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ウォーリアーズオリジナル小説 ー不穏な影ー

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投稿 by आकाश प्रकाश Sun Oct 10, 2021 3:37 pm

登場猫

サンダー族

族長
ヴィーゼルスター(イタチ星)
こげ茶色で灰色の縞がある雄猫。鼻に白い毛が混じっている。気性が荒い目の色は黄色。

副長
サンペルト(太陽毛皮)
金茶色の雄猫。族長を慕っている。目の色は琉拍色

看護猫
シャイニングムーン(輝く月)
クリーム色の雌猫。目の色は黄緑。

戦士猫
ダークストリーム(闇の川)
黒と茶色の小柄な雌猫。目の色は緑。

バジャーファング(アナグマの牙)
こげ茶色に黒い毛が混じった雄猫目の色は紺色。弟子はマンティスポー(カマキリ足)

シーラスストライプ(巻雲渦)
濃い灰色と白の縞がある雄猫。目の色は炎色。

デューファーン (露がかかったシダ)
黒地に白い小さな斑点が散った被毛を持つ雌猫。目の色は琥珀色

ライトニングクロー(稲妻かぎ爪)
黒地に黄金色の毛が混じった雄猫。目の色は琥珀色。弟子はクウェイルポー)

レッドヴォルケイノー(赤い火山)
黒と赤の斑の雄猫。目の色は黄色

レパードハート(ヒョウの心)
母親が飼い猫のベンガルの雌猫。目の色は琥珀色。

スペースドリーム(宇宙の夢)
黒い雌猫。目の色は紺色

シンキングエア(沈む空気)
銀色とうすい灰色の雄猫。目の色は水色。弟子はフェザントポー

ウィンドストリーム(風の流れ)
薄茶色と白の縞の雌猫。目の色は水色

リッジライム(尾根の霧氷)
焦げ茶色と黒薄い灰色の斑の雄猫。目の色は濃い緑色

スプリングフィンチ(跳ねるフィンチ)
茶色と赤茶の斑の雄猫。目の色は明るい茶色

スノーシェイド(雪の影)
純白の被毛をもつ雌猫。目の色は明るい青

ウルフストーム(オオカミ嵐)
毛足が長い狼のような風貌の若い雄猫。目の色は深い青と水色。

フローズンスカイ(凍りついた空)
銀色と白の被毛をもつ若い雌猫。目の色は水色。

母猫
ロータスリーフ(蓮の葉)
薄茶色のほっそりした雌猫。目の色は緑。

長老リードファー(アシ毛)
茶色の雄猫。目の色は緑

ボウルダーテイル(岩のしっぽ)
しっぽに傷がある灰色の雌猫。目の色は紫





最終編集者 スカイライト [ Tue Jan 04, 2022 3:23 pm ], 編集回数 4 回
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投稿 by आकाश प्रकाश Sun Oct 10, 2021 3:42 pm

ウィンド族

族長
ウィスパリングスター(ささやく星)
明るい黄褐色と黒の縞柄の雌猫。目の色は黄緑

副長
ロビンスプリング(跳ねるコマドリ)
金色と茶色のとら柄の雄猫。目の色は紺色

看護猫
シカーダフェザー(セミの羽)
白と茶色の斑の雄猫。目の色は琥珀色。弟子はホワイトポー

戦士
ラットファング(ネズミの牙)目に傷跡がある黒い雄猫。目の色は紫。弟子はモーニングポー

アッシュウィスカー(トリネコひげ)くすんだ赤茶色の雌猫。目の色は青

イーグルフライト(飛ぶ鷲)白と茶色と黒が混じり合った大柄な雄猫。目の色は琥珀色。

ハイドランジアリーフ(アジサイの葉)
灰色と金茶色の斑の雌猫。目の色は水色。

ブルーアイ(青い目)
黒と茶色の斑の雄猫。目の色は青

アイスナイト(氷の夜)
黒と青みがかった灰色の雌猫。目の色は水色

フローズンフォッグ(凍りつく霧)
青みがかった灰色の雌猫。目の色は紺色

スパーキングクロー(まぶしいかぎ爪)
三毛柄の雄猫。目の色は琥珀色。

母猫
チェスナットファー(栗毛)
明るい茶色と金茶色の斑の雌猫

長老
グリーンペタル(緑の花びら)
白と黒の縞の雄猫。目の色は黄色

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投稿 by आकाश प्रकाश Sun Oct 10, 2021 3:45 pm

シャドウ族

族長
ホークスター(タカ星)
あわい灰色と、焦げ茶色の縞柄の雄猫。目の色は紫

副長
ヘッジホッグノウズ(ハリネズミの鼻)
クリーム色と灰色の縞柄の雄猫。目の色は琥珀色。

看護猫
スナイプフェイス(シギ顔)白とあわい茶色の斑の雄猫。目の色は黄色

戦士猫
モールウィスカー(モグラひげ)
茶色のひげが折れた雄猫。目の色は琥珀色。弟子はヘロンポー(サギ足)

