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部族猫体験トピック【見習い以外の3の6のキャラクター】

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今の所サンダー族の猫しかいませんが、開催してからもずっとそうでしたら大集会はどうしますか?

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投稿 by 柏花 Sun Feb 14, 2016 4:00 pm

 こんにちは♪。柏花です。あの、参加させていただいてよろしいでしょうか?。

 名前:クリアポー(透明足) 
 戦士名:クリアグレイシャ(透明の氷河)

 性別:♀

 見た目:薄いシルバー。所々真っ白い毛が混じっている。
 目はオッドアイで右が薄い水色。左が黄緑。
 毛はフワッとしていて耳は綺麗にたっている。

 性格:静かで恥ずかしがりや。人前で言葉を発するのが苦手。友達もつくれない。怖がりでもある。
 得意なことは木登り。苦手なこと(物)は喋ることと水。濡れることが大嫌い。(でもすぐ乾く)

 指導者:シンダーハート

 部族:サンダー族

 一人称:私
 二人称:あなた、〇〇〇さん

 親:
 母親 ナイトムーン (夜空の月) 
 ・黒猫、目は黄色
 父親 レッドブレイズ (赤い炎) (亡)
 ・オレンジ色、目は濃い赤
 死因は戦いで殺された。


 これでいいでしょうか?。間違っていたらご指摘お願いしますね。

柏花
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投稿 by ウィングシャドウ@もう復活でいいんじゃないかな Sun Feb 14, 2016 6:12 pm

【グルームキット】

 同じくらいの年齢の子猫がどんどん見習いになっていく。それをグルームキットは黙って見つめて___いなかった。

 保育部屋の陰で丸まって寝ていたグルームキットは父親につつかれて薄目を開ける。

 「何?言われたとおり保育部屋から出たんだからもう少し寝かせてよ……」

 「だめだ。もう少しでお前の順番だぞ。ほら、毛づくろいをしておくんだ」

 グルームキットはしぶしぶ起き上がって自分の毛をなめた。そんな娘をバークフラグメントは心配そうな目で見守る。
 広場では黒光りする灰色の毛の雄猫が見習いになったところだった。指導者の淡いショウガ色の雌猫が何か話しかけている。

 次の子の番になると広場の雰囲気が変わった。というかひそひそと騒がしい。別にその子に何もおかしいところはないようだけど……?

 そういえば、放浪猫の子供がなんとかって誰かがいっていたっけ。あの子なのか。


 「よろしく、カワセミちゃん」

 ______カワセミ!?

 思わずばっと顔を上げる。
 バークフラグメントはグルームキットのその反応に気づかなかったようで、グルームキットをせかした。

 
 グルームキットの前は小柄な薄い灰色の雌猫だった。興奮しているのが見ていてよくわかる。
 濃いショウガ色の雌猫が進み出てくるとその子の興奮はもっと高まったようで、少し体が震えていた。私はあまりこの儀式に期待していないけれど、この子を見ているとなんだか和む。

 
 グルームキットの番が来ると、一族は静まり返った。本音を言うとリヴァー族の血が混ざった猫なんて受け入れたくはないけれど、父親の前で表立って言うのは避けている、といった感じだろうか。まあ、うるさくなくていいけれど。

 「本日より戦士名を獲得するまでお前はグルームポーという名前になる」

 静かなままの一族に向けてファイヤスターは続けた。

 「指導者は、ブランブルクローだ。ベリーノウズを立派な戦士にし、副長としてもよくやってくれているおまえの技術をグルームポーに伝えてくれ」

 グルームポーはこげ茶色の戦士と鼻を触れ合わせた。
 副長を私の指導者にしてくれるほど期待されている……というよりリヴァー族に寝返らないよう監視されているというほうが正解かな?
 ファイヤスターの思惑はどうであれ、優秀な戦士に指導してもらえるというのは嬉しいことだ。

 「よろしくお願いします、ええと……」

 「ブランブルクローだ。他の猫の名前が覚えられないというのは本当みたいだな」

 あきれた目で見られ、グルームポーは反応に困った。ブランブルクロー、ブランブルクロー、よし、たぶん覚えた。

 「すみません。でももう大丈夫です。たぶん忘れません」

 「たぶんっておまえ……」

 そういいつつもブランブルクローの声にはどこか面白がるような響きがある。思っていたよりも気さくな猫のようだ。


 儀式が終わると、バークフラグメントがかけてきた。おめでとうという声が少し沈んでいるのは誰もグルームポーの名前を呼ばなかったせいだろうか。パトロールのために父親が呼ばれてバーチフォールたちのほうに行くと、グルームポーは何をするのか指導者に尋ねた。

 「他の新しく見習いと指導者になった者達と縄張りの案内をするつもりだったんだが、もう皆行ってしまったみたいだ」

 グルームポーは辺りを見回した。集まっていた猫たちは半分くらいがもうどこかに行ってしまっている。

 「うーん。残念です。ツグミとカワセミと話してみたかったのに」

 「ツグミ?ああ、メイヴィスポーのことか。カワセミなんて名前の猫はいなかったはずだが?」

 「あれ?でも誰かが呼んでましたよ?カワセミちゃんって。白い子です」

 ああ、とブランブルクローは頷いた。誰のことを指しているかわかったらしい。

 「カワセミじゃなくてヒスイだ。ジェイドポーだよ。でもなんでその二匹なんだ?」

 う、とグルームポーは言葉に詰まった。隠し事はあまり得意ではないが、正直に話すと怒られそうだ。
 グルームポーはちょっと迷って、結局正直に話すことにした。

 「この前、キャンプを抜け出して探検しに行ったのですが、湖のほとりまで来たときにカワセミが魚を取っているのが見えたんです。それがとっても綺麗で……まあ、見とれていたら父に見つかって怒られちゃったんですけどね。その帰りに初めて見たツグミもかわいらしくて、鳥の中でこの二種類が一番好きなんです」

 「で、名前が同じだから興味がある、と。しかも主に興味があるのは鳥のほうか。怒られるぞ」

 そういうものか、とグルームポーは納得した。でも、やっぱり少し気になるから今度あったとき話しかけてみよう。

 グルームポーは指導者の後についてキャンプを出た。


 【ポイント】 0
_________________________________________________________

 次回からもう少し短くする予定です。

 話の中に出てきたのはメイヴィスポーとジェイドポー、サニーポーとサーポーだけでしたが、他の子達とも交流したいと思っています。
 今回、私の方では交流できませんでしたが、もし良かったら交流してくださると嬉しいです。


 キャラ設定少し変更しました。

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投稿 by ジェイホープ Sun Feb 14, 2016 6:26 pm

【カウベリーポー】

ジェイポーがジェイドポーに話しかけ、きつい口調で返される。

そのようすをカウベリーポーは見ていて思った。ジェイドポーは私と似ている所もあるかもしれない。
ドジでバカで、何も出来ない。そういう所は私とは全く違って全然彼女の方が大人っぽくて賢い。
でも、どこか似ているのだ。

ジェイドポーはそんな事微塵も思っていないだろう。でも、孤独な寂しさはよくわかる。
片目でいつも失敗ばかりして…そんな私も小さい頃から一族から蔑まれる存在でもあった。強い戦士達が私を見てバカにしたように笑うのも、それすらもせずただ冷淡に睨みつけるのも。全部、片目でなにもできない事に向かっていることを私は知っていた。

母は意外にもその事に気づかなかった。だから、必死に笑顔を貼り付けた事もあった。

実際、右目は何も見えなかったし左の視野も狭まり、物が霞むほどになっていた。だから自分も見習いになれないんじゃないかってすごく心配で寂しかった。でも、片目が見えないのは悪い事ではない。
私は右目が見えないけれど、その見えない世界にも奥があって見えていないのに見えている。そんな感覚で他の猫の心情や様子がよくわかったのだ。

ジェイドポーは自分の感情を隠そうとしている。

ウィンド族との境界線を少し抜けると、張り詰めた空気が少し緩み他愛ない会話を楽しむ者も出た。

私はまたジェイドポーの隣に並んだ。すると、目の前になんにも無かったのにまた滑って転んでしまった。今日何回目だろうか…また決まり悪い顔をして私は立ち上がった。

「貴女本当になんなの?さっきから隣で滑って転んで。まともに歩けもしないならキャンプに返って一生子猫として暮らせば?」

ジェイドポーはイライラと尻尾を振った。目が釣り上がり、冷たい視線が私を刺す。

それを見て、私は勇気を出して言い放った。

「私…諦める気はありません…」


________________________

0ポイント  (±0)


パトロール長々と引きずっちゃってごめんなさいwもうそろそろ終わらせても大丈夫ですm(>  <*)m


最終編集者 ジェイホープ [ Sun Feb 21, 2016 10:04 am ], 編集回数 1 回
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投稿 by レパードクロー Sun Feb 14, 2016 7:25 pm

