないから討伐に行くとき連れていってくれないかもしれない。だったらまだキツネのほうがよかったなー。
「ライトニングポー。残念だったな。おまえは討伐に行けなそうだ」サニーポーがライトニングポーの考えを読んだようにいった。
「「おまえは」?おまえは、ならきみは行けるの?」ライトニングポーは気になってきいてみた。
その問いにサニーポーはははっと笑い、こう答えた。「僕?僕は行けないよ」
「なんだ、きみも行けないんじゃないか」ライトニングポーはいった。サニーポーはむっとしたようだがなにもいわずにウェストホープに向き直った。今はまたウェストホープが話しだしたところだった。
「念のため、パトロール隊はいつもアナグマのにおいに警戒するように!では仕事に戻ってくれ」ウェストホープはそういうとフロリドノウズと共に枝から飛び降りた。
「ライトニングポー!」と、そのとき指導者のサンウィングがライトニングポーを呼んだ。「狩りはしたようだから、戦闘訓練に行くわよ」
「はい!」ライトニングポーは元気よく返事をし、サンウィングと共にキャンプを出た。
サンウィング- ライオン族
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
第三章
訓練場に着き、サニーポーとその指導者のオターリヴァーが少し遅れてやってきた。そのあとにハニーポート指導者のフロリドノウズが来た。
「よぉ、ライトニングポー」サニーポーがにっと笑って挨拶をしてきた。ライトニングポーは返事代わりにうなずいた。
「今日はアナグマとの戦い方をやるわ。一応出掛けるときは戦士が着くけれど、万が一出くわしたときのためにやっておきましょう」サンウィングがいった。「まずはわたしとフロリドノウズがお手本を見せるわね」
サンウィングはそういうとフロリドノウズと向き合った。
えーっとですねぇ~……わたくしアナグマとの戦い方とか忘れたのであとはみなさんのご想像にお任せします()
「ではこれで終わりにする」オターリヴァーがいった。
「帰りましょうか」ライトニングポーはサンウィングといっしょにキャンプに帰った。もう日が暮れはじめていた。それにしても今日はいつもよりはいろいろなことをやった。長老の世話に、狩り、そして訓練。そう意識したとたん、どっと疲れを感じはじめた。
風呂入るのでここで切ります。続きはまた明日。
訓練場に着き、サニーポーとその指導者のオターリヴァーが少し遅れてやってきた。そのあとにハニーポート指導者のフロリドノウズが来た。
「よぉ、ライトニングポー」サニーポーがにっと笑って挨拶をしてきた。ライトニングポーは返事代わりにうなずいた。
「今日はアナグマとの戦い方をやるわ。一応出掛けるときは戦士が着くけれど、万が一出くわしたときのためにやっておきましょう」サンウィングがいった。「まずはわたしとフロリドノウズがお手本を見せるわね」
サンウィングはそういうとフロリドノウズと向き合った。
えーっとですねぇ~……わたくしアナグマとの戦い方とか忘れたのであとはみなさんのご想像にお任せします()
「ではこれで終わりにする」オターリヴァーがいった。
「帰りましょうか」ライトニングポーはサンウィングといっしょにキャンプに帰った。もう日が暮れはじめていた。それにしても今日はいつもよりはいろいろなことをやった。長老の世話に、狩り、そして訓練。そう意識したとたん、どっと疲れを感じはじめた。
風呂入るのでここで切ります。続きはまた明日。
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
続・第三章
キャンプに戻ったライトニングポーたちはすぐにそれぞれの部屋へと眠りにいった。見習いたちも見習い部屋で眠った。
「稲妻が産まれた。一族にはこれまでにない試練が訪れるだろう。だが、恐れるな。立ち向かえ」ここは…どこ?これは…誰の声?
ライトニングポーがいたのは真っ白な何もないところだった。そして、誰かの声がきこえた。こんな低くてしわがれたような声はきいたことがない。一族の猫…ウェスト族の猫でないことは確かだろう。
なら、誰だろう?やっぱり、他の部族?
