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太陽と月 〜入り乱れた予言〜

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投稿 by サンウィング Wed Feb 17, 2021 8:01 pm

第40章

「フレイムペルト!そこちゃんと見張っててよ!」ムーンナイトがいった。
「何回いえばわかるんだよ!見張ってるよ!」フレイムペルトが怒ってしっぽを左右に振りながら返した。
サンハートたちはペットショップの近くから離れて空き家となっているらしい家にいた。
「じゃあ私が先にやるわ」ムーンナイトがいった。能力のことだ。サンハートがうなずくとムーンナイトは目を閉じた。
それからしばらくするとムーンナイトは目を開けた。
「わかった」ムーンナイトはいった。「あっちよ」ムーンナイトはしっぽを左に振った。
「わかった。わたしも使うわね」サンハートも集中しはじめた。するとどんどん頭の中に絵が見えてきた。
あそこは犬がいる!しかも野放し!そう思ってすぐに絵が切り替わった。
さっきの犬からそう遠くないところに〈二本足〉の子供が走りまわっている。
そしてまた絵が切り替わると森が見えた。
犬たちはすごく先にいる。ここが近道だ、となぜかわかった。
それがわかったとたんにただの暗闇になった。もうなにもここからわかることはないのだろう。
サンハートは目を開けた。ムーンナイトがサンハートの顔をのぞきこんでいた。
「どう?」ムーンナイトはきいた。期待しているのがわかる。
「犬と〈二本足〉の子供がいた。でもそこの前に森があるの。多分そこが近道だと思う」サンハートは教えた。「すごく遠いところまではわからないわよ」そうつけたした。
「ううん。大収穫よ!」ムーンナイトが励ましてくれた。サンハートは「ありがとう」と小声でいうとフレイムペルトのほうへ歩き出した。ムーンナイトも後ろからついてきた。
「どうだった?」フレイムペルトが目を輝かせてきいた。
「進む方向と近道がわかったわ。左に向かっていって、森に入るの」サンハートが教えた。
「よし、左か。行くぞ!」フレイムペルトが号令をかけた。

仮にもサイドウェイズ族の副長のムーンナイトに指揮を任せようよ、と思ったことは黙っておいた。
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投稿 by シャイニングナイト Sun Feb 28, 2021 5:07 pm

第41章

今日は一段と寒かった。強い風が吹き付ける。冷たい風が自分の毛皮を撫でる。
「さむ……」
ムーンナイトは思わず呟いた。体の芯まで冷え切ってしまっていた。サンハートは平気そうでどんどん前へ進んでいる。
「大丈夫か?」
フレイムペルトが隣に来てたずねた。
「だっ大丈夫……」
内心たまらなく寒かったが隠す事にした。
「でもさっきから鼻をすすってるじゃないか」
フレイムペルトが食い下がった。心配そうな目をしている。
「大丈夫だってば!」
そうは言ったが、私はくしゃみをした。
「風邪引いてるんじゃないのか?もしホワイトコフだったらどうする?」
フレイムペルトはちょっと厳しい口調になった。
「もう、うるさいわね!!!」
ムーンナイトは思わず怒鳴った。
「そうかよ」
フレイムペルトは気を悪くしてサンハートの方まで走って追いつきに行った。私はフレイムペルトの優しさを突っぱねてしまった事を少し後悔した。実際徐々に気分は悪くなっていっていた。少し息苦しささえ感じる。ダメだ。そう考えるからそう感じてしまうんだ。

次の日になった。だるくて起き上がりたくない。
「おはよう、ムーンナイト」
サンハートがそう言った。
「おはよ」
ムーンナイトは短く返事を返した。フレイムペルトは少し離れたところから様子を伺っている。
「行きましょうか」
ムーンナイトは無理やり力を振り絞って立ち上がった。
「ふん」
フレイムペルトがそう言った。まだ根に持っているようだ。
「よし、また左の方へ……」
私はそう言いかけて倒れた。
「「ムーンナイトッ?!」」
サンハートとフレイムペルトが叫んだ。
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投稿 by オーシャンフラワー Sat May 01, 2021 1:22 pm