サーポー部族猫記




カウベリーポーたちがパトロールに出かけていくのを見届けると、サンドストームはこちらに向き直り明るい声で言った。

「さ、私たちも訓練に行きましょう。縄張りも見たいけれど、また後からね。今からいけばダストペルトたちに追いつけるかもしれないしね。」

言うが早いかシダの生い茂るキャンプの出入り口へと向かっていく。途中でサーポーを振り返り、不思議そうな顔をした。

「行かないの?」

「なるべくなら一人で訓練がしたいのですが、まあいいでしょう。楽しそうです。」

「そう、早くしなさい。」


☆★

森の中を一息に駆け抜けていくと、焦げ茶色の後姿があった。続いて二匹の見習いの姿も。

多分オーシャンポーとメイヴィスポーだ。ヒョウ族の女族長のように気高く振る舞い、自信に満ち溢れた顔をしている(こちらから見ればすましているにしか見えないのだが)
雌猫と、自分と同じく孤児のオーシャンポー。

オーシャンポーのほうは時折メイヴィスポーに話しかけているが、彼女のほうは無視するか睨み付けるを連発するだけだった。

「ねえ、ダストペルト。一緒に訓練しても良いかしら?」

「ああ、かまわないよ。」

ダストペルトは頷き、先頭を歩いているソーンクローに一声かけた。

とんとんとつつかれ、顔を上げるとサンドストームがわき腹を尻尾でつついていた。そして無言のまま顎で見習い二匹を指し示す。

そうか、そうですか。

挨拶をしろということなのだろう。

見習い仲間と楽しくおしゃべりをするサーポー、それが彼女の理想なのだろうか。

「そうですか、指導者様の命令ならば仕方がありませんね。」



「あ、えーっとサーポー、だよね?」

オーシャンポーがラッキー、と言うような感じで振り返った。

パトロール隊にもジェイドポーという名前のツンツンした子がいたが、まあどこにでも可愛くてでもクセのある女子はいるようで、

こちらをちらりと見ただけでフンッと鼻を鳴らしていた。くそう、結構顔には自信あるのに。

「まあまあ、あからさまに鼻を鳴らすとせっかくの美人顔が台無しですよ?」とりあえず軽く行って見る。

「うるさいわね!」

「ほらほら。また。」

「黙りなさい!」

「お言葉ですが、黙る気はさらさらありません。」

「ほんとうるさい!何なのよあんた!」

そう来たか___。

目を白黒させながら僕らの会話を聞いていたオーシャンポーに新たなストレスを加えて悪いが、仕方が無い。スイッチオンだ。

「何なのよと言われましてもサンダー族見習いサーポーとしか言いようがありません。それとも命名式、見ていないのでしょうか?」

「見てたわよ!」

「そうですか、てっきり見ていらっしゃらなかったのかと。」

「もう、いい加減にして!」

「何なのよと説明を求められたのは貴方様ですが、僕の聞き間違いなのでしょうか?もしくは売り言葉に買い言葉なのでしょうかね?」

どんぴしゃりで黙ってしまったメイヴィスポーは不機嫌そうに唸った。

口喧嘩なら誰にも負けたことが無い『天下の減らず口』という異名を持った僕に勝てるものはいないと思う。

ちなみにこの異名をいただいたのはつい五分前で、サンドストームからもらったのである。
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投稿 by ノーススノウ Sun Feb 14, 2016 8:09 pm

【ジェイドポー】


ジェイドポーは鼻を鳴らした。

「諦めたくない?そんな綺麗事、こんな汚れた世界で通用すると思っているの?何かを成し遂げるには、何かを犠牲にしなくてはならない……貴女、目が見えないのですって?」

ジェイドポーはカウベリーポーの瞳を真っ直ぐに見て言い放った。

「悪い事は言わないわ。命が惜しければ、夢を犠牲にする事ね」

カウベリーポーはあからさまに傷付いた表情を浮かべた。

ちらりとジェイドポーはジェイポーを覗き見た。

私に話し掛ける……ね。もう勝手にして。相手にしないから。

さっきすれ違った……確かメイヴィスポーとオーシャンポー……だっけ?

はぁ……もう良いわ。

もう、私は何も考えない。考えない方が気が楽。

私の悪口を言おうと、私を伺おうと、話し掛けようと、私と打ち解け合おうなんと愚か者も、皆んな構わない。

✳︎

一行はシャドウ族との境界線で、腐った肉みないな匂いを嗅いだ後、少し狩りの練習をする事になった。

「皆んな、分かったか?腰を屈めて音を立てずに忍び寄るんだ」

クラウドテイルによる講習が終わると、彼は早速、何故か私に向かって頷いた。

彼は一点を指差した。そこにはネズミがいた。

それは土を掘るのに夢中で、全くこっちに気付かない。

ジェイドポーはクラウドテイルを睨み付けると、教わった通りにネズミに近寄った。

ネズミとの距離が尻尾一本分まで縮まった。ジェイドポーは大きく地面を蹴り上げた。

そして、ジェイドポーはひょいとネズミを掬い上げ、それを口でキャッチし、仕留めた。

「お見事!」

クラウドテイルが言った。

だがジェイドポーはネズミを地面に置くと、彼を再び睨み付けた。

「私は放浪猫ですから、生きる術くらいわきまえています」

彼女はそう言い放ち、そして付け加えた。

「それを知ってて仕向けたのですね?」

クラウドテイルは少し目を見開いた。ジェイドポーは目線を落とし、ネズミを見た。

その瞬間、皆が息を呑んだ。

ジェイドポーはネズミの皮を削ぐと、一気に肉を食べた。

無論、彼女は一族の掟は知っている。その上で、ネズミを食べた。

「すみません、あまりに美味しそうだったのでつい」


(±0?)

すみませんすみません、うちの子がトラブルを………←
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投稿 by ティアーミスト Sun Feb 14, 2016 8:48 pm

<アンバーキット>



 若葉の季節のあたたかな日差しがアンバーキットの毛皮できらきら踊る。足の下では、まだやわらかく頼りない草がそよいでいる。

 今ちょうど、同期のグルームポーの命名が終わったところだ。あんな風に落ち付いていられるだろうか?純黒の毛皮をもつ彼

女の毛皮の上を、日光が滑るようになでている。グルームポーは温厚で他の猫の名前を覚えられないという点を除けばしっか

りしており、騒がしいアンバーキットよりずっと年上に見える。

朝からずっとわくわくしていたアンバーキットだが、そのときはじめて興奮が不安に変わった。乳母のデイジーやクラウディ―フッ

トやファイヤスター、そして一族みんなの期待が、重い石のようにずっしり肩にのしかかってくる。

全員の視線が自分に集まるのを感じ、毛皮がむずむずする。ひとりで立っていると心細いが、勇気を出して頭をあげ、族長を見

つめた。

「アンバーキット」ファイヤスターが呼んだ。

アンバーキットは緊張していたのも忘れてみんなの輪から飛び出し、空き地を走って横切ると、ファイヤスターの前でぴたりと止

まった。

ファイヤスターがまばたきした。「本日より、戦士名を取得するまで、おまえはアンバーポーという名前になる」

「アンバーポー!アンバーポー!」アイスポーがアンバーポーの名前を大声で呼び、ほかの見習いたちも声をそろえた。

 アンバーポーは自分の新しい名前を呼んでくれている見習いたちを見回した。フォックスポーやアイスポーがとてもたくましく、

大人びてみえる。保育部屋でみんなに守られていたかよわいアンバーキットは、もういない。これからは毎日見習い部屋暮らし、

立派な戦士になるための訓練をするのだ。

 「ブラクンファー」ファイヤスターが指名した。ブラクンファーはとたんに目を輝かせると、しっぽを高く上げて大股で歩き、アンバ

ーポーの横に座った。新しい指導者は、青葉の季節の太陽の様なあたたかい匂いがした。

 ブラクンファー!アンバーポーの足がふっと軽くなり、風に浮きそうになった。あたしはすばらしい猫に指導してもらえるんだ!

 「お前もそろそろ次の弟子を持ってもいい頃だろう。」ファイヤスターがいった。「そこで、アンバーポーの指導をお願いしたい。お

前の誠実さと賢さを、ぜひアンバーポーに伝授してくれ」

 アンバーポーはどきどきしながら顔をあげた。あたしはこの猫から戦士の全てを学ぶのね__仲良くなれるかしら?ブラクンフ

ァーは初々しい弟子と目が合うと、やさしくほほえみ、首をかがめて鼻を触れ合わせてきた。

 「あたし、精一杯がんばります」アンバーポーは熱心に誓った。

 「期待しているよ」ブラクンファーがささやいた。「これからよろしくな」

 戦士の瞳が星空のようにきらきら輝いている。落ち付いているようにみえるけれど、本当はブラクンファーだって興奮している

んだ。

 一族のみんなが声を張り上げ、新しい見習いに声援を送った。アンバーポーは嬉しくて胸がいっぱいになった。ついにこの時が

来たんだわ!いよいよ一族に尽くせるようになるのよ!

