闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
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闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
どうも!シャイニングナイトです!(。・ω・)ノ゙
小説、4つ目かな?(やりすぎだ)
私の代理キャラが出てくる他は
敵以外は本家同様のつもりです.......。
(私すぐキャラ増やしちゃうから信用が出来ん)
サンダー族の元にとあるお告げが降りました。
小説、4つ目かな?(やりすぎだ)
私の代理キャラが出てくる他は
敵以外は本家同様のつもりです.......。
(私すぐキャラ増やしちゃうから信用が出来ん)
サンダー族の元にとあるお告げが降りました。
最終編集者 シャイニングナイト [ Thu May 07, 2020 8:13 am ], 編集回数 1 回
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
1匹の青みがかった灰色の雌猫はつぶやいた。
「大変だわ。部族が危険にさらされる」
不安そうにつぶやくと、後ろから黒っぽい三毛猫が現れた。
「ブルースター、どうしたのですか?」
ブルースターと呼ばれた猫は振り向く。
「あら、スポッティドリーフ」
ブルースターは歓迎する。
「あのね、不吉な予感がするの」
ブルースターがソワソワしっぽを動かして言う。
「あたしも、そう思うよ」
毛がボサボサの灰色の雌猫がやってきた。
「イェローファングも」
ブルースターはまた歓迎する。
「星の力の予言の他に予言がおりたよ。奇跡の闇夜と邪悪な光がぶつかり合い、部族を救う」
イェローファングが体を震わす。
「今、4匹の子猫が生まれてきたわ。シャイニングキットにライオンキット、ホリーキットにジェイキットよ」
スポッティドリーフが言う。
「ファイヤスターに言わなければ」
ブルースターが立ち上がる。そして、その場所から二匹の雌猫も去った。
この話がされたのは前の話。
もう、1匹は看護猫に、残りの3匹は戦士に.......
いえ、2匹は戦士です。
「大変だわ。部族が危険にさらされる」
不安そうにつぶやくと、後ろから黒っぽい三毛猫が現れた。
「ブルースター、どうしたのですか?」
ブルースターと呼ばれた猫は振り向く。
「あら、スポッティドリーフ」
ブルースターは歓迎する。
「あのね、不吉な予感がするの」
ブルースターがソワソワしっぽを動かして言う。
「あたしも、そう思うよ」
毛がボサボサの灰色の雌猫がやってきた。
「イェローファングも」
ブルースターはまた歓迎する。
「星の力の予言の他に予言がおりたよ。奇跡の闇夜と邪悪な光がぶつかり合い、部族を救う」
イェローファングが体を震わす。
「今、4匹の子猫が生まれてきたわ。シャイニングキットにライオンキット、ホリーキットにジェイキットよ」
スポッティドリーフが言う。
「ファイヤスターに言わなければ」
ブルースターが立ち上がる。そして、その場所から二匹の雌猫も去った。
この話がされたのは前の話。
もう、1匹は看護猫に、残りの3匹は戦士に.......
いえ、2匹は戦士です。
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
☆登場猫紹介☆
族長 ファイヤスター(火の星)♂
炎の様なオレンジ色の毛皮を持つ雄猫。目は緑。元飼い猫だが、戦士の素質があり、素晴らしい族長。
副長 ブランブルクロー(イバラの鉤爪)♂
焦げ茶色の虎柄の雄猫。目は琥珀色。シャイニングナイトを叱ってばかりいる。
看護猫 ジェイフェザー(カケスの羽)♂
青灰色の縞柄の雄猫。目は見えないが、青色。姉であるシャイニングナイトに呆れている。
戦士 シャイニングナイト(輝く夜)♀
闇夜のような毛皮に黄金色の斑点がある雌猫。目は琥珀色。性格はキツいが、家族思い。イタズラ好きで常に不真面目。ブランブルクローで遊んでいる。姉弟の中で1番ジェイフェザーがお気に入り。姉弟の中で1番年上だが、1番呆れられている。
戦士 ライオンブレイズ(ライオンの炎)♂
黄金色の縞柄の雄猫。目は琥珀色。優しいお兄ちゃんタイプ。姉にもっと真面目になって欲しいと思っている。
後は本家同様のつもり!敵キャラは秘密で☆
族長 ファイヤスター(火の星)♂
炎の様なオレンジ色の毛皮を持つ雄猫。目は緑。元飼い猫だが、戦士の素質があり、素晴らしい族長。
副長 ブランブルクロー(イバラの鉤爪)♂
焦げ茶色の虎柄の雄猫。目は琥珀色。シャイニングナイトを叱ってばかりいる。
看護猫 ジェイフェザー(カケスの羽)♂
青灰色の縞柄の雄猫。目は見えないが、青色。姉であるシャイニングナイトに呆れている。
戦士 シャイニングナイト(輝く夜)♀
闇夜のような毛皮に黄金色の斑点がある雌猫。目は琥珀色。性格はキツいが、家族思い。イタズラ好きで常に不真面目。ブランブルクローで遊んでいる。姉弟の中で1番ジェイフェザーがお気に入り。姉弟の中で1番年上だが、1番呆れられている。
戦士 ライオンブレイズ(ライオンの炎)♂
黄金色の縞柄の雄猫。目は琥珀色。優しいお兄ちゃんタイプ。姉にもっと真面目になって欲しいと思っている。
後は本家同様のつもり!敵キャラは秘密で☆
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
キャンプはいつも騒がしい。また、あの戦士は怒られている。戦士としての素質はあるくせに不真面目な雌猫。
「シャイニングナイト!いつになったら俺が行った通りに行動するんだ?今日はパトロールをしろと言っただろう!なのになぜ勝手に狩りに行っているんだ!」
ブランブルクローは怒鳴っている。普通なら副長にこれだけ怒鳴られれば反省するはずだ。
「狩りに行きたかったからです」
だが、シャイニングナイトは反省する素振りも見せない。
「もっと真面目になれ!」
ブランブルクローは常々思っている。なぜこいつは戦士に昇格出来たのか、と。シャイニングナイトは別に劣等生な訳では無いから戦士に昇格したのだ。
「怒鳴ってないで、狩りやパトロールに行った方が一族の役に立ちますよ〜」
シャイニングナイトはそう言うと立ち上がり、勝手に看護部屋へと行ってしまった。
「お前にそんな事を言われる筋合いパトロールない!」
ブランブルクローは空き地の地面に鋭い爪を、思い切り食い込ませ、いら立ちの叫び声を上げたのだった。
「今日のブランブルクローも面白かった〜!」
私はそう言いながら看護部屋に入る。ジェイフェザーの隣に座る。ジェイフェザーは迷惑そうに振り返る。
「なんだよ、姉さん。用事ないなら帰ってくれよ」
ジェイフェザーは呆れた目でこちらを見る。
「うわあ、冷たい。それが姉に対する態度?私凄いのよ。ブランブルクローは私を叱るので疲れてる。私はそれだけ副長を振り回してるって事。あー、面白い!」
シャイニングナイトは1人、笑い転げ、ジェイフェザーは冷たい目でそれを見ている。
「やっぱり姉さんここにいたのか」
ライオンブレイズが入って来る。
「っていうか2人はいいよねー、星の力を持ってて。私もホリーリーフと同じで持ってないから」
シャイニングナイトは羨ましそうに言う。そうなのだ。誰にも言っていない、私たちだけの秘密。ジェイフェザーとライオンブレイズは星の力を持っていて。ジェイフェザーは心を読めて、ライオンブレイズは戦いで絶対に怪我をしない。
「でも姉さんは看護猫でも族長でもないのにスター族に会いに行けるだろ」
ジェイフェザーは薬草棚を整理しながら言う。そう、シャイニングナイトにはその能力があるが、私には別の運命が用意されているそうなのだ。だから、星の力では無い。
「そーだけどさー」
シャイニングナイトは寝っ転がる。私は1人で自分の運命を考えてみた。どんな事になるのだろうか。
「シャイニングナイト!いつになったら俺が行った通りに行動するんだ?今日はパトロールをしろと言っただろう!なのになぜ勝手に狩りに行っているんだ!」
ブランブルクローは怒鳴っている。普通なら副長にこれだけ怒鳴られれば反省するはずだ。
「狩りに行きたかったからです」
だが、シャイニングナイトは反省する素振りも見せない。
「もっと真面目になれ!」
ブランブルクローは常々思っている。なぜこいつは戦士に昇格出来たのか、と。シャイニングナイトは別に劣等生な訳では無いから戦士に昇格したのだ。
「怒鳴ってないで、狩りやパトロールに行った方が一族の役に立ちますよ〜」
シャイニングナイトはそう言うと立ち上がり、勝手に看護部屋へと行ってしまった。
「お前にそんな事を言われる筋合いパトロールない!」
ブランブルクローは空き地の地面に鋭い爪を、思い切り食い込ませ、いら立ちの叫び声を上げたのだった。
「今日のブランブルクローも面白かった〜!」
私はそう言いながら看護部屋に入る。ジェイフェザーの隣に座る。ジェイフェザーは迷惑そうに振り返る。
「なんだよ、姉さん。用事ないなら帰ってくれよ」
ジェイフェザーは呆れた目でこちらを見る。
「うわあ、冷たい。それが姉に対する態度?私凄いのよ。ブランブルクローは私を叱るので疲れてる。私はそれだけ副長を振り回してるって事。あー、面白い!」
シャイニングナイトは1人、笑い転げ、ジェイフェザーは冷たい目でそれを見ている。
「やっぱり姉さんここにいたのか」
ライオンブレイズが入って来る。
「っていうか2人はいいよねー、星の力を持ってて。私もホリーリーフと同じで持ってないから」
シャイニングナイトは羨ましそうに言う。そうなのだ。誰にも言っていない、私たちだけの秘密。ジェイフェザーとライオンブレイズは星の力を持っていて。ジェイフェザーは心を読めて、ライオンブレイズは戦いで絶対に怪我をしない。
「でも姉さんは看護猫でも族長でもないのにスター族に会いに行けるだろ」
ジェイフェザーは薬草棚を整理しながら言う。そう、シャイニングナイトにはその能力があるが、私には別の運命が用意されているそうなのだ。だから、星の力では無い。
「そーだけどさー」
シャイニングナイトは寝っ転がる。私は1人で自分の運命を考えてみた。どんな事になるのだろうか。
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
次の日。私は嫌だがパトロールをしていた。メンバーは私とブランブルクローとライオンブレイズ。どっちも私に真面目になって欲しいと思っている猫達じゃん!
「あ、ヨモギギクだ!ジェイフェザーの為に持って行こ!」
私はヨモギギクをくわえようとする。
「パトロールに来てるんだぞ!ジェイフェザーに後で伝えて自分で採ってもらえばいい」
ブランブルクローがシュッとしっぽを振る。
「副長の言う通りだ姉さん」
ライオンブレイズも厳しく言う。あー、いやだ。仮病でも使ってみる?さすがに無理か.......。
「じゃあ、早く終わらせません?」
シャイニングナイトはいら立ちの声を上げる。
「誰だろうな!薬草だの、獲物だのって寄り道しまくったのは!全部お前のせいだよ!」
ブランブルクローが怒鳴る。
「でも私が寄り道しようって言ったおかげでブランブルクローはうさぎの巣穴に足をはめませんでしたよ?」
シャイニングナイトは得意げに顎を上げる。
「.......っ!とにかく!早く行きたいならこれ以上寄り道をするな!分かったな?!」
ブランブルクローはしっぽを地面に叩きつけた後、歩き始めた。
「姉さん、もう余計な事しないでくれ」
ライオンブレイズは隣に来て小声で言う。
「はい、はい」
シャイニングナイトは気のない返事をする。何とかパトロールを終えて、キャンプに帰った。
「ジェイフェザー!」
シャイニングナイトは真っ先に看護部屋に向かう。
「姉さん!今忙しいんだ!」
ジェイフェザーは怒鳴る。
「薬草がたくさん生えてる場所を教えてあげようと思ったのに。ひどいなあ」
私はその場に座る。ジェイフェザーはこちらを見ずに作業を進める。薬草に興味がないのだろうか?