この物語の続きすごく読みたいです!
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投稿 by シャイニングナイト Sat May 01, 2021 2:46 pm

ありがとうございます!!!
チョロいので今日続き書いてみます!
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投稿 by オーシャンフラワー Sat May 01, 2021 3:04 pm

お願いします。
(こんな小説がちょろいんだ...シャイニングナイトさんすごいです!)
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投稿 by シャイニングナイト Sat May 01, 2021 3:44 pm

褒められたらすぐやっちゃうって意味のチョロいです!私サボり魔なので全ての小説が全然進まない!!!(白目)語彙力も無いし!ワァ!
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投稿 by オーシャンフラワー Sat May 01, 2021 3:55 pm

あっ、そっちね
でもすごいです!
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投稿 by シャイニングナイト Sat May 01, 2021 3:59 pm

第42章

 ムーンナイトは目を覚ました。視界がぼやけてよく見えない。が、耳はしっかりしていた。
「おい!ムーンナイト!大丈夫か?!」
フレイムペルトの怒鳴り声がする。
「しーっ!安静にしてなくちゃいけないんだから静かにして」
サンハートがそう言ってフレイムペルトの口を塞いだらしい。フレイムペルトの声がくぐもった。サンハートがフレイムペルトの口を塞いでくれたのはとても有難かった。心配してくれるのは嬉しいが、大声で頭がガンガンする。
「無理しすぎよ、ムーンナイト」
サンハートが少し厳しく、でも思いやりに満ちた声で言った。ムーンナイトは感謝と申し訳なさでいっぱいになった。
「えぇ。でも、帰らなくちゃいけないんだもの」
ムーンナイトは小声で言い訳した。
「口閉じてろ。休め」
フレイムペルトが乱暴に言った。でも、仕草からとても心配していたのが分かった。
「フレイムペルトってば、心配で心配でずーっと辺りをウロウロしたり、ムーンナイトに話しかけたりしてたのよ」
サンハートが可笑しそうに目を輝かせて言った。
「なっ?!黙ってろって言ったろ?!」
フレイムペルトは顔を真っ赤にして怒鳴った。
「頭痛いから静かにしててよ……」
ムーンナイトはそう言いつつ微笑んだ。こんな友達━━いや、友達以上かもしれない━━がいて、私は幸せ者だな。絶対に、部族に帰って、皆で平和に暮らすんだ。
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投稿 by シャイニングナイト Sat May 01, 2021 3:59 pm

ありがとうございます!
そして凄く短くなってしまった……(白目)
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投稿 by オーシャンフラワー Sat May 01, 2021 4:07 pm

ぜんぜん大丈夫です
私はムーンナイト&フレイムペルト推しです
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投稿 by サンウィング Tue May 25, 2021 7:55 pm

