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謎の部族と太陽の部族達

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投票一回つけたらなくせなかったのでつけときますねー

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投稿 by サンウィング Wed Sep 08, 2021 9:49 pm

はい、唐突に来ました!(いつも唐突だよ)(てか告知とかねぇから全員唐突だよ)(たしかに)
ある意味初小説でっす!
なぜかというとここでの初の小説「ブレイズハートの物語」...の、前。
紙に書いてたやつのリメイク、ですかねw
まあ、あまりにも(原作が)(でもまだ語彙力はないのでこれも多分)ひどすぎるのでリメイクどころじゃないですけどw
まあよろしく願いますぞw()

追記 感想は小説自体消すかもしれないのでいりません。消すかもしれないのでいりません。草。
ただメンタルはタンスの角にぶつけた小指の防御力以下なので...(例えの癖!)

【登場猫紹介】
サン族【太陽が見える草原に暮らす部族】

族長 シャインナイト[輝きの夜]
濃い灰色の毛皮をした雄猫。鋭い瞳は湖のように澄んだ青色をしている。

副長 レッドクロー[赤い爪]
赤みがかった毛皮に明るい琥珀色の目をした雄猫。

看護猫 パープルアイ[紫の目]
雪のように白い毛をした雌猫。目は、珍しい紫をしている。

戦士 オレンジクロー[オレンジの爪]
オレンジ色にトラ柄をした雄猫。(ちょっとサンウィングっぽいなキャラデザ)目は琥珀色。レッドクローの兄。

元スカイイヤー[空の耳](空耳多そう)
戦士 クラウドイヤー[雲の耳]
茶色と白のぶち柄をした雄猫。目は水色。毛がふわふわとしている。シルヴァーウィングの恋人。

戦士 シルヴァーウィング[銀色の翼]
(かっこいい)白銀色をした雌猫。目は青色。主人公。
弟子 リングポー[輪の足](どういう足だ)

戦士 ダークピューピル[暗黒の瞳]
黒が多めの黒白ぶちのハチワレ柄をした雄猫。目は黒。シルヴァーウィングの弟。

戦士 ホワイトファー[白い毛]
白い毛皮に灰色の瞳をしている雌猫。シルヴァーウィングの友達。グリーンアイとブラックファーが大嫌い。

グリーンアイ[緑色の目]
こげ茶色の毛に薄い茶色で縞模様が入っている雌猫。シルヴァーウィング達が嫌い。

ブラックファー[黒い毛]
黒い毛皮をした雄猫。目は綺麗に澄んだ琥珀色。

フォレスト族【森を好んで住む部族】

族長 クロウナイト[カラスの夜]
黒一色の雄猫。目は水色。

副長 レイヴンフェザー[カラスの羽根](省きあり)
濃い灰色の長い毛を持つ雌猫。目は緑色。

看護猫 ホワイトアイ[白い目]
茶虎の雌猫。珍しい白色の目をしている。

スカイ族【空の見える丘で暮らす部族】

族長 ブルーナイト[青い夜]
青みがかった灰色の雄猫。薄い黄緑色の瞳をしている。

副長 バーチペルト[カバノキ毛皮]
濃い茶色に目立たない薄い茶色の縞模様が入っている雌猫。目は琥珀色。

看護猫 レッドアイ[赤い目]
白い雄猫。赤い瞳をしている。
弟子 グレーポー[灰色の足]
白が多めの白茶ぶち模様の雄猫。目は灰色。

シー族【海に浮かぶ島に暮らす部族】

族長 ハニーナイト[ハチミツの夜]
薄い黄色の瞳に白い毛皮をした雌猫。

副長 ウィンタースクワーレル[冬のリス]
腹と足先が白い茶色の雌猫。目は薄い青色。

看護猫 ピンクアイ[桃色の目]
三毛柄の雌猫。桃色の瞳をしている。

戦士 エンドレスフラワー[永遠の花]
綺麗な白黒ぶち模様の雌猫。

戦士 スノウクラウド[雪雲]
白く綺麗な雄猫。

戦士 エメラルドアイ「エメラルドの目」
黒い毛皮に緑色の瞳をした雄猫。

ちょこちょこ更新していきまーす。


最終編集者 サンウィング [ Thu Feb 24, 2022 9:46 pm ], 編集回数 12 回
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投稿 by サンウィング Wed Sep 08, 2021 9:59 pm