「さあ、案内してくれ」
ジェイフェザーはようやく言った。
「はーい、そう来なくっちゃ」
シャイニングナイトは先頭を早歩きで歩く。すると、ダストペルトとブラクンファーに呼び止められた。
「ブランブルクローがお前は俺たちと一緒に狩りに行けって」
ダストペルトが言う。
「どこかへ行こうとしてる所悪いんだけど、副長の支持だから、狩りに行こう」
ブラクンファーが優しく言う。
「ジェイフェザー!」
シャイニングナイトが呼びかける。
「何だよ」
ジェイフェザーが不機嫌に返す。
「走って!!!」
シャイニングナイトは思い切り駆け出し、ジェイフェザーは仕方なく後を走る。放っておくとどうなるか分からないからだ。
「なんで走ったんだ?」
ジェイフェザーが息を切らして言う。
「狩りよりもジェイフェザーに薬草を教えたかったからよ!」
シャイニングナイトはキリッとした表情で言う。
「この前は狩りって言ってたじゃないか!」
ジェイフェザーはすっとんきょうな声を上げる。そんな理由で副長の支持にそむいたのかと言わんばかりに。
「気分よ、き、ぶ、ん!」
シャイニングナイトはドヤ顔で言う。ジェイフェザーとシャイニングナイトはみずみずしい薬草をたくさん採ってキャンプに帰った。ジェイフェザーは何も無かったが、シャイニングナイトは。
「シャイニングナイト!!!また命令にそむいたな!俺をなんだと思っているんだよ、お前は!」
ブランブルクローは怒りの形相で叫ぶ。
「怒りん坊のおもちゃ?」
シャイニングナイトが首をかしげて言う。
「ブランブルクロー、後は任せるんだ」
ファイヤスターが来る。
「もう一度見習いの気分を味わう罰を受けたいか?」
ファイヤスターが脅すように言う。
「ごめんなさい、ファイヤスター。ただ、一族が怪我をしてから薬草を採るより何かあった時のために用意して置く方がいいと思ったんです。許してください」
シャイニングナイトはファイヤスターが罰のことを言うと、耳を寝かし、瞳をうるませ、上目遣いでファイヤスターを見上げながら可愛らしい声で許しを得ようとする。
「わ、分かった。次からはないように」
ファイヤスターはそう言うと去って行った。すると、シャイニングナイトはいつもの顔に戻った。これがシャイニングナイトの最終手段である。これに惑わされないのはブランブルクローだけである。シャイニングナイトはニヤリと笑った。
「あ、ヨモギギクだ!ジェイフェザーの為に持って行こ!」
私はヨモギギクをくわえようとする。
「パトロールに来てるんだぞ!ジェイフェザーに後で伝えて自分で採ってもらえばいい」
ブランブルクローがシュッとしっぽを振る。
「副長の言う通りだ姉さん」
ライオンブレイズも厳しく言う。あー、いやだ。仮病でも使ってみる?さすがに無理か.......。
「じゃあ、早く終わらせません?」
シャイニングナイトはいら立ちの声を上げる。
「誰だろうな!薬草だの、獲物だのって寄り道しまくったのは!全部お前のせいだよ!」
ブランブルクローが怒鳴る。
「でも私が寄り道しようって言ったおかげでブランブルクローはうさぎの巣穴に足をはめませんでしたよ?」
シャイニングナイトは得意げに顎を上げる。
「.......っ!とにかく!早く行きたいならこれ以上寄り道をするな!分かったな?!」
ブランブルクローはしっぽを地面に叩きつけた後、歩き始めた。
「姉さん、もう余計な事しないでくれ」
ライオンブレイズは隣に来て小声で言う。
「はい、はい」
シャイニングナイトは気のない返事をする。何とかパトロールを終えて、キャンプに帰った。
「ジェイフェザー!」
シャイニングナイトは真っ先に看護部屋に向かう。
「姉さん!今忙しいんだ!」
ジェイフェザーは怒鳴る。
「薬草がたくさん生えてる場所を教えてあげようと思ったのに。ひどいなあ」
私はその場に座る。ジェイフェザーはこちらを見ずに作業を進める。薬草に興味がないのだろうか?
「さあ、案内してくれ」
ジェイフェザーはようやく言った。
「はーい、そう来なくっちゃ」
シャイニングナイトは先頭を早歩きで歩く。すると、ダストペルトとブラクンファーに呼び止められた。
「ブランブルクローがお前は俺たちと一緒に狩りに行けって」
ダストペルトが言う。
「どこかへ行こうとしてる所悪いんだけど、副長の支持だから、狩りに行こう」
ブラクンファーが優しく言う。
「ジェイフェザー!」
シャイニングナイトが呼びかける。
「何だよ」
ジェイフェザーが不機嫌に返す。
「走って!!!」
シャイニングナイトは思い切り駆け出し、ジェイフェザーは仕方なく後を走る。放っておくとどうなるか分からないからだ。
「なんで走ったんだ?」
ジェイフェザーが息を切らして言う。
「狩りよりもジェイフェザーに薬草を教えたかったからよ!」
シャイニングナイトはキリッとした表情で言う。
「この前は狩りって言ってたじゃないか!」
ジェイフェザーはすっとんきょうな声を上げる。そんな理由で副長の支持にそむいたのかと言わんばかりに。
「気分よ、き、ぶ、ん!」
シャイニングナイトはドヤ顔で言う。ジェイフェザーとシャイニングナイトはみずみずしい薬草をたくさん採ってキャンプに帰った。ジェイフェザーは何も無かったが、シャイニングナイトは。
「シャイニングナイト!!!また命令にそむいたな!俺をなんだと思っているんだよ、お前は!」
ブランブルクローは怒りの形相で叫ぶ。
「怒りん坊のおもちゃ?」
シャイニングナイトが首をかしげて言う。
「ブランブルクロー、後は任せるんだ」
ファイヤスターが来る。
「もう一度見習いの気分を味わう罰を受けたいか?」
ファイヤスターが脅すように言う。
「ごめんなさい、ファイヤスター。ただ、一族が怪我をしてから薬草を採るより何かあった時のために用意して置く方がいいと思ったんです。許してください」
シャイニングナイトはファイヤスターが罰のことを言うと、耳を寝かし、瞳をうるませ、上目遣いでファイヤスターを見上げながら可愛らしい声で許しを得ようとする。
「わ、分かった。次からはないように」
ファイヤスターはそう言うと去って行った。すると、シャイニングナイトはいつもの顔に戻った。これがシャイニングナイトの最終手段である。これに惑わされないのはブランブルクローだけである。シャイニングナイトはニヤリと笑った。
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
2匹の猫が喋っている。重要な話らしい。
「本当にあの猫がお告げの猫だとお考えですか?」
1匹の猫が有り得ないというようにしっぽを振る。
「ブランブルクロー、でもあいつは戦士の素質はあるぞ?」
もう1匹の猫が言う。
「ファイヤスター、あんな不真面目な猫に本当に我々サンダー族の運命を任せていいのですか?」
ブランブルクローは疑わしげに言う。
「ああ、あの子は信用出来る」
ファイヤスターはキッパリ言う。
「では、試そうではありませんか」
ブランブルクローが提案する。
「それでお前が納得するならな」
ファイヤスターはうなずく。
「ではサンドストーム、グレーストライプ、ダストペルト、ライオンブレイズ、ジェイフェザーを呼んできます」
ブランブルクローはそう言うと部屋を出ていった。ブランブルクローが部屋を出ていくとファイヤスターは言った。
「シャイニングナイトが予言の猫に違いない」
「本当にあの猫がお告げの猫だとお考えですか?」
1匹の猫が有り得ないというようにしっぽを振る。
「ブランブルクロー、でもあいつは戦士の素質はあるぞ?」
もう1匹の猫が言う。
「ファイヤスター、あんな不真面目な猫に本当に我々サンダー族の運命を任せていいのですか?」
ブランブルクローは疑わしげに言う。
「ああ、あの子は信用出来る」
ファイヤスターはキッパリ言う。
「では、試そうではありませんか」
ブランブルクローが提案する。
「それでお前が納得するならな」
ファイヤスターはうなずく。
「ではサンドストーム、グレーストライプ、ダストペルト、ライオンブレイズ、ジェイフェザーを呼んできます」
ブランブルクローはそう言うと部屋を出ていった。ブランブルクローが部屋を出ていくとファイヤスターは言った。
「シャイニングナイトが予言の猫に違いない」
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
シャイニングナイトは居心地悪く朝ご飯を食べていた。何匹かの年長の戦士が私をジロジロ見ているのだ。
「みんなして何なの?」
私はほっぺたを膨らませた。
「私、分かるかもしれないわ」
そう言って現れたのはリーフプールだ。
「あなたとは会話したくないわ!」
シャイニングナイトは怒鳴ると、サッと背を向けてリーフプールから離れた。リーフプールが悲しそうな顔をしたが、知るもんか。自業自得だ。
「シャイニングナイト、来てくれ」
グレーストライプが呼んでいる。
「なんでしょうか?」
シャイニングナイトは駆け寄る。
「キャンプ内に雄ギツネがいるそうだ」
グレーストライプが困ったように言った。え!それならライオンブレイズを呼ばなきゃ!でも、ライオンブレイズはパトロール中でいない。私が何とかしなきゃ!
「任せてください!私なんぞ死んだところで大した事にはなりませんから、他の一族の命を危険にさらすより、ずっといいと思います」
シャイニングナイトは胸を張って言った。
「え!自分を犠牲にする気かい?」
グレーストライプは驚く。
「命に変えてでも我が一族を保護すると誓いましたからね。それに、私だってやる時はやります!」
シャイニングナイトは早速キツネ退治に向かった。キツネが目撃されたのはシャドウ族の縄張りの近く辺りだと言っていた。
「どこかな〜?」
シャイニングナイトはそう言いながら鼻をひくつかせていた。すると、後ろから視線を感じ、振り返った。だが、そこには誰もいない。私は肩をすくめるとキツネ探しに戻った。
「きゃあ!」
シャイニングナイトは叫び声をあげた。突然横から飛びかかられたのだ。キツネではなかった。
「うちの縄張りで何をしている?」
ロウワンクローだ。
「何を言うの、まだ境界線の内側よ」
シャイニングナイトは抗議した。
「もう少しで入る所だった。縄張りを盗む気だろ!」
ロウワンクローは怒りに任せて叫ぶ。
「冗談じゃないわ!私たちサンダー族は意地汚いシャドウ族と違って他の部族の縄張りを盗んだりしないわ!あなたこそ私に濡れ衣を着せて誤魔化して縄張りを盗む気でしょ!」
シャイニングナイトは思い切り睨んだ。
「意地汚いだと?それはサンダー族だ!なんでも自分の思うとおりになり、自分たちが1番だと思ってやがる!昔部族を救っただけで自分が1番偉大だと思いやがって!サンダー族は飼い猫でも野良猫でも受け入れ、汚らわしい2つの部族の血を引く猫も仲間にする部族だ。落ちこぼれの部族め!」
ロウワンクローは怒鳴る。
「ふん!落ちこぼれはどっちよ!縄張りを手に入れるためなら何でもするような奴ら!ソルに騙されてたくせに!冷たい冷酷な風が吹く一族め!」
シャイニングナイトは負けるまいと言い返した。そしていきなりロウワンクローに飛びかかった。相手の身体をつかみ、爪を立てる。シャイニングナイトの爪がが血で真っ赤に染まっていく。
「不意打ちだと!」
ロウワンクローが後ろ足で私のお腹を引っ掻く。
「最初に不意打ちを仕掛けたのはそっちでしょ!」
私たちは掴み合いながらガミガミ言い合った。すると、赤茶色の生き物が飛びかかってきた。
「き、キツネ!」
私は叫んだ。ロウワンクローもギョッと目を見開く。
「グルルル…」
キツネは唸り声を上げ、ヨダレをたらしながら向かって来る。
「不本意だがここは1つ.......」
ロウワンクローが言い始める。
「共同作戦と行きましょうか」
シャイニングナイトが続きを言う。二匹は同時に飛びかかった。
?1「敵と共同でキツネをやっつけるとは」
?2「やはりこの子は.......」
?3「まだ、分からない!」
?1「そうか、俺はそう思うけど」
?4「ほら、あの子がキツネをやっつけたわよ」
?3「.......ふん!」
キツネは怯えた鳴き声を上げてどの部族の縄張りでもない場所に逃げて行った。
「やったわね、ロウワンクロー!」
シャイニングナイトはウィンクした。
「そうだな」
ロウワンクローは素っ気なく言った。
「まあ!一緒にキツネを討伐した少しの間の仲間と喜びを分かち合うことすら出来ないの?さすがシャドウ族ね!」
シャイニングナイトは馬鹿にして鼻を鳴らした。
「どんな部族とも仲良しこよしだと思ってるんだろ?さすがサンダー族だな!」
ロウワンクローは唸り声で言う。
「ま、とにかく。さよなら」
シャイニングナイトは別れの挨拶としてしっぽを振った。
「ああ、また大集会でな」
ロウワンクローは軽くうなずきかけると去って行った。
?5「キツネ退治なんてできるんだ.......」
?6「見くびりすぎだろ.......」
?2「ほら、やっぱりこの子は.......」
?3「.............」
?4「よし、認めたわね」
?3「まだ認めてない!」
?1「往生際が悪いぞ」
?7「そうだぞ」
?3「グッ.......」
シャイニングナイトはルンルン気分で帰った。キツネ退治、上手くいったわ!私だって出来るのよ!
