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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by リードテイル Sat Dec 02, 2023 6:11 am

一章(これからないかも)

「ユキ、俺は、もうっ、」オス猫が倒れた。わたしのつれあいだった、プリズムだ。白くて透明で、でもどこか虹色の輝きでいて。
今はそんなことをしている場合ではない。
「レオ、一番下の子を運んであげられる?」
「で、できるよ。」
レオはその子を持ち上げる。とてもたくましいが、やはり子猫だ。子猫にこんなことをさせなければならない私は、、、、
「っっっ、」
私もそろそろ限界だ。
「母さん、水の匂いがする。」
フーだ。
「それは本当?」
わたしには、血の匂いがする。もうわからない。
「本当だよ母さん。僕水が飲みたい。行こうよ。」
「私もよ。案内してくれる?」
どうしてこんなときに、こんな会話をしていられるのだろうか。死の間際だから?

フーの言った方向には、たしかに水があった。
レオやグリッグ、フーはもう飲んでいる。
下の子は…飲んでいるわ。
私だけね。けど、もう… ああ、ごめんね


リードテイル
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty 第二章

投稿 by リードテイル Sat Dec 02, 2023 6:34 am

スター族は、困り果てていた。
「どうしてなんだ?ここには、食べ物がある。食べられる。お前たちが取り切れないほどに。
そして、母さんをどこにやったんだ!?」
この四匹の子猫たちは、部族ではないだろう。
「ずっとここにいれば、あなたたちが死んでしまう。…ここは、死後の世界よ。」
「子供騙しは通じないぞ!死ぬのなら、死後の世界にいていいじゃないか。それともおどしか?」
だめだ。通じない。だからといって、罪なき子猫を見捨てるマネはしたくない。
先ほど、母猫とともに来ていた。
月の池にたどり着くと、みずを飲んで眠り、なんとスター族を信仰してもいないのにここにたどりついたのた。
母猫はその前に死んでしまった。
一番大きいであろう子猫は、三匹を守ろうとしているのか、震えながらむかってくる。
一番下であろう子猫は、もう今にも死にそうだ。
「少しそこで待っていろよ。」
「言われなくてもずっとここにいるよ!」

「イエローファング、少し、やっていただきたいことがあるんですが。」
「どうしたんだい?イエロークロー」
きっと、元看護猫が適任だろう。
「子猫たちのことなんですが、」
事情を説明していると、五、六匹集まってきた。
「そりゃ、大変じゃないか!?
待っておいで。各部族の看護猫に、来てくれないか収集をかける。」
そういうと、イエローファングは何処かに消え去った。

いまは真夜中だ。
子猫の体が心配だ。
「イエロークロー、いまのはなしは大変じゃないか!どうしてみんなに伝えなかったんだ?」
「さっき来たばかりで…」

リードテイル
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by リードテイル Sat Dec 02, 2023 7:01 am

こんなとこで登場猫紹介?

イエロークロー…四匹の子猫を最初に見つけたスター族の猫暗黒の森との戦いで命を落とした。
 スター族にも、オリジナルが登場します!
四匹の子猫
レオ…長男。勇気があり、好奇心旺盛。毛皮は白多めのクリーム色
フー…次男。走るのが速い。現在控えめ。戦略家。毛皮は薄い緑色で、爪に緑色の一筋のせんがはいっている。
グリッグ…長女。四匹の子猫の中で魚を捕まえるのが一番得意。
毛皮はプリズムのような色
???…一番下の子猫。名前をつけてもらえていない。灰色の毛皮

他にもオリジナル猫が登場したり、本家猫の性格、言動がかわっています。

投稿のしかたを間違っているのであれば、教えてください。新米です。できれば正しいのも…


リードテイル
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by ジェードウィング Sat Dec 02, 2023 11:04 am

リードテイルさん、こんにちは!
ジェードウィングだよ~
ここでは初めましてだね(∩´∀`)∩

お話、すっごくいいと思う!早く続きが読みたいです
4期6巻の続きでオリジナル猫が出てくるっていうのがすごくいい案だと思うし、面白い!