プロローグ

「皆よ、我が元に集まるのだ」黒い雄猫が自分の前に猫達を呼び寄せている。
「どうしたんですか、グレート?」集団内の猫がたずねた。
グレートと呼ばれた黒い雄猫はその猫を見下ろし、説明をはじめた。「先ほど、ムーン族様からお告げがあった。どうやらこの近くには四つの部族があるらしい。ムーン族様は、我々にその部族を乗っ取れというのだ」
「そんな訳ありません!ムーン族様は、の、乗っ取れだなんていうわけないです!」雌猫が戸惑った声をあげて反論した。
グレートは反論が気に障ったのか、岩を飛び降り、つかつかと速足でその雌猫の元へ向かった。
雌猫と顔を突き合わせ、グレートは唸り声をあげた。
「お前はこうなりたいのか?」グレートはそういうと、獲物置き場の獲物の首を折った。
雌猫は恐怖に目を見開き、ぶんぶんと首を横に振った。
「よし、では早速四つの部族の数匹を取り込みに行こう。来い、カラー!」カラーと呼ばれた雄猫はうなずき、すぐに歩き始めたグレートを追っていった。

雑談コーナー☆
はいどうもーサンウィングでーす!
プロローグ書いた数か月後にあとがき書きまーす!
グレート物騒で草ー!
以上でーす!
テンション高いねー!文面打ってる現実の俺は真顔なのにねー!
以上です。それでは。


最終編集者 サンウィング [ Mon Feb 21, 2022 2:12 pm ], 編集回数 5 回
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投稿 by サンウィング Wed Sep 08, 2021 10:00 pm

第一章 フォレスト族のおきて破り

シルヴァーウィングはハタネズミに狙いを定めた。
見をかがめてジャンプすれば十分に届く距離まで来て、飛びかかろうとすると、後ろからかさっと茂みが鳴る音が聞こえた。
慌ててハタネズミが逃げだし、慌ててシルヴァーウィングも飛びかかったが、ハタネズミのほうが一足早く、逃げられてしまった。
「もぅ...」シルヴァーウィングは残念に思いため息をつくと、後ろを振り向いた。
「クラウドイヤー!どうしたの?」シルヴァーウィングはクラウドイヤーに駆け寄った。
「どうしたのじゃないよ。リングポー忘れてんぞ」クラウドイヤーは自分の後ろにちらりと視線を向けた。
クラウドイヤーの後ろには確かに、リングポーがいた。
「あ、ごめん...。リングポーが弟子になったの、昨日のことだから、つい今までのようにやっちゃった......」シルヴァーウィングがそういうと、クラウドイヤーはやれやれといったように首を横に振った。
クラウドイヤーはそのまま去っていき、あとにはリングポーが残された。
「えーっと、狩り......でもします?教えますんで...」シルヴァーウィングはなんとなく自分の弟子に敬語で話しかけた。
「シルヴァーウィング、少しお時間よろしいですか?狩りでもなんでもないですし、ただ自分の勘違いなのかもしれないんですけど...」リングポーが躊躇いながらそう言ったのが気になり、シルヴァーウィングはすぐさまうなずいた。
「まずはフォレスト族との境界線へご一緒していただけますか?」リングポーは駆け出していった。クラウドイヤーがいた茂みを抜け、フォレスト族との境界線に向かう。
とりあえず、その間にわたしの自己紹介をするね。
シルヴァーウィング、サン族の戦士猫。弟子にリングポー、彼氏にクラウドイヤーがいる。
母のレインストリームはシルヴァーウィングがまだ子猫のときにグリーンコフにかかり、イヌハッカが手に入れるのが間に合わず、ブラックコフに悪化して死亡。つまり病死。
父のブレイヴクローはシルヴァーウィングが戦士になってはじめての襲撃のときにシルヴァーウィングを守って死亡。つまり戦死。シルヴァーウィングは今でも自分のせいだと思っている。
兄弟は長老たちと父によると、兄のライオンキットと一番下の弟のライトキットがいたときいている。
ぎりぎり一匹だけ生き残ったのが、ダークピューピル。
今でも仲は良い。
これで、わたしの紹介はここまで。
ちょうどリングポーが立ち止まり、フォレスト族とのなわばりの境界線へ来た。
フォレスト族は森に住んでいる猫の集団達だ。サン族のなわばりの隣になわばりがある。
「ここにフォレスト族のにおいがするんです。おきてに従って生活していればここには普通、においはつきません」リングポーがサン族側の桜の木を示した。
シルヴァーウィングは桜の木のにおいを嗅ぎ、リングポーを褒めた。「すごい!こんなにかすかなのに嗅ぎつけるなんて。わたしだったら気付かないわ!これは確かにフォレスト族のにおいね。かすかだし明け方だと思う。今日はちょうど大集会の日だし、きけるね。狩りは後に回して、まずはキャンプに戻ってシャインナイトに報告しましょう!」
シルヴァーウィングはリングポーにそういうと、キャンプに向かって駆け出した。
シャインナイトはサン族の族長。ナイト族に力と七つの命を授かりし者となっている。族長だから。

