コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
+2
フラワリングハート@ふらわり
レパードクロー
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WARRIORS BBS :: 小説投稿フォーラム :: 本家ウォーリアーズ小説
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コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
コズミキ
コスモス
重なりあってできる死のゲーム
ハンターは四匹のブレイク・コニス
ターゲットは世界の全て
今始まる、暗黙のミッション
相言葉は、Cozumiki・Cosmos!
想像不可能な最凶の猫の出現によってできたブラックホール
そこから始まる四匹のハンターと四匹の勇者のキラーズゲーム!!!!
第一期 陰は今宵も殺しを犯す
第二期 アーモンドに愛を 「壊れた=最悪」
第三期 幸運は突然殺ってくる
第四期 漆黒の処刑人
第五期 コズミキ・コニス
陰は今宵も殺しを犯す、brokensister ~壊れたvery~ という作品、覚えていますか?..............そうです、あのお二人が登場しますw
まぁやってしまったものは仕方がない!頑張るぞ!というわけでよろしくお願いいたします!
注意事項
1:この小説は4つの短編ストーリーと、1つの長編?ストーリーで成り立っています。
2:原作ストーリーをかなりねじ曲げます。ご注意下さい!
3:グロいです。かなりグロいです。苦手な方はバックバックです。
4:物語の進行具合により、予め決めていた展開にはいかないかもしれません。ご了承下さい。
コスモス
重なりあってできる死のゲーム
ハンターは四匹のブレイク・コニス
ターゲットは世界の全て
今始まる、暗黙のミッション
相言葉は、Cozumiki・Cosmos!
想像不可能な最凶の猫の出現によってできたブラックホール
そこから始まる四匹のハンターと四匹の勇者のキラーズゲーム!!!!
第一期 陰は今宵も殺しを犯す
第二期 アーモンドに愛を 「壊れた=最悪」
第三期 幸運は突然殺ってくる
第四期 漆黒の処刑人
第五期 コズミキ・コニス
MAEGAKI
つくってしまった新小説。まだソーラの方も全然進んでいないのに.....................。しかもこの小説意味わからない要素たっぷりなのに............。陰は今宵も殺しを犯す、brokensister ~壊れたvery~ という作品、覚えていますか?..............そうです、あのお二人が登場しますw
まぁやってしまったものは仕方がない!頑張るぞ!というわけでよろしくお願いいたします!
注意事項
1:この小説は4つの短編ストーリーと、1つの長編?ストーリーで成り立っています。
2:原作ストーリーをかなりねじ曲げます。ご注意下さい!
3:グロいです。かなりグロいです。苦手な方はバックバックです。
4:物語の進行具合により、予め決めていた展開にはいかないかもしれません。ご了承下さい。
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
Story1
陰は今宵も殺しを犯す
黒い渦の中心に、獣が座っている。
赤く冷たく光る瞳は空を嘗めるように見上げる。獣は渦に巻き込まれて消えた。憎しみと怒りと共に。
彼こそがこの計画の、絶望と怒りの支配者だった。
「陰」
月明かりに照らされて、美しく輝く雌猫は恐怖で顔をひきつらせた。
銀色の泉の中に赤い雫がポトリと垂れた。
泉を真っ赤な血が襲った。
雌猫はゆっくりと、顔を上げた。
「一匹目のハンターね。サンダー族を滅ぼす闇。」
森の中から続々と猫が集まってきた。泉から上がる悲鳴を悲しそうに聞いている。
雌猫は彼らを見渡した。
「ハンターには逆星を、勇者には星を。これが印です。」
賛成の声で一団にざわめきが広がった。
雌猫は満足そうに頷き、最後に一言だけ付け加えた。
「死ぬ弱者、生き残る強者。この二つに別れるでしょう。」
琥珀色の瞳を三日月へと向ける。
愛するものたちへと迫る恐怖、これを防ぐ手助けを求めるかのように。
「希望の一欠片を見失わないように。」
陰は今宵も殺しを犯す
*Story0
黒い渦の中心に、獣が座っている。
赤く冷たく光る瞳は空を嘗めるように見上げる。獣は渦に巻き込まれて消えた。憎しみと怒りと共に。
彼こそがこの計画の、絶望と怒りの支配者だった。
「陰」
月明かりに照らされて、美しく輝く雌猫は恐怖で顔をひきつらせた。
銀色の泉の中に赤い雫がポトリと垂れた。
泉を真っ赤な血が襲った。
雌猫はゆっくりと、顔を上げた。
「一匹目のハンターね。サンダー族を滅ぼす闇。」
森の中から続々と猫が集まってきた。泉から上がる悲鳴を悲しそうに聞いている。
雌猫は彼らを見渡した。
「ハンターには逆星を、勇者には星を。これが印です。」
賛成の声で一団にざわめきが広がった。
雌猫は満足そうに頷き、最後に一言だけ付け加えた。
「死ぬ弱者、生き残る強者。この二つに別れるでしょう。」
琥珀色の瞳を三日月へと向ける。
愛するものたちへと迫る恐怖、これを防ぐ手助けを求めるかのように。
「希望の一欠片を見失わないように。」
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
新小説おめでとうございます!