「みんなして何なの?」
私はほっぺたを膨らませた。
「私、分かるかもしれないわ」
そう言って現れたのはリーフプールだ。
「あなたとは会話したくないわ!」
シャイニングナイトは怒鳴ると、サッと背を向けてリーフプールから離れた。リーフプールが悲しそうな顔をしたが、知るもんか。自業自得だ。
「シャイニングナイト、来てくれ」
グレーストライプが呼んでいる。
「なんでしょうか?」
シャイニングナイトは駆け寄る。
「キャンプ内に雄ギツネがいるそうだ」
グレーストライプが困ったように言った。え!それならライオンブレイズを呼ばなきゃ!でも、ライオンブレイズはパトロール中でいない。私が何とかしなきゃ!
「任せてください!私なんぞ死んだところで大した事にはなりませんから、他の一族の命を危険にさらすより、ずっといいと思います」
シャイニングナイトは胸を張って言った。
「え!自分を犠牲にする気かい?」
グレーストライプは驚く。
「命に変えてでも我が一族を保護すると誓いましたからね。それに、私だってやる時はやります!」
シャイニングナイトは早速キツネ退治に向かった。キツネが目撃されたのはシャドウ族の縄張りの近く辺りだと言っていた。
「どこかな〜?」
シャイニングナイトはそう言いながら鼻をひくつかせていた。すると、後ろから視線を感じ、振り返った。だが、そこには誰もいない。私は肩をすくめるとキツネ探しに戻った。
「きゃあ!」
シャイニングナイトは叫び声をあげた。突然横から飛びかかられたのだ。キツネではなかった。
「うちの縄張りで何をしている?」
ロウワンクローだ。
「何を言うの、まだ境界線の内側よ」
シャイニングナイトは抗議した。
「もう少しで入る所だった。縄張りを盗む気だろ!」
ロウワンクローは怒りに任せて叫ぶ。
「冗談じゃないわ!私たちサンダー族は意地汚いシャドウ族と違って他の部族の縄張りを盗んだりしないわ!あなたこそ私に濡れ衣を着せて誤魔化して縄張りを盗む気でしょ!」
シャイニングナイトは思い切り睨んだ。
「意地汚いだと?それはサンダー族だ!なんでも自分の思うとおりになり、自分たちが1番だと思ってやがる!昔部族を救っただけで自分が1番偉大だと思いやがって!サンダー族は飼い猫でも野良猫でも受け入れ、汚らわしい2つの部族の血を引く猫も仲間にする部族だ。落ちこぼれの部族め!」
ロウワンクローは怒鳴る。
「ふん!落ちこぼれはどっちよ!縄張りを手に入れるためなら何でもするような奴ら!ソルに騙されてたくせに!冷たい冷酷な風が吹く一族め!」
シャイニングナイトは負けるまいと言い返した。そしていきなりロウワンクローに飛びかかった。相手の身体をつかみ、爪を立てる。シャイニングナイトの爪がが血で真っ赤に染まっていく。
「不意打ちだと!」
ロウワンクローが後ろ足で私のお腹を引っ掻く。
「最初に不意打ちを仕掛けたのはそっちでしょ!」
私たちは掴み合いながらガミガミ言い合った。すると、赤茶色の生き物が飛びかかってきた。
「き、キツネ!」
私は叫んだ。ロウワンクローもギョッと目を見開く。
「グルルル…」
キツネは唸り声を上げ、ヨダレをたらしながら向かって来る。
「不本意だがここは1つ.......」
ロウワンクローが言い始める。
「共同作戦と行きましょうか」
シャイニングナイトが続きを言う。二匹は同時に飛びかかった。
?1「敵と共同でキツネをやっつけるとは」
?2「やはりこの子は.......」
?3「まだ、分からない!」
?1「そうか、俺はそう思うけど」
?4「ほら、あの子がキツネをやっつけたわよ」
?3「.......ふん!」
キツネは怯えた鳴き声を上げてどの部族の縄張りでもない場所に逃げて行った。
「やったわね、ロウワンクロー!」
シャイニングナイトはウィンクした。
「そうだな」
ロウワンクローは素っ気なく言った。
「まあ!一緒にキツネを討伐した少しの間の仲間と喜びを分かち合うことすら出来ないの?さすがシャドウ族ね!」
シャイニングナイトは馬鹿にして鼻を鳴らした。
「どんな部族とも仲良しこよしだと思ってるんだろ?さすがサンダー族だな!」
ロウワンクローは唸り声で言う。
「ま、とにかく。さよなら」
シャイニングナイトは別れの挨拶としてしっぽを振った。
「ああ、また大集会でな」
ロウワンクローは軽くうなずきかけると去って行った。
?5「キツネ退治なんてできるんだ.......」
?6「見くびりすぎだろ.......」
?2「ほら、やっぱりこの子は.......」
?3「.............」
?4「よし、認めたわね」
?3「まだ認めてない!」
?1「往生際が悪いぞ」
?7「そうだぞ」
?3「グッ.......」
シャイニングナイトはルンルン気分で帰った。キツネ退治、上手くいったわ!私だって出来るのよ!
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
とある部屋の中、7匹の猫が話し合っています。
?2「あの子に予言のことを伝えるのに賛成のものは?」
?1・?4・?5・?6・?7「はい」
?3「絶対反対だ!!!」
?2「馬鹿にされてるだけで認めないとは」
?4「みっともないわよ」
?7「気難し屋の俺が認めたのだ。お前も認めろ」
?3「理由がめちゃくちゃです、先輩!」
?1「お前がそんなんなら俺が副長に…」
?3「それは.......!」
?5「疑う気持ちは分かる」
?6「おい」
?5「でも認めざる得ない。スター族のお言葉に当てはまるんだから。副長はどんだけ頑固なんだよ」
?6「俺は姉さんがやれば出来る奴って知ってる。だから認める。今日のキツネ退治がそれを証明した」
?3「し、仕方ない.......」
?2「全員一致で決まりだ。誰か代表してシャイニングナイトを呼んでこい」
?5「僕が行きます。その方が姉さんは来ますので」
シャイニングナイトは綺麗な黒い毛を手入れしていた。今はキツネ退治の次の日である。
「姉さん、ファイヤスター達がお呼びだ」
青灰色の縞柄の雄猫、ジェイフェザーが現れた。ジェイフェザーの方から話しかけて来るなんて珍しい。ん?ちょっと待って、ファイヤスター"達"って???
「めんどくさい」
シャイニングナイトはわざとらしいあくびをして見せた。ジェイフェザーの顔色が変化した。
「姉さん、言う通りにしてくれ」
ジェイフェザーがキッと睨む。
「えぇー」
シャイニングナイトはムスッとした顔をした。
「.......言う通りにしてくれたら散歩に付き合ってやる」
ジェイフェザーが心底嫌そうにしぶしぶ言った。
「マジで!?ならのった!」
シャイニングナイトはコロリと態度を変えた。ジェイフェザーは呆れがこもりにこもったため息をついた。
場面変わって今は族長部屋にいる。
「わ、私が予言の猫?」
私は困惑して言う。ファイヤスターはうなずいた。
「その通り」
ファイヤスターが言うと、ブランブルクローが不機嫌そうに口をはさんだ。
「解釈が間違っている可能性も.......」
ブランブルクローが言う。すると、焦げ茶色の前足がブランブルクローを殴った。シャイニングナイトはクスクスと笑う。
「その話はさっき終わったはずよ」
サンドストームがブランブルクローを睨む。
「そうだぞ!」
さっきブランブルクローを殴った猫、ダストペルトが怒鳴るのを必死に堪えているという様子で言う。
「.......話を戻そう」
ファイヤスターが言う。
「シャイニングナイトには特別な能力はないのか?」
ファイヤスターがそっと聞く。
「スター族に会いに行けるぐらいですかね?」
シャイニングナイトは謙遜して言った。
「俺と同じか」
ファイヤスターが言った。えっ!私だけじゃないの?つまんないのー。私だけかと思ってた.......。
「ま、とにかく。もし私が予言の猫だとしたら力の限りをつくして役目を果たしますのでご安心を」
シャイニングナイトはいたずらっぽくウィンクした。
?2「あの子に予言のことを伝えるのに賛成のものは?」
?1・?4・?5・?6・?7「はい」
?3「絶対反対だ!!!」
?2「馬鹿にされてるだけで認めないとは」
?4「みっともないわよ」
?7「気難し屋の俺が認めたのだ。お前も認めろ」
?3「理由がめちゃくちゃです、先輩!」
?1「お前がそんなんなら俺が副長に…」
?3「それは.......!」
?5「疑う気持ちは分かる」
?6「おい」
?5「でも認めざる得ない。スター族のお言葉に当てはまるんだから。副長はどんだけ頑固なんだよ」
?6「俺は姉さんがやれば出来る奴って知ってる。だから認める。今日のキツネ退治がそれを証明した」
?3「し、仕方ない.......」
?2「全員一致で決まりだ。誰か代表してシャイニングナイトを呼んでこい」
?5「僕が行きます。その方が姉さんは来ますので」
シャイニングナイトは綺麗な黒い毛を手入れしていた。今はキツネ退治の次の日である。
「姉さん、ファイヤスター達がお呼びだ」
青灰色の縞柄の雄猫、ジェイフェザーが現れた。ジェイフェザーの方から話しかけて来るなんて珍しい。ん?ちょっと待って、ファイヤスター"達"って???