「シャインナイト。シルヴァーウィングです。入ります」シルヴァーウィングはリングポーと共にキャンプへ戻り、シャインナイトの部屋へ入った。
シャインナイトは副長のレッドクローと話しており、シルヴァーウィングが入るとこちらに目を向けた。
「どうした?シルヴァーウィング」シャインナイトがそういうと、シルヴァーウィングではなくリングポーが説明をはじめた。
「フォレスト族との境界線の近くにある、桜の木にフォレスト族のにおいを感知しました。シルヴァーウィングによるとにおいはかすかなので、明け方頃のものだとのことです」リングポーはすらすらとつまることなく説明した。リングポーは観察力がすごく、鼻が良く、語彙力もあるようだ。わたしにはもったいないほどだ。
「ほう...。フォレスト族がそのようなことを?フォレスト族は前族長の代から、おきてを破るようなことはしていないのだが。それに、わざわざ木ににおいをつける意味もわからない。...気は進まぬことだが、今夜の大集会で聞いてみるか」シャインナイトはゆっくりとうなずいて言った。
「シルヴァーウィング、リングポー、お前たちが見つけたことだ。今回の大集会に参加しろ」リングポーが目を輝かせ、嬉しそうに徐々に口の端があがっていき、シャインナイトを見つめた。リングポーはつい“昨日”見習いになったのだ。参加できる可能性などないと思っていたのだろう。
シャインナイトが「もう行っていいぞ」というと、リングポーはすぐに駆け出し、部屋を出て行った。見習い仲間に自慢しにいったのだろう。
シルヴァーウィングもシャインナイトに頭を下げると、リングポーにつづいて部屋を出た。
夜の大集会に向け、一眠りしておこうと戦士部屋へ行くと、友達のホワイトファーが出迎えてくれた。
「ん、シルヴァーウィング!貴女も大集会に行くの?」
「うん、そうだよ」シルヴァーウィングはうなずいて、戦士部屋を見渡した。
ホワイトファーだけでなく、ホワイトファーの嫌いなグリーンアイとブラックファーがいた。
シルヴァーウィングは顔をしかめた。
「あら、あなたたちも参加するの?わたしたちも参加するの」グリーンアイが一見愛想の良い笑顔を浮かべた。
ホワイトファーも同じように笑みを浮かべ、グリーンアイと向き合った。
「ええ、そうよ。なにか?」
シルヴァーウィングは二匹の雌猫の間に火花が散るのを見てしまった。

雑談コーナー☆
はいどうもーサンウィングでーす!
プロローグと同じく書いた数か月後にあとがき書きまーす!
ホワイトファーとグリーンアイなんでこんな仲悪いんだー!(作者だろお前、理由考えとけよ)(あ...)(わぁバカ)
両方名前に色の英語入ってるじゃーん!
それじゃー!さようならー!