 声援がやむと、ファイヤスターが満足げに口を開いた。「見習い戦士がこんなに大勢いることは初めてだ。サンダー族は恵まれ

ている。この子達がいずれ素晴らしい戦士となってサンダー族に尽くしてくれることを祈っている。」


 猫たちがそれぞれの仕事に散らばり始めると、アンバーポーはわくわくしながら新しい指導者に声をかけた。 「訓練は何をす

るんですか?」

 「一緒に出掛けよう、アンバーポー」ブラクンファーがいった「なわばりを案内してやる」

 「今からですか?」アンバーポーは興奮して叫んだ。やったあ!サンダー族のなわばりがみられるんだ。サンダー道の近くも通

るかな。

 「もちろんだとも。ついてこい!」ブラクンファーはイバラのトンネルへ向かって駆け出した。アンバーポーは張り切って指導者を

おいぬかし、トンネルまでフルスピードで向かった。

 「遅いですよ、ブラクンファー!」

 得意になって振り返った……その瞬間!

 「うわあっ?!」

 目の前で星が飛んだ。よくあるベタなアニメのように小石につまずき、前方を歩いていたグルームポーにどすんと衝突してしま

ったのだ。


ポイント:0

現在状況:ブラクンファーとなわばり探検。 ズッコケてグルームポーに衝突。


だらだらと長くなってしまい、申しわけありません…!次からは交流中心で、短くする予定です(`・ω・´)

ウィングさん>>グルームポーと交流させていただきました!名前を忘れやすいというユニークな設定がなんとも可愛らしい笑←

よろしくおねがいします(^^)

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投稿 by 柏花 Sun Feb 14, 2016 9:38 pm

  【クリアポー】
 「早く起きなさい、クリアキット。今日から見習いになるのでしょう?。」
 お母さんの声が聞こえる。優しいふんわりとした声が。

 「う~ん。もう少し寝かせてくれたって良いじゃない。あたし疲れているんだもん。」
 クリアキットが眠そうに起き上がる。

 「さ、クリアキット。毛並みを整えましょうね。見習いになるんだからその辺は自分でできるようにならなくちゃ。」
 ナイトムーンはさっさとクリアキットの毛並みを整え始めた。

 クリアキットはナイトムーンに聞いてみた。
 「ねぇ、お母さん。見習いにならなくちゃホントに駄目なの?」

 「えぇ、駄目よ。」

 「でも私見習いなんかになりたくない__」

 だがクリアキットの言葉が終わる前に族長の呼び声が聞こえた。

 「獲物を捕まえられる年齢の者は全員このハイロックに集まってくれ。一族の集会を始めるぞ。」

 「さ、クリアキット。行きましょう。」
 ナイトムーンがそっとクリアキットをおした。クリアキットはよろよろと立ち上がり進み出た。

 ハイロックには族長のファイヤスターがいた。その近くには子猫がたくさんいる。クリアキットもいそいでその仲間にはいった。

 どんどん仲間の子猫たちが見習いになっていく。クリアキットはだんだん心細くなってきた。上手く出来るかしら?

 「クリアキット!」
 ファイヤスターが呼んだ。

 あぁ、私の番になっちゃった!。どうしよう。

 「クリアキット、お前は戦士名を獲得するまでクリアポーという名になる。」

 えぇっと、このあとどうするんだっけ?。思い出せない!?

 「シンダーハート!」

 そうだった!。指導者だ。思い出せてよかった。

 「お前はとても優秀な戦士だ。その力全てをこの弟子に伝授してくれ。」

 「分かりました。」
 シンダーハートは興奮を押さえきれないらしく声が震えていた。

 シンダーハートはさっと前に進み出てきてクリアポーと鼻を触れあわせた。

 これで見習いになる儀式は終了したわ。良かった。後は訓練して戦士になるだけね。意外と簡単だったわ。

 「クリアポー、よろしくね。」
 シンダーハートが声をかけた。

 「は、はぁい。よ、よろしぃいくおねぇがい…します。」
 クリアポーはあわてて返した。こんなに初対面の猫と話すのが辛いなんて…。

 シンダーハートはじっとクリアポーを見つめていた。なにかまっているようだ。
 
 クリアポーは何となく言った。
 「どうかしましたか?」
 
 良かった。どうにかちゃんとまともに喋れたわ。

 シンダーハートはふっと表情を曇らせた。悲しげにうつむき耳も垂れた。

 えぇ!私なんかした!?。

 よく見ると回りの新米見習いたちは指導者に質問やおしゃべりをしていた。あぁ、シンダーハートは楽しくやりたいってことね。しょうがないなぁ…

 「あの、今日の予定ってなんですか?」

 さっとシンダーハートは頭をあげる。目に煌めきがよみがえった。

 「今日はなわばりを探検しながら教えていくわよ。とっても楽しいのよ!」

 へぇ、そうなのですか。疲れてしまいそうだなぁ…。

 「さ、行くわよ。ついてきてちょうだい!」
 シンダーハートは弟子の返事も待たずに歩き出した。

 クリアポーは急いであとをおう。あぁ、なんとも苦痛で暇な見習い生活が始まっちゃった…。

*********************

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投稿 by ウィンターリーフ@冬葉 Sun Feb 14, 2016 10:24 pm

わあ………嬉しい!めちゃくちゃ楽しんでます(o^^o)


【オーシャンポー】

「ねえ、ダストペルト。一緒に訓練しても良いかしら?」

背後からかかった声に振り向けば、これはびっくり大先輩サンドストームがいた。
族長の連れ合い……大物だな、と思いながら、その隣に立たずむ見習い猫に目を向ける。

「あっ、えーっとサーポー、だよね?」

黒光りする灰色の毛は虎柄。足先は新雪のような白で、瞳は光を伺えない、赤い目だった。非常に整った顔をしていて、性格次第でかなりもてそうだと勝手に分析しとく。

「まあまあ、あからさまに鼻を鳴らすとせっかくの美人顔が台無しですよ?」

サーポーが言った。その言葉はフンっと鼻を鳴らしたメイヴィスポーに向けられたみたいだ。
かなり気障だな、と思いつつ、取り敢えず見守ってみる。

「うるさいわね!」

「ほらほら。また。」

「黙りなさい!」

「お言葉ですが、黙る気はさらさらありません。」

「ほんとうるさい!何なのよあんた!」

「何なのよと言われましてもサンダー族見習いのサーポーとしか言いようがありません。それとも命名式、見ていないのでしょうか?」

「見てたわよ!」

「そうですか。てっきり、見ていらっしゃらなかったのかと。」

「もう、良い加減にして!」

「何なのよと説明を求められましたのは貴女様ですが、僕の聞き間違いなのでしょうか?もしくは売り言葉に買い言葉なのでしょうかね?」

やっと会話が終わったらしい。メイヴィスポーが黙ったところで、ようやくオーシャンポーは感情を出せた。

____そう、大声で笑い出したのだ。

メイヴィスポーとサーポーが目を丸くして凝視しているのを感じながら、ひいひいと笑い悶える。
満足のいったところで、取り敢えず一声発することにした。

「……おもしろいな」

はっ?とメイヴィスポー。ありがとうございます、と律儀に例を言うサーポー。

「サーポー、おまえはおもしろいな。ああ言えばこう返す、まるでぴいぴい泣き止まない雛みたいだ」

決して皮肉で言ったわけではない。
褒めているのか貶しているのかの判断は本人に任せるとし、ぽかんとしている三匹の指導者に笑って声をかけた。

「ちょっとした騒動おこしてしまってすみません。訓練、始めましょう」
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投稿 by ムーンドロップ Mon Feb 15, 2016 6:29 am

