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部族猫体験トピック【見習い以外の3の6のキャラクター】

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今の所サンダー族の猫しかいませんが、開催してからもずっとそうでしたら大集会はどうしますか?

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投稿 by ライトハート Sat Jul 16, 2016 11:23 am

【スコールポー】

マウスウィスカーが来て、訓練が始まった。

「じゃあ、訓練を始めましょう。まずは私たちがするから見ていてね」

ソーレルテイルは、マウスウィスカーにしっぽを振った。

「リヴァー族は、太っていて動きがにぶいわ」

クリアポーが頷くと、ソーレルテイルは続けた。

「じゃあ、スコールポー、ウィンド族とシャドウ族は?」

スコールポーは必死に考えを巡らした。

「えっと、ウィンド族は小柄で素早くて………シャドウ族はずる賢い戦い方をする、であってますか?」

「そうね。大体あっているわ」ソーレルテイルはうなずいた。

「じゃあ、一番戦う確率が高いウィンド族とシャドウ族と戦う時の訓練をしましょう」

「フラワーポーもいるので、まだ簡単なウィンド族がいいと思います」

マウスウィスカーが横から言った。

「ええ。じゃあ、まずは指導者同士で戦った後、スコールポー対フラワーポーで訓練をさせましょう」

スコールポーは緊張してきた。先輩だから、この戦いは失敗できない。

狩りと戦いで言うなら、戦いの方が上手いと感じていた。

あの犬と戦った時の感覚。倒せた時の達成感。


「じゃあ、ウィンド族は素早いけど力は弱いわ。

私がウィンド族の戦士だと思い込んで、攻撃を仕掛けてみて」

スコールポーは考えを巡らした。

一度、ウィンド族と戦った事がある。ウィンド族はどう戦っていたっけ?ウィンド族の弱点は?

考えても仕方がない。とりあえず、がむしゃらにやってみよう。

スコールポーは身構え、ぱっと駆け出した。

視線は向う側にある木だ。そうさせる事で、ソーレルテイルにどこを狙っているか当てられずに済む。

ソーレルテイルは目をぐっと細め、スコールポーが前足を突き出したと同時に横に移動した。

足が地面についた瞬間に、スコールポーはソーレルテイルの後ろ足を引っかけた。

ソーレルテイルは地面に転げた。

スコールポーは起き上がらせるすきも与えず、ソーレルテイルを押さえつけた。

「お見事」ソーレルテイルは息を切らした。「さ、そろそろどいてちょうだい」

スコールポーはソーレルテイルを立たせた。

「今のはどうですか?」

「そうね。実際、ウィンド族はもっと素早く動くと思うけれど、上出来だわ」

「ありがとうございます」

「じゃあ、もう少し訓練しましょう。そうしたら、フラワーポーと訓練よ」

【ポイント】85

ライトプールさん、交流しました~!

マウスウィスカーと訓練してるところからでも、スコールポーと訓練しているところ……どこから始めてもおkですよ!

柏花さん
そうですね、本当はそうなってます………ややこしくてすいません(汗)
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投稿 by ライトプール Sat Jul 16, 2016 7:32 pm

【フラワーポー】


私は、スコールポーとソーレルテイルが戦いの訓練を始めるのを見ていた。

スコールポーが指導者の後ろ足をひっかけ、押さえつけた。

スコールポー、狩りも戦いも上手って、すごい!私も、上手になりたいなぁ。

と、マウスウィスカーがしっぽを振って私を呼んだ。

「フラワーポー、スコールポーの攻撃を見ていたかい?」 私は頷いた。

「視線は、敵じゃない。そうすれば、敵はこっちがどこを狙っているかわからない。
 
 ちょっとやってみてくれるかい?」

私は頷き、移動した。指導者の向こうにある木を見て、跳んだ。

が、爪を出していない前足は、指導者のヒゲをかすっただけだった。

そして、簡単に押さえつけられてしまった。

抵抗しようとするが、できない。すると、指導者が離してくれた。

「おまえは力が弱いな。それから、相手がどう動くか、考えてから攻撃しろ」

・・・できるかなぁ?ちょっとだけ不安になった。

「じゃあ、ソーレルテイルに、指導者同士で戦ってみようって言ってくるよ。

 見ていれば、何かわかるかもしれない」

そう言うと、指導者はソーレルテイルのところに行った。


____________________________________________

ライトハートさん、続きお願いします~!


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投稿 by ライトハート Sun Jul 17, 2016 1:32 pm

【スコールポー】

スコールポーはソーレルテイルのわき腹を爪の出ていない前足で殴った。

ソーレルテイルは転がり、その時にスコールポーにキックをくらわした。

次に立ち上がった瞬間、ソーレルテイルはマウスウィスカーに気が付いた。

スコールポーは息を切らし、二匹の話を聞いた。

どうやら、指導者同士で戦ってフラワーポーに何かヒントを与えるらしい。

フラワーポーもいつの間にかスコールポーのそばに来ていた。

「そうね。いい考えだわ」ソーレルテイルはちらりとスコールポーを見た。「あなたも見学しておきなさい」

「わかりました」

スコールポーはうなずき、邪魔にならない所へフラワーポーと移動した。

「フラワーポー!俺がサンダー族、ソーレルテイルはウィンド族相手だ。よく見ておくんだぞ!」

フラワーポーは真剣な顔をしてうなずいた。

マウスウィスカーが先に攻撃を仕掛けた。

さっきスコールポーとソーレルテイルが訓練した戦い方と一緒だ。

その攻撃を読んだソーレルテイルは、あえてマウスウィスカーの攻撃を避けなかった。

ソーレルテイルは二本足で少し立ち上がった後、マウスウィスカーを踏んずけた。

「こんな感じよ__本当の相手なら、ここで肩に爪を食い込ませるわ」

マウスウィスカーを起こしてやりながらソーレルテイルはフラワーポーに言った。

「さ、今度はお前達でやってみな」

マウスウィスカーはフラワーポーに前へ来るよううながした。

「あなたもよ、スコールポー」

スコールポーはフラワーポーの前に立った。

「今回は、フラワーポーがサンダー族の猫、スコールポーがウィンド族の猫役にしよう」

【ポイント】85

ライトプールさん、出来ました~~!
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投稿 by ライトプール Sun Jul 17, 2016 2:07 pm

