☠海賊猫たちの冒険☠
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Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
スノウ・ブラッド
スノウはハッと目を覚ました。
霞んでいた頭がだんだんはっきりしてくると、さっきまでに起こった事件がまざまざと蘇ってきた。
…………が、それをいちいち振り返っていると嫌なことまで思い出しそうなのでやめておくことにする。
そこでスノウは、近くで心の声駄々漏れしている小さな海の破壊神に突っ込むことにした。
「いや途中から心の声駄々漏れだけどてめえ頭大丈夫か!?」
「うん、やっぱりツッコミがいるっていいね。思い切り暴走できるものね」
いや俺ツッコミになったつもりはねえが。てかこいつ本当に頭大丈夫か?
「だから駄々漏れなんだよその傍迷惑な災害思考が!ふざけんなこの破壊神!
しかもお前、さっき俺の命をさらっと諦めようとしてたなエレジー?あ?さっきの騒ぎはだれのせいだ?最初に突っ込んできたのはだれだ?」
やはり心の声が駄々漏れなエレジーの頬に、アレンが思い切り掴みかかった。
必死に何かを言おうとするエレジーだが、もはや何を言っているのか分からない。
いつもの2匹だな、とどこか安心し、スノウは〈青きハリケーン〉から大目玉を食らっているハウルの方へ目を向けた。
可哀想にハウルは大きな体を縮こまらせて耳を垂らしている。
ようやくお説教が終わり、今度はエレジーに怒りの矛先を向けたブルースターから逃げるようにしてハウルがこちらへ駆けてきた。
そういえばアレンはどうしたのだろう。エレジーから無事逃げられたのだろうか。
「………やあスノウ、調子はどうだい?」
明らかにいつもとは違う声色で、ハウルが話しかけてきた。
まだ耳が垂れており、尻尾とヒゲまでしょんぼりと下がっている。
逆にこっちが聞きてえよと言いたくなるが、今のハウルにそれを言ったらマズイということぐらいは分かっている。
そこでスノウは、ハウルを慰めてやることにした。
「俺はもう大丈夫だ。お前こそ、大丈夫なのか?」
スノウの横に腰を下ろしたハウルは、悲しげに溜息をついた。
「俺、この船降ろされちまうかも」
「そんな事ねえって!そこまでブルースターだって非情じゃ無いさ」
「でもブルースター本気で怒ってた。どうしよう俺………」
スノウは、しょぼんとするハウルの肩を尻尾でぽんと叩いた。
「大丈夫だって!てかそれを決めるのはファイアスターだろ。船長なら絶対そんな事はしねえ」
「………本当?」
不安そうにハウルが聞いてくる。スノウが「ああ」と力強く答えると、ハウルはようやくほっとした顔になった。
「エレジー・ドラド!今すぐここへ来なさいッ!」
突然ブルースターの怒りの叫びが辺りに響き渡った。途端にハウルの表情が固まり、怯えたように毛を逆立てる。
スノウもいつの間にか立っていた首の毛を寝かせると、ブルースターに船室内へと追いやられるエレジーの後ろ姿を見送った。
さらば海の破壊神よ。スノウは心の中で手を合わせた。〈青きハリケーン〉に捕まって逃れられた獲物などいないのだ。
「エレジー………」
弱々しくハウルが呟いた。生き別れの妹を失った兄の悲しみは計り知れないだろう。
………………
続きをお願いします!!
リンクステイル- 見習い
- 投稿数 : 48
Join date : 2015/05/31
所在地 : 山の奥深く
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
☠レフティ・スィーフ・jr☠
───黄金毛皮の左利きの海賊───
「先にぶつかってきたのはそっちじゃない!」
「あなたがそんなところで歩いてたのがいけないんでしょう?!」
レフティは目の前で論争を繰り広げる、二匹の雌猫を交互に見た。
漆黒の雌猫は金の瞳を闘志で燃やし、コースト・ハイジラシアはブルーの目を氷のように冷たく光らせている。
青年は耳を寝かせた。乗船わずか数時間で新クルーがまさか喧嘩を繰り広げるとは、さすがの彼にも予測不可能な出来事であった。
レフティの知性的な目に怒りがふつふつとわき上がる。彼は、唸り声で言った。
「いいかげんにしないか」
しかし、レフティより頭半分下の背の少女達には、全く聞こえていない様子だ。
黒猫美女はいまにも飛びかかりそうな体制でコーストを睨んでいる。対するコーストも、やる気?と挑発的な目で彼女を見た。
レフティは頭を抱え、尻尾を激しく振った。もう気絶する猫が出るのはたくさんだ……さっきだって金の小さい雌猫がハリケーンに
強制連行されたと言うのに。
青年はその力強い両前足でにひきの頭をぴしゃりとひっぱたいた。
「だまれ!」
同じタイミングで、四つの瞳がぎろりと金の青年をとらえる。少女とは思えないそのすごみに、年上のレフティもどきりとした。
なんとか呼吸を整え、腰をかがめて彼女たちと目線を合わせる。鼻づらがぶつかりそうなほど顔を近づけて、レフティはうなった。
「馬鹿な真似はするな」
目を吊り上げた彼の表情の迫力に、彼女たちも耳を垂れてしゅんとしたが、その可愛げな様子もほんの一瞬で
こりずにまた目じりをつりあげた。
「なによっ、えらそうに」
唇をツンととがらせて言ったのは黒猫美少女の方だ。
さて、どうしたものか。レフティはためいきをついた。
……そうだ!頭の上の電球が点灯した。なにかと取引をすれば、場を収められるはずだ。
ヤクザが報酬の代わりに強盗をするみたいに!……たとえは悪いが、これは名案に違いない。
美青年は黒猫にやさしく微笑みかけた。
「大人しくしたら飴玉あげるぞ」
そう甘い声で言ったものの、飴玉など持ち合わせてはいない。
・・・・・…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レパードさん、ムーンさん交流させていただきました!中途半端でごめんなさい;
───黄金毛皮の左利きの海賊───
「先にぶつかってきたのはそっちじゃない!」
「あなたがそんなところで歩いてたのがいけないんでしょう?!」
レフティは目の前で論争を繰り広げる、二匹の雌猫を交互に見た。
漆黒の雌猫は金の瞳を闘志で燃やし、コースト・ハイジラシアはブルーの目を氷のように冷たく光らせている。
青年は耳を寝かせた。乗船わずか数時間で新クルーがまさか喧嘩を繰り広げるとは、さすがの彼にも予測不可能な出来事であった。
レフティの知性的な目に怒りがふつふつとわき上がる。彼は、唸り声で言った。
「いいかげんにしないか」
しかし、レフティより頭半分下の背の少女達には、全く聞こえていない様子だ。
黒猫美女はいまにも飛びかかりそうな体制でコーストを睨んでいる。対するコーストも、やる気?と挑発的な目で彼女を見た。
レフティは頭を抱え、尻尾を激しく振った。もう気絶する猫が出るのはたくさんだ……さっきだって金の小さい雌猫がハリケーンに
強制連行されたと言うのに。
青年はその力強い両前足でにひきの頭をぴしゃりとひっぱたいた。
「だまれ!」
同じタイミングで、四つの瞳がぎろりと金の青年をとらえる。少女とは思えないそのすごみに、年上のレフティもどきりとした。
なんとか呼吸を整え、腰をかがめて彼女たちと目線を合わせる。鼻づらがぶつかりそうなほど顔を近づけて、レフティはうなった。
「馬鹿な真似はするな」
目を吊り上げた彼の表情の迫力に、彼女たちも耳を垂れてしゅんとしたが、その可愛げな様子もほんの一瞬で
こりずにまた目じりをつりあげた。
「なによっ、えらそうに」
唇をツンととがらせて言ったのは黒猫美少女の方だ。
さて、どうしたものか。レフティはためいきをついた。
……そうだ!頭の上の電球が点灯した。なにかと取引をすれば、場を収められるはずだ。
ヤクザが報酬の代わりに強盗をするみたいに!……たとえは悪いが、これは名案に違いない。
美青年は黒猫にやさしく微笑みかけた。
「大人しくしたら飴玉あげるぞ」
そう甘い声で言ったものの、飴玉など持ち合わせてはいない。
・・・・・…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レパードさん、ムーンさん交流させていただきました!中途半端でごめんなさい;
ティアーミスト- 年長戦士
- 投稿数 : 135
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Age : 22
所在地 : Love the life you live. Live the life you love.
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
名前:ネヴァー・クローズ・ウーンド【決して閉じない傷】(N・C・Wと名乗る)
性別:雌
容姿:すらっとした体型。黒基調で灰色の毛や、時折紺色の毛も混じっている。
吊り目で瞳は濃い青。左後ろ足に生まれつき深い傷跡がある。これが名前の由来。
一歳四ヶ月。
性格:クールで冷静。容姿からも大体初見の猫には怯えられる。感情を滅多に出さず、暗いイメージ。知らず知らずの内に猫を選んでいるらしく、なかなか友を作れない。だが、本人は独りが好きなので気にしていない。
敬語は自分が認めた猫に対してしか使わない。
コミュニケーション力に欠け、演技力とハッタリ力は高い。
左後ろ足の傷跡は、私生活に支障は無いが、激しい運動をした時、何かの気配を感じ取った時等に疼く様子。その為走る事は控えている。(泳ぐより走る方が痛いらしい)
好きな物は日陰、知性。嫌いな物は暑さ(熱い猫)
「青いハリケーン」を尊敬している。
日常会話で時々英語を混ぜるという変な口調の持ち主。良く使う英語はbecause、indeed、but。
ネヴァー・クローズ・ウーンドと言う名は両親から付けられたのではなく、無法者の集団の中に居た時にその頭から付けられた物。
海賊になった経緯 : まだ子猫の頃に両親に捨てられ、それからずっと『自分らしくいられる場所』を探して旅をしていた。
時には無法者の頭を務めた時期もあったが、その暮らしに満足出来ずに抜け出す。
その後、他の無法者の集団に入ったり放浪したりするも満足出来ず、結局海賊、という道にたどり着いた。
両親の事は恨んでいないし、再会も望んでいない。
親:不明。というか記憶から抹消した。
口調:「私はN・C・W。好きなように呼んでくれて構わないわ」
「ここからの襲撃は危険です。because、こちらからの方が良いと思います」
「悪いけど、私は貴女のペースについていけない。他を当たって」
「indeed、なかなかのハッタリね。but、その程度では私には敵わない」
能力:戦闘能力上の下(旅の中で鍛えられた)、頭脳上の上、冷静さ極上、体力中の上、集中力極上
コミュ力下の下の下、口の固さ極上、潜水能力上の下、舵能力下の上
声の高さ女性アルトくらい、武器を使う能力上の中、天気を読む能力上の中
かなり遅くなってしまいましたが大丈夫でしょうか?