「めんどくさい」
シャイニングナイトはわざとらしいあくびをして見せた。ジェイフェザーの顔色が変化した。
「姉さん、言う通りにしてくれ」
ジェイフェザーがキッと睨む。
「えぇー」
シャイニングナイトはムスッとした顔をした。
「.......言う通りにしてくれたら散歩に付き合ってやる」
ジェイフェザーが心底嫌そうにしぶしぶ言った。
「マジで!?ならのった!」
シャイニングナイトはコロリと態度を変えた。ジェイフェザーは呆れがこもりにこもったため息をついた。
場面変わって今は族長部屋にいる。
「わ、私が予言の猫?」
私は困惑して言う。ファイヤスターはうなずいた。
「その通り」
ファイヤスターが言うと、ブランブルクローが不機嫌そうに口をはさんだ。
「解釈が間違っている可能性も.......」
ブランブルクローが言う。すると、焦げ茶色の前足がブランブルクローを殴った。シャイニングナイトはクスクスと笑う。
「その話はさっき終わったはずよ」
サンドストームがブランブルクローを睨む。
「そうだぞ!」
さっきブランブルクローを殴った猫、ダストペルトが怒鳴るのを必死に堪えているという様子で言う。
「.......話を戻そう」
ファイヤスターが言う。
「シャイニングナイトには特別な能力はないのか?」
ファイヤスターがそっと聞く。
「スター族に会いに行けるぐらいですかね?」
シャイニングナイトは謙遜して言った。
「俺と同じか」
ファイヤスターが言った。えっ!私だけじゃないの?つまんないのー。私だけかと思ってた.......。
「ま、とにかく。もし私が予言の猫だとしたら力の限りをつくして役目を果たしますのでご安心を」
シャイニングナイトはいたずらっぽくウィンクした。
最終編集者 シャイニングナイト [ Sat Jun 13, 2020 11:28 am ], 編集回数 1 回
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
シャイニングナイトは特に何も変わらない生活を過ごしていた。"何も変わらない"ということは.......?
「シャイニングナイト!狩りに行け、狩りに!」
ブランブルクローがいつもの様に怒鳴っていた。
「だーかーらー、私は今からジェイフェザーと散歩に行くんですってば!狩りなら後で行きます!」
シャイニングナイトはダルそうに横目でブランブルクローを見た。その動作がさらに副長を怒らせた。
「なんだその態度は!散歩なんて一族の役に立たないじゃないか!役に立つ事をしろ、役に立つ事を!」
ブランブルクローは毛を逆立てる。
「じゃあ、副長は1度も散歩をした事がないと?」
シャイニングナイトはニヤッとして言った。
「クッ.......!分かった、午前中だけ自由にしろ」
ブランブルクローはとうとう折れた。
「わーい♪」
シャイニングナイトは一目散に看護部屋に駆け込んだ。
「チッ、また姉さんの勝ちか」
ジェイフェザーは残念そうに言う。
「なっ!まるで私が狩りに行って欲しかったみたいな言い方じゃない!もう、冷たいわね!」
シャイニングナイトは頬を膨らます。
「そうだよ、姉さんと散歩は嫌だからね」
ジェイフェザーはため息をつき、立ち上がった。
「ひどっ!シンプルにひどすぎでしょ!」
シャイニングナイトは笑いながら言う。
「予言の事は真面目に考えてるのか?」
ジェイフェザーが唐突に言う。
「うーん.......。私、予言の猫だって実感がなくて.......」
シャイニングナイトは不安げに笑った。
「予言の猫ならしっかりしろよ」
ジェイフェザーはバシンとシャイニングナイトを叩く。
「痛っ!叩かないでよ!」
シャイニングナイトはお返しに殴る。
「イテッ!じゃあ真面目になれよ!」
ジェイフェザーがシャイニングナイトのしっぽを引っ張る。
「痛っ!真面目な私は私じゃないわ!コレ名言よ!」
私はドヤ顔で言いつつ、引っ掻く。
「イテッ!手加減しろよ!後、迷言だろ!」
ジェイフェザーは背中を弓なりに曲げた。
「もうっ!本当に可愛くないわね!」
シャイニングナイトはそっぽを向く。
「可愛くなくて結構だ!」
ジェイフェザーはシャーと威嚇する。シャイニングナイトはお気に入りの猫のでも口喧嘩をする。シャイニングナイトに会った事がある猫なら誰でもおそらく1度は口喧嘩をした事があるだろう。ただ、いつも勝つのはシャイニングナイトだった。
「シャイニングナイト!狩りに行け、狩りに!」
ブランブルクローがいつもの様に怒鳴っていた。
「だーかーらー、私は今からジェイフェザーと散歩に行くんですってば!狩りなら後で行きます!」
シャイニングナイトはダルそうに横目でブランブルクローを見た。その動作がさらに副長を怒らせた。
「なんだその態度は!散歩なんて一族の役に立たないじゃないか!役に立つ事をしろ、役に立つ事を!」
ブランブルクローは毛を逆立てる。
「じゃあ、副長は1度も散歩をした事がないと?」
シャイニングナイトはニヤッとして言った。
「クッ.......!分かった、午前中だけ自由にしろ」
ブランブルクローはとうとう折れた。
「わーい♪」
シャイニングナイトは一目散に看護部屋に駆け込んだ。
「チッ、また姉さんの勝ちか」
ジェイフェザーは残念そうに言う。
「なっ!まるで私が狩りに行って欲しかったみたいな言い方じゃない!もう、冷たいわね!」
シャイニングナイトは頬を膨らます。
「そうだよ、姉さんと散歩は嫌だからね」
ジェイフェザーはため息をつき、立ち上がった。
「ひどっ!シンプルにひどすぎでしょ!」
シャイニングナイトは笑いながら言う。
「予言の事は真面目に考えてるのか?」
ジェイフェザーが唐突に言う。
「うーん.......。私、予言の猫だって実感がなくて.......」
シャイニングナイトは不安げに笑った。
「予言の猫ならしっかりしろよ」
ジェイフェザーはバシンとシャイニングナイトを叩く。
「痛っ!叩かないでよ!」
シャイニングナイトはお返しに殴る。
「イテッ!じゃあ真面目になれよ!」
ジェイフェザーがシャイニングナイトのしっぽを引っ張る。
「痛っ!真面目な私は私じゃないわ!コレ名言よ!」
私はドヤ顔で言いつつ、引っ掻く。
「イテッ!手加減しろよ!後、迷言だろ!」
ジェイフェザーは背中を弓なりに曲げた。
「もうっ!本当に可愛くないわね!」
シャイニングナイトはそっぽを向く。
「可愛くなくて結構だ!」
ジェイフェザーはシャーと威嚇する。シャイニングナイトはお気に入りの猫のでも口喧嘩をする。シャイニングナイトに会った事がある猫なら誰でもおそらく1度は口喧嘩をした事があるだろう。ただ、いつも勝つのはシャイニングナイトだった。
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
今日は私はワクワクしている。何故かって?今日は特別な日だから!だからそれが何かって?満月の日だよ!
「今日、大集会に連れて行く物を発表する」
ファイヤスターがみんなに急かされたので言った。
「俺とブランブルクロー、ジェイフェザー、シャイニングナイト、ライオンブレイズ、サンドストーム、グレーストライプ、ブラクンファー、クラウドテイル、ブライトハート、シンダーハートで行こうと思う」
ファイヤスターが発表した。
「やった!」
シャイニングナイトは思わず叫んだ。一族の笑い声で辺りがざわめくが、こんなのは慣れっこである。
「あ〜、早く夜にならないかぁ」
私は大集会をまるで、初めて大集会に行ける猫のように楽しみにしている。毎回だ。大集会は楽しい。
「ファイヤスターの見習いの時の話を聞かせてよ、ロングテイル!私、その話まだ聞いたことないよ!」
シャイニングナイトは暇なので長老部屋へ向かう。
「うるさいわね!昼寝もできないじゃない!」
マウスファーがブツブツ言う。
「今は夕方ですー」
シャイニングナイトはへりくつを言った。
「君はもう見習いでも子猫でもないだろう?」
ロングテイルは半分呆れたように言う。
「いいじゃん!私はお話が好きなの!」
シャイニングナイトはその場に楽な姿勢で座った。
「分かったよ。ファイヤスターが元飼い猫なのは知ってるよな?でも飼い猫とは思えないような活躍ようだったんだ.......」
そう言ってロングテイルは話し始めた。
「今日、大集会に連れて行く物を発表する」
ファイヤスターがみんなに急かされたので言った。
「俺とブランブルクロー、ジェイフェザー、シャイニングナイト、ライオンブレイズ、サンドストーム、グレーストライプ、ブラクンファー、クラウドテイル、ブライトハート、シンダーハートで行こうと思う」
ファイヤスターが発表した。
「やった!」
シャイニングナイトは思わず叫んだ。一族の笑い声で辺りがざわめくが、こんなのは慣れっこである。
「あ〜、早く夜にならないかぁ」
私は大集会をまるで、初めて大集会に行ける猫のように楽しみにしている。毎回だ。大集会は楽しい。
「ファイヤスターの見習いの時の話を聞かせてよ、ロングテイル!私、その話まだ聞いたことないよ!」
シャイニングナイトは暇なので長老部屋へ向かう。
「うるさいわね!昼寝もできないじゃない!」
マウスファーがブツブツ言う。
「今は夕方ですー」
シャイニングナイトはへりくつを言った。
「君はもう見習いでも子猫でもないだろう?」
ロングテイルは半分呆れたように言う。
「いいじゃん!私はお話が好きなの!」
シャイニングナイトはその場に楽な姿勢で座った。
「分かったよ。ファイヤスターが元飼い猫なのは知ってるよな?でも飼い猫とは思えないような活躍ようだったんだ.......」
そう言ってロングテイルは話し始めた。
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
「飼い猫だったファイヤスターはラスティーって名前だったんだ。俺は大声で飼い猫を馬鹿にしたんだ。そしたらラスティーが飛びかかって来て、激しい戦いが始まったんだ。最終的に俺があいつの首輪を噛みちぎって戦いは終了。見ろ、俺の耳が片方裂けているのはラスティーにやられたんだ」
ロングテイルは長いしっぽで自分の耳を指した。
「それでそれで?!」
シャイニングナイトはロングテイルを急かした。
「それからラスティーはファイヤポーになった。当時浮浪猫で、元シャドウ族の看護猫、イェローファングをファイヤポーは捕まえたんだ。あいつはイェローファングと協力して、当時シャドウ族族長に盗まれた子猫を取り返しに行き、残忍なブロークンスターを追い出したんだ。その活躍をたたえてファイヤポーはファイヤハートになった。でも認めない者もいた。そのうちの1匹が俺だ。特に嫌っていたのはタイガークロー、ダークストライプ、俺、ダストペルトだったんだ」
ロングテイルはきまり悪そうに言う。
「でも今は違うんだから関係ないよ!続けて!」
シャイニングナイトはしっぽを降った。
「ファイヤハートはシャドウ族からブロークンスターを追い出し、ウィンド族を住処に連れ戻し、洪水で食べ物もなく困っていたリヴァー族に獲物をやり、冷酷な裏切り者、タイガークローからサンダー族を救った」
ロングテイルは言った。
「じゃ、ファイヤスターは英雄ですね!」
シャイニングナイトは興奮で震える。英雄が率いる部族に所属しているなんて最高!
