鳥籠に囚われて
5 posters
WARRIORS BBS :: 小説投稿フォーラム :: 完全オリジナル猫小説
Page 2 of 3
Page 2 of 3 • 1, 2, 3
あなたはどの力が好き?
Re: 鳥籠に囚われて
夜。
ハートは見習い部屋でも戦士部屋でも寝ることはできない。
ハート専用の簡素な寝床がある。
ハートは見張り以外が寝静まるのを見届けるとそっとキャンプを抜け出した。
エールに逢うために・・・。
今日彼に会った場所へ向かう。
今まで誰かを信用したことがなかったハート。
だが必ずいる。
そう信じている。
いた。
静かに月を眺め尻尾を揺らすエールの姿があった。
エールはハートに気付きそっと近づく。
「よう!」
ハートの好きなあの笑顔で。
「エールさん、待ってくれたんですね。」
喜びが湧き上がる。
「‘‘さん”なんて付けなくていいよ、ハート。」
太陽のような笑顔と、月のような優しさでハートの心は癒されていく。
「じゃ・じゃあエールで・・・。」
ハートは今までにない幸せにひたっている。
(あれ?)
ハートはあることに気付く。
(エール、額の毛の色が周りと色が違う。でもくしゃくしゃになっててよく分からない・・・。)
確かにそうだった。
だがハートはそんなこと気にしない。
「あの、エールはどうしてここに来られたのですか?」
「旅かな?」
旅・・・自由気ままに好きなところへ行けること。
「どんな旅ですか?」
気になる。
「ハハハッ、そうきたか!ん~そうだなザックリ言うと自由かな。」
声を上げて笑うエール。
「まぁ、危険もついてくるが楽しんだ!!」
ハートは思った、
私も旅をしてみたい!
ハートは見習い部屋でも戦士部屋でも寝ることはできない。
ハート専用の簡素な寝床がある。
ハートは見張り以外が寝静まるのを見届けるとそっとキャンプを抜け出した。
エールに逢うために・・・。
今日彼に会った場所へ向かう。
今まで誰かを信用したことがなかったハート。
だが必ずいる。
そう信じている。
いた。
静かに月を眺め尻尾を揺らすエールの姿があった。
エールはハートに気付きそっと近づく。
「よう!」
ハートの好きなあの笑顔で。
「エールさん、待ってくれたんですね。」
喜びが湧き上がる。
「‘‘さん”なんて付けなくていいよ、ハート。」
太陽のような笑顔と、月のような優しさでハートの心は癒されていく。
「じゃ・じゃあエールで・・・。」
ハートは今までにない幸せにひたっている。
(あれ?)
ハートはあることに気付く。
(エール、額の毛の色が周りと色が違う。でもくしゃくしゃになっててよく分からない・・・。)
確かにそうだった。
だがハートはそんなこと気にしない。
「あの、エールはどうしてここに来られたのですか?」
「旅かな?」
旅・・・自由気ままに好きなところへ行けること。
「どんな旅ですか?」
気になる。
「ハハハッ、そうきたか!ん~そうだなザックリ言うと自由かな。」
声を上げて笑うエール。
「まぁ、危険もついてくるが楽しんだ!!」
ハートは思った、
私も旅をしてみたい!
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
エールは旅での出来事を話してくれた。
ハートはそれを熱心に聞いた。
2匹は時間が過ぎるのも忘れ語りあった。
だが、時間は待ってくれない。
「そろそろ戻らないといけないんじゃないのか?」
エールが切り出した。
「・・・。」
まだ一緒にいたいのに・・・。
がっかりして俯くハートにエールは、
「そんながっかりすんなよ。俺は今夜も来るからさ。」
ハートの顔に光が戻った。
ハートの額にある光陰の印の星の形が半分だった筈が少し完成に近づいていた。
2匹は全く気付かない。
ハートはエールと別れキャンプへ戻った。
だがハートには分かっていた。
この幸せな時間は続かないと・・・。
エールは旅猫だ。
いつかは別の場所へ行ってしまう。
ハートはできるだけそのことは考えないようにした。
別れはいつか訪れるということを・・・。
ハートはそれを熱心に聞いた。
2匹は時間が過ぎるのも忘れ語りあった。
だが、時間は待ってくれない。
「そろそろ戻らないといけないんじゃないのか?」
エールが切り出した。
「・・・。」
まだ一緒にいたいのに・・・。
がっかりして俯くハートにエールは、
「そんながっかりすんなよ。俺は今夜も来るからさ。」
ハートの顔に光が戻った。
ハートの額にある光陰の印の星の形が半分だった筈が少し完成に近づいていた。
2匹は全く気付かない。
ハートはエールと別れキャンプへ戻った。
だがハートには分かっていた。
この幸せな時間は続かないと・・・。
エールは旅猫だ。
いつかは別の場所へ行ってしまう。
ハートはできるだけそのことは考えないようにした。
別れはいつか訪れるということを・・・。
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
お久しぶりですwわけあってログインできないので未登録のままでw
いやー素敵ですねwハート(ヘィズィハート)ちゃんの運命が気になりますw
もしかしてだったらすいませんが、ウェーストトラベラーズの兎のルナーは私から?
だとしたらとても光栄ですw
ではキャラ提供をw
<ウェーストトラベラーズ>
ダスク(夕暮れ) オス
焦げ茶色のトラ猫で目は藍色。
しっかり者で誰かが暴走を止めてくれるような役目。
<ミスト族>
フェアリーキット(妖精子猫)メス
モノクロームキット(モノクロ子猫)オス
これからもがんばってください!
