⚡ ロウワンクロー『せっかくの大集会だ、互いの嫁を自慢しあおうぜ！』ブランブルクロー『………はい？』 ３期１巻 / 短編 / 本家コメディ / 完結！

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ブランブルクロー「あの、先輩？　ロウワンクロー？」

ロウワンクロー「トーニーペルトはな！　忠誠心を証明しようと躍起になって男勝りに強がるくせに、俺にだけはか弱い乙女な一面を見せるっていうギャップ萌えがもうたまらなくってなあ！」

ストームファー「あー………完璧酔ってるねこれ」

ロウワンクロー「俺は酔っぱらってなんざいねえ！　当たり前だろ大集会だぜ！？」

クロウフェザー「はいはい、ハリネズミが空を飛ぶくらい当然のことですよね、ええ。なにこれやだもうすっかり出来上がってんな奴さん」

ブランブルクロー「リーフプール、ちょっと来てくれ。きみ、最近薬草貯蔵庫から何かが消えてた覚えはないかい」

リーフプール「え？　ああ、そういえば麻酔用にと採ってきたマタタビが少しばかり減っていた気はするけれど………ところで、これはどういう集まりなの？」

クロウフェザー「ッ」

ストームファー「修羅場は避けよう平和は大事心が痛むけど嘘をつくしか、えーとほらあれさリーフプール、昨日の敵は今日の友的なあれがこれした仲間なのさ！」

リーフプール「？　………雄猫同士の友情って、なんだかときどきよくわからないわ」

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リーフプール「それでブランブルクロー、そのことでなにか問題が？　元々はケシの実が足りないから代わりに置いていただけだし、それも夕方に採れたのだけれど。日中は風が強かったから、マタタビはきっと飛んでいってしまったのね」

ブランブルクロー「いや、なんでも………くそっ絶対あいつだな、『今夜義姉さんの旦那にちょいと面白いこと仕掛けてやるから楽しみにしててよね』って……リーフプールの妹だから、当然薬草にも少し詳しいわけだ」

クロウフェザー「確かにあいつの言いそうなことだな。ま、どうせこの酔っちゃんがなんかあの娘の怨み買っちゃったんじゃないの」

ストームファー「だけど、大集会で痴態をさらしてるのをブラックスターに知られたら、このひと下手すりゃ降格ものだよ？」

ブランブルクロー「ほんとにな………まったく、帰ったらお仕置きしないと」

クロウフェザー「お仕置き？　ああ、どうせそれ、赤面ものの口説き文句を耳元で一晩中囁き続けるとかなんかなんだろ」

ブランブルクロー「！！？」

ストームファー「ああ、それでそのあと彼女を茂みに連れ込んで、ふたりで甘い蜜の時間ってわけだね」

リーフプール「わ、わたしの妹になんてことしてるのあなた………」

クロウフェザー「だよな！　リア充爆破しろ！」

ブランブルクロー「なんで言い出しっぺのおまえがそんなこというんだカラス！　ストームファー、んなこたしねえわ嵐でしっちゃかめっちゃかなのはおまえの頭のなかだけにしとけ！　リーフプール誤解だからな、絶対ファイヤスターに報告とかしな………やめろおい！　先輩！　酔っぱらい！　ニヤニヤするな気持ち悪いこれは全部誤解だああああ！！！！」

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ストームファー「ブランブルクローのＨＰが初っ端からごっそり持っていかれ、リーフプールが思いっきり不信感あふれる目で彼を見ながら立ち去ったところで」