レパードさんの新感覚ホラーが見られると聞いて!w
前BBSにて楽しく読ませて頂いた作品のキャラが再登場ということで、今から楽しみですw
ハンターと勇者、強者と弱者、気になる単語が……
タイトルから文章からリズムがよくてするする読めますね!
執筆頑張ってください!
レパードさんの新感覚ホラーが見られると聞いて!w
前BBSにて楽しく読ませて頂いた作品のキャラが再登場ということで、今から楽しみですw
ハンターと勇者、強者と弱者、気になる単語が……
タイトルから文章からリズムがよくてするする読めますね!
執筆頑張ってください!
フラワリングハート@ふらわり- 年長戦士
- 投稿数 : 111
Join date : 2015/05/16
所在地 : 窒素
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
フラワリングハート wrote:新小説おめでとうございます!
レパードさんの新感覚ホラーが見られると聞いて!w
前BBSにて楽しく読ませて頂いた作品のキャラが再登場ということで、今から楽しみですw
ハンターと勇者、強者と弱者、気になる単語が……
タイトルから文章からリズムがよくてするする読めますね!
執筆頑張ってください!
コメントありがとうございます!
新感覚は多分下手すぎて新感覚が得られるという噂と思いますよーアハハー(棒読み
そうです、覚えている方少ないと思っていましたが、覚えてもらっててよかったです^^
その単語たちは心の隅っこのハンガーにでも引っかけといてください(*^^*)
タイトルはかなり悩みましたw
はい、頑張ります!ふらわりさんのファントムヒーローズも楽しみにさせていただきます!
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
1,シェイド
前足に鋭い痛みが走った。ズキリと続けざまに波が来る。
痛くて黒猫は跳ね起きた。ベットリと肉求は血で染まっていた。
「シェイド..............?」
隣で眠っていたブラクンポーが気だるそうに寝返りをうった。金茶色の耳はくしゃっと丸まっている。
「どしたの?」
「 別に...............。」
「あ、そう。」
ブラクンポーは再び寝返りをうつと、しっぽを頭に引き寄せた。
黒猫の名はシェイド。サンダー族の見習い戦士。といっても浮浪猫の子供だが。
浮浪猫と部族猫のハーフだったシェイドを母は捨てた。浮浪猫のくせに。あいつはとんだ意気地無しだ。父さんは言った。
白銀色の瞳を朝日にぎらつかせて、彼女は凍てつく外へと足を踏み出した。まだ早朝で起きている猫は少ない。
霜が地面にうっすらと浮かび上がっており、小鳥の鳴き声もか細く聞こえる。
「おう、もう起きているのか。」
たくましい体つきの白猫がのそりのそりとこちらに近づいてきた。
彼はホワイトストーム。焼け焦げた砂色の瞳は空色が混じってグラデーションになっている。
「関心、だな。浮浪猫なのに。」
「..................ら、何ですか?」
シェイドは短くつぶやいた。
浮浪猫だから?浮浪猫は早起きしないの?
「ん?」
「浮浪猫だから、何ですか?」
「あ...................いや、すまない。」
ホワイトストームは後ろめたそうに背中を丸め、気にするな、と言った。
何が気にするな、だ。自分から話を持ちかけてきたくせに。
部族猫なんて腐っている。
踵を返して看護部屋へと向かった。今はあんな戦士よりも、傷の方が大事だ。
どうして朝一番に前足に傷が出来ているのだろうか?
シダのカーテンをそっと押して、薬草の薫りがする部屋へと入る。
「イェローファング!」
「なんだい、お前さんは朝っぱらから!」
首筋の毛をカァッと逆立ててイェローファングが奥から這い出してきた。
見るからに不機嫌そうだ。
「これ。」
シェイドは右前足をつきだした。
肉求がパックリ割れて血が吹き出ている。
「うわっ!どうしたんだい。ったくいたずら坊主め!」
いや、女子ですけど。というようなめんどくさい質問はしない。
年老いた看護猫はブツブツ呟きながら、トクサとマリーゴールドと蜘蛛の巣、そして水を含ませた苔を持ってきた。
手当てをしながら、イェローファングがすっとんきょうな声を上げた。
「お前さん、なんという偶然だろうねぇ!星形だよ。」
「え?」
シェイドの傷はなんと星形だった。
パックリ割れた傷跡は確かに星の形をしている。
無意識のうちにその傷にみいっていたシェイドはイェローファングの声に気づかなかった。
「ったくお前さんは...............。さぁ、さっさとお行き!」
追い出されるようにしてシェイドは看護部屋を出ていった。
はぁーっと深くため息をつく。
「おい、シェイド!暇があるなら狩りに行ってこい!」
ダークストライプに見つかって、仕事を言いつけられた。
しかしタイミングよく、指導者のラニングウィンドが通りかかった。
「いや、ダークストライプ。こいつは後で戦いの訓練をさせようと思うんだ。」
ダークストライプは不満げに鼻を鳴らすと、好きにしろ、と唸った。
指導者はシェイドに向き直ると、再び指示を繰り返した。
「シェイド。お前は先に訓練場へいって自主連していてくれ。俺ももう少ししたらいくから。」
「はい、ラニングウィンド。」
★☆★
森を突っ切って、谷間の訓練場へとやってきたシェイドはかぎ爪を剥き出した。
よく手入れされた爪は猫の毛皮ぐらい簡単に引き裂けそうだ。ああ、早く鮮血が見たい!