いやー素敵ですねwハート(ヘィズィハート)ちゃんの運命が気になりますw
もしかしてだったらすいませんが、ウェーストトラベラーズの兎のルナーは私から?
だとしたらとても光栄ですw
ではキャラ提供をw
<ウェーストトラベラーズ>
ダスク(夕暮れ) オス
焦げ茶色のトラ猫で目は藍色。
しっかり者で誰かが暴走を止めてくれるような役目。
<ミスト族>
フェアリーキット(妖精子猫)メス
モノクロームキット(モノクロ子猫)オス
これからもがんばってください!
フェンリルハート(ルナー)- 未登録ユーザー
Re: 鳥籠に囚われて
ルナーsありがとうございますw
兎のルナーはそうです!お借りしましたw
ルナーsも小説頑張ってくださいねw
ダスク君と子猫たち使わせてもらいます!!
フロストテイルさん、
キャラありがとうございますw
「アルジャン」使わせてもらいますねw
兎のルナーはそうです!お借りしましたw
ルナーsも小説頑張ってくださいねw
ダスク君と子猫たち使わせてもらいます!!
フロストテイルさん、
キャラありがとうございますw
「アルジャン」使わせてもらいますねw
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
エールside
『ここで囚われているような・・・。まるで奴隷みたいに・・・。』
『生きるのに疲れちゃった。』
あんなに風に傷ついた猫見たことがなかった。
助けてやりたい。
そう思えた。
そして何よりも彼女の額に光陰の印があることに驚いた。
まだ、完成していないが・・・。
そしてクシャクシャになっている額の毛を整える。
そこには完成した星の模様があった。
ここから出してやろうか・・・。
だがその後は?
旅に連れて行く訳にはいかない。
危険すぎる。
せめて戦い方さえ知っていれば連れていくこともできただろうに。
「くそ!どうすりゃいいんだよ!」
見捨てたくない。
ハートに名を与えた時点でハートは自分の一部なのだ。
エールは今までに同じ場所に2日以上留まることはしなかった。
だが1日でも長く居てやりたい。
ハートは何としてでも助けたい。
どれだけ時間がかかっても必ず助けてやるからな!
『ここで囚われているような・・・。まるで奴隷みたいに・・・。』
『生きるのに疲れちゃった。』
あんなに風に傷ついた猫見たことがなかった。
助けてやりたい。
そう思えた。
そして何よりも彼女の額に光陰の印があることに驚いた。
まだ、完成していないが・・・。
そしてクシャクシャになっている額の毛を整える。
そこには完成した星の模様があった。
ここから出してやろうか・・・。
だがその後は?
旅に連れて行く訳にはいかない。
危険すぎる。
せめて戦い方さえ知っていれば連れていくこともできただろうに。
「くそ!どうすりゃいいんだよ!」
見捨てたくない。
ハートに名を与えた時点でハートは自分の一部なのだ。
エールは今までに同じ場所に2日以上留まることはしなかった。
だが1日でも長く居てやりたい。
ハートは何としてでも助けたい。
どれだけ時間がかかっても必ず助けてやるからな!
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
エールと出会ってから4日が過ぎようとしていた。
エールはきっと今日も待っている。
自分のことを後回しにして。
「カウアド!!」
コールドサンの怒鳴る声。
「は・はい、すぐに行きます!」
コールドサンの元へ向かう。
コールドサンは尻尾を振りながら
「おい、これは何だ?」
トガリネズミを指した。
「えっと・・・トガリネズミです・・・。」
オズオズと答える。
「俺はこんなものは食わん!」
トガリネズミはコールドサンの苦手な獲物だ。
「で・ですがこれを持ってきたのは私ではありません・・・。」
「どうでもいい!さっさと持って行け!!それはお前が食え!!!」
トガリネズミを乱暴に投げつけてきた。
「は・はい!」
トガリネズミをくわえ部屋から出る。
ハートは無性にイラつき尻尾を地面に叩きつける。
だが・・・
ハートから銀色の炎が上がったことにハート自身は気づいていなかった。
エールはきっと今日も待っている。
自分のことを後回しにして。
「カウアド!!」
コールドサンの怒鳴る声。
「は・はい、すぐに行きます!」
コールドサンの元へ向かう。
コールドサンは尻尾を振りながら
「おい、これは何だ?」
トガリネズミを指した。
「えっと・・・トガリネズミです・・・。」
オズオズと答える。
「俺はこんなものは食わん!」
トガリネズミはコールドサンの苦手な獲物だ。
「で・ですがこれを持ってきたのは私ではありません・・・。」
「どうでもいい!さっさと持って行け!!それはお前が食え!!!」
トガリネズミを乱暴に投げつけてきた。
「は・はい!」
トガリネズミをくわえ部屋から出る。
ハートは無性にイラつき尻尾を地面に叩きつける。
だが・・・
ハートから銀色の炎が上がったことにハート自身は気づいていなかった。
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
銀色の光......ついにハートの秘められた力が明らかになるのでしょうか?
続きが楽しみです!
続きが楽しみです!
ラッキークロー- 副長
- 投稿数 : 226
Join date : 2015/05/20
所在地 : 小説について何かご質問、ご意見等ありましたらお気軽にPMやTwitterの方へメッセージどうぞ!
Re: 鳥籠に囚われて
ラッキークローs、ありがとうございます!!