なかなか更新出来ないと思いますが、よろしくお願いします。
性別:雌
容姿:すらっとした体型。黒基調で灰色の毛や、時折紺色の毛も混じっている。
吊り目で瞳は濃い青。左後ろ足に生まれつき深い傷跡がある。これが名前の由来。
一歳四ヶ月。
性格:クールで冷静。容姿からも大体初見の猫には怯えられる。感情を滅多に出さず、暗いイメージ。知らず知らずの内に猫を選んでいるらしく、なかなか友を作れない。だが、本人は独りが好きなので気にしていない。
敬語は自分が認めた猫に対してしか使わない。
コミュニケーション力に欠け、演技力とハッタリ力は高い。
左後ろ足の傷跡は、私生活に支障は無いが、激しい運動をした時、何かの気配を感じ取った時等に疼く様子。その為走る事は控えている。(泳ぐより走る方が痛いらしい)
好きな物は日陰、知性。嫌いな物は暑さ(熱い猫)
「青いハリケーン」を尊敬している。
日常会話で時々英語を混ぜるという変な口調の持ち主。良く使う英語はbecause、indeed、but。
ネヴァー・クローズ・ウーンドと言う名は両親から付けられたのではなく、無法者の集団の中に居た時にその頭から付けられた物。
海賊になった経緯 : まだ子猫の頃に両親に捨てられ、それからずっと『自分らしくいられる場所』を探して旅をしていた。
時には無法者の頭を務めた時期もあったが、その暮らしに満足出来ずに抜け出す。
その後、他の無法者の集団に入ったり放浪したりするも満足出来ず、結局海賊、という道にたどり着いた。
両親の事は恨んでいないし、再会も望んでいない。
親:不明。というか記憶から抹消した。
口調:「私はN・C・W。好きなように呼んでくれて構わないわ」
「ここからの襲撃は危険です。because、こちらからの方が良いと思います」
「悪いけど、私は貴女のペースについていけない。他を当たって」
「indeed、なかなかのハッタリね。but、その程度では私には敵わない」
能力:戦闘能力上の下(旅の中で鍛えられた)、頭脳上の上、冷静さ極上、体力中の上、集中力極上
コミュ力下の下の下、口の固さ極上、潜水能力上の下、舵能力下の上
声の高さ女性アルトくらい、武器を使う能力上の中、天気を読む能力上の中
かなり遅くなってしまいましたが大丈夫でしょうか?
なかなか更新出来ないと思いますが、よろしくお願いします。
最終編集者 ノーススノウ [ Mon Aug 10, 2015 3:04 pm ], 編集回数 1 回
ノーススノウ- 年長戦士
- 投稿数 : 137
Join date : 2015/05/16
所在地 : 11次元
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
ノースs、いらっしゃいです!
ドミナoceanstory3
「大人しくしたら飴玉あげるぞ」
ブチリ
これはドミナとコーストの脳の「怒り」という回線が真っ二つに切断された音だった。
いきなりエレジーが青いハリケーンに連行されてしまった。
静かになったと思いきや、見たこともない雌猫と喧嘩しそうになってしまう。
しかもまた黄金色の雄猫が殴ってきて飴玉やるとか言い出して.................。
黄金色は凶の色、黄金色に近づくと良いことは無いということがわかった。
「おあいにくさま!飴玉の1つや2つ持っているわ!」
そういってドミナはこれまた黒いビロード布の巾着を取り出した。
「秘蔵のボンボンよ。食べる?黒ユーカリ味、海豚ミカン味、檸檬唐辛子サトウキビ味とかあるけど。」
一応言っておこう。
ドミナの「食べる?」は「食べなさい!」と同じ意味である。
そして飴玉をレフティが受け取ろうと一歩踏み出したら一瞬あの世へ行けるほどのありがたくないプレゼントを彼女から受けるだろう。
スカイアッパーという名のプレゼントを。
「も、持っていたのかよ............」
雄猫の瞳にしまった、という表情が浮かんでいる。
雌猫は明らかに声をつまらせて何も言えなくなっているようだ。
ドミナは巾着からオーロラ色の飴玉を取り出すとポイッと口に放り込んだ。
ドミナoceanstory3
「大人しくしたら飴玉あげるぞ」
ブチリ
これはドミナとコーストの脳の「怒り」という回線が真っ二つに切断された音だった。
いきなりエレジーが青いハリケーンに連行されてしまった。
静かになったと思いきや、見たこともない雌猫と喧嘩しそうになってしまう。
しかもまた黄金色の雄猫が殴ってきて飴玉やるとか言い出して.................。
黄金色は凶の色、黄金色に近づくと良いことは無いということがわかった。
「おあいにくさま!飴玉の1つや2つ持っているわ!」
そういってドミナはこれまた黒いビロード布の巾着を取り出した。
「秘蔵のボンボンよ。食べる?黒ユーカリ味、海豚ミカン味、檸檬唐辛子サトウキビ味とかあるけど。」
一応言っておこう。
ドミナの「食べる?」は「食べなさい!」と同じ意味である。
そして飴玉をレフティが受け取ろうと一歩踏み出したら一瞬あの世へ行けるほどのありがたくないプレゼントを彼女から受けるだろう。
スカイアッパーという名のプレゼントを。
「も、持っていたのかよ............」
雄猫の瞳にしまった、という表情が浮かんでいる。
雌猫は明らかに声をつまらせて何も言えなくなっているようだ。
ドミナは巾着からオーロラ色の飴玉を取り出すとポイッと口に放り込んだ。
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
【ハウル・R・D】
「エレジー………」ハウルは深く溜息をついた。
基本的に行動・言動・性格にムラのあるハウルだ。テンションが少しでも上がれば尻尾はピンとたつだろう。
しかし今すぐエレジーを助けに行くと言い出す可能性もなくはないのだ。
「なあスノウ」ハウルはちらりと視線を上げて友人に声をかけた。「俺もブルースターにつれてかれちゃうのかな」
スノウはちょっと呆れたように視線をよこした。「いつまでもうじうじしてたら、つれてかれるかもな」
それをきき、ハウルはシャキッと背筋を伸ばす。
「大丈夫だよ。お前はやれば出来るヤツだからな、たぶん」スノウが笑った。「船長も青いハリケーンもわかってくれるさ、たぶん」
「スノウ、褒めるなら上げてから下げないで」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
短いですが次、よろしくお願いします!
「エレジー………」ハウルは深く溜息をついた。
基本的に行動・言動・性格にムラのあるハウルだ。テンションが少しでも上がれば尻尾はピンとたつだろう。
しかし今すぐエレジーを助けに行くと言い出す可能性もなくはないのだ。
「なあスノウ」ハウルはちらりと視線を上げて友人に声をかけた。「俺もブルースターにつれてかれちゃうのかな」
スノウはちょっと呆れたように視線をよこした。「いつまでもうじうじしてたら、つれてかれるかもな」
それをきき、ハウルはシャキッと背筋を伸ばす。
「大丈夫だよ。お前はやれば出来るヤツだからな、たぶん」スノウが笑った。「船長も青いハリケーンもわかってくれるさ、たぶん」
「スノウ、褒めるなら上げてから下げないで」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
短いですが次、よろしくお願いします!
ヒーステイル- 副長
- 投稿数 : 282
Join date : 2015/05/17
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
アーケイン・フィールド
三途の川から帰ってくると猫団子はすぐに解散した。
数匹の猫をふっ飛ばしてしまうというミスはあったものの甲板に穴が開かなかったことにほっとする。
甲板の状態を確認しているアーケインの隣でアレンとエレジーがコントもとい喧嘩……なのだろうか……?を繰り広げている。
しばらくしてアレンが逃げ出した。何があったのだろうか。
「……さて」
甲板の修理だ。
穴ぴったりの大きさに板をのこぎりで切る。あ、釘を取ってこなくては。
「何やってるんだ?」
顔を上げると炎色の猫。
「ああ、アレン。甲板の修理だよ。さっきドミナっていう黒猫美女が踏み抜いていたのを見つけてさ。青いハリケーンに見つからないうちに__というか彼女の怒りの矛先がエレジーに向いている間に__直していかないとな」
そう言ってアーケインは船室に釘を取りに行った。
「…………!」
少し歩くと右肩をたたかれた。右を向くとアレンの顔。
「何で無視するんだよ」
ちょっと不機嫌そうにアレンが言う。
「!悪い。右耳が聞こえなくてさ。他のやつに話しかけている声だと思っていたんだ」
「……それは悪かった」
あんまり船の中を見ていないから少しでも見ておこうかと思って、とアレンは言った。
ブルースターの部屋の前でアーケインは足を止めた。
「……なんだこれ」
ドアの右半分が粉砕されている。これは本当に猫がやったのだろうか。
ふと隣を見るとアレンが青くなっている。
「エレジーに怒った時に壊したんだった……」
「ブルースターが罰則を言い渡すならもう言ってそうだけどね」
そういえばエレジーが三途の川事件前にブルースターに怒られていた気がする。このことだろうか。
どうする?とアーケインはアレンの方を見て尋ねる。
「どうする、って?」
「甲板を修理するついでにここも直しとくか?」
__________________________________
ノースs>これからよろしくお願いしますね!