ちょっと年齢確認させてもらっていい?
あなたリードテイル下だよね???

すごいわ…尊敬する(-"-)

これからも読み続けるし、頑張ってね~(#^^#)

ジェードウィング
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by ジェードウィング Sat Dec 02, 2023 11:06 am

P.S.投稿の仕方あってるよ~

ジェードウィング
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by リードテイル Sat Dec 02, 2023 11:11 am

ありがとうございます! そうです。リードテイル下です〜。
実は…この前言ってた姉が、もうじつはうぉりあよんでたんですって!3日間くらい図書館こもってたのってそれだったんですよ!
なのでこれは、姉があらすじ書いて、私が物語作ってます!
本人はここにはこないけど、よろしくお願いします!
(なので、姉の意図とかくみ取れなくて、伏線とかなくなっちゃっているかもですけど、よろしくです!)

リードテイル
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by リードテイル Sun Dec 03, 2023 10:15 am

続き
「さっききたばかりで…」
「看護猫たちがきたぞ!だが今の話をきくかぎり、こねこたちは、…」
「はい。子猫たちはこちらからはつかめないんです。
おそらくスター族を信仰していないからでしょう。ここに来れたのも、僕たちが見えるのも不思議です。」
信仰していないといえど、かの暗黒の森との戦いを経験して、スター族の存在を目にしたクラウドテイルも、見えないのだから。
この子猫たちに、一体何があるというのだ?
もしかすると、一族から抜けた親や親族がいるのかもしれない。言い聞かされていたのだろうか。
だが、あの母猫には、そんなにおいはなかった。だが、あきらかに戦士並みとはいえないが、それほどの筋肉があった。
「モスウイングが来たようだぞ。リトルクラウドもだ。」
「良かった。子猫たちをあたためる問題は解決です。」
そうはいったものの、子猫たちに、スター族の縄張りをはなれるきがないから… どうすればいい?

リードテイル
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by リードテイル Sun Dec 03, 2023 10:55 am

イエロークロー→ジェイフェザー
「ジェイフェザー、おまえさんまだ動けるかい?」
「イエローファングが心配をするなんて。なんかあったんです?」
まあしょうじきなところ、昨日寝てなかった。薬草の仕分けだ。今日も。イエローファングがいるということは、うたた寝をしてしまっているのだろうか。
「ジェイフェザー、今すぐ月の池に来てくれないかい?子猫たちが凍え死にそうなんだ。」
「ぼくだって今に過労死しますよ。いつでもスター族のところへいけます。で、子猫たちっていうのは?」
なぜこんなときに月の池に子猫がいるんだ。そこがおかしい。
「相変わらずスター族に対する口の聞き方がねってないね。
そこらへんは、月の池に来てイエロークローに聞きな。あたしゃ言ったからね。」
ぼくは目を覚ました。
はぁ。とりあえず、獲物でも…いや、サスルの実にしよう。
あれは、すごく甘い。子猫たちも食べてくれるだろう。第一、一族の獲物を与えていい相手かも分からない。
「おや、ジェイフェザー、こんな時間にどこへいくんだ?昨日も働き詰めだっただろう。」
ブラクンファーが言う。
「スター族に呼ばれました。」
「大変だなあ。頑張れよ。」
「はい。行ってきます。」


月の池につくと、モスウイングと、リトルクラウドがいた。
「ジェイフェザー。俺もスター族に呼ばれて来たんだ。子猫たち、かなり衰弱してる。」
リトルクラウドが言う。
「私もよ。ジェイフェザー。ウィロウシャインにいわれて。
ウィロウシャインはペブルフットの治療をしているわ。夜中にいばらのしげみにつっこんで、引っかき傷ができちゃったみたい。」
「ぼくもイエローファングに言われて来ました。この子猫たち、部族の子ではないですよね?」
匂いがとても違う。
「ああ。そのようだが、俺達にはなにもわからない。」
「ひとまずなにか食べさせませんか?」
「だが、獲物は…」
「サスルの実を持ってきました。こうへたをとって、子猫の口に流し込んであげてください。」
「サスルの実!大集会でいっていた、サンダー族の縄張りにはえている、はちみつのようなあじの実よね?」
「ええ。これを。」
そう言ってぼくは、サスルの実を二匹のまえに落とす。
二匹は、言われたとおりに子猫たちに流し込み始めた。
さて、これからどうするか…