ブラックロータス(黒い蓮)
黒と濃い灰色の斑の雌猫。目の色は緑

グレースモーク(灰色の煙)
うすい灰色の縞柄の雄猫。目の色は黄緑

マウストゥース(ネズミの歯)
薄茶色で、耳が白い雄猫。目の色は琥珀色

ウィングテイル(翼しっぽ)
黒で尻尾の先が白い雌猫。目の色は青
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投稿 by आकाश प्रकाश Sun Oct 10, 2021 3:49 pm

リヴァー族

族長
フォールスター(落ちた星)
金茶色のとら柄の雌猫。目の色は琥珀色

副長
ナイトストライプ(夜の縞)
黒と灰色の縞柄の雄猫。目の色は紫

看護猫
オークペルト(オークの毛皮)
焦げ茶色と明るい茶色の斑の雌猫。目の色は琥珀色

戦士猫
リトルウィスカー(小さいひげ)
白と茶色の薄い縞柄の雌猫。目の色は緑

チェイシングファイヤ(追いかける火)
炎色の毛足の長い雄猫。目の色は黄色

レッドハート(赤い心)
赤茶色と白の雄猫。目の色は琥珀色

ウォータースプラッシュ(水しぶき)
背中と尾の先青みがかった灰色の雌猫。目の色は青

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投稿 by आकाश प्रकाश Sun Oct 10, 2021 4:03 pm

プロローグ

白と灰色の斑の戦士が、黒い見習い猫とその指導者を連れてキャンプを出かけていった。夜明けのパトロールに出かけるのだ。見回る場所は、シャドウ族との境界線。
「今日は妙に森が静かではないですか。」
「そうね。リーフフェイス。」白と灰色の戦士はそこではっと足を止めた。「今、シャドウ族との境界線の近くに何かの気配を感じたわ。」白と灰色の斑の戦士猫が緊張した様子で言った。「確認しなければ」
その時だった。突然、森の静けさを破る猫の叫び声があたりに響き、むっとするようなシャドウ族の臭いが押し寄せてきた。3頭はゾッとしてその場に固まった。いつの間にか3頭はシャドウ族の戦士猫達に囲まれていた。こちらの3倍の数はいる。勝ち目はない。
「ナイトポー。私達が敵を相手にして時間を稼いでいる間にキャンプから援護を連れてきなさい!」白と灰色の斑の戦士は鋭く黒い見習い猫に言った。
「ウィングスター!勝ち目はありません。退散しましょう!」リーフフェイスが慌てて言った。それに族長の命はあと一つなんですよ。と心のなかで付け足す。
「退散することなんて、赦さねぇ。」シャドウ族の片耳が裂けた戦士が言った。3頭は驚いてその猫の方を向いた。「かかれ、シャドウ族!奴らを八つ裂きにしろ!」片耳が裂けたシャドウ族の戦士が叫んだ。
「ナイトポー!キャンプから援護を連れてきなさい!」ウィングスターの声は襲いかかる、おびただしい数の猫たちの陰り声によってかき消された。
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投稿 by आकाश प्रकाश Sun Oct 10, 2021 4:10 pm

第1章 

キャンプには重苦しい空気が流れていた。昼を過ぎても夜明けのパトロールにでかけた族長と、戦士猫のリーフフェイス、その弟子のナイトポーが戻ってこず、捜索隊を出したところ、ショドウ族との境界線で3匹とも殺されているのが見つかったのだ。
もうすぐ日が暮れる。部族仲間達は通夜の準備をはじめていた。ウルフストームはそっとナイトポーのそばで身をかがめた。
ナイトポーは、ウルフストームが見習いになる少し前に生まれたのだった。その時生まれたてのナイトポー達を温めるために舐めてやるのをウルフストームと妹のフローズンスカイと手伝ったのだ。ウルフストームが体を温めてやった仔猫こそこのナイトポーだった。
元気いっぱいでいいやつだったのに...もの思いにふけっていると肩を突かれた。
「悲しむのはあとにしろ、通夜の準備の邪魔だぞ」
年長の戦士のバジャーファングが立っていた。とげとげしい口調だが、目を見るとこの戦士も同じように悲しみに暮れているのが分かった。その後ろにはシャイニングムーンが遺体に塗る包に入れた松脂をくわえていて困ったようにこっちを見ている。ウルフストームは慌てて場所を開けた。
あたりが暗くなるにつれて月が明るさをまし、ハイレッジの上にいるヴィーゼルシャドウとサンペルトの姿を照らし出した。ヴィーゼルシャドウは明日、月の池で9生授かりに行く新たな族長だ。そしてサンペルトは副長になった。
ヴィーゼルシャドウが副長にサンペルトを選ぶ事は予想がついていた。サンペルトはヴィーゼルシャドウの事を尊敬し慕っている上、腕の良い戦士だ。
しかしウルフストームは落ち着かなげに鉤爪を出したり引っ込めたりした。
ヴィーゼルシャドウは優秀な戦士だ。だからこそウィングスターは族長だった頃副長にヴィーゼルシャドウを選んだのだ。だが、ヴィーゼルシャドウはとても気性が荒い。今回のことで、シャドウ族にもすぐに復讐しに行くだろう。
ヴィーゼルシャドウが族長になるということは戦いが多くなりそうだ。ウルフストームは気が重くなった。
ウルフストームは、サンダー族が、ずっと昔、飼い猫から族長になったファイヤスターなどの偉大な族長達の時代のような平和な部族からだんだん離れていっているように思えて仕方がなかった
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投稿 by シャイニングムーン Sun Oct 10, 2021 5:32 pm

