The shining san

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The shining san　
~陽炎と黒い猫~
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これは不思議な力を持つ太陽色の毛をした雄猫の物語

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ども、こんにちは。
初小説です。
文才がないので文章がおかしいところもありますが、温かい目で見守ってくれると嬉しいです

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時々しかアゲレマセンがよろしくお願いします

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▼ストーリー紹介▼

【黒猫と陽炎が対決し、太陽は覚醒する】
とある部族にこの予言が降りた。
それを合図に、部族は混沌に満ち始める。

「俺がこの部族を乗っ取ってやる！！」
「さて、どうだったかなぁ。」
「私はこんなに愛しているのに！！」
「あなたが裏切るなんて……」

これはそんな混沌を生き抜く一匹の正義感のある雄猫の物語

「絶対悪を裁いてみせる！！」

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▼主な登場猫▼

　ｿｳﾃﾝ　
《蒼天の部族》
明るい森のなかに住む部族

<族長>
フラッシュシーズン【閃光の季節】
───銀色がかった灰色の美しい雌猫
目は稲妻色
雷を操れる

<副長>
ルールスター【支配の毛】
───黄金色の毛をした虎柄の大柄な雄猫
目は琥珀色

<看護猫>
エンジェルウィング【天使の翼】
───かわいらしい白い毛をした雌猫
目は明るい黄色
弟子は赤っぽい茶色の毛をした雄猫のヴァーミリオンクラウド【朱色の雲】
元は比翼の部族の看護猫

<戦士猫>
ソーラースカイ【太陽の空】
───この話の主人公
太陽色の毛をしたハンサムな雄猫
目は暖かみのある赤
弟子は陽炎の民の留学生の三毛がらの毛をした雌猫のフレアポー【火の足】
不思議な力（煌めく炎）が使える