「稲妻にはこのことをいうな」その声はそういった。ライトニングポーがあたりを見回しても誰もいないのに、なぜ近くから声がきこえるのだろう。
「稲妻…?なんのこと?」またしてもライトニングポーの知らぬ声がきこえた。今度はしわがれてなんかいなくて、高くきれいな、ちゃんとした猫の声だった。でもこれも知らない声だ。今もここには誰も見えない。
「ウェストホープに知らせましょう…」その声はそうつぶやくと遠ざかっていった。
「うるさいよ、ライトニングポー!!」「ちょっとぐらいあたしたちを静かに寝かせてくんない?」突然とてもよく知った声がきこえてきた。ライトニングポーははっと身を起こした。そこはいつもの見習い部屋だった。さっきの知っている声はサニーポーとハニーポーだったらしい。なんだ…夢か。
「ごめん…ちょっと夢を見てて」ライトニングポーは謝った。
「ふぅん。静かにしてくれるならなんでもいいわ」ハニーポーはそういうとまた横になった。すぐにすーすーと寝息がきこえてきた。
ライトニングポーも「まだ夜明け前だしな…」とつぶやくと横になったが、目が冴えてしまっていて全く眠れなかった。
ライトニングポーはもう寝るのを諦めてキャンプの空き地に出た。
キャンプに戻ったライトニングポーたちはすぐにそれぞれの部屋へと眠りにいった。見習いたちも見習い部屋で眠った。
「稲妻が産まれた。一族にはこれまでにない試練が訪れるだろう。だが、恐れるな。立ち向かえ」ここは…どこ?これは…誰の声?
ライトニングポーがいたのは真っ白な何もないところだった。そして、誰かの声がきこえた。こんな低くてしわがれたような声はきいたことがない。一族の猫…ウェスト族の猫でないことは確かだろう。
なら、誰だろう?やっぱり、他の部族?
「稲妻にはこのことをいうな」その声はそういった。ライトニングポーがあたりを見回しても誰もいないのに、なぜ近くから声がきこえるのだろう。
「稲妻…?なんのこと?」またしてもライトニングポーの知らぬ声がきこえた。今度はしわがれてなんかいなくて、高くきれいな、ちゃんとした猫の声だった。でもこれも知らない声だ。今もここには誰も見えない。
「ウェストホープに知らせましょう…」その声はそうつぶやくと遠ざかっていった。
「うるさいよ、ライトニングポー!!」「ちょっとぐらいあたしたちを静かに寝かせてくんない?」突然とてもよく知った声がきこえてきた。ライトニングポーははっと身を起こした。そこはいつもの見習い部屋だった。さっきの知っている声はサニーポーとハニーポーだったらしい。なんだ…夢か。
「ごめん…ちょっと夢を見てて」ライトニングポーは謝った。
「ふぅん。静かにしてくれるならなんでもいいわ」ハニーポーはそういうとまた横になった。すぐにすーすーと寝息がきこえてきた。
ライトニングポーも「まだ夜明け前だしな…」とつぶやくと横になったが、目が冴えてしまっていて全く眠れなかった。
ライトニングポーはもう寝るのを諦めてキャンプの空き地に出た。
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
第四章
ライトニングポーが空き地に出ると看護部屋の出入り口ががさっと動いた。しっぽの色からして多分ウェストホープだろう。こんな朝早くから、どうしたのだろう?
ライトニングポーは悪いことだと知りながらも、看護部屋に近付いて看護部屋の壁越しに耳をすました。
「スカイライトニングからお告げがあった」ウェストホープの声がした。スカイライトニングというのは、ウェストホープ…今の族長、元クラウドファーの前の族長(わかりづらい)のことだ。ライトニングポーは会ったことはないが、立派な族長だったというだけはロストアイからきいたことがある。
「「稲妻が産まれた。一族にはこれまでにない試練が訪れるだろう。だが、恐れるな。立ち向かえ」とムーン国の猫からきいたらしい」もう一度ウェストホープがいった。それ、僕が見た夢に出てきた言葉だ!族長が見た夢をなぜ僕も見たんだ?僕には関係ないはずだ。
「稲妻が“産まれた”だから子猫か見習いだろう。だが、子猫は「稲妻」という意味の名前ではない。見習いも、あの兄妹は晴れた、とハチミツ、だ。だから…俺はライトニングポーだと思うんだ。どう思う?カメリアブルーム」─!あの稲妻のことが僕?そんなわけないだろう?