第43章

─ムーンナイトが起きる、少し前のこと。
「む、ムーンナイト!起きろ!」フレイムペルトがムーンナイトに呼びかけた。
なにもいない安全な茂みにムーンナイトを運び、それからというもののフレイムペルトはそこら中をうろうろ歩きまわったり、ムーンナイトに話しかけたりしている。
「フレイムペルト。ちょっとぐらいムーンナイトをそっとしてあげて」サンハートはフレイムペルトにいった。
「…わかった」フレイムペルトはうなずいてムーンナイトの側に静かにそっと座った。
ムーンナイトは意識を失ったまま眠っている。無理のしすぎなだけのはずだから、しっかりと休めばきっと元気になるはず。
サンハートはムーンナイトに近付いた。と、そのとき、ムーンナイトの目がうっすらとだが開いた。
「おい!ムーンナイト!大丈夫か!?」その瞬間フレイムペルトがムーンナイトに大きめな声できいた。
「しーっ!安静にしてなくちゃいけないんだから静かにして」サンハートはあわててフレイムペルトの口をしっぽでふさいだ。フレイムペルトの声がくぐもった。
「無理しすぎよ、ムーンナイト」サンハートはそっといった。ムーンナイトが倒れたときは……本当にどうしようかと思った。フレイムペルトはフレイムペルトで焦りはじめて結構すごいことになってたし…。
「えぇ。でも帰らなくちゃいけないんだもの」ムーンナイトが小声でそういった。やはり少し辛そうだ。
「口閉じてろ。休め」フレイムペルトが乱暴にいった。
「フレイムペルトってば、心配で心配でずーっと辺りをうろうろしたり、ムーンナイトに話しかけたりしてたのよ」サンハートはおかしそうに少し笑いながら目を輝かせて教えた。その途端、フレイムペルトが顔を真っ赤にして言い訳をしはじめたりサンハートを怒ったりしはじめた。
「なっ!?黙ってろっていったろ!?」
「頭痛いから静かにしてよ……」ムーンナイトがそうはいったが微笑んだ。
「もう少し安静にしててね。なにか薬草があるかも」サンハートはムーンナイトに優しくいった。
「じゃ、じゃあ俺も…」フレイムペルトがあわてて立ち上がり、サンハートに着いていこうとした。
「待って」ムーンナイトが止めた。「どっちかはここに居て」
「じゃ、わたしが行くね。安静にしてるのよ!」サンハートはにこっとして薬草を探しに行った。うーん、フレイムペルトがいればとりあえずなにか来ても追い払える!
それに、わたしのほうが薬草に詳しい!....と思う。


最終編集者 サンウィング [ Fri Sep 03, 2021 2:55 pm ], 編集回数 1 回
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投稿 by シャイニングナイト Sun Jun 27, 2021 4:49 pm

第44章

 まだ頭は痛いし、体もだるいが、サンハートの言った通り、安静にしてれば治りそうな気がする。薬草探しに行ったサンハートは無事だろうか。狩りのついでにでも探しに行きたいが、サンハートに怒られそうだ。でも、どちらにせよ狩りはした方がいい気がする。さっきから、フレイムペルトは私から少し離れたところで何かをぶつぶつと呟いている。たまに自分の言ったことを否定するように首を横に振ったり、顔を赤らめたりしている。正直に言って、絶対におかしい。
「フレイムペルト?」
ムーンナイトはフレイムペルトに普通に話しかけた。
「んあっ?!あ、ああ。なんだ?」
フレイムペルトは明らかに驚いて動揺してたずねた。
「いや、そろそろ獲物を捕った方がいいんじゃないかって」
ムーンナイトはフレイムペルトはの驚き方を怪訝に思いつつ、述べた。
「あ、ああ。わかった」
フレイムペルトはいそいそとどこかへ向かった。それにしても、あのフレイムペルトの不審な動きはどうしたんだろうか。何か考え事をしているんだろうなとは思うが、あまりにも不審すぎる。うーんとうなって考えていると、フレイムペルトが帰ってきた。リスとネズミをくわえている。
「どっちがいいんだ?」
フレイムペルトが私の前に獲物を落とした。私は黙ってネズミを取った。フレイムペルトが私に寄り添うように座った。そして、しばらくすると、フレイムペルトが口を開いた。
「あ、あのさ」
フレイムペルトにしては珍しく緊張している。
「今までいじめてきたの、申し訳なかった」
フレイムペルトが本当に申し訳なさそうに告げた。私はびっくりして獲物の肉が喉につかえそうになった。
「混血なのにめげずに頑張ってるのがまぶしくて、それをねたむ自分が醜くて。どうしようもなくて。自分の立場を保つためにいじめなんかして、すまない」
フレイムペルトはきまり悪そうにぼそぼそと告げた。
「もういいよ、そんなの。許してるから」
私は優しくいった。これは本当だ。この間まで許すものかと思っていたのが嘘みたいだ。
「そ、それでさ、その」
フレイムペルトがつっかえながら続ける。
「ムーンナイトが俺のことを責めずに俺の間違いを堂々と正してくれて、気づいたんだ。俺は、このまっすぐさに惚れてたんだ、って。好きなやつをいじめるなんて馬鹿げたことしちゃってさ」
フレイムペルトは、おかしいよなと乾いた笑い声をあげる。
「それで、なんというか。俺の連れ合いになってくれないか。本当に、君を愛してるんだ」
フレイムペルトは顔を真っ赤にして、思い切って告げた。返ってくる答えにおびえているのがわかる。私はネズミをもう一口ほおばって返事をする時間を延ばした。こんなことを言われるなんて、夢にも思っていなかった。そして、自分でも驚くほどフレイムペルトが好きになっていて、告白されて嬉しくなってしまっている。あんなに嫌いだったのに。いまではこんなに愛している。
「いいよ」
言葉にできたのはそれだけだった。そっけなくなってしまったが、フレイムペルトは顔をぱあっと輝かせる。私は、赤くなった顔を隠すのに、目をそらした。そして、ふと思った。サンハート。なんて説明しよう。私の口からは恥ずかしすぎて説明できる気がしない。そうこうしていると、サンハートはその後すぐ戻ってきた。
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投稿 by オーシャンフラワー Sun Jun 27, 2021 4:53 pm