「でもタイガークローは追放されてから、病気で弱っていたシャドウ族に入り、族長になった。族長になったが、サンダー族への復讐はしたがった。タイガースターは犬を使ってサンダー族を全滅させようと企んだが、失敗した。すると、全部の部族を支配したがった。シャドウ族とリヴァー族を合体させ、トラ族と名乗った。ウィンド族は仲間になれと脅され、断るともちろん襲われ、大怪我をした。そしてサンダー族とウィンド族は団結したんだ。俺たちはライオン族と名乗った。そしてタイガースターはブラッド族を連れてきた。スカージに命令したため、タイガースターは9つの命をいっぺんに失った。そしてリヴァー族とシャドウ族とも団結してブラッド族に立ち向かった。最終的に、ファイヤスターは命をひとつ失ったが、スカージを倒したんだ」
ロングテイルはそう締めくくった。
「ファイヤスターは全部族を2度も救った英雄の中の英雄じゃないですか!」
シャイニングナイトは飛び跳ねた。
「そろそろ行った方がいいんじゃないのか?」
ロングテイルは言った。
「あ、本当だ!大集会に行って来ます!」
シャイニングナイトは大集会に行く1団の元へ向かった。
「シャイニングナイト!遅いんだよ、真面目に.......」
ブランブルクローは怒鳴ろうとした。
「真面目にしろ!でしょ?聞き飽きました」
シャイニングナイトは生意気にべーっと舌を出した。
ロングテイルは長いしっぽで自分の耳を指した。
「それでそれで?!」
シャイニングナイトはロングテイルを急かした。
「それからラスティーはファイヤポーになった。当時浮浪猫で、元シャドウ族の看護猫、イェローファングをファイヤポーは捕まえたんだ。あいつはイェローファングと協力して、当時シャドウ族族長に盗まれた子猫を取り返しに行き、残忍なブロークンスターを追い出したんだ。その活躍をたたえてファイヤポーはファイヤハートになった。でも認めない者もいた。そのうちの1匹が俺だ。特に嫌っていたのはタイガークロー、ダークストライプ、俺、ダストペルトだったんだ」
ロングテイルはきまり悪そうに言う。
「でも今は違うんだから関係ないよ!続けて!」
シャイニングナイトはしっぽを降った。
「ファイヤハートはシャドウ族からブロークンスターを追い出し、ウィンド族を住処に連れ戻し、洪水で食べ物もなく困っていたリヴァー族に獲物をやり、冷酷な裏切り者、タイガークローからサンダー族を救った」
ロングテイルは言った。
「じゃ、ファイヤスターは英雄ですね!」
シャイニングナイトは興奮で震える。英雄が率いる部族に所属しているなんて最高!
「でもタイガークローは追放されてから、病気で弱っていたシャドウ族に入り、族長になった。族長になったが、サンダー族への復讐はしたがった。タイガースターは犬を使ってサンダー族を全滅させようと企んだが、失敗した。すると、全部の部族を支配したがった。シャドウ族とリヴァー族を合体させ、トラ族と名乗った。ウィンド族は仲間になれと脅され、断るともちろん襲われ、大怪我をした。そしてサンダー族とウィンド族は団結したんだ。俺たちはライオン族と名乗った。そしてタイガースターはブラッド族を連れてきた。スカージに命令したため、タイガースターは9つの命をいっぺんに失った。そしてリヴァー族とシャドウ族とも団結してブラッド族に立ち向かった。最終的に、ファイヤスターは命をひとつ失ったが、スカージを倒したんだ」
ロングテイルはそう締めくくった。
「ファイヤスターは全部族を2度も救った英雄の中の英雄じゃないですか!」
シャイニングナイトは飛び跳ねた。
「そろそろ行った方がいいんじゃないのか?」
ロングテイルは言った。
「あ、本当だ!大集会に行って来ます!」
シャイニングナイトは大集会に行く1団の元へ向かった。
「シャイニングナイト!遅いんだよ、真面目に.......」
ブランブルクローは怒鳴ろうとした。
「真面目にしろ!でしょ?聞き飽きました」
シャイニングナイトは生意気にべーっと舌を出した。
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
大集会の会場に着いた。いつ来ても最高っ!
「うーん、最っ高!」
私は大声で叫ぶ。それから盛りの奥へ向かう。こっちの方が草木のにおいがして好きなのよね〜♪すると、誰かとぶつかってしまった。シャドウ族の独特なにおいがする。
「いったあっ!」
私は頭を抑えてうずくまる。
「ご、ごめん」
少し、焦ったような心配そうな声がした。
「き、気をつけてよね〜」
私は涙目のまま頭をあげる。
「ごめん、前、見てなくて」
クルクルとした巻き毛のカッコイイ灰色の雄猫がすまなさそうにこちらを見下ろしていた。
「ん、もう。こうしてやるわっ」
私はふざけて飛びかかった。
「不意打ちだと〜」
雄猫も楽しそうにじゃれる。
「あー、楽しい!私、シャイニングナイト!」
私は遅れているが、挨拶した。
「俺はグレーフロスト」
グレーフロストは優しく答えた。
「大集会を始めるぞ!」
ブラックスターの大声が上がった。
「行きましょ」
シャイニングナイトはグレーフロストと共に駆け足でみんなが座っている場所に向かった。
「その、君と喋れて楽しかったよ」
グレーフロストが小声で言った。
「そんなの言われたの初めてだわ」
シャイニングナイトは本気で驚く。
「君といると兄弟といる時より楽しいよ」
グレーフロストが囁く。
「私もよ」
シャイニングナイトは嬉しくなった。
「また、大集会で会おう」
グレーフロストは少し寂しそうに言った。
「ええ、次の大集会が待ち遠しいわ」
シャイニングナイトはグレーフロストに体を押し付けた。
「うーん、最っ高!」
私は大声で叫ぶ。それから盛りの奥へ向かう。こっちの方が草木のにおいがして好きなのよね〜♪すると、誰かとぶつかってしまった。シャドウ族の独特なにおいがする。
「いったあっ!」
私は頭を抑えてうずくまる。
「ご、ごめん」
少し、焦ったような心配そうな声がした。
「き、気をつけてよね〜」
私は涙目のまま頭をあげる。
「ごめん、前、見てなくて」
クルクルとした巻き毛のカッコイイ灰色の雄猫がすまなさそうにこちらを見下ろしていた。
「ん、もう。こうしてやるわっ」
私はふざけて飛びかかった。
「不意打ちだと〜」
雄猫も楽しそうにじゃれる。
「あー、楽しい!私、シャイニングナイト!」
私は遅れているが、挨拶した。
「俺はグレーフロスト」
グレーフロストは優しく答えた。
「大集会を始めるぞ!」
ブラックスターの大声が上がった。
「行きましょ」
シャイニングナイトはグレーフロストと共に駆け足でみんなが座っている場所に向かった。
「その、君と喋れて楽しかったよ」
グレーフロストが小声で言った。
「そんなの言われたの初めてだわ」
シャイニングナイトは本気で驚く。
「君といると兄弟といる時より楽しいよ」
グレーフロストが囁く。
「私もよ」
シャイニングナイトは嬉しくなった。
「また、大集会で会おう」
グレーフロストは少し寂しそうに言った。
「ええ、次の大集会が待ち遠しいわ」
シャイニングナイトはグレーフロストに体を押し付けた。
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
☆追加の登場猫紹介☆
戦士 グレーフロスト(灰色の霜)♂
シャドウ族。クルクルとした巻き毛の灰色の雄猫。目は青色。カッコイイ。優しくて楽しい事が好き。
戦士 ウィンドサウンド(風の音)♀
シャドウ族。体に白い線が入っている淡い灰色の雌猫。目は緑。グレーフロストの姉で、グレーフロストが嫌い。目が怖い。
戦士 ソフトテイル(柔らかいしっぽ)♂
シャドウ族。真っ白な雄猫。目は黄色。グレーフロストの弟。兄を見下している。優秀。しっぽがモフモフ。
戦士 グレーフロスト(灰色の霜)♂
シャドウ族。クルクルとした巻き毛の灰色の雄猫。目は青色。カッコイイ。優しくて楽しい事が好き。
戦士 ウィンドサウンド(風の音)♀
シャドウ族。体に白い線が入っている淡い灰色の雌猫。目は緑。グレーフロストの姉で、グレーフロストが嫌い。目が怖い。
戦士 ソフトテイル(柔らかいしっぽ)♂
シャドウ族。真っ白な雄猫。目は黄色。グレーフロストの弟。兄を見下している。優秀。しっぽがモフモフ。
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
シャイニングナイトは次の日になり、目が覚めた。
「まだ、次の日かあ」
シャイニングナイトはつぶやいた。
「当たり前だろ!起きて1ヶ月後になってたら大変だろ!」
ブランブルクローの怒りの叫びが上がる。
「起きたら1ヶ月後、かあ。それが良かった.......」
思わずつぶやくシャイニングナイト。はあ、グレーフロストほど話が通じた猫はいただろうか。
「よしっ!決めた!」
シャイニングナイトは勢いよく立ち上がった。
「パトロールに行く気になったか?!」
ブランブルクローが嬉しそうに立ち上がる。
「散歩に行ってくるぅ!」
私はすごい勢いで走り出し、後ろに向かって叫んだ。
「はああああ?!ふざけんな!」
ブランブルクローの叫びが後ろの方で聞こえる。もちろん私の足はシャドウ族との境界線へ。
「会えないに決まってるんだけどね.......」
私は苦笑いして向かう。すると、目の前にラシットファーが飛び出してきた。後ろにはトーニーペルトがいる。
「何してるの?」
ラシットファーがキツく言った。
「散歩よ。言うけど、縄張りには侵入してないわ」
シャイニングナイトは負けじど言い返した。
「知ってるわ。ただ、こんなに境界線近くで何してるかと思ったのよ。私は馬鹿じゃないから分かるわよ」
トーニーペルトが威嚇するように言う。
「あ、処理は僕に任せて下さい。僕はただの散歩ですから。2人は狩りを続けて下さい」
そう言っていきなり現れたのはグレーフロストだった。
「まだ、次の日かあ」
シャイニングナイトはつぶやいた。
「当たり前だろ!起きて1ヶ月後になってたら大変だろ!」
ブランブルクローの怒りの叫びが上がる。
「起きたら1ヶ月後、かあ。それが良かった.......」
思わずつぶやくシャイニングナイト。はあ、グレーフロストほど話が通じた猫はいただろうか。
「よしっ!決めた!」
シャイニングナイトは勢いよく立ち上がった。
「パトロールに行く気になったか?!」
ブランブルクローが嬉しそうに立ち上がる。
「散歩に行ってくるぅ!」
私はすごい勢いで走り出し、後ろに向かって叫んだ。
「はああああ?!ふざけんな!」
ブランブルクローの叫びが後ろの方で聞こえる。もちろん私の足はシャドウ族との境界線へ。
「会えないに決まってるんだけどね.......」
私は苦笑いして向かう。すると、目の前にラシットファーが飛び出してきた。後ろにはトーニーペルトがいる。
「何してるの?」
ラシットファーがキツく言った。
「散歩よ。言うけど、縄張りには侵入してないわ」
シャイニングナイトは負けじど言い返した。
「知ってるわ。ただ、こんなに境界線近くで何してるかと思ったのよ。私は馬鹿じゃないから分かるわよ」
トーニーペルトが威嚇するように言う。
「あ、処理は僕に任せて下さい。僕はただの散歩ですから。2人は狩りを続けて下さい」
そう言っていきなり現れたのはグレーフロストだった。
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
「何してたんだよ」
グレーフロストが心配そうに言う。
「あ、あははは.......。それがね.......」
シャイニングナイトは苦笑いしながら言った。
「はあ?馬鹿じゃないのか?」
グレーフロストがすっとんきょうな声を上げた。
「むぅ。馬鹿まで言わなくても」
シャイニングナイトは頬を膨らませた。
「ごめん。カッとなって.......」
グレーフロストは申し訳なさそうに頭を垂れた。
「いいのよ」
シャイニングナイトは優しく言った。
「あのさ、でも危険だよ。僕も会いたいけど、君のためでもあるんだ。.......会うなら、夜にしよう」
グレーフロストは目を合わせずに恥ずかしそうに言った。
「えっ!本当に?!」
シャイニングナイトは思わず前のめりになった。
「何が、本当に?!よ!」
淡い灰色の雌猫が現れた。
「そうだよ。大集会の辺りから怪しいと思ってたんだよね。監視してないと何するか分かったもんじゃないね」
後ろから白い雄猫も現れ、馬鹿にする。
「あんた達、誰よ!」
私は思わず怒鳴った。
「は?年上に向かっていきなり怒鳴るとか、礼儀って知ってる?私はこの馬鹿野郎の姉、ウィンドサウンド」
雌猫の方が偉そうに説明する。
「僕は残念ながらコイツの弟、ソフトテイル」
ソフトテイルと名乗った雄猫はため息をついた。
「なんなの!身内なら優しくしたらいいじゃない!」
私は思わず怒鳴る。
「あんたに関係ないでしょ!」
ウィンドサウンドは背を曲げる。
「そうだぞ、そうだぞ」
ソフトテイルがべーっと舌を出す。シャイニングナイトはかっかしながら帰った。ひっどいわ!あの二人は大っ嫌い!