ヘイズィハートの運命はこれから波乱が待ち受けていく予定ですw
ヘイズィハートの運命はこれから波乱が待ち受けていく予定ですw
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
それは今暴発している。
「カウアド・・・!!」
遠くからその光景を目にしたコールドサン。
「チッ。あいつ!」
コールドサンはすぐにハートの元へかけて行き、
「おい!!カウアド!」
ハートは自分自身の炎に気付き、落ち着きを取り戻した。
火はおさまった。
だが時分の力を信じられず呆然とした。
「いい加減にしろ!もう二度とこんなことはするな。分かったか!!」
いつもより大声で怒鳴るコールドサン。
「は・はい。」
銀色の炎。
彼女のもつ光陰の力。
ハートにこれからもその力を使うことは赦されない。
コールドサンの水の力がある限りハートの炎は消されてしまう。
ハートにその力を使いこなすことができたのなら・・・
「カウアド・・・!!」
遠くからその光景を目にしたコールドサン。
「チッ。あいつ!」
コールドサンはすぐにハートの元へかけて行き、
「おい!!カウアド!」
ハートは自分自身の炎に気付き、落ち着きを取り戻した。
火はおさまった。
だが時分の力を信じられず呆然とした。
「いい加減にしろ!もう二度とこんなことはするな。分かったか!!」
いつもより大声で怒鳴るコールドサン。
「は・はい。」
銀色の炎。
彼女のもつ光陰の力。
ハートにこれからもその力を使うことは赦されない。
コールドサンの水の力がある限りハートの炎は消されてしまう。
ハートにその力を使いこなすことができたのなら・・・
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
鳥籠に囚われて <キャラ募集中>
登場猫更新
・ダスク(夕暮れ) 雄猫 <フェンリルハートsより>
藍色の目。焦げ茶色の虎柄。
・マリンスカイ(海と空) 雌猫
海のように深い色の目。曇った空のような灰色の体。
タイムズフラワーとの間に3匹の子猫。
・フェアリーキット(妖精子猫) 雌猫 <フェンリルハートsより>
・ローズキット(薔薇子猫) 雌猫
・モノクロームキット(モノクロ子猫) 雄猫 <フェンリルハートsより>
・タイムズフラワー(時の花) 雄猫。
緑色の目。真っ黒な体。
・シューティングスター(流れ星) 雄猫
星のような黄色い目と青い目のオッドアイ。体は白。
・ペレグリンアイ(隼の目) 雄猫
藍色の目。ショウガ色の毛に淡い斑点。
・ヴァイオレンスストーム(激しい嵐) 雌猫
紫がかった青い目。体は薄いオレンジ。
・リースポー(花冠足) 雌猫
緑色の目。濃い灰色の虎猫。
ラプターポーの妹。
・フラフィポー(フワフワ足) 雌猫
琥珀色の目。毛が長くフワフワした白い毛。
更新中・・・
・ダスク(夕暮れ) 雄猫 <フェンリルハートsより>
藍色の目。焦げ茶色の虎柄。
・マリンスカイ(海と空) 雌猫
海のように深い色の目。曇った空のような灰色の体。
タイムズフラワーとの間に3匹の子猫。
・フェアリーキット(妖精子猫) 雌猫 <フェンリルハートsより>
・ローズキット(薔薇子猫) 雌猫
・モノクロームキット(モノクロ子猫) 雄猫 <フェンリルハートsより>
・タイムズフラワー(時の花) 雄猫。
緑色の目。真っ黒な体。
・シューティングスター(流れ星) 雄猫
星のような黄色い目と青い目のオッドアイ。体は白。
・ペレグリンアイ(隼の目) 雄猫
藍色の目。ショウガ色の毛に淡い斑点。
・ヴァイオレンスストーム(激しい嵐) 雌猫
紫がかった青い目。体は薄いオレンジ。
・リースポー(花冠足) 雌猫
緑色の目。濃い灰色の虎猫。
ラプターポーの妹。
・フラフィポー(フワフワ足) 雌猫
琥珀色の目。毛が長くフワフワした白い毛。
更新中・・・
最終編集者 フェグワンヴィレッジ [ Mon Aug 17, 2015 6:53 pm ], 編集回数 1 回
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
そしてその日の夜。
ハートは衝撃の事実を知ってしまった。
エールに自分が訳の分からない力で炎を出現させたことを話した。
エールは黙り込んだ。
だが額の毛を整えこう言った。
「それは‘‘光陰の力’’と言うものだ。お前は‘‘光陰の力・光’’を持つのだろう。俺も光だ。」
「光陰の力って何ですか?」
よく分からない。
「稀に生まれるものでいわば突然変異体だな。‘‘光陰・光’’には‘‘炎、治、守’’の3つの力があり‘‘炎’’はトップにある。」
一息ついて話を進める。
「‘‘光陰・陰’’には‘‘水、壊、覗’’の3つがありその頂点が‘‘水’’だ。こうなる限り光が正で陰が悪となるな。」
「へぇ~。じゃあ私は光の中のトップなんですか?」
自分は銀の炎を出していた。
「いや、どうだろう。俺は普通の炎を操るフレイムコントローラーなんだ。それにその炎が銀色だったなんて聞いていないしな・・・。」
エールは必死に思い出そうとする。
(どっかで聞いたことがあったような・・・。)
「なぁ、その炎を見せてくれないか?」
エールが提案する。
「え!でもどうすればいいか・・・。」
あの時は無意識だったから。
「えっとな、ん~何て言えばいいかな・・・。思いっきり力んでみ!」
言われたとおりにする。
だが出ない。
「炎を出すってイメージで・・・ん~。俺が一回やってみっから見てろ。」
するとエールはハートから少し離れ炎を出現させた。
ハートの炎とは違いしっかりと熱がある。
ハートの炎は暑くないのだ。
それを思い出しエールに伝える。
「あ、あのエール。」
「ん?」
エールは元の位置に戻った。