ミストファー【霧の毛】
───橙色と白の毛をした雄猫
目は深い緑色
弟子は淡いしょうが色の毛をした雄猫のサニーポー【晴れ足】

クラウディハート【曇り心】
───灰色と白の毛をした顔の整った雌猫
目は濃い青色
弟子は濃い灰色の毛をした雄猫のアイスポー【氷足】
ルールスターの取り巻き

バーンレッグ【燃えた足】
───濃い灰色と赤っぽい茶色の毛をした雄猫
目は琥珀色
弟子は黒と白の斑がらの雌猫のスターポー【星足】

クラウドウェスカー【雲のひげ】
───真っ白な毛をしたやや大柄な雄猫
美しい青色の目をしている。
フォーグテイルと兄弟

フォーグテイル【濃霧尻尾】
───黒と白の毛をしたほっそりとした雄猫
目は深い緑色
フラッシュシーズンより年上だが、パワフル

アウルストーム【梟の嵐】
───焦げ茶色の虎がらの雄猫
目は暗めの黄色
ルールスターの取り巻き

イエローフラワー【黄色の花】
───淡い茶色黄色の花を身につけた雌猫
目は黄色
主人公の母親
連れ合いのスカイファーを失い、酷く心を病み、看護部屋にいる

　ﾋﾖｸ
《比翼の部族》
木の上で暮らす部族

<族長>
ウィンディシーズン【風の季節】
───濃い灰色の毛をした小柄な雄猫
目は空色と緑のオッドアイ
行方不明の親友を探している

<副長>
シルバーフェザー【銀の羽】
───銀の毛をした雌猫
目は海色

<看護猫>
スパローフライト【跳ぶ雀】
───雀のような柄をした雌猫
目は濃い灰色
エンジェルウィングの弟子だった

　ｼｭｳﾘﾝ
《秋霖の部族》
きれいな湖に暮らす部族

<族長>
クリアシーズン【透明な季節】
───片目に大きな傷がある濃い灰色の毛をした若い雄猫
目は淡い藍色
元は浮浪猫だったが一族の信頼を得て、族長になった

<副長>
フィッシュシェード【魚の影】
───黒い雄猫
目は黄色

<看護猫>
スノーフェイス【雪の顔】
───灰色と白の毛をした年老いた雄猫

　ﾑﾋｮｳ
《霧氷の部族》
暗い森の洞穴で暮らす部族

<族長>
シャドウシーズン【影の季節】
───黒と白の毛をした毛が長い雌猫
能力は氷

<副長>
ナイトストーン【夜の石】
───淡い茶色の大柄な雄猫
戦闘狂

<看護猫>
フォックスフット【狐の足】
───狐の柄をした雌猫
その見た目に反して狐嫌い

　ｶｹﾞﾛｳ
《陽炎の民》
海沿いの町にすんでいる犬猫共同で暮らしている部族

<リーダー>
ライトシルバー
───黒と赤茶色の毛をした雄猫
太陽をモチーフにした首輪を着けている

<副リーダー>
ナイトウルフ
───黒い毛をした大柄な雄犬

<治療者>
ハート
───白いふわふわした小さな雌犬

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▼族長について▼

族長は《時を司る一族》からその猫にあう能力を与えられます。

フラッシュシーズン→雷
ウィンディシーズン→風
クリアシーズン→透明化
シャドウシーズン→氷

▼用語説明▼

○《時を司る一族》
=本家のスター族と同じ。
一つ違うのは時を操れること

○《時の狭間》
=陽炎の民の縄張り内の海辺の崖に岩棚にある洞穴。
奥には光り続ける泉がある
族長や看護猫が《時を司る一族》からお告げなどをもらうための場所

○ルミナスツリー
=四つの部族（蒼天、比翼、秋霖、霧氷）の縄張りが重なりあった場所の窪地のこと。
真ん中には大木がある
部族猫たちの集会場

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プロローグ1


族長の雌猫はこれから起こることを想像して、身を震わせた。
何故なら私と看護猫にとある予言が降りてきたからだ。
【黒猫と陽炎が対決し、太陽は覚醒する】
この予言の【太陽】はあの猫だと、私と看護猫は予想していた。
その猫は不思議なちからを持っているのだ。
だが、陽炎と黒猫とはいったいなんなのだろうか。


⎯⎯⎯今部族に予言が招く混沌が訪れようとしていた……

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プロローグ2


いつの時代の猫かわからない、闇に染まってしまった黒猫の物語



　森にすむとある一族に黒猫が生まれました。
その猫は真夜中のように真っ黒な毛をしていました。
そして尻尾は二本に分かれており、影を操る力を持っていました。
黒猫のことを一族は特別な猫として育てました。