【ムーンポー】

「すみません、美味しそうだったのでつい。」
へーえ、すげぇ。

ジェイドポーをみて思ったのはそれだった。
あそこまでできるのなかなかいないよ。

彼女はネズミを食べ終わると何か文句でもと言うかと周りを見た。

でもこの後が大変だな。
ぽかんとしていた指導者軍の中で一番最初に言葉を発したのは彼女の指導者だった。

「どういうつもり?」
ホワイトウィングは怒りと困惑に満ちた目でジェイドポーを見つめている。

「戦士の起きては知っているでしょう!」

言われた本人は静かな目で指導者を見つめた。
知っていますとはっきり目が言っている。目は口ほどに物を言うって本当なんだなぁ。

ああ、めんどくさい。

「とにかく、もう案内は終わりだ。処分はホワイトウィングがファイヤスターに相談しろ。キャンプまで戻ろう。」


クラウドテイルはさっと尻尾を振ってそう言うと歩き出した。
ジェイポーとカウベリーポーが慌てて後に続く。優しい彼女たちはかなり驚いたようで動きがぎこちない。

「すごいわね。」

さりげなくみんなの後ろに回ってジェイドポーに話しかけた。

「なんなの貴女。」

鋭い目で睨みつけてくるがあんまり気にしない。てか、気にするぐらいなら話しかけない。

「なかなかあそこまでできる猫いないわよ。」

「貴女たちどういうつもり?私に話しかける必要なんてないでしょう。」

ムーンポーは微笑んで首を傾げた。

「確かにね。でもそんな深く考えなくてもいいんじゃない?」

「えっ?」

彼女にとっては意外な言葉だったようだ。

「別に話したいから話しかけるだけ。対した理由なんかないよ。」

深く考えんのも面倒だし。そう言ってちょっと笑って続けた。

「まあ、強要する気はないけど。できるとも思わないし、嫌なことさせたいわけじゃないから。何が楽しいかって人それぞれだもんね。」

笑って肩をすくめた。


ーーーーーーーーーーーーーーー
交流させていただきました!わけわかんないやつですが相手してくれたら嬉しいです。
(口調など何か違ったらすいません。
ポイント+3?


最終編集者 ムーンドロップ [ Mon Feb 15, 2016 1:07 pm ], 編集回数 2 回
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部族猫体験トピック【見習い以外の3の6のキャラクター】 - Page 3 Empty Re: 部族猫体験トピック【見習い以外の3の6のキャラクター】

投稿 by 柏花 Mon Feb 15, 2016 7:52 am

  【クリアポー】
 そよ風が木の枝をゆらしていた。心地よい風が背中の毛をゆらす…。

 「クリアポー、ここよ。」
 シンダーハートが足でクリアポーの体をつついた。そして上を見てと合図した。

 私ははっと息をのんだ。はじめてみたが聞いたことがあるので予想していたがこんなにすごいものとは思っても見なかった…

 スカイオークだわ…

 「どう?すごいでしょう?。木登り好きって聞いたから。登ってみる?」

 「は、はい」
 
 シンダーハートは近くにあった枝をつかんで体を支えさせてそのまま太めの枝に乗り移った。

 す、すごい…。私はもう少し低いところから始めようかしら。でも怖がりと思われたら嫌だしなぁ…。

 「どうしたのよ?あ、もしかして怖いの?。怖いならそこの低い___」

 「怖いわけないじゃないですか!?」
 もう、しょうがない!。登ってやるわよ!。

 クリアポーはシンダーハートが登った枝にどうにか体を支えさせてその間に足を伸ばして次の枝に移った。

 いつのまにかシンダーハートは上の枝にいた。えぇ!?、ちょっとくらい待ってくれたって良いじゃない!

 クリアポーはさっと先の枝に向かってジャンプした。こうすればすぐに追い付く…。

 「きゃ!?」
 クリアポーは足を枝にひっかけてしまい頭が下向きになってしまった。

 「クリアポー、大丈夫?。ちょっと待ってて、今助けにいくわ!。」

 「はい..…痛!?。落ちちゃう
よぉ」
 足がひきちげられるようにいたい。早く…助けてぇ…。

 バキッ。

 え!?。

 バキバキっ!

 えぇ!?

 クリアポーを挟んでいたえだが思いっきり折れた。だから落ちた…

 「クリアポー!?」
 シンダーハートが叫んだのが聞こえた。

 どぼんっ。

 水?。助かったぁ。

 「クリアポー、大丈夫?。」

 「は、はぁい。でも…でもびしょ濡れ…グスンッ」
 クリアポーは泣きながら答えた。

 「そろそろ帰りましょうか。」

 クリアポーはとぼとぼ歩き出した。こんなことになるなら見習い見習いなんてなりたくなかった…

柏花
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投稿 by 柏花 Mon Feb 15, 2016 7:54 am

 追加

 ポイント0

 だれか交流お願いします!

柏花
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投稿 by 野良にゃん娘 Mon Feb 15, 2016 10:30 am


メイヴィスポー




サーポーとの言い争いで荒く肩を揺らしていた私は、突然堰を切ったように笑いだしたオーシャンポーを、息も止めて呆然と見つめた。

……やだ、ちょっとなに、どうしちゃったの?