おおおおおお!
新しい小説っ!
おもしろいっ!
そ,そしてシャイニングムーンっていう猫が…!
お,同じ名前…
私とは関係ないとはいってもなんか嬉しいぞぉ…(語尾どうしたっ)(あ,感動してるだけだぞえ)(感動?)(うんなんか違っても同じ名前の猫がいると嬉しくない?)(ごめん…よくわかんない)(え!?)

シャイニングムーン
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投稿 by आकाश प्रकाश Sun Oct 10, 2021 5:57 pm

シャイニングムーン wrote:おおおおおお!
新しい小説っ!
おもしろいっ!
そ,そしてシャイニングムーンっていう猫が…!
お,同じ名前…
私とは関係ないとはいってもなんか嬉しいぞぉ…(語尾どうしたっ)(あ,感動してるだけだぞえ)(感動?)(うんなんか違っても同じ名前の猫がいると嬉しくない?)(ごめん…よくわかんない)(え!?)

ありがとうございます!!
この小説の登場キャラ自体5ヶ月前に決めたのですが、BBSでシャイニングムーンさんに出会ったとき(あ、私の小説のキャラと同じ名前だ!)と密かに感動してました✨
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投稿 by आकाश प्रकाश Mon Oct 11, 2021 6:35 pm

ウォーリアーズオリジナル小説 ー不穏な影ー 20211011
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投稿 by आकाश प्रकाश Mon Oct 11, 2021 6:36 pm



この小説の表紙の絵
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投稿 by आकाश प्रकाश Tue Oct 12, 2021 3:35 pm

第2章

空き地に差し込む眩しい光を見上げウルフストームは目を瞬いた。ついさっき9生授かってきたヴィーゼルスターがサンペルトと熱心に話し込んでいる。
シャドウ族襲撃の事を相談しているのだろう。
ウルフストームはそっと話が聞こえるところまで、岩壁に沿って移動した。
「ーつまりシャドウ族の事を襲撃なさらないのですか?」
サンペルトの声がした。「今すぐ襲撃すべきだと、俺は思いますよ」
ウルフストームは岩陰に腰を下ろした。
「そう早まるなサンペルト。」ヴィーゼルスターの妙なほど穏やかにたしなめる声にウルフストームは首を傾げた。ヴィーゼルスターは続けた「数日後に大集会がある。その時に我が部族の戦士を3匹も殺した言い訳を全部族の前でさせれば良い。そのほうがずっと屈辱的だろう?」
ウルフストームは驚きを隠せなかった。戦いは起きてほしくないがそれでも今回は流石にシャドウを襲撃すべきだと思っていた。なのにヴィーゼルスターはすぐに襲撃する気がないとは...
「しかし...3匹も殺されたんですよ。理由もなしに」
サンペルトも驚きを隠せない様子だ。
「理由もなしに?彼らが境界線を超えた、あるいは自分から戦いを仕掛けたのかもしれん。それなのにいきなり襲撃するわけにはいかないだろう」
「それもそうですね」
サンペルトは納得のいかないようだが、慕っているヴィーゼルスターにこれ以上反論はしなかった。
2頭が立ち上がった音がしたのでウルフストームは慌てて岩壁の影を引き返し森に出た。
森の地面には落ち葉がつもり歩くとパリパリと音がたった。空気もひんやりしている。〈枯れ葉の季節〉もそう遠くなさそうだ。
不意に獲物のか弱い悲鳴が聞こえ、ハタネズミをくわえたフローズンスカイが飛び出してきた。
「お見事!」
ウルフストームは妹に声をかけた。
ハタネズミをくわえているフローズンスカイは嬉しそうに瞬きして感謝を伝えた。
後ろの茂みからスノーシェイドも現れた。
スノーシェイドの方もまるまる太ったクロウタドリをくわえている。
途端にウルフストームは一族のために狩りもせず、盗み聞きをしたあと森をぶらぶらしていた自分が恥ずかしくなった。
「あなたも一緒に狩りに来る?」
スノーシェイドが聞いた。
「ああ、一緒に行くよ手ぶらで帰るわけにはいかない」
ウルフストームは答えた。
「そうよね。族長があのヴィーゼルスターになっちゃったんだから!手ぶらで帰ったりしたら族長の寝床の敷物にされちゃう!」
フローズンスカイが言った。しかし口調とは違い目は不安そうに光っていた。
ヴィーゼルスターがさっきサンペルトと話していたことを話そうか考えていると耳にコケの塊が飛んできた。
「ほらやっぱり、ウルフストームは寝てるのよ!」
スノーシェイドが面白そうにひげをピクピクさせた。
「お兄ちゃん何ぼーっとしてるの」
とフローズンスカイ
「あのな...ヴィーゼルスターとサンペルトが話してるのを聞いてたんだ」
ウルフストームは耳についた苔クズを払った。
「どんな話?」
フローズンスカイが聞いた。
「シャドウ族を襲撃する気はないらしい」ウルフストームはヴィーゼルスターとサンペルトが話していた内容を手短に話した。
フローズンスカイとスノーシェイドは驚いたように大きく目を見開いた。
「ヴィーゼルスターのことだからすぐにでも復讐に行くと思ってたわ...」
とスノーシェイド
「あたしもそう思ってた」とフローズンスカイ「だから戦いの後もお腹を満たせるように狩りをしていたのよ」
スノーシェイドが頷きながら言った。
「ヴィーゼルスターは偉大な族長達のように穏やかな部族にしていけるように考えを変えたしれないわね」
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投稿 by ドーンブリーズ Wed Oct 13, 2021 8:52 pm