クロウフェザー「引き続きこの４部族嫁談義を続けて参りたいと思います。あ、ちなみに俺不参加ね」

ブランブルクロー「てめえ逃げるなこのカラス」

ロウワンクロー「ああ、そうかそうか義弟よ、おまえたちもそんなにうまくいってるんだな？　ん？」

ブランブルクロー「………もう抗う気力が起こらない………」

クロウフェザー「あの太陽が沈む場所への旅が始まる前からずいぶん仲が良かったもんな、あんたら」

ストームファー「一時期は俺も嫉妬してたなあ」

ロウワンクロー「若さが眩しいぜおまえら！　ああ、ふたりの馴れ初めはトーニーペルトからよく聞いてるよ」

ブランブルクロー「姉貴のバカヤローーー！！」

ロウワンクロー「それで？　新婚旅行はどこに行ったんだい、え？」

ブランブルクロー「あのね、部族猫にそんなのあるはずないでしょう？」

クロウフェザー「あるよな」

ストームファー「あるともさ」

ブランブルクロー「！？！？！？」

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ストームファー「俺はブルックと＜月の池＞に行ってきたよ、先祖に里帰りのご挨拶がてら、あいつを紹介してやりたくてさ。やっぱあそこは雰囲気いいよなー」

クロウフェザー「うちの部族の若い奴らはまだそこまで行くのを許されないから、代わりに湖のほとりでよくイチャついてるのを見るよ。湖のぐるりって全部族共通のデートスポットだよな、リア充どもめ沈めばいいのに」

ブランブルクロー「………あれ、もしかして連れてってやれてないの俺だｋ」

ロウワンクロー「前のなわばりなら＜月の石＞も良かったのだがね！　なにせ新郎新婦で暗い幻想的な密室にふたりっきりだぜ？　しかも声がしっとり響くんだ。あのときのトーニーペルトの甘い鳴きっぷりといったら………」

ブランブルクロー「おいちょっと待て、そのころはまだ付き合い出したばかりのはずだろ、姉貴に何してくれてんだあんた」

ロウワンクロー「！！　………は、早く籍入れといて既成事実つくっとかないとな、ほら、子どもができたときにね、うむ」

ストームファー「気持ちはわかる気持ちはわかるよブランブルクローだけど相手は他族の先輩もうちょい理性働かせて頼む拳を振りあげないで！」

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ブランブルクロー「ふーっ、ふーっ、こんの野郎………」

ストームファー「ソーンクロー先輩張りの自制心を発揮してるな、うん、えらいえらい」

ブランブルクロー「……誉められても全然嬉しくないんだが」

クロウフェザー「とかいって内心小躍りしてるんだろこのツンデレめ」

ブランブルクロー「……おまえにだけはそう呼ばれたくないんだが」

ロウワンクロー「うむ！　義弟夫婦の熱々ぶりはよーくわかった！　次はおまえだストームファー！　神秘の一門から来た嫁さんののろけ話を存分に喋くりまくれバカヤロー！」

ストームファー「わあ先輩面倒くさい」

クロウフェザー「今に始まったことじゃないだろ」

ブランブルクロー「この集団が面倒臭い………」

ストームファー「『だから早く新妻のところへ逃げてちょっと暗がりへかっさらいたい』」

クロウフェザー「そんな心の声がことごとく駄々漏れであります」

ロウワンクロー「ほう、この公の場所でいったい何をするつもりかな？　ん？　義兄さんニヤニヤが止まらないぞー」

ブランブルクロー「こいつらほんとに面倒臭い！！」

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ストームファー「俺とブルックは普通にうまくいってますよ。イチャつくといっても、森での狩りの仕方を俺が教えてやるくらいで」

ロウワンクロー「手取り足取りってわけだな！　うむ！」

ブランブルクロー「きみのところはまるで長年連れ添った夫婦みたいな落ちつきようだよな、感心するよ」

クロウフェザー「どこぞのツンデレ同士とちがってね」

ブランブルクロー「だからおまえがそれをいうかって」

ストームファー「少し若年寄な夫婦だってよくマウスファーに笑われちゃうんだけどねえ」

ロウワンクロー「どこが！　いいじゃないか若年寄な新婚夫婦！　それも立派な青春だぞ？」

ブランブルクロー「言ってることはよくわからないが、青春か………俺たちの場合、あの旅が青春だったのかな」

クロウフェザー「………まあ、そうなるんじゃ、ないか」

ロウワンクロー「太陽の沈む場所までの旅で咲き乱れる恋物語！　結構じゃないか！」

ストームファー「思えばあのときのメンツと状況的に、俺はトーニー姐さんに恋をするはずだったんだよなー」

ロウワンクロー「おいなんだとてめえちょっくらそこに直りやがれ」

クロウフェザー「うわいきなりしらふに戻ったよこのひと」

ブランブルクロー「姉貴は幸せにしてもらってるみたいだな………酔うとあれになる旦那ではあるけどさ」

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ロウワンクロー「それで、クロウフェザーは？　ナイトクラウドとうまくいってないのか？」