最終編集者 サンウィング [ Mon Feb 21, 2022 2:15 pm ], 編集回数 9 回
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投稿 by サンウィング Mon Sep 13, 2021 9:39 pm

第二章 大集会

「シルヴァーウィング、起きて。大集会の時間よ」シルヴァーウィングはホワイトファーに肩を軽くつつかれて起こされた。
むっくりと起き上がって戦士部屋を見ると、もう誰もいなくなっていた。
ホワイトファーに「早く!」と急かされながらシルヴァーウィングは戦士部屋を出て、族長たちの待っているキャンプの出入り口に走っていった。
「揃ったな?...では、行くぞ!」シャインナイトは全員揃ったのをレッドクローと一緒に確認するとキャンプを出て駆け出していった。

<二本足>が石を削って作ったくぼ地に降りると、サン族のみんなはあちこちに散らばっていった。
リングポーは初めての大集会に興奮を隠し切れないようで、さっきまで至って冷静だったのが、目が輝いてしっぽがピンと立っている。
リングポーは見習い達が集まっているところに駆け寄っていき、会話に混ざりはじめた。
シルヴァーウィングは首を軽くかしげてくぼ地を見渡した。
ホワイトファーとクラウドイヤーは他の部族の戦士と話していて、シルヴァーウィングは一匹になっていた。
「う~ん...」思わずため息を吐いたところ、誰かに声をかけられた。
「ねえ、あなたがシルヴァーウィングで合っているかしら?」後ろを振り向くと、黒と白の綺麗にぶち模様をしている雌猫がいた。少し後ろには白く綺麗な雄猫がいる。
「え?そ、そうですけど...」シルヴァーウィングは少し驚きながらうなずいた。
「よかったわ。私はエンドレスフラワー。こっちは」「スノウクラウドと申します」エンドレスフラワーが自己紹介し、後ろに目を向けると、白い雄猫が自己紹介した。
エンドレスフラワー、スノウクラウド。においからしてどちらもシー族のようだ。少し魚くさく、潮のにおいがする。
「ねえ、私とお友達にならない?」いきなり、唐突にそう誘われた。
正直、初対面でまた自己紹介しかしていない相手とすぐに友達になるのはちょっと嫌だ。
そう考えていたとき、クラウドイヤーが走って来てシルヴァーウィングにささやいた。「こいつはなにか企んでる。絶対に乗るな。そして二度と関わるな!」クラウドイヤーはそれだけいうとすぐにまた走り去っていった。
「え...っと。ま、まだ友達にはなれません!ごめんなさい!」シルヴァーウィングはそれだけいうとクラウドイヤーの後を追って走り去った。
エンドレスフラワーとスノウクラウドが不思議そうな顔をしているのがちらりと見えたが、気にしない。
シルヴァーウィングはクラウドイヤーの横で急ブレーキをかけて止まった。
ちょうどいいタイミングで大集会開始の合図を族長たちがし、族長四匹による演説がはじまった。
「俺からやってもいいか?」さっそくシャインナイトが進み出て、他部族の族長三匹にきいた。
三匹がうなずくのを見るとシャインナイトは話し出した。
「今日、うちの見習いがフォレスト族のにおいをこちらの縄張り内で感知した。桜の木ににおいがついていたのを私も確認した。これについて聞いてもいいか?」”うちの見習い”っていってる。リングポーだけになってる。まあリングポーなんだけど。
フォレスト族の族長クロウナイトは驚いたように目を見開いてシャインナイトを見た。本当に知らないように見えるが、演技かも知れない。
「私は知らない。お前達、やった者は正直に名乗り出なさい」クロウナイトは戸惑ったような声を出すと、グレートレッジから戦士たちを見下ろした。フォレスト族の戦士たちはお互いを疑うように見だした。
だが、しばらくしても誰も名乗り出ない。
クロウナイトははぁとため息をつくとやれやれと首を横に振った。
「シャインナイト、その件は本当だったのなら謝る」クロウナイトはシャインナイトに頭を少しだけ下げた。
「そうか。では、報告に移る。昨日子猫が生後六か月になり、リングポーが見習いになった」シャインナイトがそう報告すると、まわりが「リングポー!」と名前を叫んだ。
叫んでいるのはフォレスト族が少ない。
リングポーは小さくなって顔を胸の毛にうずめている。たくさんの視線を浴びているからだろう。
それを見ていたシャインナイトは一度うなずいて後ずさり、クロウナイト達に場所を譲った。
クロウナイトは見習いの二匹が戦士になったことなどを報告してスカイ族のブルーナイトに場所を譲り、次にハニーナイト...と、四つの部族の族長たちが演説を終えた。
少しの間だが戦士たちの自由時間が設けられた。
シルヴァーウィングはエンドレスフラワーたちに一応、話しかけられないようにクラウドイヤーのそばにいた。
「シルヴァーウィング、クラウドイヤー、帰るぞ!早く来い!」副長のレッドクローが自由時間終わりに呼びに来て、シルヴァーウィングはクラウドイヤーと共に集合場所へ行った。
少ししてみんなが集まってきて、サン族は大集会からキャンプへと戻った。
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投稿 by サンウィング Tue Sep 14, 2021 6:36 pm