「シェイド、よく来たな!」
「父さんに呼ばれてきた訳じゃないわ。」
野太い声がシェイドの耳に響いた。ゆっくりと振り替えると半透明の戦士がいた。
彼女は別に驚く様子もなく、淡々と告げた。
焦げ茶色の戦士はゆっくりと牙を剥き出した。
「まぁそうだな................。」
「元気そうで何より、ティスルクロー。」
戦士はにやりと笑うとお決まりの文句を言った。
「さぁ、訓練の時間だ!」
前足に鋭い痛みが走った。ズキリと続けざまに波が来る。
痛くて黒猫は跳ね起きた。ベットリと肉求は血で染まっていた。
「シェイド..............?」
隣で眠っていたブラクンポーが気だるそうに寝返りをうった。金茶色の耳はくしゃっと丸まっている。
「どしたの?」
「 別に...............。」
「あ、そう。」
ブラクンポーは再び寝返りをうつと、しっぽを頭に引き寄せた。
黒猫の名はシェイド。サンダー族の見習い戦士。といっても浮浪猫の子供だが。
浮浪猫と部族猫のハーフだったシェイドを母は捨てた。浮浪猫のくせに。あいつはとんだ意気地無しだ。父さんは言った。
白銀色の瞳を朝日にぎらつかせて、彼女は凍てつく外へと足を踏み出した。まだ早朝で起きている猫は少ない。
霜が地面にうっすらと浮かび上がっており、小鳥の鳴き声もか細く聞こえる。
「おう、もう起きているのか。」
たくましい体つきの白猫がのそりのそりとこちらに近づいてきた。
彼はホワイトストーム。焼け焦げた砂色の瞳は空色が混じってグラデーションになっている。
「関心、だな。浮浪猫なのに。」
「..................ら、何ですか?」
シェイドは短くつぶやいた。
浮浪猫だから?浮浪猫は早起きしないの?
「ん?」
「浮浪猫だから、何ですか?」
「あ...................いや、すまない。」
ホワイトストームは後ろめたそうに背中を丸め、気にするな、と言った。
何が気にするな、だ。自分から話を持ちかけてきたくせに。
部族猫なんて腐っている。
踵を返して看護部屋へと向かった。今はあんな戦士よりも、傷の方が大事だ。
どうして朝一番に前足に傷が出来ているのだろうか?
シダのカーテンをそっと押して、薬草の薫りがする部屋へと入る。
「イェローファング!」
「なんだい、お前さんは朝っぱらから!」
首筋の毛をカァッと逆立ててイェローファングが奥から這い出してきた。
見るからに不機嫌そうだ。
「これ。」
シェイドは右前足をつきだした。
肉求がパックリ割れて血が吹き出ている。
「うわっ!どうしたんだい。ったくいたずら坊主め!」
いや、女子ですけど。というようなめんどくさい質問はしない。
年老いた看護猫はブツブツ呟きながら、トクサとマリーゴールドと蜘蛛の巣、そして水を含ませた苔を持ってきた。
手当てをしながら、イェローファングがすっとんきょうな声を上げた。
「お前さん、なんという偶然だろうねぇ!星形だよ。」
「え?」
シェイドの傷はなんと星形だった。
パックリ割れた傷跡は確かに星の形をしている。
無意識のうちにその傷にみいっていたシェイドはイェローファングの声に気づかなかった。
「ったくお前さんは...............。さぁ、さっさとお行き!」
追い出されるようにしてシェイドは看護部屋を出ていった。
はぁーっと深くため息をつく。
「おい、シェイド!暇があるなら狩りに行ってこい!」
ダークストライプに見つかって、仕事を言いつけられた。
しかしタイミングよく、指導者のラニングウィンドが通りかかった。
「いや、ダークストライプ。こいつは後で戦いの訓練をさせようと思うんだ。」
ダークストライプは不満げに鼻を鳴らすと、好きにしろ、と唸った。
指導者はシェイドに向き直ると、再び指示を繰り返した。
「シェイド。お前は先に訓練場へいって自主連していてくれ。俺ももう少ししたらいくから。」
「はい、ラニングウィンド。」
★☆★
森を突っ切って、谷間の訓練場へとやってきたシェイドはかぎ爪を剥き出した。
よく手入れされた爪は猫の毛皮ぐらい簡単に引き裂けそうだ。ああ、早く鮮血が見たい!
「シェイド、よく来たな!」
「父さんに呼ばれてきた訳じゃないわ。」
野太い声がシェイドの耳に響いた。ゆっくりと振り替えると半透明の戦士がいた。
彼女は別に驚く様子もなく、淡々と告げた。
焦げ茶色の戦士はゆっくりと牙を剥き出した。
「まぁそうだな................。」
「元気そうで何より、ティスルクロー。」
戦士はにやりと笑うとお決まりの文句を言った。
「さぁ、訓練の時間だ!」
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
おお!!!シェイドが新しく生まれ変わり、ここに復活したとは^/^
シェイドシリーズは好きだったので嬉しいです。今回の父親はティスルクローなのですね!!!ワクワクしているLCです。
更新楽しみにしています>^_^<
シェイドシリーズは好きだったので嬉しいです。今回の父親はティスルクローなのですね!!!ワクワクしているLCです。
更新楽しみにしています>^_^<
ラッキークロー- 副長
- 投稿数 : 226
Join date : 2015/05/20
所在地 : 小説について何かご質問、ご意見等ありましたらお気軽にPMやTwitterの方へメッセージどうぞ!