リードテイル
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by リードテイル Sun Dec 03, 2023 2:48 pm

ジェイフェザー→イエロークロー
ジェイフェザーたちが、子猫たちに、サスルの実を与え始めた。
「さて、これからどうしようかねえ。ブルースター、イエロークロー。スノウスワロウ。」
いろいろあって集まってきた猫たちもいる。ブルースターは、ファイヤスターの前に族長をつとめていた猫で、スノウスワロウは、子猫たちに一緒に説得しようとした猫だ。ぼくと一緒に戦って死んでしまった猫でもある。
「子猫たちがどこからきたのかも大切だとは思うけれど、まずは子猫たちが、ここから出るのがさきよ。」
「そのとおり。でも、子猫たちにはここを出ていく気がない。そこが問題点だね。」
う〜ん。
「とりあえず、子猫たちのところへ行ってみませんか?」
「そうだね。」

当然まだいる。
「な、なんだ。またきたのか。なんど言われても、俺はたち獲物をとるからな。」
びくびくしているが、やっぱり勇気がある。
「お兄ちゃん、やっぱりやめておこうよ、母さん、縄張りは大切っていってたよ。それに、」
三番目の子だろう。泣きそうな声で言う。
だれよりも怯えているのは、その子だ。
「それにたくさんの猫の匂いがする。」
二番目の子だろう。
「これがこの子猫たちかい?…たしかにぼやけている。
それに攻撃も通らないね。」
イエローファングが攻撃を仕掛けた、
「イエローファング!この子猫たちにあたっていたらどうしたの?!」
「そのときはそのときさ。イエロークロー、ジェイフェザーを呼んでおいで。」
「はい。」
たしか、ジェイフェザーは、暗黒の森との戦いで、予言の猫で、星の力をもっているとかきいたぞ。なにか関係があるのだろう…

「イエロークロー!どうしたんです?できれば子猫の世話を…」
ぼくは、サンダー族への派遣部隊だった一匹だ。サンダー族の猫な訳では無い。自分の部族に、ひともんちゃくあったのだ。
「ああ。実は、イエローファングがお前を呼んでいて…多分ちからを使えということだとおもうんだが…」
「あっ、なるほど!  なぜぼくは思いつかなかったんだ…
ありがとうイエロークロー。」
「ああ…」
なにかあったのだろうか。多分つれてこなくていいよね…?



リードテイル
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by リードテイル Mon Dec 04, 2023 5:20 am