クロウフェザー「だからー、俺はこのアホな嫁談義にははなから参加するつもりがないんですってば」

ストームファー「言いやがった」

ブランブルクロー「言いやがったぞ」

ロウワンクロー「嫁の！！　良さを！！　語り合うのは！！　男の義務だ！！　そうだろう！！？」

ストームファー「先輩、若い俺たちにもいろいろな事情があるんですよ。それを汲んでやってください、ね？」

ロウワンクロー「嫁の！！！！　良さを！！！！　語り合うのは！！！！」

ブランブルクロー「ちょっと先輩声量下げて仮にもこの場は大集会───」

ダストペルト「男の、役目！！！！　そうだろうがあああ！！！！」

ブランブルクロー「ああまた面倒な先輩がきたあああああ！！」

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　▼ノリだけで書かれた全力キャラ崩壊ドタバタ喜劇

　▼LKは　こわれた　ようだ

　▼ここでいったん区切らせてもらいます　続きはまた明日！

[ラッキークロー]

　φ(゜゜)ノ゜ (゜゜;)＼(--;) ......＼(^^)／

　新小説（コメディー?）おめでとうございます!!!

　に、2ちゃんねる（?）方式で書かれた喜劇中の喜劇!!!腹筋崩壊!!!草不可避です!!!大草原不可避!!!

　...何はともあれ、ものすごく面白いです!ブランブルクローの苦労人ポジションがたまりません!
　LCもあまりの面白さに壊れてしまいそうです。LKsのギャグセンスを学びたいです。

　執筆ファイトです!

[フラワリングハート@ふらわり]

▼ふらわりは こんらん している ！

新小説おめでとうございます！
投稿の勢いも中身の勢いもﾅﾅｶﾏﾄﾞ先輩の勢いもなんか凄すぎて夏休み終盤だという気持ちの落ち込みが一気に抜けました！w
えるけいさんの描くライトな会話のリズム感！
実に楽しませていただきましたwブランブルクローかわいいよ
嫁への愛情個人的No.1のダストペルトも加わりますますどたばたしそうな予感！
続きも楽しみに待っております！w

[レパードクロー]

▼レパード　は　びっくり　して
▼ひっくり　かえった　！

新小説おめでとうございます！
えるけいsのコメディ...........最高です(*^o^)／＼(^-^*)
ロウワンクローとトーニーペルトが幸せそうでほっとしましt((
頑張ってください！応援していますっ！

[レパードクロー]

▼レパード　は　びっくり　して
▼ひっくり　かえった　！

新小説おめでとうございます！
えるけいsのコメディ...........最高です(*^o^)／＼(^-^*)
ロウワンクローとトーニーペルトが幸せそうでほっとしましt((
頑張ってください！応援していますっ！

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皆様コメントありがとうございます(*´ω｀)

新小説と言うか単発企画モノですが楽しんでいただけて何よりです！

イバラさんは基本的にどんな劇でも苦労人ポジション不可避ですね、HPがゼロになる直前まで頑張っていただこうと思います。

３レスだけ投稿します、完結までの残り分はまた今夜投下です(｀・ω・´)！

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クロウフェザー「果たしてこの野郎どもの珍奇な寄り合いにいきなり乱入してきたのが、ご存知サンダー族一のロリコン中年、我らがダストペルトにございます」

ストームファー「きみしれっと司会役こなしてるのな、他族の先輩にものすごい言い様だけど」

ダストペルト「俺は生後６ヶ月のファーンクラウドにハートを射抜かれて長老の制止を振り切りあいつを口説いた男だからな！　むしろロリコン上等よ！」

ブランブルクロー「……いいのか、それでいいのか先輩……！」

ロウワンクロー「おう、あんたかダストペルト。確か子どもは５匹もうけてたな？　あんな若妻と毎晩熱々だなコノヤロー！」

ダストペルト「まあな！！！」ドヤァッ!!