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
ラッキークロー wrote: おお!!!シェイドが新しく生まれ変わり、ここに復活したとは^/^
シェイドシリーズは好きだったので嬉しいです。今回の父親はティスルクローなのですね!!!ワクワクしているLCです。
更新楽しみにしています>^_^<
生まれ変わりましたよシェイドs!
おおお、好きになっていてくださる方が、しかも覚えていてくださる方がいてくれて嬉しいです^^
今回もタイガークローにしようかと思いましたがティスルクローの隠し子という設定にさせていただきました。
LCさんの小説も楽しみにしています!
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
2,才能
「まずは不意打ちの練習からだ。」
ティスルクローは空き地のど真ん中に立つと、尻尾で合図した。かかってこいという意味だ。
シェイドはいきなり後ろから突進していった。だが、相手は百戦錬磨の戦士。ましてや副長候補だったのだ。
そう簡単には当たらない。ひらりとよけたティスルクローはかぎ爪を剥き出してパンチを繰り出してきた。
が、彼女もまた、天性の才能の持ち主。一度は外したものの、くるりと振り向いて体勢を建て直すと繰り出されたパンチをすべて受け流した。
アザミ色の戦士は底意地の悪い笑い方をしながら笑った。
「お前を見ているとタイガークローを思い出すよ!あいつも良くできている!」
「あいつ何を考えているのかわからない。」
攻撃をかわしつつ、シェイドもそれに応えた。
引き締まった筋肉が黒い毛皮の下で滑らかに波打つ。それはまるで、一種の芸術のようだった。
突然、ティスルクローの攻撃の雨がやんだ。ピクリとも動かない戦士を見たシェイドは意味がわかった。
「今日はこれまでだね。また夢に現れれば。」
「最後にいくつか聞きたい.........。ホワイトストームはどうしている?」
「ファイヤハートのことを可愛がったり、あとはブルースター.........あの臆病者の族長と一緒にいるよ。」
「そうか。スノウファーは喜ぶだろうな。」
シェイドにはスノウファーが誰かわからなかったが、曖昧に頷いた。
空き地へとやって来たのはラニングウィンドだった。自分と同じ黒い毛を靡かせながら颯爽と現れる。
「戦いの練習をしていたのかい?」
「はい。不意打ちの練習を。」
これは嘘ではない。だってさっきまで本当に練習していたのだ。疑われる筋合いはない。
「じゃ、俺にしてみてくれ。」
ラニングウィンドは先ほどのティスルクローのように、空き地の真ん中にたってシェイドに背を向けた。
首筋の毛がふわぁっと逆立ち、身体中に興奮がみなぎる。心臓がドクドク音をたてて今にも破裂しそうだ。
いきなりシェイドは音もなく突進していった。驚いたラニングウィンドは振り向いて引っ掻いたが、その前にシェイドは相手の背中に飛び乗った。
がむしゃらに引っ掻き、ひらりと飛び降りると今度はなんとか体勢を建て直した指導者の頬を続けざまに二発殴った。
「じょ、上出来だ。」
ラニングウィンドは少なからず驚いてしまった。
まだ生後8ヶ月の見習いにここまでしてやられるとは!
悔しさよりも恐ろしさが沸き上がってくるのをラニングウィンドは止めれなかった。
この子は将来どんな戦士になってしまうのだろう!
「まずは不意打ちの練習からだ。」
ティスルクローは空き地のど真ん中に立つと、尻尾で合図した。かかってこいという意味だ。
シェイドはいきなり後ろから突進していった。だが、相手は百戦錬磨の戦士。ましてや副長候補だったのだ。
そう簡単には当たらない。ひらりとよけたティスルクローはかぎ爪を剥き出してパンチを繰り出してきた。
が、彼女もまた、天性の才能の持ち主。一度は外したものの、くるりと振り向いて体勢を建て直すと繰り出されたパンチをすべて受け流した。
アザミ色の戦士は底意地の悪い笑い方をしながら笑った。
「お前を見ているとタイガークローを思い出すよ!あいつも良くできている!」
「あいつ何を考えているのかわからない。」
攻撃をかわしつつ、シェイドもそれに応えた。
引き締まった筋肉が黒い毛皮の下で滑らかに波打つ。それはまるで、一種の芸術のようだった。
突然、ティスルクローの攻撃の雨がやんだ。ピクリとも動かない戦士を見たシェイドは意味がわかった。
「今日はこれまでだね。また夢に現れれば。」
「最後にいくつか聞きたい.........。ホワイトストームはどうしている?」
「ファイヤハートのことを可愛がったり、あとはブルースター.........あの臆病者の族長と一緒にいるよ。」
「そうか。スノウファーは喜ぶだろうな。」
シェイドにはスノウファーが誰かわからなかったが、曖昧に頷いた。
空き地へとやって来たのはラニングウィンドだった。自分と同じ黒い毛を靡かせながら颯爽と現れる。
「戦いの練習をしていたのかい?」
「はい。不意打ちの練習を。」
これは嘘ではない。だってさっきまで本当に練習していたのだ。疑われる筋合いはない。
「じゃ、俺にしてみてくれ。」
ラニングウィンドは先ほどのティスルクローのように、空き地の真ん中にたってシェイドに背を向けた。
首筋の毛がふわぁっと逆立ち、身体中に興奮がみなぎる。心臓がドクドク音をたてて今にも破裂しそうだ。
いきなりシェイドは音もなく突進していった。驚いたラニングウィンドは振り向いて引っ掻いたが、その前にシェイドは相手の背中に飛び乗った。
がむしゃらに引っ掻き、ひらりと飛び降りると今度はなんとか体勢を建て直した指導者の頬を続けざまに二発殴った。
「じょ、上出来だ。」
ラニングウィンドは少なからず驚いてしまった。
まだ生後8ヶ月の見習いにここまでしてやられるとは!