ラッキーs>交流させていただきました。もし良ければ続きお願いします!ドアの件についての答えはどちらでもかまいません。
ライトニングs>ライトニングsがドアを直すという話も出ていたようですがここで話題に出してしまいました。もし不快でしたら教えてください。
三途の川から帰ってくると猫団子はすぐに解散した。
数匹の猫をふっ飛ばしてしまうというミスはあったものの甲板に穴が開かなかったことにほっとする。
甲板の状態を確認しているアーケインの隣でアレンとエレジーがコントもとい喧嘩……なのだろうか……?を繰り広げている。
しばらくしてアレンが逃げ出した。何があったのだろうか。
「……さて」
甲板の修理だ。
穴ぴったりの大きさに板をのこぎりで切る。あ、釘を取ってこなくては。
「何やってるんだ?」
顔を上げると炎色の猫。
「ああ、アレン。甲板の修理だよ。さっきドミナっていう黒猫美女が踏み抜いていたのを見つけてさ。青いハリケーンに見つからないうちに__というか彼女の怒りの矛先がエレジーに向いている間に__直していかないとな」
そう言ってアーケインは船室に釘を取りに行った。
「…………!」
少し歩くと右肩をたたかれた。右を向くとアレンの顔。
「何で無視するんだよ」
ちょっと不機嫌そうにアレンが言う。
「!悪い。右耳が聞こえなくてさ。他のやつに話しかけている声だと思っていたんだ」
「……それは悪かった」
あんまり船の中を見ていないから少しでも見ておこうかと思って、とアレンは言った。
ブルースターの部屋の前でアーケインは足を止めた。
「……なんだこれ」
ドアの右半分が粉砕されている。これは本当に猫がやったのだろうか。
ふと隣を見るとアレンが青くなっている。
「エレジーに怒った時に壊したんだった……」
「ブルースターが罰則を言い渡すならもう言ってそうだけどね」
そういえばエレジーが三途の川事件前にブルースターに怒られていた気がする。このことだろうか。
どうする?とアーケインはアレンの方を見て尋ねる。
「どうする、って?」
「甲板を修理するついでにここも直しとくか?」
__________________________________
ノースs>これからよろしくお願いしますね!
ラッキーs>交流させていただきました。もし良ければ続きお願いします!ドアの件についての答えはどちらでもかまいません。
ライトニングs>ライトニングsがドアを直すという話も出ていたようですがここで話題に出してしまいました。もし不快でしたら教えてください。
ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな- 新入り戦士
- 投稿数 : 65
Join date : 2015/05/15
所在地 : 本の中
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
コースト・ハイドランジア
声を失って黒猫を見つめる。
ドミノだっけ?さっきエレジーとか言う猫が言っていたのは?
「も、持っていたのかよ・・・。」
さっきまで私たちを若干偉そーに怒っていたレフティが呆然と言う。
黒猫は飴をほいと口に放り込んだ。
・・・・・・・・・・・。
「・・・飴、好きなんじゃん。」
ボソッとつぶやく。味、おかしいし。
「ダメ?何か悪い?」
そう言って睨んできたがもうやりあう気はなさそうだった。
「別に。」
そう短く答えると黒猫の目をみた。
「コースト・ハイドランジアよ。あなたは?」
「ドミナトリックス・ブラック。ドミナ。」
不機嫌そうにドミナが答えた。
ここでやっとレフティがホッとしたようなため息をついた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中途半端ですいません。続きお願いします。
声を失って黒猫を見つめる。
ドミノだっけ?さっきエレジーとか言う猫が言っていたのは?
「も、持っていたのかよ・・・。」
さっきまで私たちを若干偉そーに怒っていたレフティが呆然と言う。
黒猫は飴をほいと口に放り込んだ。
・・・・・・・・・・・。
「・・・飴、好きなんじゃん。」
ボソッとつぶやく。味、おかしいし。
「ダメ?何か悪い?」
そう言って睨んできたがもうやりあう気はなさそうだった。
「別に。」
そう短く答えると黒猫の目をみた。
「コースト・ハイドランジアよ。あなたは?」
「ドミナトリックス・ブラック。ドミナ。」
不機嫌そうにドミナが答えた。
ここでやっとレフティがホッとしたようなため息をついた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中途半端ですいません。続きお願いします。
ムーンドロップ- 新入り戦士
- 投稿数 : 77
Join date : 2015/05/17
所在地 : 宇宙の向こう側
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
【ネヴァー・クローズ・ウーンド / N・C・W】
私には、今迄居場所が無かった。
大海に浮かぶ巨大な海賊船に向かって、そう呟いた。
でも、もう違う。
because、此処が、私の居場所になるの。
ネヴァーは一番最後に居場所に乗り込んだ。
友達は要らない。
唯、居場所が欲しいの。
ネヴァーは子供達を見送っている親達を振り返った。
勿論、そこに彼女の両親の姿はない。
此処に居る事に、後悔は無い。but………
ネヴァーは甲板を見やった。
此処まで熱い猫達が揃っているとはね。
彼女は鋭く瞳を左右に動かした。
この上無い居心地の悪さね。
ネヴァーはゆったりとした足取りで船長室に向かった。
✳︎
ネヴァーは二回ノックすると、船長室に入った。
船長室に入ると、その金銀財宝の数に思わず目を細めた。
「なんだまだ居たのか……てっきりさっきのが最後かと思った」
奥には椅子に腰掛けてタバコを吸ったキャプテンが居た。
どうやら、私で最後らしい。
「タバコは体に悪い」
ネヴァーはきっぱりと指摘した。
炎色のキャプテンはその瞳を少し揺らした。
そして、タバコを灰皿に押し付けて消して口を開いた。
「面白い事を言う奴だな。お前、名は?」
「貴女から名乗るのが礼儀という物よ」
キャプテンは少し怪訝な表情を浮かべたが、直ぐに歯を剥き出しにして笑った。
「俺はこの船のキャプテン、ファイヤスターだ。お前は?」
「N・C・W。好きなように呼んでくれて構わないわ」
ファイヤスターは肘置きに肘を掛けて質問を続けた。
「んじゃあN。お前は何故此処に居る?」
ネヴァーはつまらなそうに答えた。
「私は今迄居場所を探して旅をして来たわ。時に無法者を率いた事もあった。but、満足出来なかった。だから此処に来たの」
ファイヤスターはエメラルドグリーンの瞳を細めた。
「それにしても、お前、女にしてはトーンが低いな」
「そうね。だから?」
ファイヤスターはその切り返しに満足したかのように口笛を吹いた。
「じゃあその足の傷は?」とファイヤスター。
「of course、生まれつきよ」
ファイヤスターは犬歯を見せてニヤリと笑った。
「分かった。行け」
ネヴァーは無言で踵を返した。
甲板に出ると日陰を見つけ、そこにぺたんと伏せた。
そして、暫く観察する事にした。
皆さん歓迎ありがとうございます……!
こんな感じで大丈夫でしょうか?
かなり暗い子ですがよろしくお願いします。
私には、今迄居場所が無かった。
大海に浮かぶ巨大な海賊船に向かって、そう呟いた。
でも、もう違う。
because、此処が、私の居場所になるの。
ネヴァーは一番最後に居場所に乗り込んだ。
友達は要らない。
唯、居場所が欲しいの。
ネヴァーは子供達を見送っている親達を振り返った。
勿論、そこに彼女の両親の姿はない。
此処に居る事に、後悔は無い。but………
ネヴァーは甲板を見やった。
此処まで熱い猫達が揃っているとはね。
彼女は鋭く瞳を左右に動かした。
この上無い居心地の悪さね。
ネヴァーはゆったりとした足取りで船長室に向かった。
✳︎
ネヴァーは二回ノックすると、船長室に入った。
船長室に入ると、その金銀財宝の数に思わず目を細めた。
「なんだまだ居たのか……てっきりさっきのが最後かと思った」
奥には椅子に腰掛けてタバコを吸ったキャプテンが居た。
どうやら、私で最後らしい。
「タバコは体に悪い」
ネヴァーはきっぱりと指摘した。
炎色のキャプテンはその瞳を少し揺らした。
そして、タバコを灰皿に押し付けて消して口を開いた。
「面白い事を言う奴だな。お前、名は?」
「貴女から名乗るのが礼儀という物よ」
キャプテンは少し怪訝な表情を浮かべたが、直ぐに歯を剥き出しにして笑った。
「俺はこの船のキャプテン、ファイヤスターだ。お前は?」
「N・C・W。好きなように呼んでくれて構わないわ」
ファイヤスターは肘置きに肘を掛けて質問を続けた。
「んじゃあN。お前は何故此処に居る?」
ネヴァーはつまらなそうに答えた。
「私は今迄居場所を探して旅をして来たわ。時に無法者を率いた事もあった。but、満足出来なかった。だから此処に来たの」
ファイヤスターはエメラルドグリーンの瞳を細めた。
「それにしても、お前、女にしてはトーンが低いな」
「そうね。だから?」
ファイヤスターはその切り返しに満足したかのように口笛を吹いた。
「じゃあその足の傷は?」とファイヤスター。
「of course、生まれつきよ」
ファイヤスターは犬歯を見せてニヤリと笑った。
「分かった。行け」
ネヴァーは無言で踵を返した。
甲板に出ると日陰を見つけ、そこにぺたんと伏せた。
そして、暫く観察する事にした。
皆さん歓迎ありがとうございます……!
こんな感じで大丈夫でしょうか?
かなり暗い子ですがよろしくお願いします。
ノーススノウ- 年長戦士
- 投稿数 : 137
Join date : 2015/05/16
所在地 : 11次元
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
フォレストグリーン
皆さん、ピンチです
フォレストグリーンは訴えた。
なぜか?そんなこと決まっている。話に入れない、のである。
いくつかの集団ができているが、もちろん入るわけにもいかず、こうウロウロしているのだった。
「あ…れ…コースト?」
挙句の果てに、コーストとはぐれてしまった。そう、迷子である。この年にもなって迷子である。
独りになった途端、世界は変わって見えるものだ。
さっきまで明るかった甲板は真っ暗闇に包まれ、そこを通りすがる猫たちは自分のことをぎろりと睨んでいるような気がしてならない。
「う…ま、まさか、これがホントの海賊船なのでしょうか…?」
と、意味不明な妄想までしはじめる。
実は、この海賊船は呪われていて、船長さんたちも呪われていた。
でも、皆気が付かずにこの船に乗り込んでしまう。
そして、この船で過ごすうちに呪いに浸食されてしまう、皆。
その闇は拡大し続け、ついに怪物の姿となって私を襲う…!
私は立ち向かって、戦うっ!