もうこの小説最高(づ。◕‿‿◕。)づ
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投稿 by サンウィング Sun Sep 12, 2021 12:10 pm

第45章

サンハートは薬草をくわえてムーンナイトとフレイムぺルトのもとへ戻った。
茂みを抜けて「ただいまー」というと、ムーンナイトとフレイムペルトの二匹がすぐにこちらを振り向いた。
「お、おかえり!」ムーンナイトがこちらに駆け寄ってこようとすると、すぐ隣にいたフレイムぺルトが引き留めた。
「ただいま、どう?なんともない?だるいとか....」サンハートはムーンナイトを心配して早口気味できいたが、ムーンナイトは「なんともないよ」と少し笑いながら返事をした。
サンハートはほっとして息を吐き、ムーンナイトのいるところに駆け寄った。
フレイムペルトはムーンナイトの横の場所から少し離れたところに移動し、サンハートに場所を譲った。
サンハートは軽くムーンナイトを診察した。「うーん、これくらいなら薬草なんて必要なかったかもね。とりあえずもう一晩か二晩安静に寝ていれば大丈夫だと思うよ」
ムーンナイトはわかった、とうなずき、フレイムペルトはほっとしたように肩の力を抜いた。
サンハートは空を見上げ、今は太陽がどのあたりにあるかと確認した。
太陽は今、西に沈んでいっている。空もだんだんとオレンジ色になってきている。
「フレイムぺルト、お使いを頼んでいい?コケを寝床三つ分と、予備でもう少し多めに取って来てくれる?」サンハートが仕事を頼むと、フレイムペルトはムーンナイトをちらりと見てからうなずいて駆け出していった。
「...で、なにかあった?ムーンナイト」サンハートはにやりとしてムーンナイトにきいた。ムーンナイトが少し驚いたようにサンハートを見つめ、頬を少し赤らめて首を横に振った。
なにがあったのかまでは知らないが、茂みを通る前になにかいっていたのがきこえていたので、まあなにかあったのだろうと思ったのだ。悪い事じゃなくて、良い事が。
サンハートは目を細めてムーンナイトをじっと見つめたが、フレイムペルトがすぐに戻ってきたのでフレイムペルトに視線を移した。
「持ってきたぞ、サンハート。これでいいか?」フレイムペルトは口にくわえていた大量のコケを吐き出し、きいた。
「うん。ありがとう、フレイムペルト」サンハートはお礼をいってコケをくわえ、ムーンナイトの寝床の近くに二つの寝床を作った。余ったコケは自分の寝床の近くに置いておき、なにかあったりしたら使う予定だ。
ちょうど日が暮れ、あたりが暗くなってきたので、少し早いが三匹は眠りについた。
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