【フラワーポー】
____________________________________________


「今回は、フラワーポーがサンダー族の猫、スコールポーがウィンド族の猫役にしよう」

スコールポーが私の前に立った。

私はスコールポーの後ろにある木を見て、跳んだ。

スコールポーは、さっと横によけた。

押さえつけられそうになったが、ぎりぎりかわした。

次は、後ろ足を狙うことにした。

どこを狙っているかわからないように、今度は目を見て跳んだ。

私はスコールポーの後ろ足をひっかけた。

が、スコールポーは少しよろけただけだった。

そして、押さえつけられてしまった。抵抗しようとしたが、やはりできない。

「スコールポー、離してあげて」

ソーレルテイルが言った。スコールポーが離すと、続けた。

「フラワーポーは、動きは結構いいんだけど、力が弱いわね。まあ、もう少し

 やってみましょう」  


____________________________________________

ライトハートさん、続きお願いします!



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投稿 by ちくわ猫 Sun Jul 17, 2016 2:30 pm

【ミラーポー】

はぁ・・・。あれだけ苦労して、捕れたのは、

痩せたネズミたったの一匹。

私って狩りの才能ないのかなあ。

これじゃあ飼い猫以下だよ・・・

私は、悔しさにまみれてキャンプへ帰ってきた。

キャンプでは、先に着いたミリーが待っていた。

明日はライオンブレイズ達とパトロールにいくらしい。

もちろん私もついていく。

明日はいい日になりますように!
________________________________

19+3=22 22ポイントです。

ヘザーストームさん、交流お願いします!
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投稿 by ヘザーストーム Sun Jul 17, 2016 3:51 pm

【アルダーポー】

なんだかいろいろ考えてしまったアルダーポーは、パトロールに参加することにした。しかし、ライオンブレイズはまだ本調子ではなく、あまり激しい運動ができないので戦いの訓練はできない。

パトロールには、ミラーポーとミリーも参加している。

途中で、フラワーポーに会った。胸が大きく高鳴る。

フラワーポーはにこっとほほえんだ。その笑顔に疲れが一気にふっとぶ。アルダーポーも、笑った。

「アルダーポー!遅れてるぞ」ライオンブレイズが叫んだ。

「あっ、すいません!」アルダーポーは言い、急いでライオンブレイズの方に行った。

「お前…フラワーポーのこと、好きなのか?」

指導者に言い当てられ、なんだか胸のあたりがどぎゅぅーん!とした。
そ、そんなに明確で分かりやすいの?まだ好きになってちょっとしかたってないのに…

「噂っていうのはすぐに回るもんさ」
ライオンブレイズはぱちっとウインクした。なかなか、きまっていた。

その後、ミラーポーが近くにきた。

「あの…アルダーポーですよね」
ミラーポーは言った。

「うん、そうだよ。」
アルダーポーはこたえた。

二匹はいろいろおしゃべりした。

親のこと、世間話、他の部族のこと───。

「アルダーポーは、好きな猫はいるんですか?」
ミラーポーに聞かれ、アルダーポーはほっとした。まだ噂を聞いていない猫がいる。

「……ええと、いる、っちゃいる、かな…」
恥ずかしいけど、嘘はあまり言いたくないので正直に言った。

「え!?そ、そうなんですか!?」
ミラーポーはものすごく驚いたようで、目を大きくした。
「だ、だれですか!!?」

「そ、それはナイショ!!!」
アルダーポーは真っ赤になりながら言った。

「あ、い、今さらだけど。」
アルダーポーはにこっと笑って言った。

「友達になってくれないかな?」



ちくわ猫さん、続きよろです!

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投稿 by ライトハート Sun Jul 17, 2016 4:57 pm