ここまでくると、もう止まらない。
フォレスト、厨二疑惑である。
ともかく、
「コースト…。」
寂しい、のだ。
「うーん、どうしましょうか…」
探す?いや、怖い。
待つ?いや、怖い。
お友達を探す?一つ目と変わらないし、怖いし、第一二匹しかいない。
結局、待つになるのだ。
フォレストは甲板から降りると座り、首をめいっぱいめぐらせてあたりを見回した。
誰かに見つけてもらうのを待つのです。
願わくば、コーストかレフティ、それか優しい方に見つけてもらいたいものです…
自分でなにが書きたいのかわからないのです…
続き、お願いします!
明日輝- 年長戦士
- 投稿数 : 182
Join date : 2015/05/15
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
【ハウル・R・D】
ハウルはスノウに励ましてもらい、段々と元のペースを取り戻していた。こんな俺に付き合ってくれるんだから、やっぱスノウはいいヤツだな。
すると、甲鈑の下に、一匹の雌猫がいるのが分かった。
小柄な黒い雌猫だ。ハウルがたくましく大柄なせいで、人一倍小さく見える。
スノウが目配せしてきたので、それをGO!サインだと解釈したハウルは突進する勢いで彼女に近付いた。
「よう!なにやってるんだ?俺はハウル!」ハウルが大声で言うと、後ろでスノウがげっと顔を歪めた。あれ、元気にGO!サインじゃなかったのか?
まあいいや。ハウルは気にしないことにした!
雌猫はハウルの大声にびくりと飛び上がり、尻尾の毛をふわりと逆立ててこちらを見上げた。
「えっ・・・え?わ、私ですか?私は、ふぉ、フォレストグリーン、です」雌猫はおどおどと目線を上へ横へと巡らせながら自己紹介した。
「俺はスノウ・ブラッド」無愛想にそう言ったスノウだが、ぴゃっとフォレストが目を丸くして驚くと、微妙な顔をしてハウルを見やった。
「大丈夫!スノウはすっげー良い奴だからな」
ハウルが人良くニカッと笑ってみせると、フォレストは目を丸くしたままちょっと安心したように胸を撫で下ろした。「そ、そうなんですね・・・す、すみませんでした・・・!」
「フォレストも素直で良い奴だな!」直感で笑うと、スノウとフォレストが目を合わせてちょっと笑った。
・・・・・・・・・・・・・・
続きお願いします!
ハウルはスノウに励ましてもらい、段々と元のペースを取り戻していた。こんな俺に付き合ってくれるんだから、やっぱスノウはいいヤツだな。
すると、甲鈑の下に、一匹の雌猫がいるのが分かった。
小柄な黒い雌猫だ。ハウルがたくましく大柄なせいで、人一倍小さく見える。
スノウが目配せしてきたので、それをGO!サインだと解釈したハウルは突進する勢いで彼女に近付いた。
「よう!なにやってるんだ?俺はハウル!」ハウルが大声で言うと、後ろでスノウがげっと顔を歪めた。あれ、元気にGO!サインじゃなかったのか?
まあいいや。ハウルは気にしないことにした!
雌猫はハウルの大声にびくりと飛び上がり、尻尾の毛をふわりと逆立ててこちらを見上げた。
「えっ・・・え?わ、私ですか?私は、ふぉ、フォレストグリーン、です」雌猫はおどおどと目線を上へ横へと巡らせながら自己紹介した。
「俺はスノウ・ブラッド」無愛想にそう言ったスノウだが、ぴゃっとフォレストが目を丸くして驚くと、微妙な顔をしてハウルを見やった。
「大丈夫!スノウはすっげー良い奴だからな」
ハウルが人良くニカッと笑ってみせると、フォレストは目を丸くしたままちょっと安心したように胸を撫で下ろした。「そ、そうなんですね・・・す、すみませんでした・・・!」
「フォレストも素直で良い奴だな!」直感で笑うと、スノウとフォレストが目を合わせてちょっと笑った。
・・・・・・・・・・・・・・
続きお願いします!
ヒーステイル- 副長
- 投稿数 : 282
Join date : 2015/05/17
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
アレン・クロー
わが友アーケインの公共心と思いやりあふれる提案に、アレンはうなずいた。
「いいんじゃねぇか?エレジーはどっか行っちまったし、そこまで手間もかかんないだろ」
普通だ......普通の会話だ!ツッコミに生命を削り取られることも破壊の一撃を鳩尾に暗い三途の川をさまようこともない普通の会話のありがたさを、アレンはしみじみと感じた。
......が、なぜだろう、いざエレジーやハウルと離れてみると、ちょっと物足りないような気持ちがわいてくるのは。
まあ、食事や就寝の時間帯には必ず会えることだし、今は貴重な安らぎの時間を楽しもう。
海賊になって初めての作業が甲板の修繕。結構稀な事態ではないだろうか。
黙々と木板を並べ、くぎを打ち付け、たまに間違えて打った釘を抜き、再び板を並べ、木くずを払い、たまに肉球に刺さった木くずを抜き......。と、ようやく一段落ついて顔を上げる。すると、こっちをじっと見ている灰色の雌猫の姿を見つけた。
黒っぽい毛にところどころ紺色が混じった毛。鋭い眼光を放つ青色の双眸。無表情の顔の奥に、氷のような冷たさを感じさせる。
温かさを捨てた猫。それがアレンの第一印象だった。
声をかけてみようかと思ったが、もともとそこまで友好的でもない(今まではハイスピードでツッコミを繰り返してきたが)アレンは雌猫への声賭けというのが今一つ分からない。まあいいや、と作業に戻ろうとすると、アーケインが明るい声色で叫んだ。
「おーい!そこの君!こっちへ来ないか?」
雌猫の瞳が二匹をとらえた。
雌猫は少し考えるようなそぶりを見せたが、やがて立ち上がり、こちらへ向かってきた。アーケインが釘を打ち付けながら気さくに言う。
「私はアーケイン・フィールド。こっちの雌みたいな雄猫はアレン・クローだ。君の名前は?」
雌みたいな雄猫です。
「...N・C・W。好きなようによんでくれて構わないわ」
そしてアレンの方を向き、いぶかし気に眉をひそめる。
「...あなた、雄なのね。but、見た目は雌のようだわ」
雌のようなんです。アレンは開き直る。
それにしても、かなり変わった口調で話す猫だ。but......しかし、という意味だったはず。それに、本名を名乗らないところも変わっている。何か理由があるのだろうか。
甲板の修理はもう少しで終わりそうだ。アレンは釘をケースにしまい、Nとの会話に戻った。
____________________________
ウィングシャドウs;交流しました!アーケインがしっかりもの過ぎてアレンの世話焼き属性と気があっている...!(*´ω`*)
ノーススノウs;交流させて頂きました!もしよければ続きをお願いします!(^^)!
ラッキークロー- 副長
- 投稿数 : 226
Join date : 2015/05/20
所在地 : 小説について何かご質問、ご意見等ありましたらお気軽にPMやTwitterの方へメッセージどうぞ!
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
【ネヴァー・クローズ・ウーンド / N・C・W】
ネヴァーはすっとアレンとアーケインを見比べた。
アレンはまるでファイヤスターのような炎色、アーケインは夜空のような黒い毛をしていた。
「indeed、貴女はファイヤスターの様ね」
ネヴァーは思わず口に出してしまった。
すると、アレンが不意に小躍りした。
「おっ、俺、ファイヤスターみたいか?キャプテンみたいかぁっ?!」
「えぇ。容姿だけ」
途端にアレンは沈んだ。
アップダウンが激しいのね。
ネヴァーは沈んでしまったアレンを置いておいて、彼を励まそうとしている夜空のような猫、アーケインに瞳を向けた。
彼女はとても大人しそうだ。
ネヴァーは話題を変える事にした。
正直、ファイヤスターの話はしたくない。
「日差しがキツイ中、何をしていたの?maybe、罰?」
すると、アーケインが驚いたようにこれでキツイの?!と音を上げた。
と、今度はアレンが。
「甲板修理だよ。それ以上は聞かないでくれ」と言った。
するとアレンが付け足した。
「罰と言えば、エレジーは大丈夫かなぁ」
エレジー?
きっと彼の仲間だろう。
一つ、ネヴァーは提案してみた。
「気になるのなら、探しに行けば良いわよ」と。
でも、私達は甲板修理が……とアーケイン。
「……所詮友情なんて、その程度よね」
沈黙が訪れた。
と、アレンが沈黙を破った。
「俺とあいつとの友情はそんなもんじゃねぇ!」と。
に対してネヴァーは。
「そう」と一言。
再び沈黙が訪れた。
ラッキークローさん、交流ありがとうございます!良ければ続きお願いします。
ネヴァーはすっとアレンとアーケインを見比べた。
アレンはまるでファイヤスターのような炎色、アーケインは夜空のような黒い毛をしていた。
「indeed、貴女はファイヤスターの様ね」
ネヴァーは思わず口に出してしまった。
すると、アレンが不意に小躍りした。
「おっ、俺、ファイヤスターみたいか?キャプテンみたいかぁっ?!」
「えぇ。容姿だけ」
途端にアレンは沈んだ。
アップダウンが激しいのね。
ネヴァーは沈んでしまったアレンを置いておいて、彼を励まそうとしている夜空のような猫、アーケインに瞳を向けた。
彼女はとても大人しそうだ。
ネヴァーは話題を変える事にした。
正直、ファイヤスターの話はしたくない。
「日差しがキツイ中、何をしていたの?maybe、罰?」
すると、アーケインが驚いたようにこれでキツイの?!と音を上げた。
と、今度はアレンが。
「甲板修理だよ。それ以上は聞かないでくれ」と言った。
するとアレンが付け足した。
「罰と言えば、エレジーは大丈夫かなぁ」
エレジー?