イエロークロー→ジェイフェザー
さっき、イエロークローが来て、イエローファングがどーたらこーたら。そこはさておき。
僕には星の力がある。
きっと、この子猫たちの中にだって入れるだろう。
「二匹とも、ぼくは子猫たちの夢へ入ります。二匹は、ここで子猫の世話をお願いします。」
「それなら、俺達がスター族に案内してもらったらいいじゃないか。」
「でも、スター族に連れ戻せていないのですから、ほかの道から行く方が良いではないでしょうか。」
「そうか。そうだったな。では頼んだ。」
子猫たちに意識を集中させる。スター族にできないことが、僕にはできる。できるんだ。少なくともイエローファングよりは。
きがつくと、スター族の狩り場に来ていた。
「ジェイフェザー、私達スター族では、あの子に触れられない。信仰心がないからだろう。とイエロークローはいっているわ。私もそう思う。説得もできなかった。あなたなら、できるかもしれないわ。」
ブルースターが言う。
なるほど。それでスター族はなにもできなかったのか。
「つくします。それがその子猫たちですね。」
「たれがなんといおうと、だれをつれてきても、俺はここを動かないぞ」
クリーム色の、おそらく一番大きいであろう子がいう。
「はいはい。僕にはそんなことどうでもいい。死ぬのはおまえらだ。で、お前らはどこからきたんだ?」
ほんとにどうでもいい。僕のことをじゃました原因なんて。
「ここからずっととおいところ。ここやっと見つけた場所だ。」
「母さんや父さんは?」
「いないんだ。ここには、死んだ。」
「遺体はモスウイングが埋めてくれたわ。」
ブルースターがいう。
はぁ。つまり孤児か。
「要するにおまえらは、死んでまでここに連れてきてくれた、きっとお前らのことをおもっていたであろう父や母までを裏切って、ここで死のうってのか?ばかだ。
いいか、もう言われたかもしれないが、ここは、死後の世界だ。お前らが来る場所じゃない。」
とても僕の言えたことではないが。
だが、その言葉はこの子猫たちにはささったようだった。
「そうだよ。お兄ちゃん、それに、この猫、幻じゃなくて、本物みたい、危ないかも。」
下の子だろう。
「そうさ。ぼくは生きている猫だ。お前らが選択する余地もなく、連れ帰ることもできる。」
そういって僕はつめをむきだした
「ほんとに、ここにいたらしんじゃうの?」
「ああ。そうさ。…一番下の子、薄れかけてるだろ」
「っっ…」
「ここからでたら、いきれるの?」
涙声になっている。
そうだ。いまここで子猫たちの命を救ったとしても、部族がうけいれないと、子猫たちでは何もできない。それこそすぐにしんでしまう。だが、
「大丈夫だ。」
きっとサンダー族は、受け入れてくれるだろう。すくなくとも、子猫のあいだは。

リードテイル
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投稿 by リードテイル Wed Dec 06, 2023 5:31 am

ジェイフェザー→レオ
「大丈夫だ。」
その言葉は、誇りと自信に満ちていた。僕たちへのあわれみはなかった。ほんの少しためらいがあったようにも聞こえた。
だが、この猫なら、大丈夫だ。
「うん。
 いこう、フー、グリッグ。ぼくは、この猫の言葉を信用することができる。」
「わたしは最初からそう思ってたもん。」
一番下の妹が、姿がもうない。危ない。
「じゃあいこう?兄弟が死んでしまう前に」
「一番下の子なら、もうておくれだ。
ぼくはジェイフェザー。お前らもそうならないうちについてくるんだな。」
そうか。しぬのか。 
とっても客観的なぼくがいた。 くやしかったりもした。
ジェイフェザーが歩き出す。僕たちもついてゆく。
「ジェイフェザー、ありがとう。あなた、イエローファングみたいになるわね。」
あおみがかった毛皮のメス猫がいう。
「ブルースター、ぼくはあんなやつ、…イエローファングみたいにはならないですよ。」
「だれがあんなやつだい。ジェイフェザー、おまえさんそろそろ敬意ってものをねぇ…」
「敬意を払ってほしかったらそれ相応の猫になってくださいよ。」
「スター族…
気がつくと目が覚めていて、ジェイフェザーと、見知らぬ猫に囲まれていた。

リードテイル
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投稿 by リードテイル Thu Dec 14, 2023 6:00 am

レオ→ジェイフェザー
気がつくと、もう夜明けだった。
「幸い今日は大集会よ。その時に子猫たちについて話し合わない?各部族の族長の耳に入ればいいのでしょう?
私がウインド族のパトロール隊に知らせておくわ。きっと出会うでしょうから。」
モスウイングが言う。
「ええ。その時まで僕があずかっておこうかと思うのですが…」
「あぁ。そうだな。頼んだ。」
リトルクラウドが言う。
そして二匹は帰っていった。