第三章 お告げ

大集会から二週間ほどが経った。
シルヴァーウィングは狩りに駆り出されていた。(かりかりだされていた、なんつって!\ツクテーン/)
何事もなく過ごしていたが、シャインナイトだけは警戒心を高めていた。
「シャインナイトは警戒が強すぎるんだよ...」弟のダークピューピルがぶつぶとぼやいている。
「族長に不満をいうんじゃないぞ!ダークピューピル!」レッドクローがダークピューピルを叱った。
ダークピューピルは唇を尖らせたがおとなしくうなずいた。
「あ、レッドクロー!」遠くから、見習いの…ストームポーがやってきた。
「どうした?」レッドクローがきくと、ストームポーはフォレスト族との境界線のほうを指した。
「族長からの伝言です。狩りついでにパトロールをしてこい、ということです。ボクもついていってもいいですか?」ストームポーがこの狩猟部隊を率いているレッドクローにたずねた。レッドクローはさっとうなずくと獲物を埋め始めた。
レッドクローがなにもいわずともレッドクローの意思は通じ、みんなが獲物を埋めだした。
みんなが獲物を埋め終わったのを見ると、レッドクローはフォレスト族との境界線のほうへ歩き出した。

リングポーが真っ先に桜の木を嗅ぎにいった。シルヴァーウィングも近づいてにおいを嗅いだ。
あれから何回も何回もにおいを嗅いでいるが、ずっとなにもない。
だが嗅がないとシャインナイトが出動するのでいつもいつも確認している。
今回もやはりなにもなかった。
レッドクローとダークピューピルが桜の木の反対側にある木にマーキングをしている。
「よし、完了。今日はもう獲物もたくさん獲ったし、一度帰ろう」レッドクローはそういうと獲物を獲りに戻って行った。

日が暮れてきた。
シルヴァーウィングが寝床に入って目を閉じると、昼間の疲れのせいかすぐに意識がなくなった。
「ヴァー.....!シ......ウィ......!シルヴァーウィング!」自分の名を呼ばれ、シルヴァーウィングははっと目を開けた。
視界にあるのはいつもの朝日と茂みの緑...ではなく、白っぽいもやもやとした霧のようなもの。
目を動かしてまわりを見渡すと、やはり一帯に霧のようなものがある。
だが、遠くのほうに猫の形をした霧がある。猫のようなものはこっちに近付いてきているようだ。
シルヴァーウィングが状況を飲みこめずにその場に突っ立っていると、青色の目をした猫のようなものはシルヴァーウィングの目の前に来た。
「シルヴァーウィング」落ち着いた低めの声が静かに響く。
「偉大な部族が迫ってきている。見習いたちの訓練を急ぎ、仲間を疑え」青色の瞳を鋭く光らせるとその猫はだんだんと後ろの霧と同化しはじめた。
シルヴァーウィングが一言も発することもできずに、猫は消え、シルヴァーウィングの視界も黒くなっていった。