きっと彼の仲間だろう。
一つ、ネヴァーは提案してみた。
「気になるのなら、探しに行けば良いわよ」と。
でも、私達は甲板修理が……とアーケイン。
「……所詮友情なんて、その程度よね」
沈黙が訪れた。
と、アレンが沈黙を破った。
「俺とあいつとの友情はそんなもんじゃねぇ!」と。
に対してネヴァーは。
「そう」と一言。
再び沈黙が訪れた。
ラッキークローさん、交流ありがとうございます!良ければ続きお願いします。
ノーススノウ- 年長戦士
- 投稿数 : 137
Join date : 2015/05/16
所在地 : 11次元
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
フォレストグリーン
「そ、そうなんですね・・・す、すみませんでした・・・!」
うおう、雄の方です、雄の方です、どうしましょ…、パニックたるものに陥っています…
フォレストは悟られないよう、必死になりながら答えた。
「フォレストも素直で良い奴だな!」
ハウル、と名乗った雄猫は柔らかくわらった。
アレですね、こう言う人を太陽みたいな人、と言うのですね。…なら私は影ですか?影ですね…
自己完結して自滅するフォレストである。
まあ、太陽というのは伊達ではないらしく、フォレストの表情を緩ませた。
「いえいえいえいえ、わたしなんて、その、あの、底辺というか…その…裏方というか…」
ほんのり赤らめた顔をそらしながら言い訳をする。
「そんなことないから大丈夫だ」
スノウが言った。
そんなことないって…私の場合そんなことあるから大変なんですよ!
そんなこと言えるはずもなく、フォレストはただはにかんだ。
「ん…と…」
これは…?
「え?フォレスト、なんか言った?」
ハウスがフォレストの顔を覗いた。
「あいや、なんでもないデス!これは、お友達ということでいいのかな…と…」
ハウスとスノウは顔を見合わせた。
ハウスは何やらきょとんとしている。
「あああああ、ごめんなさいっ!そうですよね、こんなのがお友達でも困りますよね!すいませんでしたぁっ!」
フォレストは頭を思い切り下げた。床に頭が直撃してじんじんする。
「いや、落ち着いて、ね?」
スノウが驚いたように言った。
「よくわかんねーけど、もう友達だろ?俺等。」
ハウスが胸を張って言った。きらっと輝いた笑顔は太陽までもを超えているような明るさだった。
「は、はいっ!」
明日輝- 年長戦士
- 投稿数 : 182
Join date : 2015/05/15
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
☠レフティ・スィーフ・jr☠
───黄金毛皮の左利きの海賊───
濃い青色の空に、はけではらったかのような薄くて白い雲が舞っている。
「ドミナトリックス・ブラック。ドミナ。」
少女は唇を尖らせたまま言う。つややかな黒い毛がまだふわりと逆立っているが、すこし落ち着いた様子だ。
レフティは安堵して息を吐いた。喧嘩になる寸前だった二匹が互いに名乗り合っている。
今日を境にもう一切けんかはなし、という事にはならないだろうが今の所は一安心だ。
しかし金の青年は苦い顔をしていた。
(しゃべれない……)
ドミナの信じられない力のアッパーで、舌が犠牲となったのである。
そのおかげで口の中は鉄臭く、電流を流されているかのようなびりびりとした痛みがしている。
しばらくしてレフティは、舌をだらりと口から出した状態でしゃべりはじめた。
「ほういえば、まら名乗っていなかったな」
いまさらだが、ドミナとは初対面だったのだ。レフティは前足を胸に当てた。
「俺はレフティ・スィーフ・ジュニア。よろしく」
だんだんと舌の感覚が戻ってきた。あっそ、と目をそらしてそっけなく尻尾を振るドミナ。
怪力で、怒りっぽくて、扱いの難しい彼女はまるで猛獣の様だ、とレフティは口の中で含み笑いをした。
しかしこの少女はほかの猫にはない、独特の雰囲気をまとっており、その金の瞳からは気高さや美しささえ感じられる。
そのちいさくて線の細い頬をふくらませて飴をほおばるドミナはどこかにくめない。
「ねえ、レフティ」
コーストがふいに話しかけてきた。青灰色の毛皮は太陽にあたり、繊細な絹織物の様なかがやきをみせている。
レフティはドミナから目を離し、
「なんだい」
と、たずねた。
少女は甲板から海を見ており、そのひとみには強い光が宿っていた。コーストは、楽しそうに、無邪気な様子で言った。
「≪緑の呪島≫ってどんなところだろうね」
その言葉にドミナも反応し、こちらへと向き直る。そして、すらっとした尻尾で太陽の生まれる方向───東をさした。
「呪があるとか、ないとか!」
口の端をゆがませ、目を見開いたドミナの表情は幼い子どもを怖がらせるようで、ひとみが光っていることから
レフティとコーストをからかっているのがわかった。
「ないでしょ、呪なんて。迷信だよ」
青灰色の雌猫は伝説の勇者のように胸をそらし、鼻で笑った。
「俺はほんとうだと思うけど」
レフティは顔をひきつらせた。ぐっと目を細め、ふたりの少女に顔を近づけてささやく。
「気を付けた方がいいぞ。呪は、想像以上に恐ろしいものだからな」
おおまじめで語る青年に、ドミナとコーストはしばらく茫然と突っ立っていたが、少しすると
コーストが思い出したようにころころと笑った。
「はは、おかしい! レフティは怖がりなんだ」
美少女はレフティのたくましい腕を肩で小突いた。
「えっ、違う、俺は君たちを危険から遠ざけるために───」
茶化されたレフティは耳をぴんと立てて誤解を解こうと試みた。
「自分の身くらい、自分で面倒見るわよ。」
ドミナは眉間にしわを寄せて、あっかんべーをした。 またも黒い毛並みがふわっと逆立っている。
馬鹿にされたが、不思議と悪い気はしなかった。レフティはふたりを眺めながら、こう思った。
(…俺は過保護なのかもしれない)
・・・・・…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんな冗談の通じない奴との交流ありがとうございます!
続けてくださっても、ほかの方との交流へいっても大丈夫です!(
───黄金毛皮の左利きの海賊───
濃い青色の空に、はけではらったかのような薄くて白い雲が舞っている。
「ドミナトリックス・ブラック。ドミナ。」
少女は唇を尖らせたまま言う。つややかな黒い毛がまだふわりと逆立っているが、すこし落ち着いた様子だ。
レフティは安堵して息を吐いた。喧嘩になる寸前だった二匹が互いに名乗り合っている。
今日を境にもう一切けんかはなし、という事にはならないだろうが今の所は一安心だ。
しかし金の青年は苦い顔をしていた。
(しゃべれない……)
ドミナの信じられない力のアッパーで、舌が犠牲となったのである。
そのおかげで口の中は鉄臭く、電流を流されているかのようなびりびりとした痛みがしている。
しばらくしてレフティは、舌をだらりと口から出した状態でしゃべりはじめた。
「ほういえば、まら名乗っていなかったな」
いまさらだが、ドミナとは初対面だったのだ。レフティは前足を胸に当てた。
「俺はレフティ・スィーフ・ジュニア。よろしく」
だんだんと舌の感覚が戻ってきた。あっそ、と目をそらしてそっけなく尻尾を振るドミナ。
怪力で、怒りっぽくて、扱いの難しい彼女はまるで猛獣の様だ、とレフティは口の中で含み笑いをした。
しかしこの少女はほかの猫にはない、独特の雰囲気をまとっており、その金の瞳からは気高さや美しささえ感じられる。
そのちいさくて線の細い頬をふくらませて飴をほおばるドミナはどこかにくめない。
「ねえ、レフティ」
コーストがふいに話しかけてきた。青灰色の毛皮は太陽にあたり、繊細な絹織物の様なかがやきをみせている。
レフティはドミナから目を離し、
「なんだい」
と、たずねた。
少女は甲板から海を見ており、そのひとみには強い光が宿っていた。コーストは、楽しそうに、無邪気な様子で言った。
「≪緑の呪島≫ってどんなところだろうね」
その言葉にドミナも反応し、こちらへと向き直る。そして、すらっとした尻尾で太陽の生まれる方向───東をさした。
「呪があるとか、ないとか!」
口の端をゆがませ、目を見開いたドミナの表情は幼い子どもを怖がらせるようで、ひとみが光っていることから
レフティとコーストをからかっているのがわかった。
「ないでしょ、呪なんて。迷信だよ」
青灰色の雌猫は伝説の勇者のように胸をそらし、鼻で笑った。
「俺はほんとうだと思うけど」
レフティは顔をひきつらせた。ぐっと目を細め、ふたりの少女に顔を近づけてささやく。
「気を付けた方がいいぞ。呪は、想像以上に恐ろしいものだからな」
おおまじめで語る青年に、ドミナとコーストはしばらく茫然と突っ立っていたが、少しすると
コーストが思い出したようにころころと笑った。
「はは、おかしい! レフティは怖がりなんだ」
美少女はレフティのたくましい腕を肩で小突いた。
「えっ、違う、俺は君たちを危険から遠ざけるために───」
茶化されたレフティは耳をぴんと立てて誤解を解こうと試みた。
「自分の身くらい、自分で面倒見るわよ。」
ドミナは眉間にしわを寄せて、あっかんべーをした。 またも黒い毛並みがふわっと逆立っている。
馬鹿にされたが、不思議と悪い気はしなかった。レフティはふたりを眺めながら、こう思った。
(…俺は過保護なのかもしれない)
・・・・・…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんな冗談の通じない奴との交流ありがとうございます!
続けてくださっても、ほかの方との交流へいっても大丈夫です!(
ティアーミスト- 年長戦士
- 投稿数 : 135
Join date : 2015/05/17
Age : 22
所在地 : Love the life you live. Live the life you love.