隣にいるサーポーもさすがに不意を疲れたようで、瞳を真ん丸に見開いている。

何やら話し込んでいた指導者三匹もぎょっと顔をあげ、普段は穏やかで落ち着いている少年見習いの激変をまじまじと凝視。


苦しそうに腹を捩りながらようやくオーシャンポーが発した言葉は、まったくわけがわからなかった。「……面白いな」


「はっ?」

__君、ほんとにどうかしちゃったの?

理解が追いつかない私の喉からは、酷く尖った声が出る。隣ではサーポーが反射的に礼を述べていた。


「サーポー、おまえは面白いな」

息を整えながらオーシャンポーは立ち上がり、ふるふると頭を緩く振る。

「ああ言えばこう返す。まるでぴいぴい鳴き止まない雛みたいだ」


指導者三匹が、オーシャンポーの真後ろで揃ってぽかんと大口を開けた。

それは私も同じこと。彼の口から飛び出た言葉があんまりにあんまりなものだから、さらにびっくりして彼を見つめる。

美しくない姿を晒したのは自分でもどうかと思うけれど、このときばかりはどうしようもなかった。

もちろん、サーポーの顔を盗み見る余裕なんてとてもない。


まるでコントみたいな指導者たちを振り返ると、オーシャンポーは不意にいつもの大人びた声音を取り戻し、爽やかに声をかける。

「ちょっとした騒動起こしてしまってすみません。訓練、始めましょう」


そうして先に訓練場へと向かっていく彼の背中を一瞬見送りかけてから、ちょっと待ってよ、と私は慌てて追いかけた。



 *



「なあ、パトロールの任務の醍醐味はなんだと思う?」

「……今していることでしょう?」


ヤマバトの胸肉を頬張りながら、ダストペルトが「そのとおり!」と満足げに髭を震わせる。

ひととおり縄張りを巡り終えたあと、ハリエニシダの茂みに隠れての、ちょっとした摘まみ食い。

パトロール隊がこんなことをして許されるのは、獲物置き場が満たされている今のような季節だけ。

電光石火で朝食を用意してくれたのは、部族一の女狩人との異名が名高いサンドストーム。

彼女が捕らえた二羽のヤマバトに、指導者組と弟子組のそれぞれでありついているわけだ。


さすがにいつも丁寧な口調で話しているだけあって、サーポーは食べ方もやたら上品で綺麗だった。

私も負けてはいないと思うのだけれど。でも、もう少し練習が要るとは思う。

一族の年配女性のだれか__たとえばサンドストームに、あとで雌猫としての礼儀作法をきちんと指導してもらおう。



「やっぱりしっかり食事をとると、体の調子が全然違うわね!」

件のサンドストームが、大きな体をしなやかに伸ばしながら言う。心底気持ちが良さそうだ。


「さ、あまり長居もできませんよ。まだ見回りしかしてないんだ、こいつらを訓練してやらないと」

ソーンクローは相も変わらずつれない態度を貫くらしい。


ソーンクローは淡々と食事を終えて残った骨を山にすると、オーシャンポーとサーポーに自分たちのぶんを埋めてこいと命じた。

そして戦士たちのぶんの骨を埋めるのを、私に手伝えと言う。

ひとりで事足りるでしょうに。……あ、嫌な予感がする。


「さて」

指導者仲間たちから離れた、ふたりきりになれる場所まで来ると、ソーンクローはため息をついて私をまっすぐに見つめた。


「メイヴィスポー、わかってるな?」

「……うん」


あまり良い心地はしないけれど、仕方がない。

「私から吹っ掛けたんだものね。しかも、サーポーの言葉に感情的に応じちゃった」


「ほう」ソーンクローは少しだけ琥珀色の目をおかしそうに輝かせる。

「思ってたよりは冷静なんだな。たいへんよろしい。……まあ、要するに大人になれということだ」


私の掘った穴に骨を綺麗に埋め終えると、ソーンクローは肩をすくめた。


「サーポーだって、あんなに噛みつかれなきゃおまえで遊んだりしなかったさ。

 おまえ、根は良い子だろ。表面のとげをもう少し取り払ってみたらどうだ?」


「む……う」


「俺たち指導者だって、おまえたちをちゃんと平等に見てるんだ。サンドストームがあいつに少し手を焼いてるのも聞いてるよ。

 だけど、さっきのはおまえに非があった。同じ間違いを犯したくなければ、煽りに耐性をつけることだ。

 こういう経験も、そのときにちゃんと学んでおけば大人になったときの社交で非常に役に立つ」


「わかったわ」

私は少しうなだれた。見習い生活の一日目からこんなことになるなんて、思いもよらなかった。


「素直に聞けるだけ、おまえは充分進歩してるよ」

ダストペルトとサンドストームのところに戻りながら、ソーンクローが私の肩をそっとつつく。

そう言えば、普段ぶっきらぼうな先輩にしては、今はずいぶん優しい気がする。


「元気出せ、メイヴィスポー。まだ一日目なんだから」



 *



「今年は問題児が平年より多いらしいぞ」


茂みに入っていくと、ダストペルトの嘆きが聞こえた。


「ほとんどの子は普通に良い子なんだがな。良くも悪くも前代未聞のかなり激しい性質の奴の割合が、平年に比べて高い。

 それぞれに合う指導者を選ぶのに、ファイヤスターとブランブルクローは死ぬほど悩んでいたみたいだ」


「問題児って、たとえば私?」

言いながら彼らのもとに戻れば、ぎくりとダストペルトが頭をあげた。

サンドストームがたしなめるように私を軽く睨みつける。

でも、私が冗談で言ったことに気がつくと、わずかに逆立てた毛を寝かせ、逆に瞳におかしそうな表情を浮かべた。


「本当のところを言えば、そうね」

グルーミングを終えたらしく、先輩はやおら立ち上がりながら、私に向かってのどを鳴らす。


「まあそういう子は、最初に酷く苦労するぶん育てがいがあるものだけれど。

 だからあなたたちみたいな子には、辛抱強い指導者が当てられるの」


「ブランブルクローの弟子になったグルームポーなんかは穏やかな子だから、一概にそうとも言えないけどな」

ダストペルトが未だみぞおちをさすりながらサンドストームにならい、茂みの外にしっぽを向けた。


「まあ、丸い子も尖った子も、みんな一族の大人がちゃんと育て上げてやるから心配するな。

 さあ、次は狩りの訓練に雪崩れ込もう。あいつらも帰ってきた」



指導者三匹が当然のように茂みを出たので驚いてついていけば、成る程、オーシャンポーとサーポーがもう近くまで戻ってきていた。

指導者たちがさっとしっぽを振って「行くぞ」と無言で合図したので、二匹もそのまま合流して歩き出す。


一行からやや距離をとって歩いているサーポーをちらと見てから、私はオーシャンポーに駆け寄った。


「ねえ」

「うん?」


オーシャンポーは、相変わらず落ち着いた色合いの目を私に向けてきた。いつもと変わらない、余裕の表情。

私は瞳を伏せながら、その言葉を絞り出すのにやっぱりいくらか苦労する。

「さっきは……その、ありがとう」


よく整った綺麗な顔をきょとん、とさせるオーシャンポー。不器用な私は少しむくれて、小声で真意を説明した。


「君がいきなりあんな風にならなかったら、私、たぶんサーポーにもっといろいろ言い返してたと思うから。

 ……君に毒気を抜かれたわ」


「……俺は別に、助けようとしてやったわけじゃないよ」


苦笑しながらオーシャンポーはかぶりを振る。


「ただ可笑しかったから笑っただけなんだけどな」

「何よ、この私がせっかく素直に感謝してるのに受け取ってくれないの?」


私はすうっと彼に冷たい目を向ける。けれど一瞬後、

「ふ……ふっ、ふふっ」

急に澄まし顔を崩して笑いだしてしまった。


「……なに?」

ちょっとだけ毛を逆立てたオーシャンポー。珍しく狼狽えている。

君が笑いだしたときのほうがよっぽどギャップが酷かったのに。


「君さ、明らかに二枚目ってキャラじゃない」

私は遅効性のツボにはまってしまいながら、くすくすと身を震わせる。「なのに、あんなに……あんなに酷い笑いかた」


「酷いってなあ……」

困ったような顔をしたオーシャンポーの肩をしっぽで弾き、私は先に指導者たちに追いつこうと駆け出す。

彼を振り返り、ほんの少しだけ微笑んで。


「次の狩りの訓練では、互いの腕の見せどころね。楽しみにしてるから」





【ポイント】3(+3;指導者とパトロール)

メイヴィスポー、早くも少しだけ成長。レパクロ様、交流ありがとうございました ฅ *´ω`* ฅ
グルームポーさんのツグミ呼びが個人的に凄く嬉しいです。
勝手ながら、これから狩りの練習という展開にしてしまいました、すみません……!


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投稿 by ジェイホープ Mon Feb 15, 2016 3:33 pm

【カウベリーポー】


何かを犠牲にする。綺麗事。ジェイドポーから放たれた言葉は確かにカウベリーポーの心を刺した。目が見えない。わかってる。夢を捨てる…?ならなぜあなたはここにいるの?

ムーンポーがジェイドポーに笑いかける間もカウベリーポーはずっと考えていた。
もちろんめげた訳では無かった。自分の無力さもわかっているつもりだった。ただ、彼女の仲間になってあげられない自分が悔しかった。

孤独を愛する者はいつだっている。ジェイドポーももしかしたら私もその一人なのかもしれない。
彼女にとっての友達はただの邪魔者。
だけど、皆やジェイドポーが口だけで言う友達は私の思う友達ではない。

いつも一緒にいなくても心が一緒にいられる相手。いつでもくっついて回って笑って。それだけの存在よりも、辛くて苦しくてもわかってあげられる相手…

ジェイドポーが、自分の感情を素直に表してくれる相手に私はなりたい。

キャンプに帰る道中、再び私はジェイドポーに並んだ。
ジェイドポーはもう見慣れたあの冷たい視線で私を見つめる。
別に何を言う気でもない。カウベリーポーは隣にいた。

キャンプが見えた頃、カウベリーポーは一つだけ言う事を思い出した。

「この穢い愚かな世界で私達が生きているのに理由なんてないんだよね。でも、自分達が少しでも良くなろうとして、夢がある。夢がなかったら私達はとっくに消えている。だから私も夢を見るの。ジェイドポー。貴女にも夢があるんでしょう?だって貴女に夢がなくて消えたいと思ったならファイヤスターの目を盗んで簡単に抜け出しているはず貴女の心の中の光はね、まだ生きてる。」

ジェイドポーにも聞こえるか聞こえないかの小さなささやき声で言った。
また、綺麗事だと思われるかもしれない。でもこれは綺麗事じゃない。

ジェイドポーは横をすり抜けさっさとキャンプへ入って行った。

「今言ったことは必ず実現させます。私は貴女を救う。あなたが私といる時間を好きになれるまで諦めません。それまでずっと待ってます」

私はジェイドポーの後ろ姿に言った。その時カウベリーポーの瞳は輝き、いつに無く知的な彼女らしくない何かが宿っていた___

─────────────────────────

ポイント       3ポイント

【理由】
縄張り探検を兼ねたパトロールを終了させたから。


さぁやっとキャンプに帰りましたw今まで交流した3匹以外とも是非是非交流したいです!


最終編集者 ジェイホープ [ Mon Feb 15, 2016 6:47 pm ], 編集回数 1 回
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投稿 by サンダースパロウ Mon Feb 15, 2016 5:22 pm

【太陽の部族日記②】サニーポー
「これからどうするのですか・・・?」
遠慮がちに指導者に聞いてみる。
「そうね・・・。これから誰かと一緒にパトロール代わりになわばりを教えたいのだけれどね」
スクワーレルフライトは言う。
するとソーレルテイルと青灰色と黒い縞模様の雄猫がこちらにやって来るのが見えた。
「こんにちは。スクワーレルフライトとサニーポー、一緒にパトロールに行かない?」
「私もそう思ってました___」
それから指導者とソーレルテイルは楽しそうにおしゃべりし始めてしまった。
ちらりと青灰色の雄猫を見るとうつむいてだんまりと座っている。
たぶん、退屈なのだろう。
一緒に保育部屋で育ったが、一度も静かな彼と話したことはなかった。
(ここで何か話さなくては___)
「あの__私サニーポーといいます。」
緊張で心臓が飛び出そうになりながら、私は言った。
「僕はスコールポー___」
と言い終わらないうちに
「さあ、行くわよ!」
と元気よくスクワーレルフライトが言って、指導者二匹は駆け出していってしまった。
「あっ・・・・」
見習い二匹は慌てて追いかけて行った。

==========*=============*============*=============*
ライトハートs、交流ありがとうございます。
文章作るのが苦手なサンダーですが、よろしくお願いします。


【ポイント】
0ポイント(+0)
ポイント追加理由:無し

サンダースパロウ
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投稿 by jayheart Mon Feb 15, 2016 6:41 pm

【ジェイポー】

あー疲れた。

でも最悪だ。

この後狩りの練習なんて。

普段なら楽しみになるだろう。

だが縄張り案内兼パトロールでヘトヘトな今は休みたかった。

指導者には軽く休憩してから行くと言われた。

「ジェイポー、行くわよ。」

とうとうか。

「狩りはどこで行うんですか?」

指導者にしっぽで静かにしなさいと指示されたので仕方無く黙ることにした。

「よく見ててね」

指導者はそう言うと身をかがめてそろりそろりと進んだ。

「今のはネズミの狙い方。どこを気を付ければいいかわかる?」

「優しく足をつけることですか?」

「その通り!よくわかったわね!」

と指導者は嬉しそうに言った。

「足を優しくつけているのがわかったので。」

「そう。じゃあネズミを捕まえてきて。私は貴方を観察するわ。」

「わかりました。」

答えるとネズミのいそうな場所へ向かった。

念入りに匂いを嗅いでいるとネズミの匂いがしてきた。

匂いを追っているとネズミの姿が見えた。

さっきのヘーゼルテイルの動きを思い出しながら狙った。

そうっと、そうっとよし、あとすこしだ。

えいっ!