「私の銀色の炎って熱がないみたいなんです。だって普通に私に近づいた猫がいたので。」
「!!思い出した!」
エールの頭に浮かんだのは
「ハート!お前は光陰の力の両方をもつ猫、生と死を操る猫だ!」
ハートは衝撃の事実を知ってしまった。
エールに自分が訳の分からない力で炎を出現させたことを話した。
エールは黙り込んだ。
だが額の毛を整えこう言った。
「それは‘‘光陰の力’’と言うものだ。お前は‘‘光陰の力・光’’を持つのだろう。俺も光だ。」
「光陰の力って何ですか?」
よく分からない。
「稀に生まれるものでいわば突然変異体だな。‘‘光陰・光’’には‘‘炎、治、守’’の3つの力があり‘‘炎’’はトップにある。」
一息ついて話を進める。
「‘‘光陰・陰’’には‘‘水、壊、覗’’の3つがありその頂点が‘‘水’’だ。こうなる限り光が正で陰が悪となるな。」
「へぇ~。じゃあ私は光の中のトップなんですか?」
自分は銀の炎を出していた。
「いや、どうだろう。俺は普通の炎を操るフレイムコントローラーなんだ。それにその炎が銀色だったなんて聞いていないしな・・・。」
エールは必死に思い出そうとする。
(どっかで聞いたことがあったような・・・。)
「なぁ、その炎を見せてくれないか?」
エールが提案する。
「え!でもどうすればいいか・・・。」
あの時は無意識だったから。
「えっとな、ん~何て言えばいいかな・・・。思いっきり力んでみ!」
言われたとおりにする。
だが出ない。
「炎を出すってイメージで・・・ん~。俺が一回やってみっから見てろ。」
するとエールはハートから少し離れ炎を出現させた。
ハートの炎とは違いしっかりと熱がある。
ハートの炎は暑くないのだ。
それを思い出しエールに伝える。
「あ、あのエール。」
「ん?」
エールは元の位置に戻った。
「私の銀色の炎って熱がないみたいなんです。だって普通に私に近づいた猫がいたので。」
「!!思い出した!」
エールの頭に浮かんだのは
「ハート!お前は光陰の力の両方をもつ猫、生と死を操る猫だ!」
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
「生と死を操る者はライフマニュピュレイター(命を操る者)と呼ばれるんだ。」
エールはそっと言う。
「ほらハート、君の額の星は半分だけだ。でも少し半分より大きい。もう片方には別の色の毛になるはずだ。」
ハートの額にそっと触れて言った。
「そうなんだ・・・。」
ハートは驚いた。
(ハートがライフマニュピュレイターならあの方法が通るな。)
「なぁ、ハート。」
「はい。」
「俺さ、明日旅に戻ることにした。だから今夜で君に会うのも・・・」
ハートは分かっていた。
だがハートの目から一筋の涙が流れた。
エールはハートに近づきそっと尻尾を肩に置いた。
「泣いてくれるのか?俺のために・・・。」
さみしいものはさみしい。
「はい、さみしいんです。」
ハートは一生懸命抑えようとする。
「ありがとな、泣いてくれて。」
エールもそうとうこらえている。
「旅に連れて行きたいが俺の旅はお前にとって危険すぎる。だが俺の旅は他と違って目的のある旅なんだ。」
「・・・。」
「だから、約束する。必ず君を迎えに来る。目的を果たしたら君と共に旅をしよう。」
エールは強い意志を目に浮かべて言った。
その目に嘘など浮かんではいない。
ハートは、
「はい!待っています!!絶対にまた逢うことを約束します!」
強く言う。
「じゃあ君は自分の本当の名前を見つけておくこと。それも約束だ。」
ハートの本名。
それをハート自身が知ること。
「分かりました!」
それくらいならできる。
いや、やってみせる!
「俺が迎えにきたら戦い方を教えてやる。」
戦い方を知らないハートは旅に出ても危険だ。
「はい。私も強くなります!」
「そろそろか・・・。」
それは、その言葉は別れを意味する。
「じゃあな、ハート。」
やはり悲しいのか涙がこみ上げる。
だがそれをグッとこらえ満面の笑みでエールを送る。
「はい。あ、あの!今までありがとうございました!」
「フッ。あぁ、こっちこそな。」
ニッとまたあのハートの好きな笑顔で・・・。
エールはそっと背を向け立ち去った。
エールの目から一粒の涙が落ちた。
(絶対に約束は守る。それまでがんばれよハート。)
ハートはエールの姿が見えなくなってもエールの消えた場所をずっと見つめていた。
エールはそっと言う。
「ほらハート、君の額の星は半分だけだ。でも少し半分より大きい。もう片方には別の色の毛になるはずだ。」
ハートの額にそっと触れて言った。
「そうなんだ・・・。」
ハートは驚いた。
(ハートがライフマニュピュレイターならあの方法が通るな。)
「なぁ、ハート。」
「はい。」
「俺さ、明日旅に戻ることにした。だから今夜で君に会うのも・・・」
ハートは分かっていた。
だがハートの目から一筋の涙が流れた。
エールはハートに近づきそっと尻尾を肩に置いた。
「泣いてくれるのか?俺のために・・・。」
さみしいものはさみしい。
「はい、さみしいんです。」
ハートは一生懸命抑えようとする。
「ありがとな、泣いてくれて。」
エールもそうとうこらえている。
「旅に連れて行きたいが俺の旅はお前にとって危険すぎる。だが俺の旅は他と違って目的のある旅なんだ。」
「・・・。」
「だから、約束する。必ず君を迎えに来る。目的を果たしたら君と共に旅をしよう。」
エールは強い意志を目に浮かべて言った。
その目に嘘など浮かんではいない。
ハートは、
「はい!待っています!!絶対にまた逢うことを約束します!」
強く言う。
「じゃあ君は自分の本当の名前を見つけておくこと。それも約束だ。」
ハートの本名。
それをハート自身が知ること。
「分かりました!」
それくらいならできる。
いや、やってみせる!