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
スノウ・ブラッド
スノウは、大分緊張の抜けてきた小さな雌猫を見つめた。
フォレストをここまで落ち着かせてくれたのも、ハウルのお陰である。
あの太陽のような笑顔を見たら、敵でさえ敵意を無くしてしまうのではないか、と時々思う。
スノウはそんなハウルが羨ましかった。
スノウがハウルのように笑おうとしたら、鋭く尖った牙が顔を出して、敵意を無くすどころか殺意が湧き出てくるだろう。
笑う相手が仲間だとしても、きっと相手には恐怖しか与えられない。
この船の奴らは海賊ということもあり、この容姿に驚く者は少なかったが、よく考えればフォレストのような対応が普通なのだ。
ハウルがいなかったら、きっとこの黒猫を泣かせていた。それは自信がある。
などと独り考え事をしていると、2つの視線に気づき、スノウはようやく顔を上げた。
「どうしたんだ、スノウ。腹でも痛いのか?」
「ちげえよ!考え事してたんだ」
スノウは言い返すと、フォレストに向き直った。
この雌猫とはあまり会話をしてなかったので、何か話そうと思ったのだ。
チビ、と言いかけてスノウは思いとどまる。
チビ=エレジーで定着してしまったせいか、それともフォレストがもつ柔らかい雰囲気のせいか、どうもこの猫にチビはしっくりこない。
そこでスノウは、「フォレスト」と呼んだ。
「はっはい!!」
急に声を掛けられ、フォレストは飛び上がった。
「さっきハウルも言ってたが、俺たちは友達だし、それに同じ船に乗る仲間だ。あんまり気張らず、気楽にやれよ」
まだ少し緊張の残るフォレストを落ち着かせようと思い、スノウは言った。
フォレストは「はい!気楽に……気楽に……」と言い、深呼吸をした。
これで大丈夫なのだろうか、とスノウが少し心配になっていると、突然ハウルが叫んだ。
「友達も増えたし、エレジー助けに行こう!!」
「おいおいハウル……。お前またブルースターに怒られたいのか?」
「エ、エレジー……とは……?」
スノウは呆れたように言い、フォレストは首をかしげる。
「エレジーは海の小悪魔だ!!怒られたくはないけど、放っておけねえだろ!」
さっきまでの落ち込みようはどこへ行ったか、ハウルは意気揚々と言った。
「海の………小悪魔?」
フォレストは話についてけていけていない様子だが、このままハウルを放っておくと、1人でもエレジーのところへ行きそうだ。
「しゃあねえな………。フォレスト、お前も来てくれるか?」
「よ、よくわからないですけど……。行きます!」
それを聞くと、ハウルはニッと笑った。
「よっしゃ!行くぞ!」
………………
不思議な展開になってしまいました。すみません!
続き、お願いします!
リンクステイル- 見習い
- 投稿数 : 48
Join date : 2015/05/31
所在地 : 山の奥深く
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
アーケイン・フィールド
……気まずい。
アーケインは別に沈黙は嫌いではない。もちろん他の猫と話すのも(大人数だと障害があるとはいえ)好きだが、静かなのも落ち着いていいと思う。
だが、この状況は気まずすぎる。そのまま黙ってやり過ごそうかとも思ったが二匹ならずっとこのままでもおかしくない。
「アレン、エレジーのところに行ってきたらどうだ?」
この突然のアーケインの提案にアレンもさっきアーケインが声をかけた物静かな雌猫も驚いたようだった。
「いや、甲板の修理があるだろ?」
「少々時間がかかるからいてくれたら助かるとはいえ一匹でも出来なくはない」
アーケインの言葉にアレンは悩み始めた。
本音を言うとこの被害の大きさで一匹は辛い__Nは手伝ってくれなさそうだし__が、気まずさがなくなるのなら構わない。
「あなたは行かないの?」
Nが不思議そうに尋ねた。
「甲板の修理は大事だ。君だって穴に落ちて足をくじくのは嫌だろ?」
「私はそんな馬鹿なことしないわ。友達より甲板が大事?」
Nの反論にアーケインは確かに君は冷静だし慎重そうだ、と苦笑いしながら返した。
「誤解しないで欲しい。……まあ、今の言い方じゃ仕方ないか。エレジーより甲板が大事なわけではない。もしエレジーが敵に襲われていたりしたら一匹でも助けにいくさ。でも、今は敵に襲われているわけではないのさ。ブルースターに怒られているんだ」
それは知らなかったわ、とNが相槌を打つ。アーケインは続けた。
「ブルースターは厳しいし、お説教は長いけれど、船員に危害は加えない。……よっぽど怒っていたらどうだか知らないが」
「……ブルースターを信用、尊敬しているのね」
「信用しなくちゃ同じ船に乗れないだろ?逃げ場も無いのに。尊敬もしてるぜ、敬語は使ってないから向こうにはそう思われて無いだろうけどな」
アーケインはそこまで言って恥ずかしくなった。
「……あんまり長々と話すのは慣れてないから支離滅裂だったら悪い。あと、別に説教とかのつもりも無い。自分の言い分は言ったからこれを聞いて私が酷いやつだと思うならそれは自由だと思う。勝手にすれば良いさ」
Nが首を傾げる。感情の読めない濃い青色の瞳に疑問が読み取れる、気がする。
「だから私は酷くない、ではないのね。意外だわ」
「そういうものか?でもできれば酷くないと思ってもらえればうれしいぜ」
アーケインは笑った。
アレンはいまだに悩んでいる。思っていたより律儀らしい。
「あ、あとひとつ。私の考えが気に入らなければここを離れても構わないぜ。いつ何があるかも分からない海賊生活、気の合う仲間といたほうが楽しいだろうしな!」
________________________________________
続きお願いします!
ノーススノウs>アーケインの言動、不快でしたらすみません!遠慮なくご指摘ください。
ラッキークローs>アレンさんにとってアーケインがエレジーさんとはまた違ったいい関係になれれば嬉しいです。これからもよろしくお願いします!
……気まずい。
アーケインは別に沈黙は嫌いではない。もちろん他の猫と話すのも(大人数だと障害があるとはいえ)好きだが、静かなのも落ち着いていいと思う。
だが、この状況は気まずすぎる。そのまま黙ってやり過ごそうかとも思ったが二匹ならずっとこのままでもおかしくない。
「アレン、エレジーのところに行ってきたらどうだ?」
この突然のアーケインの提案にアレンもさっきアーケインが声をかけた物静かな雌猫も驚いたようだった。
「いや、甲板の修理があるだろ?」
「少々時間がかかるからいてくれたら助かるとはいえ一匹でも出来なくはない」
アーケインの言葉にアレンは悩み始めた。
本音を言うとこの被害の大きさで一匹は辛い__Nは手伝ってくれなさそうだし__が、気まずさがなくなるのなら構わない。
「あなたは行かないの?」
Nが不思議そうに尋ねた。
「甲板の修理は大事だ。君だって穴に落ちて足をくじくのは嫌だろ?」
「私はそんな馬鹿なことしないわ。友達より甲板が大事?」
Nの反論にアーケインは確かに君は冷静だし慎重そうだ、と苦笑いしながら返した。
「誤解しないで欲しい。……まあ、今の言い方じゃ仕方ないか。エレジーより甲板が大事なわけではない。もしエレジーが敵に襲われていたりしたら一匹でも助けにいくさ。でも、今は敵に襲われているわけではないのさ。ブルースターに怒られているんだ」
それは知らなかったわ、とNが相槌を打つ。アーケインは続けた。
「ブルースターは厳しいし、お説教は長いけれど、船員に危害は加えない。……よっぽど怒っていたらどうだか知らないが」
「……ブルースターを信用、尊敬しているのね」
「信用しなくちゃ同じ船に乗れないだろ?逃げ場も無いのに。尊敬もしてるぜ、敬語は使ってないから向こうにはそう思われて無いだろうけどな」
アーケインはそこまで言って恥ずかしくなった。
「……あんまり長々と話すのは慣れてないから支離滅裂だったら悪い。あと、別に説教とかのつもりも無い。自分の言い分は言ったからこれを聞いて私が酷いやつだと思うならそれは自由だと思う。勝手にすれば良いさ」
Nが首を傾げる。感情の読めない濃い青色の瞳に疑問が読み取れる、気がする。
「だから私は酷くない、ではないのね。意外だわ」
「そういうものか?でもできれば酷くないと思ってもらえればうれしいぜ」
アーケインは笑った。
アレンはいまだに悩んでいる。思っていたより律儀らしい。
「あ、あとひとつ。私の考えが気に入らなければここを離れても構わないぜ。いつ何があるかも分からない海賊生活、気の合う仲間といたほうが楽しいだろうしな!」
________________________________________
続きお願いします!
ノーススノウs>アーケインの言動、不快でしたらすみません!遠慮なくご指摘ください。
ラッキークローs>アレンさんにとってアーケインがエレジーさんとはまた違ったいい関係になれれば嬉しいです。これからもよろしくお願いします!
ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな- 新入り戦士
- 投稿数 : 65
Join date : 2015/05/15
所在地 : 本の中
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
大募集‼
野郎ども、大募集のお知らせだぜ!(ダレ
おふざけは取りやめましてこんにちは、ティアーミストです。
頭の固い私のこと、幻想的な冒険の舞台がなかなか思いつかないので……
もしよろしければ皆様の想像力とアイデアをトピに取り入れたいと考えております!
と、いうことで募集内容はこちらです。
~海賊猫たちの冒険にふさわしい島、入江、洞窟~。
例: こだま洞窟の場合
名称: こだま洞窟
景色: 細長くて薄暗い、不気味な洞窟。塗り込めたような色の水がゆるやかに流れている。
特徴: 亡くなった猫の亡霊が、おとずれたものを誘惑する。
締め切りは九月三日までとさせていただきます。
また、舞台の募集はおひとりさま二つまでとさせていただきます。
皆さまから集めた舞台は、出来る限り全てトピに登場致します‼
(例のように、舞台設定なども描いていただければ交流の輪もより広がるかとおもいます)
どうぞよろしくおねがいいたします!
野郎ども、大募集のお知らせだぜ!(ダレ
おふざけは取りやめましてこんにちは、ティアーミストです。
頭の固い私のこと、幻想的な冒険の舞台がなかなか思いつかないので……
もしよろしければ皆様の想像力とアイデアをトピに取り入れたいと考えております!
と、いうことで募集内容はこちらです。
~海賊猫たちの冒険にふさわしい島、入江、洞窟~。
例: こだま洞窟の場合
名称: こだま洞窟
景色: 細長くて薄暗い、不気味な洞窟。塗り込めたような色の水がゆるやかに流れている。
特徴: 亡くなった猫の亡霊が、おとずれたものを誘惑する。
締め切りは九月三日までとさせていただきます。
また、舞台の募集はおひとりさま二つまでとさせていただきます。
皆さまから集めた舞台は、出来る限り全てトピに登場致します‼
(例のように、舞台設定なども描いていただければ交流の輪もより広がるかとおもいます)
どうぞよろしくおねがいいたします!
ティアーミスト- 年長戦士
- 投稿数 : 135
Join date : 2015/05/17
Age : 22
所在地 : Love the life you live. Live the life you love.
