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The approaching darkness

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投稿 by クリアピューピル Fri Feb 12, 2021 4:18 pm

頑張ります

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The  approaching darkness Empty Re: The approaching darkness

投稿 by クリアピューピル Fri Feb 12, 2021 9:31 pm

「お前は強い」ずっと言い聞かされてきたこの言葉。
信じていた。
信じているよ。
父さん。
僕は父さんのことを尊敬している。
信じている。
そう、ずっと。
「こいつがお前の兄の“ホークフロスト”だ。」

「宜しく、アサシンポー」ホークフロストのかっこいい笑みに興味が湧く。僕もこんな猫になりたい。強く、かっこよく、正義の味方     

クリアピューピル
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投稿 by クリアピューピル Fri Feb 12, 2021 10:28 pm

「よろしくお願いします、ホークフロスト。」ホークフロストは満足そうに頷くと
「やはりこいつはいい。俺の弟であり父さんの息子なのだからな。」と喉を鳴らした。興奮でアサシンポーの身体中の毛が逆立つ。
「じゃ、まず基礎の技から教えよう」ホークフロストはそう言って父さんに瞬きをした。父さんはゆっくり頷くと森へ消えて行ってしまった。



気付けば随分と時間が立っていて朝日が上りかけていた。ホークフロストの体も薄くなっていく。
「ねえ…待ってください!ホークフロスト!」慌ててホークフロストに走り寄る。
「また会えるよ」とホークフロストはいうと森へ走り去って行った。

「アサシンポー!」耳元の大声に驚いて起き上がった。
「なんだい?」

「さっきからジタバタ走ったりぶつぶつ言っていたりしてうるさいの!そんなに力が有り余っているなら朝のパトロールか狩りにでも出かけたら?」友達の提案にばっと立ち上がる。
「そうだね、そうする!」と言って見習い部屋から出て行った。

空き地にはダストペルトとブラクンファーが立っていた。二匹は寒さで震えてくっついている。今日は寒いし風も強い。
元気な見習いは僕くらいだろう。
キャンプを見渡して目の端に保育部屋が映った時、保育部屋向かって走り出した。
昨日、僕の弟たちが生まれたんだ。

「やあ、とっても可愛い!」アサシンポーは子猫をジロジロと見る。
この子達が見習いになったら…俺がこの子達にホークフロストに教わった技を教えてあげるんだ!
そう心に決めると
「待っててね」と小さな声でつぶやいた。
子猫たちを残して保育部屋から出るとダストペルトが歩いてきて
「お前も朝のパトロールに出ないか?」と誘ってきた。今日は寒いがダストペルトをわざわざ不機嫌にさせるようなことはしたくないので
「分かりました、出させてもらいます」と丁寧に返事をした。
ダストペルトの後ろについて行ってキャンプへ戻る。
やっぱり寒い。

「じゃ、まずシャドウ族との境界線の方へ行くぞ。一昨日キツネが出たんだから周りには気をつけろ。二本足がかけた罠にも」ダストペルトがチラッとこちらを見た。僕は二本足のかけた罠くらいかかんないよ!と言いそうになるのを堪えて
「気をつけます」と言った。もう戦士になりたいという期待が高まる中、冷静にならなきゃと考えた。
冷静にできない五月蝿い奴なんて認めてもらえない。そうだ、僕はまだ見習いになって1ヶ月半しか経ってないんだ。
でももう少しで大集会だ。前回の大集会は連れて行ってもらえなかったが族長に今度は連れていくと約束してもらったのだ。
不意にダストペルトが後ろを向いた。
「何が匂う?」ダストペルトがあたりを嗅ぐジェスチャーをして聞いた。
「あ…シャドウ族の匂いがします。二本足の匂いも僅かに。でもここにきたのはずいぶん前です」アサシンポーは余裕そうに答えた。
「その通りだ。素晴らしい」ダストペルトは嬉しそうに尻尾を振った。

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投稿 by クリアピューピル Sat Feb 13, 2021 11:29 am

ダストペルトは不意に顔を顰めた。
「おい」と唸り声で前を見たままアサシンポーに話しかけた。アサシンポーは当たりの匂いを嗅いだ。この強烈な匂い。
「シャドウ族の匂いがします。それも数が多い。」アサシンポーもダストペルトの真似をしながら顔を顰めた。
「アサシンポー、俺たちは3匹で相手はもっと居るだろう。だからキャンプの奴らに援軍を頼んでくれ」ブラクンファーもゆっくり構えながら言った。
「えっ!?僕はここで戦いたいです!!」アサシンポーは驚いて聞いた。
僕が呼ぶ係だって?!
「それが見習いの仕事だ」ダストペルトは自分が不機嫌なのにも関わらずアサシンポーを宥めるように言った。
「分かりました」と渋々了承する。ホークフロストに教わった技を試したかったのに。

キャンプを囲う茂みからボフンと飛び出したアサシンポーに茂みのそばで寝ていたスクワーレルポーが驚いたように飛び上がり
「どこから入ってきてんのよ!」
とアサシンポーに叫んだ。
「急いでるんだよ」とアサシンポーは走りながらいうと近くにいたグレーストライプにシャドウ族のことを伝えた。
「そうか」グレーストライプはあたりを見回して
「ファーンクラウド!アッシュファー!スクワーレルポー!」と3匹を呼んだ。
「シャドウ族との境界線でなにか起こっているそうだ!俺についてきてくれ。アサシンポー、お前もだ」グレーストライプに名前を呼ばれ、飛び上がりそうになるのを堪え大人っぽく頷いた。ホークフロストの真似だ。スクワーレルポーと一緒なのは少し嫌なのだがしょうがない。戦えるんだ!
目をキラキラさせながら森を引き返す。
そこでダストペルトたちが来て
「ごめん、大丈夫だったよ」と謝った。
「大丈夫だったって?」グレーストライプが目を丸くして聞き返す。
「たまたまシャドウ族の狩りとパトロールが同じあたりにいたから沢山におったんだ。アサシンポー、ごめんな」ダストペルトが珍しく謝った。
せっかく戦えると思ったのに!!
「じゃ、俺らは帰ろう。アサシンポーはダストペルト達とパトロールを続けろ。スクワーレルポーも加われ」『グレーストライプのスクワーレルポーも加われ』に叫びそうになったがスクワーレルポーに「えええええ!?」と真横で言われ自分まで言う気にはなれなかった。
「何か不満でもあるのか?」と指導者のダストペルトに言われ
「別に…ないです…」とアサシンポーを睨みながら言ってきた。

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投稿 by メープルドライ Thu Feb 18, 2021 8:43 pm

面白い☺

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投稿 by クリアピューピル Thu Apr 29, 2021 5:30 pm

あーあ。それにしてもスクワーレルポート一緒にパトロールだなんてたまったもんじゃない。
「ダストペルト」
「狩りをしちゃだめですか?お腹空いちゃって…」
ダストペルトはゆっくりと歩くのをやめ、
「それは駄目だ」ときつく返した。
「パトロールが終わったら狩猟部隊に入ったらどうだ」
とかえされた。

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投稿 by クリアピューピル。 Thu Apr 29, 2021 5:31 pm

あーあ。それにしてもスクワーレルポート一緒にパトロールだなんてたまったもんじゃない。
「ダストペルト」
「狩りをしちゃだめですか?お腹空いちゃって…」
ダストペルトはゆっくりと歩くのをやめ、
「それは駄目だ」ときつく返した。
「パトロールが終わったら狩猟部隊に入ったらどうだ」
とかえされた。

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