シルヴァーウィングが目を覚ますとそこは戦士部屋だった。
夢のことを思い出し、少し不安になる。あれはナイト族様だった。なんでナイト族様がわたしに?
お告げは普通看護猫と族長が受けるもの。ただの戦士であるわたしになんて来ないはず。でも、族長に報告したほうがいいのかな?
シルヴァーウィングがもぞもぞと動いたからか、左隣にいるクラウドイヤーと右隣にいるホワイトファーが目を覚ましたようだ。
「おい、シルヴァーウィング。そんなに動くな」まだ眠そうなクラウドイヤーがいつもより低い機嫌の悪そうな声でいった。
シルヴァーウィングは「ごめん...」と謝ってまた眠ろうとした。
が、目を閉じてしばらく待ってみても全く眠れない。
目を閉じているとあの光景が出てくる。
シルヴァーウィングは念のために族長に報告することに決め、立ち上がった。
またクラウドイヤーがにらんできたが、無視だ無視。
「すみません、族長。シルヴァーウィングです」族長部屋のカーテン越しに控えめにいうと、もぞもぞと動く音が聞こえてきた。
「シルヴァーウィングか...?なんだこんな時間に...」クラウドイヤーと同じように族長も寝ているところを訪問されて機嫌が悪そうだ。
シルヴァーウィングが部屋に入ると、シャインナイトは寝床の上に座っており、目が眠そうに細められている。
シャインナイトが「早く話せ」と促すと、シルヴァーウィングは先ほどの夢のことを話した。
お告げの内容を話した途端、シャインナイトの目がカッと見開かれ、眠気がなくなったようだ。
シルヴァーウィングが話し終わると、シャインナイトは立ち上がってうなずいた。「...報告ありがとう。これはただちにパープルアイに相談したいところだが、今は夜中だ。お前のように睡眠を邪魔するようなことはしないでおこう」
「もう行け」と退出を促され、シルヴァーウィングは戦士部屋の自分の寝床に戻った。
今度は目を閉じて眠れたが、夜明け前に目が覚めてしまった。
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投稿 by サンウィング Sun Sep 26, 2021 4:56 pm

第四章 誘拐

翌日、シルヴァーウィングは真夜中のパトロールに出ていた。
メンバーはダークピューピルが率い、後にホワイトファー、シルヴァーウィング、リングポーだ。
今日はスカイ族とのなわばりの境界線を見まわった。少し狩りをしていくことになり、シルヴァーウィングはリングポーをダークピューピルに任せ、ホワイトファーと狩りにいった。
ホワイトファーと少し狩りをしてダークピューピルが指定した待合場所へ行った。
「...まだ来てないみたいだね」ホワイトファーがいうとおり、まだ誰も来ていない。
しばらく待っているとリングポーだけが走って待合場所へ来た。
「リングポー?ダークピューピルはどうしたの?」シルヴァーウィングが問うと、リングポーは少しうつむきながら口を開いた。
「ダーク...ダークピューピルが誘拐されました!」

「リングポーの報告によると、フォレスト族との境界線、シー族のなわばりがあるほうに行ったとき、ダークピューピルが茨の茂みに引っ掛かり、リングポーがほどこうとしていたところ、シー族のものだと思われる猫がダークピューピルを連れていったそうだ」シルヴァーウィングが急いでキャンプへ戻ってシャインナイトに報告すると、緊急集会がすぐに行われた。
「リングポーにきいたが、犯人は黒と白の模様をしていた雌猫だそうだ。なにか心当たりがあるものはいるか?」シャインナイトがみんなを見まわしてきいた。みんなが首をかしげたり顔を見合わせたりするなか、レッドクロー、シルヴァーウィング、スカイイヤーははっとしたように目を見開いた。
「エンドレスフラワー!」
「エンドレスフラワーか...」
「エンドレスフラワーという猫が...」
シルヴァーウィング、スカイイヤー、レッドクローが声をそろえていった。
シャインナイトは三匹が同時に言ったのに少し驚いたように目をぱちくりとさせ、三匹に向かって問いかけた。「三匹ともエンドレスフラワーか。...誰であろうと、一度シー族のキャンプへ行ってきくつもりだ。メンバーはシルヴァーウィング、リングポー、パープルアイだ。パープルアイは襲撃に来たのではないということを示すためだ。レッドクローは一族に指示させるため残す。では、今から行くぞ」