グレーフロストが心配そうに言う。
「あ、あははは.......。それがね.......」
シャイニングナイトは苦笑いしながら言った。
「はあ?馬鹿じゃないのか?」
グレーフロストがすっとんきょうな声を上げた。
「むぅ。馬鹿まで言わなくても」
シャイニングナイトは頬を膨らませた。
「ごめん。カッとなって.......」
グレーフロストは申し訳なさそうに頭を垂れた。
「いいのよ」
シャイニングナイトは優しく言った。
「あのさ、でも危険だよ。僕も会いたいけど、君のためでもあるんだ。.......会うなら、夜にしよう」
グレーフロストは目を合わせずに恥ずかしそうに言った。
「えっ!本当に?!」
シャイニングナイトは思わず前のめりになった。
「何が、本当に?!よ!」
淡い灰色の雌猫が現れた。
「そうだよ。大集会の辺りから怪しいと思ってたんだよね。監視してないと何するか分かったもんじゃないね」
後ろから白い雄猫も現れ、馬鹿にする。
「あんた達、誰よ!」
私は思わず怒鳴った。
「は?年上に向かっていきなり怒鳴るとか、礼儀って知ってる?私はこの馬鹿野郎の姉、ウィンドサウンド」
雌猫の方が偉そうに説明する。
「僕は残念ながらコイツの弟、ソフトテイル」
ソフトテイルと名乗った雄猫はため息をついた。
「なんなの!身内なら優しくしたらいいじゃない!」
私は思わず怒鳴る。
「あんたに関係ないでしょ!」
ウィンドサウンドは背を曲げる。
「そうだぞ、そうだぞ」
ソフトテイルがべーっと舌を出す。シャイニングナイトはかっかしながら帰った。ひっどいわ!あの二人は大っ嫌い!
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
シャイニングナイトは夜中、シャドウ族との境界線で寒さで体を震わせながらグレーフロストを待っていた。
「ご、ごめん。見張りがソフトテイルでさ.......。裏道を通って来なきゃダメだったんだ」
グレーフロストが遅れて現れる。シャイニングナイトは思わず毛を逆立てる。昼間の出来事を思い出すと自然と腹が立つ。
「あなたの姉と弟、最っ低よね!」
シャイニングナイトは吐き捨てるように言う。
「あの二人、僕の事が大嫌いなんだ。見習いの時ぐらいから。子猫の時は仲良しだったのに.......」
グレーフロストはうつむいて言う。
「ごめん。つい言い過ぎちゃった。散歩でもする?」
シャイニングナイトは耳をたたむ。
「それが良いよ!1番のお気に入りは湖のほとりなんだ!」
グレーフロストは途端にイキイキし始める。
「私もお気に入りよ!」
二匹は仲良く肩を並べて歩いた。ふと、視線を感じた気がして、シャイニングナイトは後ろを振り返ったが、物音1つしないし、におい1つしない。気のせいか。
「どうかした?」
グレーフロストが心配そうにこちらを覗き込む。
「大丈夫!気のせいだったみたい!」
シャイニングナイトは笑って、再び歩き始める。二匹はほとんど夜明け近くまでデートをし、縄張りの境界線で次の約束をし、さよならを言った。シャイニングナイトは今度はご機嫌で帰る。誰かが見ていた、それは気のせいでは無かった。二匹はまだ知らなかった。これが事件の始まりだと言う事を。
暗がりで猫が3匹、ニヤリと笑った。
「ご、ごめん。見張りがソフトテイルでさ.......。裏道を通って来なきゃダメだったんだ」
グレーフロストが遅れて現れる。シャイニングナイトは思わず毛を逆立てる。昼間の出来事を思い出すと自然と腹が立つ。
「あなたの姉と弟、最っ低よね!」
シャイニングナイトは吐き捨てるように言う。
「あの二人、僕の事が大嫌いなんだ。見習いの時ぐらいから。子猫の時は仲良しだったのに.......」
グレーフロストはうつむいて言う。
「ごめん。つい言い過ぎちゃった。散歩でもする?」
シャイニングナイトは耳をたたむ。
「それが良いよ!1番のお気に入りは湖のほとりなんだ!」
グレーフロストは途端にイキイキし始める。
「私もお気に入りよ!」
二匹は仲良く肩を並べて歩いた。ふと、視線を感じた気がして、シャイニングナイトは後ろを振り返ったが、物音1つしないし、におい1つしない。気のせいか。
「どうかした?」
グレーフロストが心配そうにこちらを覗き込む。
「大丈夫!気のせいだったみたい!」
シャイニングナイトは笑って、再び歩き始める。二匹はほとんど夜明け近くまでデートをし、縄張りの境界線で次の約束をし、さよならを言った。シャイニングナイトは今度はご機嫌で帰る。誰かが見ていた、それは気のせいでは無かった。二匹はまだ知らなかった。これが事件の始まりだと言う事を。
暗がりで猫が3匹、ニヤリと笑った。
シャイニングナイト- ライオン族
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
シャイニングナイトはまた、会っていた。グレーフロストと。誰にも見つからないように注意しつつ。
「ああ、愛してるわ」
私はつぶやきながら体を押し付ける。
「僕も」
グレーフロストも押し付ける。すると、茂みがガサガサと動く。私たち二匹はサッと振り向く。
「.......バレちゃったか」
ライオンブレイズが出てくる。
「次に何をやらかすかと思えば、これだ」
ジェイフェザーは馬鹿にして鼻を鳴らす。
「なあ、姉さん。俺を止めた時、姉さんも反対してたじゃないか。やめよう、良くない事だよ」
ライオンブレイズが優しく説得する。
「掟を破ってまで恋愛をするなんて。馬鹿の極みだね。特に!リーフプールが何をしたか忘れたのか?姉さんは1番、ホリーリーフよりもリーフプール達を恨んでたじゃないか」
ジェイフェザーが吐き捨てるように言う。
「関係ないじゃない?愛し合って何が悪いの?誰がなんと言おうと私は会うのをやめないわ」
シャイニングナイトは意地でもやめない気だった。
「で、でも、姉さん!」
ライオンブレイズは食い下がる。
「ほっとけ。そのうち冷める」
ジェイフェザーは呆れて帰ってしまった。シャイニングナイトは舌をべえっと出した。人の勝手でしょ!
「ああ、愛してるわ」
私はつぶやきながら体を押し付ける。
「僕も」
グレーフロストも押し付ける。すると、茂みがガサガサと動く。私たち二匹はサッと振り向く。
「.......バレちゃったか」
ライオンブレイズが出てくる。
「次に何をやらかすかと思えば、これだ」
ジェイフェザーは馬鹿にして鼻を鳴らす。
「なあ、姉さん。俺を止めた時、姉さんも反対してたじゃないか。やめよう、良くない事だよ」
ライオンブレイズが優しく説得する。
「掟を破ってまで恋愛をするなんて。馬鹿の極みだね。特に!リーフプールが何をしたか忘れたのか?姉さんは1番、ホリーリーフよりもリーフプール達を恨んでたじゃないか」
ジェイフェザーが吐き捨てるように言う。
「関係ないじゃない?愛し合って何が悪いの?誰がなんと言おうと私は会うのをやめないわ」
シャイニングナイトは意地でもやめない気だった。
「で、でも、姉さん!」
ライオンブレイズは食い下がる。
「ほっとけ。そのうち冷める」
ジェイフェザーは呆れて帰ってしまった。シャイニングナイトは舌をべえっと出した。人の勝手でしょ!
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
あの日以来、会う回数を随分減らした。元々少なめにしていたが、更に減らしたので中々会えない。
「シャイニングナイト!ぼーっとするな!」
ブランブルクローの怒鳴り声が考えをさえぎった。
「グレーストライプとクラウドテイルとパトロールに行け」
ブランブルクローがどうせ行かないだろ、という諦めの目で見ながら言った。
「はい!行きますっ!」
シャイニングナイトは大喜びで二匹に駆け寄った。ブランブルクローは目をぱちくりさせている。ブランブルクローの命令を聞いたのはこれが初めてである。
「途中で獲物、食おうぜ!」
グレーストライプが陽気に言う。
「競争もしないか?ま、俺が勝つ!」
クラウドテイルが足取りも軽く言う。
「食べましょ、やりましょ!」
シャイニングナイトは笑顔で言う。
呆然としているブランブルクローにブラクンファーとサンドストームが狩りに行く前に声をかけた。
「ダメですよ、副長.......」
ブラクンファーが言った。
「あの3匹を一緒にしたら.......」
サンドストームが言葉を続ける。
「「トラブル間違いなしになる!」」
2匹同時に言った。あ、そうだ。命令聞いてくれないし、なんかイライラしてたから忘れてた。
シャイニングナイトは獲物を捕らえた。それはウサギ!グレーストライプはネズミ!クラウドテイルはリス!
「「「よーい.............ドンッ!!!」」」
私たち3びきは叫ぶと獲物をガツガツ食べ始めた。結局、グレーストライプ、シャイニングナイト、クラウドテイルの順番だった。私、意外と早いかも!すごいわ!
「クラウドテイル、残念ですねっ!」
シャイニングナイトはからかう。
「くっ!て、手加減だ!手加減しただけだ!」
クラウドテイルはそっぽを向いて誤魔化す。グレーストライプがいきなり耳を立てて、静かにするよう合図した。
「出て来い。侵入者」
グレーストライプが唸り声で言う。
「ごめん♪悪かった、悪かった♪ちょっと一族のとこに案内してくれない?あんた、サンダー族?いいね、いいね♪」
1人でペラペラと喋りまくるうるさい雌猫は可愛くおねだりするが、全員興味なしだ。グレーストライプはミリー。クラウドテイルはブライトハート。シャイニングナイトはグレーフロストが1番で、他のやつなんてどうでもいいからだ。
「うん?ま、いいからさ♪案内してよ♪」
雌猫はとにかく諦めない。
「いいけど、言うこと聞けよ。俺はクラウドテイル」
クラウドテイルが不信感の浮かんだ目で見る。
「俺はグレーストライプ」
グレーストライプは少し親しみやすそうに言う。
「私はシャイニングナイト」
私は少し警戒気味に言う。
「私は♪ダークフラッシュ♪」
ニコリと笑いながら言う。私たちは、何故かヘラヘラと笑い続けるダークフラッシュをキャンプに連れて行った。
「シャイニングナイト!ぼーっとするな!」
ブランブルクローの怒鳴り声が考えをさえぎった。
「グレーストライプとクラウドテイルとパトロールに行け」
ブランブルクローがどうせ行かないだろ、という諦めの目で見ながら言った。
「はい!行きますっ!」
シャイニングナイトは大喜びで二匹に駆け寄った。ブランブルクローは目をぱちくりさせている。ブランブルクローの命令を聞いたのはこれが初めてである。
「途中で獲物、食おうぜ!」
グレーストライプが陽気に言う。
「競争もしないか?ま、俺が勝つ!」
クラウドテイルが足取りも軽く言う。
「食べましょ、やりましょ!」
シャイニングナイトは笑顔で言う。
呆然としているブランブルクローにブラクンファーとサンドストームが狩りに行く前に声をかけた。
「ダメですよ、副長.......」
ブラクンファーが言った。
「あの3匹を一緒にしたら.......」
サンドストームが言葉を続ける。
「「トラブル間違いなしになる!」」
2匹同時に言った。あ、そうだ。命令聞いてくれないし、なんかイライラしてたから忘れてた。
シャイニングナイトは獲物を捕らえた。それはウサギ!グレーストライプはネズミ!クラウドテイルはリス!
