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闇の支配者と光の旅猫

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投稿 by ファイヤウィング Mon Sep 26, 2022 9:03 pm

いやぁまた書いちゃいました
まだ色々終わってないのに。登場人物は、また明日ね
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投稿 by ファイヤウィング Mon Sep 26, 2022 9:07 pm

投票に、迷うを入れ忘れてました。
迷うな人、投票しててもいいので、likeここに入れてね
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投稿 by ファイヤウィング Thu Sep 29, 2022 7:31 pm

Character
旅猫
スターフラッシュ(星の閃光)
早くに両親をなくしたが、自分で獲物のとり方を覚え、仲間探しのたびに出ている。
一応、薬草の知識はある。
死の森に住む、ダークキャット達
フォレストルーラー(森の支配者)♂
ダークキャット達のリーダー。猫を殺したことがなく、実は優しい。
メープルリーフ(カエデの葉)♀
副リーダーで、頭の回転が速い。
グリーンリーフ(緑の葉)♀
わがままで幼い。
モシーフット(苔の足)♂
グリーンリーフの召使いで、冷静。
ブラッドショルダー(血の肩)♂
肩を怪我している。結構友好的。
ファイナルストライク(最後の光線)♂
愛想は悪い。足の付根から足先まで、金色っぽい茶色。
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投稿 by ファイヤウィング Fri Sep 30, 2022 10:06 pm

プロローグ
素早い足取りで、黄金色の、目のむらさきのメス猫は急な崖を駆け下りていく。
その崖の先に見えるのは、森。
この猫が、どんな危険も顧みずに旅へ出る理由は、仲間を探すため。
この猫が頼れる仲間は、いない。
だから、旅へ出る。
たとえ、ボロボロになっても、
自分を歓迎してくれる仲間がいると信じて。
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投稿 by ファイヤウィング Sun Nov 27, 2022 12:48 pm

第一章
「嘘だろ!?あの森に行くのかよ!」
直ぐ側の集落に住んでいる老猫から話を聞く。
「あの森は、猫は住んでいるが悪い奴らだ。近づかないほうが良い。」
へえ、猫は住んでるのね。
じゃあ、行ってみるしかないわ。
「ありがと!おじいさん」
後ろから老猫の怒鳴る声が聞こえてきたが、無視する。
多分、おじいさんとは何だ。とか言ってるんでしょう。
そんなのに構うほど、暇じゃないの。
しかも、あそこには迎え入れてもらえなかった。
そんな猫の話は聞くもんか。
森に踏み入ると、一斉に小鳥が飛び立った。
その中には、蝶や、蜂など、虫も混ざっていたため、私は逃げ出した。
逃げたと言っても、森の奥深くに。
目をつむっていたせいで、前が見えず、谷に突っ込んだようだ。
つまり、足場が消えた。
「〜〜!?」
体勢を変えきれず、背中から落ちる。
もっと強い衝撃が来るかと思っていたが、私の体はなんともない。
私を支えていたのは、猫だった。
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投稿 by ファイヤウィング Tue Nov 29, 2022 6:32 pm

第二章
「ふぅ、危なかったねぇ」
私を支えていた猫は、ふわりとした笑顔で微笑みかけてくれた。
首周りの毛はもふもふで、他の毛は短毛だ。
「僕はトランクイルレヴェリーだよ。」
私をキャッチできるなんて、意外に力、強いのね。
「とりあえず、擦り傷とかあるから、一回僕達のすみかに行こっか。」
ちょっとまって?
「ねぇ、あなた、ダークキャットでしょう?なんで私を助けるの?」
トランクイルレヴェリーは振り向いてニッコリと微笑んだ。
「僕達は、森に迷い込んだ猫を助けるための集団だよ。他にも、この森にいる危険なものとかを、ここに留める役割があるんだ。」
え?そんなこと、あの老猫入ってなかったじゃない!
あの嘘つきめ!
ついていくと、小さい空き地に出た。
薬草がたくさん生えている反面、一角はボロボロに荒らされている。
「新入りかい?レヴェリー。」
ほっそりしたオス猫が、小さいメス猫とともに、空き地を横切ってきた。
「いや、崖から落ちたところを救出しました。」
正直に伝えなくてもいいじゃない。
顔がほてる。
「部屋に連れてってやる。こい。」
意外と優しい集団なのね。
ここなら、仲間入りできるかも
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投稿 by ファイヤウィング Wed Nov 30, 2022 5:51 pm

第三章
「いってぇ!」
ファイナルストライクが、アザミのトゲを踏んづけたらしい。
痛そうに顔をしかめて帰ってきた。
「はじめまして。スターフラッシュです」
ファイナルストライクは、うんざりしたような顔をした
「また新入りかよ。もう、獲物が足りないんだよ!」
もしかして、森にいる危険なものに、獲物をとられてるのかしら
そもそも、危険なものとは、何?
「スターフラッシュ。ちょっといいかい?」
フォレストルーラーだ。
部屋から尻尾で招いている。
その部屋の中に入る。
「なぁ、スターフラッシュ。なんで旅をしているのか教えてくれ。」
唐突な質問に、戸惑う。
「仲間入りするつもりなら、教えてほしいんだ。」
フォレストルーラーの真っ直ぐな瞳に魅せられて、話すことを決める。
「私が、旅を始めた理由は・・・」
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投稿 by ファイヤウィング Wed Nov 30, 2022 6:01 pm

ここから、スターフラッシュの回想に入ります。
第四章
ある、蒸し暑い猛暑の日。
私は、いつものように苔の上で丸くなっていた。
危ないことがあっても、一族の仲間が守ってくれる。
なので、いつも安心していた。
突然、外で唸り声がした。
出てみると、すみかが痩せ細った猫たちによって囲まれていた。
大群だが、力も弱そうなので、私は勝てると信じ込んでいた。
長の合図によって、一族の仲間が飛びかかっていく。
その中には、家族がいた。
私達子猫は、すみかの外の茂みの中に隠れていろと言われたので、そこから覗いていた。
戦況は、最初は、一族が勝っていた。
でも、途中からごつい大きい猫たちが、すみかの中になだれ込んできて、一気に不利になった。
大人たちは、私達子猫を逃して、戦った。
そして、負けた。
私達は、一生懸命逃げた。
最初は、六匹いた。
二匹、途中ではぐれ、
後三匹は、獲物を十分にとってやれなかったため、飢え死にしてしまった。
私は、もともと少食だった為助かった。
でも、心の中の痛みは膨れ上がり、旅をすることにした。
誰にも受け入れてもらえず、力ずくで追い出されることもあった。
「・・・です」
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