最終編集者 サンウィング [ Mon Oct 04, 2021 9:38 pm ], 編集回数 5 回
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投稿 by ムーンストーム、 Mon Sep 27, 2021 9:12 pm

サンウィングさん、お久しぶりです!覚えてますかね、、、ウォーリアーズのサイトで知り合ったムーンストームです!覚えてくれてたら嬉しいですが、、、

ムーンストーム、
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投稿 by サンウィング Mon Sep 27, 2021 10:08 pm

ムーンストーム、 wrote:サンウィングさん、お久しぶりです!覚えてますかね、、、ウォーリアーズのサイトで知り合ったムーンストームです!覚えてくれてたら嬉しいですが、、、
ムーンストームムーンストーム...はっ!!
あのムーンストームさん...か?(おい記憶力低下してんじゃねーよ)
お久しぶりです!


最終編集者 サンウィング [ Tue Sep 28, 2021 5:15 pm ], 編集回数 1 回
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投稿 by シャイニングムーン Mon Sep 27, 2021 10:18 pm

あ、あのっ!
完全なる部外者だけどしっつもーん!です。
ウォーリアーズのサイトってどこですか?

シャイニングムーン
未登録ユーザー


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投稿 by サンウィング Tue Sep 28, 2021 4:52 pm

シャイニングムーン wrote:あ、あのっ!
完全なる部外者だけどしっつもーん!です。
ウォーリアーズのサイトってどこですか?
あ、えっと、ウォーリアーズのサイトというよりかは、えーっと...。(語彙力がないよHAHAHAHA)
もう閉鎖されちゃったのですが...。
閉鎖されました!なのでわかりませんし覚えてません!!(掲示板を覚えてないって意味ね)それでは!(逃げるな)

えーっと...。どう説明すればいいんだ...。
閉鎖、閉鎖さr(逃げるな)
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投稿 by ムーンストーム、 Tue Sep 28, 2021 8:48 pm

はい!そうです!あのムーンストームです!閉鎖されちゃったウォーリアーズサイトの、、、

ムーンストーム、
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投稿 by サンウィング Mon Oct 04, 2021 9:39 pm

第五章 シー族のキャンプへ

レッドクローに見送られ、シャインナイトとシルヴァーウィング、そしてリングポーは出発した。シー族のなわばりは太陽が沈むほうにある。
ついでにキャンプは海の上の小島にあり、四つの部族で一番安全なのはシー族だと言われている。
族長が境界線の前で立ち止まり、振り返ってシルヴァーウィング達を見た。特にリングポーを。「ここから先はシー族の縄張りだ。くれぐれも掟は破らないように」リングポーはムッとしたように少し族長を睨んだ。
族長が一歩踏み出そうとすると、タイミングを計ったかのようにシー族のパトロール隊が通りかかった。
「何しているんですか?シャインナイト」パトロール隊にいる黒い猫がシャインナイトにたずねてきた。
シャインナイトはただ「ハニーナイトに話がある」と一言だけいった。
黒猫は不審そうにシャインナイトを見やり、仲間のシー族の猫とひそひそと話し始めた。
しばらくしてようやく黒猫がうなずき、「入ってください」といってシー族のなわばりの奥へ歩き出した。
少し歩くと潮の匂いが漂ってきて、海が見えてきた。
海を見たことがなかったシルヴァーウィングとリングポーは目を輝かせて思わず駆け寄っていきかけたが、シャインナイトがしっぽで止めたことで二匹とも止まった。
「ここから橋を渡りますが、落ちないように気をつけてください」目の前を見ると、細めの丸太の橋が向島と浜をつないでいた。
うわぁ...丸太、細い。落ちそう。
シルヴァーウィングがそう思っている間に黒猫が橋を渡り始め、シャインナイトが後を追って渡り始めるところだった。
「早く来い」シャインナイトが振り返ってまずシルヴァーウィングに来るよう言った。
シルヴァーウィングが頷いて橋に乗るとぐらりと橋が揺れた。思わずびくっとしたが、進み始めると丸太の橋は意外と安定を保っていた。
リングポーが橋に乗り、またぐらりと橋が揺れたが、それ以降は特に何事も起きずシー族のキャンプへ到着した。