スカイライトさんの小説だ!と思い、早速読ませていただきました!
とても面白いです!あと表紙かっこいいです!
続き待ってます!

ドーンブリーズ
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投稿 by आकाश प्रकाश Sun Oct 17, 2021 7:43 am

ドーンブリーズさんありがとうございます!!
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投稿 by आकाश प्रकाश Thu Oct 28, 2021 3:37 pm

第3章
ウルフストームはどんよりと曇った空を見上げた。
太陽の光は厚い雲にさえぎられていて、少し肌寒かった。
のびをして出かけようとしているパトロール隊に参加しようかと考えているとマンティスポがパタパタこちらにかけてきた。
マンティスポはこの前、スター族に召された黒い見習い猫ナイトポーの兄だ。
「ウルフストーム、戦いの技を教えてくれよ」
マンティスポーが後ろ足で立ち上がって敵を殴るふりをした。しかしすぐによろけて倒れた。
「そんなんじゃだめだよ。」
ウルフストーンはその姿がおかしくて笑いながら言った
「だったらどうすればいいか教えてよ」
マンティスポーがむっとしたように言った
「でも訓練があるだろう?指導者のバジャーファングはどこなんだ?」
ウルフストームは聞いた
「知らないよ朝からいないんだ」
マンティスポーが言った
「いない?ウルフストームは聞き返し、辺りを見回した。だったらバジャーファングが読みに来るまでだぞ」
「やった!」
マンティスポーが嬉しそうな声をあげた
「じゃあもう1回さっきのやってみろよ」
ウルフストームが言った
「またどうせ笑うんだろ?」
マンティスポーが挑むように言った
「教えて欲しいのか?欲しくないのか?」
ウルフストームは尻尾で地面を叩いた。
「分かったよ偉そうに!まだ戦士になって一つの季節も過ぎてないくせに!」
マンティスポーは後ろ足で立ち上がって前足で空をかこうとしたが、前足を振りかざした時にはバランスを崩し無様に頭から倒れた
ウルフストームは笑いをこらえて髭を震わせた。
「ほらやっぱり笑う」
マンティスポは毛を逆立てた
「笑ってないよ」
ウルフストームは後ろ足で立ち上がると太いをでバランスをとり、両前脚で架空の敵をひっかく真似をし、前足を下した
「しっぽでバランスをとるんだ」
マンティスポーの方を振り向きざま言った。
「でも僕のしっぽは、ウルフストームみたいに太くないから無理だよ」
マンティスポーが自分のほっそりしたを引き寄せた
「太さの問題じゃない。細かろうと太かろうと、尻尾はバランスをとるためについているんだ」とウルフストーム「とにかくやってみろよ」
「こう?」
マンティスポは後ろ足で立ち上がって尻尾でバランスを取りながら右足を振りかぶったが左足を振りかぶる前にバランスを崩した
「もっと練習しよう」
ウルフストームは励ました。
マンティスポーは、頷くと熱心に練習を始めた
しかし難しい技だからかなかなかうまくできなかった
「そうだな」
他にコツがなかったか、ウルフストームは指導者だったシンキングエアに教えてもらったことを思い出そうとした
シンキングエアは手取り足取り指導してくれたっけ
不意にウルフストームを後ろから飛びかかられて首筋を掴まれた
不意をつかれたウルフストームは空き地に砂埃を立てて転がった
マンティス勝ち誇ったような顔をしてウルフストームの顔を覗き込んだ
「戦士の力ってこんなもんだんだな思っていたよりずっとちょろいぜ」
「今もっと他にコツがないかを考えてたんだよ」
ウルフストームは決まり悪さを隠すために乱れた毛を舐めて整えた
「戦士は一瞬のすきないって、バジャーファンが言ってたけどおかしいな」
マンティスポーは尚もほのめかした
「技をできるようになりたいんじゃないのか?練習はしないのか?」
ウルフスターは不機嫌に立ち上がって体を振った
「マンティスポー?」
返事がない 。
マンティスポーは、キャンプの入り口のトンネルをひたと見据えている
「何見てるんだ?」
その時ぷんと血の匂いが漂ってきたウルフストームは体を強張らせた
次の瞬間、傷だらけの猫がキャンプによろよろとキャンプに駆け込んできた。一瞬誰だか分からなかったが傷だらけの猫と目が合った瞬間、ウルフストームはぎょっとした
見慣れた青い目に血の匂いに混じってかすかにする嗅ぎ慣れた匂いその猫はスノーシェイドだった
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投稿 by आकाश प्रकाश Mon Nov 01, 2021 9:09 pm