はぁ。まぁひとまず、だな。
「ついてこれるか?」
そう言ってぼくは亡くなった子猫の遺体をくわえる。
「はい。」
そう返事した子猫の目は濁っていた。

「どうしたんだ!?ジェイフェザー、一晩中スター族の用事か!って、いったいどうしたんだ?この子猫たちは!?」
ライオンブレイズがいう。
「一気にまくしたてないでくださいよ。」
「そのうち目だけじゃなくて耳も聞こえなくなっちゃうかもよ。」
雌猫がいう。
だけどそのことばにはライオンブレイズへのたしなめがこもっていたので、黙っておくことにした。 
「ご、ごめん。だけど、その子猫たちは?」
「そうだ。その子猫たちはなんだ?まさかサンダー族に迎えるというのか?」
ライオンブレイズとブランブルスターがいう。
「いいえ。そうなるかもしれませんが。今夜の大集会で話し合うことにしようと思います。今日の大集会、僕が発言してもよろしいですね?」
「あぁ。いいが…」
ブランブルスターがいう。
「なら、僕のこと、休ませてください。そろそろ過労死しますよ。
はい、こっちだ。」
僕が保育部屋にむかっていく。
「すいません、この子猫たちの世話をお願いします。」
ぼくは答える隙もなくさった。

ねどこに倒れ込む。
あ〜疲れた。
すぐに眠りに落ちた。

なんだここは!?見たこともない場所だ。あ、見えるのだから夢の中だろうが、誰の夢だろう、もしくはスター族から送られてきたものだろうか。
ふっ と、匂いがした。リヴァー族の匂いと似ている。
生前リヴァー族の猫から送られてきたのだろうか。また予言か?勘弁してくれよ。まあ、そういっては止められないものだけど。
「ありがとう」
囁やきがきこえた。ぼくはふりかえる。
でもそこには何もいない。
またもどると、そこには銀色の輝きが美しい、ある猫がいた。飼い猫ではないだろう。
「あの」
そう言いかけると、その猫はおびえた、厳しい目をしてこういった。
「だまって。やつらに嗅ぎつけられる前に。」
何かがだめらしい。
「いい?これはお告げよ。
 何があっても、何も変わらない、成長しなさい。
 争いで流された血は、流れることなき。よ。」

「ジェイフェザー、ジェイフェザー!大集会の時間だよ。」 
「子猫たちは私たちが連れて行くわ。」
母猫がいう。
「お願いします。」

気がつくと、もう夜だった。立ち上がって伸びをする。
それにしても、おのお告げ?なのかは分からないけど、なんだったのだろう。子猫たちを指しているのか?まずはブランブルスターに話さないと。大集会のことを。

ブランブルスターがはしをわたった。
三部族はもう先にきているようだ。びり。
「サンダー族はいつも通り来たのね。」
ミスティムーンがいう。
「そうですね」
会釈してぼくは行った。
ブラックスターがしっぽをピシャとふると、静かになった。
「まずはシャドウ族からでいいか?」
ブラックスターが発言する。珍しい。
今回の大集会は、ブランブルスターの二回目の大集会でもある。
「ええ。」
「シャドウ部族に、見習いとなった者がいる。
 ホワイトポーと、ウェブポーだ。」
ホワイトポー!ウェブポー!
この二匹は子猫の頃にひと騒動おこしたやつらだからみんな知っている
シャドウ族からの歓声が少ない気がする。まぁさんざん迷惑してたからなぁ…そんなことはどうでもいいが。
「そして、…何故子猫、部族猫の子ではない子猫が、大集会にいるのだ?サンダー族が連れてきたようだが。」
「看護猫から聞いていないのか?」
「リヴァー族は看護猫から聞いているわ。」
「ウインド族はパトロール隊から。」
「聞いてはいるぞ。だが…」
ぼくはブランブルスターに合図する。ブランブルスターも返してくれた。
「ぼくたちはスター族のおぼめしで子猫たちの治療、埋葬をしたのです。
スター族は、この子猫たちに何かがあると考えたのでは?」
「そうね。わざわざスター族があなた達の夢にまで行ったのですものね。」
「思い切った提案なのだが…」
ブランブルスターは誰も声を上げないので続けた。
「各部族で子猫たちを引き取るというのはどうだろう。」
「シャドウ族は反対する。」
「リヴァー族は…それで様子をみるわ。」
「ウインド族は…も同様だ。だが…この子猫たちに何ができる?」
ここでレオが立ち上がった。
「ぼ、ぼくたちは、僕は木登りが得意で、フーは足が速くて、グリッグは、魚を取るのが上手です。
そ、それに、えっと、えっと、ぼくたちは、遠いところから来ました。だから、」
そこでかんぱついれずワンスターが言う。
「二本足のところから?」
「ニンゲンのこと?ニンゲンがきたら、母さんがぼくらをかくしてた。それで、地面と天井が壊れて…」 
「ここにきた…と。」
「でも、特技から、引き取る部族は決まっているわね。」
「あぁ。シャドウ族はいらないそうだから、フーはウインド族。」
「レオはサンダー族。」
「グリッグはリヴァー族ね。」
「命名式を行うかどうかは各部族で決めよう。」
「ええ。次にリヴァー族でいいかしら?
リヴァー族は、先ほど子猫が生まれたわ。川も問題なく流れているわ。」
意外とすんなりと決まったな。スター族のおぼめしというのが、きいたのだろうか
「ウインド族は獲物が豊富だ。季節外れの犬がいたが、追い払った。白い毛玉のような変な犬だ。」
「サンダー族も、獲物が豊富だ。そして、サスルの実のことだが…各部族聞いたと思う。サスルの実は、ハチミツのような味の食べられる実だ。ジェイフェザーは子猫に与えた。」
そこで終わったようだ。
イライラと立ち上がったブラックスターがとびおりたのをきりに大集会は終わった。
どの部族も、子猫たちのことが気になってしょうがない、早く帰りたい。というかんじだ。