悔しさよりも恐ろしさが沸き上がってくるのをラニングウィンドは止めれなかった。
この子は将来どんな戦士になってしまうのだろう!
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
初コメ失礼致します
すっきりとしていて読みやすく、物語もとっても素敵ですね(´★ω☆`)
シェイドさんの将来は恐ろしくも………楽しみで仕方がありません!(
執筆、陰ながら応援しております^^
すっきりとしていて読みやすく、物語もとっても素敵ですね(´★ω☆`)
シェイドさんの将来は恐ろしくも………楽しみで仕方がありません!(
執筆、陰ながら応援しております^^
ティアーミスト- 年長戦士
- 投稿数 : 135
Join date : 2015/05/17
Age : 22
所在地 : Love the life you live. Live the life you love.
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
タイトル、プロローグからして面白い予感が!
これからも楽しみにしていますwがんばってください!
これからも楽しみにしていますwがんばってください!
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
ティアーミスト wrote:初コメ失礼致します
すっきりとしていて読みやすく、物語もとっても素敵ですね(´★ω☆`)
シェイドさんの将来は恐ろしくも………楽しみで仕方がありません!(
執筆、陰ながら応援しております^^
コメありがとうございます!
すっきりしてますか!?わぁいなのです^^(いや、きっとスッカスカだからすっきりしているように見えるだけ
シェイドさんはどうなってしまうのか.............多分もうすぐグロ要素がたっぷり入ってきますよ...........
霧sもファイトです!応援しています!
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
フェグワンヴィレッジ wrote:タイトル、プロローグからして面白い予感が!
これからも楽しみにしていますwがんばってください!
コメありがとうございます!
面白い予感ナンテナイデスヨ..........(゜ロ゜)お褒めの言葉、ありがとうございますw
フェグワンsも頑張って下さい!
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
3,血塗られた見習い
「シェイド!」
ああ、誰だろう。私を呼んでいる。 ちょっとまってよ。今キツネを殺す妄想をしていたんだから........。幸せなひと時を邪魔シナイデヨ。
「練習しようか。まずは.....同世代の猫からだ。」
「見習いね。」
シェイドの白銀色の瞳に憎悪の炎が燃え上がった。
その姿を悲しげに見つめる黒猫の姿が空に映し出されたことを、シェイドは知らなかった。
☆★☆
白黒のぶち猫は身をかがめて音も無く茂みの中を走る。
たくましい筋肉がなめらかに動き、足元の枝がピキピキ音を立てる。鋭くとがれたかぎ爪をむき出して雄猫は走った。
勢いをつけて茂みから飛び出すと、植物の種をかじっていたウサギに飛び掛った。
驚いたウサギは飛び跳ねて逃げようとしたがその前に喉を掻き切られた。血が飛び散って地面に落ちた。
見習いは満足げにうなるとウサギをくわえて立ち上がった。
ふと耳を澄ますと小鳥が大慌てで飛び去っていく音がした。フクロウでもやってきたのだろうか?
そうかもしれない。もうすぐ日が沈む。
「誰だ?」
ピシっと枝を折る音がした。黒い耳をぴくりと動かすと、見習いは再び爪をだした。
空が茜色に染まって美しい夕日が顔を出した瞬間、またもや鮮血が飛び散った。
「ギャッ!」
スウィフトポーは悲鳴を上げた。
いきなり後ろから切りつけられたのだ。背中には真一文字にパックリ割れた傷が出来た。
「く、くそっ!」
スウィフトポーが反撃しようとするが、敵は素早く影しか見えない。
一瞬影がゆらめいたかと思うと、今度は喉をザックリ切り裂いた。
見習いはがくんとひざをついて口から真っ赤な泡を吹き出した。
白目をむいて倒れたスウィフトポーは虫の息だった。
「シェイド!」
ああ、誰だろう。私を呼んでいる。 ちょっとまってよ。今キツネを殺す妄想をしていたんだから........。幸せなひと時を邪魔シナイデヨ。
「練習しようか。まずは.....同世代の猫からだ。」
「見習いね。」
シェイドの白銀色の瞳に憎悪の炎が燃え上がった。
その姿を悲しげに見つめる黒猫の姿が空に映し出されたことを、シェイドは知らなかった。
☆★☆
白黒のぶち猫は身をかがめて音も無く茂みの中を走る。
たくましい筋肉がなめらかに動き、足元の枝がピキピキ音を立てる。鋭くとがれたかぎ爪をむき出して雄猫は走った。
勢いをつけて茂みから飛び出すと、植物の種をかじっていたウサギに飛び掛った。
驚いたウサギは飛び跳ねて逃げようとしたがその前に喉を掻き切られた。血が飛び散って地面に落ちた。
見習いは満足げにうなるとウサギをくわえて立ち上がった。
ふと耳を澄ますと小鳥が大慌てで飛び去っていく音がした。フクロウでもやってきたのだろうか?