ブランブルクロー「一族のベテラン戦士たるいい大人がこの言葉でこのどや顔だよ」

クロウフェザー「なぜかよくわからないけどこいつ一発殴り倒したくなってきた」

ダストペルト「言っておくが、嫁談義なら俺は負けんぞ？　部族史上最高の嫁が俺にはついているからな！」

ロウワンクロー「……なにい……？」ユラリ

ストームファー「……ほおう……？」ユラリ

ブランブルクロー「…………え、え？　ちょ、おい、ストームファー？」

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ロウワンクロー「部族史上最高の嫁、それは部族史上最強のツンデレたる俺のトーニーペルトにこそふさわしい称号だろう」ザッ

ストームファー「俺のブルックは一門出身だけど、今じゃ立派な部族猫です。俺のためにこっちに来てどんなときも支えてきてくれた彼女が、この世で最高の奥さんじゃないわけがありますか？」ザッ

クロウフェザー「なんということでしょう。数多の部族の猫が集う大集会のこの場にて、嫁馬鹿な男どもによる三つ巴の争いがまさかの開幕です」

ブランブルクロー「煽るなてめえこのカラス！！」

クロウフェザー「いや、いつも冷静沈着なストームファーがまさかこうなるなんて思わなかったから。面白いじゃん」

ブランブルクロー「だれか、ちったァ理性的な奴はここにいないのか！？ ハッそうだ、スター族様！　戦士の掟で今夜は停戦を命じられているはずでしょう！？　こいつらを止めてください……！」バッ


　　満月　⋘ んー、微笑ましいから別にそうしなくてもいいんでない？（パアアアア


ブランブルクロー「スター族コノヤローーー！！！」

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ダストペルト「ファーンクラウドの破壊力は＜怪物＞をも上回るぞ！！　パトロールから帰ってきた俺に『お帰りなさいあなた！　ご飯にしますか？　グルーミングにしますか？　そ、それとも………？』なんて言いながら上目遣いで頬赤らめてりゃ、男ならピシャーン落ちないわけにいかないだろうが！！」

ロウワンクロー「ハッ、俺のトーニーペルトは＜四本木＞を抜いた怪物級だぜ！？　夫婦喧嘩したその日の真夜中、戦士部屋でひとり寂しく寝ていた俺に『別に、寒いだけなんだからねっ！』とか言い訳しながらぴったり寄り添ってくるもんだから思わず暗闇に乗じて力一杯抱きしめたわ！！　しかも『抵抗して声をあげたら周りのやつらも起きちまうぜ？』って囁いたら『するわけないじゃない………馬鹿』と来た！！　なんなんだよ俺を殺す気か！　可愛すぎんだよあの生き物は！！」

ストームファー「ふっ、おふたかたはまだまだ青いですね」

ダスト・ロウワン「「いやいちばん若いのおまえだぞ！？？」」

ストームファー「一門を出るときのブルックが兄のタロンになんと言ったかご存知ですか？　鬼の形相で妹を止めようとするあのシスコンにブルックは『私はどんなときも彼を隣で支えたいの！　今ならシャープトゥースだってなんだって怖くない！　だって私、彼を世界一愛してるから！！』と瞳を潤ませて叫んだんです、ああもうもちろん惚れ直しましたねだからその場で『結婚してくれ！！』とプロポーズして即刻挙式しましたよもちろん石読みを神父役にね！」


ブランブルクロー「……なあ、クロウフェザー」

クロウフェザー「うん？」

ブランブルクロー「俺たちって、猫だよな？」

クロウフェザー「ああ、だけどここにいる馬鹿旦那どもはどいつもこいつも狼ばかりだ。まったく、爆発四散すればいいのに」


ギャーギャー！　ギャーギャー！

[涙雫]