リードテイル
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by リードテイル Wed Dec 27, 2023 5:39 pm

ジェイフェザー→ストームポー(フー、ウインド族)
「これからお前の名は、ストームポー。[嵐の足]だ。」
やった!やった!
ストームポーは落ち着いた表情を見せながらもその目でしっかりと目で族長、ワンスターを見つめていた。
ストームポーはよそ者だ。もちろんはじめはいい目をするものもいなかったが、今は一部の戦士、子猫と一部の母猫、長老たちには気に入られている…まあ、気を許したという感じだ。
見習いになれるということは、ウインド族に迎えられるということだ。
誰かに教えられなくても、言われなくても、自分を冷たい目で見る猫がいても、ストームポーはここが大好きだった。スター族については、良く分からないが。
「そして指導者はラビットテイル。お前の忠誠心や勇気を授けてくれると嬉しい。しっかりと、育て上げるように。」
ラビットテイル!僕を温かい目で見てくれる少ない戦士だ。
昔子猫を亡くしたとかで、ウインド族みんなの子猫を可愛がっているそうな。
「はい。」
そしてラビットテイルはストームポーに歩み寄り、鼻面を触れ合わせた。
すると、こんな声が聞こえた。
「ウインド族までサンダー族みたいになっちまうのか?」
「それは反対だけど、あの子はスター族公認の猫といっても…」
「なんてったってどうしてスター族は…」
別にストームポーにいじわるをしているわけではないのだ。でも、いつも、大好きなウインド族の…
「あいつより、もっと大切に、あいつみたいな、誠実な…」
あいつって誰だろう?でもストームポーは聞かなかった。だって、無駄なことをして追い出されるのが怖いから。そのことが思い出されたから。
「立派な戦士に育て上げてやる。」
「はい。よろしくお願いします。」
集会がお開きになったので、看護部屋に行くことにした。
「ケレストレルフライト!」
「分かってる」

リードテイル
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by リードテイル Wed Jan 03, 2024 7:37 am