「俺が迎えにきたら戦い方を教えてやる。」
戦い方を知らないハートは旅に出ても危険だ。
「はい。私も強くなります!」
「そろそろか・・・。」
それは、その言葉は別れを意味する。
「じゃあな、ハート。」
やはり悲しいのか涙がこみ上げる。
だがそれをグッとこらえ満面の笑みでエールを送る。
「はい。あ、あの!今までありがとうございました!」
「フッ。あぁ、こっちこそな。」
ニッとまたあのハートの好きな笑顔で・・・。
エールはそっと背を向け立ち去った。
エールの目から一粒の涙が落ちた。
(絶対に約束は守る。それまでがんばれよハート。)
ハートはエールの姿が見えなくなってもエールの消えた場所をずっと見つめていた。
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
第2話終了です!
エール登場の2話でしたがヘイズィハートとは別れてしまいました・・・。
3話からはローン率いるウェーストトラベラーズが登場します!
ここでウェーストトラベラーズのキャラ募集を締め切ります!
<ウェーストトラベラーズ>紹介
・ローン(芝生) 雄猫
深い琥珀色の目。艶やかで美しい銀色の毛並み。
光陰の力・陰の力をもち、破壊の力を操る。
額に黒っぽい星のマークがある。
・アルジャン(金) 雄猫 <フロストテイルsより>
黄金色の目。金茶色の体。
・ダスク(夕焼け) 雄猫 <フェンリルハートsより>
目は藍色。焦げ茶色の虎柄。
・サーガ(壮絶な物語) 雄猫
琥珀色の目。麦色の毛の長い毛皮。
・スパイラル(螺旋) 雄猫
緑色の目。灰色の体。
・ルナー(月) 雌兎 <謎の兎>
赤い目。白い体。
何故か猫の言葉が話せる。鋭い直感を持ち、ローンたちを導く。
それでは引き続き応援よろしくおねがいします!!!
ヘイズィハートの運命が今動き出す・・・
エール登場の2話でしたがヘイズィハートとは別れてしまいました・・・。
3話からはローン率いるウェーストトラベラーズが登場します!
ここでウェーストトラベラーズのキャラ募集を締め切ります!
<ウェーストトラベラーズ>紹介
・ローン(芝生) 雄猫
深い琥珀色の目。艶やかで美しい銀色の毛並み。
光陰の力・陰の力をもち、破壊の力を操る。
額に黒っぽい星のマークがある。
・アルジャン(金) 雄猫 <フロストテイルsより>
黄金色の目。金茶色の体。
・ダスク(夕焼け) 雄猫 <フェンリルハートsより>
目は藍色。焦げ茶色の虎柄。
・サーガ(壮絶な物語) 雄猫
琥珀色の目。麦色の毛の長い毛皮。
・スパイラル(螺旋) 雄猫
緑色の目。灰色の体。
・ルナー(月) 雌兎 <謎の兎>
赤い目。白い体。
何故か猫の言葉が話せる。鋭い直感を持ち、ローンたちを導く。
それでは引き続き応援よろしくおねがいします!!!
ヘイズィハートの運命が今動き出す・・・
最終編集者 フェグワンヴィレッジ [ Fri Oct 16, 2015 11:32 pm ], 編集回数 2 回
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
※エールとの出会いから半年後の話ですw
第3話
荒地を旅する者たち
エールとの出会いからもう3年。
ハートは大人になっていた。
しかし地位は変わらない。
相変わらずコールドサンに仕えていた。
それでも自分に見方をしてくれる猫が増えた。
そんなハートはエールのことをひと時も忘れずに想っていた。
「カウアド!!早くしろ!!!いつまでやっている!!」
コールドサンはイライラして言う。
ハートはコールドサンの部屋の掃除をしていた。
「はい、もう少しなので・・・。」
始めたばかりなのに。
そして掃除を終わらせると
「おい、獲物を持って来い。大きいやつだ。」
そう言われ、ハートは獲物置き場へ向かう。
大きなウサギを持って戻る。
「持ってきました。」
コールドサンは下がれと尻尾で合図した。
ハートは頭を下げ部屋を出た。
ハートも自分用の小さなトガリネズミを取り寝床へ向かう。
食べ終わり毛繕いすると眠りについた。
その夜ハートはある夢を見た。
第3話
荒地を旅する者たち
エールとの出会いからもう3年。
ハートは大人になっていた。
しかし地位は変わらない。
相変わらずコールドサンに仕えていた。
それでも自分に見方をしてくれる猫が増えた。
そんなハートはエールのことをひと時も忘れずに想っていた。
「カウアド!!早くしろ!!!いつまでやっている!!」
コールドサンはイライラして言う。
ハートはコールドサンの部屋の掃除をしていた。
「はい、もう少しなので・・・。」
始めたばかりなのに。
そして掃除を終わらせると
「おい、獲物を持って来い。大きいやつだ。」
そう言われ、ハートは獲物置き場へ向かう。
大きなウサギを持って戻る。
「持ってきました。」
コールドサンは下がれと尻尾で合図した。
ハートは頭を下げ部屋を出た。
ハートも自分用の小さなトガリネズミを取り寝床へ向かう。
食べ終わり毛繕いすると眠りについた。
その夜ハートはある夢を見た。
最終編集者 フェグワンヴィレッジ [ Mon Aug 17, 2015 6:16 pm ], 編集回数 1 回
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
それはあまりにも不思議な夢だった。
何故・・・?