お久しぶりです！

あぁ、部族猫達のキャラが…w
腹筋崩壊レベルの面白さです！

続きを楽しみにしています！

[ティアーミスト]

▼LKｓは　素晴らしいギャグセンスを　隠し持って　いたようだ！

これはまた新感覚なストーリーを…！本家様の夫は日々萌えているようですねｗ
からす君のひねくれ感がかわいいのですっ←

更新を心待ちにしております(｀･ω･´)

[ヒーステイル]

新小説おめでとうございます！ｗｗ
なんという・・この・・・ｗｗ　新感覚コメディはｗｗ
森の戦士と名高い方々が物凄いことを暴露してらっしゃるｗｗ
ニヤニヤが止まりません！続き、楽しみにしてます！

[ムーンドロップ]

新小説？おめでとうございます！

おなじみのキャラが可愛くて可愛くて・・・
(ロウワンクローの、意外なキャラw)

楽しみにしております！

[L ͛k ͛]

皆様コメントありがとうございます！

かなり奇天烈なスタイルと内容ですが好感触で何よりです！

色んな崩壊を見せている嫁談義は、すみません昨日の言葉は嘘になってしまいましたが時間がないので明日終結！

それでは明日までどうぞよろしくお願いします！

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ロウワンクロー「てかおい！　高みの見物を決め込んでいるそこのおまえら！　おまえらの話もいい加減に聴かせやがれ！」

ダストペルト「そうだそうだ！　ひとののろけ話ばかり聞いてないで自分の口も開きやがれ！」

ブランブルクロー「だれもしてくれと頼んでないですよ！？　おいカラス！　こら俺を残して逃げるんじゃねえ！」

クロウフェザー「だから、俺はこの手の話があまりしたくないんですってば！」

ストームファー「でも聞く分には随分楽しそうだったよね君」

クロウフェザー「当たり前だろ？　ブランブルクローはスクワーレルフライトのことでめったにのろけないんだし、こいついじるのは楽しいし」

ブランブルクロー「おいてめえ」

クロウフェザー「だけど俺は基本的に聞く専なの、自分の話はしたくないの」

ロウワンクロー「………それは、フェザーテイルのことまで話がさかのぼるからなのか？」

クロウフェザー「！！！！！」

ブランブルクロー「おい、先輩！」

ストームファー「あー………やっちまったな」

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ブランブルクロー「ロウワンクロー！　していい話といけない話ってもんが………！」

クロウフェザー「………別にいいよ、もう随分昔の話だし」

ストームファー「いや結構君根深い性格してたよね」

ブランブルクロー「嵐毛おまえも黙ろうか」

ダストペルト「悲恋のプリンスクロウフェザー！　いいなその話も聞きたいぞ！」

ブランブルクロー「先輩は少し湖の底まで沈んでてくださいね」

ロウワンクロー「なあクロウフェザー、お前の口からナイトクラウドの話を一度だって聞いたことがないぞ？　クロウフェザー、忘れられない女なのはわかる。だけど、そろそろそうすべきときだ」

クロウフェザー「………なんで俺が、あんたなんかのいうことを」

ロウワンクロー「お前にそういうべきだと思ったからだ、そうだろう？」

ダストペルト「ああ、そして嫁談義は妻帯者皆がするべきに決まってるからだろう？」

ブランブルクロー「先輩ほんとに黙ってて！！！」

　「「「「ええ、貴方たち全員がそろそろ黙るべきときよ」」」」

ｻﾞｻﾞｯ!!