「ストームポー!」
僕を呼ぶ声がした。
「シルヴァーポー!どうかしたのです?」 
シルヴァーポーは僕がウインド族へ来たときに見習いになった猫だ。
「ストームポーも見習いになったんでしょう?
看護部屋にいるのはおかしいわよ。ラビットテイルに縄張りを案内してもらうんでしょ?」
そうなんだね。といいかけたら、ラビットテイルがそばにいて
「そのことなんだが…」
といった。そしていつの間にかいたシルヴァーポーの指導者、エンバーフットがあとをついだ。
「シルヴァーポーの訓練も兼ねて、縄張りの案内をしようと思うんだ。」
「つまり、私がストームポーの縄張りの案内をするのね!」
シルヴァーポーが言った。
「あぁ。」
「その…、いいんですか?ぼ、くに、縄張りのこと教えてしまって。」
「なぜそんなことを考える?お前はウインド族の一員となった。しかもスター族に認められている。そして看護猫に気に入られたやつが。………なにか、言われたか?」
「はい…。で、でも、僕はウインド族を裏切る気はありません。」
これは本当だ。
「それでいい。」
「そう…なんですかね」
「私、難しいことはわかんないけど、ストームポーはいい子だよ!」
シルヴァーポーだ。
ボソッ「自分のことは棚に上げといて…」
ラビット…テイル?
シルヴァーポーのことを言っているのだろうか。
僕の指導者には謎があるようだ。
「さあ、早く行きましょ」
それから僕は、ウインド族の狩り場、巣穴、いろんなことを教えてもらった。
「ここがサンダー族との境界線よ。」
シルヴァーポーの説明だ。
「お前の兄がいる場所だ。」
ラビットテイルがいう。
レオが、いる場所…
でも、そんなにおいはしなかった。
「境界線のにおい、しっかりと覚えておくんだぞ。」
「縄張りにこの匂いがあったら、サンダー族が侵入していたってことだから。」
シルヴァーポーがいう。
「そうだな。」
エンバーフットが同意する。
「そろそろ…日が落ちてきた。キャンプに帰らないか?」
ラビットテイルが提案する。
「そうだな。」
「そうだ。狩りの様子だけでもストームポーに見せてやりたい。途中で狩りをしないか?」
狩り!僕はレオたちとの旅の途中で狩りをやってきてはいたが、それは黙っておくことにした。
「シルヴァーポー、なんの匂いがする?」
エンバーフットがきいた。
シルヴァーポーが鼻を使う。
「…、右の方向にウサギが一匹います。そして…」
「前方にもウサギの匂い!」
「私がいうところだったのに…」
「す、すみません…」
美味しそうな匂いだったので思わず叫んでしまった。
「その声で、ウサギは逃げちまった。」
エンバーフットがおかしそうに言う。
「まあ、これも訓練、だな。」
「そうだな。シルヴァーポーと獲物をとって帰ろうと思う。」
「そうか。じゃあ、ストームポーと帰ってる。
ストームポー、また明日、俺が縄張りを案内してやる。
大体のところはシルヴァーポーが言ってくれたから、あと残りのリヴァー族との境界線にいって、そこと、時間が余ったら今度こそ獲物のことについて教えてやる。」
「よろしくお願いします。」
明日も楽しい一日になりそうだ。

そう思った僕だったが、結局その日は筋肉痛で、獲物のことについてはまた今度になってしまった。
キャンプから出してもらえなかったから、体力が無いんだろうといわれてしまった。

でもやっぱり、僕はよそ者だ。

リードテイル
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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by リードテイル Wed Jan 03, 2024 7:56 am

ストームポー→シンダーハート
「ブランブルスター、新しい見習いを、私の弟子にしてくださいませんか。」
新しい見習い―レオのことだ。
ブランブルスターが驚いた顔をする。
「!?、、別にいいが…
レオは俺が指導しようと思っていたんだ。族長の俺が指導すれば、一族も何も言えなくなる。まあ、何も、というわけにはいかないだろうが。」
きっと別の理由もあるんだろう。スター族に導かれたのだからなにか特別なんだろう。とか、ファイヤスターのように…とか。
「無理に…とは、言わないんです。
戦士に…なったんだ。ってことを、シンダーペルトに、私に、見せたくて。
もちろん、ちゃんとレオを指導します。」
「…じゃあ指導についてはお前に任せることにする。
たが、知っておいてほしいことがある。あの子に関するお告げが降りた。」
「!…どのような…」
「それは明かせない。だが、スター族からのお告げがお前に降りても、おかしくない。ちゃんと、耳を傾けるんだ。」