見たことのない場所でよく分からない猫たちと共にいた。
(エール?いや、違う・・・。誰?)
夢の中ではぼやけてよく分からない。
1・2・3・・・5匹いる。
(ん?猫じゃない?)
6匹目はあまりに小さい。
(あ、誰かが私に話しかけている。)
でもよく聞こえない。
そこで目が覚めた。
「ファ~。何だったんだろう、今の夢・・・。」
何故知らない猫たちが私と一緒にいたんだろう。
彼女はまだ知らない。これから訪れる運命の出会いを・・・。
何故・・・?
見たことのない場所でよく分からない猫たちと共にいた。
(エール?いや、違う・・・。誰?)
夢の中ではぼやけてよく分からない。
1・2・3・・・5匹いる。
(ん?猫じゃない?)
6匹目はあまりに小さい。
(あ、誰かが私に話しかけている。)
でもよく聞こえない。
そこで目が覚めた。
「ファ~。何だったんだろう、今の夢・・・。」
何故知らない猫たちが私と一緒にいたんだろう。
彼女はまだ知らない。これから訪れる運命の出会いを・・・。
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
「ねぇ、起きて。」
ハートを呼ぶ声。
ハートはあの後また眠ってしまったのだった。
「起きてってば!」
起こしにきたのはコンステレイションだった。
「はい、何でしょうか?」
「話があるの来て。」
聞こえないようにそっと言う。
何だろうと思いながらもついて行く。
「連れて来たわ。」
そこにはいつも影からハートを支えてくれている猫たちがいた。
エディハート、ジュエリーシャイン、ラブサイカロジーあとラブサイカロジーの息子のジンジャーポーもいる。
「姉はパトロールに行っているので来れないそうです。」
ジュエリーシャインの姉はスワロウフォールンだ。
「あ、そうだ!言うの忘れてたイリュージョンリザルトも来れないって!」
ジンジャーポーが言った。
「えぇ、分かっているわ。それと大声を出さないでちょうだい。」
ラブサイカロジーが諭す。
「あの、話って・・・。」
ハートは思い切って聞く。
「あぁ、そうね。えっとね私たちねあなたの名前を探ってあげようかなと思っているの。」
コンステレイションが話し始めた。
「あの憎たらしい族長はきっと教えっこないわ。」
一族の中で最も族長を嫌うラブサイカロジーが言う。
「ほんとほんと。」
ジュエリーシャインも相槌をうつ。
「名前・・・。」
『自分の本当の名前を見つけておくこと。』
エールとの約束。
「どうしたの?」
考え込んでいるハートの顔を覗き込むジンジャーポー。
「え!あ、いや何でも・・・。」
「それでねあなたの記憶に名前が残ってないかと思って・・・どう?」
ハートの記憶には・・・ない。
と、いうよりも実の親のこともあまり覚えていない。
ここでコールドサンに拾われたわけだ。
ん?
だとしたら自分は何故・・・いや、母は何故ここに来てしまったんだろう?
自分は一体どこで生まれたんだろう?
今まで思いつきもしなかった疑問が沸き上がる。
自分の出生には何が隠されているんだろう?
ハートを呼ぶ声。
ハートはあの後また眠ってしまったのだった。
「起きてってば!」
起こしにきたのはコンステレイションだった。
「はい、何でしょうか?」
「話があるの来て。」
聞こえないようにそっと言う。
何だろうと思いながらもついて行く。
「連れて来たわ。」
そこにはいつも影からハートを支えてくれている猫たちがいた。
エディハート、ジュエリーシャイン、ラブサイカロジーあとラブサイカロジーの息子のジンジャーポーもいる。
「姉はパトロールに行っているので来れないそうです。」
ジュエリーシャインの姉はスワロウフォールンだ。
「あ、そうだ!言うの忘れてたイリュージョンリザルトも来れないって!」
ジンジャーポーが言った。
「えぇ、分かっているわ。それと大声を出さないでちょうだい。」
ラブサイカロジーが諭す。
「あの、話って・・・。」
ハートは思い切って聞く。
「あぁ、そうね。えっとね私たちねあなたの名前を探ってあげようかなと思っているの。」
コンステレイションが話し始めた。
「あの憎たらしい族長はきっと教えっこないわ。」
一族の中で最も族長を嫌うラブサイカロジーが言う。
「ほんとほんと。」
ジュエリーシャインも相槌をうつ。
「名前・・・。」
『自分の本当の名前を見つけておくこと。』
エールとの約束。
「どうしたの?」
考え込んでいるハートの顔を覗き込むジンジャーポー。
「え!あ、いや何でも・・・。」
「それでねあなたの記憶に名前が残ってないかと思って・・・どう?」
ハートの記憶には・・・ない。
と、いうよりも実の親のこともあまり覚えていない。
ここでコールドサンに拾われたわけだ。
ん?