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
おお、素敵な企画ですね!私も豊かでないちっぽけ脳みそ絞って応募させていただきますヽ(=´▽`=)ノ
名称*ローレライ・ロウラ【大波のローレライ】
景色*月光に反射し青や水色に光り輝く氷柱をぶら下げた、凍て付く風の吹く洞窟。奥に進むにつれ水辺が現れ、天井から空が露わになる。
特徴*海で美しい歌声が聞こえたなら最後。大波に攫われ、洞窟に迷い込む。吹風が歌声を連想させ、怯えきった猫達を翻弄し、やがては水面に身を投じさせるという。
脱出する方法はただ1つ、洞に潜むローレライを見つけ出し、話をつけること。
名称*バケモノ列島
景色*青々とした育ちのいいヤシの木や、美しい花畑、白い砂浜、友好的な動物達と、実に平和で理想的な夏らしい観光地のよう。
特徴*木にはどんな果物でもなるし、動物も友好的で人懐っこい。だが、森の奥のある社に近づくと、容赦の無い攻撃が植物や動物から繰り出される、まさにバケモノの島。
2つ考えてみました^^;何かあったら変更・削除させていただきます!
名称*ローレライ・ロウラ【大波のローレライ】
景色*月光に反射し青や水色に光り輝く氷柱をぶら下げた、凍て付く風の吹く洞窟。奥に進むにつれ水辺が現れ、天井から空が露わになる。
特徴*海で美しい歌声が聞こえたなら最後。大波に攫われ、洞窟に迷い込む。吹風が歌声を連想させ、怯えきった猫達を翻弄し、やがては水面に身を投じさせるという。
脱出する方法はただ1つ、洞に潜むローレライを見つけ出し、話をつけること。
名称*バケモノ列島
景色*青々とした育ちのいいヤシの木や、美しい花畑、白い砂浜、友好的な動物達と、実に平和で理想的な夏らしい観光地のよう。
特徴*木にはどんな果物でもなるし、動物も友好的で人懐っこい。だが、森の奥のある社に近づくと、容赦の無い攻撃が植物や動物から繰り出される、まさにバケモノの島。
2つ考えてみました^^;何かあったら変更・削除させていただきます!
ヒーステイル- 副長
- 投稿数 : 282
Join date : 2015/05/17
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
面白い企画が...是非参加させていただきます!
名称:砂漠のラビリンス
景観:砂浜から見渡す限り一面の砂漠地帯に、ただひとつぽつんと位置する、大きな美しい湖。その湖の真ん中にある島は、砂漠のラビリンスと呼ばれている、旅人・海賊、山賊殺しの迷宮。
特徴:島へ行く手段は、倒れた巨木の橋のみ。橋を渡ると、緑の生い茂る豊かな島につくが、喜びもつかの間、猫たちはいつのまにか自分の所在も方位もわからず、恐怖に狂いながら死んでしまう。島の地下に埋められた鉱石や、怪しい木々などが猫たちの方向感覚を狂わせる。
また、島には凶悪な吸血鳥が生息しており、例え迷宮から脱出して橋にたどり着いたとしても、一斉に猫に襲いかかり、血を吸って殺してしまう。だが、みごと迷宮の最深部(古代の古びた神殿)にたどり着いたものは、莫大な財宝と、ラビリンスから脱出できる方法を得られるという。
今までの生還者:不明。今までに百数匹の猫たちが入ったが、みな生きて帰ることができなかった。
生還方法:1*ラビリンスから脱出し、吸血鳥をすべて打ち負かす。ただし、鳥は何百羽もいるので、達成は困難。
2*最深部にたどり着く。
船のはつの上陸はどこになるのか...楽しみです^/^
名称:砂漠のラビリンス
景観:砂浜から見渡す限り一面の砂漠地帯に、ただひとつぽつんと位置する、大きな美しい湖。その湖の真ん中にある島は、砂漠のラビリンスと呼ばれている、旅人・海賊、山賊殺しの迷宮。
特徴:島へ行く手段は、倒れた巨木の橋のみ。橋を渡ると、緑の生い茂る豊かな島につくが、喜びもつかの間、猫たちはいつのまにか自分の所在も方位もわからず、恐怖に狂いながら死んでしまう。島の地下に埋められた鉱石や、怪しい木々などが猫たちの方向感覚を狂わせる。
また、島には凶悪な吸血鳥が生息しており、例え迷宮から脱出して橋にたどり着いたとしても、一斉に猫に襲いかかり、血を吸って殺してしまう。だが、みごと迷宮の最深部(古代の古びた神殿)にたどり着いたものは、莫大な財宝と、ラビリンスから脱出できる方法を得られるという。
今までの生還者:不明。今までに百数匹の猫たちが入ったが、みな生きて帰ることができなかった。
生還方法:1*ラビリンスから脱出し、吸血鳥をすべて打ち負かす。ただし、鳥は何百羽もいるので、達成は困難。
2*最深部にたどり着く。
船のはつの上陸はどこになるのか...楽しみです^/^
ラッキークロー- 副長
- 投稿数 : 226
Join date : 2015/05/20
所在地 : 小説について何かご質問、ご意見等ありましたらお気軽にPMやTwitterの方へメッセージどうぞ!
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
名称 : 太陽の守護下にある離島【通称 : ソーラーディフェンド(S・D)】
景色 : 見た目は普通の離島。だが、そこにたどり着くには数多くの渦潮が発生する大荒れの海を越えなれけばならない。
特徴 : 無事に到着したとしても最初に待ち構えるのは『島の番人』と呼ばれる二頭の雄ライオン。例え倒せたとしても続いて待ち構えるのは『試練の洞窟』と呼ばれる複雑に入り組んだ洞窟。この洞窟に入った者は百を越えるらしいが、無事生還出来た者は一人もいないらしい。
更に、洞窟の最深部に辿り着けたとしても、待ち構えるのは『宝の守護神』と呼ばれる、足が六本ある、胴体は虎、三本ある尻尾の先には全てに毒蛇の頭が付いていて、頭部は鷲という恐ろしい姿をした巨大な怪物が宝を守っている。その大きさは猫の数十倍。
尚、尻尾の先の蛇に噛み付かれると、猫は十秒しないうちに死にいたる。『宝の守護神』は炎を吹く事が出来るとの噂も。
この怪物を倒した暁には、『太陽の雫』と呼ばれる宝と、その他ダイヤモンドやルビー等、金銀財宝が手に入る。
これは願いを3つまで叶えてくれるお宝として海賊や山賊達が喉から手が出る程欲しがっている財宝。だが、世界に一つしかない為、希少価値はMAX。
脱出方法は、極小の可能性に掛けて入り組んだ道を引き返すか、『宝の守護神』を倒して道を切り開いて貰うか。(『宝の守護神』のみが知る、裏道があるらしい。)
私の弱い頭でどうにか作ってみました。
勿論捨ててもなんでもしても構いません^ ^
景色 : 見た目は普通の離島。だが、そこにたどり着くには数多くの渦潮が発生する大荒れの海を越えなれけばならない。
特徴 : 無事に到着したとしても最初に待ち構えるのは『島の番人』と呼ばれる二頭の雄ライオン。例え倒せたとしても続いて待ち構えるのは『試練の洞窟』と呼ばれる複雑に入り組んだ洞窟。この洞窟に入った者は百を越えるらしいが、無事生還出来た者は一人もいないらしい。
更に、洞窟の最深部に辿り着けたとしても、待ち構えるのは『宝の守護神』と呼ばれる、足が六本ある、胴体は虎、三本ある尻尾の先には全てに毒蛇の頭が付いていて、頭部は鷲という恐ろしい姿をした巨大な怪物が宝を守っている。その大きさは猫の数十倍。
尚、尻尾の先の蛇に噛み付かれると、猫は十秒しないうちに死にいたる。『宝の守護神』は炎を吹く事が出来るとの噂も。
この怪物を倒した暁には、『太陽の雫』と呼ばれる宝と、その他ダイヤモンドやルビー等、金銀財宝が手に入る。
これは願いを3つまで叶えてくれるお宝として海賊や山賊達が喉から手が出る程欲しがっている財宝。だが、世界に一つしかない為、希少価値はMAX。
脱出方法は、極小の可能性に掛けて入り組んだ道を引き返すか、『宝の守護神』を倒して道を切り開いて貰うか。(『宝の守護神』のみが知る、裏道があるらしい。)
私の弱い頭でどうにか作ってみました。
勿論捨ててもなんでもしても構いません^ ^
ノーススノウ- 年長戦士
- 投稿数 : 137
Join date : 2015/05/16
所在地 : 11次元
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
*紅の宮殿
*いつ、どこで現れるかはわからない。気がつくと海のなかに聳え立っている。すべてが紅い氷と氷柱でできている。
だが、氷だからといって触ると危ない。実は触ると物凄い熱を発するのだ。
宮殿の中に入ると不思議な現象が数々起きる。いきなり暖炉に火がついたり、扉が勝手にしまったりなど。
一番奥にある部屋へとたどり着くと、紅の女王スカーレットがいる。彼女の姿はハーピーであり、その翼には炎をまとっている。
問いかけに正しく答えられると更にその奥にある階段をあがって紅の塔へと入ることができる。答えられなければ彼女の翼で焼き殺される。そこにある暖炉には美しい炎が燃えており、その炎は真実を見分ける。炎の中を通ると嘘をついていないものは船へと帰れて嘘つきは焼け死ぬ。
ちなみに簡単に女王の元へはたどり着けず、サラマンダーやドラゴンの攻撃を掻い潜って来なければいけない。
別名炎の迷宮
*脱出方法 ・スカーレットに会い、見破りの炎に入る(成功したものはいない)
・無理矢理扉を抉じ開けて外へ出る(成功したものはいない)
消去、変更などお好きにどうぞ!
*いつ、どこで現れるかはわからない。気がつくと海のなかに聳え立っている。すべてが紅い氷と氷柱でできている。
だが、氷だからといって触ると危ない。実は触ると物凄い熱を発するのだ。
宮殿の中に入ると不思議な現象が数々起きる。いきなり暖炉に火がついたり、扉が勝手にしまったりなど。
一番奥にある部屋へとたどり着くと、紅の女王スカーレットがいる。彼女の姿はハーピーであり、その翼には炎をまとっている。
問いかけに正しく答えられると更にその奥にある階段をあがって紅の塔へと入ることができる。答えられなければ彼女の翼で焼き殺される。そこにある暖炉には美しい炎が燃えており、その炎は真実を見分ける。炎の中を通ると嘘をついていないものは船へと帰れて嘘つきは焼け死ぬ。
ちなみに簡単に女王の元へはたどり着けず、サラマンダーやドラゴンの攻撃を掻い潜って来なければいけない。
別名炎の迷宮
*脱出方法 ・スカーレットに会い、見破りの炎に入る(成功したものはいない)
・無理矢理扉を抉じ開けて外へ出る(成功したものはいない)
消去、変更などお好きにどうぞ!