ブランブルスターの話はそこで終わったようだったので、私は外に出た。
スクワーレルフライトが、新しい実、サスルの実の道への作業を監督していた。
サスルの実は、食用にもなる、というか美味しい。
しかもキャンプから近いので、非常食となっているが、盗み食いをする猫が多い。

レオの指導者になれる。
シンダーペルトがスター族にいて、私をみていてくれているかどうかは分からない。
だけど、これは、自分の整理につながるはずだ。

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無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫 Empty Re: 無題の私/四期六巻世界+オリジナル猫

投稿 by リードテイル Wed Mar 27, 2024 4:14 pm

シン、ダーハート?
なぜ、あの猫なんだ?
だけど、、、見習いになれた!
えっと、指導者と、鼻を触れ合わす、、、、だったよな?
僕が緊張して近づくと、指導者は少し笑ってこう言った。
「大丈夫。あなたはもう、サンダー族の猫。
私が、あなたを戦士にして見せる。」
「はいっ!」
僕は、よそ者。
部族のことはなんにもわかってないと思う。
部族が僕を置いておく理由なんて、ないと思う。
でも、僕にはあるから。
この猫が、僕を戦士にしてくれる。
僕は、サンダー族の見習い、ライトポーだ。


「で、どうしたんだよ?わざわざ呼び出して。」
ライオンブレイズが言った。
族長の部屋には予言の猫と族長のブランブルスターが集まっていた。
僕は、こう言い放った。
「お告げが降りた。」
ダウウィングと、ライオンブレイズはびっくりした顔をした。
族長は落ち着いている。
「もう、族長には先に話したんだ。」
「暗黒の森が復活したの!?」
ダウウィングは言ってから思った。
(暗黒の森が復活したのなら、、、裏切り者である姉の命が、暗黒の森から解放された部族猫たちの命が危ない!)
「いや、そうではない、、、と思う。」
看護猫ではあるが、どの看護猫もお告げを完璧に読むことなど不可能なことだろう。
ダウウィングはほっとしたようだ。
「じゃ、どういうことだ?」
ライオンブレイズが問う。
「それについては俺も聞かされえていない。」
族長が言った。
「そもそも、これはスター族からのお告げではないと思うんだ。」
「じゃあ、<エンドレス・ハンティング一門>?」
「それでもない、と思う。」
それならわかるはずだ。
「二匹は夢の大体の話は知っているだろう?」
「はい。」
「なにか手がかりになりそうな情報、、、、、匂いとか、場所とか、、、は、わからないか?」
ブランブルスターが言う。
「リヴァー族に似た匂い、、と、ウィンド族の匂い、、、が、した。それと、<二本足>の匂いも少し。」
「飼い猫、、は、ないか。」
「はい。」
「、、、、ただの夢っていうのはないのか?」
ライオンブレイズは分かっていっているのだろうが、ただの夢ではないだろう。
「そんなわけないだろう。ない。」
確信を持って言える。
「ああ。そうだよな。」
「おれたちの部族、<ラッシング・ウォーター一門>以外にも、ちがう猫の集団もあるということをミッドナイト、、アナグマから旅をしたとき、聞いたことがある。」
「スター族さまは分かってらっしゃるの?」
ダウウィングが言う。
「分からない。この前<月の池>にいったときも、それについてふれたようなお告げはなかった。」
「だが、スター族様は信仰しているかぎり、絶対に見捨てることはないだろう。」
「「新たな予言が現れる。」気になるわね。」
「ああ。」


「!?、、、どうしたんだい?」
「どうもこうもありませんよ?」
「そうだね。」
その猫は笑った。
「そうかい。そうかい。思っても見なかったねえ。いや、割り切ってた、、かな?」
「帰ってきたんです。」
「そうだね。」
「はい。」
「運命なんて、乗り越えるものでしか、進むものでしか、ないですから。」
「一つであって、別々で、なにかでもないね。」
「ええ。記憶として存在していただけではないもの。
痛みも、苦しみも、楽しさも、わかってる。」
「いまは、それのどれでもないだろう?」
「はい。」




スマホに制限がかかってしまってました…(多分これからも)

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