だとしたら自分は何故・・・いや、母は何故ここに来てしまったんだろう?
自分は一体どこで生まれたんだろう?
今まで思いつきもしなかった疑問が沸き上がる。
自分の出生には何が隠されているんだろう?
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
半年後ということで見習いから戦士へ、子猫から見習いへ、となった猫達を紹介します。
・エディポーからエディハート(渦巻く心)
・イリュージョンポーからイリュージョンリザルト(幻想の果て)
・フロウカスポーからフロウカスティア(羊雲の涙)
・ジンジャーキットからジンジャーポー(生姜足)
・フューチャーキットからフューチャーポー(未来足)
以上です。
・エディポーからエディハート(渦巻く心)
・イリュージョンポーからイリュージョンリザルト(幻想の果て)
・フロウカスポーからフロウカスティア(羊雲の涙)
・ジンジャーキットからジンジャーポー(生姜足)
・フューチャーキットからフューチャーポー(未来足)
以上です。
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
登場猫紹介
・ダークイルミネイト(闇を照らす) 雄猫
黒っぽい目。真っ黒な体で鼻先が白。
・ブラッサムシャワー(花吹雪) 雌猫
黄色い目。三毛柄で所々に白い花びらのような模様がある。
ダークイルミネイトとの間に2匹の子がいる。
・スプレンダーキット(華麗子猫) 雌猫
・シードキット(種子猫) 雄猫
更新中・・・
・ダークイルミネイト(闇を照らす) 雄猫
黒っぽい目。真っ黒な体で鼻先が白。
・ブラッサムシャワー(花吹雪) 雌猫
黄色い目。三毛柄で所々に白い花びらのような模様がある。
ダークイルミネイトとの間に2匹の子がいる。
・スプレンダーキット(華麗子猫) 雌猫
・シードキット(種子猫) 雄猫
更新中・・・
最終編集者 フェグワンヴィレッジ [ Tue Aug 18, 2015 9:32 pm ], 編集回数 1 回
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
ハートは二つの力を持つ猫だったんですね!展開が早くてワクワクします。
ラブサイカロジーが出てきてちょっと嬉しいです^/^更新待ってます!
ラブサイカロジーが出てきてちょっと嬉しいです^/^更新待ってます!
ラッキークロー- 副長
- 投稿数 : 226
Join date : 2015/05/20
所在地 : 小説について何かご質問、ご意見等ありましたらお気軽にPMやTwitterの方へメッセージどうぞ!
Re: 鳥籠に囚われて
ラッキークローsありがとうございますw
ハートの力はまだ発揮されませんが4・5あたりででる予定ですw
ラブサイカロジーも活躍しますよwww
ハートの力はまだ発揮されませんが4・5あたりででる予定ですw
ラブサイカロジーも活躍しますよwww
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
「ない?記憶に。」
ラブサイカロジーが言う。
「ないです・・・。分からないんです。」
本当にないのだ。
「やっぱあの族長に聞くしかないわ。」
エディハートが尻尾を振って言った。
「でも・・・。」
あのコールドサンがそんなこと教える訳がない。
「私、やってみるわ!」
声を上げたのはエディハートだった。
「えぇ!!」
全員が驚いた。
「聞き出して見るわ。」
真剣な声色で言う。
「いいけど・・・私達のことがバレなきゃいいけど・・・。」
コンステレイションが不安そうに言った。
「でも、まかせてみましょ!」
ジュエリーシャインの言葉に頷く猫たち。
ハートはうれしかった。
こんな風に助けてもらえることが。
「お願いします。」
エディハートに頭を下げた。
「いいのいいの。お詫びだからこの間の。」
決闘のことだ。
「あ、そんな、私あのこと気にしてませんから・・・。」
「とりあえずカウアドって呼びたくないわ。別の仮の名前でも・・・」
あ!
それなら・・・
「ハートって呼んでください!」
ラブサイカロジーが言う。
「ないです・・・。分からないんです。」
本当にないのだ。
「やっぱあの族長に聞くしかないわ。」
エディハートが尻尾を振って言った。
「でも・・・。」
あのコールドサンがそんなこと教える訳がない。
「私、やってみるわ!」
声を上げたのはエディハートだった。
「えぇ!!」
全員が驚いた。
「聞き出して見るわ。」
真剣な声色で言う。
「いいけど・・・私達のことがバレなきゃいいけど・・・。」
コンステレイションが不安そうに言った。
「でも、まかせてみましょ!」
ジュエリーシャインの言葉に頷く猫たち。
ハートはうれしかった。
こんな風に助けてもらえることが。
「お願いします。」
エディハートに頭を下げた。
「いいのいいの。お詫びだからこの間の。」
決闘のことだ。
「あ、そんな、私あのこと気にしてませんから・・・。」
「とりあえずカウアドって呼びたくないわ。別の仮の名前でも・・・」
あ!
それなら・・・
「ハートって呼んでください!」
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
エディハートside
(あの族長をどうやって騙す?)