「「「よーい.............ドンッ!!!」」」
私たち3びきは叫ぶと獲物をガツガツ食べ始めた。結局、グレーストライプ、シャイニングナイト、クラウドテイルの順番だった。私、意外と早いかも!すごいわ!
「クラウドテイル、残念ですねっ!」
シャイニングナイトはからかう。
「くっ!て、手加減だ!手加減しただけだ!」
クラウドテイルはそっぽを向いて誤魔化す。グレーストライプがいきなり耳を立てて、静かにするよう合図した。
「出て来い。侵入者」
グレーストライプが唸り声で言う。
「ごめん♪悪かった、悪かった♪ちょっと一族のとこに案内してくれない?あんた、サンダー族?いいね、いいね♪」
1人でペラペラと喋りまくるうるさい雌猫は可愛くおねだりするが、全員興味なしだ。グレーストライプはミリー。クラウドテイルはブライトハート。シャイニングナイトはグレーフロストが1番で、他のやつなんてどうでもいいからだ。
「うん?ま、いいからさ♪案内してよ♪」
雌猫はとにかく諦めない。
「いいけど、言うこと聞けよ。俺はクラウドテイル」
クラウドテイルが不信感の浮かんだ目で見る。
「俺はグレーストライプ」
グレーストライプは少し親しみやすそうに言う。
「私はシャイニングナイト」
私は少し警戒気味に言う。
「私は♪ダークフラッシュ♪」
ニコリと笑いながら言う。私たちは、何故かヘラヘラと笑い続けるダークフラッシュをキャンプに連れて行った。
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
☆追加の登場猫紹介☆
ダークフラッシュ(暗闇の輝き)♀
浮浪猫。お腹と胸の毛だけ黄金色の黒猫。目は黄色。いつもヘラヘラ笑っている。ちょっと怪しくもあり、信用しやすくもある。何故か部族を知っている。よく分からん猫。
ダークフラッシュ(暗闇の輝き)♀
浮浪猫。お腹と胸の毛だけ黄金色の黒猫。目は黄色。いつもヘラヘラ笑っている。ちょっと怪しくもあり、信用しやすくもある。何故か部族を知っている。よく分からん猫。
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
シャイニングナイトはちらりと後ろを見た。
「ランランラン♪部族、部族♪」
ダークフラッシュはスキップしながらついてくる。
「静かにしろ。うるさい」
グレーストライプがとがめるように言う。
「はあ〜い♪」
ダークフラッシュは鼻歌を歌いながらついてくる。シャイニングナイトはブランブルクローの気持ちが分かった気がした。
「そいつは誰だ。何故キャンプに連れてきた?」
ファイヤスターがこちらに来て問いただした。
「それが、こいつが.......」
グレーストライプが説明する。
「よろしくお願いしま〜す♪」
ヘラヘラと笑いながら不真面目に挨拶をするダークフラッシュに、一族全員が呆れのため息をついた。
「どうするべきだと思う?」
ファイヤスターが全員に意見を求める。
「追い出すべきです!」
ブランブルクローが叫ぶ。
「捕虜とするのは.......?」
ブラクンファーが提案する。
「目的を徹底的に聞き出す!」
ダストペルトが有無を言わせぬ口調で言う。
「とりあえず、目的を聞き出し、目的によって、追い出すか、捕虜にするか考えようと思う」
ファイヤスターはそう決断を下した。
「喋りなさいよ」
私はダークフラッシュに耳打ちする。
「部族観光的な?戦士になりたいなぁ〜とか♪看護猫もいいなぁ〜とか♪そんな感じ?」
ダークフラッシュから出た答えはなんとも曖昧な答えだった。ファイヤスターも判断に困る。
「じゃあ、少しでも怪しい行動をとったら追放。それまでの間は戦士としてでも、看護猫としてでも、役に立つことをしろ」
ファイヤスターは迷った末、この決断をしたのだった。とりあえず役に立つなら、と一族全員がまあまあ納得しているようだ。シャイニングナイトは正直、どっちでも良かった。
「じゃ〜、看護部屋に行く〜♪」
ダークフラッシュはそう言いながら看護部屋に歩いて行った。ブランブルクローが疲れたようにため息をついた。
「ランランラン♪部族、部族♪」
ダークフラッシュはスキップしながらついてくる。
「静かにしろ。うるさい」
グレーストライプがとがめるように言う。
「はあ〜い♪」
ダークフラッシュは鼻歌を歌いながらついてくる。シャイニングナイトはブランブルクローの気持ちが分かった気がした。
「そいつは誰だ。何故キャンプに連れてきた?」
ファイヤスターがこちらに来て問いただした。
「それが、こいつが.......」
グレーストライプが説明する。
「よろしくお願いしま〜す♪」
ヘラヘラと笑いながら不真面目に挨拶をするダークフラッシュに、一族全員が呆れのため息をついた。
「どうするべきだと思う?」
ファイヤスターが全員に意見を求める。
「追い出すべきです!」
ブランブルクローが叫ぶ。
「捕虜とするのは.......?」
ブラクンファーが提案する。
「目的を徹底的に聞き出す!」
ダストペルトが有無を言わせぬ口調で言う。
「とりあえず、目的を聞き出し、目的によって、追い出すか、捕虜にするか考えようと思う」
ファイヤスターはそう決断を下した。
「喋りなさいよ」
私はダークフラッシュに耳打ちする。
「部族観光的な?戦士になりたいなぁ〜とか♪看護猫もいいなぁ〜とか♪そんな感じ?」
ダークフラッシュから出た答えはなんとも曖昧な答えだった。ファイヤスターも判断に困る。
「じゃあ、少しでも怪しい行動をとったら追放。それまでの間は戦士としてでも、看護猫としてでも、役に立つことをしろ」
ファイヤスターは迷った末、この決断をしたのだった。とりあえず役に立つなら、と一族全員がまあまあ納得しているようだ。シャイニングナイトは正直、どっちでも良かった。
「じゃ〜、看護部屋に行く〜♪」
ダークフラッシュはそう言いながら看護部屋に歩いて行った。ブランブルクローが疲れたようにため息をついた。
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
シャイニングナイトはなんだか心配なので看護部屋に向かった。ジェイフェザーが不機嫌そうに座っている。
「これはぁ〜、死のベリーよね♪こっちがマリーゴールド♪あー♪これはノコギリソウだぁ♪」
ダークフラッシュが薬草棚を踊りながら見て回る。
「.......正解だ。何故、そんなに詳しい?」
ジェイフェザーが悔しそうに言う。
「死のベリー、なんで置いてるの〜?」
話をまともに聞いていないらしく、話が繋がっていない。シャイニングナイトは笑いそうになり、こらえる。
「ヘビを殺すために用意した」
ジェイフェザーが疲れたように言う。
「あ♪ネズの実、たくさん♪」
ダークフラッシュはまた話を聞いていない。
「たくさん生えていたからな」
ジェイフェザーは怒りを必死に抑えている。
「あー!ハチミツ〜♪」
ダークフラッシュはハチミツが染み込んだコケを取り出し、勝手に舐め始める。私も舐める。(だって美味しいもん)
「馬鹿!食べるな!」
ジェイフェザーの容赦ない一撃が頭に落ちる。
「「痛いっ!」」
2人同時に頭を抑えて叫んだ。
「ダークフラッシュ、出入りに禁止」
ジェイフェザーは睨みながら言った。
「え〜!ま、いいや♪」
ダークフラッシュは戦士たちの元に任務をもらいに━━あるいは面倒を起こしに━━向かった。シャイニングナイトは放っておくとどうなるか分からないので、追いかけた。
「これはぁ〜、死のベリーよね♪こっちがマリーゴールド♪あー♪これはノコギリソウだぁ♪」
ダークフラッシュが薬草棚を踊りながら見て回る。
「.......正解だ。何故、そんなに詳しい?」
ジェイフェザーが悔しそうに言う。
「死のベリー、なんで置いてるの〜?」
話をまともに聞いていないらしく、話が繋がっていない。シャイニングナイトは笑いそうになり、こらえる。
「ヘビを殺すために用意した」
ジェイフェザーが疲れたように言う。
「あ♪ネズの実、たくさん♪」
ダークフラッシュはまた話を聞いていない。
「たくさん生えていたからな」
ジェイフェザーは怒りを必死に抑えている。
「あー!ハチミツ〜♪」
ダークフラッシュはハチミツが染み込んだコケを取り出し、勝手に舐め始める。私も舐める。(だって美味しいもん)
「馬鹿!食べるな!」
ジェイフェザーの容赦ない一撃が頭に落ちる。
「「痛いっ!」」
2人同時に頭を抑えて叫んだ。
「ダークフラッシュ、出入りに禁止」
ジェイフェザーは睨みながら言った。
「え〜!ま、いいや♪」
ダークフラッシュは戦士たちの元に任務をもらいに━━あるいは面倒を起こしに━━向かった。シャイニングナイトは放っておくとどうなるか分からないので、追いかけた。
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
シャイニングナイトの予想通り、ダークフラッシュは面倒を起こしていた。今日の獲物の半分以上を逃がしたのだ。
「へへ♪また失敗しちゃった♪」
ダークフラッシュは笑って誤魔化す。
「シャイニングナイト。副長がお呼びだ」
ダストペルトが少々(いやかなり)怒った声で言う。
「副長?なんでしょー?」
シャイニングナイトはいつものテンションで言う。
「シャイニングナイト、狩りに行け」
ブランブルクローはジロリと睨みながら言う。
「やっだねー!でもさ、聞いてよ。ダークフラッシュってお荷物だよ。追い出さない?」
シャイニングナイトは話題を変える。
「まだ一日目じゃないか様子を見よう」
ブランブルクローはそう言った。そして、しばらくたち...
「ダークフラッシュ!また獲物をっ!それと族長部屋には勝手に入るなと言ってるだろ!」
ブランブルクローの怒りの叫びがキャンプに響き渡っていた。
「ごめんなさ〜い♪」
ダークフラッシュは反省する素振りも見せない。
「.......追い出そう。迷惑だ」
そして、副長の訴えにより、ダークフラッシュは追放された。だが、その瞳は作戦通りとでも言うような感じだった。
あれからしばらく経ち、サンダー族の知らぬうちにダークフラッシュは全部族を回っていた。
「全ての部族の秘密・暮らし方・戦闘方法・弱点・生活リズム・見方との関係、全部見させてもらったわ。そのうち、私が全ての部族を支配するから楽しみにしててね♪」
大集会に来て、ダークフラッシュはそう告げた。全部族はスカージに脅された時のような恐怖を覚えた。
「私が.......、私が何とかしなきゃ.......」
シャイニングナイトは1人でつぶやいた。
「へへ♪また失敗しちゃった♪」
ダークフラッシュは笑って誤魔化す。
「シャイニングナイト。副長がお呼びだ」
ダストペルトが少々(いやかなり)怒った声で言う。
「副長?なんでしょー?」
シャイニングナイトはいつものテンションで言う。
「シャイニングナイト、狩りに行け」
ブランブルクローはジロリと睨みながら言う。
「やっだねー!でもさ、聞いてよ。ダークフラッシュってお荷物だよ。追い出さない?」
シャイニングナイトは話題を変える。
「まだ一日目じゃないか様子を見よう」
ブランブルクローはそう言った。そして、しばらくたち...
