Road of love ~それぞれの恋の道~

[ジェードウィング]

出てくる部族
・フォレスト（森）族：森を好む部族。族長は、薄青色の目に黄金色の毛をしたオス猫、ライジングスター（上る星）。
・ラーク（湖）族：森で狩りをしながら湖で魚を取って暮らす部族。族長は、琥珀色の目に真っ黒な毛皮のオス猫、クロウスター（カラスの星）。
・サンド（砂）族：砂地や荒れ地を好み、ウサギやネズミを狩って暮らす部族。族長は緑の目に灰色の毛皮のオス猫、トゥリクルスター（雫の星）
・グラス（草）族：草原で暮らす部族。族長は、緑の目に黄金色の毛のオス猫、ゴールデンスター（黄金の星）。

主な登場猫
●フォレスト族
・ジェードポー（翡翠の足）：翡翠色の目をした、灰色のぶち柄のある銀色と白の毛皮の美しいメス猫。
・クリムソンハート（深紅の心）：珍しい赤銅色の目をしたオスの白猫。ジェードポーの指導者だが、訳があってジェードポーとは同い年。
●ラーク族
・ブラクンペルト（ワラビの毛皮）：薄めの緑の目をした、茶色にトラ柄の毛皮のオス猫。胸と足の先が白い。
・レインクラウズ（雨の雲）：青い目をした灰色のオス猫。ブラクンペルトの兄。
●サンド族
・クレセントクロー（三日月の爪）：琥珀色の目を持つ白地に黒のぶち柄のオス猫。爪が鋭い。
●グラス族
・スカイポー（空の足）：空のような水色の目を持つメスの白猫。耳・足・しっぽの先と鼻づらが淡いショウガ色で、美しい。
　　　　　　　　　　　　指導者は、水色の目をした淡い黄金色のサンダーペルト。

本家ウォーリアーズから変わったこと
・月の池→スターツリーの洞窟（とても太く中が広い木の洞。月の光が差し込んでいて、輝くコケが密生している。ここでは眠るだけでお告げを受け　　　　　　　　　　　とることができる。）
・大集会の場所→スターモス（星の光で輝くコケが密生したくぼ地。少し大きめの水たまりがある。夜でも輝いて見える。）
・スター族→スカイ族
・命名式などの言葉

この作品はウォーリアーズ本編とは全く関係ありません



第一章
「何をしているの！毛がぼさぼさじゃない！今から命名式なのよ？」
ジェードキットの母、ペタルムーンだ。母は、ジェードキットの毛を力強くなめ始めた。
ちらっと横を見ると、クリムソンキットも同じように自分の母に毛をなめられている。
今日から見習いになると思うとわくわくが止まらなかった。
キャンプの真ん中へ歩いていくと、もうみんなが集まっていた。
大きな切り株（グレートルート）の上に座っているライジングスターが話しかけてきた。
「準備はできているか？」
「「はい！！」」
二匹は声をそろえていった。
「よし、では始めるぞ。今から命名式を始める！」
ライジングスターは大声を張り上げていった。そして、命名式お決まりの言葉を言い始めた。
「わたくし、フォレスト族の族長であるライジングスターは、この二匹の子猫を見習いにすることを宣言いたします。これから戦士名を獲得するまでの間、クリムソンキットはクリムソンポーという名前になります。」
ライジングスターはクリムソンポーと目を合わせた。
「ブラックストーム！クリムソンポーの指導者になれ。」
真っ黒の毛皮に琥珀色の目のオス猫が顔を上げた。
わあ、いいなあ。
ブラックストームは有能な戦士で、一族のみんなからも尊敬されている。
ブラックストームがクリムソンポーと鼻を触れ合わせた。
一族のみんなが大声でクリムソンポーの名前を呼び始めた。
ざわめきが静まるのを待ってから、ライジングスターが続けた。
「ジェードキット！お前は今日からジェードポーという名前になる。お前の指導者は＿＿＿＿」
「待ってください！あれは何の音ですか⁈」
副長のスプリングストームがさえぎった。
みんなが耳を澄ました。
確かに変な音がする。
その時、空き地にある木が一本、恐ろしい音を立てて倒れてきた。
族長、副長、戦士猫たちは逃げたが、クリムソンポーとジェードポーが逃げ遅れた。
「クリムソンポー!!」
ジェードポーがクリムソンポーを押した。そして恐ろしい悲鳴が聞こえた。
クリムソンポーは恐怖で目を見開いたまま振り返った。そこには想像よりも恐ろしい光景があった。
＿＿＿＿ジェードポーの片足が木の下敷きになっていた。

[ジェードウィング]

この物語を1章だけだも読んでいただいた方々にお願いがあります。
お願いです！返信をください！
読んでもらっているということを実感したいんです！

[ジェードウィング]

これは１章です！！！！

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