何とか方法を見つけようとする。
(・・・。やりたくないけどハートのためになるなら・・・。)
思いついたようだ。
族長室に向かう前にハートの元へ向かう。
「ハート!ちょっといい?」
「はい。」
ハートの寝床に入る。
「あのね今から私はあなたに怪我をさせられたことにする。で、怒り狂ったふりをしてコールドサンに訴える。『カウアドより酷い名前をつけてやりたいからあいつの本名教えろ!!』てね。どう?やってもいい?」
ハートは構わなかった。
「大丈夫です。お願いします。」
「じゃ、行って来るわ。そうだ!ね、前足に傷つけて!」
体を急転換させ戻る。
「え!出来ません、そんなこと・・・。」
「作戦のため、お願い!」
ハートのにおいがついていた方が騙しやすい。
「ごめんなさい!我慢してください。」
ハートはエディハートの前足をかぎ爪で引っかいた。
「ッ痛!」
「ごめんなさい!」
今まで相手に怪我をさせたことがないハート。
「大丈夫よこの位。成功を祈ってて!」
エディハートはハートの名前を知ることができるのだろうか・・・
(あの族長をどうやって騙す?)
何とか方法を見つけようとする。
(・・・。やりたくないけどハートのためになるなら・・・。)
思いついたようだ。
族長室に向かう前にハートの元へ向かう。
「ハート!ちょっといい?」
「はい。」
ハートの寝床に入る。
「あのね今から私はあなたに怪我をさせられたことにする。で、怒り狂ったふりをしてコールドサンに訴える。『カウアドより酷い名前をつけてやりたいからあいつの本名教えろ!!』てね。どう?やってもいい?」
ハートは構わなかった。
「大丈夫です。お願いします。」
「じゃ、行って来るわ。そうだ!ね、前足に傷つけて!」
体を急転換させ戻る。
「え!出来ません、そんなこと・・・。」
「作戦のため、お願い!」
ハートのにおいがついていた方が騙しやすい。
「ごめんなさい!我慢してください。」
ハートはエディハートの前足をかぎ爪で引っかいた。
「ッ痛!」
「ごめんなさい!」
今まで相手に怪我をさせたことがないハート。
「大丈夫よこの位。成功を祈ってて!」
エディハートはハートの名前を知ることができるのだろうか・・・
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
ハートは名前を取り戻すことができるのか!!
そしてウェーストトラベラーズとの出会いはどのように!
毎回楽しみにしていますw
ヘイズィハートが可愛くてたまりませんww
頑張ってくださいねw
そしてウェーストトラベラーズとの出会いはどのように!
毎回楽しみにしていますw
ヘイズィハートが可愛くてたまりませんww
頑張ってくださいねw
フェンリルハート(元フェニックスメモリー)- 見習い
- 投稿数 : 25
Join date : 2015/07/25
Age : 23
所在地 : 静岡
Re: 鳥籠に囚われて
ルナーsありがとうございますw
ヘイズィハートは波乱な運命に立ち向かいます!!
お互いがんばりましょうw
ヘイズィハートは波乱な運命に立ち向かいます!!
お互いがんばりましょうw
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Re: 鳥籠に囚われて
※今回はミスト族から離れます。
「リーダー、次はどこへ向かいますか?」
聞きなれない声がする。
(誰だ?この猫・・・)
記憶にはないその猫はしきりに話しかけてくる。
そしてはっきり顔が見れるようになった途端に夢から覚めた。
「リーダーどうかしましたか?」
アルジャンが聞いてくる。
「いや、なんでもねぇ。目が覚めただけだ。」
ローンは身震いする。
今日は冷えるなと思い、いつもは一匹で寝るローンは仲間達の間に入り眠ろうとした。
だがさっきの夢が気になり寝付けない。
見張りをしているダスクに近づき
「代わる、休め。」
「え、いいんですか?」
「あぁ、今日は寝付けねぇからな。」
ダスクは仲間の元へ行きすぐに寝息を立て始めた。
「フッ。相変わらずだなあいつは寝るのが早い。」
リーダーともなれば仲間の癖や性格が分かるようになる。
(一体さっきの猫は何だったんだ?)
ガサッ。
茂みから音がする。
「!!」
ローンは戦闘態勢をとった。
そして出てきた猫に驚いた。
旅猫達の間で『炎虎』と呼ばれる猫。
「お前は!!炎虎エール!!!」
「リーダー、次はどこへ向かいますか?」
聞きなれない声がする。
(誰だ?この猫・・・)
記憶にはないその猫はしきりに話しかけてくる。
そしてはっきり顔が見れるようになった途端に夢から覚めた。
「リーダーどうかしましたか?」
アルジャンが聞いてくる。
「いや、なんでもねぇ。目が覚めただけだ。」
ローンは身震いする。
今日は冷えるなと思い、いつもは一匹で寝るローンは仲間達の間に入り眠ろうとした。
だがさっきの夢が気になり寝付けない。
見張りをしているダスクに近づき
「代わる、休め。」
「え、いいんですか?」
「あぁ、今日は寝付けねぇからな。」
ダスクは仲間の元へ行きすぐに寝息を立て始めた。
「フッ。相変わらずだなあいつは寝るのが早い。」
リーダーともなれば仲間の癖や性格が分かるようになる。
(一体さっきの猫は何だったんだ?)
ガサッ。
茂みから音がする。
「!!」
ローンは戦闘態勢をとった。
そして出てきた猫に驚いた。
旅猫達の間で『炎虎』と呼ばれる猫。
「お前は!!炎虎エール!!!」
最終編集者 フェグワンヴィレッジ [ Sun Oct 04, 2015 2:48 pm ], 編集回数 1 回
フェグワンヴィレッジ- 年長戦士
- 投稿数 : 150
Join date : 2015/08/06
Age : 22
所在地 : 日本で一番暖かいところw
Page 2 of 3 • 1, 2, 3
WARRIORS BBS :: 小説投稿フォーラム :: 完全オリジナル猫小説
Page 2 of 3
Permissions in this forum:
返信投稿: 可
|
|