【スコールポー】

スコールポーはフラワーポーの攻撃を避け、押さえつけた。

だがフラワーポーは強く後ろ足を蹴り、その足がわき腹に当たってスコールポーの力がゆるんだ。

その隙にフラワーポーはぱっと起き上がり、スコールポーを投げ飛ばした。

「お見事!」マウスウィスカーが興奮した声をあげた。

スコールポーは地面に倒れこんだ。

「あ、大丈夫ですか?」フラワーポーが心配そうに顔を覗き込んだ。

「ああ。少し油断しただけだ」

負けた事が悔しくて、ぶっきらぼうに言った。

スコールポーはため息をつき、起き上がった。

「このぐらいにしておきましょう」ソーレルテイルが見習い達のそばに行った。

「偉かったぞ、フラワーポー」

指導者に褒められ、フラワーポーは嬉しそうにした。

「スコールポーもよくやったわ。でも、例えどんな相手でも油断しない事よ」

スコールポーは返事をしなかったが、ちゃんとその事を学んだ。

次からはどんな相手でも油断はしないようにしなければ。



訓練が終わり、一同はキャンプに戻った。

かなり疲れていた。午後からは一匹で狩りに行かなくちゃいけないのに。

獲物の山から大きめのリスをとった。

ガツガツ二口で平らげると、少し日向でのんびりしてからソーレルテイルの所へ向かった。

体力は回復し、また新しい力がみなぎった。きっと次の狩りは成功するに違いない。

「そろそろ狩りに行ってきます」

「わかったわ。あと、私はあなたの事をずっと監視しているから。それを忘れないでね?」

「はい」

「夕方、空がオレンジ色になったらキャンプに一度戻ってきて」

スコールポーはうなずき、トンネルへ向かった。

先は長いので、あまり体力を無駄にしないようゆっくりと歩いて行った。


【ポイント】81+3(戦う訓練をしたから)=84

ライトプールさん、訓練終わらせて見ました!
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投稿 by ライトプール Sun Jul 17, 2016 7:02 pm

【フラワーポー】

あれから、私たちはしばらく訓練を続けた。

スコールポーは、私が攻撃すると地面に倒れこんだ。

「あ、大丈夫ですか?」

心配になって、スコールポーの顔を覗き込んだ。もしかして、ケガさせちゃった?

「ああ。少し油断しただけだ」

スコールポーは、ちょっとぶっきらぼうにそう言うと、ため息をして起き上がった。

「じゃあ、帰りましょう」

ソーレルテイルが言うと、私たちはキャンプへと歩きだした。

キャンプについた。・・・おなかすいたなぁ。

「何か食べていいですか?」 私は言った。

「長老たちに獲物を届けてこい。その後は、しばらく自由にしていいぞ」指導者が答えた。

「わかりました」

私は、獲物置き場から、ネズミ2匹とハタネズミ1匹を取って、長老の部屋に行った。

「獲物を持ってきました」

「やあ、フラワーポー。ありがとう」

ロングテイルが言った。他の長老たちは眠っている。

「ネズミをくれるかい?」

私は、ロングテイルにネズミを持っていった。

「あとの獲物は、そこに置いておくといい」

私は、ロングテイルの示したところに獲物を置いてから聞いた。

「何かすることはありますか?」

「いや、大丈夫だ。もう帰ってもいいぞ」

「わかりました」 そう言って部屋を出た。

私は獲物置き場に向かった。

おなかすいた。何食べようかなぁ。


______________________________________________

ライトハートさん、了解です!w

【ポイント】11+3+3=17

(狩りをしたから)、(長老の世話をしたから)

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投稿 by ライトプール Sun Jul 17, 2016 7:05 pm

すいません、ポイント間違えてました!
長老の世話は2ポイントなので・・・。
11+3+2=16
で、16ポイントです!

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投稿 by ちくわ猫 Mon Jul 18, 2016 12:26 pm

【ミラーポー】

はあ・・・。やっぱり、いるのかあ。

実は、私は、アルダーポーが好きだ。

特に好きなのは、長老の世話をしている時の彼。

この前、長老部屋で長老の世話をしているのをみた。

すごく楽しそうだった。

そんな姿が、なんだか良かった。

見ているだけで、心がほかほかした。

これはたぶん恋だと思う。

______________________________________

なんだかややこしいですね。
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投稿 by ライトハート Tue Jul 19, 2016 11:24 am

【スコールポー】

スコールポーはトンネルを出ると、シャドウ族の縄張りの方へ向かった。

そっちの方が獲物がよく捕れると考えたのだ。

スコールポーはずっと、背後で視線を感じていた。ソーレルテイルがどこからか監視しているのだ。

そう思うと緊張したが、深呼吸をしてどうにか落ち着いた。

大丈夫だ。午前のようには失敗しないぞ。

スコールポーは気合を入れなおし、まず風の向きを確かめた。

どうやら向かい風のようだ。運が良ければ、獲物はこちらに気が付かれないですむ。

最初に漂ってきた匂いは、ネズミだった。

スコールポーは匂いのする方向へ風の向きに気を付けながら足音を立てずに近づいた。

ネズミの細い尻尾の姿が見えた。あと何歩か進むと、ぱっと飛び掛かった。

ネズミは鳴き声を上げる瞬間もなく息絶えた。

そのネズミを土にかけ、また狩りに集中した。

短期間で、ネズミ二匹、リス一匹、ムクドリ一匹を捕まえた。

後何かもう一匹捕まえれば、ソーレルテイルも文句は言わないだろう。

ふと、大きなリスが木の実をかじっていた。

まだスコールポーには気が付いていないのか、リラックスしている。

スコールポーはリスの捕まえ方を頭でイメージし、実行した。

リスに牙を食い込ませ、狩りは成功した。

だが、スコールポーはとある事に気が付いた。

シャドウ族の縄張りに少し踏み込んでしまったのだ。

ぞくっとしたスコールポーは、慌てて自分の縄張りに戻った。

恐怖で毛が逆立ち、目を満月のように丸く見開いた。

嘘だ!いつの間にシャドウ族の縄張りに入ったんだ?