そうかもしれない。もうすぐ日が沈む。
「誰だ?」
ピシっと枝を折る音がした。黒い耳をぴくりと動かすと、見習いは再び爪をだした。
空が茜色に染まって美しい夕日が顔を出した瞬間、またもや鮮血が飛び散った。
「ギャッ!」
スウィフトポーは悲鳴を上げた。
いきなり後ろから切りつけられたのだ。背中には真一文字にパックリ割れた傷が出来た。
「く、くそっ!」
スウィフトポーが反撃しようとするが、敵は素早く影しか見えない。
一瞬影がゆらめいたかと思うと、今度は喉をザックリ切り裂いた。
見習いはがくんとひざをついて口から真っ赤な泡を吹き出した。
白目をむいて倒れたスウィフトポーは虫の息だった。
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
タイトルと共に素敵な小説ですねw
これからも応援してますw
がんばってください!
これからも応援してますw
がんばってください!
フェンリルハート(元フェニックスメモリー)- 見習い
- 投稿数 : 25
Join date : 2015/07/25
Age : 23
所在地 : 静岡
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
フェンリルハート(元フェニックスメモリー) wrote:タイトルと共に素敵な小説ですねw
これからも応援してますw
がんばってください!
お褒めの言葉、ありがとうございます♪
フェグワンヴィレッジsの小説も毎回楽しみに読ませてもらっています!
お互い頑張りましょう(*^o^)/\(^-^*)
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
4,七匹の犠牲者 1匹目
「.........にしてもあっけなかったよな。」
ブラクンポーが悲しげな声でポツリとつぶやいた。
ゴールデンフラワーは嘆き悲しみ、パニックになったブランブルキットとトーニーキットは泣き叫ぶ母親の下に潜り込もうとしている。
夜が明けるのはなんと早いことだろう!サンダー族がスウィフトポーを失ってからもう新しい朝が来たのだ。
一族は昨夜お別れの儀式をし、今朝長老たちが死体を埋葬しにいった。
ロングテイルは珍しくしょんぼりとして何も言わずに戦士部屋へと入っていった。
「自分で獲物を捕まえられる年齢の者は集まりなさい。集会を始めます。」
ブルースターが一族に収集をかけた。
姉が看護部屋から足を引きずりながらこちらへ向かってくるのがチラッと見えたが、タイガークローのたくましい背中ですぐに見えなくなった。
なんとか猫を掻き分けて姉の側へとたどり着いた。
「イェローファングは?」
「ハイロックよ。お告げが来たの。」
シンダーポーは自分に目もくれずにじっとハイロックを見ている。
お告げが来たとか言っていたからあそこにいるのだろう。
「昨夜、ショックな事件が起きましたが、未だに犯人はわかっていません。しかし、その手がかりとなりそうなお告げが来ました。」
ブルースターは一歩下がるとイェローファングに場所を譲った。灰色の老猫はのそりのそりとやってくると声を張り上げた。
「皆、聞いてくれ。スター族様はこう告げられた。」
「“ハンターを見つけ出せ。勇者を見つけ出せ。七匹の猫が死ぬ。彼らには印が表れる。何としてでも止めるのだ。”と。」
一族はごくりと唾を飲んだ。ハンターと勇者、七匹の犠牲者。
首筋の毛がどの猫も皆逆立っている。スペックルテイルは金切り声をあげてスノウキットを抱え込んだ。
スノウキットは嫌がって母親の腕を降りきったが、たちまち引き戻された。
「亡くなったスウィフトポーの右耳の裏に、不思議な模様がありました。真っ赤に輝く二つに割れた星の模様。これがスター族からの印ではないかと思われます。」
「じゃあこの中からあと6匹死ぬんですか?」
ホワイトストームの発言で一族が激しく騒ぎ立て始めた。
母猫はパニックになり、長老たちはぎゃあぎゃあとわめきたてた。戦士たちは猛抗議し、見習いは怯えて尻尾を巻いた。
唯一動じなかったのは、ファイヤハートとダストペルト、そしてシェイドだった。
「静かに!」ブルースターが大声で叫んでも一族の動揺は収まらない。
タイガークローなど大声で吠えてかぎ爪をむきだしている。
しばらくしてやっと興奮が治まった頃、ブルースターが注意事項を述べて集会はお開きになった。
「シンダーポー。これからサンダー族はどうなっていまうんだろう」
「困ったわね・・・。一族がパニックを起こしたら・・・。例えアナグマが100匹やってきた時よりも大パニックになるでしょうね。」
ブラクンポーは姉の顔にそっと前足をあてて頬をなめた。はげましだ。
シンダーポーは耳をピクリと動かした。
そして再び僕に向き直ると、「それじゃ、あたしはブルースターの部屋に呼ばれているから。」といってハイロックへと歩いていった。
ブラクンポーは口を半開きにして固まっていた。
今のは見間違いだろうか?いや、そんなはずはない。
恐る恐る前足を見てギャッと叫んだ。
前足にはベットリとした赤いものがついていた。さっき、シンダーポーの顔に当てたときについたのだろうか?