一飛びで捕まえられた。

と、ヘーゼルテイルが降りてきた。

「スゴいわね!たった一度お手本を見せただけなのに!」

「一回で仕組みがわかったので…」

答えるとふわんと嫌な臭いがしてきた。

これはたしか…

考えていると

「キャンプに戻ってファイヤスターに応戦隊を連れて来るよう伝えて。ウィンド族が大勢来たとも。」

ウィンド族!嗅いだ覚えがあったこの臭いはウィンド族だったんだ!

「早く!」

指導者に急かされて慌ててキャンプに戻った。

「ファイヤスター!!」

息を切らしながら叫んだ。

代わりにブランブルクローがきた。

「どうしたんだジェイポー」

落ち着きのある低い声を聞いていくらか落ち着いた。

「あ、あの、う、ウィンド族が…サンダー族のな、縄張りに…」

「侵入したのか?」

あとを言ってくれた。

「え、えぇ。それも大勢。」

「ファイヤスターは今シャドウ族の方向へパトロールに行っている。俺が率いよう。」

「とにかく大勢います。早く行かないと…ヘーゼルテイルが…」

「大丈夫だ。アイツは何とかやるだろう。スパイダーレッグ、マウスウィスカー、アイスクラウド、フォックスリープ!お前らは少なくとも4匹連れて来い!俺はジェイポーと一緒に先に行く!匂いを辿ってこい!」

大声でそう言うと案内してくれと言ってきた。

私は頷くとウィンド族の来た方へ走った。

そこには想像もつかないほどの大勢のウィンド族の猫がいた。

ヘーゼルテイルは?

敵にバレないよう気を付けながらキョロキョロ探しているとブランブルクローが小声で

「ヘーゼルテイルはあそこにいる。まずあそこに行け。」

と言った。

軽くわかったと頷くとそろりそろりと進んで行き、指導者の元へ行った。

「ヘーゼルテイル!」

小声で呼び掛けるとヘーゼルテイルは安堵の表情を浮かべた。

「呼んでこれたのね!」

「はい。後少しで来ると思います。」

とそこにサンダー族の応戦隊が到着した。

ブランブルクローがでてきて、

「サンダー族、かかれ!」

と叫んだ。

指導者が、

「戦い方教えてないけど出来る?簡単に言えば押さえられない内に押さえて、引っかいたり噛みつけばいいのよ。」

それだけで何となくわかったので

「何となくわかりました」

と答えた。

指導者は頷くと戦いに飛び込んで行った。

それに続いて自分も戦いに飛び込んで行った。


ポイント3ポイント
理由 縄張り案内兼パトロールを終了させたから。


訓練初日に戦いですみません‼

jayheart
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投稿 by ライトハート Mon Feb 15, 2016 7:47 pm

【スコーチポー】

サニーポーとスクワーレルフライトの元へ向かうと、ソーレルテイル二匹に向かってしゃべった。

「こんにちは。スクワーレルフライトとサニーポー、一緒にパトロールに行かない?」

「私もそう思ってました___」

それから指導者二人は縄張りの事を楽しそうに喋りはじめた。

これからどうしよう?指導者は指導者同士で楽しんでいる。

でも、どうせサニーポーは僕にびびって近寄りもしないんじゃないか?

「あの__私サニーポーといいます。」


サニーポーが意外にもしゃべりかけてきたので、スコーチポーは驚いて彼女の瞳を見た。


僕の事、怖くないのかな。


「僕はスコールポー___」



スコールポーもやっとの想いで喋ると、スクワーレルフライトの元気な声にかき消された。


まあ、いっか。自己紹介が途絶えたのは少しきりが悪いが。



                    *

ソーレルテイルとスクワーレルフライトは縄張りの事を見習い二匹に教えながら進んだ。

シャドウ族の匂いを覚えたりした後、ウィンド族の縄張りの方を歩いた。

この時もやっぱり気まずい空気が流れた。

サニーポーは何か言いたそうに口を開けたが、また閉じた。

不意に、誰かの悲鳴が聞こえた気がした。だが、他の猫達は気が付かない。

「あの、ソーレルテイル。どこからか悲鳴が____」

そう教えようとした時、ウィンド族の縄張りの方から戦いの音がした。

指導者達はピンと耳をたてて顔を見合わせた。

「行きましょう!きっと戦いが始まっているんだわ!」

スクワーレルフライトがうなり声を出し、スピードを上げた。

スコーチポーも慌てて後を追う。

息を切らしながらも必死に追いつこうとした。

「サンダー族!かかれ!」

副長のブランブルクローが号令をしたところだった。

スコーチポーは戦う準備をしながら、心の中で叫んだ。

訓練初日に戦うなんて!

==================================
【ポイント】+3

縄張り探検をしたから。

サンダースパロウさん、ありがとうございます!!
一応縄張り探検は済ませた事になっております。
なのでポイント追加おkです^^
この後はお任せします。
戦いの場にいますが他の方との交流でもいいですし、好きなようにお願いします^^;




ジェイハートさん、ウィンド族と戦うのはいいですが、戦う事になった理由も物語の中で展開させてくださると嬉しいです。
(イベントじゃないのでポイント追加は無しとします。 あと、次回からこういう戦いなど大きな変化が起こる場合は控えてくださると嬉しいです。
イベント募集もしますので……よろしくお願いします!)
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投稿 by ライトハート Mon Feb 15, 2016 7:53 pm

【お知らせ】

(重要)
Twitterで管理人さん誰か一緒にしてくれるか探していたところ、嬉しい事にジェイホープさんが
管理人さんになってくださると言う事で、これから二人で頑張っていきます!
よろしくお願いします!



もっとここを盛り上げるために、イベントを募集します。
私のDMでもおkですし、小説をかいた後にイベントを書くのもおkです。

【イベント内容】○○族が獲物不足のため襲ってきた
【結果】獲物をわけあたえて解決
【ポイント数】+10

みたいな感じです^^
小さなイベントでもいいですし、大きなイベントでもおkです!
ライトハート
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投稿 by jayheart Mon Feb 15, 2016 8:55 pm

【ジェイポー】

なんでウィンド族はサンダー族の縄張りに入るわけ?

引っかいている黒猫に

「なんで縄張りに入ってくるわけ?」

と聞いた。

その相手、ブリーズペルトは、

「我が部族は食わせなきゃいけない猫が大勢いる!それには今の縄張りだけでは足りないんだ!」

何ですって!?

獲物が足りない。ただそれだけで他の部族を襲うなんて!!

心底怒った私はブリーズペルトをむちゃくちゃに引っかいた。

「痛い!やめろ!」

ブリーズペルトは叫んだ。

それを聞いてジェイポーは放してやった。

それからブリーズペルトは襲ってくることはなかった。

指導者は無事か探すと灰色の雌猫と薄茶色の雌猫に苦戦していた。

ジェイポーは唸りながら灰色の雌猫に向かって突進していった。

それにはビックリしたらしく、飛び上がってヘーゼルテイルから離れた。

薄茶色の雌猫はまだヘーゼルテイルを攻撃していた。

灰色の雌猫を引っかきながら薄茶色の雌猫も引っかいた。

2匹が怯んだ隙にヘーゼルテイルが2匹を攻撃し、倒した。

だがウィンド族の猫の数は減らない。

一体どうすれば彼らは自分達の縄張りに戻るわけ?