そうだ。確か、リスを狙ってた時だろうか。

あんなに太ったリスは見た事がなかった。つい当たりを気にしている余裕はなかったのだ。

だが、言い訳しても意味がない。とりあえず、この場から離れなければいけない。

その前に、さっと状況を確かめた。

匂いからすると、シャドウ族が来たのは随分前らしい。

スコールポーはほっとした。ソーレルテイルにはバレても、シャドウ族にはバレる事はないだろう。

まだ心臓をドキドキ言わせながら、駆け足でその場を後にした。


さっきのリスを持ち帰った。空はもうオレンジ色だ。夕方になったのだ。

ソーレルテイルは冷たい顔でスコールポーを待っていた。

「さ、どうやらまだ獲物があるみたいね。私も手伝うわ」

「はい」

スコールポーはおとなしく返事をした。

とりあえずリスを獲物の山に加え、ソーレルテイルと一緒に獲物を探した。

二人で手分けして獲物をキャンプまで運んだ。

運んでいる途中、気まずい空気が流れ、スコールポーは嫌になった。

多分ソーレルテイルの口が開いていたら、お説教を食らっていた事だろう。


「それで?」

キャンプに戻り、ソーレルテイルはスコールポーを睨み付けた。

スコールポーは目を伏せ、じっとしていた。

「シャドウ族の縄張りに踏み込んだそうね」

「き、気が付かなかったんです………」

「それはあり得ないわ。だって、向かい風だったんだから、気が付くはずよ」

それ以上言い訳しても無駄だとわかり、スコールポーは頭を下げた。

「申し訳ありませんでした」

「次から気を付ける事。あなたには罰を与えるわ。

ポイントは-5、そして長老の世話など役に立つ事をする事。

私が良いと言うまでキャンプを出てはいけません」

大集会はどうなるんだろう。行けないのだろうか。

その心を読んだのか、ソーレルテイルは続けた。

「大集会はあなたの頑張り次第、まだチャンスはあるわ」

「ありがとうございます」

「さあ、もう行っていいわよ」

スコールポーはもう一度頭を下げ、見習い部屋へ向かった。

獲物はたくさん捕れたが、最後に大失敗してしまった。

食欲もなかった。

だが、とりあえず頑張って長老の世話をし、大集会に行けるようにしなければ。

【ポイント】84+3(狩りをしたから)=87-5=82
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投稿 by ライトプール Tue Jul 19, 2016 1:16 pm

【フラワーポー】

私は、獲物置き場の近くにいた。

と、スコールポーがキャンプに入ってきた。ソーレルイルも一緒だ。

2匹は、くわえていた獲物を置いて何か話しだした。

だが、声が小さかったので、なんと言っているかはわからなかった。

しばらくすると、スコールポーが見習い部屋に入っていった。私はそこに向かった。

部屋に着くと、呼びかけてみた。

「スコールポー?」

「なんだ?」 声が返ってきた。

「ねえ、一緒に何か食べない?」 私は言った。

「ごめん、疲れてるんだ」 スコールポーが答えた。

「そっか、わかった。じゃあ、あとでね」 そう言って部屋を出た。

外に出ると、パトロール隊が帰ってきていた。

私は、また獲物置き場に向かった。



・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。


ライトハートさん、交流させていただきました!
口調等大丈夫ですか?

【ポイント】16

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投稿 by ジェイホープ Tue Jul 19, 2016 4:35 pm

【カウベリーポー】

「さて、今日は……」

おそらく、訓練最後の日。カウベリーポーは緊張した面持ちで立っていた。

「狩りのテストに行ってもらうわ!」

「やったぁ!あの…えっと…これが終わったら」

ブライトハートは笑った。それは見習いになった時から何も変わらない優しい笑みだった。まるで成長した子を見るような__大きくなったねなんて言いそうな__そんな表情。

「戦士になれるわ。ヘマをしなければね」

「範囲は……」

ブライトハートが説明をし始めた。その声は私に緊張を与える。

「今まで戦士の掟を破らなかった貴女だもの。今回に限りそんなことはしないでね」

勿論。戦士の掟を破る気なんてさらさらない。

哀れな浮浪猫に獲物をあげたり、情を持ってやった事は間違いだとは思わないし、私だってそうしただろう。
だけど、正義と悪は紙一重。正しいかどうかなんてわからない。

私は私より多くを知ったスター族が導いてくれるのを信じる。
だから私は私が、そしてスター族が信じる事を貫く。戦士の掟は破れない。

そんなカウベリーポーの表情を見てブライトハートは一瞬悲しげな表情を浮かべた。勿論彼女は気付かない。

「いってきますねっ 」

ふわふわとした声と同じくらいふわついたカウベリーポーはキャンプを出ていった。

「彼女は偉大な戦士になるわ……」

ブライトハートから呟きが漏れた。
人一倍優しさと正義に溢れた子だ。悩むのは目に見えている。彼女が思う様に、正義と悪は紙一重。あらゆる意味で……

自分の正義が自分の首を絞める日が来るかもしれない。

ブライトハートは我に返ると、弟子を見失わないように駆け出した。


_______________

「これで終わりにしましょうっ」

カウベリーポーはクロウタドリを見つけた。それも特大だ。

気付かないようにそうっと軽く……

今までにハタネズミを1匹と、リス1匹。そしてウサギを2匹も仕留めた。
巣穴に隠れていて土まみれになりながらどちらも捕まえた。

途中、火照った毛皮を小川で冷やし、今度は日陰の多い密生した森へ足を踏み入れた。

そして最初の獲物だ。

白い足先がクロウタドリに触れた。しかし、跳びが甘かった。カウベリーポーはクロウタドリに半分手を触れて押さえつけている。

クロウタドリが喚いて逃げようとする。
カウベリーポーは上体を起こすと、クロウタドリを仕留めた。甲高い声が1度響いて止まった。

「ごめんなさい…くるしかったですよね」

今日最悪のミスだ。獲物はいたぶらずに素早く仕留めるのが礼儀なのに……

私はクロウタドリの魂に祈りを捧げて、他の獲物を掘り返した。

ひとまず、テストはやり遂げたのだ。カウベリーポーの胸には高揚感が残っていた。

キャンプへ帰ると、ブライトハートがごろごろと喉を鳴らして出迎えた。

「よくやったわね 。ファイヤスターと相談して今夜命名式を行ってもらうわ!」



________________

100point
狩りのテスト(+3)