第4章

「スノーシェイド!」
ウルフストームは叫びスノーシェイドに駆け寄った
スノージェイドは苦しげに顔を歪め地面に倒れ込んだ
「起きてくれスノーシェイド」
ウルフストームはスノーシェードの体を揺すってぞっとした
スノージェイドの前足はずたずたになり骨が皮膚を突き破っていた。体中の深い傷から血が溢れている。どうしてこんなことに?
ウルフストー厶の頭には、スノーシェイドを失ってしまうかもしれないという恐怖がよぎって息苦しくなった
「シャイニングムーンを呼んでこい」
目を見開き立ちすくんでいるマンティスポーに向かってウルフストームは鋭く命じた
マンティスポーは看護部屋に吹っ飛んでいった。
その頃にはキャンプに残っていたものたちが何事かと集まってきた
「スノーシェイド、看護部屋に行こう。立てるかい?」
ウルフストームはスノーシェイドに聞いた。
スノーシェイドは意識が朦朧とするなか、かすかに頷き立ち上がろうとした。急いでウルフストームは片側から支えた
シーラスストライプが来てさっともう片側からスノーシェイドを支えた
スノーシェイドは、半ばに運ばれるようにしてなんとか看護部屋にたどり着いた。
看護部屋ではシャイニングムーンが薬草を用意していた。「ここに寝かせて」シャイニングムーン顔をあげると、苔の敷いた柔らかい寝床を尻尾でさした
スノーシェイドは倒れこむようにして、その寝床に横になった
シャイニングムーンは蜘蛛の巣をスノーシェイドの一番深い傷に詰め込み始めた
「どうして...スノーシェイドはどうしてこんなことになってしまったの?」
シャイニングムーンが手当てをしながら悲痛な声でつぶやいた
「助かるよな?」
シーラスストライプが聞いた
「それはスター族に委ねるしかないわ」
ウルフストームは、スノーシェイドの傷に蜘蛛の巣を押し当てようとしてはっとした。スノーシェイドのかぎ爪に毛の束が挟まっていたのだ。
ウルフストームは意識のないスノーシェイドのかぎ爪から、その毛の束を外した。
毛はゴワゴワしていて黒っぽい茶色だった。
猫のものではない。
ウルフストームはその毛の束の匂いを嗅いだ。このにおいはアナグマだ。スノーシェイドはアナグマにやられたのだでもなぜ?アナグマなんて随分前からこの森に姿を現していない上、アナグマのにおいを感知したパトロール隊はいない
「どうしたウルフストーム?」凍りついているウルフストームを見てシーラスストライプが聞いた。
「スノーシェイドを襲った相手は多分アナグマです」
ウルフストームは毛の束をシーラスストライプに見せた。シーラスストライプはその毛の束の匂いを嗅ぎ頷いた「間違いないアナグマだ」
「アナグマなの?スノーシェイドを傷つけたのは」
シャイニングムーンが聞いた
「ああ、おそらく」
シーラスストライプが言った。
「蜘蛛の巣が底をついてしまう。マンティスポーとって来てくれる?」
シャイニングムーンがマンティスポーに言った。
「分かりました。」
何をすれば良いかわかりホッとした様子で部屋を出ようとした。しかし、「待て」シーラスストライプが呼び止めた。「俺も行くアナグマがうろついているかもしれないんだ。お前一人で行かせるわけにはいかない。」
「それがいいわ。でもくれぐれも気をつけて」
シャイニングムーンが言った。
「わかってるよ。」
シーラス ストライプは尻尾をひとふりし、マンティスポーを連れて看護部屋を出ていった。
ウルフストームはまだ手当の手伝いに戻ろうとしたその時誰かがキャンプに慌てて駆け込んでくる音がした。
嫌な予感がしてウルフストームは看護部屋を飛び出したトンネルの前には脇腹を波立たせ苦しげに息をしているフローズンスカイが立っていた
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投稿 by आकाश प्रकाश Sun Dec 05, 2021 8:47 am