「ダークフラッシュ!また獲物をっ!それと族長部屋には勝手に入るなと言ってるだろ!」
ブランブルクローの怒りの叫びがキャンプに響き渡っていた。
「ごめんなさ〜い♪」
ダークフラッシュは反省する素振りも見せない。
「.......追い出そう。迷惑だ」
そして、副長の訴えにより、ダークフラッシュは追放された。だが、その瞳は作戦通りとでも言うような感じだった。
あれからしばらく経ち、サンダー族の知らぬうちにダークフラッシュは全部族を回っていた。
「全ての部族の秘密・暮らし方・戦闘方法・弱点・生活リズム・見方との関係、全部見させてもらったわ。そのうち、私が全ての部族を支配するから楽しみにしててね♪」
大集会に来て、ダークフラッシュはそう告げた。全部族はスカージに脅された時のような恐怖を覚えた。
「私が.......、私が何とかしなきゃ.......」
シャイニングナイトは1人でつぶやいた。
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
「シャイニングナイト!聞いてくれ!」
その日のデートは、グレーフロストの慌てた叫びから始まった。私はなんだか嫌な予感がし、背中の毛が逆だった。
「姉さんが自分の子に何かいけない事を吹き込んでたんだ!子供たちは日に日に悪魔みたいな目になっていくんだよ!前からだったんだけど、大事にはならないかなって思ってて.......」
グレーフロストの声はどんどん小さくなっていった。グレーフロストの姉、ウィンドサウンドは結構前に子を産んでいる。3匹だ。連れ合いはアウルタロン(フクロウの鉤爪)だ。ソフトテイルも連れ合いも持っていて、6ヶ月前に子を産んでもらっている。こちらも3匹。連れ合いはサンファー(太陽の毛)だ。グレーフロストによると2匹ともずっと子供たちに何やらコソコソと吹き込んでいるらしい。戦いの訓練は自主的にもやらせている。
「聞いちゃったんだ!つい昨日姉さんが『明日が本番だからね。私たちが全部族を支配するのはついに明日!』って言ったんだ。ソフトテイルの子にも言ってた。子供たちは野心に満ちた目を見開いたんだ。恐ろしかった.......」
グレーフロストが恐ろしさに体を震わせた。
「私、今は戦えないわ.......」
私は自分のお腹を見つめた。今は子を身ごもっているので機敏に動く事が出来ないのだ。
「僕が盗み聞きしてたのが1番気配を感知するのが得意な子、ラビットポーにバレちゃって.......。だから僕をこらしめるためにまず君を殺してその後、他の部族を狙うんだって.......。ごめん。本当に」
グレーフロストは今にも泣きそうだ。
「サンダー族は弱くないのよ」
シャイニングナイトはウィンクして見せた。すると、後ろの茂みがガサガサなった。
「どうも♪明日の戦いでお会いしましょう♪」
ダークフラッシュが現れた。後ろからウィンドサウンドとその子供のラスティーポー、ラビットポー、ジャギッドポーが出てきた。ソフトテイルと子供のバタフライポー、フラワーポー、メモリーポーが唸りながら出てくる。
「ええ、受けて立つわ。私たちを襲った事、後悔させてやるんだからね」
シャイニングナイトはギロりと睨んだが、あいつらはニヤリと楽しそうに嫌な笑いを残し、去って行った。
その日のデートは、グレーフロストの慌てた叫びから始まった。私はなんだか嫌な予感がし、背中の毛が逆だった。
「姉さんが自分の子に何かいけない事を吹き込んでたんだ!子供たちは日に日に悪魔みたいな目になっていくんだよ!前からだったんだけど、大事にはならないかなって思ってて.......」
グレーフロストの声はどんどん小さくなっていった。グレーフロストの姉、ウィンドサウンドは結構前に子を産んでいる。3匹だ。連れ合いはアウルタロン(フクロウの鉤爪)だ。ソフトテイルも連れ合いも持っていて、6ヶ月前に子を産んでもらっている。こちらも3匹。連れ合いはサンファー(太陽の毛)だ。グレーフロストによると2匹ともずっと子供たちに何やらコソコソと吹き込んでいるらしい。戦いの訓練は自主的にもやらせている。
「聞いちゃったんだ!つい昨日姉さんが『明日が本番だからね。私たちが全部族を支配するのはついに明日!』って言ったんだ。ソフトテイルの子にも言ってた。子供たちは野心に満ちた目を見開いたんだ。恐ろしかった.......」
グレーフロストが恐ろしさに体を震わせた。
「私、今は戦えないわ.......」
私は自分のお腹を見つめた。今は子を身ごもっているので機敏に動く事が出来ないのだ。
「僕が盗み聞きしてたのが1番気配を感知するのが得意な子、ラビットポーにバレちゃって.......。だから僕をこらしめるためにまず君を殺してその後、他の部族を狙うんだって.......。ごめん。本当に」
グレーフロストは今にも泣きそうだ。
「サンダー族は弱くないのよ」
シャイニングナイトはウィンクして見せた。すると、後ろの茂みがガサガサなった。
「どうも♪明日の戦いでお会いしましょう♪」
ダークフラッシュが現れた。後ろからウィンドサウンドとその子供のラスティーポー、ラビットポー、ジャギッドポーが出てきた。ソフトテイルと子供のバタフライポー、フラワーポー、メモリーポーが唸りながら出てくる。
「ええ、受けて立つわ。私たちを襲った事、後悔させてやるんだからね」
シャイニングナイトはギロりと睨んだが、あいつらはニヤリと楽しそうに嫌な笑いを残し、去って行った。
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
☆追加の登場猫紹介☆
ラスティーポー(錆びた足)♂
オレンジ色の雄猫。目は黄色。カッコイイ。ウィンドサウンドとアウルタロンの子供。母親のせいで心が狂っている。
ラビットポー(うさぎの足)♀
淡い茶色の雌猫。目は緑。気配感知が得意。ウィンドサウンドとアウルタロンの子供。母親のせいで心が狂っている。
ジャギッドポー(ギザギザの足)♂
灰色の縞柄の雄猫。目は黄色。牙がギザギザ。ウィンドサウンドとアウルタロンの子供。母親のせいで心が狂っている。
バタフライポー(蝶の足)♀
白い体に黒い縞柄模様の雌猫。目は黄色。しっぽが長い。ソフトテイルとサンファーの子供。父親のせいで心が狂っている。
フラワーポー(花の足)♀
クリーム色の雌猫。目はオレンジ。スタイル抜群。ソフトテイルとサンファーの子供。父親のせいで心が狂っている。
メモリーポー(思い出の足)♂
赤の交じった濃いオレンジ色の雄猫。目は緑。記憶力がいい。ソフトテイルとサンファーの子供。父親のせいで心が狂っている。
ラスティーポー(錆びた足)♂
オレンジ色の雄猫。目は黄色。カッコイイ。ウィンドサウンドとアウルタロンの子供。母親のせいで心が狂っている。
ラビットポー(うさぎの足)♀
淡い茶色の雌猫。目は緑。気配感知が得意。ウィンドサウンドとアウルタロンの子供。母親のせいで心が狂っている。
ジャギッドポー(ギザギザの足)♂
灰色の縞柄の雄猫。目は黄色。牙がギザギザ。ウィンドサウンドとアウルタロンの子供。母親のせいで心が狂っている。
バタフライポー(蝶の足)♀
白い体に黒い縞柄模様の雌猫。目は黄色。しっぽが長い。ソフトテイルとサンファーの子供。父親のせいで心が狂っている。
フラワーポー(花の足)♀
クリーム色の雌猫。目はオレンジ。スタイル抜群。ソフトテイルとサンファーの子供。父親のせいで心が狂っている。
メモリーポー(思い出の足)♂
赤の交じった濃いオレンジ色の雄猫。目は緑。記憶力がいい。ソフトテイルとサンファーの子供。父親のせいで心が狂っている。
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Re: 闇夜の猫が現れる時、奇跡が起きる
次の日の、夜中だった。
「襲撃だ!みんな起きろ!」
見張りのダストペルトが大声を上げた。シャイニングナイトはバッと飛び起き、保育部屋を飛び出した。
「ダメよ、あなたはここにいなくちゃ」
ファーンクラウドが後ろから出てきて、戻るようにうながす。だがしかし、私は戻る訳にはいかない。
「私も戦うわ。というか、私が戦わなくちゃいけないの」
予言が降りているのだ。私は今の戦いで活躍すべきだと思う。いや、活躍しなくてはいけない。例え、死ぬ事になっても。
「気をつけなさいよ。身の危険を感じたらすぐに戻りなさいよね。あなたは子を身ごもっているんだから」
ファーンクラウドはしぶしぶ許可した。私はこくんとうなずいて見せたが、戻る気は一切なかった。
「こんにちは♪いえ、こんばんは♪私たちは素晴らしい夜明けを向かえにきたの♪」
ダークフラッシュが先頭に立ち、ニヤリと笑った。
「そうさ!僕たちは勝つんだ!」
ジャギッドポーがギザギザの牙を見せて叫ぶ。
「そして縄張りは私たちの物になるの!」
ラビットポーが歓声をあげる。
「私たちにかなうものはいないわ」
バタフライポーが長いしっぽを振る。
「早く美味しい獲物をお腹いっぱい食べたいわ」
フラワーポーが舌なめずりをする。
「僕は正直、戦いがしたいだけ」
メモリーポーが爪を出し入れする。
「うーん、やりたい放題にしたいな」
ラスティーポーが欲に満ちた目を輝かせた。
「グレーフロストはどれだけ悲しむかしら?」
ウィンドサウンドの目には残忍さが浮かんでいる。
「ごめん、サンファー」
ソフトテイルは小声でつぶやいた。そして最後に浮浪猫たちがけたたましい雄叫びをあげた。
「返り討ちに合わせてやる!」
ファイヤスターが唸った。
「諦めなさい♪」
ダークフラッシュが楽しそうに言う。シャイニングナイトは全神経を研ぎ澄ませた。
「かかれ!」
「かかりなさい♪」
2匹の声が重なり、お互いは同時に飛び出した。
「襲撃だ!みんな起きろ!」
見張りのダストペルトが大声を上げた。シャイニングナイトはバッと飛び起き、保育部屋を飛び出した。
「ダメよ、あなたはここにいなくちゃ」
ファーンクラウドが後ろから出てきて、戻るようにうながす。だがしかし、私は戻る訳にはいかない。
「私も戦うわ。というか、私が戦わなくちゃいけないの」
予言が降りているのだ。私は今の戦いで活躍すべきだと思う。いや、活躍しなくてはいけない。例え、死ぬ事になっても。
「気をつけなさいよ。身の危険を感じたらすぐに戻りなさいよね。あなたは子を身ごもっているんだから」
ファーンクラウドはしぶしぶ許可した。私はこくんとうなずいて見せたが、戻る気は一切なかった。
「こんにちは♪いえ、こんばんは♪私たちは素晴らしい夜明けを向かえにきたの♪」
ダークフラッシュが先頭に立ち、ニヤリと笑った。
「そうさ!僕たちは勝つんだ!」
ジャギッドポーがギザギザの牙を見せて叫ぶ。
「そして縄張りは私たちの物になるの!」
ラビットポーが歓声をあげる。
「私たちにかなうものはいないわ」
バタフライポーが長いしっぽを振る。
「早く美味しい獲物をお腹いっぱい食べたいわ」
フラワーポーが舌なめずりをする。
「僕は正直、戦いがしたいだけ」
メモリーポーが爪を出し入れする。
「うーん、やりたい放題にしたいな」
ラスティーポーが欲に満ちた目を輝かせた。
「グレーフロストはどれだけ悲しむかしら?」
ウィンドサウンドの目には残忍さが浮かんでいる。
「ごめん、サンファー」
ソフトテイルは小声でつぶやいた。そして最後に浮浪猫たちがけたたましい雄叫びをあげた。
「返り討ちに合わせてやる!」
ファイヤスターが唸った。
「諦めなさい♪」
ダークフラッシュが楽しそうに言う。シャイニングナイトは全神経を研ぎ澄ませた。
「かかれ!」
「かかりなさい♪」
2匹の声が重なり、お互いは同時に飛び出した。
シャイニングナイト- ライオン族
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