一足先に戦士昇格です!w次は命名式を書かせてもらいますw
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投稿 by ヘザーストーム Tue Jul 19, 2016 5:41 pm

【アルダーポー】

アルダーポーは、ミラーポーから返事がなく、こまってしまった。

いや、こまっているのな彼女かもしれない。急に友達とか言っちゃったし…アルダーポーは、声をかけてみた。

「大丈夫?」

「大丈夫です」

ミラーポーは、にこっとほほえんだ。

でも、そのまま指導者のところまで追いついて行ってしまった。

アルダーポーは、ひとりでとぼとぼ歩いた。


そして、キャンプに帰ってきた。「じゃ、解散だ。食事やら昼寝やらしていいぞ」ライオンブレイズはそう言い、戦士部屋に入って行った。

よく見ると、フラワーポーが獲物置き場にいる。

「ふ、フラワーポー!一緒に、獲物食べない?さっき、おおきなウサギを捕まえたんだ!」アルダーポーは、緊張しながら声をだした。

フラワーポーは、ぱっと顔を輝かせ、さっきの巨大ウサギをひきずりはじめた。

アルダーポーは、フラワーポーのとなりにすわり、フラワーポーの毛皮に触れた。
とても暖かかった。

そして二匹は、がつがつウサギを食べ始めた。アルダーポーは、こんなにおいしいウサギを食べたことがないと思った。

「おいしかった~!」

「だね!」

二匹は笑いあう。そしていろいろしゃべりはじめた。

「アルダーポーは、獲物で何が好き?」

「ハトとかの、鳥かな…」

こんな穏やかで、嬉しいおしゃべりは初めてだった。もちろん、今までそういうおしゃべりをしたことがある。だが、なんだか今のはそんな話とは違う感覚だった。

そして、二匹はグルーミングをした。ちょっとずつ、おしゃべりをまじえながら。

「じゃあ、フラワーポー!またね!」

ひとしきりしゃべった後、アルダーポーはそう言って見習い部屋に帰った。あー、楽しかった!



ライトプールさん、交流しました!w
だれか交流おねがいします~!

Point 53+3+1=57  57p
(指導者とパトロール)(フラワーポーとグルーミング)

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投稿 by ライトプール Wed Jul 20, 2016 1:12 pm

【フラワーポー】

私が獲物を選んでいると、アルダーポーが話しかけてきた。

「ふ、フラワーポー!一緒に、獲物食べない?さっき、大きなウサギを捕まえたんだ!」

私はうれしくなった。ひとりで食べるのは、ちょっとさみしかったのだ。

獲物置き場に目をやると、大きなウサギが置いてあった。たぶん、これのことだろう。

私がウサギを取ると、アルダーポーがとなりに来て、座った。

そして、私たちはウサギを食べ始めた。食べ終わると、いろんなことを話した。

「アルダーポーは、獲物で何が好き?」 私は聞いた。

「ハトとかの、鳥かな…」アルダーポーが答えた。

その後もいろいろ話し、グルーミングしあった。

「じゃあ、フラワーポー!またね!」

たくさん話した後、アルダーポーは見習い部屋に入っていった。

「じゃあね!」

私はそう言うと、のびをした。

と、指導者がこっちに歩いてきた。

「フラワーポー、後で、シャドウ族との境界線のパトロールをすることになった。

 それと、見習いを誰か1匹連れてきてくれ」

「わかりました」 私が言うと、指導者は戦士部屋に入っていった。

私は見習い部屋に向かった。
_______________________________________________


ヘザーストームさん、ありがとうございます!
そして、誰か一緒にパトロールに来てください!


【ポイント】16+1=17
(アルダーポーとグルーミング)

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投稿 by ウィンターリーフ@冬葉 Wed Jul 20, 2016 2:00 pm

お久しぶりです! オーシャン君を復活させますので、交流して頂けると嬉しいです。
ライトプールさん、交流させて下さい^^



【オーシャンポー】 




酷く眠かったのを覚えている。
オーシャンポーは大きく伸びをすると、昨夜のことを思い出しため息をついた。
指導者のダストペルトのこと。昨夜は野生の血が滾っていたのか、単に暴れたかったのか知らないが無理やり夜の狩りに参加させられたのだ。月明かりが照らす縄張りを意気揚々と駆けていく指導者を見送って、欠伸をしていたら怒られたんだったか。
そのせいで何故か戦いの訓練になったし……勘弁してくれないかな、指導者さん。
苔の寝床の上に身体を横たえた姿勢のまま、己の身体を舐めて整える。昨夜引きずって来た兎の匂いがこびりついていて、お腹が空いていたのを思い出す。


「指導者が呼んでるところか……?」


独白し、軽く首を振った。
別にいい。呼んでようが呼んでなかろうが。昨日あれだけ連れ回したんだ、弟子の心配でもして頭でも冷やしておけ。
上品には見えない粗野な動作で、ゆっくりと起き上がった。さて、何をしようかと、のんびり思っていたとき。