男たち「「「「「！！！！！」」」」」

ナイトクラウド「大集会はとっくに終わっているわよ？」

スクワーレルフライト「全部族の好奇の目が向けられてるのに気が付かなかったの？　まったく、よくもまあここまで熱論できたわね」

ファーンクラウド「どうやら、皆さん」

トーニーペルト「私たちのぞれぞれともするべき話があるみたいね？」

男たち「「「「「　」」」」」


クラウドテイル「おい見ろよ、ブライトハート！　絶賛不仲中のナイトクラウドとトラブルメーカーのスクワーレルフライト、それに鬼嫁たちが集結したぜ！　こりゃあ面白くなってきた！」

ブライトハート「………あなたってひとは、ほんとにもう。苦笑しかできないわ」

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ブランブルクロー「スク！　俺はおまえに責められる筋合いはないぞ！…今度のことはただでは済まさない、わかっているな！？」

スクワーレルフライト「はあ？　上等よ！　ゆっくりやりあおうじゃないの！」

ギャーギャー！　ギャーギャー！


ロウワンクロー「………顔を合わせた次の瞬間にはもうフェードアウトかい。相も変わらず仲が良いな」

ダストペルト「………それで、なあ母さん、ファーンクラウド？　いつもは天使みたいな笑顔が、今夜はなんでそんなにこわb」

ファーンクラウド「あなた」

ダストペルト「」

トーニーペルト「ちょっと、こちらへ」

ロウワンクロー「」

ストームファー「うわあ………屈強な戦士たちが襟首掴まれて引きずられてら」

　　「あらら、ずいぶんやらかしたみたいね、あのひとたち？」

ストームファー「！　ブルック！　ごめんな、こんな大騒ぎを起こしちまって。まあ半分は事故というか、ダストペルトが火に油を注いだせいというか………」

ブルック「ああ、別に私と仕掛人のスクワーレルフライト、それにナイトクラウドは気にしてないのよ？　だけど、ほら………あのふたりがね………？」

ストームファー「え？　あ、あー………」

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ダストペルト「や、やあ可愛いファーニー！　俺を迎えにきてくれ、た、ん………」

ファーンクラウド「～～～♪」ニコニコニコニコ

ダストペルト「………ハハッ、ファーンクラウド？　なあ、母さん？　怒るとせっかくの美人が台無s」

ファーンクラウド「ご飯にしますか？　グルーミングにしますか？　それともフルスイングビンタにしますか？」

ダストペルト「」

ファーンクラウド「子どもたちの前で、とっても素敵なお手本を見せてくれましたね。ちょっとお話がありますから、ふたりでゆっくり帰りましょう………？」

ダストペルト「………スパイダーレッグ。弟妹たちの面倒を俺に代わってしっかり見てやれ。それから………いい父親になるんだぞ。おまえなら絶対になれる」

スパイダーレッグ「親父、あんたのことは忘れない。墓は立派なのを大理石で建ててやるからな」ビシッ

ファーンクラウド「茶番はやめて早くお帰り。………母さんの理性が、少しでも残っているうちに、ね」

ファイヤスター「噴火警報！　噴火警報！　この島はまもなく消滅する！　サンダー族、そして他の部族のみんな！！　速やかに避難するんだ！！！」

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ブラックスター「………ファーンクラウドも物凄かったが。これほどまでに恐ろしい殺気を放つ戦士が、いまだかつていただろうか」

トーニーペルト「さて、どれから聞き出してやろうかしら？　ずいぶんしでかしてくれたわね、あなた。とりあえず、まずは一発」バキャッ!

ロウワンクロー「ギャアッ！」

トーニーペルト「それから大集会の間中私を放ってたことにも一発！」ベキョッ!!

ロウワンクロー「グハアッ！　理不尽！！　ソーレルテイルと互いの旦那自慢して楽しんでいたくせに！！」

トーニーペルト「むしろブラクンファーっていう良旦那の話を聞いてあんたの酷さを痛感させられていたわよ！！　つべこべ言わない！！」ドカアッ!

ロウワンクロー「ゴハアッ！　ちょっ、トーニーさん、どうか慈悲を、どうかお慈悲wぎゃあああああ！」

トーニーペルト「………尖った砂利の敷かれた道を引きずって帰ってやりますからね。キャンプに帰りついた頃には原型をとどめてないものと思いなさい」

シャドウ族見習いたち「「「」」」ガクガクブルブルガタガタガタガタ

ブラックスター「………今後のためによく見ておくがいい。妻が怒り狂ったとき………あれが本物の般若なんだ」

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