ポイント3ポイント


※即興でやりました

jayheart
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投稿 by 柏花 Mon Feb 15, 2016 9:36 pm

  【クリアポー】
 体が重い。疲れた。どうして私はいつも運が悪いの?。もういや。木登りなんか最悪。もう一生やらないわ。

 騒がしい。うるさい。余計にストレスがたまるじゃない。

 「クリアポー?、聞こえない?。悲鳴みたいな声が___」
 シンダーハートが耳をたてて聞いた。

 本当だ!。ウィンド族のにおいがする!?。
 
 「急いで、戦いよ!。敵はウィンド族。」
 シンダーハートがあわてて走り出した。そのあとに私が続く。

 近くにいくとはっきりと声が聞こえた。怒り狂った声、苦痛な悲鳴、助けを呼びながら戦う声。

 「クリアポー、行くわよ!!」
 シンダーハートが尻尾をさっとふり戦いのなかに飛び込んでいった。

 どうしよう。戦いなんてはじめてだし怖い。どうすればいいの?。

 と、サンダー族の見習いの姿が見えた。たしかジェイポーって言っていたっけ?。

 ジェイポーは勇ましく戦っていてなんとウィンド族の戦士をやっつけてしまっていた。すごい…。

 勝ち誇った声が後ろで聞こえた。クリアポーはぞっとした。ウィンド族の戦士だわ…。

 その戦士はとても強くてクリアポーにはまったく歯の立たないエリート戦士だった。

 このままではズタズタにされてしまう…。逃げなくちゃ。

 クリアポーは必死に前へ走り出した。前は戦士たちがたくさんいたがクリアポーは小さいためなんなくとうりねけられた。

 あぁ、良かった。ギリギリセーフだわ。そう思い後ろを振り向いてみて
ぎょっとした。

 まだ戦士は諦めていなかったのだ。怒りで顔がものすごくなっていて怖かった。戦士は恐ろしい鳴き声をあげると飛びかかってきた。

 クリアポーがはっと息をのんだ瞬間目の前で猫が横切った。スコーチポーだわ。

 スコーチポーは戦士をけとばしてクリアポーに逃げろと合図した。
 
 クリアポーは恐ろしくて少しの間固まっていたがふっと我にかえりあたふたとその場を逃げ出した。

 クリアポーは涙を流しながら必死に逃げた。どうして?、どうして私は逃げるの?。なぜ立ち向かわないの?。これじゃ飼い猫よ。

 空を見上げた。お父さん、きっと私
に失望しているわね….。変わらなくちゃ。お父さんが誇りに思える猫にならなくちゃ。

 クリアポーは振り向き戦いの渦を見つめて誓った。けしてこの戦いが終わるまで逃げたりしないわ!。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ポイント 0

 ジェイハートs、ひかりすずs交流させていただきました。

柏花
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投稿 by ウィンターリーフ@冬葉 Mon Feb 15, 2016 11:01 pm

【オーシャンポー】


「_______なんかうるさいな」

狩りの訓練真っ只中でのこと。
始めての獲物を無事捕まえたところで、それぞれ“たくさん獲物を狩れ”との任務を出されたのだ。
暖かな日差しのせいでまどろみたくなるが、それを堪えて思ったことを口に出してみる。

「うるさいと言えばそうですが、これ、叫び声じゃないですかね?」

オーシャンポーの声を聞きつけて仕留めたネズミを埋めていたサーポーが言った。
おや、やっぱり鋭いな。そう思い、同意を示して片耳を動かせばメイヴィスポーが唐突にオーシャンポーの二歩前へと飛び出してきた。

「なに呑気に抜かして……抜かしてる場合じゃないと思うわ。仲間のピンチなのよ、きっと!!」

あ、先ほどので堪えたのか。この場面で言い直すとは……尊敬する面が増えたな。

「確かに呑気に抜かしてる場合じゃないよなあ………どうする?指導者呼んで戦に飛び込むか」

「好戦的なの?」

「そうかもな」

「戦い方も知らないのに?」

「取り敢えず敵を吹っ飛ばせばいいんだよ。まあ、なんとかなるだろうね」

あら……真っ向から向かうってわけね。そんな心の声が飛び出てきそうな表情を浮かべていたメイヴィスポーに、尻尾でさっと右耳をかすらせた。

「なっ……!なに、なにするのよ!!」

毛を柔く逆立て大きく飛びのいたメイヴィスポーの新緑の瞳は大きく見開かれている。
目尻がほんのりと朱に染まっているのを見て可愛らしいなあ、と思いつつ、顎で右を指し示した。

「サーポーが指導者を呼んできたみたいだよ、と教えるためだったんだけど……気にさわったかい?」

「____気にさわるというか、驚いた……!!」

興奮が収まらないままフンっと顔を背けたメイヴィスポーにごめん、と軽く謝っておけば、難しい顔をしてダストペルトがずいっと歩み寄ってきた。
その背後にサンドストーム、ソーンクローが続き、威圧感にちょっと背筋が伸びた。なんですか?と首を傾げてみれば、真剣な顔でその口から紡がれる。

「加勢に行く。戦い方を教えてないのが心配だが………取り敢えず俺たちの後ろで戦ってくれ。いざとなれば俺がおまえらを死守してやる」






急ぎ急ぎに戦場へと参れば、ウィンド族らしき猫で境界線を埋め尽くされていた。
どう見ても圧倒的にウィンド族のスラリとした猫が多く、森の匂いを纏うサンダー族の猫が少ない。
色んな匂いや色が団子のようにごちゃまぜで、すごい騒動だと感嘆してしまった、呑気に。

心配するように、やや悲壮な顔つきをしてサンドストームが見習いを見回した。
まるで死にに行くみたいな感じだけど……大丈夫かな、サンドストーム。

「良い、決して無理しすぎないで。ただ一匹でも多くサンダー族の縄張りから叩き出してほしい……行くわよ!!」

大きな鳴き声を上げてサンドストームが群れの中に飛び込んで行った。それに続きサーポーが、そしてソーンクローにメイヴィスポー、最後にダストペルトが群れに紛れて消えていったのを見届け、嘆息。
取り敢えずメイヴィスポーを見つけることにした。なんか心配だったのがあったからだ。

メイヴィスポーがいた。まだ若い戦士なのだろうか。細身でスラリとした灰色の雄猫だが、その脚や脇腹にはしなやかな筋肉がついている。強そうだ、と思い、二匹が攻防するのを少し見守った。
メイヴィスポーが稲妻のような速さで敵の脇腹を引っ掻き、後方へと逃れる。敵は怒り狂った唸り声をあげ、鋭い爪をメイヴィスポーの前足に振り下ろした。咄嗟に避けたもののバランスをくずし転がった華奢な身体を、鋭い鉤爪が軽く首を引っ掻いてゆく。

オーシャンポーは前に飛び出た。メイヴィスポーを守るように、立ちはだかり、決して寄せ付けまいと不敵に笑って見せる。見習いでもいい、戦い方を学んでいなくたって構わない。__だが、まずは顔合わせの時の状態である。ひ弱な姿勢や顔などしては舐められる。豪然と見下すような不遜な態度を取れば、敵はこっちを見くびらない。

「悪い手だ。なあ、おまえ?」

あくまで笑っておく。にっこりと、艶っぽく、野性味を帯びた獣のように。
そう掠れた声で囁き、呆然とこちらを見下ろす敵の真下に入り込み、素早く腹を切りつけた。

真っ赤な血が飛ぶ。空を舞い、地に付着する真紅の血液。
苦痛の悲鳴を上げて飛びき、逃げようと背を向けた敵を容赦無く再度切りつけた。
今度は後ろ足を。甲高い悲鳴を上げ、地面を転がった雄に釘を差して囁いておけば、これでいい。

「馬鹿な真似、するなよ?なあ?」

血で汚れた琥珀色の瞳は最大限に見開かれていて、その球体に自分が映っているのが見えた。

オーシャンポーは艶っぽい微笑を浮かべたまま振り返り、地面に座り込んでいたメイヴィスポーに声をかける。

「さ、次だ」
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投稿 by ライトハート Tue Feb 16, 2016 4:29 pm

【スコーチポー】

サニーポーと別れると、スコーチポーは爪を出して戦いに飛び込んだ。

訓練もしていなかったが、こうなったらがむしゃらに戦うしかない。

最初に目に飛び込んだのはクリアポーだった。

彼女はウィンド族の戦士を恐れていた。

怒り狂ったウィンド族の戦士は、クリアポーに攻撃した。

クリアポーは攻撃しないのか?

「くっそっ!」

スコーチポーはぼそっとつぶやき、ウィンド族の戦士に突進した。

スコーチポーは戦士を蹴飛ばすとクリアポーに逃げろと合図を出した。

顔は少ししか見えなかったが、どこか泣いているようだった。

そう油断しているすきに、ウィンド族の戦士はスコーチポーのわき腹を殴った。

スコーチポーは痛みに思わずうずくまった。わき腹から血がしたたる。

ウィンド族の戦士はにやりとほほ笑み、前足を振り上げた。

もうだめだ!やられる!