「_____誰か、い………あ」


見習い部屋の入り口から誰かが入って来てオーシャンポーは目を細めた。
見知らぬ雌猫。柔らかそうな三毛柄の毛に、きらきらと光る葉のような緑の瞳。小柄な身体がこちらを認めたあと、ぴくりと跳ねた。
オーシャンポーは目を細めたまま雌猫を見つめ、軽く口角を上げた。はくはくと何か言いかけ止め、を繰り返す雌猫に声をかけてみる。


「名前は?」


雌猫はやや緊張しているのか。おずおずと二三歩こちらに近付いた後、躊躇いがちに口を開いた。


「フラワーポー。最近見習いになったの」


フラワーポー。花、ね。
オーシャンポーは無遠慮にもフラワーポーの全身を眺め回してしまった。最後にその緑の目に視線を止めると、恥ずかしそうに伏せられる。


「ぴったりな名前だねって、よく言われないか?」


こてん、とフラワーポーが可愛らしく首を傾げた。


「三毛柄の毛は花弁。緑の瞳は葉や茎に例えられると思うけどね。要するに、可愛いってこと」


薄っすら微笑んだままそう言えば、フラワーポーは顔を朱に染めた。
その初々しい反応におかしくなり、軽く声を上げて笑ってしまう。


そんな見習いに出会った今日は良い日になるかもしれない。










(口調、行動、こんな感じで大丈夫でしょうか? 続きよろしくお願いします!)
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投稿 by ウィンターリーフ@冬葉 Wed Jul 20, 2016 2:02 pm

なんでこんなに色が変わるのおおおおー!?
……読みにくくてすみません。次回から気をつけますm(__)m
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投稿 by ちくわ猫 Wed Jul 20, 2016 3:35 pm

【ミラーポー】

恥ずかしい。この上もなく恥ずかしい。

あのまま行ってしまった。

ホントは、友達になりたかったのに・・・。

だから、見習い部屋にいたアルダーポーに、

「私も、友達に、なりたい!」って、いうことにした。

ちょっと恥ずかしいけどね。

・・・でも、本当は友達以上になりたいんだけどな。
__________________________________

ヘザーストームさん、交流お願いします!
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投稿 by ライトプール Wed Jul 20, 2016 4:43 pm

【フラワーポー】

見習い部屋に入ると、雄猫が1匹座っていた。

すると、その猫が話しかけてきた。

「名前は?」

雄猫に、二三歩近づき、答えた。

「フラワーポー。最近見習いになったの」

その猫は、私の全身を眺め回した。

と、目が合った。だが、なんか恥ずかしかったので伏せた。

「ぴったりな名前だねって、よく言われないか?」

よくわからなくて、首を傾げた。

「三毛柄の毛は花弁。緑の瞳は葉や茎に例えられると思うけどね。要するに、可愛いってこと」

雄猫は少し微笑んで言う。

私は恥ずかしくなって下を向いた。

と、パトロールのことを思いだした。そして、言った。

「あの・・・パトロール来てくれませんか?」



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投稿 by ライトハート Wed Jul 20, 2016 5:00 pm

【スコールポー】

部屋へ戻り、一休憩しようとしたら、フラワーポーが心配そうに声をかけにきた。

ちょっと疲れただけだと告げた。

ひと眠りしようと思ったら、誰かが見習い部屋で喋っていた。

フラワーポーとオーシャンポーだ。

二匹の邪魔をしないように、スコールポーは部屋からそっと出て行った。

ひと眠りしたかったが、誰かが喋っているので寝れないと判断したのだ。

そうしてスコールポーはある事を思いついた。

ソーレルテイルは、長老の世話をしろと言ったはずだ。

まずダニ退治、コケを入れ替える。それをするには看護部屋でネズミの胆汁を先にもらわなければ。



「よう。リーフプールに用があるのか?」

スコールポーと性格も姿も少し似ていたジェイフェザーが作業を止めずに喋りかけた。

「いいえ。ネズミの胆汁を持って行こうと思って」

「ああ、聞いたぞ、スコールポー。悪さをしたんだって?」

スコールポーはむっつり黙った。

「__はいはい、その話はしたくないんだろ?ネズミの胆汁は奥にしまってある」

スコールポーはジェイフェザーを無視してネズミの胆汁をとりだした。

「うえ、くさい__ありがとうございました、ジェイフェザー」

スコールポーは文句を言うと、外へ出た。


長老たちはうとうとしていた。マウスファーがぐっすりと眠っており、ロングテイルだけが起きていた。

「やあ、スコールポー。そのくさいにおいはネズミの胆汁かい?」

「はい」

「そのにおいでマウスファーを起こすんじゃないぞ」

「ダニやノミはついてませんか?」

「とってくれるのかい?背中に一匹いると思うんだが____」

スコールポーはロングテイルの背中の毛をかきわけ、ノミをぽろりと落とした。

「ありがとよ。マウスファーはさっきから機嫌がよかったから、ノミはいないと思うよ」

「じゃあ、もういいですか?」

「ああ。行っておいで」

「それでは」

スコールポーは頭を下げ、長老部屋を後にした。


川で水を洗いたかったが、ソーレルテイルの許可を得なければ外には出してもらえないのだ。

ソーレルテイルを探した。

すると、戦士部屋の近くにいる事がわかった。

「ソーレルテイル?川に行っていいですか?」

「そのにおいを落とすのね?いいわよ」

ソーレルテイルはそう言いながら立ち上がり、スコールポーを監視するためについて行った。

【ポイント】82+2(長老の世話をしたから)=84
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投稿 by ウィンターリーフ@冬葉 Thu Jul 21, 2016 10:51 pm