レパードクロー- 副長
- 投稿数 : 335
Join date : 2015/05/17
所在地 : ちゃぶ台帝国にある実家
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
ななな、なんということでしょう!
どれもわたしでは思いつかないものばかりです、ありがとうございます‼
この素晴らしい舞台で冒険する猫たちを想像するだけで、わくわくしてきます^^
後日、ていねいにコメントを返信させていただきますね。
一刻も早く航路を完成させねば!w
どれもわたしでは思いつかないものばかりです、ありがとうございます‼
この素晴らしい舞台で冒険する猫たちを想像するだけで、わくわくしてきます^^
後日、ていねいにコメントを返信させていただきますね。
一刻も早く航路を完成させねば!w
ティアーミスト- 年長戦士
- 投稿数 : 135
Join date : 2015/05/17
Age : 22
所在地 : Love the life you live. Live the life you love.
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
締切です!皆様ご応募ありがとうございました!
ティアーミスト- 年長戦士
- 投稿数 : 135
Join date : 2015/05/17
Age : 22
所在地 : Love the life you live. Live the life you love.
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
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☠海賊猫たちの冒険☠
♘緑の呪島───── うねる密林に覆われた小さな島。島の中央に生えている大木の
金の果実のなかには、宝箱の鍵が隠されている。しかし、伝説によれば島には恐ろしい呪が
かかっているらしい。
・
・
・
♞砂漠のラビリンス───── 砂漠地帯に存在する、大きな湖に浮かぶ島。海賊殺しの迷宮
と恐れられている。最深部にある神殿にたどりついたものは、莫大な財宝を得られると
言うが……? ラッキークローさん提供
・
・
・
♘太陽の守護下にある離島───── 荒れ狂う海を越えたところにある離島。海賊の間では
『ソーラーディフェンド』と呼ばれている。三つの願いがかなうと言う「太陽の雫」を手に
入れる為、離島に足を踏み入れた猫は数知れないが、生還できたのものはだれひとり存在
しない。 ノーススノウさん提供
・
・
・
♞バケモノ列島───── 動植物豊富で平和なみなみのしま。 みな人懐っこくて親切
だが、森の奥にポツンとたたずむ社に近づいた途端に、攻撃的な化け物と化す。
油断の出来ない島。 ヒーステイルさん提供
・
・
・
♘ローレライ・ロウラ───── 透き通った氷でできた、冷たく、恐ろしい洞窟。 美しい歌声と
共に大波が発生し、気づいた時にはこの洞窟に入っていると噂されている。 脱出方法
はただひとつ。洞窟にすむ「ローレライ」を見つけ出し、話を付けること。 ヒーステイルさん提供
・
・
・
♞紅の宮殿───── 突然、その謎に包まれた姿を現す宮殿。 触るとやけどする氷や
炎の翼をもった女王などが存在している。宮殿内ではさまざまな怪奇現象が起こるとか。
太古の昔の書物によれば、サラマンダーやドラゴンなども潜んでいるらしいが、実際の所は
よくわかっていない。 レパードクローさん提供
皆さまから素晴らしいアイデアをいただいたにもかかわらず、こんなにもお待たせしてしまってごめんなさい(><;)
こちらがディストラクション号の今後の航路となっております! 説明につきましては、わたしが短くしてしまっているものも
あります。ご了承ください。ご自身のアイデアについて、なにか訂正・付けたし等ございましたら言ってくださいね^^
(なお、港につきましては旅の途中で数日立ち寄るかもしれません……そのときはまたご報告いたします)
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☠海賊猫たちの冒険☠
♘緑の呪島───── うねる密林に覆われた小さな島。島の中央に生えている大木の
金の果実のなかには、宝箱の鍵が隠されている。しかし、伝説によれば島には恐ろしい呪が
かかっているらしい。
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♞砂漠のラビリンス───── 砂漠地帯に存在する、大きな湖に浮かぶ島。海賊殺しの迷宮
と恐れられている。最深部にある神殿にたどりついたものは、莫大な財宝を得られると
言うが……? ラッキークローさん提供
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♘太陽の守護下にある離島───── 荒れ狂う海を越えたところにある離島。海賊の間では
『ソーラーディフェンド』と呼ばれている。三つの願いがかなうと言う「太陽の雫」を手に
入れる為、離島に足を踏み入れた猫は数知れないが、生還できたのものはだれひとり存在
しない。 ノーススノウさん提供
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♞バケモノ列島───── 動植物豊富で平和なみなみのしま。 みな人懐っこくて親切
だが、森の奥にポツンとたたずむ社に近づいた途端に、攻撃的な化け物と化す。
油断の出来ない島。 ヒーステイルさん提供
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♘ローレライ・ロウラ───── 透き通った氷でできた、冷たく、恐ろしい洞窟。 美しい歌声と
共に大波が発生し、気づいた時にはこの洞窟に入っていると噂されている。 脱出方法
はただひとつ。洞窟にすむ「ローレライ」を見つけ出し、話を付けること。 ヒーステイルさん提供
・
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♞紅の宮殿───── 突然、その謎に包まれた姿を現す宮殿。 触るとやけどする氷や
炎の翼をもった女王などが存在している。宮殿内ではさまざまな怪奇現象が起こるとか。
太古の昔の書物によれば、サラマンダーやドラゴンなども潜んでいるらしいが、実際の所は
よくわかっていない。 レパードクローさん提供
皆さまから素晴らしいアイデアをいただいたにもかかわらず、こんなにもお待たせしてしまってごめんなさい(><;)
こちらがディストラクション号の今後の航路となっております! 説明につきましては、わたしが短くしてしまっているものも
あります。ご了承ください。ご自身のアイデアについて、なにか訂正・付けたし等ございましたら言ってくださいね^^
(なお、港につきましては旅の途中で数日立ち寄るかもしれません……そのときはまたご報告いたします)
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ティアーミスト- 年長戦士
- 投稿数 : 135
Join date : 2015/05/17
Age : 22
所在地 : Love the life you live. Live the life you love.
Re: ☠海賊猫たちの冒険☠
再開待ってます(´・ω・`)勝手に支援中・・・
【ハウル・R・D】
「エレジー?」ハウルの澄んだ声はよく通るが、肝心の返事はない。
おっかしーなー、と小首を傾げながら、もう一度「エレジー!」と名を呼ぶ。
「もっと奥の方にいるんですかね?」ふんふんと匂いを嗅ぎ、ちょっと不安そうにフォレストが体を縮こませた。「それか、気付いていらっしゃらないか」
「どっちにしろいくら呼んだって効果ねえぞ」スノウが同意して頷く。歩くスピードが早くなった。
「そうかー。でも他になんも方法思いつかねえな」
「まじか・・・」
スノウが絶望したように呟き、赤い目を眇めてふるふると首を振る。馬鹿にされてんのか?まあ馬鹿なんだけど!!
不意に、フォレストがあっと小さく言った。
「あっちの方から話し声がしますよ!雌猫の声もします!行ってみませんか?」
彼女は誇らしげに楽しげに、ぱあっと顔を輝かせて尻尾をぴーんと伸ばした。小さな体をうずうずと動かす様子は可愛らしい。
「おう!行くか!!」
なんだか嬉しくなってハウルはにっと笑った。人見知りな友達が明るくなると嬉しいのだ。馬鹿な単細胞の奥の面倒見の良さが垣間見えた一瞬である。
3匹はそろって駆け出し、耳をぴんと立てて声を辿った。
ハウルが妹のように笑い合い、兄のように慕ってくれるエレジーは、落ち込んでいたりしないだろうか?そんな不安を抱きながらそうっと覗く。両親がいない中育った彼にとって、親しい友人が落ち込む姿は見たくなかった。
しかし、ハウルはほっと息をつき、豪快にわははと笑った。
「元気そうだな。あれ、誰だ・・・?」
スノウがぽつりと呟いた。
【ハウル・R・D】
「エレジー?」ハウルの澄んだ声はよく通るが、肝心の返事はない。
おっかしーなー、と小首を傾げながら、もう一度「エレジー!」と名を呼ぶ。
「もっと奥の方にいるんですかね?」ふんふんと匂いを嗅ぎ、ちょっと不安そうにフォレストが体を縮こませた。「それか、気付いていらっしゃらないか」
「どっちにしろいくら呼んだって効果ねえぞ」スノウが同意して頷く。歩くスピードが早くなった。
「そうかー。でも他になんも方法思いつかねえな」
「まじか・・・」
スノウが絶望したように呟き、赤い目を眇めてふるふると首を振る。馬鹿にされてんのか?まあ馬鹿なんだけど!!
不意に、フォレストがあっと小さく言った。
「あっちの方から話し声がしますよ!雌猫の声もします!行ってみませんか?」
彼女は誇らしげに楽しげに、ぱあっと顔を輝かせて尻尾をぴーんと伸ばした。小さな体をうずうずと動かす様子は可愛らしい。
「おう!行くか!!」
なんだか嬉しくなってハウルはにっと笑った。人見知りな友達が明るくなると嬉しいのだ。馬鹿な単細胞の奥の面倒見の良さが垣間見えた一瞬である。
3匹はそろって駆け出し、耳をぴんと立てて声を辿った。
ハウルが妹のように笑い合い、兄のように慕ってくれるエレジーは、落ち込んでいたりしないだろうか?そんな不安を抱きながらそうっと覗く。両親がいない中育った彼にとって、親しい友人が落ち込む姿は見たくなかった。
しかし、ハウルはほっと息をつき、豪快にわははと笑った。
「元気そうだな。あれ、誰だ・・・?」
スノウがぽつりと呟いた。
ヒーステイル- 副長
- 投稿数 : 282
Join date : 2015/05/17
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