「おかえり、エメラルドアイ。.......その猫達は?」シー族のキャンプに到着すると、シー族の副長であるウィンタースクワーレルが出迎えに来た。
黒猫...エメラルドアイはこちらをちらりと見てから口を開いた。「ハニーナイトに話があるそうです」
ウィンタースクワーレルが疑わしそうにじろりとシャインナイトを見ると、「...族長を呼んでこよう、お前たちはここで待て」と言って族長の部屋があるであろう茂みの向こうに入って行った。
しばらく待つ間にシー族の猫達が出てきて、シルヴァーウィングたちを見始めた。正直居心地が悪い。
後ろのリングポーを見ると同じく居心地が悪いようで身を縮こませていた。
ようやくエメラルドアイが茂みから出てきた。後ろには白い毛皮をした雌猫...ハニーナイトがいる。
ハニーナイトはサン族の猫へ見ながら顎をくいっと先程出てきた茂みに向けた。多分、あちらへ来いということだろう。
シャインナイトがゆっくりと頷くと、ハニーナイトはエメラルドアイをそのまま連れて茂みに戻って行った。
シャインナイトが少ししてハニーナイトの入って行った茂みに入って行った。シルヴァーウィングとリングポーは茂みに続いて入った。


最終編集者 サンウィング [ Wed Jan 05, 2022 4:47 pm ], 編集回数 1 回
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投稿 by サンウィング Fri Dec 10, 2021 5:07 pm

第六章 戦士の裏に潜む悪

「......まず、エンドレスフラワーを呼んでくれるか?」シャインナイトがハニーナイトに言った。
ハニーナイトはもちろん眉をひそめてシャインナイトを見た。「......エンドレスフラワー?」
「あぁ、呼んでもらってから話したい」シャインナイトは頷いた。ハニーナイトはまだ疑わしそうにしていたが、しばらく考えてから渋々というように頷いてエメラルドアイに呼ばせにいった。
少しするとエメラルドアイが戻って来て、後ろには......エンドレスフラワーがいる。
「エメラルドアイ、ありがとう。エンドレスフラワー、そこに座りなさい」ハニーナイトはエメラルドアイに礼を言ってエンドレスフラワーに指示した。エンドレスフラワーは首を若干傾げながら指示された場所に座った。
エンドレスフラワーを呼んだ、とハニーナイトがシャインナイトに話すように促す。
「今日の真夜中のことなのだが、このシルヴァーウィングの弟、ダークピューピルがシー族の黒と白の柄をした雌猫に連れていかれたそうだ。このリングポーが目撃した」シャインナイトが説明し始めた。「シー族の黒と白の柄をした雌猫はエンドレスフラワー以外にいないはず、という結論に達してここに来た」
「......黒と白の柄をした猫はエンドレスフラワー以外にもいるけれど、雌猫は今子猫以外にエンドレスフラワーしかいないわね......」ハニーナイトが疑わしそうにエンドレスフラワーを見始めた。
族長に疑われたエンドレスフラワーは必死に首を横に振った。「私はやっていません!」
「今日の真夜中はなにをしていたの?」ハニーナイトがたずねた。「えっと、さ、サン族との境界線のパトロールを副長とスノウクラウドとしていたした」エンドレスフラワーは答えた。
サン族との......。
「」
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