ありがとうございます^^



【オーシャンポー】


「あの……パトロール来てくれませんか?」
「いいよ」

すんなり返すと、フラワーポーはほっとしたように地面を引っ掻いた。
その様子を眺めつつ、ゆっくりと立ち上がる。_____ダストペルトは何をやってるんだろうか。

「指導者は誰?」

見習い部屋を出ながら尋ねると、新緑色の目が出入り口に向いた。その方向には、まだ年若い戦士。

「「マウスウィスカー」」

はもった。
驚いたように小さく口を開けた三毛猫に微笑んでおいて、何もなかったように振る舞う。

「あ……名前……!」

今思い出したのか、本当にすまなさそうに首を垂れるとフラワーポーは上目遣いをした。……意図してやってる? そうでなくても愛らしいけれど。

「海」
「へ?」
「俺の名前は、海。一応覚えてくれると嬉しい」

ぽかんとしている見習いに、さっと尻尾を振ってやった。
軽く固まっているフラワーポーを置いて、マウスウィスカーに近付いて行く。

さて、パトロールは楽しいだろうか。







(すみません! 時間がないので丸投げで………。あと、うちのオーシャンがこんなですみませんm(__)m)
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投稿 by ライトプール Fri Jul 22, 2016 7:19 pm

【フラワーポー】

「いいよ」

その返事を聞いてほっとした。

私たちは見習い部屋を出た。

「指導者は誰?」

そうたずねられて、キャンプの出入り口近くを見た。

「「マウスウィスカー」」

はもった・・・!

私がびっくりして見ると、雄猫は微笑んだ。

「あ・・・名前・・・!」

今思いだした。ちょっと申し訳なくて首を垂れる。そして、雄猫を見上げた。

「海」

「ヘ?」

「俺の名前は海。一応覚えてくれるとうれしい」
  
雄猫_海_は、そう言うと、しっぽを振って歩きだした。

私は慌ててついて行く。

「やあ、オーシャンポー。じゃ、ダストペルトを呼んでくるよ」

マウスウィスカーは、そう言って戦士部屋に入っていった。

「海・・・オーシャンポー・・・指導者、ダストペルトなんですか?」

オーシャンポーはうなずいた。

と、指導者たちがこっちにやってきた。

「行こう」

ダストペルトが言うと、私たちはキャンプを出た。


___________________________________________

ウィンターリーフさん、ありがとうございます!
続きお願いします!



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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Fri Jul 22, 2016 10:09 pm

 【グルームポー】

 もうすぐ夜明けのパトロールが出発する時間にグルームポーは目を覚ました。

 この時間はまだ獲物も起きていないだろう。さて、もう一眠りしようかというところでグルームポーはあることを思いついた。夜明けのパトロールが出発してすぐならばブランブルクローを捕まえられるのでは?
 指導者は最近忙しいようで、グルームポーは訓練をほとんどできていない。この前犬のことがあったばかりだからしばらく戦いは起きないかもしれないが、戦闘技術はある程度ないと困るし、新しい獲物の捕まえ方もあるのなら学びたい。

 グルームポーはパトロール隊を見送ったばかりのブランブルクローに駆け寄った。

 「ブランブルクロー、もし良かったら午前中だけでも戦いの訓練をしてもらえませんか?」

 「そうだな、最近できていなかったし、よし、ついて来い」

 訓練場につくと、ブランブルクローは好きなタイミングでかかってくるように言った。グルームポーはその言葉に従い静かに構える。

 ブランブルクローの視線はぴたりとこちらに据えられていて、離れる様子が無い。力では敵わないから足を狙おうと思ったがこれではかわされてしまうだろう。
 少し迷った後、グルームポーはブランブルクローの足元めがけて走り出した。と、あと狐の尻尾3本分くらいのところで一気に方向転換しブランブルクローのわき腹を狙う。グルームポーの前足はブランブルクロ-のわき腹を掠めた。

 「狙いは良かったな。もしあとちょっと近くて、爪を出していたらうまく引っ掛けていただろう。距離感をつかむ練習をしよう」


 太陽が真上に昇るまで訓練をしたグルームポーはふらふらになりながらキャンプに戻った。指導者も息を切らしていたはずなのにキャンプに戻るころにはまったくそれが感じられなくなっており、昼のパトロール部隊の編成に向かった。その力はどこからわいてくるのだろうか?
 獲物置き場は誰かが補充してくれたのだろう、グルームポーが食べてもよさそうなくらい獲物がある。グルームポーはウサギを取るとあっという間にたいらげた。
 
 少し元気になったグルームポーは毛繕いをしてあたりを見回す。ここ最近で新入りの子がずいぶん増えた。喜ばしいことなのか、必要な獲物が増えてしまったということなのか……さっきまでそこそこあった獲物がもうネズミ2匹だけになっている。大きめの獲物を食べてしまったことだし、狩りに行かなくては。

 狩りはネズミ4匹、カササギ1羽といつもより良い結果だった。少しのどが渇いたので川のほうにいくと、そばにはもう青灰色に黒い縞の毛皮の猫がいた。見習いの中でも年長で、よく見かけるが話したことはまだない。

 「こんにちは」

 「ああ」

 向こうは木の陰から現れたグルームポーに少し驚いたようだったが挨拶を返してくれた。
 さて、声をかけてみたけれどどうしようか。1匹だけかと思って声をかけたのだけど、なぜか彼の後ろには彼の指導者がついていて私たちを油断無く見つめている。

 気まずい沈黙を破ろうと、とりあえず私は口を開く。

 「よく同じ時間に見習い部屋にいることはあったけれど、話すのは初めてだよね。私はグルームポー、よろしく」



 point 25(+21) 第二回大集会、指導者と訓練、戦う訓練

_____________________________________________________________

 ライトハートさん、交流しました。もし良かったら続きをお願いします!