登場猫part1

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投稿 by आकाश प्रकाश Sun Dec 05, 2021 9:01 am

第5章

「ク、クウェイルポーが...クウェイルポーが森で倒れてるんです。息をしてなくて...」フローズンスカイがあたりを見回した。「シャイニングムーンはどこ?」
ウルフストームはもう何から先に話せば良いか分からなかった。
「アナグマにやられたのか?」
はじめに口を開いたのは、シーラスストライプだった。
「あたりにはアナグマの匂いに満ち溢れていて、そこにずたずたになった、クウェイルポーが倒れていました。」
フローズンスカイはその光景を思い出したのか震えながら言った。
「向こうには誰かいるのか?」
灰色と白の縞柄の戦士は聞いた。
「はい。スペースドリームとシンキングエアがいます。」
フローズンスカイが答えた。
「危険だから連れ戻そう。」シーラスストライプは、マンティスポーを呼んだ。「ウルフストーム、お前も来い。」「待って!シーラスストライプ、そうするとキャンプを守る戦士がダークストリームだけになるじゃないの」
母猫のロータスリーフが心配そうな声をあげた。
ダークストリームがロータスリーフのもとへ行って宥める。
「そうだな。ロータスリーフ。しかし...」
シーラストライプはどうすべきか迷い顔をしかめた。
すると、イバラのトンネルが揺れ、ヴィーゼルスターが戻ってきた。
「族長、どこに行かれたかと思っていましたよ。」
シーラストライプが言った。
「何事だ?俺がいない間に何があった?」
ヴィーゼルスターは、キャンプを見回した 。
シーラスストライプが今までにあったことを話し始めた。スノーシェイドが助かるか分からないという話も、クウェイルポーが死んだことを話しても、ヴィーゼルスターは、あまり悲しみを顔に出さないのが妙だった。
しかし、話を聞くヴィーゼルスターの目は怒りに燃えていた。話を聞き終わると、ヴィーゼルスターは顎を上げ、指示を出し始めた。
「シーラスストライプ、フローズンスカイに案内してもらってクウェイルポーが襲われたところへ行ってこい」
ヴィーゼルスターはシーラスストライプの方を向いて言った。「あとの者は、キャンプを守る。」
「向こうにはまだ、アナグマがいるかもしれないのに、2頭で森に出かけるのは危険じゃないかしら。」
最年長の戦士であるダークストライプが呟いた。
「キャンプには子猫もいるのだぞ。」
その声が聞こえたらしく、ヴィーゼルスターがうなって保育部屋の方を見やった。「戦士なのだから十分に気をつけていけば大丈夫だろうヴィーゼルスターは、シーラスストライプと、フローズンスカイの方は向きいくようにと頷きかけた。「ウルフストームキャンプの見張りに立て。」
シーラスストライプとフローズンスカイが出て行くと、ヴィーゼルスターは、ウルフストームに言った。
「わかりました。」
ウルフストームは、キャンプの入り口のトンネルの前に座った。
「戦士の数が少ない。念のため子猫たちは俺の部屋に避難させておいた方が良いだろう」
ヴィーゼルスターが引き続きてきぱきと指示を出している声が、見張りをしているウルフストームの耳にも届く。
「長老たちにも俺の部屋に避難してもらおう。ダークストリーム手伝ってやれ、俺はスノーシェイドの様子を見てくる。」
ウルスストームはこんな自体にも慌てることなく的確な指示を出すヴィーゼルスターのことを尊敬せずにはいられなかった。
しかし、やはりヴィーゼルスターがスノーシェイドが助かるかわからないということも、クウェイルポーが亡くなったということを聞いても、悲しみを顔に表さなかったことが心に引っかかっていた。普通、部族仲間の不幸は悲しむものだろう。
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投稿 by シャイニングムーン Sun Dec 05, 2021 10:15 am

オッハァヨッウゴッザーッイマッスル!(謎の挨拶)
シャイニングムーンだ!
シャイニングムーン出てきた!
(((o(*゚▽゚*)o)))
猫違いなのは知ってるけど同じ名前ってだけで嬉しいぜ!
いつか私を登場させなs(上から目線やめろ押し付けるな)
いやースターリングクイーンはいいよぉ〜?(やめろ押し付けるな嫌われるぞ)
はっ!嫌われるのかっ!?(やっと気が付いたかほら謝っとけ)
さっよなーら!(逃げた!?)
バタンっ(ドアが勢いよく閉まる音)

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投稿 by आकाश प्रकाश Tue Dec 28, 2021 9:10 pm