すると赤いものはシューシュー言いながら溶けて消えた。
ブラクンポーは大声で叫びたかった。けれども恐怖で声がでない。
見てしまったのだ。
シンダーポーの右耳に、赤い割れた星が一瞬見えたのを。
「.........にしてもあっけなかったよな。」
ブラクンポーが悲しげな声でポツリとつぶやいた。
ゴールデンフラワーは嘆き悲しみ、パニックになったブランブルキットとトーニーキットは泣き叫ぶ母親の下に潜り込もうとしている。
夜が明けるのはなんと早いことだろう!サンダー族がスウィフトポーを失ってからもう新しい朝が来たのだ。
一族は昨夜お別れの儀式をし、今朝長老たちが死体を埋葬しにいった。
ロングテイルは珍しくしょんぼりとして何も言わずに戦士部屋へと入っていった。
「自分で獲物を捕まえられる年齢の者は集まりなさい。集会を始めます。」
ブルースターが一族に収集をかけた。
姉が看護部屋から足を引きずりながらこちらへ向かってくるのがチラッと見えたが、タイガークローのたくましい背中ですぐに見えなくなった。
なんとか猫を掻き分けて姉の側へとたどり着いた。
「イェローファングは?」
「ハイロックよ。お告げが来たの。」
シンダーポーは自分に目もくれずにじっとハイロックを見ている。
お告げが来たとか言っていたからあそこにいるのだろう。
「昨夜、ショックな事件が起きましたが、未だに犯人はわかっていません。しかし、その手がかりとなりそうなお告げが来ました。」
ブルースターは一歩下がるとイェローファングに場所を譲った。灰色の老猫はのそりのそりとやってくると声を張り上げた。
「皆、聞いてくれ。スター族様はこう告げられた。」
「“ハンターを見つけ出せ。勇者を見つけ出せ。七匹の猫が死ぬ。彼らには印が表れる。何としてでも止めるのだ。”と。」
一族はごくりと唾を飲んだ。ハンターと勇者、七匹の犠牲者。
首筋の毛がどの猫も皆逆立っている。スペックルテイルは金切り声をあげてスノウキットを抱え込んだ。
スノウキットは嫌がって母親の腕を降りきったが、たちまち引き戻された。
「亡くなったスウィフトポーの右耳の裏に、不思議な模様がありました。真っ赤に輝く二つに割れた星の模様。これがスター族からの印ではないかと思われます。」
「じゃあこの中からあと6匹死ぬんですか?」
ホワイトストームの発言で一族が激しく騒ぎ立て始めた。
母猫はパニックになり、長老たちはぎゃあぎゃあとわめきたてた。戦士たちは猛抗議し、見習いは怯えて尻尾を巻いた。
唯一動じなかったのは、ファイヤハートとダストペルト、そしてシェイドだった。
「静かに!」ブルースターが大声で叫んでも一族の動揺は収まらない。
タイガークローなど大声で吠えてかぎ爪をむきだしている。
しばらくしてやっと興奮が治まった頃、ブルースターが注意事項を述べて集会はお開きになった。
「シンダーポー。これからサンダー族はどうなっていまうんだろう」
「困ったわね・・・。一族がパニックを起こしたら・・・。例えアナグマが100匹やってきた時よりも大パニックになるでしょうね。」
ブラクンポーは姉の顔にそっと前足をあてて頬をなめた。はげましだ。
シンダーポーは耳をピクリと動かした。
そして再び僕に向き直ると、「それじゃ、あたしはブルースターの部屋に呼ばれているから。」といってハイロックへと歩いていった。
ブラクンポーは口を半開きにして固まっていた。
今のは見間違いだろうか?いや、そんなはずはない。
恐る恐る前足を見てギャッと叫んだ。
前足にはベットリとした赤いものがついていた。さっき、シンダーポーの顔に当てたときについたのだろうか?
すると赤いものはシューシュー言いながら溶けて消えた。
ブラクンポーは大声で叫びたかった。けれども恐怖で声がでない。
見てしまったのだ。
シンダーポーの右耳に、赤い割れた星が一瞬見えたのを。
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
おお......シェイドの残酷性があのころのように滲み出て、引き込まれます!
七匹の犠牲者...そして、シンダーポーにその印が出ていたことに、悪い予感がします^^;
更新を楽しみにしています!