 お久しぶりです!長い間更新が止まっていましたが、これからはもっと更新して皆さんと交流したいです。

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投稿 by ライトハート Sat Jul 23, 2016 11:00 am

【スコールポー】

足を洗っていると、後ろの方から気配がした。ソーレルテイルはずっと前から監視している。

違う、見習い猫のようだ。

「こんにちは」

「ああ」

スコールポーははっと振り返った。どうやらグルームポーみたいだ。

「よく同じ時間に見習い部屋にいることはあったけれど、話すのは初めてだよね。私はグルームポー、よろしく」

「僕はスコールポー。えっと、よろしくな」

最近話していないのもあって少し緊張した。後、ソーレルテイルが近くにいるせいもあるだろう。

スコールポーはちらりとソーレルテイルを見た。

「………私は先に帰るわね、グルームポー」

ソーレルテイルは優しい声でそう言い、こちらに近づいて耳打ちした。

「私がいないからと言って、油断しないでちょうだい」

スコールポーに返事を与える暇もなく、ソーレルテイルはさっとどこかに行ってしまった。

まだこの僕を信用していないのだろうか。一回間違いをおかしてしまっただけだと言うのに。

ま、いいや。これでグルームポーと喋れる。

「で?君はどうしてここに?」

【ポイント】84

ウィングシャドウさんお久しぶりです…!!是非また皆さんと交流してくださいね♪
続きお願いします!!
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投稿 by ウィンターリーフ@冬葉 Sun Jul 24, 2016 8:38 am

【オーシャンポー】


シャドウ族との境界線をパトロールすることになった。

先頭を指導者であるダストペルトが行き、その斜め後ろ辺りにマウスウィスカー。オーシャンポーはフラワーポーと並んで歩きながら、少し不機嫌に尻尾を振っていた。

「______オーシャンポー」

そんな後ろからの怨みを込めた視線に気付いたのか、ダストペルトが耳をぴくりと動かした。そうして渋々のように後ろを振り返り、立ち止まる。
マウスウィスカーが驚いたようにダストペルトを見やるのが目の端にちらっと映った。

「頼むからその目をやめろ。確かに昨夜は連れ回して悪かったがパトロール中までに怒りを曝け出すんじゃない。後輩であるフラワーポーが可哀想だろ」

と、ダストペルトは僅かな哀れみを覗かせてフラワーポーを見た。
三毛猫はおどおどと目を瞬いたあと「別に大丈夫ですよ……?」と小さく返す。蚊の鳴くような声に、オーシャンポーはダストペルトに威圧されているのだろうと感じふんっとそっぽを向いた。

「おまえ、拗ねたな?」
「拗ねてません、フラワーポー色々ごめんね。主にダストペルトが」
「なんで俺? 昨日のことを根に持ちすぎるな」
「だって捕った獲物を運んだのち、疲れて眠くてふらふらになっているダストペルトをキャンプに引きず……運んでいったんですよ。怒るの当然でしょう、謝罪もないし」

引きずって、って言ったよな、言いかけたよな……とマウスウィスカーが小さく呟いた。
それに対しちょっとだけ笑うと、オーシャンポーは言った。

「俺に謝って下さい、ダストペルト」

よく見れば___気付けばだが_____俺が本気で怒ってはいないと分かるはずだ。
ただダストペルトの反応が面白くてやっているだけのこと。さあ、指導者はどうするのか?
と若干わくわくしているオーシャンポーにダストペルトが盛大にため息をついた。不意に顔を上げたときのダストペルトの目が鋭く光る。思わず怯みそうになるのを堪え、オーシャンポーは挑戦的に見返した。
……横で息を呑む音が聞こえた気がする。

「オーシャンポー、気が強いのはいいが、あまり俺を怒らせるなよ?」

ははは、と乾いた笑い声と怒りに燃えた瞳にオーシャンポーは少しだけ怯んだ。その隣でフラワーポーが身を小さく震わす。後で毛繕いでもしてあげよう……と心に決め、オーシャンポーは返事を返した。

「怒らせませんよ、というより、見習いに本気で激怒しないで下さい」

そうだな、とこげ茶色の先輩は返し、行くぞ、と再び歩き出した。
それを軽くため息をついたマウスウィスカーがこちらを睨み付け、後を追う。あ、もしかして……? と思ったオーシャンポーはフラワーポーに顔を向けた。

「俺、マウスウィスカーに嫌われちゃったかな?」

三毛柄の見習いは小さく微笑み、困ったように尻尾を垂れた。

「そうかもしれない……です」
「敬語使わなくていい。普通の口調で話してくれない? ほら」

促すと、フラワーポーは困ったように瞳を揺らした。緑色の目に小さくなった自分が映っている。

「き、嫌われちゃったかも!」

勇気を出したのか最初だけつまづいたフラワーポーの返答に、オーシャンポーは微笑んだ。

「ありがとう、普通の口調で話してくれて。それに、ね? さっきびっくりしただろう、ダストペルトの怒る姿を見て」
「………」フラワーポーは苦笑いをした。
「だからお詫びに。見習い部屋に帰ったらグルーミングしてあげる、お詫びに」
「………!」

どう反応したら良いのかわからない、というように目を泳がせるフラワーポーに笑いかけ、オーシャンポーはゆっくりと指導者たちを追い始めた。





(よろしくお願いします!)
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