第6章

「自分で獲物を捕まえられる年齢のものは全員ハイレッジの下に集まれ。一族の集会を始めるぞ。」
ハイレンジの上にいるヴィーゼルスターが召集をかけた。
ウルフストームは、まだ、ショックで震えているフローズンスカイをつついて立たせ、ハイレッジのすぐ下に座っているシーラスストライプとレッドヴォルケイノーの隣に2匹で座った。
夕日がキャンプに差し込みヴィーゼルスターの姿を真っ赤に照らす。
ヴィーゼルスターは全員が集まったことを確認すると、今朝からの出来事を話し始めた。
「アナグマをこのまま、我が部族の縄張りをうろつかれるのは危険だ。アナグマは誰もいない二本足の家の近くの森に少なくとも5頭住み着いている。おそらくアナグマの一家だろう」そこで一旦言葉を切り全員を見回す。「われわれは直ちにアナグマを攻撃し周りから追い払う!」
バジャーファングは復讐に燃えた唸り声をあげ、レッドヴォルケイノーとリッジライムはアナグマの毛皮にかぎ爪を立てているところを想像しているのか、地面にかぎ爪を突き立てている。
「第一部隊は俺が率いてアナグマどもを攻撃し、住み着いている場所から追い払う。第二部隊はアナグマを追い払う先で待機して加勢する。」
ヴィーゼルスターはハイレッジから飛び降りた。
「俺が率いる第一部隊は、ダークストリーム、シーラスストライプ、レッドヴォルケイノー、ウルフストーム、フローズンスカイを連れて行く。第二部隊はバジャーファングが率いろ。
」バジャーファンがうなずいた。「
デューファーンとリッジライムを連れて行くといい。」
「サンペルト、キャンプを任せた。」
「了解です。族長!」
サンペルトが返事をした。
第一部隊、第二部隊とれぞれかたまりヴィーゼルスターとバジャーファングを先頭に戦いに行く者たちはキャンプを出た。そして、誰も住んでいない2本足の家を少し通り過ぎたところでヴィーゼルスターが立ち止まった。
「バジャーファング、この辺りで待機しろ。俺たちはアナグマを住み着いているところから追い出し、このあたりまで追いかける。」
バジャーファングは頷いた。「了解だ。」
ヴィーゼルスターはサッとしっぽを振るとアナグマが住み着いているという場所に向けて歩き始めた。
だんだんとアナグマのにおいが濃くなっていく。
不意に先頭のヴィーゼルスターが立ち止まり鼻を高くもたげた。前の茂みがかすかに揺れた。
ヴィーゼルスターは振り向き第一部隊一人ひとりと目を合わせると雄叫びを上げて目の前の茂みを突っ切った。
ウルフストーム、フローズンスカイ、ダークストリーム、シーラスストライプ、レッドヴォルケイノーもあとに続く。アナグマは6頭いた。2匹で固まっているところにヴィーゼルスターとレッドヴォルケイノーが襲いかかり、助けに向かおうとする一頭のアナグマの前にシーラスストライプが立ちはだかる。あとの3頭はウルフストームとフローズンスカイの方に襲いかかってきた。
「気をつけろフローズンスカイ!」
ウルフストームは妹に叫び、手前のアナグマの頬を殴った。
フローズンスカイはもう一頭の耳に傷があるアナグマの攻撃をかわしたがバランスを崩した。アナグマが勝ち誇った唸り声をあげ、フローズンスカイに襲いかかる。ウルフストームは助けに向かおうと飛んだが、横から突進してきたアナグマに突き飛ばされ猫5匹分ほど吹っ飛んで木に叩きつけられた。「お兄ちゃん!」フローズンスカイの悲痛な叫び声がかすかに聞こえた。起き上がろうとするが体が思うように動かない。ウルフストームはアナグマが巨大な前足を自分に向けて振りかぶろうとするところを見て、なすすべもなく目を閉じた。


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投稿 by आकाश प्रकाश Tue Dec 28, 2021 9:11 pm

第6章、Twitterにはもうとっくにあげてるけど、BBSにも更新するのを忘れてた
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投稿 by आकाश प्रकाश Mon Jan 03, 2022 8:51 pm