やがて戦士になった黒猫は、とある猫と恋に落ちてしまいます。
その猫は部族猫ではなく、浮浪猫でした。
黒猫は一族に内緒でその浮浪猫とあっていました。
その浮浪猫はしばらくして、子を授かります。
黒猫と浮浪猫の子供です。
黒猫は自分達の子供を浮浪猫といとおしげに眺めるのを楽しみに待っていました。
そのうち、黒猫は副長になりました。
黒猫は副長になったことを浮浪猫に伝えようと浮浪猫の元に向かいました。
しかし浮浪猫にその事を伝えられませんでした。
何故なら浮浪猫は息耐えていたからです
浮浪猫は子猫を生んだあと、死んでしまったのです。
黒猫は悲しみ、泣きました。
愛する気持ちと、苦しみが黒猫の心をガラリと変えてしまいました。
明るかった心は闇に染まってしまい、黒猫は今までとは別な猫のようになってしまいました。
黒猫は子猫を一族にもって帰り、真実を隠しながら一族の子猫として育て始めました。
黒猫はやがて野心に燃えるようになり、やがて族長を手にかけてしまいます。
もちろん、一族には黒猫が族長を殺したことをいっていません。
黒猫は副長から族長になりました。
黒猫は副長を選びました。
その猫は毛は銀色がかった灰色で目は稲妻色の雌猫でした。
族長になった黒猫は、悪行を重ねていきます。
まず、一族の猫たちを権力と影の力で、自分の命令に忠実になるようにしました。
そして、とある見習いの名前を酷い名前に変えてしまいます。
支配の星という意味の名前にされたその見習いは黄金色の毛をしていました。
最後に森にすむ部族をすべて仲間の浮浪猫に襲撃させました。
浮浪猫はとても強かったので沢山の猫が《時を司る一族》の元に行ってしまいました。
　それに怒りを覚えた黒猫の一族の副長は、真実を突き止めるため、奮起します。
やがて、副長は黒猫が浮浪猫と恋に落ちたこと、前の族長を殺害したことを突き止め、黒猫を族長の座から下ろし、森から永久追放しました。
その後、副長だった銀色がかった灰色の雌猫は族長になり、自分のの連れ合いを副長にします。
その猫は橙色と白の毛をした雄猫で黒猫の血の繋がらない弟であり、予言の力を持っていました。
　追放された黒猫は族長になった雌猫と、副長になった弟それと一族を憎み、復讐の計画をたて始めます。
　その計画はすぐに決行されました。
みなが眠る真夜中、浮浪猫と共に、キャンプを襲いました。
一族は驚き、戦いました。
黒猫はまず始めに血の繋がらない弟を影の能力でいたぶりました。
黒猫が弟に止めをさそうとしたとき、族長の銀色がかった灰色の雌猫が雷を纏い、黒猫に飛びかかって来ました。
黒猫を雌猫をいとも簡単に倒し、殺そうとしました。
その時、黄金色の毛をした大柄な雄猫がそれを阻止しました。
その猫は黒猫に名を変えられた見習いでした。
黄金色の毛をした雄猫は黒猫に止めを指しました。
黒猫は抵抗しましたが、やがて息耐え、一族に平和が訪れましたとさ。