七匹の犠牲者...そして、シンダーポーにその印が出ていたことに、悪い予感がします^^;
更新を楽しみにしています!
ラッキークロー- 副長
- 投稿数 : 226
Join date : 2015/05/20
所在地 : 小説について何かご質問、ご意見等ありましたらお気軽にPMやTwitterの方へメッセージどうぞ!
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
お久しぶりです
覚えてますか?僕のことw
ホラー性がかなり強くて面白いです!
執筆頑張って下さい!
余談なんですが、このコメントは僕が新bbsになってから初めてしたコメントですw
覚えてますか?僕のことw
ホラー性がかなり強くて面白いです!
執筆頑張って下さい!
余談なんですが、このコメントは僕が新bbsになってから初めてしたコメントですw
涙雫@元シーズンメモリー- 未登録ユーザー
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
5,七匹目の犠牲者、二匹目
一週間後.............
黒い影がそっと忍び寄る。
若い雌猫は薬草の束を積み上げると、クルリと振り向いた。そして影に気付くと親しみのこもった声であいさつをした。
「あら、シェイド、どうしたの?」
「あんたを殺しにきたの。」
「えっ!?」
シンダーポーが聞き返した瞬間にシェイドの影が揺らめき、ザックリと片目を切り裂いた。
青い瞳がもぎ取られ、ボトリと地面に落ちた。薬草の束が散らばり、部屋に悪臭が満ちた。
「ふふっ。二匹目の犠牲者さん。」楽しそうにシェイドは微笑んだ。
笑顔とは裏腹に心の中ではドス黒い殺意が渦巻き、彼女を内部から破壊していった。飛び散った血が壁を真っ赤に染める。
「さようなら」
その言葉と共に鋭い一撃が飛んできた。首を切り落とされたシンダーポーはなすすべもなく静かに命を絶った。
「ボトッ」首が落ちる。
「きゃはは!」
(この子は本当にシャーミンの子供なのか?あの優しい母親の面影がこれっぽっちもないぞ。)
かのティスルクローでさえもが恐ろしさを感じる残虐性。それは一体どこから生まれてきたのだろうか。
口元に飛んだ血をシェイドはペロリと舐めた。
「今日のうちに、あいつも始末しておきましょう。」
「3匹目の、ラニングウィンド」
後書き
遅くなりました............w
シェイドsの快進劇、見ていただけましたか?
シンダーポーファンの皆さんには申し訳ないことをしちゃったかなぁ・・・と不安になっております。
次回は迫る恐怖、七匹の犠牲者、3匹目です^^
一週間後.............
黒い影がそっと忍び寄る。
若い雌猫は薬草の束を積み上げると、クルリと振り向いた。そして影に気付くと親しみのこもった声であいさつをした。
「あら、シェイド、どうしたの?」
「あんたを殺しにきたの。」
「えっ!?」
シンダーポーが聞き返した瞬間にシェイドの影が揺らめき、ザックリと片目を切り裂いた。
青い瞳がもぎ取られ、ボトリと地面に落ちた。薬草の束が散らばり、部屋に悪臭が満ちた。
「ふふっ。二匹目の犠牲者さん。」楽しそうにシェイドは微笑んだ。
笑顔とは裏腹に心の中ではドス黒い殺意が渦巻き、彼女を内部から破壊していった。飛び散った血が壁を真っ赤に染める。
「さようなら」
その言葉と共に鋭い一撃が飛んできた。首を切り落とされたシンダーポーはなすすべもなく静かに命を絶った。
「ボトッ」首が落ちる。
「きゃはは!」
(この子は本当にシャーミンの子供なのか?あの優しい母親の面影がこれっぽっちもないぞ。)
かのティスルクローでさえもが恐ろしさを感じる残虐性。それは一体どこから生まれてきたのだろうか。
口元に飛んだ血をシェイドはペロリと舐めた。
「今日のうちに、あいつも始末しておきましょう。」
「3匹目の、ラニングウィンド」
後書き
遅くなりました............w
シェイドsの快進劇、見ていただけましたか?
シンダーポーファンの皆さんには申し訳ないことをしちゃったかなぁ・・・と不安になっております。
次回は迫る恐怖、七匹の犠牲者、3匹目です^^
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
ラッキークロー wrote: おお......シェイドの残酷性があのころのように滲み出て、引き込まれます!
七匹の犠牲者...そして、シンダーポーにその印が出ていたことに、悪い予感がします^^;
更新を楽しみにしています!
シェイドs帰ってきましたw
シンダーポーsはどうなるのでしょうか・・・。悪い予感100%ですw
ラッキーsも頑張ってください!応援していますっ!(*^o^)/\(^-^*)
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: コズミキ・コスモス 1ー3あたり、かな
涙雫@元シーズンメモリー wrote:お久しぶりです
覚えてますか?僕のことw
ホラー性がかなり強くて面白いです!
執筆頑張って下さい!
余談なんですが、このコメントは僕が新bbsになってから初めてしたコメントですw
お久しぶりですwもちろん覚えていますよっお兄様っ!
ホラーがベースですので・・・面白いですか!?よかったです(^O^)
執筆は亀さんペースですけど頑張りますw
おおwBBS到来?おめでとうございますw
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
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