第7章

突然目の前でアナグマが呻き声あげた。ウルフストームが恐る恐る目を開けると、ダークストリームがウルフストームを攻撃しようとしたアナグマ激しいパンチを浴びせていた。ウルフストームは慌てて立ち上がり、ダークストリームに加勢した。更にフローズンスカイも足を引きずりながらも木の影から出てきて加勢した。
3頭を相手に勝ち目がないと思ったのだろう。アナグマは悔しげに吠え、くるりと向きを変えると逃げ出した。
ちょうどその時、レッドヴォルケイノーとも2頭のアナグマを追って行くところだった。ウルフストーム達が追っているアナグマはその3頭のアナグマの中に逃げ込んだ。
「バジャーファング達が待機しているところまで追うぞ」
レッドヴォルケイノーが振り返り言った。
「レッドヴォルケイノーと私で追うから、ウルフストームとフローズンスカイはヴィーゼルスターたちに加勢して。2頭のアナグマ相手に戦っているはずだから。」
ダークストリームが走りながら言った。
「分かりました。」
ウルフストームは足を止め、フローズンスカイに頷きかけると、先程の空き地に戻った。空き地にいるのは一頭のアナグマだけだった。
「シーラスストライプが...!」
フローズンスカイが叫び、そのアナグマに飛びかかった。
よく見るとアナグマの体の下に灰色と白のふさふさした尾が見えていた。ウルフストームは力任せにアナグマの足に噛みつきシーラスストライプの上から退かした。アナグマは怒ってウルフストームの肩を殴りつけた。
しかしアナグマは痛みでぼーっとしているウルフストームをそれ以上攻撃せず、突然猫達に興味をなくしたかのように空き地から出ていった。
ウルフストームはよろよろとシーラスストライプに近づいた。シーラスストライプの体の下の土は真っ赤な血で染まっていた。ウルフストームは急いで空き地の端の大木にはえているコケを取ってくるとシーラスストライプにの傷口の押し付けた。それでも出血は止まらなかった。
「フローズンスカイ、シャイニングム」ウルフストームは顔をあげフローズンスカイに言いかけたが、フローズンスカイはウルフストームが、言い終わらないうちにうなずき空き地からキャンプに、飛ぶように出ていった。
もう一度シーラスストライプに目を戻すと、灰色と白の縞の戦士は身動きし、立ち上がろうとした。
「無理をなさらないでください。もうすぐシャイニングムーンが来ますから。」
ウルフストームは慌てて言った。
「他のみんなはどうした?」
シーラスストライプが顔をあげた。
「レッドヴォルケイノーとダークストリームはアナグマをバジャーファング達の方に追っていきました。」
ウルフストームは答えた。「ヴィーゼルスターは?」
「ヴィーゼルスターも一頭のアナグマを追っていった。」
シーラスストライプがかすれ声で言った。
ウルフストームは、アナグマが戻ってきていない事を確かめるために顔をあげ、あたりを見回した。
フローズンスカイはまだだろうか。
その時空き地を囲む茂みが揺れた。
アナグマかと思いウルフストームははっと身をこわばらせた。しかし、現れたのはアナグマではなく、フローズンスカイとシャイニングムーンだった。ウルフストームはホッとして肩の力を抜いた。
シャイニングムーンは咥えてきた薬草をシーラスストライプのそばに置いた。灰色と白の縞の戦士はシャイニングムーンが急いで手当をはじめてもかすかに身動きしただけだった。
「助かりますよね?」
ウルフストームは聞いた。
「え、ええ。彼はたくましいからきっと...」
シャイニングムーンの声は震えていた。
突然かすかに悲鳴が聞こえたような気がして、ウルフストームは、声が聞こえた方向を見た。フローズンスカイも気づいたようだ。悲鳴が聞こえた方向はバジャーファング達が待機している場所。レッドヴォルケイノーとダークストリームがアナグマを追っていった場所。ただならぬ予感がする。ウルフストームはぱっと空き地から飛び出した。




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投稿 by आकाश प्रकाश Tue Jan 04, 2022 3:25 pm

サンダー族の登場猫追加しました
追加した猫
デューファーン
レッドヴォルケイノー
スペースドリーム
ウィンドストリーム
リッジライム
आकाश प्रकाश
आकाश प्रकाश
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投稿 by आकाश प्रकाश Thu Jan 06, 2022 4:56 pm

ウォーリアーズオリジナル小説 ー不穏な影ー Polish18
ウルフストームのキャラデザ変えたので落書きがてら描きました
顔だけですが...
आकाश प्रकाश
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投稿 by 言わせてもらいます Thu Jan 06, 2022 7:22 pm

おもんな。マジでおもんない
マジで嫌いホント消えて。BBSにも絵チャにも来んな
あと絵も嫌い。マジで嫌い見たくもないからもう絵を投稿しないでほしい。というかゴミクズレベルの絵を投稿すんな
生きてる価値ないからとっとと死ね



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投稿 by Murre Thu Jan 06, 2022 8:12 pm

言わせてもらいます wrote:おもんな。マジでおもんない
マジで嫌いホント消えて。BBSにも絵チャにも来んな
あと絵も嫌い。マジで嫌い見たくもないからもう絵を投稿しないでほしい。というかゴミクズレベルの絵を投稿すんな
生きてる価値ないからとっとと死ね


え?誰っ?!スカイライトさんが傷つきますよ。BBSはそのような悪口を投稿する場所ではないと思います。
やめたほうがいいです。
(部外者がすみません)
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所在地 : 4月1日に雪降りました(本当)

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