「族長の稲妻の推理は筋が通っています。わたしもそう思います。あの子にはいいますか?一族にもいうんですか?」カメリアブルームがいった。いわれなくても僕はもう知ってしまった。…そんなこといってる場合じゃない!絶対にその稲妻が僕なわけない!
「いや…。しばらくは誰にもいわない。このことは秘密にしておいてくれ」ウェストホープが真剣そうに低い声色でいった。まずい!盗み聞きがばれてしまう!
ライトニングポーはあわてて見習い部屋のほうへ移動した。そのときにウェストホープが出てきた。危機一髪…。
ウェストホープはライトニングポーに気付くとじっとライトニングポーを見つめた。しばらくライトニングポーを見つめるとウェストホープははっとしたように首を振り自部屋にと去っていった。
※このあといきなりライトニングポーの戦士の命名式になります(四ヶ月後)。見習い期間はなにもありません。
というか雑談ですが戦隊ものとか見てると(今もう見てないけど)「四人揃って、○○プ○キュア!」とかいってる間に絶対敵突っ込んでいったほうがいいですよね。
ブラッド族とかも初登場のときに明日まで待つ(明後日かも)とかいうほど余裕あるんですかね。
ライトニングポーが空き地に出ると看護部屋の出入り口ががさっと動いた。しっぽの色からして多分ウェストホープだろう。こんな朝早くから、どうしたのだろう?
ライトニングポーは悪いことだと知りながらも、看護部屋に近付いて看護部屋の壁越しに耳をすました。
「スカイライトニングからお告げがあった」ウェストホープの声がした。スカイライトニングというのは、ウェストホープ…今の族長、元クラウドファーの前の族長(わかりづらい)のことだ。ライトニングポーは会ったことはないが、立派な族長だったというだけはロストアイからきいたことがある。
「「稲妻が産まれた。一族にはこれまでにない試練が訪れるだろう。だが、恐れるな。立ち向かえ」とムーン国の猫からきいたらしい」もう一度ウェストホープがいった。それ、僕が見た夢に出てきた言葉だ!族長が見た夢をなぜ僕も見たんだ?僕には関係ないはずだ。
「稲妻が“産まれた”だから子猫か見習いだろう。だが、子猫は「稲妻」という意味の名前ではない。見習いも、あの兄妹は晴れた、とハチミツ、だ。だから…俺はライトニングポーだと思うんだ。どう思う?カメリアブルーム」─!あの稲妻のことが僕?そんなわけないだろう?
「族長の稲妻の推理は筋が通っています。わたしもそう思います。あの子にはいいますか?一族にもいうんですか?」カメリアブルームがいった。いわれなくても僕はもう知ってしまった。…そんなこといってる場合じゃない!絶対にその稲妻が僕なわけない!
「いや…。しばらくは誰にもいわない。このことは秘密にしておいてくれ」ウェストホープが真剣そうに低い声色でいった。まずい!盗み聞きがばれてしまう!