めでたし、めでたし……

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第一章


ソーラースカイは恐怖を押さえきれず、毛を逆立てて目の前の光景を見つめていた。

ソーラースカイの前には《二本足》の街があった。

それだけなら別に恐怖を感じないが、自分が恐怖を感じているのはそれではない。

その街の道のど真ん中に猫の死骸が沢山積み重なっていたのだ。

どの猫もズタズタで、光のない目が宙を向いている。

死骸の山の上には黒猫がたたずんでいた。

黒猫の尻尾は二つに分かれている。

　ふと、自分の首に鋭い痛みが走り、ソーラースカイは恐る恐る首を見た。

自分の首には深い傷が出来ていた。

ソーラースカイの赤っぽい太陽色の毛をさらに赤く染めている。

いつの間にか、自分の足元には血が川の水のように、たまっていた。

ソーラースカイは叫んだ。

「いやだ！死にたくない！」




「具合が悪いのか？ソーラースカイ。」

ソーラースカイは目を覚ました。

　血まみれの光景は消えていて、代わりに蒼天の部族の先輩　フォーグテイルが心配そうな顔でこちらを見下ろしていた。

ソーラースカイははっとして言った。

「いえ、大丈夫です。夢を見ていただけです。」

フォーグテイルはなんだ、と安心したような顔になると戦士部屋を出た。

ソーラースカイは体をおこし、逆立つ毛をむりやり寝かした。

自分の首をさわり、傷がないことを確認するとソーラースカイはふぅと安堵のため息をついた。

なんて恐ろしい夢だったんだろう。

ソーラースカイは戦士部屋から出た。

もう仲間たちは起きていて、キャンプは活気付いていた。

「蒼天の部族で自力で狩りを出来るものは全員集まって！一族の集会を始めます！」

族長が‘‘スプリングヒル‘‘といわれる演説の時に乗るキャンプの真横にある丘からみなに声をかけた。

その声に戦士猫や見習いなどが気付き、丘の回りに集まった。

ソーラースカイも戦士部屋の出入り口の横に座り、族長の話を聞く準備をした。

族長のフラッシュシーズンは一族が集まったのを見ると言った。

「今朝、陽炎の民の使者がきました。」

ソーラースカイは驚いた

一族も驚いたようで、顔を見合わしている。

陽炎の民だって？

陽炎の民とは森に住む四つの部族の縄張りの境界線となっている轟きの道（※道路）を辿っていくとある海沿いの《二本足》の街に住む猫犬共同の集団だ。

陽炎の民の縄張りの海辺には族長や看護猫などが《時を司る部族》と交信する場所　《時の狭間》がある。

「陽炎の民の使者はボロボロで、瀕死の状態でした。」

フラッシュシーズンの声に、ソーラースカイは考えることをやめ、フラッシュシーズンの話を聞くことにした。

「その猫がいうには陽炎の民の街に見知らぬ凶暴な黒猫が現れ、怪しい術を使い陽炎の猫たちの沢山の命を奪ったそうです。」

ソーラースカイは毛を逆立てた

怪しい術だって？

そんな凶暴な猫が陽炎の猫たちを襲うなんてゾッとする

「使者猫は『助けてください！』と言い残すと死んでしまいました。」

一族は怯える声と、驚く声で騒がしくなった。

フラッシュシーズンは一族に静かにするよう尻尾で合図した。

「ですから、私は蒼天の部族から陽炎の民を救出する部隊を出そうと思います。今ここで発表しようと思います。」

ソーラースカイは誰か予想した。

やっぱり、副長のルールスターは指名されるのではないだろうか。

あと、先輩のフォーグテイルとか、そこら辺のベテラン戦士が選ばれるだろう。

新米戦士の自分が選ばれるわけがない。

　フラッシュシーズンは言った。

「フォーグテイル、ソーラースカイ、ミストファー、そして看護猫としてエンジェルウィング。」

ほらやっぱり、フォーグテイルがえらばれた……って、え？

今僕を指名しなかったか？

しかも看護猫、自らが行くのか？

「そのメンバーで大丈夫ですか？フォーグテイル先輩はまだしも、ソーラースカイやミストファーはまだ戦士になったばかりですよ？」

この声を発したのは蒼天の部族の副長　ルールスターだった。

クラウディハートがそれにすぐさま賛成する。

ソーラースカイははぁと心のなかでため息をついた。

彼女はソーラースカイの同期で、意地悪だ。

そしてルールスターを誰やりも支持している戦士だ。

　フラッシュシーズンは落ち着いて答えた。

「このメンバーが最適だわ。ルールスター。なによりソーラースカイは炎の力を持っている。この力を使って悪の猫を追い払えるかもしれない。」

そう、族長の言うとおり、僕は煌めく炎が操れる。

一族はそれを受け入れてくれた⎯⎯⎯ルールスターやその取り巻きを覗いて⎯⎯⎯⎯

そのせいでソーラースカイは副長に酷く嫌われている。

　ルールスターはこちらを怒りに燃えた瞳でこちらをちらっと睨むと、言葉を慎んだ。

フラッシュシーズンは満足げにルールスターを見ると、続けた。

「選ばれた戦士たちは、夜明けに陽炎の民の元へ出発してください。これで集会を終わります。」

族長はスプリングヒルからおりた。

ソーラースカイはその場で立ち尽くしていた。

族長が僕を指名したのが夢であって欲しかった。

今日見た夢をソーラースカイは思い出した。

あの夢に出てきたのは、《二本足》の街だ。

そして、陽炎の民の縄張りは《二本足》の街だ。

夢に出てきたのは陽炎の街だったのだろうか。

ソーラースカイはあることに気付き、目を見開いた。

あの夢に起きた事が現実に起こると言うことか？


つまり、僕は死を予言されたのでは？

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ヴェノムクロー



《見た目》
真っ黒な毛をした少し小柄な雌猫
《性格》
冷酷
《能力》
主人公と同じく、不思議な力を持ってます。
能力は氷と毒です。(変化させて、水を操ることも頑張ればできる)
そして化け猫の血を引いているので、色んな物に化けることができます。
《過去》
ソーラースカイと恋仲であったが、ある日仲間に裏切られ殺されかれる。(主人公たちはそれを知らない)
その後、どうなったか、誰も知らない

…まだ小説が途中なのでこれぐらいにしますね。
小説がいい感じに進んだら、編集します。

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