そう思った瞬間、誰かがウィンド族の戦士に飛び掛かった。


============

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投稿 by ムーンドロップ Tue Feb 16, 2016 5:25 pm

【ムーンポー】

「俺の周りからなるべく離れるな。」

「はい。」

クラウドテイルの言葉に頷くと周りを見渡す。

自分より大きくたくましい猫ばかりだ。力では勝てないだろう。

それなら?

早くうごく。

雌猫が飛びかかってきた。大きさからして見習いだ。

ムーンポーは相手の腹に潜り込むと後ろ足で蹴り上げた。

雌猫は驚いたような顔をして逃げて行った。

隙間からウィンド族のおっきな雄猫が覗いた。

したになっているのはスーコチポーだ。

クラウドテイルをちらっと見るとこっちを気にしている様子はない。

スコーチポーのもとへ駆け出し大きな雄猫の尻尾に噛み付いた。

「速く動けばいいんだよ!」スコーチポーに叫ぶ。

雄猫は振り向くとムーンポーを振り落とそうと前足を振り上げたがもうスコーチポーは立ち上がり唸り声をあげ鼻ズラを引っ掻く。

ムーンポーは尻尾を話すと唸り声を上げた。

「ここはあんたたちの場所じゃないわ。」

「フン、こんなチビ。」

「舐めてると痛い目に合うわよ。このデブ!」

そう言うと雄猫のしたに入りさっきと同じ戦法で腹をひっかく。

スコーチポーも雄猫の後ろに回って攻撃した。

雄猫は二匹を振り払うとにらめつけながら後ずさって行った。

ムーンポーは嬉しくて雄猫ににっこり笑った。

はじめてかった!

「やったわね!」

スコーチポーと、うずくまっているクリアポーを振り向いた。

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投稿 by 柏花 Tue Feb 16, 2016 7:11 pm

  【クリアポー】
 急がなくちゃ…。さっきいた場所に行って状況を確認しないと安心できない。
 いた!。良かった。さっきのウィンド族の戦士はムーンポーとスコーチポーによって追い払われていた。

 クリアポーは一瞬ムーンポーに向かって羨ましさを感じた。どうして同じ年なのに私と違ってそんなに強い
の?。私は逃げることしか出来なかったのに…。

 そっか…。クリアポーの頭のなかにぱっと答えが浮かび上がった。私が皆と違うんだ。私は弱いのだ。なにもできない…。

 そう考え始めるとまた目から涙がこぼれ落ちた。もう..いや。こんな人生。

 死にたい…。すべてを投げ出したい…。楽になりたい…。

 「こっち向け!。そこの猫!。」
 後ろで声がした。ウィンド族の見習いだ。少し大きいから自分より少し年
上らしい。

 見習いがバカにするように言った。
 「何だ?。さっきの戦い方は?。お前飼い猫か?。」

 「あんたよりはましよ。」
 クリアポーが唸った。

 「じゃあやってみるかい?。できないと思うけどね。」
 ウィンド族の見習いはくくっとわらう。そしていきなり飛び掛かってきた。

 お父さん?。見てる?。私絶対諦めないよ。

 クリアポーも飛び掛かった。ウィンド族の見習いは不意をつかれたらしく空中でよろけて無様に倒れ落ちた。それと押さえつけて何回も背中を引っ掻きまくった。

 「痛い!…、痛いよ!!。止めてくれ!」

 クリアポーはその悲痛に驚いて放してしまった。ウィンド族の見習いは泣きながら自分のなわばりにもどっていった。

 クリアポーはびっくりしてぽかんとしていた。自分がやっつけたの?。少しすると誇らしげな気持ちでいっぱいになった。やったわ。これで私もみんなに追い付けた!。

 だんだんウィンド族は去っていっていた。

 そろそろ戦いが終わりそうだ….

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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柏花
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投稿 by jayheart Tue Feb 16, 2016 7:52 pm

【ジェイポー】

「私は大丈夫。他のやつらを倒しに行って。」

ヘーゼルテイルはそう言った。

頷いて辺りを見渡すとスコーチポーがウィンド族の戦士にやられかけていた。

スコーチポーが危ない!

そう思った時にはもう走っていた。

「スコーチポー…」

呟きながらスコーチポーに襲いかかろうとしている戦士に飛びかかった。

突然敵が来たことにより驚いたらしい。飛び上がった。

「スコーチポー!大丈夫?」

「あぁ、脇腹を殴られたけど大丈夫。」

良かった。

「戦える?」

ちょっと不安になって聞いてみた。

「大丈夫さ!」

相手はこちらを睨みつけていた。

「行くぞ」

スコーチポーが小声で言ってきた。

「えぇ。」

それに私も小声で返した。

2匹同時に走り出した。スコーチポーが先に攻撃した。

相手がスコーチポーに夢中なのに気付き、囮作戦だ、とわかった。

そうっと相手の背後に回り、背中に飛び付いた。

相手は驚き、前転をした。

軽く頭を打った。

だがそれに怯まず相手の背中にしっかり爪を立て、肩に噛みついた。

相手が激しく体を振った。

自分から降りてやった。

相手はこちらを睨みながらも自分の縄張りへ戻っていった。

「ウィンド族!撤退!」

それを聞くな否やウィンド族の猫はサンダー族の猫を放した。

サンダー族は勝ち誇った鳴き声をあげた。

「か、勝った…勝ったんだ!」

気付くと自分含め見習い達はぽかんとした顔をしている。

ブランブルクローが大声で

「静かにしろ!怪我したものはいないか?重傷の者は歩ける者がついてキャンプまで連れていけ!軽傷の者はパトロールをし、マーキングをしろ。」

ブリーズペルトと戦った時後ろ足を噛まれたが歩けない程では無かったのでパトロールに参加することにした。

「スコーチポー、脇腹、大丈夫?キャンプに戻って手当てしてもらえば?」


「だ、大丈夫だ。まだ痛むけど」

つっかえたのが気になって思わず

「大丈夫な気がしないよ?戻って休みなよ。」

と言った。

「う、うんそうする。」

キャンプに戻る群れを見送りながらパトロール隊の元へ行った。

「私もパトロール参加します」

思いきって言った。

「怪我は大丈夫か?」

クラウドテイルが言った。

「はい。軽い打撲くらいです。軽く頭を打ちましたが大丈夫です。」

正直に答えた。

「よし、じゃあ行こう。」

パトロール隊は6匹だった。

早く帰りたいな。


ポイント3ポイント(+-0)


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投稿 by ノーススノウ Tue Feb 16, 2016 7:58 pm

【ジェイドポー】


キャンプに着くとやはり、ファイヤスターが真っ先に近付いて来た。

彼はジェイドポーに尻尾で手招きすると、族長部屋に向かった。

きっと族長部屋に入った見習いは、私が最初だろうな。

族長部屋は夕日の光でぃオレンジ色に染まっていた。

「座れ」

彼女は疲れていたと言う事もあり、素直に座った。

「さて、ホワイトウィングから聞いている。お前はパトロール中に指導者の許可なく獲物を食べたそうだな」

「えぇ、それが何か?」

彼女は単刀直入に答えた。

「パトロール中に獲物を食べる事は構わん。だが、許可を取らないってのは不味いな」

「別にいいでしょう。私は他所者なのですから。それで、如何するつもりなのです?追放?それともこの場で斬って捨てるおつもり?」

ジェイドポーは冷ややかに言い放った。正直、彼女は怒られると思った。だが、

彼は微笑んだ。

「そうだな、だが今は違う。お前は我々サンダー族のは仲間だ」

トクン________________

彼女は胸に不思議な感覚を覚えた。何……?この気持ち………

「さて、話を戻そう。この件についてはまだ訓練初日だから目を瞑ってやろうと思ったが、反省の色が見えんなぁ。そうだな、明日は一日中狩猟の任につかせる。それから戦士ポイント一点減点だ」

ファイヤスターはニヤリと笑った。

「うわァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

唐突に叫び声が上がった。

族長部屋から出てみると、どっとウインド族の猫がキャンプに雪崩れ込んで来た。

その先頭にいたのは………

「ワンスター!何の茶番だ!」

ファイヤスターは唸った。だが、ワンスターと呼ばれた猫は、

「問答無用!かかれ!」

その一声でキャンプが戦場と化した。

彼女は戦いたくなかった。一族の為に命を賭ける等、馬鹿馬鹿しいと思っていた。

だが、今は状況が状況だ。

彼女は自らの命を守る為に戦う事となった。

んもう!面倒ね!

そう思った矢先……

彼女は思わず唸った。敵の戦士に肩をやられたのだ。


ーーーー

【3+2一1=4ポイント】

イベント募集します!

【内容】二本足の農場の柵を破り、犬十匹がサンダー族の縄張りに浸入
【結果】追い払う、もしくは討伐
【ポイント】犬一匹につき十ポイント(一名様二匹まで)


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