ライトニングポーはあわてて見習い部屋のほうへ移動した。そのときにウェストホープが出てきた。危機一髪…。
ウェストホープはライトニングポーに気付くとじっとライトニングポーを見つめた。しばらくライトニングポーを見つめるとウェストホープははっとしたように首を振り自部屋にと去っていった。
※このあといきなりライトニングポーの戦士の命名式になります(四ヶ月後)。見習い期間はなにもありません。
というか雑談ですが戦隊ものとか見てると(今もう見てないけど)「四人揃って、○○プ○キュア!」とかいってる間に絶対敵突っ込んでいったほうがいいですよね。
ブラッド族とかも初登場のときに明日まで待つ(明後日かも)とかいうほど余裕あるんですかね。
サンウィング- ライオン族
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Re: 稲妻の勇気、一族の絆。
そういえばいったっけ?スター族=ディレクション族(方角族)
第五章
「わたくし、ウェスト族の族長クラウドファーはこの見習いを見ていただきたくディレクション族のみなさまに推薦いたします。この見習いは…」ウェストホープが話しだしたがライトニングポーはあまりちゃんときいていなかった。不思議な夢を見てクラウドファーに稲妻はライトニングポーのことだ、といっていたあの日(?)から四ヶ月。季節もすっかり青葉の季節になった。雨はありがたく降ってくれて水不足にはなっていない。とてもいい青葉の季節だ。サニーポーとハニーポーはもう戦士になってサニースカイ[晴れた空]ハニーハート[ハチミツ心]になった。トーティキットとレインキットも見習いになった。で、そして今日はなんと!僕の命名式!
「…を誓うか?」「へ?」ウェストホープの声がきこえてあわてて我に返ったが、すごくまぬけな声を出してしまった。くすくすと抑えるような笑い声がきこえてきて、ライトニングポーはとても恥ずかしくなった。
猫生で一度しかない命名式なのにもう恥をかいた!
「ち、誓います!」ライトニングポーは赤くなりながら答えた。穴があったら入りたい…。
「では、ディレクション族の権限を借りて、おまえに戦士名を授けよう。今この瞬間からおまえはライトニングクラウド[稲妻の雲]という名前になる。ウェスト族はお前を正式に戦士として迎え、歓迎する。ディレクション族様が行く手を照らしてくださいますように」ウェスト族はそういうとライトニングクラウドの肩(?)に鼻づらを乗せた。ライトニングクラウドは敬意をこめてクラウドファーの肩を舐めた。
「ライトニングクラウド!!ライトニングクラウド!!」一族がライトニングクラウドの名前を呼んだ。最初に呼んでくれたのはサニースカイとハニーハートだった。
「おめでとう」ライトニングクラウドにみんなが声をかけていってくれた。
第五章
「わたくし、ウェスト族の族長クラウドファーはこの見習いを見ていただきたくディレクション族のみなさまに推薦いたします。この見習いは…」ウェストホープが話しだしたがライトニングポーはあまりちゃんときいていなかった。不思議な夢を見てクラウドファーに稲妻はライトニングポーのことだ、といっていたあの日(?)から四ヶ月。季節もすっかり青葉の季節になった。雨はありがたく降ってくれて水不足にはなっていない。とてもいい青葉の季節だ。サニーポーとハニーポーはもう戦士になってサニースカイ[晴れた空]ハニーハート[ハチミツ心]になった。トーティキットとレインキットも見習いになった。で、そして今日はなんと!僕の命名式!
「…を誓うか?」「へ?」ウェストホープの声がきこえてあわてて我に返ったが、すごくまぬけな声を出してしまった。くすくすと抑えるような笑い声がきこえてきて、ライトニングポーはとても恥ずかしくなった。
猫生で一度しかない命名式なのにもう恥をかいた!
「ち、誓います!」ライトニングポーは赤くなりながら答えた。穴があったら入りたい…。
「では、ディレクション族の権限を借りて、おまえに戦士名を授けよう。今この瞬間からおまえはライトニングクラウド[稲妻の雲]という名前になる。ウェスト族はお前を正式に戦士として迎え、歓迎する。ディレクション族様が行く手を照らしてくださいますように」ウェスト族はそういうとライトニングクラウドの肩(?)に鼻づらを乗せた。ライトニングクラウドは敬意をこめてクラウドファーの肩を舐めた。
「ライトニングクラウド!!ライトニングクラウド!!」一族がライトニングクラウドの名前を呼んだ。最初に呼んでくれたのはサニースカイとハニーハートだった。
「おめでとう」ライトニングクラウドにみんなが声をかけていってくれた。
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